JP2507702B2 - 回転ヘツド型再生装置 - Google Patents
回転ヘツド型再生装置Info
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- JP2507702B2 JP2507702B2 JP58179738A JP17973883A JP2507702B2 JP 2507702 B2 JP2507702 B2 JP 2507702B2 JP 58179738 A JP58179738 A JP 58179738A JP 17973883 A JP17973883 A JP 17973883A JP 2507702 B2 JP2507702 B2 JP 2507702B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本願発明は回転ヘツド型再生装置、特に所定の配列ピ
ツチを以つて形成される各記録トラツクに情報信号に重
畳した互いに異なる複数種のパイロツト信号が順次記録
されている記録媒体より、回転ヘツドによつて情報信号
の再生を行う回転ヘツド型再生装置に関するものであ
る。
ツチを以つて形成される各記録トラツクに情報信号に重
畳した互いに異なる複数種のパイロツト信号が順次記録
されている記録媒体より、回転ヘツドによつて情報信号
の再生を行う回転ヘツド型再生装置に関するものであ
る。
〈従来技術の説明〉 この種の装置としては、磁気テープ上に斜めトラツク
を順次形成しつつビデオ信号を記録し、これを再生する
磁気録画再生装置(以下VTRと称す)があるが、以下本
明細書ではこのVTRを例にとつて説明する。
を順次形成しつつビデオ信号を記録し、これを再生する
磁気録画再生装置(以下VTRと称す)があるが、以下本
明細書ではこのVTRを例にとつて説明する。
VTRに於いては近年高密度記録化に伴い、記録トラツ
クを忠実にトレースするため、再生ヘツドのトラツクず
れ(トラツキングエラー)を高精度で補正するためのト
ラツキングの方法が数多く考えられている。そのトラツ
キングの一方法として互いに周波数の異なる4種類のパ
イロツト信号をトラツク毎に順次ビデオ信号に重畳して
記録しておき、再生時当該再生トラツク及び両隣接トラ
ツクよりパイロツト信号を再生し、これらの再生パイロ
ツト信号を利用してトラツキングを行う方法がある。こ
の方法は両隣接トラツクより再生されたパイロツト信号
成分のレベルを比較することによつてトラツキングエラ
ーを得るものである。
クを忠実にトレースするため、再生ヘツドのトラツクず
れ(トラツキングエラー)を高精度で補正するためのト
ラツキングの方法が数多く考えられている。そのトラツ
キングの一方法として互いに周波数の異なる4種類のパ
イロツト信号をトラツク毎に順次ビデオ信号に重畳して
記録しておき、再生時当該再生トラツク及び両隣接トラ
ツクよりパイロツト信号を再生し、これらの再生パイロ
ツト信号を利用してトラツキングを行う方法がある。こ
の方法は両隣接トラツクより再生されたパイロツト信号
成分のレベルを比較することによつてトラツキングエラ
ーを得るものである。
他方VTRの用途の多様化に伴い記録時と異なる速度で
磁気テープを走行させ、静止画再生、スローモーシヨン
再生、高速サーチ再生等の所謂特殊再生の可能な機種も
増えつつある。ところでこの種の特殊再生を行う場合に
ノイズバーの発生を防止し、安定かつ鮮明な画像を再生
するためには、再生ヘツドが複数のトラツクを横切らず
1つのトラツクを正確にトレースする様にする必要があ
る。斯かる機能を実現するための一つの方法として、任
意のテープ走行速度に於ける再生ヘツドの走査軌跡から
テープ上の記録トラツクまでの距離に応じたパターン信
号を発生するパターン信号発生装置を設け、このパター
ン信号発生装置から得られるパターン信号により、再生
ヘツドをその回転面と直交する方向に変移させる電気−
機械変換素子(例えばバイモルフ素子)等の変移手段を
制御する方法が知られている。
磁気テープを走行させ、静止画再生、スローモーシヨン
再生、高速サーチ再生等の所謂特殊再生の可能な機種も
増えつつある。ところでこの種の特殊再生を行う場合に
ノイズバーの発生を防止し、安定かつ鮮明な画像を再生
するためには、再生ヘツドが複数のトラツクを横切らず
1つのトラツクを正確にトレースする様にする必要があ
る。斯かる機能を実現するための一つの方法として、任
意のテープ走行速度に於ける再生ヘツドの走査軌跡から
テープ上の記録トラツクまでの距離に応じたパターン信
号を発生するパターン信号発生装置を設け、このパター
ン信号発生装置から得られるパターン信号により、再生
ヘツドをその回転面と直交する方向に変移させる電気−
機械変換素子(例えばバイモルフ素子)等の変移手段を
制御する方法が知られている。
上述の如き方法によりノイズのない変速再生画を得る
場合にも当然トラツキングエラーが発生する。このトラ
ツキングエラーを補正するトラツキングの方法としては
従来、記録時に磁気テープの一端にビデオ信号の垂直同
期信号に同期したコントロール信号(CTL)を記録して
おき、これを再生時に再生することによつて相対的なト
ラツキングエラーを検出し、キヤプスタン等のテープ移
送手段や前述の変移手段を制御していた。ところがこの
様なトラツキング方法では、トラツキングに時間がかか
つてしまう。特にスローモーシヨン再生時の様にテープ
を低速で走行させる場合にはCTLの再生される時間的な
間隔が長くなつてしまい、トラツキングに要する時間が
非常に長くかかつてしまう。更にはスチル再生時に於い
てはこの方法ではトラツキングを行うことができない。
場合にも当然トラツキングエラーが発生する。このトラ
ツキングエラーを補正するトラツキングの方法としては
従来、記録時に磁気テープの一端にビデオ信号の垂直同
期信号に同期したコントロール信号(CTL)を記録して
おき、これを再生時に再生することによつて相対的なト
ラツキングエラーを検出し、キヤプスタン等のテープ移
送手段や前述の変移手段を制御していた。ところがこの
様なトラツキング方法では、トラツキングに時間がかか
つてしまう。特にスローモーシヨン再生時の様にテープ
を低速で走行させる場合にはCTLの再生される時間的な
間隔が長くなつてしまい、トラツキングに要する時間が
非常に長くかかつてしまう。更にはスチル再生時に於い
てはこの方法ではトラツキングを行うことができない。
そこで常にトラツキングエラー信号を得るために前述
した如きパイロツト信号を用いてこの変速再生時のトラ
ツキングを行うことが考えられる。しかしながら変速再
生時に於いては記録した順序で記録トラツクを1回ずつ
順次再生するのではないため、当該再生トラツクに重畳
されているパイロツト信号の周波数(種類)が判別でき
ない。従つて両隣接トラツクより得られるパイロツト信
号の周波数も分からないため、変速再生時に於いてはパ
イロツト信号を用いるトラツキングは行うことができな
かつた。
した如きパイロツト信号を用いてこの変速再生時のトラ
ツキングを行うことが考えられる。しかしながら変速再
生時に於いては記録した順序で記録トラツクを1回ずつ
順次再生するのではないため、当該再生トラツクに重畳
されているパイロツト信号の周波数(種類)が判別でき
ない。従つて両隣接トラツクより得られるパイロツト信
号の周波数も分からないため、変速再生時に於いてはパ
イロツト信号を用いるトラツキングは行うことができな
かつた。
〈発明の目的〉 本願発明は上述の如き欠点に鑑みてなされたものであ
つて、所定のトラックピッチで記録媒体上に形成され、
情報信号に重畳した互いに異なる複数種のパイロット信
号が記録されている記録トラックを、回転ヘッドによっ
てトレースすることにより前記情報信号を再生する際
に、回転ヘツドがトレースしている当該記録トラツクに
重畳されているパイロツト信号の種類を判別することの
できる回転ヘツド型再生装置を提供することを目的とす
る。
つて、所定のトラックピッチで記録媒体上に形成され、
情報信号に重畳した互いに異なる複数種のパイロット信
号が記録されている記録トラックを、回転ヘッドによっ
てトレースすることにより前記情報信号を再生する際
に、回転ヘツドがトレースしている当該記録トラツクに
重畳されているパイロツト信号の種類を判別することの
できる回転ヘツド型再生装置を提供することを目的とす
る。
〈実施例の説明〉 以下、本願発明を実施例を参照して詳細に説明する。
第1図は本願発明の一実施例としてのVTRの概略構成
を示す図である。第1図に於いて、1は記録媒体として
の磁気テープ、2A及び2Bは変速再生用磁気ヘツド、3A及
び3Bは記録及び通常再生(記録時と同じテープ速度にお
ける再生)用磁気ヘツドである。ヘツド3Aとヘツド3Bと
は回転位相が180°異なり互いに異なるアジマス角を有
している。またヘツド2Aとヘツド2Bについては回転位相
が180°異なつており、同一のアジマス角を有してい
る。ヘツド2A及びヘツド2Bのアジマス角はヘツド3Aまた
はヘツド3Bと同一に設定されている。
を示す図である。第1図に於いて、1は記録媒体として
の磁気テープ、2A及び2Bは変速再生用磁気ヘツド、3A及
び3Bは記録及び通常再生(記録時と同じテープ速度にお
ける再生)用磁気ヘツドである。ヘツド3Aとヘツド3Bと
は回転位相が180°異なり互いに異なるアジマス角を有
している。またヘツド2Aとヘツド2Bについては回転位相
が180°異なつており、同一のアジマス角を有してい
る。ヘツド2A及びヘツド2Bのアジマス角はヘツド3Aまた
はヘツド3Bと同一に設定されている。
4A,4Bは夫々ヘツド2A、ヘツド2Bがその自由端に取付
けられた変移手段としてのバイモルフ素子、5はバイモ
ルフ4A及び4Bの固定端、更にはヘツド3A及び3Bが取付け
られている回転部材である。回転部材5はヘツド回転モ
ータ6により図中矢印7に示す如く回転させられる。
尚、図では簡略しているが、周知の如くヘツド2A,2B,3A
及び3Bは一対のテープ案内ドラム間のスリツトから突出
した状態で回転させられるものであり、またこの一対の
ドラムに対してテープ1は180°以上の角範囲に亘つて
斜めに巻き付けられているものである。
けられた変移手段としてのバイモルフ素子、5はバイモ
ルフ4A及び4Bの固定端、更にはヘツド3A及び3Bが取付け
られている回転部材である。回転部材5はヘツド回転モ
ータ6により図中矢印7に示す如く回転させられる。
尚、図では簡略しているが、周知の如くヘツド2A,2B,3A
及び3Bは一対のテープ案内ドラム間のスリツトから突出
した状態で回転させられるものであり、またこの一対の
ドラムに対してテープ1は180°以上の角範囲に亘つて
斜めに巻き付けられているものである。
8は回転部材5の回転位相を検出するための回転位相
検出器であつて、回転部材5の回転に同期した30Hzの矩
形波信号(以下30PG)を出力する。9はビデオ信号の入
力端子であつて、入力されたビデオ信号は録再信号処理
回路10にて記録に適した信号形態にされると共に後述す
るトラツキング制御回路11より得られる4種の周波数を
有するパイロツト信号と重畳され、ヘツド3A,3Bに供給
される。また21はビデオ信号の出力端子であつて、ヘツ
ド2A,2Bまたはヘツド3A,3Bにより再生されたビデオ信号
が録再信号処理回路10で元の信号形態に戻され出力され
るものである。12はヘツドモータ制御回路であつて前述
した30PGに基づきヘツド2A,2Bまたはヘツド3A,3Bを所定
の回転数(毎秒60回転)且つ所定の位相で回転させる様
にヘツドモータ6をヘツドモータ駆動回路13を通じて制
御する。この制御には記録時に於いては端子9より入力
ビデオ信号より録再信号処理回路10中で分離された垂直
同期信号も用いられる。
検出器であつて、回転部材5の回転に同期した30Hzの矩
形波信号(以下30PG)を出力する。9はビデオ信号の入
力端子であつて、入力されたビデオ信号は録再信号処理
回路10にて記録に適した信号形態にされると共に後述す
るトラツキング制御回路11より得られる4種の周波数を
有するパイロツト信号と重畳され、ヘツド3A,3Bに供給
される。また21はビデオ信号の出力端子であつて、ヘツ
ド2A,2Bまたはヘツド3A,3Bにより再生されたビデオ信号
が録再信号処理回路10で元の信号形態に戻され出力され
るものである。12はヘツドモータ制御回路であつて前述
した30PGに基づきヘツド2A,2Bまたはヘツド3A,3Bを所定
の回転数(毎秒60回転)且つ所定の位相で回転させる様
にヘツドモータ6をヘツドモータ駆動回路13を通じて制
御する。この制御には記録時に於いては端子9より入力
ビデオ信号より録再信号処理回路10中で分離された垂直
同期信号も用いられる。
41は不図示のピンチローラと共働してテープ1を矢印
15に示す如くその長手方向へ移送するためのキヤプスタ
ン、16はキヤプスタン10を回転させるためのキヤプスタ
ンモータ、17はキヤプスタン14の回転に対応した周波数
信号(以下FGと称す)を発生するFG発生器、18はFGに基
づきキヤプスタン14を所定位相及び所定回転数で回転さ
せる様にキヤプスタンモータ16をキヤプスタンモータ駆
動回路19を通じて制御するキヤプスタンモータ制御回路
である。20はモードセレクタであり、例えば操作スイツ
チ等を含んでいる。モードセレクタ20によつて指定され
たモードに応じてキヤプスタンモータ制御回路18及びト
ラツキング制御回路11は夫々キヤプスタン14及びバイモ
ルフ素子4A,4Bを制御する。
15に示す如くその長手方向へ移送するためのキヤプスタ
ン、16はキヤプスタン10を回転させるためのキヤプスタ
ンモータ、17はキヤプスタン14の回転に対応した周波数
信号(以下FGと称す)を発生するFG発生器、18はFGに基
づきキヤプスタン14を所定位相及び所定回転数で回転さ
せる様にキヤプスタンモータ16をキヤプスタンモータ駆
動回路19を通じて制御するキヤプスタンモータ制御回路
である。20はモードセレクタであり、例えば操作スイツ
チ等を含んでいる。モードセレクタ20によつて指定され
たモードに応じてキヤプスタンモータ制御回路18及びト
ラツキング制御回路11は夫々キヤプスタン14及びバイモ
ルフ素子4A,4Bを制御する。
第2図は第1図に示すトラツキング制御回路11の具体
的な構成を示す図である。第2図に於いて31は回転位相
検出器8からの30PGが入力される端子であり、簡単のた
めこの30PGの立下り及び立上りはヘツド2A,2Bのヘツド
切換タイミングと一致するものとする。32,33はインバ
ータであり、これらによつて30PGの位相が若干遅れる。
34は排他的論理和回路(EXOR)であり、30PGとインバー
タ33との排他的論理和をとることにより30PGの立上り及
び立下り時に短いパルスを発生する。35,36も夫々イン
バータであり、同じ様にEXOR34の出力の位相が若干遅れ
てインバータ36より出力される。
的な構成を示す図である。第2図に於いて31は回転位相
検出器8からの30PGが入力される端子であり、簡単のた
めこの30PGの立下り及び立上りはヘツド2A,2Bのヘツド
切換タイミングと一致するものとする。32,33はインバ
ータであり、これらによつて30PGの位相が若干遅れる。
34は排他的論理和回路(EXOR)であり、30PGとインバー
タ33との排他的論理和をとることにより30PGの立上り及
び立下り時に短いパルスを発生する。35,36も夫々イン
バータであり、同じ様にEXOR34の出力の位相が若干遅れ
てインバータ36より出力される。
37はFG発生器17よりのFGがパルス信号として入力され
る端子、38はモードセレクタ20にて変速再生の開始命令
がなされてから実際に再生が開始されるまでの間パルス
信号が入力される端子、39はS−Rフリツプフロツプ、
40はFGパルスをカウントし、フリツプフロツプ39の出
力でリセツトされるカウンタ、41はカウンタ40のオーバ
ーフロー信号をカウントしインバータ36の出力でリセツ
トされるカウンタである。今、記録媒体を2トラツクピ
ツチ(TP)分移送させる時発生するFGパルスの数を16と
し、カウンタ40,41は夫々4ビツト構成としている。42
はカウンタ40,41の出力データをデイジタル−アナログ
変換(D/A変換)するD/A変換器である。
る端子、38はモードセレクタ20にて変速再生の開始命令
がなされてから実際に再生が開始されるまでの間パルス
信号が入力される端子、39はS−Rフリツプフロツプ、
40はFGパルスをカウントし、フリツプフロツプ39の出
力でリセツトされるカウンタ、41はカウンタ40のオーバ
ーフロー信号をカウントしインバータ36の出力でリセツ
トされるカウンタである。今、記録媒体を2トラツクピ
ツチ(TP)分移送させる時発生するFGパルスの数を16と
し、カウンタ40,41は夫々4ビツト構成としている。42
はカウンタ40,41の出力データをデイジタル−アナログ
変換(D/A変換)するD/A変換器である。
一方43は、発振器、44は1/n分周器であり、分周器44
は1/60秒に8個のパルスを発生する如く構成されてい
る。45は分周器44の出力パルスをカウントし、インバー
タ36の出力でリセツトされるカウンタ、46はカウンタ45
の出力データをD/A変換するD/A変換器である。47はD/A
変換器42の出力とD/A変換器46の出力とを加算する加算
器、48はD/A変換器46の出力からD/A変換器42の出力を減
算する減算器であり、加算器47または減算器48の出力が
変速再生時に於けるバイモルフ駆動用のパターン信号と
なる。49は加算器47または減算器48の出力をパターン信
号として選択するためのスイツチであり、該スイツチは
モードセレクタ20より端子50を介して得られる、正転
(記録時と同方向にテープを移送させる)時ローレベ
ル、逆転(記録時とは逆方向にテープを移送させる)時
ハイレベルの信号によつて制御され、正転時はL側端子
に、逆転時はH側端子に接続される。
は1/60秒に8個のパルスを発生する如く構成されてい
る。45は分周器44の出力パルスをカウントし、インバー
タ36の出力でリセツトされるカウンタ、46はカウンタ45
の出力データをD/A変換するD/A変換器である。47はD/A
変換器42の出力とD/A変換器46の出力とを加算する加算
器、48はD/A変換器46の出力からD/A変換器42の出力を減
算する減算器であり、加算器47または減算器48の出力が
変速再生時に於けるバイモルフ駆動用のパターン信号と
なる。49は加算器47または減算器48の出力をパターン信
号として選択するためのスイツチであり、該スイツチは
モードセレクタ20より端子50を介して得られる、正転
(記録時と同方向にテープを移送させる)時ローレベ
ル、逆転(記録時とは逆方向にテープを移送させる)時
ハイレベルの信号によつて制御され、正転時はL側端子
に、逆転時はH側端子に接続される。
ここでこのバイモルフ駆動用のパターン信号の形成に
ついて説明する。以下、一例としてテープを記録時と同
方向に1.5倍の速度で移送させ再生する場合について説
明する。第3図(a)〜(e)は1.5倍速再生時に於け
る第2図(a)〜(e)各部の波形を示すタイミングチ
ヤート、第4図は1.5倍速再生時のテープ上の記録トラ
ツクの中心軌跡に対するヘツド2A及び2Bの走査の中心軌
跡の関係を示す図である。
ついて説明する。以下、一例としてテープを記録時と同
方向に1.5倍の速度で移送させ再生する場合について説
明する。第3図(a)〜(e)は1.5倍速再生時に於け
る第2図(a)〜(e)各部の波形を示すタイミングチ
ヤート、第4図は1.5倍速再生時のテープ上の記録トラ
ツクの中心軌跡に対するヘツド2A及び2Bの走査の中心軌
跡の関係を示す図である。
先ず、装置に電源が投入され、モードセレクタ20によ
り1.5倍速再生が命令されると、端子38よりパルス信号
が入力されフリツプフロツプ39はリセツト状態に維持さ
れる様になる。次いでヘツドモータ6によりヘツド2A及
び2Bの回転が開始され、これに伴つて回転位相検出器8
より第3図(a)に示す如き30PGが端子31より入力され
る。インバータ36はこの30PGの立下り及び立上りにほぼ
同期して第3図(b)に示す如きタイミングパルスを出
力する。ここで端子38よりのパルス信号の入力が停止さ
れると、この直後のタイミングパルス(b)によりフリ
ツプフロツプ39がセツトされ出力はローレベルとな
る。これによつて下位カウンタ40は端子37より入力され
るFGパルスをカウントし始め、装置は1.5倍速再生を開
始する。この時のヘツドの突入位置は決まらないが、こ
れは後述するATF信号(トラツキング用信号)でキヤプ
スタンモータ16を制御することにより補正されるもので
ある。以下、この補正後の安定状態時について説明す
る。
り1.5倍速再生が命令されると、端子38よりパルス信号
が入力されフリツプフロツプ39はリセツト状態に維持さ
れる様になる。次いでヘツドモータ6によりヘツド2A及
び2Bの回転が開始され、これに伴つて回転位相検出器8
より第3図(a)に示す如き30PGが端子31より入力され
る。インバータ36はこの30PGの立下り及び立上りにほぼ
同期して第3図(b)に示す如きタイミングパルスを出
力する。ここで端子38よりのパルス信号の入力が停止さ
れると、この直後のタイミングパルス(b)によりフリ
ツプフロツプ39がセツトされ出力はローレベルとな
る。これによつて下位カウンタ40は端子37より入力され
るFGパルスをカウントし始め、装置は1.5倍速再生を開
始する。この時のヘツドの突入位置は決まらないが、こ
れは後述するATF信号(トラツキング用信号)でキヤプ
スタンモータ16を制御することにより補正されるもので
ある。以下、この補正後の安定状態時について説明す
る。
下位カウンタ40はFGパルスを2TP分(16個)受けた時
点でオーバーフロー信号を出力すると共に自己リセツト
乃至帰零する。従つてこの下位カウンタ40の出力はD/A
変換すれば第3図(c)に示す如くなる。また、この
時、該下位カウンタ40からのオーバーフロー信号をカウ
ントする上位カウンタ41の出力は第3図(d)に示す如
くなる。従つてこれらカウンタ40,41の合成カウント出
力であるD/A変換器42の出力は第3図(e)に示す如く
なる。第3図(e)に示す信号はテープの移送速度に関
連する傾きを持つている。
点でオーバーフロー信号を出力すると共に自己リセツト
乃至帰零する。従つてこの下位カウンタ40の出力はD/A
変換すれば第3図(c)に示す如くなる。また、この
時、該下位カウンタ40からのオーバーフロー信号をカウ
ントする上位カウンタ41の出力は第3図(d)に示す如
くなる。従つてこれらカウンタ40,41の合成カウント出
力であるD/A変換器42の出力は第3図(e)に示す如く
なる。第3図(e)に示す信号はテープの移送速度に関
連する傾きを持つている。
一方発進器43の出力は分周器44にて1/n分周され、1/6
0秒間に8パルス、即ち480Hzのパルス信号とされ、カウ
ンタ45でカウントされる。カウンタ45もインバータ36の
出力であるタイミングパルス(b)でリセツトされるの
であるが、各タイミングパルス間の間隔は1/60秒間であ
るため、8パルス(1TP分)カウントする毎にカウンタ4
5がリセツトされることになる。従つてD/A変換器46の出
力は第3図(f)に示す如き波形となる。
0秒間に8パルス、即ち480Hzのパルス信号とされ、カウ
ンタ45でカウントされる。カウンタ45もインバータ36の
出力であるタイミングパルス(b)でリセツトされるの
であるが、各タイミングパルス間の間隔は1/60秒間であ
るため、8パルス(1TP分)カウントする毎にカウンタ4
5がリセツトされることになる。従つてD/A変換器46の出
力は第3図(f)に示す如き波形となる。
これらD/A変換器42及びD/A変換器46の出力は夫々、加
算器47及び減算器48に供給され、スイツチ49にていずれ
か一方が選択される。今、1.5倍速再生時は正転のため
端子50に入力される信号はローレベルであり、スイツチ
49はL側端子に接続されるため(g)点に示す部分の波
形は第3図(g)に示す如くなる。
算器47及び減算器48に供給され、スイツチ49にていずれ
か一方が選択される。今、1.5倍速再生時は正転のため
端子50に入力される信号はローレベルであり、スイツチ
49はL側端子に接続されるため(g)点に示す部分の波
形は第3図(g)に示す如くなる。
ここで、1.5倍速再生時にはテープ1上の記録トラツ
クに対するヘツド2A及び2Bのトレースの中心軌跡は第4
図に示す如くになる。図中A1,A2,A3…はヘツド2Aの中
止軌跡を、B1,B2,B3…はヘツド2Bの中心軌跡を、また
a1,a2,a3…はヘツド3Aで記録されたトラツクの中心軌
跡を示す。(但しヘツド3Aはヘツド2A及びヘツド2Bと同
一のアジマス角を有するものとする。)同図より明らか
な如く第1フイールドに於いては軌跡A1を軌跡a1に合わ
せるためにヘツド2Aに対して第1フイールドの走査内で
0から+0.5TP分までの変移を連続的に与える必要があ
り、第2フイールドでは軌跡B1を同じく軌跡a1に合わせ
るためにヘツド2Bに対して第2フイールドの走査内に於
いて+1TP分から+2TP分までの変移を連続的に与える必
要があり、第3フイールドでは軌跡A2を次の軌跡a2に合
わせるためにヘツド2Aに対し第3フイールドの走査内で
+1TP分から+1.5TP分までの変移を連続的に与える必要
があり、第4フイールドでは軌跡B2を更に次の軌跡a3に
合わせるためにヘツド2Bに対し第4フイールドの走査内
で+0.5TP分から+1TP分までの変移を連続的に与える必
要があり、以下これを4フイールド周期で繰り返すこと
になる訳であるが、斯かるヘツド2A及び2Bの必要な変移
に対し第3図(g)に示すパターン信号はこれを満足す
るものであることが解る。
クに対するヘツド2A及び2Bのトレースの中心軌跡は第4
図に示す如くになる。図中A1,A2,A3…はヘツド2Aの中
止軌跡を、B1,B2,B3…はヘツド2Bの中心軌跡を、また
a1,a2,a3…はヘツド3Aで記録されたトラツクの中心軌
跡を示す。(但しヘツド3Aはヘツド2A及びヘツド2Bと同
一のアジマス角を有するものとする。)同図より明らか
な如く第1フイールドに於いては軌跡A1を軌跡a1に合わ
せるためにヘツド2Aに対して第1フイールドの走査内で
0から+0.5TP分までの変移を連続的に与える必要があ
り、第2フイールドでは軌跡B1を同じく軌跡a1に合わせ
るためにヘツド2Bに対して第2フイールドの走査内に於
いて+1TP分から+2TP分までの変移を連続的に与える必
要があり、第3フイールドでは軌跡A2を次の軌跡a2に合
わせるためにヘツド2Aに対し第3フイールドの走査内で
+1TP分から+1.5TP分までの変移を連続的に与える必要
があり、第4フイールドでは軌跡B2を更に次の軌跡a3に
合わせるためにヘツド2Bに対し第4フイールドの走査内
で+0.5TP分から+1TP分までの変移を連続的に与える必
要があり、以下これを4フイールド周期で繰り返すこと
になる訳であるが、斯かるヘツド2A及び2Bの必要な変移
に対し第3図(g)に示すパターン信号はこれを満足す
るものであることが解る。
以上は1.5倍速再生時を例にとつて説明したものであ
るが、1.5倍速に限らず任意の再生スピードに於いてそ
れに見合つたヘツド2A及びヘツド2Bの制御のためのパタ
ーン信号が上記の加算器47もしくは減算器48より得られ
る。尚第3図(g)に示す如くこの出力には小さな段差
が多数存在するがこれらは後述の如く低域通過フイルタ
(LPF)によつて除去されるものである。
るが、1.5倍速に限らず任意の再生スピードに於いてそ
れに見合つたヘツド2A及びヘツド2Bの制御のためのパタ
ーン信号が上記の加算器47もしくは減算器48より得られ
る。尚第3図(g)に示す如くこの出力には小さな段差
が多数存在するがこれらは後述の如く低域通過フイルタ
(LPF)によつて除去されるものである。
次に第2図の残りの部分について説明する。51はDフ
リツプフロツプであり、前述の上位カウンタ41の最下位
ビツトの情報をD入力とし、クロツク入力としてはEXOR
34の出力パルスを、リセツト入力としてはインバータ36
の出力パルスを利用したものである。従つてD入力とし
ては0または1のいずれかであり、タイミングパルス毎
に上位カウンタ41がリセツトされる直前の最下位データ
がパルス信号となりQ出力としてパイロツト信号発生回
路52に供給されることになる。53はモードセレクタ20よ
り変速再生時にのみハイレベルとなる信号が供給される
端子である。
リツプフロツプであり、前述の上位カウンタ41の最下位
ビツトの情報をD入力とし、クロツク入力としてはEXOR
34の出力パルスを、リセツト入力としてはインバータ36
の出力パルスを利用したものである。従つてD入力とし
ては0または1のいずれかであり、タイミングパルス毎
に上位カウンタ41がリセツトされる直前の最下位データ
がパルス信号となりQ出力としてパイロツト信号発生回
路52に供給されることになる。53はモードセレクタ20よ
り変速再生時にのみハイレベルとなる信号が供給される
端子である。
パイロツト信号発生回路52はDフリツプフロツプのQ
出力をもとに、現在回転ヘツド2Aまたは2Bがトレースし
ている記録トラツクに重畳されているパイロツト信号の
種類が4種類のパイロツト信号のうちいずれであるかを
判別し、それと同種のパイロツト信号をオートトラツキ
ング信号形成回路(ATF回路)54に供給する。
出力をもとに、現在回転ヘツド2Aまたは2Bがトレースし
ている記録トラツクに重畳されているパイロツト信号の
種類が4種類のパイロツト信号のうちいずれであるかを
判別し、それと同種のパイロツト信号をオートトラツキ
ング信号形成回路(ATF回路)54に供給する。
ここでDフリツプフロツプ51の出力でパイロツト信号
の種類が判別できる理由について第4図を用いて説明す
る。第4図に於いてb1,b2,b3…はヘツド2A,2Bとは異
なるアジマス角を有するヘツド3Bによる記録トラツクの
中心軌跡を示している。今4種類のパイロツト信号の周
波数を夫々f1,f2,f3,f4とし、軌跡a1,a3,a5…には
f1、a2,a4,a6…にはf2、b1,b3,b5…にはf3、b2,
b4,b6…にはf4が夫々重畳されているものとする。変速
再生時にはこれらをヘツド2A,2Bで再生するのであるか
ら、これらでトレースする軌跡はai(iは整数)という
ことになり、当該軌跡上に重畳されているパイロツト信
号はf1もしくはf3の周波数を持つものであることが判
る。今、ヘツド2Aまたは2Bによる各トレースの終りの部
分に於けるバイモルフ4Aまたは4Bの変位量と、ヘツド2B
または2Aによる次のトレースの始めの部分に於けるバイ
モルフ4Bまたは4Aの変位量との差は同一トラツクをトレ
ースする場合+1TP分である。ところが隣々接のトラツ
クをトレースする(例えば軌跡a1の次に軌跡a2をトレー
スする)場合は(+1−2)TP分であり、軌跡a1の次に
軌跡a3をトレースする場合は(+1−4)TP分、軌跡ai
の次に軌跡ajをトレースする場合は{+1−2(j−
i)}TP分ということになる。この−2(j−i)TP分
の補正は前述したインバータ36よりのタイミングパルス
によつて上位カウンタ41をリセツトすることによつて行
つている。つまりリセツト直前の上位カウンタ41のデー
タは上述の(j−i)の値に他ならない。今、(j−
i)の値が奇数であれば軌跡ajに重畳されているパイロ
ツト信号と軌跡aiに重畳されているパイロツト信号は異
なり、偶数(0を含む)であれば同じということにな
る。(j−i)の値が偶数であるか奇数であるかは、リ
セツト直前の上位カウンタ41の最下位のデータが0であ
るか1であるかによつて判別することができる。従つて
タイミングパルス前にトレースしている軌跡に重畳され
ているパイロツト信号の周波数がf1である時、タイミン
グパルス発生直前の上位カウンタ41の最下位ビツトのデ
ータが1であればタイミングパルス発生後にトレースす
る軌跡に重畳されているパイロツト信号の周波数はf3で
あり、0であればf1ということになる。
の種類が判別できる理由について第4図を用いて説明す
る。第4図に於いてb1,b2,b3…はヘツド2A,2Bとは異
なるアジマス角を有するヘツド3Bによる記録トラツクの
中心軌跡を示している。今4種類のパイロツト信号の周
波数を夫々f1,f2,f3,f4とし、軌跡a1,a3,a5…には
f1、a2,a4,a6…にはf2、b1,b3,b5…にはf3、b2,
b4,b6…にはf4が夫々重畳されているものとする。変速
再生時にはこれらをヘツド2A,2Bで再生するのであるか
ら、これらでトレースする軌跡はai(iは整数)という
ことになり、当該軌跡上に重畳されているパイロツト信
号はf1もしくはf3の周波数を持つものであることが判
る。今、ヘツド2Aまたは2Bによる各トレースの終りの部
分に於けるバイモルフ4Aまたは4Bの変位量と、ヘツド2B
または2Aによる次のトレースの始めの部分に於けるバイ
モルフ4Bまたは4Aの変位量との差は同一トラツクをトレ
ースする場合+1TP分である。ところが隣々接のトラツ
クをトレースする(例えば軌跡a1の次に軌跡a2をトレー
スする)場合は(+1−2)TP分であり、軌跡a1の次に
軌跡a3をトレースする場合は(+1−4)TP分、軌跡ai
の次に軌跡ajをトレースする場合は{+1−2(j−
i)}TP分ということになる。この−2(j−i)TP分
の補正は前述したインバータ36よりのタイミングパルス
によつて上位カウンタ41をリセツトすることによつて行
つている。つまりリセツト直前の上位カウンタ41のデー
タは上述の(j−i)の値に他ならない。今、(j−
i)の値が奇数であれば軌跡ajに重畳されているパイロ
ツト信号と軌跡aiに重畳されているパイロツト信号は異
なり、偶数(0を含む)であれば同じということにな
る。(j−i)の値が偶数であるか奇数であるかは、リ
セツト直前の上位カウンタ41の最下位のデータが0であ
るか1であるかによつて判別することができる。従つて
タイミングパルス前にトレースしている軌跡に重畳され
ているパイロツト信号の周波数がf1である時、タイミン
グパルス発生直前の上位カウンタ41の最下位ビツトのデ
ータが1であればタイミングパルス発生後にトレースす
る軌跡に重畳されているパイロツト信号の周波数はf3で
あり、0であればf1ということになる。
この上位カウンタ41の最下位ビットは、上位カウンタ
41が前述のように下位カウンタ40のオーバーフロー信号
をカウントするごとに0,1のいずれかを交互にとってい
る。
41が前述のように下位カウンタ40のオーバーフロー信号
をカウントするごとに0,1のいずれかを交互にとってい
る。
即ち、上位カウンタの最下位ビットは下位カウンタ40
がFGパルスを2TP分カウントしたことに応じてその状態
が反転することになる。
がFGパルスを2TP分カウントしたことに応じてその状態
が反転することになる。
第5図はこの様な原理を応用した第2図52に示すパイ
ロツト信号発生回路の一具体例を示す図である。第5図
に於いて80は第1図に示すモードセレクタ20より変速再
生時のみハイレベルの信号が供給される端子、81は30PG
が供給される端子、82は第2図に示すDフリツプフロツ
プ51のQ出力が入力される端子、83はオア回路、84はイ
ンバータ、85,86は夫々アナログスイツチ、87はインバ
ータ、88はDフリツプフロツプ、89は発振器、90は記録
時にビデオ信号と混合するためのパイロツト信号を第1
図に示す録再信号処理回路10に供給する出力端子、91は
再生時にATF信号を得るためのパイロツト信号を第2図
に示すATF回路54に供給する出力端子、92,93,94及び95
は夫々アンド回路、96,97,98及び99は夫々分周器、100
はインバータ、101,102,103及び104は夫々アナログスイ
ツチである。
ロツト信号発生回路の一具体例を示す図である。第5図
に於いて80は第1図に示すモードセレクタ20より変速再
生時のみハイレベルの信号が供給される端子、81は30PG
が供給される端子、82は第2図に示すDフリツプフロツ
プ51のQ出力が入力される端子、83はオア回路、84はイ
ンバータ、85,86は夫々アナログスイツチ、87はインバ
ータ、88はDフリツプフロツプ、89は発振器、90は記録
時にビデオ信号と混合するためのパイロツト信号を第1
図に示す録再信号処理回路10に供給する出力端子、91は
再生時にATF信号を得るためのパイロツト信号を第2図
に示すATF回路54に供給する出力端子、92,93,94及び95
は夫々アンド回路、96,97,98及び99は夫々分周器、100
はインバータ、101,102,103及び104は夫々アナログスイ
ツチである。
以下、動作の説明をする。第6図は第5図(i)〜
(vii)各部の波形を示すタイミングチヤートである。
まず記録時及び通常再生時に於いては、端子80に入力さ
れる信号は常にローレベルであり、オア回路83の出力は
30PGに従い、アナログスイツチ85がオンされるのでDフ
リツプフロツプ88のCK入力端子には30PGを反転したもの
が入力される。この時の(i)〜(vii)各部の波形は
第6図の左側に示す通りであり、出力端子90及び91には
順次分周器96,97,98.99の出力が供給されることにな
る。そこで各分周器96,97,98,99の出力周波数をf1,
f2,f3,f4としてやれば良い。
(vii)各部の波形を示すタイミングチヤートである。
まず記録時及び通常再生時に於いては、端子80に入力さ
れる信号は常にローレベルであり、オア回路83の出力は
30PGに従い、アナログスイツチ85がオンされるのでDフ
リツプフロツプ88のCK入力端子には30PGを反転したもの
が入力される。この時の(i)〜(vii)各部の波形は
第6図の左側に示す通りであり、出力端子90及び91には
順次分周器96,97,98.99の出力が供給されることにな
る。そこで各分周器96,97,98,99の出力周波数をf1,
f2,f3,f4としてやれば良い。
一方、変速再生時については端子80に常にハイレベル
の信号が供給されているので、オア回路83の出力は常に
ハイレベルであつて、アンド回路93及び95の出力は常に
ローレベルである。従つて出力端子91にはf1もしくはf3
の周波数を持つたパイロツト信号が供給されることにな
る。またDフリツプフロツプ88の出力はDフリツプフロ
ツプ51の出力にパルス信号がある時、即ち上位カウンタ
41の最下位データがタイミングパルスの発生直前に1の
時に反転する。従つて第6図の右側に示す如く、この時
発生するパイロツト信号の周波数はf1からf3、もしくは
f3からf1に切換えられる。この様に構成することによつ
て変速再生時に於いても常に現在トレースしている記録
トラツクに重畳されているパイロツト信号と同一種類の
パイロツト信号を発生し得るものである。
の信号が供給されているので、オア回路83の出力は常に
ハイレベルであつて、アンド回路93及び95の出力は常に
ローレベルである。従つて出力端子91にはf1もしくはf3
の周波数を持つたパイロツト信号が供給されることにな
る。またDフリツプフロツプ88の出力はDフリツプフロ
ツプ51の出力にパルス信号がある時、即ち上位カウンタ
41の最下位データがタイミングパルスの発生直前に1の
時に反転する。従つて第6図の右側に示す如く、この時
発生するパイロツト信号の周波数はf1からf3、もしくは
f3からf1に切換えられる。この様に構成することによつ
て変速再生時に於いても常に現在トレースしている記録
トラツクに重畳されているパイロツト信号と同一種類の
パイロツト信号を発生し得るものである。
以下再び第2図に戻つて説明を続ける。上述の如く再
生中のトラツクに重畳されているパイロツト信号と同種
類のパイロツト信号がATF回路54に供給されると、ATF回
路54は以下に簡単に説明する周知の方法によりATF信号
を形成する。
生中のトラツクに重畳されているパイロツト信号と同種
類のパイロツト信号がATF回路54に供給されると、ATF回
路54は以下に簡単に説明する周知の方法によりATF信号
を形成する。
今前述したf1,f2,f3,f4を例えば夫々90KHz,110KH
z,170KHz,150KHzとする。まず、再生ヘツドにより得ら
れた信号よりパイロツト信号を録再信号処理回路10で分
離したもの(第2図に於ける端子55より入力される)
と、パイロツト信号発生回路52で得た当該再生トラツク
に重畳されているパイロツト信号と同一周波数の信号と
を乗算する。そしてこの乗算出力より得た20KHzの信号
と60KHzの信号とのレベルを比較することによつて再生
ヘツドが当該再生トラツクよりどちらの方向にどの程度
ずれているかを判断し、ATF信号を得る。但しこの際20K
Hz成分と60KHz成分が得られる方向が当該再生トラツク
によつて異なるので、適宜前述の比較出力を反転してや
らなければならない。ちなみに前述の如き変速再生時に
は反転させる必要はない。
z,170KHz,150KHzとする。まず、再生ヘツドにより得ら
れた信号よりパイロツト信号を録再信号処理回路10で分
離したもの(第2図に於ける端子55より入力される)
と、パイロツト信号発生回路52で得た当該再生トラツク
に重畳されているパイロツト信号と同一周波数の信号と
を乗算する。そしてこの乗算出力より得た20KHzの信号
と60KHzの信号とのレベルを比較することによつて再生
ヘツドが当該再生トラツクよりどちらの方向にどの程度
ずれているかを判断し、ATF信号を得る。但しこの際20K
Hz成分と60KHz成分が得られる方向が当該再生トラツク
によつて異なるので、適宜前述の比較出力を反転してや
らなければならない。ちなみに前述の如き変速再生時に
は反転させる必要はない。
上述の如くして得られたATF信号は端子57を介してキ
ヤプスタンモータ制御回路18に供給されると共に、加算
回路56に供給される。加算回路56では前述の如くして得
られたバイモルフ駆動用パターン信号とATF信号が加算
される。58.59はゲート回路であり、ヘツド2Aまたはヘ
ツド3Aがテープをトレースしている時のみバイモルフ4
A,4Bに制御信号を供給するための回路である。これらの
ゲート回路58,59は30PGをインバータ60で反転したもの
もしくは30PGで制御される。61,62は制御信号の急激な
立上りや立下りの発生を防止し、またカウンタ40による
階段状変化を除去するためのLPFである。63,64はアンプ
であり、該アンプ63,64及び端子65,66を介してバイモル
フ制御信号はバイモルフ4A,4Bに供給されることにな
る。
ヤプスタンモータ制御回路18に供給されると共に、加算
回路56に供給される。加算回路56では前述の如くして得
られたバイモルフ駆動用パターン信号とATF信号が加算
される。58.59はゲート回路であり、ヘツド2Aまたはヘ
ツド3Aがテープをトレースしている時のみバイモルフ4
A,4Bに制御信号を供給するための回路である。これらの
ゲート回路58,59は30PGをインバータ60で反転したもの
もしくは30PGで制御される。61,62は制御信号の急激な
立上りや立下りの発生を防止し、またカウンタ40による
階段状変化を除去するためのLPFである。63,64はアンプ
であり、該アンプ63,64及び端子65,66を介してバイモル
フ制御信号はバイモルフ4A,4Bに供給されることにな
る。
即ち、最終的に端子65,66から得られた信号が本発明
の変移手段たるバイモルフ4A,4Bの制御信号となる。
の変移手段たるバイモルフ4A,4Bの制御信号となる。
従って、本願発明における変移手段の制御信号を形成
する手段は、下位カウンタ40,上位カウンタ41,A/D変換
器42,発振器43,分周期器44,カウンタ45,D/A変換器46,加
算器47,減算器48,スイッチ49,加算器56,ゲート回路58,5
9,LPF61,62,アンプ63,64から構成されるものである。
する手段は、下位カウンタ40,上位カウンタ41,A/D変換
器42,発振器43,分周期器44,カウンタ45,D/A変換器46,加
算器47,減算器48,スイッチ49,加算器56,ゲート回路58,5
9,LPF61,62,アンプ63,64から構成されるものである。
上述の如き構成のVTRによればFGパルスの計数出力を
利用することによつて、当該再生トラツクに重畳されて
いるパイロツト信号の種類を判別することができるので
変速再生時に於いても各トラツクに重畳されたパイロツ
ト信号を利用したトラツキングを行うことができる。従
つて例えばスローモーシヨン再生時やスチル再生時にも
良好にトラツキングを行うことができるものである。
利用することによつて、当該再生トラツクに重畳されて
いるパイロツト信号の種類を判別することができるので
変速再生時に於いても各トラツクに重畳されたパイロツ
ト信号を利用したトラツキングを行うことができる。従
つて例えばスローモーシヨン再生時やスチル再生時にも
良好にトラツキングを行うことができるものである。
尚上述の実施例はアジマス角の等しい2つの再生ヘツ
ドを用いて変速再生する場合のみについて説明したが、
互いに異なるアジマス角を有する2つのヘツドを用いて
変速再生を行う場合に於いてもFGパルス等の記録媒体移
送動作に関連したパルス信号を計数することによつて、
再生ヘツドがトレースしているトラツクの移行を検出で
き、再生回転ヘツドがトレースしている当該トラツクに
重畳されているパイロツト信号の種類を判別することが
できる。
ドを用いて変速再生する場合のみについて説明したが、
互いに異なるアジマス角を有する2つのヘツドを用いて
変速再生を行う場合に於いてもFGパルス等の記録媒体移
送動作に関連したパルス信号を計数することによつて、
再生ヘツドがトレースしているトラツクの移行を検出で
き、再生回転ヘツドがトレースしている当該トラツクに
重畳されているパイロツト信号の種類を判別することが
できる。
また、上述した実施例の如く、一般にバイモルフ素子
等のヘツド変移手段を用いて変速再生を行う時には、そ
の変移手段を駆動するためにFGパルス等の記録媒体の移
送動作に関連したパルスを計数する。そこで上述の実施
例の如くこの計数手段を用いてパイロツト信号の種類の
判別すれば、特別にパイロツト信号を判別する手段を設
ける必要はなく、この計数手段を有効に活用できるもの
である。
等のヘツド変移手段を用いて変速再生を行う時には、そ
の変移手段を駆動するためにFGパルス等の記録媒体の移
送動作に関連したパルスを計数する。そこで上述の実施
例の如くこの計数手段を用いてパイロツト信号の種類の
判別すれば、特別にパイロツト信号を判別する手段を設
ける必要はなく、この計数手段を有効に活用できるもの
である。
〈効果の説明〉 以上、実施例を用いて詳細に説明した如く、本願発明
によれば記録媒体を移送する手段の媒体移送動作に関連
したパルス信号を計数した値がトラックピッチに対応し
た所定の計数値に達したことに応じて変化するデータに
基づいて、再生回転ヘツドがトレースしている当該記録
トラツクに重畳されているパイロツト信号の種類が判別
できるので、特に記録時と異なる媒体移送速度による再
生時に於いても各記録トラツクに重畳されているパイロ
ツト信号を用いたトラツキングが行える等の効果を有す
るものである。
によれば記録媒体を移送する手段の媒体移送動作に関連
したパルス信号を計数した値がトラックピッチに対応し
た所定の計数値に達したことに応じて変化するデータに
基づいて、再生回転ヘツドがトレースしている当該記録
トラツクに重畳されているパイロツト信号の種類が判別
できるので、特に記録時と異なる媒体移送速度による再
生時に於いても各記録トラツクに重畳されているパイロ
ツト信号を用いたトラツキングが行える等の効果を有す
るものである。
第1図は本願発明の一実施例としてのVTRの要部構成を
示す図、 第2図は第1図に示すトラツキング制御回路の具体的な
構成を示す図、 第3図は第2図各部の波形を示すタイミングチヤート、 第4図は1.5倍速再生時のテープ上の記録トラツクの中
心軌跡に対する再生ヘツドの走査の中心軌跡を示す図、 第5図は第2図に示すパイロツト信号発生回路の一具体
例を示す図、 第6図は第5図各部の波形を示すタイミングチヤートで
ある。 1は記録媒体としての磁気テープ、2A,2Bは再生用回転
ヘツド、4A,4Bはバイモルフ素子、11はトラツキング制
御回路、14はキヤプスタン、16はキヤプスタンモータ、
17はキヤプスタンの回転に対応したFGを得るためのFG発
生器、18はキヤプスタンモータ制御回路、40,41は計数
手段としてのカウンタ、51はDフリツプフロツプ、52は
パイロツト信号発生回路である。
示す図、 第2図は第1図に示すトラツキング制御回路の具体的な
構成を示す図、 第3図は第2図各部の波形を示すタイミングチヤート、 第4図は1.5倍速再生時のテープ上の記録トラツクの中
心軌跡に対する再生ヘツドの走査の中心軌跡を示す図、 第5図は第2図に示すパイロツト信号発生回路の一具体
例を示す図、 第6図は第5図各部の波形を示すタイミングチヤートで
ある。 1は記録媒体としての磁気テープ、2A,2Bは再生用回転
ヘツド、4A,4Bはバイモルフ素子、11はトラツキング制
御回路、14はキヤプスタン、16はキヤプスタンモータ、
17はキヤプスタンの回転に対応したFGを得るためのFG発
生器、18はキヤプスタンモータ制御回路、40,41は計数
手段としてのカウンタ、51はDフリツプフロツプ、52は
パイロツト信号発生回路である。
フロントページの続き (72)発明者 上月 進 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 武井 正弘 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 長沢 健一 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭60−10439(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】所定のトラックピッチで記録媒体上に形成
され、情報信号に重畳した互いに異なる複数種のパイロ
ット信号が記録されている記録トラックを回転ヘッドに
よってトレースすることにより前記情報信号を再生する
装置であって、 前記回転ヘッドをその回転面に交差する方向に変移させ
る変移手段と、 前記記録媒体を移送する移送手段と、 前記移送手段の記録媒体移送速度に対応した周波数を有
するパルス信号を発生する手段と、 前記パルス信号を計数する計数手段と、 前記計数手段の出力に応じて前記変移手段の制御信号を
形成する手段と、 前記計数手段の出力が前記トラックピッチに対応した所
定の計数値に達したことに応じて反転するデータを発生
する手段と、 前記回転ヘッドのトレースごとに前記データをサンプリ
ングし、このサンプリング結果に基づいて、前記回転ヘ
ッドがトレースしている当該記録トラックに重畳されて
いる前記パイロット信号の種類を判別する手段と を備えた回転ヘッド型再生装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58179738A JP2507702B2 (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 回転ヘツド型再生装置 |
DE19843430743 DE3430743A1 (de) | 1983-08-23 | 1984-08-21 | Umlaufkopf-wiedergabegeraet |
US06/643,301 US4665449A (en) | 1983-08-23 | 1984-08-22 | Rotating head type reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58179738A JP2507702B2 (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 回転ヘツド型再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6070513A JPS6070513A (ja) | 1985-04-22 |
JP2507702B2 true JP2507702B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=16070998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58179738A Expired - Lifetime JP2507702B2 (ja) | 1983-08-23 | 1983-09-28 | 回転ヘツド型再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507702B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61274589A (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-04 | Pioneer Electronic Corp | トラツキング制御方式 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6010439A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-19 | Nec Home Electronics Ltd | トラツキング用混合パイロツト信号発生回路 |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP58179738A patent/JP2507702B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6070513A (ja) | 1985-04-22 |
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