JP2537164B2 - 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置 - Google Patents

回転ヘツド型ビデオ信号再生装置

Info

Publication number
JP2537164B2
JP2537164B2 JP59055328A JP5532884A JP2537164B2 JP 2537164 B2 JP2537164 B2 JP 2537164B2 JP 59055328 A JP59055328 A JP 59055328A JP 5532884 A JP5532884 A JP 5532884A JP 2537164 B2 JP2537164 B2 JP 2537164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
track
head
counter
pul
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59055328A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60201559A (ja
Inventor
信敏 高山
弘雄 枝窪
進 上月
正弘 武井
健一 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59055328A priority Critical patent/JP2537164B2/ja
Priority to US06/710,091 priority patent/US4630146A/en
Publication of JPS60201559A publication Critical patent/JPS60201559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537164B2 publication Critical patent/JP2537164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 本発明は回転ヘッド型ビデオ信号再生装置に関し、特
に記録時とは異なる速度で再生する場合にも正確なトラ
ッキング制御を行い得るようにしたものである。
〈従来技術の説明〉 回転ヘッド型ビデオ信号再生装置としては、磁気テー
プ上に斜めトラックを順次形成しつつビデオ信号を記録
し、これを回転する2つのヘッドで再生する磁気録画再
生装置(以下VTRと称す)があるが、以下本明細書では
このVTRを例にとって説明する。
VTRに於いては近年高密度記録化に伴い、記録トラッ
クを忠実にトレースするため、再生ヘッドの記録トラッ
クに対するずれ(トラッキングエラー)を高精度で補正
するためのトラッキングの方法が数多く考えられてい
る。そのトラッキングの一方法として互いに周波数の異
なる4種類のパイロット信号を順次1フィールド分のビ
デオ信号に重畳して記録しておき、再生時ヘッドが主に
トレースする再生トラック(主トラック)及びその両隣
接トラックよりパイロット信号を再生し、これらの再生
パイロット信号を利用してトラッキングを行う方法があ
る。この方法は両隣接トラックより再生されたパイロッ
ト信号成分のレベルを比較することによってトラッキン
グエラーを検出し得るものである。
第1図は前述の如く4種類のパイロット信号を記録す
る場合の磁気テープ上の様子を示す図である。同図に於
いてxは磁気テープ1の走行方向を、yはヘッドのトレ
ース方向を示す矢印である。またf1、f2、f3、f4
夫々記録されているパイロット信号の周波数を示す。A
r、Br、で示す点線は記録時に於ける2つもヘッドの位
置を示す。周知の如く2つのヘッドは互いに180°の位
相差をもって回転し、交互にトラックを形成し、各トラ
ックのa1で示す領域には夫々1フィールド分のビデオ
信号が記録される。ところで各記録トラックには図中a
2領域が存在する。このa2領域は一方のヘッドがa1
域を形成する際に他方のヘッドで形成される領域で、VT
Rに於いては一般に大なり小なり存在する。近年、この
1領域を大きくとってディジタルオーディオ信号を記
録するVTRも提案されている。
このa1領域に記録されるパイロット信号は、直前に
形成される記録トラックのa1領域と同一のものであ
る。これは記録時に於いて発生するパイロット信号を1
フィールド期間毎に切換え、このパイロット信号を双方
のヘッドに供給するためである。つまり一方のヘッドが
2領域をトレースしている時、他方のヘッドが直前に
形成されるトラックのa1領域をトレースしているから
である。Ap、Bpは通常再生時に於ける2つのヘッドの
位置を示す。
他方VTRの用途の多様化に伴い記録時と異なる速度で
磁気テープを走行させ、静止画再生、スローモーション
再生、高速サーチ再生等の所謂特殊再生の可能な機種も
増えつつある。ところでこの種の特殊再生を行う場合に
ノイズバーの発生を防止し、安全かつ鮮明な画像を再生
するためには、再生ヘッドが複数のトラックを横切らず
1つのトラックを正確にトレースする様にする必要があ
る。斯かる機能を実現するための一つの方法として、任
意のテープ走行速度に於ける再生ヘッドの走査軌跡から
テープ上の記録トラックまでの距離に応じたパターン信
号を発生するパターン信号発生装置を設け、このパター
ン信号発生装置から得られるパターン信号により、再生
ヘッドをその回転面と直交する方向に変移させる電気−
機械変換素子(例えばバイモルフ素子)等の変移手段を
制御する手法が知られている。
上述の如き方法によりノイズのない変速再生画を得る
場合にも当然トラッキングエラーが発生する。このトラ
ッキングエラーを補正するトラッキングの方法としては
従来、記録時に磁気テープの一端にビデオ信号の垂直同
期信号に同期したコントロール信号(CTL)を記録して
おき、これを再生時に再生することによって相対的なト
ラッキングエラーを検出し、キャプスタン等のテープ移
送手段や前述の変移手段を制御していた。ところがこの
様なトラッキング方法では、トラッキングに時間がかか
ってしまう。特にスローモーション再生時の様にテープ
を低速で走行させる場合にはCTLの再生される時間的な
間隔が長くなってしまい、トラッキングに要する時間が
非常に長くかかってしまう。更にはスチル再生時に於い
てはこの方法ではトラッキングを行うことができない。
そこで常にトラッキングエラー信号を得るために前述
した如きパイロット信号を用いてこの変速再生時のトラ
ッキングを行うことが考えられる。しかしながら変速再
生時に於いては記録した順序で記録トラックを1回ずつ
順次再生するのではないため、主トラックのパイロット
信号の種類及び両隣接トラックのパイロット信号の種類
を判別することが難しい。その上CTLの如き記録トラッ
クに対応した信号が何も記録されていない。そのため、
変速再生時に於いてはパイロット信号を用いたトラッキ
ングは行われなかった。
また磁気テープを間欠送りすることにより、スティル
再生と標準再生とを繰り返してスローモーション再生画
面を得る場合等に於いてはパイロット信号を用いたトラ
ッキングは行うことが困難であった。
〈発明の目的〉 本発明は上述のような欠点を解決することを目的とし
てなされたものであり、この目的を達成するために、互
いに異なる複数の周波数を有するパイロット信号が4ト
ラック周期で繰り返しビデオ信号に重畳されて記録トラ
ックとして記録された記録媒体を記録時と異なる速度で
移送させつつ、トレース方向とは異なる方向に変位可能
な回転ヘッドを含む複数の回転ヘッドを順次切り替えて
前記ビデオ信号及びパイロット信号を再生するととも
に、再生された前記パイロット信号及び選択されたレフ
ァレンス信号に基づくトラッキング信号を用いてトラッ
キング制御を行う装置であって、前記記録媒体を移送す
る移送手段と、前記移送手段の記録媒体移送動作に関連
し、前記記録トラックの2トラック周期の更新に応じて
得られる第1の信号を発生する第1の信号発生手段と、
前記複数の回転ヘッドの切り替えのタイミングに応じた
第2の信号を発生する第2の信号発生手段と、前記第1
の信号及び第2の信号に基づいて前記レファレンス信号
を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする回転ヘ
ッド型ビデオ信号再生装置、を提供するものである。
〈実施例による説明〉 以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
(全体の構成の説明) 第2図は本発明の一実施例としてのVTRの概略構成を
示す図である。第2図に於いて、1は記録媒体としての
磁気テープ、2A及び2Bは再生用磁気ヘッドで、同一アジ
マス角を有して互いに180度対向する様に設けられ、夫
々変換手段としてのバイモルフ素子の如き電気−機械変
換素子3A及び3Bの自由端に取り付けられている。変換素
子3A及び3Bはその尾端に於て回転部材4に取り付けられ
ており、又、回転部材4はヘッド回転モータ5により図
中矢印の如く回転させられる。尚、図では省略してある
が、周知の様にヘッド2A及び2Bは一対のテープ案内ドラ
ム間のスリットから突出した状態で回転させられるもの
であり、又、この一対のドラムに対しテープ1は180度
以上の範囲に亘って斜めに巻き付けられるものである。
6はヘッド2A及び2Bの回転位相を検出するための回転位
相検出器で、該検出器6からの信号はヘッド切換え信号
(以下、HSW信号)として用いられると共に、ヘッド・
モータ制御回路7に附与され、該制御回路7は検出器6
の出力に基づきヘッド2A及び2Bを所定位相且つ所定回転
数で回転させる様にヘッド・モータ5をヘッド・モータ
駆動回路8を通じて制御する。10は不図示のピンチ・ロ
ーラーと共働してテープ1を長手方向へ移送するための
移送手段を構成するキャプスタン、11は該キャプスタン
10を回転させるためのキャプスタン・モータ、12はキャ
プスタン10の回転に対応した周波数信号(以下、キャプ
スタンFG信号)を発生する周波数信号発生器、13は後述
するトラッキング制御回路53からのトラッキング制御信
号と周波数信号発生器12からのキャプスタンFG信号とに
基づいてキャプスタン10を所定位相且つ所定回転数で回
転させる様にキャプスタン・モータ11をキャプスタン・
モータ駆動回路14を通じて制御するキャプスタン・モー
タ制御回路である。
再生ヘッド2A,2Bより得られる再生信号には前述の如
くビデオ信号とトラッキング用パイロット信号とが含ま
れている。この再生信号は再生アンプ51で増幅されると
共にHSW信号によって連続した信号とされ、ビデオ信号
再生処理回路52に供給される。ビデオ信号再生処理回路
52は再生アンプ51の出力信号よりビデオ信号を分離する
と共に、復調等の処理を行い元の信号形態の再生ビデオ
信号を出力端子50に供給する。一方、増幅された再生信
号はトラッキング信号発生回路53に於いて後に詳細に説
明する様にパイロット信号成分を分離して、両隣接トラ
ックより得られるパイロット信号のレベルを比較し、ヘ
ッド2A,2B夫々についてトラッキングエラーを検出しト
ラッキング制御信号を得る処理を行うものである。
54はシステム制御回路であって、装置の動作モードに
応じて装置各部の動作をコントロールするためのもので
ある。例えば、ヘッドモータ制御回路7,キャプスタンモ
ータ制御回路13,トラッキング信号発生回路53及び後述
するパターン信号発生回路等は記録時と再生時,更には
指定されたテープ速度等により動作が異なるものであ
り、これらが各動作モード毎に所望の動作を行い得る様
に制御信号を発生するものである。
55は変換素子制御回路であって、パターン信号発生回
路56,ローパスフィルタ(LPF)57,減算回路58,直流成分
除去回路59及び変換素子駆動回路60を含んでいる。この
変換素子制御回路55の出力によって前述の電気−機械変
換素子3A,3Bは夫々各走査フイールドに於いて再生ヘッ
ド2A,2Bが1つの記録トラックを正確にトレースする様
に駆動される。
(パターン信号発生回路の説明) 第3図は変換素子制御回路55の詳細な構成を示す図で
あり、以下第3図を用いて変換素子制御用パターン信号
を発生し、これらを駆動する動作について説明する。
パターン信号発生回路56はカウンタP101,カウンタA10
2及びカウンタB103を中心に構成されているもので、こ
れらのカウンタはアップ−ダウン平行入力のアップダウ
ンカウンタである。尚各カウンタのCDで示す入力はカウ
ントダウン入力端子,CUはカウントアップ入力端子を夫
々示す。また本例ではバイナリカウンタを用いることに
する。
さて、前述した如きノイズレスの特殊再生を実現する
上で必要となる固定パターン信号には、テープの走行に
伴って変化する再生トラックに対する再生ヘッドの突入
位置を正確に合わすための情報(位相情報)と、テープ
の走行速度に対応した再生ヘッドのトレース軌跡と再生
トラックとの傾きを一致させるための情報(速度情報)
とが少なくとも含まれている必要がある。第3図に示し
たパターン信号発生回路56中に於いてはカウンタP101が
位相情報をカウンタA102及びカウンタB103が速度情報を
得るためのものである。
まず位相情報を得るためのカウンタP101を中心とする
動作について説明する。カウンタP101はテープが2TP
(トラックピッチ)分移動した時に発生するキャプスタ
ンFG信号の数(n)の2倍(2n)をカウントアップする
と桁上りし、図示のCR端子よりキヤリー信号を出力す
る。そしてこのキヤリー信号はリセット端子(図中Rに
示す)に供給され、カウンタP101をリセットする。また
同様にカウンタP101は2n回カウントダウンすると桁下が
りして図示のBR端子よりボロー信号を出力する。このボ
ロー信号はプリセット端子(図中PRに示す)に供給さ
れ、カウンタP101をプリセットデータ発生器104より発
生されるプリセットデータ(2nに相当する)にプリセッ
トする。
例えば本例では今2TP分のテープ移動に伴うキヤプス
タンFG信号の発生数(n)を24と仮定する。従って、カ
ウンタP101はカウントアップ時には0→48を繰り返すカ
ウンタとなり、カウントダウン時は48→0を繰り返すカ
ウンタとなる。
209はキヤプスタンFG信号の入力端子、111はキヤプス
タンFG信号の立上がりと立下がりでパルスを発生する周
波数2逓倍器,112は2逓倍器111の出力パルスのパルス
幅を狭くするパルス発生器Bである。208はシステム制
御回路54よりテープ1が正方向(記録時と同じ方向)に
走行している時はハイレベル、負方向(記録時と逆方
向)に走行している時にはローレベルの信号(以下F/R
信号)が供給される端子である。F/R信号はアンドゲー
ト114及びインバータ116を介してアンドゲート115に供
給される。従ってパルス発生器B112の出力パルスは、テ
ープが正方向に走行している時にはアンドゲート114及
びオアゲート138を介してカウンタP101のCD端子に供給
され、負方向の走行している時にはアンドゲート115及
びオアゲート137を介してカウンタP101のCU端子に供給
される。
このように構成することによってカウンタP101の出力
データは走行するテープ上の再生しようとするトラック
(ヘッド2A,2Bと同一アジマス角を有するヘッドで記録
されたトラック)と再生ヘッドの突入位置との相対的な
位置ずれ(相対的位相情報)を常に示すことになり、こ
れによって各再生ヘッドの各突入位置を制御することが
可能である。但し、この位相情報はあくまでも相対的位
相情報であるため、直前の再生ヘッド突入位置が再生ト
ラックと合致している時のみ有効である。従って本例で
は、予じめカウンタP101で前述の如く相対的位相情報を
発生させておき、これと同時に再生ヘッドの突入位置を
再生トラックに合致させていく。この役割は第3図123
に示す突入位相制御回路が担当し、該回路123は絶対位
相調整用パルスを発生することによって再生ヘッドの突
入位置が再生トラックに合致していなくても、それを合
致させる方向に制御する。この突入位相制御回路123に
ついてはパターン発生回路56全体の説明の後に詳説す
る。
ところで、カウンタP101によってカウントアップまた
はカウントダウンするパルス信号はキヤプスタンFG信号
を2逓倍して得ているが、これは上述の位相情報の精度
を上げるために行っている。即ち高密度記録化に伴いTP
が狭くなり、TPに対するキヤプスタンFG信号の発生数が
低下して位相情報が粗くなるのを防止している。
また、パルス発生回路B112でパルス幅を狭くしたの
は、後の説明より明らかになると思われるが、各カウン
タに於いて複数のパルス信号をカウントアップもしくは
カウントダウンする期会があり、カウンタ内にて加算や
減算に相当する演算を行う様構成しているからである。
つまり、複数のパルス信号が全く同一のタイミングで入
力され、一方をカウントできない様な事態が発生する確
率を下げる目的でパルス発生回路B112が設けられてい
る。またパルス発生回路A131及びパルス発生回路C113も
同様の目的で設けられたものであって、以下の説明中で
はこの説明は省略する。
上述の様にカウンタP101はテープが正方向に走行して
いる時はその時のキヤプスタンFG信号に関連するパルス
をカウントダウンし、逆方向に走行している時はそれを
カウントアップするので、テープの走行方向に係りなく
その瞬間に再生ヘッドの再生トラックに対して突入した
場合の突入位置の相対的位相情報を出力することにな
る。例えば今正方向に記録時の1/3倍のテープ速度でテ
ープを走行させスローモーション再生を行った場合と、
(以下正1/3スローと称す)逆方向に同じく記録時の1/3
倍のテープ速度でテープを走行されスローを行った場合
(以下逆1/3スローと称す)とを例にとって説明する
と、正1/3スローの場合は6フイールド走査期間毎にカ
ウンタP101の出力は48→0を繰り返し、逆1/3スローの
場合は6フイールド走査期間毎に0→48を繰り返す。
今、ヘッドの突入時カウンタP101の出力として例えば16
が得られたならば、その時の再生ヘッドの再生トラック
に対する突入位置は変換素子の変移量を0と仮定した
時、正1/3スローの場合も逆1/3スローの場合も再生トラ
ックから負の方向に2/3TP分ずれた位置となる。
またカウンタP101の必要なビット数はバイナリカウン
タの場合2n(本例では48)を2進で示すのに必要なビッ
ト数(本例では6ビット)ということになる。
さてこの様にカウンタP101によって得たデータを回転
ヘッドの回転に伴う所定のタイミングで読み出すことに
より、再生トラックに対する再生ヘッドの突入位相情報
を得ることができた。
そこで、次にこれを用いて動作するカウンタA102及び
カウンタB103の動作について説明する。
カウンタA102及びカウンタB103は前述した様な位相情
報と速度情報とを含む固定パターン信号をデイジタルデ
ータとして出力するためのカウンタである。またカウン
タA102及びカウンタB103はカウンタP101で得た位相情報
に加え、再生ヘッド2A,2Bがテープ上を走査する時に記
録時と異なる速度でテープが走行する為に生ずる再生ト
ラックと再生ヘッドのトレース軌跡との傾きの差を補正
するための前述の速度情報を発生するためのものであ
る。尚、カウンタA102及びカウンタB103のビット数につ
いては、本例では10ビット構成としているが、必要な変
換素子の変移量、即ち可能としたい高速サーチ再生時の
最大テープ速度によって決定されるものである。
カウンタA102及びカウンタB103は夫々ヘッド2A,ヘッ
ド2Bの回転に関連する所定のタイミングでカウンタP101
の出力データを下位6ビットデータとしてロードする。
このロードのタイミングを決定する信号はHSW信号に応
じて得られ、カウンタA102のロード信号(PUL、A)は
端子302より、カウンタB103のロード信号(PUL、B)は
端子204よりそれぞれ入力される。PUL、A及びPUL、B
は夫々カウンタA102及びカウンタB103のプリセット端子
(図中夫々PRにて示す)に入力される。ヘッド2Aとヘッ
ド2Bとが180°位相を異にして回転している時は、PUL、
AとPUL、Bも180°位相を異にして入力されるのはいう
までもない。
PUL、A,PUL、Bが夫々PRに入力されると、カウンタA1
02、カウンタB103には夫々初期データがロードされる。
上述の如く下位6ビットの初期データとしてはカウンタ
P101の出力データが用いられるのであるが、上位4ビッ
トについてはプリセットデータ発生回路105によって発
生される。本実施例では回路105より供給されるデータ
を1000とする。これはカウンタA102及びカウンタB103の
出力データを所謂オフセットバイナリデータとしてD/A
変換する際、その出力が0レベルに近くなることを狙っ
たものである。即ち、この場合ロードされる初期データ
は1000000000から1000110000までということになり初期
データは0付近となり、後述する様な直流成分がそれ程
発生しないため望ましいものである。ところでこのプリ
セットデータ発生回路105の出力データは直流成分を発
生させないという考え方から、指定されたテープの走行
速度に応じて変化させてやれば更に好ましい。即ち、例
えば正方向10倍速でテープを走行させる場合には1011を
回路105より発生し、逆方向6倍速でテープを走行させ
る場合には0101を回路105により発生すれば良い。
上述の如くして初期データが入力されたカウンタA102
及びカウンタB103は前述のカウンタP101と同様にパルス
発生回路B112の発生するキヤプスタンFG信号の2倍の周
波数を有するパルス幅の狭いパルスをカウントする。更
にカウンタA102及びカウンタB103は端子210より入力さ
れるテープの走行速度に無関係のクロックパルス信号
(CL)をパルス発生回路C113を介してカウントする。
ここでパルス発生回路C113の出力であるクロックパル
スは常時両カウンタA,BのCU端子に導かれる。またパル
ス発生回路B112の出力パルスはテープが正方向に走行し
ている時カウンタA,BのCD端子に負方向に走行している
時カウンタA,BのCU端子に導かれる様構成されている。
これは周知の如くテープ走行速度が同じでも走行方向に
よって再生ヘッドのトレース軌跡と再生トラックとの傾
きの差が異なるためである。例えば今、記録時のテープ
走行速度をvとした時に、再生時のテープ速度をNvとす
る(Nが正は正方向速度、負は負方向速度を夫々示す)
と、再生ヘッドが1フイールド期間中に必要とするヘッ
ド変移量はTPの(N−1)倍に比例した量となる。これ
は即ち求める固定パターン信号の傾きはこれを補正する
ため(1−N)に比例していることを示すものである。
今パルス発生回路B112の出力パルスの周波数はテープ
の走行速度の絶対値に比例している為、これをカウント
することによってNに比例した傾きを得るものである。
この時テープ走行が正方向あればカウントダウン、負方
向であればカウントアップすることにより(−N)に比
例した傾きを得る。一方1フイールド期間にて1TP分だ
け再生ヘッドを変移させるのに必要な傾きが1に比例す
ることより、1フイールド期間に1TPに対応する数(本
例では48)のパルスをカウントアップしてやれば傾き+
1を得る。そしてこれらを同時に行えば(1−N)に比
例した所望の傾きを得ることができる。従ってパルス発
生回路Cより発生されるクロックパルスの周波数はfv×
48(Hz)ということになる。但しfvはフイールド走査周
波数である。
端子206はカウンタA102が前述の各パルスをカウント
する期間を指定するための矩形波信号(PUL.C)の供給
される端子であり、PUL.Cはアンドゲート117及び119を
して各パルスをゲートとしている。他方端子207にはカ
ウンタB103が各パルスをカウントする期間を指定するた
めの矩形波信号(PUL.D)の供給される端子であり、PU
L.Dは同様にアンドゲート118及び120をして各パルスを
ゲートとする。121はパルス発生回路B112の出力パルス
とパルス発生回路C113の出力するクロックパルスの双方
をカウンタA102及びカウンタB103に導くためのオアゲー
トである。
この様にカウンタA102及びカウンタB103は夫々再生ヘ
ッド2A,2Bがテープ上の記録トラックをトレースする期
間に於いて、ヘッドの突入位置を決定するための初期デ
ータをカウンタP101より取込み、そしえ再生ヘッドのト
レース軌跡と記録トラックとの傾きに比例した傾きを得
る様に各パルスをカウントしてやることによって、任意
の速度のテープ走行時に於いて再生ヘッドが正確に所望
の記録トラックをトレースするための固定パターン信号
をデイジタルデータとして発生できたことになる。
次に本例に於ける各タイミング信号発生の様子を第4
図のタイミングチャートを用いて詳説する。第4図に於
いて(イ)はHSW信号であって、ハイレベルの時は再生
ヘッド2Aが、ローレベルの時は再生ヘッド2Bが各記録ト
ラック上の1フィールド分のビデオ信号を再生する(第
1図のa1領域をトレースする期間)期間を夫々示して
いる。またこのHSW信号はfvが60Hzの時30Hzの矩形波信
号であり、ヘッドの回転に関連した30Hzのタイミングパ
ルス、所謂30PGとして装置各部に供給されている。
(ロ)はキャプスタンFG信号、(ハ)はこのキャプスタ
ンFG信号に関連してパルス発生回路B112で発生されたパ
ルス(FGP)であり共に正1/3スロー時の場合の波形を示
している。(ニ)は端子210より入力されたクロックパ
ルス(CL)を狭幅にしてパルス発生回路C113より発生さ
れるパルス(CLP),(ホ)はHSW信号と位相ロックした
60Hzのタイミングパルス(60PG),(ヘ)は端子206に
供給される矩形波信号(PUL.C),(ト)は端子207に供
給される矩形波信号(PUL.D),(チ)はカウンタA102
をプリセットするために端子202に供給されるパルス(P
UL.A),(リ)はカウンタB103をプリッセットするため
に端子204に供給されるパルス(PUL.B),(ヌ)は端子
205に供給されるサンプリングパルス、(ル)はカウン
タP101の出力データをアナログ表示したもの、(ヲ)は
端子203より出力されるパルス(PUL.E)である。
再生ヘッド2Aが各記録トラックの1フィールド分のビ
デオ信号を再生する期間はHSW信号(イ)がハイレベル
の期間であるから、本来は固定パターン信号の有効期間
(前述の位相情報及び速度情報を含んでいる期間)はこ
の期間(第1図に示すa1領域に対応する)のみで十分
である。しかしながら電気−機械変換素子は印加電圧の
急激な変化に応じて共鳴(リンキング)現象を引き起こ
す。また、前述した様に第1図に示すa2領域からもト
ラッキング制御信号を得なければならない。この様な理
由から本例に於いては固定パターン信号の有効期間、即
ちカウンタA102がパルス発生回路B112及びパルス発生回
路C113の出力をカウント可能な期間をHSW信号がハイレ
ベルである期間とその直前の1/2フィールド走査期間と
した。この期間はPUL.C(ヘ)のハイレベルの期間とし
て与えられる。このPUL.C(ヘ)はHSW信号(イ)と60PG
(ホ)によって不図示の論理回路により容易に形成でき
る。PUL.D(ト)についても同様の理由により第4図に
示す如く形成する。
カウンタA102及びカウンタB103の初期データの取込み
タイミングは各カウントのPR端子に入力されるパルスPU
L.A(リ),PUL.B(チ)によって決定される。このタイ
ミングは固定パターン信号の有効期間に含まれていなけ
ればどのタイミングでも良い。
本例に於いては前述したリンギング現象の防止を考慮
し、固体パターン信号の有効期間の直前に於いて固定パ
ターン信号に大きなレベル変化の生じない様に有効期間
の直後としている。このPUL.A(リ)及びPUL.B(チ)に
ついては例えばPUL.C(ヘ),PUL.D(ト)の立下りを用
いて形成すれば良い。尚PUL.S(ヌ)及びPUL.E(ヲ)に
ついては後に詳説する。
更に本例により発生する固体パターン信号を具体的に
テープ走行速度を設定して図示し、説明する。第5図は
テープ走行速度が0のとき(所謂スティル再生時)及び
記録時と同じとき(所謂標準再生時)の固定パターン信
号を(vi),(vii)にすタイミングチャートである。
第5図(ii),(iii)に示すFG,FGPは夫々標準再生時
のそれである。また第5図(vi),(vii)はカウンタA
102の出力データをアナログ表示したものである。ステ
ィル再生時に於いてはFGPは発生されず、CLPのみがカウ
ンタA102,カウンタB103でカウントされることになる。
従ってカウンタA102の出力は第5図(vi)に示す如くな
る。またカウンタP101の出力データは常に一定数である
からカウンタB103の出力は第5図(vi)と同一波形で位
相が180°分異なる波形となる。一方、標準再生時には
図示の如くFGPとCLPとが同一周波数になり、カウンタA1
02及びカウンタB103は固定パターンの有効期間内でFGP
をカウントダウンしCLPをカウントアップすることによ
って、それらの出力は共にほぼ変動のないものとなる。
この時カウンタA102の出力(vii)に対してカウンタB
の出力は変換素子を1TP駆動するレベル分シフトした波
形となる。これはカウンタP101の値を取込むタイミング
が1フィールド走査期間異なり、その間カウンタP101は
FGPを1TP分カウントするからである。
第6図(A),(B)は正,逆1/3スロー時のテープ
上のトラックと再生ヘッドのトレース軌跡との関係を示
す図、第7図は正1/3スロー時の固定パターン信号を
(v)にすタイミングチャート、第8図は逆1/3スロー
時の固定パターン信号を(v)に示すタイミングチャー
トである。
第6図(A),(B)に於いて、A0,A1,A2は夫々再
生ヘッド2A及び2Bと同一アジマス角を有するヘッドで記
録された記録トラックの中心線、B0,B1は夫々再生ヘッ
ド2A及び2Bと異なるアジマス角を有するヘッドで記録さ
れた記録トラックの中心線である。一方、a1〜a6は変
換素子3Aによる変位を0とした時のヘッド2Aのトレース
軌跡の中心線、b0〜b5は変換素子3Bによる変位を0と
した時のヘッド2Bのトレース軌跡の中心線、xはテープ
の走行を示す矢印である。
周知の如く正1/3スロー、逆1/3スローに於いては、1
つおきの記録トラックを6回ずつトレースして再生す
る。例えば第6図(A)においては記録トラックA1
1,a2,b2,a3,b3,a4の6回に渡ってトレースする。第7
図(v)のA,Bはこれに伴い本例によって発生する固定
パターン(カウンタA102及びカウンタB103の出力データ
をアナログ表示したもの)であり、PはカウンタPの出
力データをアナログ表示したものである。
第6図(A)の軌跡a2をトラックA1に合わせる動作
を例にとると、第7図に示すu点においてカウンタPの
出力をカウンタAに取込み、v点に於いてカウンタAの
カウントを開始し、w点に於いてカウントをストップす
ると共に再度カウンタPの出力を取込む。この繰り返し
によって所望の固定パターン信号が得られるのは第6図
(A)との対比より明らかであろう。
第8図(v)に於いてもA,Bは本例によって発生する
固定パターン、PはカウンタPの出力データをアナログ
表示したもので、同様にu点でカウンタPの出力データ
をカウンタAに取込み、v点でカウントを開始し、w点
でカウントをストップすると共にカウンタPの出力を再
度取込んでいる。第8図に示す固定パターン信号が所望
の固定パターン信号であることも第6図(B)との対比
より明らかである。
以上で記録トラックに対してヘッドのトレース軌跡を
合わせることができるのであるが、前述の如くこれだけ
では位相情報が相対的なものである。そこで次に再生ヘ
ッドの突入位置を再生する記録トラック上に合致させ
て、位相情報を絶対的情報に近づける突入位置制御回路
123について説明する。
突入位相を合わせるために本例ではトラッキング制御
信号を用いる。このトラッキング制御信号は後に詳説す
るトラッキング制御回路53より供給されるのであるが、
本例では前述した4f方式のトラッキングを行い再生ヘッ
ド2A、2B夫々から再生パイロット信号を得ている期間は
各ヘッドについて常時トラッキング制御信号を得ること
ができる如く構成した。第2図,第3図より明らかな様
に再生ヘッド2A,2Bで再生されたパイロット信号より得
たトラッキング制御信号(ATF.A,ATF.B)は夫々ヘッド2
A,2B用の固定パターン信号に加算される。これは固定パ
ターン信号のみにより変換素子3A,3Bを駆動した時の再
生ヘッド2A,2Bのトレース軌跡とトラックとのずれを補
正しているのであるから、このATF、AまたはATF、Bに
よって固定パターン信号をシフトしてやればよい。
端子201Aに入力されたATF、Aはサンプルホールド回
路(S/H)132で各走査フィールドの中間のタイミングを
示すタイミングパルス(PUL.S)をサンプリングパルス
としてサンプルホールドされる。PUL.Sのタイミングに
ついては第4図に示す通りである。このS/H132の出力は
コンパレータ133,134及び抵抗R1,R2,R3よりなる電圧検
出回路に供給され、所定電圧E1以上の時はコンパレー
タ133よりハイレベルの出力を、E1より低い所定電圧E
2以下の時にはコンパレータ134よりハイレベルの出力を
得る。
コンパレータ133の出力はアンドゲート135に、コンパ
レータ134の出力はアンドゲート136に供給され、パルス
発生回路A131からのパルスをゲートとする。パルス発生
回路A131は前述のPUL.Aのパルス幅を狭くしてアンドゲ
ート135,136に供給する。ATF.AがPUL.Sのタイミングで
1以上であればアンドゲート135はパルスをカウンタP1
01のCD端子に供給する。一方ATF、AがPUL.Sのタイミン
グでE2以下であればアンドゲート136がパルスをカウン
タP101のCD端子に供給する。
これはATF、AがE1以上の時は再生ヘッド2Aの突入位
置がトラックに対して進んでおり、E1以下E2以上の時
はほぼオントラック、E1以下E2以上の時はほぼオント
ラック、E2以下の時は遅れているという判断に基く。
即ちヘッド2Aの突入位置がトラックに対して進んでいれ
ばカウンタP101が2フィールド走査期間に一度すつカウ
ントダウンされ、カウンタP101の出力が下方シフトする
ため固定パターン信号も下方シフトされるのでヘッド2
A,2Bの突入位置は共にオントラック状態に近ずく。また
ヘッド2Aの突入位置がトラックに対して遅れていれば同
様に固定パターン信号が上方シフトされオントラック状
態に近ずく。これはカウンタP101がFGPをカウントして
いる間、2フイールド走査期間に1つずつ割込みパルス
をカウントするという形式で実行される。例えば初期に
於いてヘッドのトラックに対する突入位置が1/2TP分ず
れていたとすれば24個の割込みパルスをカウンタP101が
カウントすることによってオントラック状態となる。即
ちこの場合オントラックになるまでの時間は48×1/fvと
なり1秒以内にオントラック状態に引き込める。また、
本例の構成によればもちろんキャプスタンのテープとの
スリップにより生じる突入位置のずれも補正できる。
また、この様な構成をとることによってステイル再生
に於いても、固定パターン信号をシフトすることによっ
てヘッドの突入位置オントラック状態にさせることがで
きるので極めて良好なトラッキングが可能となる。また
テープを停止させる時にタイミングを取る必要がなく装
置全体の制御を簡略化することができる。
この様にしてパターン信号発生回路56によって、再生
ヘッド2A,2Bが任意のテープ走行速度にて、所望の記録
トラックをトレースし得る様に変換素子3A,3Bを駆動す
るための固定パターン信号をD/A変換器106,107を介して
発生することができる。
(トラッキング制御回路の説明) 次にATF.A,ATF.Bの発生方法について説明する。第3
図中のオアゲート151はカウンタP101のキャリー信号も
しくはボロー信号が発生した時にパルス信号を出力する
もので、これは再生トラックの更新を意味するためトラ
ッキング制御回路53にトラック更新パルス(PUL、E)
として供給する。
第9図はトラッキング制御回路53の具体的な回路構成
を示す図である。第9図に於いて250はヘッド2Aよりの
再生信号が再生アンプ51を介して供給される端子,251は
ヘッド2Bよりの再生信号が再生アンプ51を介して供給さ
れる端子、252,253は夫々ヘッド2A,2Bの再生信号から前
述した4種類のパイロット信号成分を分離するためのバ
ンドパスフィルタ(BPF)である。BPF252,253で分離さ
れたパイロット信号成分には主トラック及びその両隣接
トラックより得られるパイロット信号が含まれている。
乗算器254,255に於いては夫々BPF252,253で分離された
信号に主トラックに記録されていたパイロット信号と同
一周波数のリファレンス信号を乗算する。
BPF256,257,258,259は夫々、主トラックのパイロット
信号と両隣接トラックのパイロット信号の差成分を抽出
する。今、(f2−f1)=(f4−f3)=F1,(f4
2)=(f3−f1)=F2とすると、BPF256,258は夫々
1成分をBPF257,259は夫々F2成分を分離する。こうし
て得られたF1成分,F2成分は夫々検波回路260,262,261,
263でレベル検波され、差動アンプ264,265でF1成分と
2成分を発生させるトラックの方向は切換わるので反
転アンプ266,267を介したものと介さないものとがスイ
ッチ268,269にて選択的に取り出されATFを得る。但し、
各ヘッドがトラックトレースしてパイロット信号を再生
している期間以外は無意味な信号となるため、この期間
に於けるスイッチ268,269の出力のみをゲート270,271で
取り出し、夫々ATF.A,ATF.B,として端子272,273を介し
て第3図に示すパターン信号発生回路に供給される。
第10図は第9図各部の波形を示すタイミングチャー
ト、第11図は変速再生時に於ける磁気テープ上のヘッド
位置を説明するための図である。以下、変速再生時に於
けるATFの取出しタイミングについて詳説する。端子274
を介して供給されるHSW(i)は前述した様にハイレベ
ルの時ヘッド2Aがa1領域をトレースし、HSW(i)をイ
ンバータ283で反転した信号(ii)がハイレベルの時は
ヘッド2Bがa1領域をトレースしている。
今、a1領域にf1が記録されたトラックを形成した記
録ヘッドと再生ヘッド2A,2Bのアジマス角が同じであれ
ば、変速再生時に於いては再生ヘッド2A,2Bがトレース
するトラックはa1領域にf1またはf4が記録されてい
るトラックである。従ってヘッド2A,2Bは共にa1領域を
トレースしている時に於いては主トラックの直前に形成
された隣接トラック(前隣接トラック)から得られるパ
イロット信号が乗算器の出力に於いてはF2成分として
得られ、直後に形成された隣接トラック(後隣接トラッ
ク)から得られるパイロット信号がF1成分として得ら
れる。そこでバイモルフ3A,3Bは共に正の電圧が引火さ
れた時、第11図中矢印Zで示す方向に変位するとすれ
ば、ヘッド2A,2Bがa1領域をトレースしている時、スイ
ッチ268,269が差動アンプ264,265の出力をそのまま出力
する様に構成すればよい。
スイッチ268,269は制御端子(図中矢印にて示す)に
ハイレベルの入力がある時、H側に接続される。従って
スイッチ268の制御端子にはHSW(i)が、スイッチ269
の制御端子にはHSWをインバータ283で反転した信号(i
i)が入力されればよいことになる。端子278は第2図に
示すシステム制御回路54より変速再生時にはハイレベ
ル、通常再生時及び記録時にはローレベルの信号が供給
されており、これはスイッチ295の制御端子にも供給さ
れている。これによりインバータ283の出力信号はスイ
ッチ269の制御端子に導かれる。
モノマルチ284,285は夫々入力信号の立下りエッジに
てトリガし、所定期間τ1後に反転するのであるが、こ
のτ2は1フィールド期間、即ちヘッドがa1領域をトレ
ースするに要する時間をτ0,ヘッドがa2領域をトレー
スするに要する時間をτ1とした時、τ2=τ0−τ1で表
わされる。従ってモノマルチ284,285の出力(第10図(i
ii),(iv)に示す)は夫々ヘッド2A,2Bがa1領域もa
2領域もトレースしていない期間にハイレベルとなる。
即ち、このモノマルチ284,285の出力(iii),(iv)を
反転すればヘッド2A,12Bがパイロット信号を再生してい
る期間に於いてハイレベルとなる。そこでこれらをイン
バータ286,287で夫々反転してゲート回路270,271を制御
する(第10図に(v),(vi)で示す。) この様にして得られたATF.A及びATF.Bは、前述の如く
パターン信号発生回路56及び加算回路58に供給され、バ
イモルフ等の変換素子3A,3Bの制御に利用されるが、他
方テープ走行時に於けるキャプスタンモータ11の制御に
も利用される。以下キャプスタンモータ制御回路13に供
給される信号について説明する。
ATF.Aはスイッチ290及び平均回路288へ供給され、AT
F.Bはスイッチ292及び平均回路288へ供給される。キャ
プスタンモータをATFを用いて制御するのは周知である
が、本例の場合ヘッド2Aより得たATF.Aとヘッド2Bより
得たATF.Bとがあり、これらが同時に得られるタイミン
グが存在する。そこでATF.A,ATF.Bのみが得られる期間
についてはこれらをそのまま利用し、これらが両方共得
られる期間についてはこれらの平均を利用しようという
ものである。ATF.Aのみが得られる期間は前述の説明か
ら明らかな様にモノマルチ285の出力がハイレベルの時
であり、ATF.Bのみが得られる期間はモノマルチ284の出
力がハイレベルの時である。従ってモノマルチ285の出
力がハイレベルの時スイッチ290がオンされ、モノマル
チ286の出力がハイレベルの時スイッチ292がオンされ
る。またこれ以外の期間はノアゲート289の出力(第10
図(vii)に示す)がハイレベルとなるが、この期間に
ついてはスイッチ291がオンされる。この様にしてATF.
A,ATF.B及びこれらの平均が択一的にLPF293に供給さ
れ、このLPFの出力は端子294を介してキャプスタンモー
タ制御回路13に供給される。
次に通常再生時のATFの取出しタイミングについて説
明する。図示していないが互いにアジマス角の異なるヘ
ッドHA,HBによって記録及び通常再生が行われるものと
する。この時ヘッドHA,HBより得られる再生信号はヘッ
ド2A,2Bの場合と同様に再生アンプを介して第9図の端
子250,251に供給され、他方これらはHSWで連続信号とさ
れ再生ビデオ信号を再生する。ここでヘッドHAがヘッド
2A,2Bと同一のアジマス角を有するヘッドであるとする
と、ヘッドHAは第11図に於るa1領域にf1の記録されて
いるトラック及びf4の記録されているトラックをトレ
ースし、ヘッドHBはf2の記録されているトラック及び
3の記録されているトラックをトレースする。従って
ヘッドHAの再生信号によるATF信号の発生についてはヘ
ッド2Aの場合と同様である。他方ヘッドHBのa1領域か
らの再生信号によりBPF258,259で抽出されたF1,F2成分
は夫々前隣接トラック、後隣接トラックより得られたも
のであり、ヘッドHAの場合と逆になる。もちろんa2
域についても同様である。そこでヘッドHBがa1領域を
トレースしている時には反転アンプ267の出力をATFとせ
ねばならない。そのため変速再生時とは異なりスイッチ
269の制御端子にはHSWがスイッチ295のL側を介してそ
のまま供給される。これによってヘッドHAの再生信号及
びヘッドHBの再生信号に基くATFを得ることができる。
尚、キャプスタン制御回路に供給する信号の形成方法に
ついては変速再生時のそれと同様であるので説明は省略
する。
(ローテーション制御回路の説明) 以下、第9図に示すローテーション制御回路279の動
作について説明する。
第11図に於いてヘッド2AがApに示す位置にあるとす
る。即ちf4の記録されているa1領域トラックにある
時、変速再生時に於いてヘッド2Bは図中のBP0,BP1,
BP2,BP3に示す如くf2またはf3の記録されているa2
域に突入する。つまりこの時、ヘッド2A,2Bのトレース
する主トラックに記録されているパイロット信号が異な
っている。従ってこの時、乗算回路254と乗算回路255に
は異なる周波数のリファレンス信号を供給することにな
る。
今、任意の記録トラックに於いてa2領域に記録され
ているパイロット信号が決定すればa2領域に記録され
ているパイロット信号が一義的に決定する。即ち、a2
領域に記録されているパイロット信号がf3である時、
1領域に記録されているパイロット信号はf1,a2領域
に記録されているパイロット信号はf2である時a1領域
に記録されているパイロット信号はf4である。変速再
生時にヘッド2A,2Bがトレースするトラックはこの2種
類ということになる。従って次にトレースするトラック
がこの2種類のトラック中の同一種類のものか異なる種
類のものかを判断することによって、所望のリファレン
ス信号を各乗算器に供給できる。この判断には前述のPU
L.Eを用いる。
以下、具体的にテープ走行速度を例示して説明する。
第12図は正1/2スロー時に於ける装置各部の波形を示す
タイミングチャートである。カウンターP101でキャプス
タンFG信号をカウントすることにより発生した位相情報
(第12図(ヘ)にその値をアナログ的に示す)はPUL.A,
PUL.Bで夫々カウンタA102,カウンタB103にロードされ、
その1/2フィールド期間後よりPUL.C,PUL.Dがハイレベル
となることによってカウンタA102,カウンタB103がキャ
プスタンFG信号をカウントする。このPUL.A,PUL.Bによ
る初期値取り込みタイミングに於いてカウンタP101が示
す位相情報はある記録トラックに対するものであるか
ら、初期値取り込みタイミング間にトラック変更がなけ
ればトレースするトラックは同一ということになる。ま
たPUL.Aの2つのパルス間に於いてはヘッド2Aは再生ト
ラックは変更せず、PUL.Bの2つのパルス間に於いては
ヘッド2Bは再生トラックを変更しない。
即ちヘッド2Aについて言えばPUL.Aの2つのパルス間
にPUL.Eのパルスがなければ再生トラックの変更はな
い。またPUL.Aの2つのパルス間にPUL.Eのパルスがあれ
ば再生トラックが変更されたことを意味する。もちろん
ヘッド2Bについても同様である。またPUL.Aの1つのパ
ルスとPUL.Bの1つのパルス間にPUL.Eのパルスが存在し
なければ、これらのパルス後のヘッド2Aとヘッド2Bのト
レースする再生トラックは同一のトラックであり、存在
すれば隣々接のトラックということになる。以上の如き
考え方により第12図(チ),(リ)にセレクタ281,282
より発生すべきリファレンス信号の周波数を示す。
次にPUL.AまたはPUL.Bの2つのパルス間にPUL.Eのパ
ルスが複数存在する場合について考えみる。今、PUL.A
の2つのパルス間にPUL.Eのパルスが2つ存在すれば、
トラック変更が2回あったことを意味し、結局はヘッド
2Aが同じパイロット信号の記録されているトラックを続
けてトレースすることになる。またPUL.Eのパルスが3
つ存在すればトラック変更が3回あったことを意味し、
前述した2種類の記録トラックのうち異なる種類の記録
トラックをトレースすることになる。これらによって一
般にPUL.Aの2つのパルス間にPUL.Eのパルスが(2n−
1)個(Nは整数)存在すれば、これに対応してヘッド
2Aは異なるパイロット信号の記録されているトラックを
トレースすることがわかる。またPUL.Aの2つのパルス
間にPUL.Eのパルスが(2n)個存在すれば、これに対応
してヘッド2Aはa1領域a2領域共に同一パイロット信号
の記録されているトラックをトレースする。これは2Bに
ついてはPUL.Bの2つのパルス間のPUL.E数によって同様
に判断できる。更にはヘッド2Aとヘッド2Bの各トレース
についてはPUL.Aの1つのパルスとPUL.Bの1つのパルス
間のPUL.Eの数によって同様に判断できる。
第13図は正8/3サーチ時に於ける装置各部の波形を示
すタイミングチャートであり、上述の如き考え方により
第12図(チ),(リ)にセレクタ281,282より発生すべ
きリファレンス信号の周波数を示した。
上述の如き原理に基いて構成されたローテーション制
御回路279の具体的な回路例を第14図に示す。第15図は
第14図各部の波形を示すタイミングチャートである。以
下第14図に示す回路の動作について順を追って説明す
る。
まず第15図のタイミングチャート中左側に示される変
速再生時について説明する。第14図に於いて306はPUL.A
の2つパルス間に存在するPUL.Eのパルスの数が偶数個
であるか奇数個であるかを判別するためのフリップフロ
ップ(以下FF)である。FF306のリセット(R)端子に
はPUL.A(ii)が微少時間遅延回路307を介して供給さ
れ、PUL.E(iv)がクロック端子に供給される。従って
リセット直前に於けるFF306のQ出力は、PUL.A(ii)の
2つのパルス間のPUL.E(iv)のパルス数が奇数の時ハ
イレベル,偶数の時ローレベルとなる。309はFF306のリ
セット直前のQ出力がハイレベルの時にのみQ出力を反
転するFFである。従ってこのFF309のQ出力(vii)によ
り、ヘッド2Aが前述した2種類の記録トラックのどちら
をトレースしているかを判別できる。
一方FF308はPUL.A(ii)の1つのパルスからPUL.B(i
ii)の1つのパルス間に存在するPUL.E(iv)のパルス
数が奇数か偶数かを判別する回路である。FF308のR端
子にはこの間のみローレベルである処のHSW(i)が供
給されている。FF310はFF308のリセット直前のQ出力が
ハイレベルの時、FF309とは異なるQ出力をPUL.B(ii
i)のタイミングに応じて発生し、ローレベルの時同じ
Q出力を発生する。従ってFF310のQ出力(ix)により
ヘッド2Bが前述した2種類の記録トラックのどちらをト
レースしているかを判別できる。
HSW(i)がハイレベルの時はヘッド2Aが主トラック
をトレースしているのであるから、セレクタ281が発生
すべきリファレンス信号の周波数はf1またはf4であ
る。一方、端子305には第9図に示す端子278に供給され
ているシステムコントロール信号が供給されており、変
速再生時にはハイレベルの信号が供給されている。その
ため排他的論理和回路(EXOR)313にてHSWが反転する
が、この反転したHSWがハイレベルの時のは同様にセレ
クタ282が発生すべきリファレンス信号の周波数はf1
たはf4である。
従って、FF309のQ出力及びHSWを用いればセレクタ28
1が発生すべきリファレンス信号の周波数が決定でき
る。またFF310のQ出力及びEXOR313の出力を用いればセ
レクタ282が発生すべきリファレンス信号の周波数が決
定できる。変速再生時にはFF316のR端子の入力がハイ
レベルであるため、FF316のQ出力はローレベルとな
り、オア回路317,318の出力は夫々FF309,FF310のQ出力
と同じである。従って端子319,320,321,322より得られ
る信号を夫々FA1,SB1,SA2,SB2とすれば、SA1とSA2とで
セレクタ281が発生するリファレンス信号の周波数を決
定し、SB1とSB2とでセレクタ282が発生するリファレン
ス信号の周波数を決定してやればよい。
第9図に示すセレクタ281,282は夫々SA1,SB1がハイレ
ベルでかつSA2,SB2もハイレベルの時f1,SA1,SB1がハイ
レベルでかつSA2,SB2がローレベルの時f3,SA1,SB1がロ
ーレベルでかつSA2,SB2がハイレベルの時f4,SA1,SB1が
ローレベルでかつSA2,SB2もローレベルの時f2を出力す
る様に構成する。第15図(xii),(xiv)にこれらのセ
レクタが出力する周波数を記載しておく。
次に通常再生時の動作について説明する。この時端子
305に入力される信号はローレベルであるためFF309,FF3
10のR端子にはインバータ314を介してハイレベルの信
号が供給される。そのためFF309,FF310の出力はローレ
ベルとなる。他方FF316のCK入力端子にはHSWがそのまま
EXOR313を介して入力され第15図右側の(x)に示す如
きQ出力を得る。これを通常再生時のSA1,SB1としてオ
ア回路317,318を介して出力すれば、第15図に示す如く
記録時と同様の周波数ローテーションでリファレンス信
号を発生することができる。
この様にしていかなるテープ速度に於いてもATFをa1
領域からもa2領域からも得ることができた。
(他部分の説明) 次に第6図を用いて変換素子制御回路55の残りの部分
について説明する。LPF161,162は夫々前述のリンギング
現象を更に防止するため、固定パターン信号の高周波成
分を除去する。また減算器171,172は夫々ヘッド2A,2B用
の固定パターン信号からATF、A及びATF、Bを減算する
ものである。59は減算回路58の出力信号に含まれている
直流成分の平均を積分器180にて検出し、差動アンプ18
1,182を用いて除去する直流成分除去回路である。差動
アンプ181、182の出力信号は夫々アンプ191,192、LPF19
3,194及び高圧アンプ195,196を介し、端子211,212より
電気−機械変換素子に印加される。
(構成の一部変更等についての説明) 尚、上述の説明に於いては変速再生を行うヘッド2A,2
Bを同一アジマス角のヘッドとしたが、アジマスが異っ
た場合にも本発明を適用できるのではもちろんである。
また再生ヘッドの数についても2ヘッド構成に限らず4
ヘッド構成の装置についても本発明を適用可能である。
更に上述の例では変移手段をパターン信号によって駆
動するタイプのVTRに於ける変速再生についてのみ説明
したが、テープを間欠送りすることによって標準再生と
スティル再生を繰り返してスローモーション再生を行う
等の他のタイプのVTRに於いても、キャプスタンFG信号
及びATF信号を利用することによって再生ヘッドのトレ
ースしているトラック上のパイロット信号の種類を正確
に判別することが可能である。
〈発明の効果〉 上述の説明から明らかなように、本発明は移送手段の
記録媒体移送動作に関連し、記録トラックの2トラック
周期の更新に応じて得られる第1の信号と、複数の回転
ヘッドの切り替えのタイミングに応じた第2の信号とに
基づいてトラッキングのためのレファレンス信号を選択
するようにしたため、任意の記録媒体移送速度において
回転ヘッドがトレースしているトラックに記録されてい
るパイロット信号を正確かつ簡単に判別することができ
る。
したがって、任意の記録媒体移送速度で移送して再生
する際にも、パイロット信号を用いてトラッキング制御
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気テープ上の様子を示す図、 第2図は本発明の一実施例としてのVTRの概略構成を示
す図、 第3図は変換素子制御回路の詳細な構成を示す図、 第4図はタイミング信号発生の様子を示すタイミングチ
ャート、 第5図はスティル再生時及び標準再生時のパターン信号
を示すタイミングチャート、 第6図(A),(B)は正,逆1/3スロー時のテープ上
の記録トラックと再生ヘッドのトレース軌跡との関係を
示す図、 第7図は正1/3スロー時のパターン信号を示すタイミン
グチャート、 第8図は逆1/3スロー時のパターン信号を示すタイミン
グチャート、 第9図はトラッキング制御回路の具体的な回路構成を示
す図、 第10図は第9図各部の波形を示すタイミングチャート、 第11図は変速再生時に於ける磁気テープ上のヘッド位置
を説明するための図、 第12図は正1/2スロー時に於ける装置各部の波形を示す
タイミングチャート、 第13図は正8/3サーチ時に於ける装置各部の波形を示す
タイミングチャート、 第14図はローテーション制御回路の具体的な回路例を示
す図、 第15図は第14図各部の波形を示すタイミングチャートで
ある。 1は記録媒体としての磁気テープ、2A,2Bは夫々回転ヘ
ッド、10は移送手段に含まれるキャプスタン、11はキャ
プスタンモータ、12は第一の信号を発生する手段に含ま
れる周波数信号発生器、53は第二の信号を発生する手段
に含まれるトラッキング信号発生回路、279はローテー
ション制御回路である。
フロントページの続き (72)発明者 上月 進 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 武井 正弘 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 長沢 健一 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数の周波数を有するパイロ
    ット信号が4トラック周期で繰り返しビデオ信号に重畳
    されて記録トラックとして記録された記録媒体を記録時
    と異なる速度で移送させつつ、トレース方向とは異なる
    方向に変位可能な回転ヘッドを含む複数の回転ヘッドを
    順次切り替えて前記ビデオ信号及びパイロット信号を再
    生するとともに、再生された前記パイロット信号及び選
    択されたレファレンス信号に基づくトラッキング信号を
    用いてトラッキング制御を行う装置であって、 前記記録媒体を移送する移送手段と、 前記移送手段の記録媒体移送動作に関連し、前記記録ト
    ラックの2トラック周期の更新に応じて得られる第1の
    信号を発生する第1の信号発生手段と、 前記複数の回転ヘッドの切り替えのタイミングに応じた
    第2の信号を発生する第2の信号発生手段と、 前記第1の信号及び第2の信号に基づいて前記レファレ
    ンス信号を選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
    る回転ヘッド型ビデオ信号再生装置。
JP59055328A 1984-03-13 1984-03-22 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置 Expired - Lifetime JP2537164B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59055328A JP2537164B2 (ja) 1984-03-22 1984-03-22 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
US06/710,091 US4630146A (en) 1984-03-13 1985-03-11 Rotary head type reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59055328A JP2537164B2 (ja) 1984-03-22 1984-03-22 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60201559A JPS60201559A (ja) 1985-10-12
JP2537164B2 true JP2537164B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=12995466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59055328A Expired - Lifetime JP2537164B2 (ja) 1984-03-13 1984-03-22 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537164B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60201559A (ja) 1985-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4531162A (en) Noise control circuit for slow-motion/still-motion video reproduction system
US4630146A (en) Rotary head type reproducing apparatus
JP2537164B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
US4393417A (en) Tracking system
JP2597968B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0746415B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0750523B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0750923B2 (ja) 回転ヘツド型再生装置
JPH0547902B2 (ja)
JP2507702B2 (ja) 回転ヘツド型再生装置
US4991031A (en) Rotating head type reproducing apparatus
JPH0636588B2 (ja) 映像信号再生装置
JPH0750522B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0670845B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0670846B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH069094B2 (ja) 記録媒体走行検出装置
JP2707443B2 (ja) 回転ヘッド型再生装置
JPH0666084B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JP2593841B2 (ja) 同期信号検出回路
EP0130573A2 (en) Servo system for magnetic recording/reproduction apparatus
JPH0610903B2 (ja) スロ−再生用トラツキング制御装置
JPS60195721A (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JPH0670844B2 (ja) 回転ヘツド型再生装置
JP2575102B2 (ja) 回転ヘツド型再生装置
JP2565204B2 (ja) 斜めトラツクのトラツキング装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term