JPH0158567B2 - - Google Patents

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JPH0158567B2
JPH0158567B2 JP58104391A JP10439183A JPH0158567B2 JP H0158567 B2 JPH0158567 B2 JP H0158567B2 JP 58104391 A JP58104391 A JP 58104391A JP 10439183 A JP10439183 A JP 10439183A JP H0158567 B2 JPH0158567 B2 JP H0158567B2
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Kenji Shiroshita
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0158567B2 publication Critical patent/JPH0158567B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、回転ヘツド型磁気録画再生装置
(以下VTRと称する)に関し、特に高速再生時に
ノイズのない再生画像を実現するために、可動ヘ
ツド駆動パターンの発生手段が改良された磁気録
画再生装置に関する。
一般に、ヘリカルスキヤンニング方式VTRに
おいては、通常再生だけでなく、高速再生(倍
速)や正逆再生等の特殊再生モードでの操作が行
なわれる。このような特殊再生モードにおいて
は、信号が記録されたビデオトラツクとビデオヘ
ツド軌跡とが一致しなくなる。このため、ビデオ
ヘツドをたとえば圧電素子等の電気−機械変位変
換器に取付け、ビデオヘツドを随時適当に変位さ
せることにより、ビデオトラツクとビデオヘツド
軌跡とを一致させて、良好な画質を得るという方
法が従来より行なわれていた。これは、可動ヘツ
ドによるオートトラツキング(以下単にATとも
いう)と呼ばれている。このATの方法として
は、1ビデオトラツクごとに相異なる周波数で記
録されたパイロツト信号を用いたパイロツト信号
方式(4種類のパイロツト周波数を順次切換えて
使用するため、4f方式とも呼ばれる)が知られて
いる。
ここでは、4f方式を方式を例にとり、上記AT
について説明する。
第1図は、ヘリカルスキヤンニング方式VTR
の4f方式におけるビデオテープの記録パターンで
あり、第2図はAT系ブロツク図を示す。図にお
いて、1はビデオテープ、2はビデオトラツク、
3a,3bはそれぞれ異なるアジマスを用い、回
転シリンダ(図示せず)の相対する周面(180度
隔たる位置)に取付けられたビデオヘツド、4
a,4bはそれぞれビデオヘツド3a,3bを取
付けたバイモルフ等で構成される電気−機械変位
変換器としての圧電素子である。上記ビデオヘツ
ド3a,3bと圧電素子4a,4bとにより、可
動ヘツド40aと40bとが構成されている。こ
の可動ヘツド40a,40bはそれぞれ回転シリ
ンダの回転軸方向に変位できるようになつてい
る。
次に、5はビデオヘツド3a,3bからの信号
を選択するためのヘツド切換信号(H−SW)、
6a,6bはそれぞれビデオヘツド3a,3bに
より得られた再生信号、7a,7bはそれぞれ上
記再生信号6a,6bを増幅する増幅器、8は再
生信号6a,6bのいずれか一方を選択するスイ
ツチ回路である。
さらに、50はこのスイツチ回路8の出力から
可動ヘツド40a,40bのトラツキングエラー
を検出するエラー検出装置である。このエラー検
出装置50において、9はスイツチ回路8の出力
からパイロツト信号を取出すためのフイルタ、1
0は再生されたパイロツト信号(fp)、11はキ
ヤリア信号(fcr)、12は上記パイロツト信号1
0とキヤリア信号11とを混合する平衡混合器、
13a,13bは帯域通過フイルタ、14a,1
4bは振幅検出器、15は比較演算器である。
さらに、16は可動ヘツド40a,40bを駆
動するパターンを発生する可動ヘツド駆動パター
ン発生回路(PTG)、17a,17bは低域通過
フイルタ、18a,18bはそれぞれ圧電素子4
a,4b(すなわち可動ヘツド40a,40b)
を駆動するための駆動アンプである。そして、上
記低域通過フイルタ17a,17bおよび駆動ア
ンプ18a,18bにより駆動装置60が構成さ
れている。
また、第1図において、ヘリカルスキヤンニン
グ方式VTRの4f方式で記録されたパイロツト信
号f1,f2,f3,f4は、たとえばそれぞれ
102KHz、118KHz、164KHz、148KHzというよう
に、Y信号、C信号に比べて十分低周波で、かつ
隣り合うパイロツト信号の周波数の差が16KHzと
46KHzというように所定の値に設定してある。ま
た、パイロツト信号f1とf3とは一方のアジマ
ス(CH−1ヘツド)側、パイロツト信号f2と
f4とは他方のアジマス(CH−2ヘツド)側の
ビデオトラツクに重畳されている。
第3図ないし第5図は、上記第2図に示すAT
系ブロツク図の動作を説明するための図である。
そのうち、第3図は5倍速高速再生時のヘツド軌
跡とビデオトラツクとの関係の一例を示す。第4
図aおよびbはそれぞれ従来の方式による5倍速
高速再生時の基本パターンの一例およびヘツド切
換信号の波形を示す。第5図は、基本パターンと
エラーパターンとから駆動パターンを合成する一
例を示す。
図において、20は可動ヘツド40a,40b
(第2図)を固定した場合の軌跡(「固定ヘツド軌
跡」と呼ぶ)、21は通常の記録、再生時のビデ
オテープ1(第1図)上のヘツド軌跡(「通常ヘ
ツド軌跡」と呼ぶ)、22は通常再生速度に対す
る速度ベクトル(「通常再生速度ベクトル」と呼
ぶ)、23は5倍速高速再生速度に対する速度ベ
クトル、25は5倍速高速再生時のビデオテープ
上のヘツド軌跡、25aはCH−1の5倍速高速
再生時のビデオテープ上のヘツド軌跡、25bは
CH−2の5倍速高速再生時のビデオテープ上の
ヘツド軌跡、26aは5倍速高速再生時のCH−
1側の可動ヘツドを駆動するため基本パターン、
26bは5倍速高速再生時のCH−2側の可動ヘ
ツドを駆動するための基本パターン、27は階段
状の基本パターン、28はエラーパターン、29
は基本パターン27とエラーパターン28とを合
成してなる可動ヘツドを駆動するための可動ヘツ
ド駆動パターンである。
次に動作について説明する。
まず、通常速度での再生における可動ヘツドの
制御について説明する。
今、第4図bに示すように、ビデオヘツド3
a,3b(第2図)を切換える切換信号5がハイ
レベル信号「H」のとき、ビデオヘツド3aが記
録、再生状態にあるとする。すなわち、ビデオヘ
ツド3aをCH−1側、ビデオヘツド3bをCH
−2側とする。また、ビデオヘツド3aがパイロ
ツト信号f1が記録されたビデオトラツク2a
(第1図)をトレースしているとする。このとき、
隣接トラツクに記録されているパイロツト信号f
2とf4とがクロストローク信号として再生信号
6a(第2図)に混入する。この再生信号6aは、
再生アンプ7aにより増幅され、スイツチ回路8
を通り、パイロツト信号を選択的に通すフイルタ
9に入力され、これにより再生パイロツト信号1
0が得られる。この再生パイロツト信号10はパ
イロツト信号f1と、クロストークとしてのパイ
ロツト信号f2,f4とを含む。
次に、キヤリア信号11(第2図)をパイロツ
ト信号f1と同じ周波数に設定し、上記再生パイ
ロツト信号10とこのキヤリア信号11とを平衡
混合器12に入力する。すると、この平衡混合器
12の出力には、 |f1−f4|=46KHz の周波数成分と、 |f1−f2|=16KHz の周波数成分とが表われる。そして、それぞれ中
心周波数が16KHzと46KHzとに設定された第1の
帯域通過フイルタ13aと、第2の帯域通過フイ
ルタ13bとにより、上記それぞれの成分が抽出
され、これらを第1の振幅検出器14aと第2の
振幅器14bとで直流レベルに変換し、それぞれ
を比較器15で比較する。
このとき、もし、第1の振幅検出器14aの出
力が第2の振幅検出器14bより大ならば、ビデ
オヘツド3aはパイロツト信号f2が記録されて
いるビデオトラツク側に片寄つていることを意味
する。このため、この片寄りを修正する可動ヘツ
ド駆動パターンをマイクロコンピユータ等で構成
されるパターン発生回路16によつて発生し、そ
の可動ヘツド駆動パターンを、圧電素子4aが異
常振動を発生しない程度に低域通過フイルタ17
aで平滑し、これを圧電素子駆動アンプ18aを
介して圧電素子4aに供給する。
この結果、ビデオヘツド3aで再生される隣接
トラツクからのパイロツト信号のクロストーク量
のバランスが変化し、サーボループが形成され
る。このようにして、ATが行なわれる。
また、CH−2側についてもほぼ同様の動作に
よつてATが行なわれる。なお、ここでは説明を
省略するが、ビデオヘツド3a,3bの片寄りを
修正する信号を小さくするように、キヤプスタン
モータ制御系も同時に動作している。
次に、高速再生における可動ヘツドの制御につ
いて説明する。
第3図において、ビデオトラツク2はビデオヘ
ツド3a(または3b)の軌跡20とビデオテー
プ1の移動に対応する速度ベクトル(vs)22の
合成ベクトルとして、通常再生時ヘツド軌跡21
を表わすことができる。したがつて、ビデオテー
プ1が記録時と同じ速度vsで動いている限り、通
常再生時ヘツド軌跡21はビデオトラツク2と平
行関係が保たれる。
ところが、ビデオテープ1の移動速度がたとえ
ば5倍になつた場合には、対応する速度ベクトル
23が5vsとなる。よつて、その合成ベクトルと
しての5倍速高速再生ヘツド軌跡25が得られ
る。このヘツド軌跡25は、ビデオテープ1上で
はヘツド軌跡25a,25bとなる。それゆえ、
良好な信号を得るためには、圧電素子4a,4b
(第2図)を変位させて、ビデオヘツド3a,3
bの高速時のヘツド軌跡が通常再生時ヘツド軌跡
21と一致するようにする必要がある。
ここで、ビデオヘツド3a,3bを回転シリン
ダの回転方向に対して垂直上方(第3図において
右上の方向)に変位させるのを負の方向とする。
すると、第3図におけるヘツド軌跡25a,25
bに対する基本パターン26a,26bは第4図
のような三角波になる。もつとも、この基本パタ
ーン26a,26bは、実際にはマイクロコンピ
ユータなどで合成するため、正確にいえば第5図
bに示すように階段状の波形27である。たとえ
ば第5図では、このような一例として1フイール
ドを8分割した基本パターン27を示している。
ところが、圧電素子4aはヒステリシス特性を
持つため、この基本パターン27のみでは正確な
トラツキングができない。そこで、たとえば、第
5図の基本パターン27にエラーパターン28を
加えて、駆動パターン29とし、これにより可動
ヘツド40a,40bを駆動するようにしてい
る。すなわち、フレームtにおける駆動パターン
DN(t)は、 DN(t)=PN+EMN(t) ……(1) (N=1〜2M、2Mは分割数) と表わされる。また、エラーパターンEMN(t)
は、EN(t)から EMN(t)=EMN(t-1)+EN(t-1) ……(2) で表わされ、フレームtごとに内容が更新され、
メモリに入れられる。
ここで、エラーEN(t)は或るピツチ分をαと
すると、ほぼ正確にトラツキングしているときは
「0」、先行するビデオトラツク側に片寄る場合は
「−α」、逆の場合には「α」の3値のいずれかを
とる。たとえば、第5図において、フレームtの
N=3での基本パターン、エラーパターン、およ
び駆動パターンをそれぞれP3、EM3(t)、D3
(t)とすると、駆動パターンD3(t)は、EM3
(t)=−αより、D3(t)=P3−αである。この
とき、先行するビデオトラツク側に片寄つている
とすると、E3(t)=−αより、EM3(t+1)=
−α−α=−2αとなり、次のフレーム(t+1)
の駆動パターンD3(t+1)は、D3(t+1)=P3
−2αとなる。
このようにして、可動ヘツド駆動パターン発生
回路16で階段状の駆動パターン29が合成され
る。
ここで、各パターンを8ビツトで表現すると仮
定する。すると、最上位ビツト(MSB)を8ト
ラツクピツチに相当させると、最下位ビツト
(LSB)は、1/16トラツクピツチに相当する。
今、1トラツクピツチ分だけビデオトラツク2と
ビデオヘツド40aまたは40bとがずれている
とする。このとき、「α」を最下位ビツトとすれ
ば、ビデオトラツク2とビデオヘツド40aまた
は40bとが一致するまでに、16ステツプ必要と
なる。このとき、ビデオヘツド40aまたは40
bはNTSC方式の場合、1/30で1回転するため、
上記16ステツプは約0.5秒を要することになる。
一方、1フイールドを16分割したと仮定する。
すると、5倍速高速再生では、ビデオヘツド40
aまたは40bは4トラツクピツチ変位するの
で、駆動パターン29は4分の1トラツクピツチ
の段差を有する階段状のパターンになる。そし
て、1フイールド当たりの分割数を増せば上記段
差を少なくすることは可能であるが、エラーパタ
ーンの演算時間の増加、駆動パターン演算時間の
増加等の制約のため限界がある。
以上のように、従来の可動ヘツド駆動パターン
は、トラツキング整定時間が長いか、このトラツ
キング整定時間を短くしようとすれば階段状の駆
動パターンの段差が大きくなつてしまい、良好な
トラツキングエラー補正ができなくなるという欠
点があつた。そして、トラツキング整定時間の短
縮と階段状の駆動パターンの段差の増加とは相対
的に反比例の関係にあり、これら2つの欠点を同
時に克服することは、従来のVTRでは困難であ
つた。
それゆえに、この発明の目的は、上述のような
従来の装置の欠点を除去するためになされたもの
で、応答性が早く、かつ段差の少ない駆動パター
ンによつて、良好な再生画像が得られるようにし
た磁気録画再生装置を提供することである。
この発明は、簡単に言えば、圧電素子等の電気
−機械変位変換器の非線形に変位する特性に基づ
いて予め特殊再生モード時にビデオヘツドが磁気
テープのビデオトラツクを追随できるような基本
パターンを決め、それをあらかじめ記憶手段に記
憶し、かつ再生信号のうち、ビデオトラツクの少
なくとも中央部から再生される信号に基づいて、
可動ヘツドのトラツキングエラーを検出するトラ
ツキングエラー検出手段を設け、トラツキングエ
ラー検出手段の出力と記憶手段に記憶された基本
パターンとに基づいて、パターン発生手段で可動
ヘツド駆動パターンを発生し、それによつて可動
ヘツドの圧電素子等の電気−機械変位変換器を適
正に変位させて、トラツキングエラーの防止を図
り、良好な再生画像が得られるようにした磁気録
画再生装置である。
この発明の上述の目的と特徴は、図面を参照し
て行なう以下の実施例の説明から一層明らかとな
ろう。
第6図はこの発明の一実施例のAT系の回路ブ
ロツク図である。図おいて、30はトラツキング
エラー演算用の加減算器、31は加減算器30の
出力をデジタル量に変換するアナログ/デジタル
変換器(ADC)である。なお、他のブロツクは、
第2図と同様の構成であり、同一または相当する
部分には、同一の番号を付しここでの説明は省略
する。
第7図は、3種類の基本パターンPNと、補正
値EMとから駆動パターンDNを合成する一例を示
す図である。第7図のaには、基本パターンPN
として、32a(+)、32a(0)、32a(−)
の3種類が表わされている。これらの各基本パタ
ーンは、それぞれ圧電素子のヒステリシスの大き
いもの、普通のもの、小さいものに対応した、非
線形特性を含んだ基本パターンである。このよう
に、圧電素子のヒステリシスの大きさに応じて、
3種類の基本パターンを用意したのは、磁気録画
再生装置を製造するときに、用いる圧電素子のヒ
ステリシス特性が、圧電素子ごとに多少のばらつ
きがあるため、それらばらつきに適宜対応できる
ようにするためである。この対応の仕方について
は後に詳述する。ここでは圧電素子の非線形特性
が異なる場合に対応した基本パターンのみについ
て説明するが、特殊再生モードごとにこれらのパ
ターンが準備されるのは言うまでもない。なお、
この基本パターンPNは、パターン発生回路16
内に設けられたメモリに予め記憶されている。
第7図aには、さらに補正値(EM)33aお
よび8分割された駆動パターン(DN)29が示
されている。
さらに、第7図bには、上記基本パターンのう
ち32a(+)と、補正値33aとから駆動パタ
ーン29を合成する様子を示す図が示されてい
る。
第8図には、たとえば圧電素子の非線形性を含
んだ1つの基本パターン、たとえば32a(0)
と補正値33aとから駆動パターン29を合成す
る場合の一例が示されている。
さらに、第9図には、3種類の基本パターンの
特性がそれぞれ示されている。
次に第6図ないし第8図を主として参照して、
この実施例の動作について説明する。
第6図に示すこの発明の一実施例のAT系の回
路動作は、基本的には第2図に示すものとほぼ同
様である。よつて、ここではCH−1側を例にと
つて、この実施例の特徴となる部分の動作につい
て説明する。
エラー検出装置50における第1の振幅検出器
14aと第2の振幅検出器14bとからそれぞれ
出力される直流レベルの出力信号は、加減算器3
0に与えられる。ここに、第1の振幅検出器14
aの出力は、磁気テープ1(第1図)がビデオヘ
ツド3aよりも相対的に進んでいることを示す
16KHz成分の信号である。他方第2の振幅検出器
14bの出力は、ビデオヘツド3aに対して磁気
テープ1が相対的に遅れていることを示す46KHz
成分の信号である。
これらの2つの信号を、加減算器30にて演算
し、エラー信号E(t)を求める。このエラー信
号E(t)は、アナログ/デジタル変換器31で
デジタル量に変換され、可動ヘツド駆動パターン
発生回路16に与えられる。
このとき、アナログ/デジタル変換器31から
出力される信号は、上記16KHz成分と46KHz成分
とが等しい場合は、E(t)=0、16KHz成分が
46KHz成分より大きい場合は、E(t)<0、16K
Hz成分が46KHz成分より小さい場合は、E(t)>
0となる。このとき、第7図に示す補正値EM
(t)は、次のように表わされる。
EM(t)=EM(t−1)−E(t−1) ……(3) この補正値EM(t)は、駆動パターン発生回
路16において演算され求められる。上述の(3)式
より明らかなように、次のフイールドにおける補
正値EM(t)は、現フイールドの補正値とエラ
ー値とから求められる。すなわち、現フイールド
において、EM(t−1)の補正値で補正した結
果、エラー値E(t−1)が生じた場合には、そ
の補正値EM(t−1)とエラー値E(t−1)と
を加減して、次の補正値EM(t)を求めるので
ある。
なお、エラー値E(t)は、ビデオトラツク2
(第1図)のほぼ中央付近で検出される。最も平
均的なエラー値が求めやすいからである。ビデオ
トラツク2のほぼ中央付近の信号は次のようにし
て求められる。それは、エラー信号E(t)は、
アナログ/デジタル変換器31から駆動パターン
発生回路16に順次入力される。駆動パターン発
生回路16では、ビデオヘツド3aがビデオトラ
ツク2のどの部分をトレースしているかはわかつ
ている。それゆえ、ビデオヘツド3aがビデオト
ラツク2の中央部をトレースするときのタイミン
グでエラー信号E(t)を読込めば、ビデオトラ
ツク2の中央付近のエラー信号E(t)が求めら
れる。
さらに、エラー信号E(t)が、ごく一部分で
生じる信号の欠落等の影響を受けにくいように、
加減算器30の出力段に積分要素を挿入したり、
または、可動ヘツド駆動パターン発生回路16内
において、エラー信号E(t)の平均化処理等を
行なえば、エラー信号E(t)の信頼性が向上す
る。
この場合、上記(3)式で与えられる補正値EM
(t)は、真に正しい補正値であるので、単に1
回の試みでビデオヘツド3aとビデオトラツク2
とを一致させるための情報が得られたことにな
る。
さらに、AT系の安定性を保つために、エラー
信号E(t)に、0<β<1の範囲の係数βを乗
じて、 EM(t)=EM(t-1)−βE(t-1) ……(4) としてもよい。このとき、係数βの値は、エラー
値E(t)の大小により適宜変化させればよい。
次に、第7図を参照して、基本パターン(PN
32aと補正値(EM)33aとから駆動パター
ン(DN)29を合成することについて説明する。
駆動パターン(DN)29は、 DN(t)=PN+EM(t−1) ……(5) で表わされる。上述の(5)式における基本パターン
(PN)32aは、圧電素子の非線形特性を考慮し
たパターンである。よつて、(5)式で与えられる駆
動パターン(DN)29で可動ヘツド40aを駆
動すれば、良好なトラツキングが期待できる。
さらに、駆動パターン(DN)29は、たとえ
ば8分割された基本パターン(PN)32aに一
律に補正値EM(t−1)を加えたものである。
よつて、この演算は比較的容易であり、パターン
発生回路16において速い速度で行なうことがで
きる。そのため、可動ヘツド40aの応答速度の
改善ができる。
さらに、(5)式の演算が比較的容易なことから、
1フイールド当たりの分割数Nが、従来例と比べ
て相対的に大きくできる。それゆえ駆動パターン
(DN)29を段差の小さいパターンとすることが
できる。
なお、(5)式の演算は、パターン発生回路16で
なく、たとえば外部の加減算器(図示せず)で行
なつてもよい。この場合、分割数Nをさらに大き
くすることが可能となる。
第8図は、上述の内容に基づいて描いた第7図
bの変形図である。第8図では、簡単のために、
基本パターンおよび駆動パターンを、階段状のパ
ターンによつて近似的に描かれる曲線で示してい
る。第8図において、(ア)区間が、ビデオヘツド3
aがたとえばビデオトラツク2a(第1図)をト
レースしている部分である。(イ)区間は、次のトレ
ースのための準備区間である(これは第7図では
図示していない)。
第8図に示すように、(ア)区間においても、基本
パターン(PN)32aおよび駆動パターン(DN
29は直線ではない。これは圧電素子が非線形の
特性を含んでいるためである。それゆえ基本パタ
ーン(PN)32aも第8図に示すように圧電素
子の特性に合わせた曲線で予め定めておけば、基
本パターン(PN)32aを一律に補正値(EM)
33aで補正することにより、適正な駆動パター
ン(DN)29を得ることができる。
なお、補正値(EM)33aの切換えは(イ)区間
で行なわれる。この(イ)区間は、ビデオヘツド3b
がビデオトラツク2をトレースする区間であり、
ビデオヘツド3aは信号の再生には無関係の区間
である。
第9図は、第7図aに示す3種類の圧電素子の
基本パターンを描いた図である。第8図bに示す
ように、基本パターンは、それぞれ1フイールド
の始端および終端でその違いが相対的に大きくな
つている。また、1フイールドの中央部ではほと
んど同一の曲線である。このように、1フイール
ドの始端および終端でその差が相対的に大きくな
るのは、この圧電素子の特性を表わす基本パター
ンが、圧電素子のヒステリシスの大小に影響され
ているからである。
それゆえ、複数の基本パターン(PN)32a、
たとえば3つの基本パターン32aのうち、最も
適切な基本パターンを選ぶには、1フイールドの
始端、中央、終端のそれぞれからエラー信号E
(t)を検出すればよいことになる。なお、この
1フイールドは、ビデオトラツク2(第1図)の
1トラツクに相当しているため、信号の検出は、
ビデオトラツクの始端、中央、終端から行なえば
よいことはいうまでもない。
次に、上記最適な基本パターンを選択する動作
について説明する。
第10図aには一実施例のトラツキングエラー
検出点X,Y,Z,X′,Y′,Z′が示されており、
第10図bには上記トラツキングエラー検出点に
基づいてトラツキングエラーパターンを検出する
方法が示されている。第10図において、X,
Y,Zはそれぞれトラツキングエラー検出点およ
びその点におけるエラーの片寄りを示すものであ
る。
このように、第10図aは、或るフイールドの
始端、中央、終端の各部分から、エラー信号E
(t)を検出する様子を示したものである。フイ
ールドの始端部のエラー信号をX、中央部のエラ
ー信号をY、および終端部のエラー信号をZとす
る。これらエラー信号X,Y,Zに基づいて、次
に説明するように最適な基本パターンを選択でき
る。
なお、フイールドの各部分のエラー信号の検出
は、既に説明したフイールド中央部(ビデオトラ
ツク中央部)のエラー信号の検出と同様の動作に
より行なわれる。すなわち、アナログ/デジタル
変換器31(第6図)から連続的なエラー信号が
駆動パターン発生回路16に与えられる。この駆
動パターン発生回路16は、前述のようにたとえ
ばマイクロコンピユータで構成されている。駆動
パターン発生回路16において、連続的なエラー
信号のうち、ビデオトラツク2(第1図)の始端
をビデオヘツド3aがトレースしているとき、中
央部をトレースしているとき、および終端部をト
レースしているときのそれぞれのタイミングで、
エラー信号を取出せば、各部分のエラー信号X,
Y,Zが得られるのである。
なお、第10図aにおいて、X′,Y′,Z′は、
CH−2側のエラー信号を表わしている。
第10図bは、各部分のエラー信号X,Y,Z
の大きさ関係を示す図である。各部分のエラーの
片寄りが、たとえば(i)のようになつたとする。す
なわち、フイールドの始端部でのエラーの片寄り
が正であり、終端部でのエラーの片寄りが負にな
るように変化したとする。この場合は、基本パタ
ーンの振幅が不足と判定され、ヒステリシスがよ
り大きいものに対応した基本パターンが選択され
る。たとえば、基本パターン32a(0)が選ば
れていた場合には、さらにヒステリシスが大きい
ものに対応した基本パターン32a(+)が選択
されることになる。
第10図bにおいて、(ii)の場合には、基本パタ
ーンは32a(0)(第7図参照)が選択される。
これは基本パターンのうち最も標準の基本パター
ンである。
さらに、(iii)の場合には、振幅が過剰と判定さ
れ、よりヒステリシスが小さいものに対応した基
本パターンが選択される。たとえば、基本パター
ン32a(0)が選択されていた場合、基本パタ
ーン32a(−1)に変更される。
このように、複数の基本パターン32aのうち
から、最適な基本パターンを選択するようにすれ
ば、その選択された基本パターンを補正値
(EM)33aによつて一律に補正することによ
り、最適な駆動パターン29が比較的容易に得ら
れる。それゆえ、基本パターン32aを分割した
各区分ごとに基本パターン32aを補正するため
のエラーパターン(従来例参照)を作る必要はな
くなり、応答性のよい駆動パターンを得ることが
できる。
なお、この実施例では、基本パターンを3種類
用意し、それを予め記憶手段に記憶させておい
た。しかしながら、基本パターンは既に圧電素子
の非線形特性を考慮して作られたパターンである
から、実施例の初めの部分で説明したように、単
一の基本パターンであつても、その基本パターン
を補正値(EM)33aによつて補正することに
より、好ましい駆動パターン29を得ることがで
きることを指摘しておく。
上記各説明においては、CH−1側についての
み説明したが、CH−2側についても同様に動作
が行なわれる。
また、高速再生モードは、5倍速高速再生の場
合について説明した。しかしこの倍速は、整数倍
速であれば、他の倍速においても同様の効果が得
られる。
さらにまた、基本パターンの種類は、1種類、
3種類のほか、それ以外の複数の種類であつても
よく、たとえば種類が多くなればなるほど圧電素
子等の特性のばらつきをより適切に補正できるの
である。
さらにまた、磁気録画再生装置に使用されるマ
イクロコンピユータが、高性能のものであり、そ
の演算機能等が優れている場合には、基本パター
ン32aの補正値(EM)33aを、トラツク中
央部の1点だけで求めるほか、さらに複数の点か
ら検出するようにしてもよい。また、基本パター
ン32aの選択のためのエラー信号検出点も、3
点に限らず2点でもよいし3点以上であつても構
わない。
以上のように、この発明によれば、圧電素子等
の電気−機械変位変換器の有する非線形性を考慮
した基本パターンを予めメモリに記憶しておき、
可動ヘツドのトラツキングエラーを検出するトラ
ツキングエラー検出手段の出力に基づいて各トラ
ツクごとに一律に定まる補正量を求め、上記基本
パターンをその補正値によつて一律に補正して駆
動パターンを得るようにしたので、可動ヘツドが
応答性良く、かつビデオトラツクを忠実にトラツ
キング可能となつた。そして、それによつて再生
画像が良好な磁気録画再生装置とすることができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は4f方式におけるビデオテープのトラツ
クパターンを模式的に示す図である。第2図は、
従来の磁気録画再生装置のオートトラツキング系
の回路ブロツク図である。第3図は標準速再生時
のヘツド軌跡、5倍速高速再生時のヘツド軌跡、
および各ヘツド軌跡とビデオトラツクとの関係を
説明するための図である。第4図は従来の方式に
よる5倍速高速再生時の基本パターンとヘツド切
換信号との関係を示す図である。第5図は従来の
基本パターンとエラーパターンとから駆動パター
ンを合成する動作を説明するための図である。第
6図は、この発明の一実施例のオートトラツキン
グ系回路ブロツク図である。第7図はこの発明の
一実施例によつて、基本パターンと補正値とから
駆動パターンを合成する動作を説明するための図
である。第8図はこの発明の一実施例による基本
パターンと補正値とから駆動パターンを合成する
動作を説明するための図である。第9図は、圧電
素子の非線形性を考慮した3種類の基本パターン
を示す図である。第10図は3種類の基本パター
ンから、最適な基本パターンを選択するために、
フイールドの3点からエラー信号を検出する動作
を説明するための図である。 図において、1はビデオテープ、2はビデオト
ラツク、3a,3bはビデオヘツド、4a,4b
は圧電素子、6a,6bは再生信号、10はパイ
ロツト信号、14a,14bは振幅検出器、15
は比較演算器、16はパターン発生器、18a,
18bは駆動アンプ、26a,26bは基本パタ
ーン、29は可動ヘツド駆動パターン、40a,
40bは可動ヘツド、50はエラー検出装置、6
0は駆動装置を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印加される電気信号に応じて非線形に変位す
    る電気−機械変位変換器と、該変換器に結合され
    たビデオヘツドとからなる少なくとも1対の可動
    ヘツドを備え、ビデオ信号が記録された磁気テー
    プのビデオトラツク上をその可動ヘツドでトレー
    スすることにより再生信号を得る回路を含む磁気
    記録再生装置であつて、 前記再生信号のうち、前記ビデオトラツクの少
    なくとも中央部から再生された信号に基づいて、
    前記可動ヘツドのトラツキングエラーを検出する
    トラツキングエラー検出手段、 前記電気−機械変位変換器の前記非線形に変位
    する特性を、前記変換器の基本パターンとして予
    め記憶する手段、 前記トラツキングエラー検出手段の出力と前記
    記憶手段に記憶された基本パターンとに基づい
    て、前記可動ヘツドに与えられるべき可動ヘツド
    駆動パターンを発生するパターン発生手段、およ
    び 前記パターン発生手段の出力パターンで、前記
    可動ヘツドの電気−機械変位変換器を変位させ、
    前記可動ヘツドのトラツキングエラーを補正する
    手段を踏む、磁気録画再生装置。 2 前記磁気録画再生装置は高速再生や正逆再生
    を含む複数の特殊再生モードで操作され、 前記記憶手段は、前記複数の特殊再生モード下
    での前記電気−機械変換器の基本パターンを記憶
    し、 前記トラツキングエラー検出手段は、前記ビデ
    オトラツクの始端部または終端部と中央部との少
    なくとも2箇所から再生された再生信号に基づい
    てトラツキングエラー検出信号を出力し、 前記パターン発生手段は、前記トラツキングエ
    ラー検出手段の出力に応じて前記複数の基本パタ
    ーンのうち最適の基本パターンを選択し、かつ該
    選択された基本パターンと前記トラツキングエラ
    ー検出手段の出力とに基づいて、前記可動ヘツド
    駆動パターンを発生することを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の磁気録画再生装置。
JP58104391A 1983-06-10 1983-06-10 磁気録画再生装置 Granted JPS59229736A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60155014U (ja) * 1984-03-24 1985-10-16 ソニー株式会社 トラツキング補正装置
JPS6277415U (ja) * 1985-11-01 1987-05-18

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