JP2005035732A - ゴムローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い摩擦係数と耐磨耗性を両立させ、ローラ跡の残らない性能をもつゴムローラを製造すると共に、該ゴムローラを低コストで生産する。
【解決手段】 ゴムローラの中空部に軸芯に装着して用いられる紙送りローラであって、 上記ゴムローラの内周面を梨地面あるいはローレット面とし、該内周面の表面粗さRmaxを0.05mm以上2.0mm以下とすると共に、該内周面の表面粗さRmaxを外周面の表面粗さRmax以上とし、かつ、JIS K6253に準拠するショアA硬度を20以上60以下としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙送り用のゴムローラに関し、詳しくは、高い摩擦係数を有しローラ跡も残らないもので、インクジェットプリンター、レーザープリンター、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、自動預金支払機(ATM)等における紙送り機構に使用されるゴムローラに関するものである。
インクジェットプリンター、レーザープリンター、静電複写機、ファクシミリ装置等のOA機器や、自動預金支払機(ATM)等において、紙・フィルム等を搬送する紙送り機構には、ゴムやエラストマー組成物等からなる紙送り用のゴムローラが使用されている。
近年、特に、個人使用目的のOA機器が増加し、多様な用紙が通紙されるようになっており、多様な用紙に対しても安定した紙やフィルム等の搬送性を得るためには耐摩耗性および高い摩擦係数の確保が要求されている。そこで、ゴムローラの硬度を低下させて高い摩擦係数を得ることが提案されている。
しかし、ゴムローラの硬度を低下させると、耐摩耗性が悪くなるという問題がある。また、硬度を低くするためには、軟化剤であるオイルを多く添加する必要があり、多く添加したオイルはブリードして表面に析出し、印刷物にローラ跡が残るという問題もある。
また、高い摩擦係数と耐摩耗性を有するローラとして、内層にスポンジ等の柔らかい材料を用い、外層に比較的硬い材料を用いた2層以上のローラが提供されている。しかし、該ローラを製造するためには、工程数が増加し、コスト高になる問題がある。
そこで、特開2001−335180号公報(特許文献1)で、給紙用ゴムローラの内周面に複数の凸部を設け、給紙時にゴムローラが圧縮されてゴム弾性が上昇し、表面の反発弾性を高めることにより、安定した摩擦力を維持することができる給紙部材が提案されている。
しかしながら、特開2001−335180号公報(特許文献1)の給紙部材は、図4(A)に示すように内周面1に複数の凸部2を設けるために、図4(B)に示す形状および構造を有する金型3でEPDM系配合ゴムをプレス成形している。そのため、連続成形ができず、生産性が低くなり、コストがかかるという問題がある。
特開2001−335180号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、高い摩擦係数と耐磨耗性を両立させ、ローラ跡の残らない性能をもつゴムローラを低コストで生産することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、ゴムローラの中空部に軸芯に装着して用いられる紙送りローラであって、
上記ゴムローラの内周面を梨地面あるいはローレット面とし、該内周面の表面粗さRmaxを0.05mm以上2.0mm以下とすると共に、該内周面の表面粗さRmaxを外周面の表面粗さRmax以上とし、かつ、JIS K6253に準拠するショアA硬度を20以上60以下としていることを特徴とする紙送りローラを提供している。
上記のように、ゴムローラの内周面を梨地面とするかローレット面として、内周面の表面粗さを外周面よりの表面粗さ以上とすると、内周面側に形成される隙間により紙送り時に発生する振動や衝撃を吸収するクッションの役割を担うことができる。そのため、ローラ全体の硬度を柔らかくすることができ、高い摩擦係数を得ることが可能となる。また、ゴムローラの硬度を下げるために多量に用いていた軟化剤であるオイルの配合量を少なくすることができるため、ブリードの析出を防止でき、印刷物にローラ跡を残さないことができる。
また、前記特許文献1に記載されたゴムローラでは金型で成形する必要はあるが、本発明では、内周面を梨地処理あるいはローレット加工する表面処理であるため、ゴムローラ成形後に行うことができ、かつ、ゴムローラを単層で良いため、コスト高にならない。
上記ゴムローラの内周面を梨地面あるいはローレット面として、その表面粗さRmaxを0.05mm以上2.0mm以下としているのは、0.05mm未満であると、ゴムローラの内周面と軸芯との間にできる隙間が狭くなるため、クッション性能が低下し、紙送りローラとして必要な摩擦係数を得られないことによる。一方、2.0mmを越えるとゴムローラのフレが大きくなる問題があることによる。
上記内周面の表面粗さRmaxの範囲は好ましくは約0.1mmである。
また、ゴムローラのショアA硬度を20以上60以下としていることにより、高い摩擦係数を得ることができ、ローラ跡を改善できる上に、耐摩耗性も維持することが可能となる。該範囲としているのは、20よりも小さい場合には、内周面の凸部の形状が崩れるからであり、60よりも大きい場合には、凸部が柔軟性を有していないので摩擦係数が低くなり、ローラとしての性能が十分に出せないためである。
なお、上記硬度は内周面を外周面より粗面にした場合のゴムローラ全体の硬度であり、ゴムローラを成形するゴム組成物のショアA硬度は20〜50の範囲とすることが好ましい。
上記ゴムローラの内周面の表面粗さRmaxは外周面の表面粗さRmaxの4倍〜20倍程度が好ましい。
また、ゴムローラの外周面は梨地面とする一方、内周面をローレット面とし、該ローレット面のローレット溝の深さを0.1mm以上2mm以下としていることが好ましい。
上記のように、ゴムローラの外周面も梨地面とすることで、ゴムローラの摩擦係数を高めることができると同時に内周面をローレット面とすると、内周面の表面粗さを梨地面とした外周面の表面粗さ以上とすることが容易にできる。
このように、外周面を梨地面とすることにより摩擦係数を高めることができると同時に、内周面をローレット面とし、梨地面とした外周面の表面粗さよりも更に内周面の表面粗さを大とすることで、上記した内周面側でのクッション機能を高めることでき、ゴムローラの表面側およびゴムローラ全体として摩擦係数を高め、確実に紙を把持させて紙送り性能を高めることできる。
ローレット溝の深さを0.1mm以上2.0mm以下としているのは、内周面の表面粗さRmaxを上記設定とするためであり、溝深さは0.05mm以上でもよいが、0.1mm以上とすると、適切な摩擦係数を得られる。一方、2.0mmよりも大きいと前記したように、軸芯を装着した後に凸部が倒れ、倒れた凸部と倒れていない凸部でできる外径差により外径フレが大きくなり、製品とした際に寸法精度が悪くなるからである。
また、上記ローレット溝の形状は適宜でよいが、軸線方向に連続させて、周方向に一定ピッチで設けることが好ましく、その場合、ピッチは0.3mm〜5mm、溝幅は0.1mm〜2mmとすることが好ましい。
上記ゴムローラは熱可塑性エラストマーを用い、ゴムチューブとして押出成形された後に所望の大きさにカットして形成されている。
具体的には、熱可塑性エラストマーを用いて連続に押出機内に充填し、該押出機のマンドレルの外周面にローレット面あるいは梨地面となる凹凸を施しておくと、押し出されたゴムチューブの内周面は凹凸を有する粗面となる。この押出機から押し出されたゴムチューブを所定幅にカットしてゴムローラとすると、低コストで上記した内周面の表面粗さを外周面の表面粗さよりも大としたゴムローラを簡単に形成することができる。
上記ゴムローラの原料となる熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、塩素化ポリエチレン、塩ビ系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、エステル系エラストマー、アミド系エラストマー、アイオノマー、EEA、EVA等が用いられる。
さらに、樹脂と熱可塑性エラストマーのどちらか1成分か、または2成分以上の混合組成物の中に架橋したゴム成分を微分散した動的架橋熱可塑性エラストマーを用いても良い。 上記動的架橋熱可塑性エラストマーの成分として用いる樹脂としては、PE、PP、PA、PS、PMMA、PET、PBT、PPS、PPO、PPE、AS樹脂、ABS、POM、フッ素樹脂等が用いられる。
また、上記熱可塑性エラストマーとしては、上記したSBS、SIS〜EVA等が用いられる。
また、ゴム成分としては、EPDMが好適に用いられるが、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、1,2−ポリブタジエン、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリルゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン等も用いられる。
以上したように、本発明によれば、ゴムローラの内周面を粗面にし、外周面よりも表面粗さを大きくすることにより、ゴムローラ全体を柔らかくすることができる。その結果、軟化剤であるオイルの配合量を少なくすることができるため、適切な摩擦係数を有し、ローラ跡を改善できる。また、硬度を所要の低い硬度に保つことができるため、耐摩耗性も向上することができる。
また、ゴムローラは単層であるため、その組成物を連続して押出成形し、その後、カットすることで連続的に製造でき、生産性が向上し、コストの低減も図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるゴムローラ10を軸芯11とともに示した概略図である。ゴムローラ10は、軸芯11がゴムローラ10の中空部に圧入されることにより、または両者を接着剤で接合することにより、軸芯11に固定している。
ゴムローラ10は、熱可塑性エラストマー組成物からなる弾性体で形成している。上記熱可塑性エラストマー組成物は、ジエン成分を含んだポリマーを樹脂架橋剤を用いて熱可塑性エラストマーからなるマトリクスにジエン成分を含んだ架橋物を粒子状に分散している。
具体的には、マトリクスとなる熱可塑性エラストマーとしてスチレン−エチレン/プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)からなるスチレン系熱可塑性エラストマーと、ポリプロピレン(PP)からなるオレフィン系樹脂とを37:13の割合で混合して用いている。
ジエン成分を含むポリマーとしてEPDMを用い、EPDMの配合量と上記SEPSとPPの合計の配合量を2:1の割合で添加している。
上記樹脂架橋剤としてタッキロール250−IIIを用い、この樹脂架橋剤を12重量部添加している。
さらに、上記SEPSとPPとEPDMからなる熱可塑性エラストマー組成物に対して、1.5〜2倍の割合で軟化剤となるオイルを混合している。
次に、上記熱可塑性エラストマー組成物を2軸押出機にてペレット化し、これを単軸押出機にて押し出してゴムチューブ10を得る。その際、単軸押出機のマンドレルに溝を施し、押出成形すると、ゴムチューブ10は、図1(B)に示すように、内周面にローレット状の溝を有する構成となる。外周面には材料の溶融特性を利用して梨地面を形成している。
詳しくは、図2に示すように、ゴムチューブ10の内周面10aは、凹部10a−1と凸部10a−2とを周方向に交互に連続させて形成したローレット面としている。凹部10a−1は細幅で窪ませた形状とし、凸部10a−2は台形状に突出した形状としている。 上記凹部10a−1の隣接する凹部10a−1の下頂点の間隔であるピッチPは0.5mm〜2mm(本実施形態では1mm)、凹部10a−1の深さDは0.1mm〜2mm(本実施形態では1.0mm)としている。
また、外周面10bは梨地面とし、外面Rmaxを0.031mmとしている。
上記ゴムチューブとして押出前のエラストマー組成物のショアA硬度を50としている。このエラストマー組成物をゴムローラとし、その内周面にローレット面が賦形されたゴムローラ10のショアA硬度は40となる。よって、適度な硬度を有しているため、内周面10aの凸部10a−2を保持できると共に、耐摩耗性に優れたゴムローラとなる。
上記にようにゴムローラ10を製造するため、内周面10aをローレット状にしているため、ゴムローラ全体で柔らかさを出すことができることにより、高い摩擦係数(本実施形態では2.1)を得ることができる。また、オイルを少なく配合したため、摩擦係数を維持したままローラ跡を改善することができる。さらに、熱可塑性エラストマーを用いてゴムローラ10を製造しているため、連続で押出成形が可能となることから、生産性も向上し、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明のゴムローラの実施例1〜4、比較例1〜4について詳述する。
実施例1〜3、比較例1、2は、EPDM(住友化学製「エスプレン670F」(ゴム:オイル)=(1:1))を200重量部、SEPSコンパウンド(クラレプラスチック製「CJK1(PP入)」(SPES:PP)=(37:13))を50重量部、樹脂架橋剤(田岡化学製「タッキロール250−III」)を12重量部、亜鉛華(三井金属鉱業製「酸化亜鉛2種」)を3.5重量部、軟化剤としてパラフィンオイル(出光興産製「ダイアナプロセスオイルNS−100」)を50重量部配合した。
オイルの量を、実施例4は40重量部、比較例3は20重量部、比較例4、5は100重量部とし、他は上記配合と同様にした。
上記実施例および比較例について、上記記載の配合からなる材料をタンブラーに投入し、23℃で10分混合した。その後、200℃で2軸押出機(アイベック製HTM38)にて、動的架橋して熱可塑性エラストマー組成物を作製し、押し出してペレット化した。
次に、このペレットを単軸押出機(笠松加工研究所製Φ50押出機、20rpm、温調190℃〜230℃)を用いてチューブ状に押し出し、外径22mm、内径18mmの押出成形品を得た。実施例2〜4および比較例2〜4は、単軸押出機のマンドレルに所定の深さの溝を施し、ゴムローラの内面をローレット状として押し出した。実施例1および比較例1、5は、加工温度をマンドレルだけ10℃程度低くして、内面を梨地面にして押し出した。このチューブ状押出成形品を15mm幅に定寸カットし、ゴムローラとし、その中空部に芯金を挿入して固着した。
(実施例1〜4)
実施例1〜4は、内面Rmaxの大きさを外面Rmaxの大きさ以上とし、内周面を実施例1は梨地面とし、実施例2〜4はローレット面とし、ショアA硬度を20〜60の範囲内とした。
(比較例1〜4)
比較例1は、ローレット面からなるローレット溝の深さを0.1〜2.0mmの範囲外の2.1mmとした。
比較例2、3、4は、ショアA硬度が20〜60の範囲外の65、19、19とした。
比較例4は、ショアA硬度が20〜60の範囲外の19とした。
上記実施例1〜4、比較例1〜4のゴムローラについて、後述する方法により、各種評価を行った。評価結果を表1に示す。
(表面粗さRmaxの測定)
梨地面のRmaxは、図3に示すように、接触式表面粗さ測定器(東京精密製)20より突出させた測定子21をゴムローラ10の内部あるいは外部に挿入して梨地面を回転式で測定し、1個のローラにつき3箇所測定して平均値[mm]を求めた。測定条件は測定長さを2.5mmとし、カットオフを0.6mmとした。
ローレット面のRmaxは、ローレット面の凹部である溝の深さDを測定し、深さDをRmaxとした。
(硬度の測定)
JIS K6253の「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴムの固さ試験方法」の記載に従い、試験機デュロメータタイプAにて硬度を測定した。この硬度は国際規格表示である従来のシェアAと同じである。
(摩擦係数)
ヘイドン14型の摩擦係数測定機(新東科学社の商品名「トライボギア TYPE:HEIDON−14DR」)を用意し、測定紙としてキャノン社のプロパーボンド紙(普通紙)を用いて、応力fを測定した。測定条件は、荷重が200gfで、周速が100mm/sとした。摩擦係数はf/200より算出した。摩擦係数は、1.5以上が良く、2.0以上がより好ましい。
(ローラ跡)
インクジェットプリンターZ33(レックスマーク製)に上記ゴムローラを装着してフォト画像を光沢紙に印刷し、ローラ通過部分に跡がないか目視で確認した。跡がない場合は○とし、わずかに跡がある場合を△とし、跡がはっきりわかる場合には×とした。
表1に示すように、内面Rmaxを外面Rmaxより大きくしてローラ全体を柔らかくし、硬度を20〜60として凸部を保持させた実施例1〜4は、適切な摩擦係数を有すると共に、オイルの配合を少なくしたためローラ跡がほとんど残らなかった。特に、内周面をローレット面とし、内面Rmax(凹部の深さ)を1mmとした実施例3、4は凸部を保持したまま適切な摩擦係数を有し、ローラ跡も残らない優れたゴムローラとなった。
一方、比較例1は内周面のローレットの凹部の深さであるRmaxが大きかったため、凸部が倒れた箇所があり、フレが大きくローラとして使用することはできなかった。
比較例2は、ゴム組成物のショアA硬度が高かったため、摩擦係数が小さくなり、通紙試験において不送りが発生した。
比較例3、4は、オイルを増やしたため、ゴム組成物のショアA硬度が低くなり、比較例4はフレが大きくローラとして使用することはできず、比較例5はローラ跡が残った。
以上の結果から、内面Rmaxを外面Rmaxよりも大きく、ゴム組成物の硬度を20〜60とすることにより、適切な摩擦係数を有すると共に、ローラ跡もほとんど残らない優れたゴムローラとなることが確認できた。
本発明のゴムローラを示し、(A)は全体概略図、(B)は断面図である。 本発明のゴムローラの内周面の要部拡大断面図である。 梨地面の表面粗さを測定する方法を示す概略図である。 従来のゴムローラの断面図である。
符号の説明
10 ゴムローラ
10a 内周面
10a−1 凹部
10a−2 凸部
10b 外周面
11 芯金

Claims (3)

  1. ゴムローラの中空部に軸芯に装着して用いられる紙送りローラであって、
    上記ゴムローラの内周面を梨地面あるいはローレット面とし、該内周面の表面粗さRmaxを0.05mm以上2.0mm以下とすると共に、該内周面の表面粗さRmaxを外周面の表面粗さRmax以上とし、かつ、JIS K6253に準拠するショアA硬度を20以上60以下としていることを特徴とする紙送りローラ。
  2. 外周面は梨地面とする一方、内周面をローレット面とし、該ローレット面のローレット溝の深さを0.1mm以上2mm以下としている請求項1に記載の紙送りローラ。
  3. 熱可塑性エラストマーを用い、ゴムチューブとして押出成形された後に所望の大きさにカットして形成されている請求項1または請求項2に記載の紙送りローラ。
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