JP2005029617A - 難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム - Google Patents

難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム Download PDF

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Abstract

【課題】非常に微細なセル構造を持ち、難燃性にも優れた軟質ポリウレタンフォームを提供する。
【解決手段】イソシアネート末端プレポリマーに、難燃剤、架橋剤、整泡材、及び発泡成分を添加して混合し、発泡硬化させて得られる微細セル構造ポリウレタンエラストマー。イソシアネート末端プレポリマーは、数平均分子量が400〜1000で3官能以上の低分子量ポリオールの1種以上と数平均分子量が3000〜12000で3官能以上の高分子量ポリオールの1種以上とを含むポリオール成分とポリイソシアネートとを反応させてなる。低分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーと、高分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーとの反応性の差異を利用してセルの物理的会合を妨げ、微細セル構造を得ることができると共に、難燃剤の配合により優れた難燃性を得ることができる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は難燃性を有する微細セル軟質ポリウレタンフォームに係り、特に、著しく微細なセル構造を有し、しかも難燃性にも優れるため、難燃性が要求される用途、例えばトナーシール材、エアーシール材、OA機器や車両用吸音材、電極材等として有用な難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォームに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られたイソシアネート末端プレポリマーを原料とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法は公知である。この方法では、比較的高分子量のポリオールの1種類をポリイソシアネートと反応させてプレポリマー化してなるイソシアネート末端プレポリマーに、触媒や発泡剤を添加混合して発泡硬化させることにより軟質ポリウレタンフォームが製造される。
【0003】
このようにして製造される軟質ポリウレタンフォームの用途として、吸音材、電極材、プリンターローラ等がある。これらの用途において、軟質ポリウレタンフォームは、そのセル構造がより微細であることが、吸音材としての吸音性、電極材としての容量アップ、ローラ等としての機械的強度、耐久性等の面で重要であるが、特にトナーシール材、エアーシール材、OA機器や車両用吸音材、電極材等においては、更に難燃性が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来法で製造される軟質ポリウレタンフォームは、最も微細なフォームであってもセル径250μm程度が限度であり、より一層のセルの微細化が望まれている。また、従来においては、難燃性を有する微細セル軟質ポリウレタンフォームは提供されておらず、難燃性が必要とされる用途に適用し得るものがなかった。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、非常に微細なセル構造を持ち、しかも難燃性にも優れた軟質ポリウレタンフォームを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォームは、イソシアネート末端プレポリマーに、難燃剤、架橋剤、整泡剤、及び発泡成分を添加して混合し、発泡硬化させて得られる微細セル構造ポリウレタンエラストマーであって、該イソシアネート末端プレポリマーは、数平均分子量が400〜1000で3官能以上の低分子量ポリオールの1種以上と数平均分子量が3000〜12000で3官能以上の高分子量ポリオールの1種以上とを含み、低分子量ポリオールの含有割合が30重量%以上であるポリオール成分と、ポリイソシアネートとを、1:0.15〜0.4の重量比で反応させてなるものであり、前記架橋剤は、3官能以上の低分子量ポリオールであり、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する該架橋剤の添加量が3.0〜10.0重量部であり、前記発泡成分は水を主成分とする発泡剤と触媒とを含むものであり、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する該発泡剤の添加量が0.5〜2.0重量部であり、前記ポリイソシアネートが2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート及びジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートよりなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする。
【0007】
本発明では、分子量の異なる2種類以上のポリオールとポリイソシアネートとを反応させて得られたイソシアネート末端プレポリマーを用いることにより、低分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーと、高分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーとの反応性の差異を利用してセルの物理的会合を妨げ、微細セル構造の軟質ポリウレタンフォームを得ることができる。しかも、架橋剤として、3官能以上の低分子量ポリオールを所定の割合で用いることにより、架橋密度を上げ、より一層のセルの微細化を図ることができる。また、難燃剤の配合で良好な難燃性を得ることができる。
【0008】
難燃剤としては、ハロゲンを含まないリン酸エステル系難燃剤が好ましく、その添加量はイソシアネート末端プレポリマー100重量部に対して8.0〜10.0重量部であることが好ましい。また、整泡剤としては、難燃性シリコーン系整泡剤が好ましく、その添加量は、イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対して0.6〜1.0重量部であることが好ましい。
【0009】
プレポリマー化に用いるポリオール成分中の低分子量ポリオールの割合は、40〜50重量%であることが好ましく、本発明の難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォームは、好ましくは、密度が0.05〜0.25g/cmで、平均セル径が50〜150μmであり、厚み10.0mm以下のフォームがUL94燃焼試験でHBF以上の難燃性を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォームの実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
まず、本発明で用いるイソシアネート末端プレポリマーについて説明する。
【0012】
本発明で用いるイソシアネート末端プレポリマーは、数平均分子量が400〜1000で3官能以上の低分子量ポリオールの1種以上と数平均分子量が3000〜12000で3官能以上の高分子量ポリオールの1種以上とを含むポリオール成分と、ポリイソシアネートとを、ポリオール成分:ポリイソシアネート=1:0.15〜0.4の重量比で反応させてなるものであり、本発明では、このように、分子量の異なる2種類以上のポリオールとポリイソシアネートとを所定割合で反応させて得られたイソシアネート末端プレポリマーを用いることにより、低分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーと、高分子量ポリオール由来のイソシアネート末端プレポリマーとの反応性の差異を利用してセルの物理的会合を妨げ、微細セル構造の軟質ポリウレタンフォームを得ることができる。
【0013】
本発明において、プレポリマー化に用いるポリオールは、3官能以上のものであればポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールのいずれであってもよく、これらの混合物であっても良い。
【0014】
ポリエーテルポリオールとしては、例えばグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどを出発物質としてアルキレンオキシドを付加重合してなるものが好ましく、特にグリセリンにエチレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドを付加重合させたものが好適である。ポリエステルポリオールとしては、ジカルボン酸やトリオールなどとの縮合により得られる縮合系ポリエステルポリオール、トリオールをベースとしてラクトンの開環重合により得られるラクトン系ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールの末端をラクトンでエステル変性したエステル変性ポリオールなどのポリオールが好ましく用いられる。
【0015】
低分子量ポリオールとしては、数平均分子量400〜1000好ましくは700〜1000で、水酸基価150〜500のものが好ましく、高分子量ポリオールとしては、数平均分子量3000〜12000好ましくは3000〜9000で、水酸基価15〜60のものが好ましい。
【0016】
プレポリマー化に用いるポリオール成分中の低分子量ポリオールの割合は、30重量%以上、好ましくは40〜50重量%である。ポリオール成分中の低分子量ポリオールの割合が30重量%未満では、低分子量ポリオールと高分子量ポリオールとを併用することによる本発明の効果を十分に得ることができない。ポリオール中の低分子量ポリオールの割合が多過ぎても同様に低分子量ポリオールと高分子量ポリオールとを併用することによる本発明の効果を十分に得ることができない上にプレポリマーの粘度が高く、触媒等と均一に混ざらない等の問題が生じる。
【0017】
一方、プレポリマー化に用いるポリイソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)及びジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)よりなる群から選ばれる1種又は2種以上(例えば2,4−TDIと2,6−TDIとの混合物)を用いる。
【0018】
上記ポリオール成分とポリイソシアネートとは、ポリオール成分:ポリイソシアネート=1:0.15〜0.4(重量比)で反応させる。この範囲よりもポリイソシアネートが多いと得られるプレポリマー中のフリーのポリイソシアネート含有量が多くなり発泡剤との反応が速くなって得られるフォームのセル径及び形状が不均一なものとなる。逆に、この範囲よりも少ないとプレポリマー生成時の液の粘度が上昇して作業性が低下する。
【0019】
本発明においては、このようにして分子量の異なる2種以上の3官能ポリオール成分とポリイソシアネートとを反応させて得られたイソシアネート末端プレポリマーに、難燃剤、架橋剤、整泡剤及び発泡成分の所定量を添加し、撹拌混合して発泡硬化させる。
【0020】
難燃剤としてはハロゲンを含まないリン酸エステル系難燃剤が好ましく、具体的には、縮合リン酸エステル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル等の1種又は2種以上が用いられるが、好ましくは縮合リン酸エステルである。
【0021】
このような難燃剤を該イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対して8.0〜10.0重量部用いることにより、軟質ポリウレタンフォームに良好な難燃剤を付与することができる。難燃剤はその添加量が少な過ぎると十分な難燃剤を得ることができず、多過ぎると、正常なフォームを得ることができないため、上記範囲とすることが好ましい。
【0022】
架橋剤は、3官能以上の低分子量ポリオールであり、このような低分子量ポリオールをイソシアネート末端プレポリマー100重量部に対して3.0〜10.0重量部用いることにより、架橋密度を上げ、より一層のセルの微細化を図ることができる。
【0023】
このような低分子量ポリオールとしては、分子量100〜300のもの、具体的にはトリメチロールプロパン、トリメチロールプロパンのPO変性物、その他のポリアルキレンポリオール、ポリエーテルポリオールが挙げられる。
【0024】
架橋剤は、その添加量が少な過ぎると十分な架橋密度を得ることができず、多過ぎると正常なフォームを発泡させることが困難であることから、上記範囲とする。
【0025】
なお、架橋剤としては、得られる軟質ポリウレタンフォームの架橋度を低下させない範囲で上記3官能以上の低分子量ポリオールの他、エチレングリコール、プロピレングリコール等のジオールを併用しても良い。
【0026】
整泡剤としては、難燃性のものが好ましく、特に難燃性のシリコーン系整泡剤が好ましい。即ち、一般の整泡剤は、難燃性の整泡剤に比べて分子量が大きく、フォームを燃焼する際、燃焼物がドリップしにくいため、燃焼を継続させる要因となる。このため、整泡剤としては分子量の比較的小さい難燃性のものを用いることが好ましい。
【0027】
このような難燃性の整泡剤を用いた場合であっても、やはり整泡剤を多量に配合することは軟質ポリウレタンフォームの難燃性の低下につながるため、整泡剤は、微細なセルを維持し得る範囲で可能な限り少量配合とすることが好ましく、イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対して0.6〜1.0重量部であることが好ましい。この範囲よりも整泡剤の配合量が少ないと微細なセルを維持するのに十分な効果を得ることができず、多いと難燃性が低下する。
【0028】
発泡成分は、水を主成分とする発泡剤と、触媒とを含むものであり、イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する発泡剤の添加量は、0.5〜2.0重量部とする。
【0029】
触媒としては、軟質ポリウレタンフォームの製造に用いられている一般的なものを用いることができ、その添加量も、軟質ポリウレタンフォームの製造に通常採用される量で良い。本発明では、上記添加成分以外に、本発明の微細セル軟質ポリウレタンフォームの性能を損なわない範囲において、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤を添加しても良い。
【0030】
このようにして製造される本発明の微細セル軟質ポリウレタンフォームは、好ましくは密度0.05〜0.25g/cm、平均セル径50〜150μmの微細セル構造を有し、かつ厚み10.0mm以下のフォームがUL94燃焼試験でHBF以上の難燃性を有する軟質ポリウレタンフォームであり、難燃性の要求される用途において良好な性能を発揮する。
【0031】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0032】
なお、以下の実施例及び比較例で用いた原料は次の通りである。
1)イソシアネート成分
2,4−TDI/2,6−TDIの比率80/20:三井武田ケミカル社製
2)ポリオール成分
[低分子量ポリオール]
a)ポリエーテルポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコールMN400」(数平均分子量:400,水酸基価:412)
b)ポリエーテルポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコールMN700」(数平均分子量:700,水酸基価:233)
c)ポリプロピレンポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコール32−160」(数平均分子量:1000,水酸基価:160)
[高分子量ポリオール]
a)ポリエーテルポリオール:三洋化成社製 商品名「サンニックスGS−3000」(数平均分子量:3000,水酸基価:56)
b)ポリオキシアルキレンポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコールMF78」(数平均分子量:4800,水酸基価:34)
c)ポリアルキレンオキシドポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコールSHP3900」(数平均分子量:9000,水酸基価:19.4)
3)架橋剤(低分子量ポリオール)
ポリエーテルポリオール:三井武田ケミカル社製 商品名「アクトコールT880」(数平均分子量:224,水酸基価:880)
4)難燃剤:縮合リン酸エステル
旭電化工業社製 商品名「アデカスタブPFR」
5)整泡剤
a)シリコーン系難燃整泡剤:日本ユニカー社製 商品名「L5340」
b)シリコーン系整泡剤:日本ユニカー社製 商品名「SZ1127」
6)発泡剤:水
7)触媒:トリエチレンジアミン(主成分)
東洋曹達社製 商品名「TOYOCAT TF」
【0033】
実施例1〜5、比較例1〜3
表1に示す配合でポリエーテルポリオール成分とポリイソシアネートとを反応させてイソシアネート末端プレポリマーを製造し、このイソシアネート末端プレポリマーに対して、表1に示す割合で発泡剤、触媒、難燃剤、整泡剤、架橋剤を添加し、混合撹拌させて軟質ウレタンフォームを製造した。
【0034】
得られた軟質ウレタンフォームについて、下記方法で密度、平均セル径を調べると共に、UL94燃焼試験を行い、結果を表1に示した。
【0035】
[密度]
50×300×300mmのサンプルの重量を体積で除した(JIS K 6401に準拠)。
[平均セル径]
ブロックの成長方向により水平裁断した試験片を実体顕微鏡により観察して測定し、20点の測定値の平均値を求めた。
【0036】
【表1】
Figure 2005029617
【0037】
表1より、本発明の軟質ポリウレタンフォームは、非常に微細なセル構造を有し、かつ難燃性にも優れた軟質ポリウレタンフォームであることがわかる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば、非常に微細なセル構造を持つ難燃性軟質ポリウレタンフォームが提供される。
【0039】
本発明の難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォームは、その極めて微細なセル構造と優れた難燃性で、OA機器又は車両用吸音材フォーム、電極材用フォーム、プリンターローラ用フォーム、トナーシール材、エアーシール材、その他難燃性が要求される各種分野における緩衝材用フォーム等として著しく良好な性能を発揮する。

Claims (7)

  1. イソシアネート末端プレポリマーに、難燃剤、架橋剤、整泡剤、及び発泡成分を添加して混合し、発泡硬化させて得られる微細セル構造ポリウレタンエラストマーであって、
    該イソシアネート末端プレポリマーは、数平均分子量が400〜1000で3官能以上の低分子量ポリオールの1種以上と数平均分子量が3000〜12000で3官能以上の高分子量ポリオールの1種以上とを含み、低分子量ポリオールの含有割合が30重量%以上であるポリオール成分と、ポリイソシアネートとを、1:0.15〜0.4の重量比で反応させてなるものであり、
    前記架橋剤は、3官能以上の低分子量ポリオールであり、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する該架橋剤の添加量が3.0〜10.0重量部であり、
    前記発泡成分は水を主成分とする発泡剤と触媒とを含むものであり、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する該発泡剤の添加量が0.5〜2.0重量部であり、
    前記ポリイソシアネートが2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート及びジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネートよりなる群から選ばれる1種又は2種以上である
    ことを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  2. 請求項1において、前記難燃剤がハロゲンを含まないリン酸エステル系難燃剤であることを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  3. 請求項1又は2において、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する前記難燃剤の添加量が8.0〜10.0重量部であることを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記整泡剤が難燃性シリコーン系整泡剤であることを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記イソシアネート末端プレポリマー100重量部に対する前記整泡剤の添加量が0.6〜1.0重量部であることを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記ポリオール成分中の低分子量ポリオールの割合が30〜50重量%であることを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、密度が0.05〜0.25g/cmで、平均セル径が50〜150μmであり、厚み10.0mm以下のフォームがUL94燃焼試験でHBF以上の難燃性を有することを特徴とする難燃性微細セル軟質ポリウレタンフォーム。
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