JPS5920700B2 - 揺変性ポリウレタンシ−ル材組成物 - Google Patents

揺変性ポリウレタンシ−ル材組成物

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JPS5920700B2
JPS5920700B2 JP50061859A JP6185975A JPS5920700B2 JP S5920700 B2 JPS5920700 B2 JP S5920700B2 JP 50061859 A JP50061859 A JP 50061859A JP 6185975 A JP6185975 A JP 6185975A JP S5920700 B2 JPS5920700 B2 JP S5920700B2
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JP
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polyurethane sealant
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敏夫 鈴木
正士 刀ね
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Nisshinbo Holdings Inc
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Nisshin Spinning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は揺変性ポリウレタンシール材組成物に関しさら
に詳細には吸水率が低く、断熱性能に優れ且つ圧縮強度
の良好な発泡性軟質ポリウレタンシール材組成物に関す
る。
有機多価イソシアネート原液と活性水素化合物(例えば
ポリオール)原液とを混合し、シールすべき被施工体間
に適用してポリウレタンシール材を形成する際に、混合
された原液のタレを防止するため、原液中にシリカ・ア
エロジルの如き揺変剤を混合することは公知である。
しかしながら、特に軟質ポリウレタン用の活性水素化合
物を用いる場合、生成ポリウレタンシール材は連通気泡
となりやすく、吸水率が高くなり、為に断熱シール材と
して用いる場合断熱性能に劣り、かつ圧縮強度も小さい
という欠点があつた。
本発明者は、かかる欠点を解消すべく種々研究を重ねた
結果、有機多価イソシアネートと活性水素化合物とを揺
変剤及び水の存在下に混合して発泡性軟質ポリウレタン
シール材を製造する際に、特定の粒径のマイクロバルー
ン(中空球状粒子)を混入せしめると、ポリウレタンシ
ール材の吸水率が低下し断熱性能が著るしく向上すると
共に、圧縮強度も改善されることを見出した。しかして
、本発明によれば、有機多価イソシアネートと活性水素
化合物とを揺変剤及び水の存在下に混合して成る揺変性
発泡ポリウレタンシール材組成物において、該混合を平
均粒径が20〜350μのマイクロバルーン(中空球状
微粒子)の該ポリウレタンシール材組成物の重量を基準
にして10〜20重量%及び水0.01〜1重量%の共
存下に行なうこ、とを特徴とする揺変性ポリウレタンシ
ール材組成物が提供される。
本発明において使用するマイクロバルーンは無機質又は
有機質で中空の球状微粒子であり、代表的なものとして
ガラスバルーン、シラスバルーン、シリカバルーン、フ
ェノールバルーン、ポリ塩化ビニリデンバルーン等が挙
げられる。
これらマイクロバルーンは20〜400μ特に40〜3
00μの平均粒径を有していることが望ま゜しく、20
μ未満の小径のものは増粘効果が大きすぎるためポリウ
レタンシール材組成物への所望量の混入が困難であり、
他方400μより大きい粒径のものはシール材組成物の
粘着性を低下させる傾向があり好ましくない。本発明に
おいて好適に使用し得るマイクロパルーンを例示すれば
次の通りである。
本発明によれば、マイクロバルーンは、二液型ポリウレ
タンシーラントの有機多価イソシアネート成分(A)及
び活性水素化合物成分(B)のいずれか一方または両方
の成分に予め添加しておくか、或いは有機多価イソシア
ネート成分(A)と活性水素化合物成分(B)とを混合
してポリウレタンシール材組成物を調製する際の調合時
に両成分の混合物中に添加することができる。
マイクロバルーンは有機多価イソシアネート、活性水素
化合物及び揺変剤の合計重量を基準にして、10〜20
重量%の割合で配合することができ、成分(A)及び(
B)の両成分に予め添加する場合には合計量が上記範囲
内に含まれる限り、成分(A)及び(B)への添加量に
は特別の制約はなく、操作上や成分(A)及び(B)の
種類等に応じて適宜変えることができる。
また、揺変剤としては、通常の公知のものがいずれも使
用することができ、例えばアセチレンブラツク、有機ベ
ントナイト、シリカ、エアロジル、アルミナ、炭酸カル
シウム、チタニア、繊維状タルクなどが挙げられ、中で
もアセチレンブラック及びシリカアエロジルぱ少量で高
い揺変効果を示ので好適である。
揺変剤は有機多価イソシアネート原液及び活性水素化合
物原液のいずれか一方または両方或いは両者の混合物に
混合することができ、その量は一般に各原液100重量
部当り2〜12重量部、好ましくは3〜8重量部の割合
で使用される。
本発明において使用しうる有機多価イソシアネートは、
イソシアネート基(NCO)を少なくとも2個有する脂
肪族、脂環式又は芳香族有機化合物であり、有機多価イ
ソシアネート単量体のみならず、両末端にイソシアネー
ト基を有する分子量が約700〜50000のプレポリ
マ一及び有機多価イソシアネート単量体と該プレポリマ
一との混合物をも含有するものであり、また、該有機多
価イソシアネートは低発泡ポリウレタン用のものであつ
ても、或いは発泡ポリウレタン用のものであつてもよい
。かかるポリイソシアネートの例には、2・4および2
・6−トリレンジイソシアネート、メチレンビスフエニ
ル一4・4′−ジイソシアネート、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、m−
およびp−フエニレンジイソシアネート、1−クロルフ
エニレン一2・4−ジイソシアネート、1−5−ナフタ
レンジイソシアネート、ポリメチレンポリフエニルイソ
シアネート、並びにこれらポリイソシアネートの二量体
、三量体など及びこれら多価イソシアネートと例えばト
リメチロールプロパンの如き多価アルコールとの分子量
が1000〜30000の反応物、等が含まれる。
上記の如き多価イソシアネートは一般に無溶媒で用いら
れ、また必要に応じて、界面活性剤、着色剤、紫外線吸
収剤などの添加剤を加えることもできる。
有機多価イソシアネート原液は、活性水素化合物と組合
せて、各種のポリウレタンシール材組成物の調製のため
に使用され得るが、特に発泡ポリウレタンシール材の成
形に有用である。
有機多価イソシアネートと組合せて使用され得る活性水
素化合物としては、ポリオール、ポリアミン、ポリカル
ボン酸などが挙げられ、具体的にはエチレングリコール
、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グ
リセリン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール
、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等の低分子
量活性水素化合物;これら低分子量活性水素化合物、ソ
ルビトール、サツカロース等の多官能性開始剤とエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド等の環状エーテルとの
開環重合体、すなわち分子量が300〜5000程度の
ポリアルキレンエーテルグリコール;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1・4−ブタンジオール、
1・6−ヘキサンジオール等の低分子量ジオールとアジ
ピン酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸、テレフタル
酸等の低分子量ジカルボン酸との脱水重縮合により得ら
れるポリエステル系ポリオール;カプロラクトン、ブチ
ロラクトン等の環状エステルの開環重合体:等が含まれ
る。
本発明においては中でも軟質ポリウレタンを与えるポリ
オール、例えばエチレングリコール又は/及びプロピレ
ングリコールにプロピレンオキサイド又は/及びエチレ
ンオキサイドを開環付加した分子量1000〜6000
のものが好ましい。上記の有機多価イソシアネート及び
活性水素化合物からのポリウレタンシール材組成物の形
成はそれ自体公知の種々の方法により行なうことができ
る。
例えば発泡ポリウレタンシール材を成形する場合、有機
多価イソシアネート原液、揺変剤を混入した活性水素化
合物原液、前記マイクロバルーン、発泡剤、触媒及び整
泡剤を混合し、短時間攪拌した後、それをシールすべき
隙間に施用することができる。その際、作業性を高める
目的で初期反応を抑えクリームタイムを長く(3〜10
分)するため、触媒量を極力少なくすることが好ましく
、水の量は生成ポリウレタン100重量部に対し0.0
1〜1重量部の範囲に抑え、また発泡倍率は0.5〜1
0倍に抑えることが望ましく、さらに接着強度及びシー
ル性能を高める意味で適宜トリクロルメタン等の発泡剤
の量を生成ポリウレタン100重量部当りO〜10重量
部の範囲に抑えることが好ましい。この場合、水の添加
は有機多価ポリイソシアネートとの反応により低温時の
発泡をコンスタントに行なわしめるための必須成分であ
る。かくして本発明によれば、吸水率が低く断熱性能に
優れておりしかも圧縮強度の大きいポリウレタンシール
材組成物が提供される。
さらに本発明の揺変性ポリウレタンシーラントはマイク
ロバルーンとの併用により、高価な揺変剤の使用量を少
なくすることができるという別の利点もある。次に実施
例を挙げて本発明をさらに説明する。下記実施例中、「
部]はすべて重量部である。実施例 1トルエンジイソ
シアナート(TDI−80)500部にポリエーテルポ
リオール(三洋化成製GP−3000)を2360部混
合し、80℃の加熱下で60分間反応させ、NCO−5
%のプレポリマ一溶液を得た。
これにシリカアエロジル34部とシラスバルーン(株式
会社シラス製)350部とを加えて攪拌し、イソシアナ
ート原液(A)を得た。次にこの原液(A)を下記の処
方のポリオール原液(B)の1000部と混合し、約1
分間かきまぜた後、6%の隙間に圧入したところ、6分
後、(室温20′C)に発泡を開始し、しかもタレるこ
となく隙間の隅々まで充分浸入し、60分後に固化し完
全シールした。
一日放置後このシール物の一部を切り取つて各物性値を
測定した結果は下記第1表の通りであつた。
比較例 1 前記実施例1におけるイソシアナート原液(A)からシ
ラスバルーンを除いた以外同じ組成のイソシアナート原
液(C)と、ポリオール原液(B)からFillite
lOO/7を除いた以外同じ組成のポリオール原液(D
)とを、原液(C)/原液(D)=4.5/1の重量比
で混合し、約1分間充分に攪拌混合した後、一日放置し
た処、シール物は完全硬化した。
このシール物の一部を切り取つて各物性値を測定した結
果は下記第2表の通りであつた。実施例 2 前記実施例1で使用したと同じイソシアナート原液(A
)の500部に下記処方のポリオール原液(E)の20
0部を混合し、約1分間撹拌した後、10%の隙間に圧
入したところタレることなく隙間に充分浸入し、発泡充
填し、2時間後にほぼ固化した。
又、このシール固化物の各物性値を測定した結果は第3
表の通りであつた。比較例 2前記実施例2におけるイ
ソシアナート原液(A)からシラスバルーンを除いた以
外同じ組成のイソシアナート原液(C)の200部にポ
リオール原液(E)からガラスバルーンを除いた以外同
じ組成のポリオール原液(F)の83部を、原液(CV
原液(F)−2.4/1の重量比で混合して、前記比較
例1と同様の方法で発泡固化させたシール物の各物性値
を測定した結果は下記第4表の通りであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機多価イソシアネート成分(A)と活性水素化合
    物成分(B)とこれら成分の少なくとも一方の成分に揺
    変剤を添加した二液型ポリウレタンシーラントから成り
    、該成分(A)および(B)の一方または両方の成分に
    は平均粒径が20〜350μのマイクロパルーン(中空
    球状粒子)が該二液型ポリウレタンシーラントの重量を
    基準にして合計で10〜20重量%及び水が0.01〜
    1重量%添加されており、且つ被施工体間に適用するに
    当り成分(A)と成分(B)とが混合されることを特徴
    とする二液型発泡性軟質ポリウレタンシーラント。
JP50061859A 1975-05-26 1975-05-26 揺変性ポリウレタンシ−ル材組成物 Expired JPS5920700B2 (ja)

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