JP2005029229A - 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張による袋の変形を側部シールの形状によりコントロールして、電子レンジ加熱を施しても袋が傾かないようにした電子レンジ加熱用のスタンディングパウチ等の包装袋を提供すること。
【解決手段】二つ折りされた底テープと表裏二枚の本体フィルムの両端縁を側部シール(11)し、下部端縁を底部シール(12)してなる包装袋(10)において、両方の側部シール(11)は、略中央部分で外方に狭くなる亀甲括弧状の狭幅シール部(13)を有し、両側の側部シール(11)と狭幅シール部(13)との接続個所は傾斜を有する段差(14)をなして連続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気抜き機能を有する包装袋と該包装袋を用いた蒸気抜き機能を有する包装袋包装体に関し、特には、電子レンジ加熱により発生する蒸気の力で包装袋の開口を行う蒸気抜き機能を有する包装袋とその包装体に関する。
従来、レトルト殺菌が可能で、かつ、電子レンジ加熱が可能なスタンディングパウチ等の包装袋としては、電子レンジ加熱時に食品から発生する蒸気圧等の内圧により突然に破袋することを防止するため、底テープの積層フィルムのシーラント層にイージーピールフィルムを使用したものがある。
例えば、本体フィルムとして、延伸ナイロン(ONy)フィルム/未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムからなる積層フィルムを使用し、底テープとして、ONyフィルム/イージーピールフィルムからなる積層フィルムを使用した構成のものがある。
しかしながら、この構成のスタンディングパウチは、底部シール全体のシーラント層にイージーピールフィルムを使用しているため、レトルト殺菌時には真空包装してないと底シールが破れて漏れる、殺菌条件も100〜110°C程度の温度条件のみ可能でそれ以上の温度(例えば120°C)になると適応できない、また、流通段階では耐圧性が弱く、底シール部分が後退する、等の問題があり、さらにこのスタンディングパウチを電子レンジ加熱する際には、袋が破れないように必ず、横に倒す必要があり、また、開口を片方の面に限定するため、孔を開けて後退幅を短くしている。また、孔はパンチングによる開口であり、抜きカスが製品のスタンディングパウチに混入する恐れもある。
すなわち、レトルト殺菌条件に制約があるという耐熱性の問題、底テープ全体にイージーピールフィルムを使用することによる耐圧性、コスト高、透明性に難がある等の問題がある。
これらの問題を解決したスタンディングパウチとして、例えば、二つ折りされた底テープと、表裏二枚の本体フィルムのうちのいずれか一方の本体フィルムの間に、イージーピール性の開口フィルムがテープ状に挟まれて底部シールがなされているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特願2003−042199 しかしながらこの場合にも、電子レンジ加熱を行うと、スタンディングパウチ(50)が加熱により膨張する際に、図4(a)〜(d)に示すようにしわ(51)がランダムに発生する。その結果、例えば、スタンディングパウチ(50)が前後に傾き、前に傾いた時には内容物(60)がイージーピール部分(52)から飛び出してしまうことがある。
本発明は、電子レンジ加熱により発生する蒸気の力でスタンディングパウチ等の包装袋の開口を行う、蒸気抜き機能を有する包装袋に関する以上のような問題を解決するためになされたもので、膨張による袋の変形を側部シールの形状によりコントロールして、電子レンジ加熱を施しても袋が傾かないようにした電子レンジ加熱用のスタンディングパウチ等の包装袋を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、二つ折りされた底テープと表裏二枚の本体フィルムの両端縁を側部シールし、下部端縁を船底形状に底部シールしてなる包装袋において、前記両方の側部シールは、略中央部分で外方に狭くなる亀甲括弧状の狭幅シール部を有し、両側の側部シールと、該狭幅シール部との接続個所は傾斜を有する段差をなして連続しているシール形状であることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋である。
このように請求項1記載の発明によれば、両方の側部シールは、略中央部分で外方に狭くなる亀甲括弧状の狭幅シール部を有し、両側の側部シールと、該狭幅シール部との接続個所は傾斜を有する段差をなして連続しているシール形状であるので、内容物を充填して開口部を熱融着した包装体を横置きして電子レンジ加熱して、内圧が上昇して包装袋が膨らんできても、横置きした底部は4か所ある段差部分のしわにより平らになって液面が安定する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記側部シールと、その略中央部分に位置する狭幅シール部とのシール幅の段差が0.1mm以上であることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋である。
このように請求項2記載の発明によれば、側部シールと、その略中央部分に位置する狭幅シール部とのシール幅の段差が0.1mm以上であるので、包装袋が内圧により膨張した際に発生するしわは必ず、段差部分から起こる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の蒸気抜き機能を有する包装袋に内容物を充填して開口部を熱融着した包装体を、横置きして加熱し、包装体の内圧が上昇したとき、4か所の段差部分からしわが発生して横置きした底部が平らになって液面が安定し、イージーピール部分から内圧が逃げだすようにしたことを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋包装体である。
上記のように、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋とその包装体は、電子レンジ等の加熱手段による加熱による膨張時のしわの発生位置を側部シールのシール形状でコントロールすることができる。
従って、膨張時の内容物の液面が安定し、イージーピール部分から蒸気が噴出しても内容物が飛び出さない。
本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋と該包装袋を用いた包装体を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋であるスタンディングパウチの一実施例を示す、斜視説明図であり、図2は、図1のスタンディングパウチに内容物を充填し開口部を熱融着して包装体とし、電子レンジ加熱した状態を示す、各工程での説明図である。
本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の一例であるスタンディングパウチは、例えば、図1に示すように、表裏二枚の本体フィルムの間に、別体の断面が逆V字形の二つ折りされた底テープを介在させて、本体フィルムの両端縁を側部シール(11)し、下部端縁を底部シール(12)してなる。
そして、両端縁の側部シール(11、11)は、略中央部分で外方に狭くなる亀甲括弧
状の狭幅シール部(13)を有しており、この狭幅シール部(13)の両側に位置する側部シール(11)とのそれぞれの接続個所は、傾斜を有する段差(14)をなして連続している。
側部シール(11)と狭幅シール部(13)とのシール幅の段差(14)は、0.1mm以上であることが必要である。
段差を0.1mm以上とることにより、スタンディングパウチ包装体が加熱時の内圧により膨張した際に発生するしわは必ず、段差部分から発生する。
本発明の蒸気抜き機能を有するスタンディングパウチはこのような構造を有しているので、このスタンディングパウチ(10)の開口部(15)から液状物等の内容物(21)を充填し、開口部(15)を熱融着したスタンディングパウチ包装体(20)をイージーピール部分(18)を上にして電子レンジ等の加熱装置に入れ、横置きして加熱すると、内容物に含まれる水分が沸騰したり、スタンディングパウチ内部の水蒸気と空気の熱膨張等によってスタンディングパウチの内圧が上昇してスタンディングパウチは徐徐に膨らむが、狭幅シール部(13)の両端に設けられている段差(14)から発生したしわ(16)によって横置きした底部(17)は水平に保たれ、スタンディングパウチ包装体(20)が傾くことがない。そのため、液面(22)が安定し、イージーピール部分(18)からは蒸気(23)のみが放出され、内容物(21)が飛び出すことはない(図2参照)。
スタンディングパウチ(10)に使用する本体フィルムや底テープは、電子レンジ加熱が可能で、耐熱性がある、例えば、〔外層〕二軸延伸ナイロンフィルム/線状低密度ポリエチレン〔内層〕、〔外層〕二軸延伸ポリプロピレンフィルム/酸化アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム/未延伸ポリプロピレンフィルム〔内層〕等の一般的に公知の積層フィルムが使用できる。
なお、加熱手段に電子レンジを用いない場合には、〔外層〕二軸延伸ナイロンフィルム/アルミニウム箔/線状低密度ポリエチレン〔内層〕、〔外層〕二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/アルミニウム箔/二軸延伸ナイロンフィルム/線状低密度ポリエチレン〔内層〕等の一般的に公知のアルミニウム箔を使用した積層フィルムも使用できる。
包装袋の形態は、スタンディングパウチが好適であるが、図3に示すような、横方向に背シール部(25)を有する背シールタイプ(図3(a))や、横方向に折り曲げ部(26)を有する折り曲げタイプ(図3(b))のような構造を有するものであってもスタンディングパウチと同様の効果が得られる。
本発明の包装袋の一つであるスタンディングパウチの一実施例を示す、平面説明図である。 図1のスタンディングパウチに内容物を充填し、電子レンジ加熱した時の状態を示す、(a)は内容物を充填し開口部を熱融着した状態の斜視説明図であり、(b)は加熱により包装体にしわが発生した状態の説明図であり、(c)はそれを横置きした状態の説明図であり、(d)はさらに加熱を続け、イージーピール部分から蒸気が噴出している状態の説明図である。 (a)、(b)は本発明の包装袋の別の形態を示す、斜視説明図である。 従来のスタンディングパウチに内容物を充填し、電子レンジ加熱した時の状態を示す、(a)は内容物を充填し開口部を熱融着した状態の斜視説明図であり、(b)は加熱により包装体にしわが発生した状態の説明図であり、(c)はそれを横置きした状態の説明図であり、(d)はさらに加熱を続け、イージーピール部分から蒸気が噴出している状態の説明図である。
符号の説明
10‥‥スタンディングパウチ
11‥‥側部シール
12‥‥底部シール
13‥‥亀甲括弧状の狭幅シール部
14‥‥傾斜を有する段差
15‥‥開口部
16‥‥しわ
17‥‥横置きした底部
18‥‥イージーピール部分
20‥‥包装体
21‥‥内容物
22‥‥液面(内容物面)
23‥‥蒸気
25‥‥背シール部
26‥‥折り曲げ部
50‥‥スタンディングパウチ
51‥‥しわ
52‥‥イージーピール部分
60‥‥内容物

Claims (4)

  1. 二つ折りされた底テープと表裏二枚の本体フィルムの両端縁を側部シールし、下部端縁を底部シールしてなる包装袋において、
    前記両方の側部シールは、略中央部分で外方に狭くなる亀甲括弧状の狭幅シール部を有し、両側の側部シールと、該狭幅シール部との接続個所は傾斜を有する段差をなして連続しているシール形状であることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋。
  2. 前記側部シールと、その略中央部分に位置する狭幅シール部とのシール幅の段差が0.1mm以上であることを特徴とする、請求項1記載の蒸気抜き機能を有する包装袋。
  3. 前記包装袋がスタンディングパウチであることを特徴とする請求項1又は2記載の包装袋。
  4. 請求項1、2又は3記載の蒸気抜き機能を有する包装袋に内容物を充填して開口部を熱融着した包装体を、横置きして加熱し、包装体の内圧が上昇したとき、4か所の段差部分からしわが発生して横置きした底部が平らになって液面が安定し、イージーピール部分から内圧が逃げだすようにしたことを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010189006A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Dainippon Printing Co Ltd 易開封性包装袋
JP2018095283A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 株式会社センマ化学 自動通気包装袋
CN110395454A (zh) * 2019-07-29 2019-11-01 苏州宏昌包装材料有限公司 一种具有排气结构的微波袋的封口方法

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