JP2005035640A - 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体 - Google Patents

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Koichi Shiozaki
浩一 塩崎
Atsushi Tsujii
篤 辻井
Yukihiro Nakamura
行宏 中村
Hirofumi Kawai
広文 河合
Eishin Miyake
英信 三宅
Kayoko Hamada
佳代子 浜田
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Abstract

【課題】内容物から発生する水蒸気等が直接蒸気抜き口から噴き出すことのない、蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体を提供すること。
【解決手段】合成樹脂フィルム(1、2)からなり両側縁部、底縁部に各シール部を有し、かつ、底縁部は対向する合成樹脂フィルムの間にイージーピールフィルム(3)を介在させて底シール部(12)を形成させた包装袋であり、底シール部は中央部分で弓形にシール部を後退させた狭幅の後退シール部を形成させて蒸気抜き口(13)とした包装袋において、狭幅の後退シール部(13)と包装袋の端縁との間に、後退シール部に立ち塞がるように包装袋の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の島状シール部(15)を形成させ、この島状シール部の底辺を除く二辺と後退シール部の間に通気路(14)が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体に関するものであり、特には、電子レンジ加熱が可能で、加熱時に蒸気抜き口から放出される蒸気の放出方向を制御可能にした蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体に関する。
従来、調理済あるいは半調理済の食品等を耐熱性のプラスチックフィルムからなる包装袋に充填して、食する直前に電子レンジ等により加熱調理する包装食品が提案されている。
しかし、この包装食品は、電子レンジにより加熱すると、加熱時に食品等から発生する蒸気圧等の内圧により包装袋が破裂し内容物が飛散して電子レンジ内部を汚染してしまうなどの欠点があった。
このため、電子レンジで加熱する前に、あらかじめ、包装袋に、例えば、鋏等を用いて小さい孔などを開けて前記包装袋の内圧の上昇を抑えて包装袋の破裂を防止していた。
しかしながらこの方法では、加熱後に発生する水蒸気は直ぐに包装袋の外に放出されてしまうため、水蒸気による蒸し調理効果が低減されるとともに包装袋内部の食品の乾燥が進行して食品の劣化をきたす場合がある。
そこでこの問題を解決する方法としてシーラント層にイージーピールフィルムを介在させてシールさせる方法がある。
例えば、本体フィルムとして、延伸ナイロンフィルム/未延伸ポリプロピレンフィルムからなる積層フィルムを使用し、あいだに、延伸ナイロンフィルム/イージーピールフィルムからなる積層フィルムを介在させた構成のものがある。
しかし、このような構成の包装袋に内容物を充填して電子レンジ等の加熱手段を用いて加熱した場合、内容物から発生する水蒸気により蒸気抜け口(53)が開口して蒸気が直接噴き出すため、蒸気が目などの顔にかかり、時には火傷を起こす場合もある(図3参照)。
本発明は、合成樹脂フィルムの間にイージーピールフィルムを介在させて底シール部を形成させ、該底シール部は、略中央部分で弓形にシール部を後退させた狭幅の後退シール部を形成させて蒸気抜き口とした包装袋に内容物を充填し、電子レンジなどで加熱した場合に発生する直接蒸気が噴き出してしまうという問題点を解決するためになされたもので、内容物から発生する蒸気が直接蒸気抜き口から噴き出すことのない、蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、合成樹脂フィルムからなり、両側縁部、底縁部に各シール部を有し、かつ、前記底縁部は相対向する合成樹脂フィルムの間にイージーピールフィルムを介在させて底シール部を形成させた包装袋であり、前記底シール部は、略中央部分で弓形にシール部を後退させた狭幅の後退シール部を形成させて蒸気抜き口とした包装袋に
おいて、前記狭幅の後退シール部と包装袋の端縁との間に、後退シール部に立ち塞がるように包装袋の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の島状シール部を形成させ、該島状シール部の底辺を除く二辺と、後退シール部の間に未シール状の通気路が設けられていることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋である。
このように請求項1記載の発明によれば、狭幅の後退シール部と包装袋の端縁との間に、後退シール部に立ち塞がるように包装袋の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の島状シール部を形成させ、該島状シール部の底辺を除く二辺と、後退シール部の間に未シール状の通気路が設けられているので、蒸気抜き口から噴出する水蒸気は左右に分散されて噴出され、蒸気抜き口から直接噴出することはない。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記包装袋の形状がスタンディングパウチであることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋である。
このように請求項2記載の発明によれば、包装袋の形状をスタンディングパウチとすることにより、包装袋を自立させることが可能になって、例えば、自立させた状態で店頭に陳列することができ、店頭での商品の陳列効果が向上する。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の包装袋に内容物を充填して開口部を熱融着した包装体を、横置きして加熱し、包装体の内圧が上昇したとき、後退シール部が開口して蒸気抜き口となり、該蒸気抜き口から内圧が吹き出す際、内部から吹き出す蒸気は島状シール部にあたり、水蒸気が左右に分かれて吹き出すようにしたことを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装体である。
上記のように、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体は、以下に示すような効果がある。
すなわち、蒸気の放出方向を制御するシール形状を、蒸気抜き口に入れることで、包装体の開封時に熱い水蒸気などが直接顔等にかからなくすることができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋は、例えば、図1、図2に示すように、合成樹脂フィルムからなり、二つ折りした底テープ(4)と表裏二枚の本体フィルム(1、2)の両側縁部、底縁部に各シール部(11)を有し、かつ、前記底縁部は二つ折りされた底テープ(4)と、表裏二枚の本体フィルム(1、2)のうちのいずれた一方の本体フィルムの間に、イージーピールフィルム(3)を介在させて底シール部(12)を形成させたスタンディングパウチ形式の包装袋であり、底シール部(12)は、略中央部分で弓形にシール部を後退させた狭幅の後退シール部(13)を形成させて蒸気抜き口(13)とした包装袋において、狭幅の後退シール部と包装袋の端縁との間に、包装袋の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の島状シール部(15)を形成させ、該島状シール部の底辺を除く二辺と、後退シール部の間に未シール状の通気路(14)が設けられている構造を有している。
このような構造を有しているため、この包装袋(10)に内容物(30)を充填し開口部を密封シールして包装体(20)にして電子レンジなどの加熱手段を使用して加熱した場合、包装体の内圧が上昇して後退シール部が開口して蒸気抜き口(13)となり、内容物などから発生した蒸気(v)などが吹き出す際には、吹き出した蒸気などは正面の島状
シール部(15)に当たったあと、左右に分散して通気路(14)を通って放出されるので、蒸気抜き口から直接は放出されず、例えば、電子レンジから取り出す時も熱い水蒸気が直接蒸気抜き口から放出されることはない。
なお、包装袋の形状は、特に限定されず、三方シール袋、四方シール袋など任意である。シールの形態も合掌シール、封筒シール等任意である。スタンディングパウチとすることにより、包装袋は自立することが可能になり、陳列効果が高まる。
このシール形状は、包装袋のみならずカップ本体と蓋材をシールする際にも応用できる。
包装袋に使用する合成樹脂フィルム(1、2)は、電子レンジ加熱が可能で、耐熱性のある、例えば、〔外層〕二軸延伸ナイロンフィルム/線状低密度ポリエチレン〔内層〕、〔外層〕二軸延伸ポリプロピレンフィルム/酸化アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム/未延伸ポリプロピレンフィルム〔内層〕等の一般的に公知の積層フィルムが好ましく使用できる。
なお、加熱手段に電子レンジを用いない場合には、〔外層〕二軸延伸ナイロンフィルム/アルミニウム箔/線状低密度ポリエチレン〔内層〕、〔外層〕二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム/アルミニウム箔/二軸延伸ナイロンフィルム/線状低密度ポリエチレン〔内層〕等の一般的に公知のアルミニウム箔を使用した積層フィルムも使用できる。
また、合成樹脂フィルムのシーラント層同士の間に挟むイージーピールフィルム(3)としては、例えば、易剥離性、電子レンジ適性に優れたイージーピールフィルム単体が好ましく、より具体的には、東レ合成フィルム株式会社製や東セロ株式会社製の厚さが30〜50μmの未延伸ポリプロピレン樹脂系のイージーピールフィルムが好ましく使用できる。
本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の一実施例を示す、(a)は斜視説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。 図1の包装袋に内容物を充填して開口部を密封シールした包装体を電子レンジ加熱している状態を示す、断面説明図である。 従来の蒸気抜き機能を有する包装袋に内容物を充填して開口部を密封シールした包装体を電子レンジして蒸気が吹き出している状態を示す、(a)は斜視説明図であり、(b)は(a)のA−A’線断面説明図である。
符号の説明
1‥‥本体フィルム、合成樹脂フィルム
2‥‥本体フィルム、合成樹脂フィルム
3‥‥イージールフィルム
4‥‥底テープ
10‥‥蒸気抜き機能を有する包装袋
11‥‥シール部
12‥‥底シール部
13‥‥後退シール部、蒸気抜き口
14‥‥通気路
15‥‥島状シール部
20‥‥包装体
30‥‥内容物
50‥‥包装体
53‥‥蒸気抜き口
v‥‥蒸気

Claims (3)

  1. 合成樹脂フィルムからなり、両側縁部、底縁部に各シール部を有し、かつ、前記底縁部は相対向する合成樹脂フィルムの間にイージーピールフィルムを介在させて底シール部を形成させた包装袋であり、
    前記底シール部は、略中央部分で弓形にシール部を後退させた狭幅の後退シール部を形成させて蒸気抜き口とした包装袋において、
    前記狭幅の後退シール部と包装袋の端縁との間に、後退シール部に立ち塞がるように包装袋の端縁を底辺とする略二等辺三角形状の島状シール部を形成させ、該島状シール部の底辺を除く二辺と、後退シール部の間に未シール状の通気路が設けられていることを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装袋。
  2. 前記包装袋の形状がスタンディングパウチであることを特徴とする、請求項1記載の蒸気抜き機能を有する包装袋。
  3. 請求項1又は2に記載の包装袋に内容物を充填して開口部を熱融着した包装体を、横置きして加熱し、包装体の内圧が上昇したとき、後退シール部が開口して蒸気抜き口となり、該蒸気抜き口から内圧が吹き出す際、内部から吹き出す蒸気は島状シール部にあたり、蒸気が左右に分かれて吹き出すようにしたことを特徴とする、蒸気抜き機能を有する包装体。
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