JP2005029000A - フィラーパイプの配管構造 - Google Patents
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- B60K2015/0458—Details of the tank inlet
- B60K2015/0474—Arrangement of fuel filler pipes in relation to vehicle body
Abstract
【課題】フィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーパイプの変形をより少なくすることができるフィラーパイプの配管構造を提供する。
【解決手段】左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡し、後クロスメンバー16の前方に燃料タンク18を配置し、この燃料タンク18にフィラーパイプの配管構造20を設ける。このフィラーパイプの配管構造20は、燃料タンク18にフィラーパイプ31およびフィラーホース32を介して燃料タンク18に給油口33を連通し、この給油口33を左側リヤホイールハウス26近傍の車体側面35に設け、左リヤサイドフレーム12で、かつ後クロスメンバー16の前方部位24にフィラーパイプ31を取付ブラケット36で取り付けたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡し、後クロスメンバー16の前方に燃料タンク18を配置し、この燃料タンク18にフィラーパイプの配管構造20を設ける。このフィラーパイプの配管構造20は、燃料タンク18にフィラーパイプ31およびフィラーホース32を介して燃料タンク18に給油口33を連通し、この給油口33を左側リヤホイールハウス26近傍の車体側面35に設け、左リヤサイドフレーム12で、かつ後クロスメンバー16の前方部位24にフィラーパイプ31を取付ブラケット36で取り付けたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側部に給油口を備え、この供給口から給油した燃料を、フィラーパイプやフィラーホースを通して燃料タンクに導くフィラーパイプの配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の床面の下方に燃料タンクを設け、この燃料タンクに燃料を供給するフィラーホースの配管構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭60―12746号公報(第2頁、第3(B)図)
【0004】
図5は特許文献1の第3(B)図の側面図である。なお、符号を振り直した。フィラーホースの配管構造100は、車両床下の燃料タンク101内にフィラーホース102の下部103を差し込むとともに、下部103を燃料タンク101に取り付け、フィラーホース102の上部に給油口104を設け、この給油口104を左側リヤホイールハウス105近傍の車体側面106に設け、フィラーホース102の下部103や中間部107を後車軸108よりも前方に配置したものである。
【0005】
フィラーホースの配管構造100によれば、フィラーホース102の下部103や中間部107を後車軸108よりも車体前方に配置した。
これにより、万が一車体後部に、前方に向けての衝撃力がかかった際に、後車軸108が防護機能を果たし、フィラーホース102の下部103や中間部107にかかる衝撃力を抑えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このフィラーホース102を車体に好適に保持するためには、一例としてフィラーホース102の中間部107を車体フレームの後部に取り付けることが好ましい。
ところで、車体フレームのなかには、万が一車体フレームの後部に衝撃力がかかった際に、その衝撃力を吸収する衝撃吸収部を、車体フレームの後部に備えたものがある。
【0007】
このように、車体フレームの後部に衝撃吸収部を備えた車両においては、通常フィラーホース102の中間部107が衝撃吸収部の近傍に位置することになる。
このため、フィラーホース102を車体で保持するために、フィラーホース102の中間部107を車体フレーム後部の衝撃吸収部に取り付ける場合がある。
【0008】
しかし、フィラーホース102の中間部107を衝撃吸収部に取り付けると、衝撃力で衝撃吸収部が変形する際に、フィラーホース102の中間部107が変形することが考えられる。
このため、フィラーホース102はフィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーホース102やフィラーパイプの変形をより少なくすることができる、いわゆるフィラーパイプの配管構造の実用化が望まれていた。
【0009】
そこで、本発明の目的は、フィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーパイプの変形をより少なくすることができるフィラーパイプの配管構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、左右のリヤサイドフレームの後車軸近傍にクロスメンバーを掛け渡すとともにリヤサイドフレーム間に燃料タンクを配置し、この燃料タンクにフィラーパイプを介して給油口を連通し、この給油口をリヤホイールハウス近傍の車体側面に設けたフィラーパイプの配管構造において、前記左右のリヤサイドフレームのいずれか一方で、かつ前記クロスメンバーの前方の部位に、前記フィラーパイプを取り付けたことを特徴とする。
【0011】
ここで、車体フレームのなかには、左右のリヤサイドフレームにクロスメンバーを掛け渡し、このクロスメンバーの後方部位を衝撃吸収部、クロスメンバーの前方部位を剛性の高い部分となるように構成したものがある。また、フィラーパイプは後車軸の近傍に配置した部材である。
【0012】
これらの点に注目して、請求項1において、クロスメンバーを後車軸の近傍に配置して、フィラーパイプをクロスメンバーの前方に配置するようにした。これにより、クロスメンバー前方の剛性の高いリヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることを可能にした。
【0013】
クロスメンバー前方の剛性の高い部分は、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても、変形しないように構成した部位である。よって、クロスメンバー前方の剛性の高い部分にフィラーパイプを取り付けることで、フィラーパイプを好適に保持し、かつフィラーパイプの変形をより少なくする。
【0014】
請求項2は、フィラーパイプを、後サスペンション用のばねおよびダンパーの前方に配置し、これらのばねおよびダンパーを後車軸よりも後方に配置したことを特徴とする。
【0015】
ここで、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプの近傍に配置すると、フィラーパイプを、後サスペンション用のばねやダンパーを回避させて配管する必要がある。
このため、フィラーパイプの形状が複雑になり、フィラーパイプ上端の給油口から給油した燃料を燃料タンクまで円滑に導くことが難しくなることが考えられる。この場合、給油がスムーズに行えなくなる恐れがある。
【0016】
そこで、請求項2において、後サスペンション用のばねやダンパーを後車軸の後方に配置し、ばねやダンパーの前方にフィラーパイプを配置するように構成した。
これにより、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプから離して配置して、変形の少ない状態でフィラーパイプを配置するための空間を、比較的大きく確保することができ、給油をスムーズにできる形状のフィラーパイプが得られる。
【0017】
請求項3において、燃料タンクは、前記クロスメンバーの前方に配置したことを特徴とする。
【0018】
クロスメンバー前方の部位は剛性の高い部分であり、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても変形する虞はない。
よって、クロスメンバー前方に燃料タンクを配置することで、クロスメンバー前方の剛性の高い部分で燃料タンクを保護することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の斜視図である。
車両10は、車体フレーム11を構成する左右のリヤサイドフレーム12,13を備え、左右のリヤサイドフレーム12,13の前端部12a,13aに前クロスメンバー15を掛け渡すとともに、左右のリヤサイドフレーム12,13の略中央部12b,13b(具体的には、左側後車軸44(図2参照)近傍)に後クロスメンバー16(クロスメンバー)を掛け渡すことにより、平面視で略矩形状の空間17を形成し、この空間17に燃料タンク18を配置し、この燃料タンク18にフィラーパイプの配管構造20を設けたものである。
【0020】
左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡すことにより、後クロスメンバー16の後方部位22を衝撃吸収部とし、後クロスメンバー16の前方部位(前方の部位)23を剛性の高い部分となるように構成する。
後クロスメンバー16の後方部位22は、左リヤサイドフレーム12の後端部12cおよび右リヤサイドフレーム13の後端部13cで構成したものである。
後クロスメンバー16の前方部位23は、左リヤサイドフレーム12の前方部位24および右リヤサイドフレーム13の前方部位25で構成したものである。
【0021】
後クロスメンバー16の後方部位22は、後方部位22の後端22aに、車体前方向きの衝撃力がかかった場合には、後方部位22を変形させて衝撃を吸収する衝撃吸収部である。
また、後クロスメンバー16の前方部位23は、後方部位22の後端22aに、車体前方向きの衝撃力がかかった場合でも、前方部位23を変形させないようにする剛性の高い部分である。
【0022】
フィラーパイプの配管構造20は、燃料タンク18にフィラーパイプ31およびフィラーホース32を介して燃料タンク18に給油口33を連通し、この給油口33を左側リヤホイールハウス(リヤホイールハウス)26(図2参照)近傍の車体側面35に設け、左リヤサイドフレーム12で、かつ後クロスメンバー16の前方部位24にフィラーパイプ31を取付ブラケット36(図2も参照)で取り付けたものである。
【0023】
フィラーパイプ31の上端部に給油口33を設け、この給油口33を左側リヤホイールハウス26(図2参照)近傍の車体側面35に設けることで、給油口33を車体側面35の給油用開口35aに臨ませ、給油口33にキャップ34を着脱自在に取り付ける。
【0024】
フィラーパイプ31の下端部31aを左リヤサイドフレーム12の下方まで延ばし、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で左リヤサイドフレーム12の前方部位24(具体的には、左リヤサイドフレーム12の中央部12b近傍の外側壁)に取り付ける。
【0025】
左リヤサイドフレーム12から下方に突出したフィラーパイプ31の下端部31aにフィラーホース32の上端部を連結する。
フィラーホース32の下端部32aを燃料タンク18の左側壁18a(図2参照)から燃料タンク18内に差し込み、フィラーホース32の下端部32aを燃料タンク18の左側壁18aに取付部材38(図2参照)で取り付ける。
【0026】
フィラーパイプ31は、給油口33から中央部31bまでの傾斜部31dを、車体中央に向けて下り勾配に配置し(図2、図3も参照)、中央部31bから下端部31aまでの鉛直部31cを車体前方に向けて僅かに傾斜させるとともに(図2参照)、鉛直部31cを車幅方向に対して鉛直状に配置し(図3参照)たパイプである。
このように、フィラーパイプ31の傾斜部31dを車体中央に向けて下り勾配に配置し、鉛直部31cを略鉛直状に配置することで、給油口33から下端部31aまで燃料を円滑に導くことができる。
【0027】
フィラーホース32は、フィラーパイプ31の下端部31aに上端部を取り付け、燃料タンク18の左側壁18aに下端部32aを取り付けることで、比較的緩やかなカーブの湾曲状に曲げたホースである。
フィラーホース32を比較的緩やかな湾曲状に形成することで、フィラーパイプ31の下端部31aからフィラーホース32の上端部に流入した燃料を、フィラーホース32の下端部32aまで円滑に導くことができる。
これにより、給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を通して燃料タンク18に円滑に導くことができる。
【0028】
燃料タンク18に燃料を給油する際には、給油用開口35aに備えたカバー(図示せず)を開けた後、給油口33のキャップ34を外して給油口33を開口し、開口した給油口33に燃料を給油する。
これにより、給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を通して燃料タンク18に導く。
【0029】
左リヤサイドフレーム12は、断面略U字形に形成し、車体前方から車体後方に向けて延びる部材である。
左リヤサイドフレーム12に、左側後サスペンション41のリンクユニット43を介して左側後車軸(後車軸)44(図2、図3参照)を取り付け、この左側後車軸44に左側ブレーキディスク45や左側後輪46を取り付ける。
なお、左側サスペンション(ダンパー)41の左側ダンパー47および左側コイルばね(ばね)48については図2、図3で詳しく説明する。
【0030】
右リヤサイドフレーム13は、左リヤサイドフレーム12に対して所定間隔をおいて平行に配置した部材で、左リヤサイドフレーム12と同様に、車体前方から車体後方に向けて延びる断面略U字形の部材である。
右リヤサイドフレーム13には、左リヤサイドフレーム12と同様に、右側後サスペンション42(図3参照)を取り付ける。
右側後サスペンション42は、左側後サスペンション41と同一構成部材である。よって、右側後サスペンション42の構成部材に、左側後サスペンション41の構成部材と同一符号を付して右側後サスペンション42の説明を省略する。
【0031】
前クロスメンバー15は、断面略U字形に形成した補強部材である。また、後クロスメンバー16は、断面略U字形に形成した補強部材である。
この後クロスメンバー16は、左右のリヤサイドフレーム12,13の左側後車軸44(図2参照)近傍)に掛け渡したもので、図3に示すように背面視で、いわゆる船底形に形成し、下部16bに左右側の後サスペンション41,42のロアリンク51,51を連結した部材である。
【0032】
燃料タンク18は、左右のリヤサイドフレーム12,13に沿わせてそれぞれ左・右の側壁18a,18bを形成し、前・後のクロスメンバー15,16に沿わせてそれぞれ前・後の側壁18c、18d(図2も参照)を形成することで略矩形状の周壁部を構成する。
【0033】
燃料タンク18の上面18eは、左右のリヤサイドフレーム12,13の上面および前後のクロスメンバー15,16の上面に沿わせた面である。
また、燃料タンク18の下面18f(図2、図3も参照)は、左右側の後サスペンション41,42のリンクユニット43,43の最下部52,52より僅かに高い位置に配置した面である。
【0034】
以上説明したように、空間17に燃料タンク18を配置することで、燃料タンク18を後クロスメンバー16の前方に配置することができる。左右のリヤサイドフレーム12,13のうちの、後クロスメンバー16の前方部位23は剛性の高い部分なので、剛性の高い部分で燃料タンク18を好適に保護することができる。
【0035】
加えて、燃料タンク18を空間18に配置することで、燃料タンク18の左右の側壁18a,18bを左右のリヤサイドフレーム12,13で保護するとともに、燃料タンク18の前後の側壁18c、18dを前後のクロスメンバー15,16で保護することができる。
これにより、燃料タンク18をより一層好適に保護することができる。
【0036】
図2は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の側面図であり、後車軸44からブレーキディスク45および後輪46(図1参照)を除去した状態を示す。
左側後サスペンション41のリンクリンクユニット43を構成する左側ロアリンク51に、左側ダンパー47の下端部47bを連結するとともに、左側リヤホイールハウス26の取付部26aに左側ダンパー47の上端部47aを連結する。
【0037】
また、左側後サスペンション41のリンクユニット43を構成する左側ロアリンク51に、左側コイルばね48の下端部48bを取り付けるとともに、左リヤサイドフレーム12の中央部12b底面に左側コイルばね48の上端部48aを取り付ける。
【0038】
さらに、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を左側後車軸44の近傍に配置するとともに、後クロスメンバー16を左側後車軸44の近傍に配置する。
これにより、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を後クロスメンバー16の前方に配置して、後クロスメンバー16の前方部位23剛性の高い部分、具体的には左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で取り付けることを可能にした。
【0039】
取付ブラケット36は、中央部36aをU字状に形成し、U字状の中央部36aの両端部36b,36bを平坦に形成したものである。
取付ブラケット36でフィラーパイプ31を取り付ける際には、先ずフィラーパイプ31の下端部31aにU字状の中央部36aを嵌め込み、両端部36b,36bを左リヤサイドフレーム12の外壁12dに当接する。
【0040】
この状態で、両端部36b,36bをボルト54,54で左リヤサイドフレーム12の外壁12dに取り付けることにより、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に取り付ける。
【0041】
このように、フィラーパイプ31の下端部31aを、左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に取り付けることで、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を、左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばね48の前方に配置する。
さらに、左側ダンパー47および左側コイルばね48を左側後車軸44よりも後方に配置する。
【0042】
これにより、左側後サスペンション41の左側ダンパー47や左側コイルばね48をフィラーパイプ31やフィラーホース32から離して配置して、フィラーパイプ31やフィラーホース32を配置する空間55を比較的大きく確保する。
よって、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状を設計する際の、設計の自由度が増す。したがって、給油口33から燃料を給油した際に、給油した燃料を燃料タンク18まで円滑に導くことができるように、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状を比較的簡単に設定することができる。
【0043】
これに対して、左側後サスペンション41の左側ダンパー47や左側コイルばね48を、フィラーパイプ31やフィラーホース32の近傍に配置すると、フィラーパイプ31やフィラーホース32を、左側ダンパー47や左側コイルばね48を回避させて配管する必要がある。
このため、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状が複雑になり、給油口33から給油した燃料をフィラーパイプ31やフィラーホース32を通して円滑に燃料タンク18まで導くことが難しいことが考えられる。
【0044】
図3は図2の3矢視図である。
左側後サスペンション41は、左側コイルばね48を左リヤサイドフレーム12と左側ロアリンク51とで支え、左側ダンパー47を左側ロアリンク51と左側後リヤホイールハウス26の取付部26a(図2参照)で支えるものである。左側ロアリンク51には左側後車軸44を取り付け、この左側後車軸44に左側ブレーキディスク45(図1参照)をボルト57・・・で固定し、この左側ブレーキディスク45に左側後輪44(図1参照)を取り付ける。
【0045】
左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばね48をフィラーパイプの配管構造20の後方に配置して、フィラーパイプ31やフィラーホース32を配置する空間55(図2参照)を比較的大きく確保した。
これにより、フィラーパイプ31の配管の自由度が増し、フィラーパイプ31の略中央部31bから下端部31aまでの鉛直部31cを、背面視で略鉛直状に配置することが可能になる。
よって、フィラーパイプ31の給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31の鉛直部31cで円滑にフィラーホース32に導くことができる。
【0046】
左右側の後サスペンション41,42のコイルばね48,48間に配置した後クロスメンバー16を、背面視で、いわゆる船底形に形成する。これにより、後クロスメンバー16の上部16aから下部16bまでの距離Lを大きく確保する。よって、後クロスメンバー16で燃料タンク18の後側壁18dを好適に保護することができる。
【0047】
次に、フィラーパイプの配管構造の作用について説明する。
図4(a)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかった状態を示す図、図4(b)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの衝撃吸収部で衝撃力を吸収した状態を示す図である。
(a)において、左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡して、後クロスメンバー16の後方部位22を衝撃吸収部とし、後クロスメンバー16の前方部位23を剛性の高い部分とした。
この後方部位22の後端22aに車体前方向きの衝撃力Fがかかる。
【0048】
(b)において、後方部位22を変形させて衝撃力F((a)参照)を吸収する。この際、後クロスメンバー16の前方部位23を剛性の高い部分としたので、前方部位23は変形しない。
よって、フィラーパイプの配管構造20のフィラーパイプ31を取り付けている部位は変形しないので、フィラーパイプ31の変形をより少なくして、フィラーパイプ31を正常な状態に保つことができる。
【0049】
また、後クロスメンバー16の前方部位23の剛性の高い部分に燃料タンク18を配置することで、この剛性の高い部分で燃料タンク18を好適に保護することができる。
加えて、後クロスメンバー16の上部16aから下部16bまでの距離Lを大きく確保することで、後クロスメンバー16で燃料タンク18の後側壁18dを好適に保護することができる。
【0050】
なお、前記実施形態では、左リヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けた例について説明したが、これに限らないで、右リヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることも可能である。
【0051】
また、前記実施形態では、左リヤサイドフレーム12に取付ブラケット36でフィラーパイプ31を取り付ける例について説明したが、これに限らないで、その他の部材を用いてフィラーパイプ31を取り付けることも可能である。
【0052】
さらに、前記実施形態では、フィラーパイプの配管構造として、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を用いた例について説明したが、これに限らないで、フィラーパイプのみを用いることや、フィラーホースのみを用いることも可能であり、この場合にも前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
また、前記実施形態では、燃料タンク18を後クロスメンバー16の前方に配置した例について説明したが、これに限らないで、燃料タンク18を後クロスメンバー16の後方に配置することや、後クロスメンバー16の前方から後方に渡って配置することも可能である。
【0054】
さらに、前記実施形態では、フィラーパイプ31を、左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばねの前方に配置し、左側ダンパー47および左側コイルばねを左側後車軸44よりも後方に配置した例について説明したが、フィラーパイプ31、左側コイルばね47、左側ダンパー48や左側後車軸44のレイアウトはこれに限定するものではない。
また、前記実施形態では、左側後サスペンション41のばねとしてコイルばね48を例に説明したが、その他のばねを使用することも可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、クロスメンバーを後車軸の近傍に配置して、フィラーパイプをクロスメンバーの前方に配置する。これにより、クロスメンバー前方の剛性の高いリヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることができる。
クロスメンバー前方の剛性の高い部分は、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても、変形しないように構成した部位である。
したがって、クロスメンバー前方の剛性の高い部分に、フィラーパイプを取り付けることで、フィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーパイプの変形をより少なくすることができる。
【0056】
請求項2は、後サスペンション用のばねやダンパーを後車軸の後方に配置し、ばねやダンパーの前方にフィラーパイプを配置するように構成した。
これにより、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプから離して配置して、フィラーパイプを配置する空間を比較的大きく確保することができる。
したがって、フィラーパイプの形状を設計する際の、設計の自由度が増し、給油口から給油した燃料を円滑に導くようにフィラーパイプの形状を簡単に設定することができる。
【0057】
請求項3は、燃料タンクをクロスメンバーの前方に配置した。クロスメンバー前方の部位は剛性の高い部分であり、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても変形する虞はない。
これにより、クロスメンバー前方に燃料タンクを配置することで、クロスメンバー前方の剛性の高い部分で燃料タンクを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の斜視図
【図2】本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の側面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】(a)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかった状態を示す図、(b)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの衝撃吸収部で衝撃力を吸収した状態を示す図
【図5】特許文献1の第3(B)図の側面図
【符号の説明】
10…車両、12…左リヤサイドフレーム、13…右リヤサイドフレーム、16…後クロスメンバー(クロスメンバー)、18…燃料タンク、20…フィラーパイプの配管構造、23…後クロスメンバーの前方部位(クロスメンバーの前方の部位)、26…左側リヤホイールハウス(リヤホイールハウス)、31…フィラーパイプ、32…フィラーホース、33…給油口、35…車体側面、41…左側後サスペンション(後サスペンション)、44…左側後車軸(後車軸)、47…左側ダンパー(ダンパー)、48…左側コイルばね(ばね)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側部に給油口を備え、この供給口から給油した燃料を、フィラーパイプやフィラーホースを通して燃料タンクに導くフィラーパイプの配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の床面の下方に燃料タンクを設け、この燃料タンクに燃料を供給するフィラーホースの配管構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭60―12746号公報(第2頁、第3(B)図)
【0004】
図5は特許文献1の第3(B)図の側面図である。なお、符号を振り直した。フィラーホースの配管構造100は、車両床下の燃料タンク101内にフィラーホース102の下部103を差し込むとともに、下部103を燃料タンク101に取り付け、フィラーホース102の上部に給油口104を設け、この給油口104を左側リヤホイールハウス105近傍の車体側面106に設け、フィラーホース102の下部103や中間部107を後車軸108よりも前方に配置したものである。
【0005】
フィラーホースの配管構造100によれば、フィラーホース102の下部103や中間部107を後車軸108よりも車体前方に配置した。
これにより、万が一車体後部に、前方に向けての衝撃力がかかった際に、後車軸108が防護機能を果たし、フィラーホース102の下部103や中間部107にかかる衝撃力を抑えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このフィラーホース102を車体に好適に保持するためには、一例としてフィラーホース102の中間部107を車体フレームの後部に取り付けることが好ましい。
ところで、車体フレームのなかには、万が一車体フレームの後部に衝撃力がかかった際に、その衝撃力を吸収する衝撃吸収部を、車体フレームの後部に備えたものがある。
【0007】
このように、車体フレームの後部に衝撃吸収部を備えた車両においては、通常フィラーホース102の中間部107が衝撃吸収部の近傍に位置することになる。
このため、フィラーホース102を車体で保持するために、フィラーホース102の中間部107を車体フレーム後部の衝撃吸収部に取り付ける場合がある。
【0008】
しかし、フィラーホース102の中間部107を衝撃吸収部に取り付けると、衝撃力で衝撃吸収部が変形する際に、フィラーホース102の中間部107が変形することが考えられる。
このため、フィラーホース102はフィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーホース102やフィラーパイプの変形をより少なくすることができる、いわゆるフィラーパイプの配管構造の実用化が望まれていた。
【0009】
そこで、本発明の目的は、フィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーパイプの変形をより少なくすることができるフィラーパイプの配管構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、左右のリヤサイドフレームの後車軸近傍にクロスメンバーを掛け渡すとともにリヤサイドフレーム間に燃料タンクを配置し、この燃料タンクにフィラーパイプを介して給油口を連通し、この給油口をリヤホイールハウス近傍の車体側面に設けたフィラーパイプの配管構造において、前記左右のリヤサイドフレームのいずれか一方で、かつ前記クロスメンバーの前方の部位に、前記フィラーパイプを取り付けたことを特徴とする。
【0011】
ここで、車体フレームのなかには、左右のリヤサイドフレームにクロスメンバーを掛け渡し、このクロスメンバーの後方部位を衝撃吸収部、クロスメンバーの前方部位を剛性の高い部分となるように構成したものがある。また、フィラーパイプは後車軸の近傍に配置した部材である。
【0012】
これらの点に注目して、請求項1において、クロスメンバーを後車軸の近傍に配置して、フィラーパイプをクロスメンバーの前方に配置するようにした。これにより、クロスメンバー前方の剛性の高いリヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることを可能にした。
【0013】
クロスメンバー前方の剛性の高い部分は、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても、変形しないように構成した部位である。よって、クロスメンバー前方の剛性の高い部分にフィラーパイプを取り付けることで、フィラーパイプを好適に保持し、かつフィラーパイプの変形をより少なくする。
【0014】
請求項2は、フィラーパイプを、後サスペンション用のばねおよびダンパーの前方に配置し、これらのばねおよびダンパーを後車軸よりも後方に配置したことを特徴とする。
【0015】
ここで、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプの近傍に配置すると、フィラーパイプを、後サスペンション用のばねやダンパーを回避させて配管する必要がある。
このため、フィラーパイプの形状が複雑になり、フィラーパイプ上端の給油口から給油した燃料を燃料タンクまで円滑に導くことが難しくなることが考えられる。この場合、給油がスムーズに行えなくなる恐れがある。
【0016】
そこで、請求項2において、後サスペンション用のばねやダンパーを後車軸の後方に配置し、ばねやダンパーの前方にフィラーパイプを配置するように構成した。
これにより、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプから離して配置して、変形の少ない状態でフィラーパイプを配置するための空間を、比較的大きく確保することができ、給油をスムーズにできる形状のフィラーパイプが得られる。
【0017】
請求項3において、燃料タンクは、前記クロスメンバーの前方に配置したことを特徴とする。
【0018】
クロスメンバー前方の部位は剛性の高い部分であり、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても変形する虞はない。
よって、クロスメンバー前方に燃料タンクを配置することで、クロスメンバー前方の剛性の高い部分で燃料タンクを保護することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の斜視図である。
車両10は、車体フレーム11を構成する左右のリヤサイドフレーム12,13を備え、左右のリヤサイドフレーム12,13の前端部12a,13aに前クロスメンバー15を掛け渡すとともに、左右のリヤサイドフレーム12,13の略中央部12b,13b(具体的には、左側後車軸44(図2参照)近傍)に後クロスメンバー16(クロスメンバー)を掛け渡すことにより、平面視で略矩形状の空間17を形成し、この空間17に燃料タンク18を配置し、この燃料タンク18にフィラーパイプの配管構造20を設けたものである。
【0020】
左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡すことにより、後クロスメンバー16の後方部位22を衝撃吸収部とし、後クロスメンバー16の前方部位(前方の部位)23を剛性の高い部分となるように構成する。
後クロスメンバー16の後方部位22は、左リヤサイドフレーム12の後端部12cおよび右リヤサイドフレーム13の後端部13cで構成したものである。
後クロスメンバー16の前方部位23は、左リヤサイドフレーム12の前方部位24および右リヤサイドフレーム13の前方部位25で構成したものである。
【0021】
後クロスメンバー16の後方部位22は、後方部位22の後端22aに、車体前方向きの衝撃力がかかった場合には、後方部位22を変形させて衝撃を吸収する衝撃吸収部である。
また、後クロスメンバー16の前方部位23は、後方部位22の後端22aに、車体前方向きの衝撃力がかかった場合でも、前方部位23を変形させないようにする剛性の高い部分である。
【0022】
フィラーパイプの配管構造20は、燃料タンク18にフィラーパイプ31およびフィラーホース32を介して燃料タンク18に給油口33を連通し、この給油口33を左側リヤホイールハウス(リヤホイールハウス)26(図2参照)近傍の車体側面35に設け、左リヤサイドフレーム12で、かつ後クロスメンバー16の前方部位24にフィラーパイプ31を取付ブラケット36(図2も参照)で取り付けたものである。
【0023】
フィラーパイプ31の上端部に給油口33を設け、この給油口33を左側リヤホイールハウス26(図2参照)近傍の車体側面35に設けることで、給油口33を車体側面35の給油用開口35aに臨ませ、給油口33にキャップ34を着脱自在に取り付ける。
【0024】
フィラーパイプ31の下端部31aを左リヤサイドフレーム12の下方まで延ばし、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で左リヤサイドフレーム12の前方部位24(具体的には、左リヤサイドフレーム12の中央部12b近傍の外側壁)に取り付ける。
【0025】
左リヤサイドフレーム12から下方に突出したフィラーパイプ31の下端部31aにフィラーホース32の上端部を連結する。
フィラーホース32の下端部32aを燃料タンク18の左側壁18a(図2参照)から燃料タンク18内に差し込み、フィラーホース32の下端部32aを燃料タンク18の左側壁18aに取付部材38(図2参照)で取り付ける。
【0026】
フィラーパイプ31は、給油口33から中央部31bまでの傾斜部31dを、車体中央に向けて下り勾配に配置し(図2、図3も参照)、中央部31bから下端部31aまでの鉛直部31cを車体前方に向けて僅かに傾斜させるとともに(図2参照)、鉛直部31cを車幅方向に対して鉛直状に配置し(図3参照)たパイプである。
このように、フィラーパイプ31の傾斜部31dを車体中央に向けて下り勾配に配置し、鉛直部31cを略鉛直状に配置することで、給油口33から下端部31aまで燃料を円滑に導くことができる。
【0027】
フィラーホース32は、フィラーパイプ31の下端部31aに上端部を取り付け、燃料タンク18の左側壁18aに下端部32aを取り付けることで、比較的緩やかなカーブの湾曲状に曲げたホースである。
フィラーホース32を比較的緩やかな湾曲状に形成することで、フィラーパイプ31の下端部31aからフィラーホース32の上端部に流入した燃料を、フィラーホース32の下端部32aまで円滑に導くことができる。
これにより、給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を通して燃料タンク18に円滑に導くことができる。
【0028】
燃料タンク18に燃料を給油する際には、給油用開口35aに備えたカバー(図示せず)を開けた後、給油口33のキャップ34を外して給油口33を開口し、開口した給油口33に燃料を給油する。
これにより、給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を通して燃料タンク18に導く。
【0029】
左リヤサイドフレーム12は、断面略U字形に形成し、車体前方から車体後方に向けて延びる部材である。
左リヤサイドフレーム12に、左側後サスペンション41のリンクユニット43を介して左側後車軸(後車軸)44(図2、図3参照)を取り付け、この左側後車軸44に左側ブレーキディスク45や左側後輪46を取り付ける。
なお、左側サスペンション(ダンパー)41の左側ダンパー47および左側コイルばね(ばね)48については図2、図3で詳しく説明する。
【0030】
右リヤサイドフレーム13は、左リヤサイドフレーム12に対して所定間隔をおいて平行に配置した部材で、左リヤサイドフレーム12と同様に、車体前方から車体後方に向けて延びる断面略U字形の部材である。
右リヤサイドフレーム13には、左リヤサイドフレーム12と同様に、右側後サスペンション42(図3参照)を取り付ける。
右側後サスペンション42は、左側後サスペンション41と同一構成部材である。よって、右側後サスペンション42の構成部材に、左側後サスペンション41の構成部材と同一符号を付して右側後サスペンション42の説明を省略する。
【0031】
前クロスメンバー15は、断面略U字形に形成した補強部材である。また、後クロスメンバー16は、断面略U字形に形成した補強部材である。
この後クロスメンバー16は、左右のリヤサイドフレーム12,13の左側後車軸44(図2参照)近傍)に掛け渡したもので、図3に示すように背面視で、いわゆる船底形に形成し、下部16bに左右側の後サスペンション41,42のロアリンク51,51を連結した部材である。
【0032】
燃料タンク18は、左右のリヤサイドフレーム12,13に沿わせてそれぞれ左・右の側壁18a,18bを形成し、前・後のクロスメンバー15,16に沿わせてそれぞれ前・後の側壁18c、18d(図2も参照)を形成することで略矩形状の周壁部を構成する。
【0033】
燃料タンク18の上面18eは、左右のリヤサイドフレーム12,13の上面および前後のクロスメンバー15,16の上面に沿わせた面である。
また、燃料タンク18の下面18f(図2、図3も参照)は、左右側の後サスペンション41,42のリンクユニット43,43の最下部52,52より僅かに高い位置に配置した面である。
【0034】
以上説明したように、空間17に燃料タンク18を配置することで、燃料タンク18を後クロスメンバー16の前方に配置することができる。左右のリヤサイドフレーム12,13のうちの、後クロスメンバー16の前方部位23は剛性の高い部分なので、剛性の高い部分で燃料タンク18を好適に保護することができる。
【0035】
加えて、燃料タンク18を空間18に配置することで、燃料タンク18の左右の側壁18a,18bを左右のリヤサイドフレーム12,13で保護するとともに、燃料タンク18の前後の側壁18c、18dを前後のクロスメンバー15,16で保護することができる。
これにより、燃料タンク18をより一層好適に保護することができる。
【0036】
図2は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の側面図であり、後車軸44からブレーキディスク45および後輪46(図1参照)を除去した状態を示す。
左側後サスペンション41のリンクリンクユニット43を構成する左側ロアリンク51に、左側ダンパー47の下端部47bを連結するとともに、左側リヤホイールハウス26の取付部26aに左側ダンパー47の上端部47aを連結する。
【0037】
また、左側後サスペンション41のリンクユニット43を構成する左側ロアリンク51に、左側コイルばね48の下端部48bを取り付けるとともに、左リヤサイドフレーム12の中央部12b底面に左側コイルばね48の上端部48aを取り付ける。
【0038】
さらに、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を左側後車軸44の近傍に配置するとともに、後クロスメンバー16を左側後車軸44の近傍に配置する。
これにより、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を後クロスメンバー16の前方に配置して、後クロスメンバー16の前方部位23剛性の高い部分、具体的には左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で取り付けることを可能にした。
【0039】
取付ブラケット36は、中央部36aをU字状に形成し、U字状の中央部36aの両端部36b,36bを平坦に形成したものである。
取付ブラケット36でフィラーパイプ31を取り付ける際には、先ずフィラーパイプ31の下端部31aにU字状の中央部36aを嵌め込み、両端部36b,36bを左リヤサイドフレーム12の外壁12dに当接する。
【0040】
この状態で、両端部36b,36bをボルト54,54で左リヤサイドフレーム12の外壁12dに取り付けることにより、フィラーパイプ31の下端部31aを取付ブラケット36で左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に取り付ける。
【0041】
このように、フィラーパイプ31の下端部31aを、左リヤサイドフレーム12の前方部位24の後クロスメンバー16近傍に取り付けることで、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を、左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばね48の前方に配置する。
さらに、左側ダンパー47および左側コイルばね48を左側後車軸44よりも後方に配置する。
【0042】
これにより、左側後サスペンション41の左側ダンパー47や左側コイルばね48をフィラーパイプ31やフィラーホース32から離して配置して、フィラーパイプ31やフィラーホース32を配置する空間55を比較的大きく確保する。
よって、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状を設計する際の、設計の自由度が増す。したがって、給油口33から燃料を給油した際に、給油した燃料を燃料タンク18まで円滑に導くことができるように、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状を比較的簡単に設定することができる。
【0043】
これに対して、左側後サスペンション41の左側ダンパー47や左側コイルばね48を、フィラーパイプ31やフィラーホース32の近傍に配置すると、フィラーパイプ31やフィラーホース32を、左側ダンパー47や左側コイルばね48を回避させて配管する必要がある。
このため、フィラーパイプ31やフィラーホース32の形状が複雑になり、給油口33から給油した燃料をフィラーパイプ31やフィラーホース32を通して円滑に燃料タンク18まで導くことが難しいことが考えられる。
【0044】
図3は図2の3矢視図である。
左側後サスペンション41は、左側コイルばね48を左リヤサイドフレーム12と左側ロアリンク51とで支え、左側ダンパー47を左側ロアリンク51と左側後リヤホイールハウス26の取付部26a(図2参照)で支えるものである。左側ロアリンク51には左側後車軸44を取り付け、この左側後車軸44に左側ブレーキディスク45(図1参照)をボルト57・・・で固定し、この左側ブレーキディスク45に左側後輪44(図1参照)を取り付ける。
【0045】
左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばね48をフィラーパイプの配管構造20の後方に配置して、フィラーパイプ31やフィラーホース32を配置する空間55(図2参照)を比較的大きく確保した。
これにより、フィラーパイプ31の配管の自由度が増し、フィラーパイプ31の略中央部31bから下端部31aまでの鉛直部31cを、背面視で略鉛直状に配置することが可能になる。
よって、フィラーパイプ31の給油口33から給油した燃料を、フィラーパイプ31の鉛直部31cで円滑にフィラーホース32に導くことができる。
【0046】
左右側の後サスペンション41,42のコイルばね48,48間に配置した後クロスメンバー16を、背面視で、いわゆる船底形に形成する。これにより、後クロスメンバー16の上部16aから下部16bまでの距離Lを大きく確保する。よって、後クロスメンバー16で燃料タンク18の後側壁18dを好適に保護することができる。
【0047】
次に、フィラーパイプの配管構造の作用について説明する。
図4(a)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかった状態を示す図、図4(b)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの衝撃吸収部で衝撃力を吸収した状態を示す図である。
(a)において、左右のリヤサイドフレーム12,13に後クロスメンバー16を掛け渡して、後クロスメンバー16の後方部位22を衝撃吸収部とし、後クロスメンバー16の前方部位23を剛性の高い部分とした。
この後方部位22の後端22aに車体前方向きの衝撃力Fがかかる。
【0048】
(b)において、後方部位22を変形させて衝撃力F((a)参照)を吸収する。この際、後クロスメンバー16の前方部位23を剛性の高い部分としたので、前方部位23は変形しない。
よって、フィラーパイプの配管構造20のフィラーパイプ31を取り付けている部位は変形しないので、フィラーパイプ31の変形をより少なくして、フィラーパイプ31を正常な状態に保つことができる。
【0049】
また、後クロスメンバー16の前方部位23の剛性の高い部分に燃料タンク18を配置することで、この剛性の高い部分で燃料タンク18を好適に保護することができる。
加えて、後クロスメンバー16の上部16aから下部16bまでの距離Lを大きく確保することで、後クロスメンバー16で燃料タンク18の後側壁18dを好適に保護することができる。
【0050】
なお、前記実施形態では、左リヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けた例について説明したが、これに限らないで、右リヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることも可能である。
【0051】
また、前記実施形態では、左リヤサイドフレーム12に取付ブラケット36でフィラーパイプ31を取り付ける例について説明したが、これに限らないで、その他の部材を用いてフィラーパイプ31を取り付けることも可能である。
【0052】
さらに、前記実施形態では、フィラーパイプの配管構造として、フィラーパイプ31およびフィラーホース32を用いた例について説明したが、これに限らないで、フィラーパイプのみを用いることや、フィラーホースのみを用いることも可能であり、この場合にも前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】
また、前記実施形態では、燃料タンク18を後クロスメンバー16の前方に配置した例について説明したが、これに限らないで、燃料タンク18を後クロスメンバー16の後方に配置することや、後クロスメンバー16の前方から後方に渡って配置することも可能である。
【0054】
さらに、前記実施形態では、フィラーパイプ31を、左側後サスペンション41の左側ダンパー47および左側コイルばねの前方に配置し、左側ダンパー47および左側コイルばねを左側後車軸44よりも後方に配置した例について説明したが、フィラーパイプ31、左側コイルばね47、左側ダンパー48や左側後車軸44のレイアウトはこれに限定するものではない。
また、前記実施形態では、左側後サスペンション41のばねとしてコイルばね48を例に説明したが、その他のばねを使用することも可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、クロスメンバーを後車軸の近傍に配置して、フィラーパイプをクロスメンバーの前方に配置する。これにより、クロスメンバー前方の剛性の高いリヤサイドフレームにフィラーパイプを取り付けることができる。
クロスメンバー前方の剛性の高い部分は、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても、変形しないように構成した部位である。
したがって、クロスメンバー前方の剛性の高い部分に、フィラーパイプを取り付けることで、フィラーパイプを好適に保持するとともに、フィラーパイプの変形をより少なくすることができる。
【0056】
請求項2は、後サスペンション用のばねやダンパーを後車軸の後方に配置し、ばねやダンパーの前方にフィラーパイプを配置するように構成した。
これにより、後サスペンション用のばねやダンパーをフィラーパイプから離して配置して、フィラーパイプを配置する空間を比較的大きく確保することができる。
したがって、フィラーパイプの形状を設計する際の、設計の自由度が増し、給油口から給油した燃料を円滑に導くようにフィラーパイプの形状を簡単に設定することができる。
【0057】
請求項3は、燃料タンクをクロスメンバーの前方に配置した。クロスメンバー前方の部位は剛性の高い部分であり、万が一左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかっても変形する虞はない。
これにより、クロスメンバー前方に燃料タンクを配置することで、クロスメンバー前方の剛性の高い部分で燃料タンクを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の斜視図
【図2】本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた車両の側面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】(a)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの後端部に衝撃力がかかった状態を示す図、(b)は本発明に係るフィラーパイプの配管構造を備えた左右のリヤサイドフレームの衝撃吸収部で衝撃力を吸収した状態を示す図
【図5】特許文献1の第3(B)図の側面図
【符号の説明】
10…車両、12…左リヤサイドフレーム、13…右リヤサイドフレーム、16…後クロスメンバー(クロスメンバー)、18…燃料タンク、20…フィラーパイプの配管構造、23…後クロスメンバーの前方部位(クロスメンバーの前方の部位)、26…左側リヤホイールハウス(リヤホイールハウス)、31…フィラーパイプ、32…フィラーホース、33…給油口、35…車体側面、41…左側後サスペンション(後サスペンション)、44…左側後車軸(後車軸)、47…左側ダンパー(ダンパー)、48…左側コイルばね(ばね)。
Claims (3)
- 左右のリヤサイドフレームの後車軸近傍にクロスメンバーを掛け渡すとともにリヤサイドフレーム間に燃料タンクを配置し、この燃料タンクにフィラーパイプを介して給油口を連通し、この給油口をリヤホイールハウス近傍の車体側面に設けたフィラーパイプの配管構造において、
前記左右のリヤサイドフレームのいずれか一方で、かつ前記クロスメンバーの前方の部位に、前記フィラーパイプを取り付けたことを特徴とするフィラーパイプの配管構造。 - 前記フィラーパイプを、後サスペンション用のばねおよびダンパーの前方に配置し、これらのばねおよびダンパーを後車軸よりも後方に配置したことを特徴とする請求項1記載のフィラーパイプの配管構造。
- 前記燃料タンクは、前記クロスメンバーの前方に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフィラーパイプの配管構造。
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