JP2005021493A - メダルゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルゲーム機において、1つのメダル送出機構を複数の用途に役立てることができるようにする。
【解決手段】メダルに基づいてゲームを行うためのゲームフィールド20と、ゲームフィールド20にメダルを送り出すためのメダル送出機構30A,30Bとを備え、かつゲームフィールド20に送り出すためのメダルをクレジット方式により貯留しておくことが可能なメダルゲーム機であって、メダル送出機構30A,30Bは、クレジット方式により貯留されたメダルをゲームフィールド20に送り出すための第1のメダル送出状態と、ゲームの結果に応じて目的数のメダルをゲームフィールド20に送り出す第2のメダル送出状態とを選択できるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばアーケード用のメダルゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
メダル落としゲーム機は、たとえば鉛直状に起立したゲーム盤の上部からメダルを落下させるように打ち出し、このゲーム盤に設けられた複数のチャッカーにメダルを通過させるようにしている。そして、メダルが所定数のチャッカーを通過して所定の条件が成立すると、プレイヤに対して所定数のメダルを払い出すように構成されている。
【0003】
このようなゲーム機では、メダル打ち出し用とメダル払い出し用との用途別にメダル送出機構が設けられている。たとえばメダル打ち出し用のメダル送出機構は、ゲーム盤の下方に落下したメダルを回収してホッパー部に貯めておき、このホッパー部のメダルをプレイヤの操作に応じてゲーム盤の上部へと送り出す。一方、メダル払い出し用のメダル送出機構は、プレイヤにより投入されたメダルを上記とは別のホッパー部に貯めておき、この別のホッパー部のメダルを入賞時などに払い出す(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3022540号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、メダル打ち出し用のメダル送出機構とメダル払い出し用のメダル送出機構とが個別に設けられ、1つのメダル送出機構を1つの用途でしか用いることができなかった。これでは、装置構成が複雑化し、コストの面でも不利である。
【0006】
【発明の開示】
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、1つのメダル送出機構を複数の用途に役立てることができるメダルゲーム機を提供することを、その課題としている。
【0007】
本発明では、上記した課題を解決するため、次の技術的手段を講じている。すなわち、本発明により提供されるメダルゲーム機は、メダルに基づいてゲームを行うためのゲームフィールドと、前記ゲームフィールドにメダルを送り出すためのメダル送出機構と、を備え、かつ前記ゲームフィールドに送り出すためのメダルをクレジット方式により貯留しておくことが可能なメダルゲーム機であって、前記メダル送出機構は、前記クレジット方式により貯留されたメダルを、前記ゲームフィールドに送り出すための第1のメダル送出状態と、前記ゲームの結果に応じて、目的数のメダルを前記ゲームフィールドに送り出す第2のメダル送出状態と、を選択できるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
本発明のメダルゲーム機は、たとえばメダル送出機構からのメダルの送り出しを制御し、かつクレジット方式により貯留されたメダルの数をクレジット数として認識することが可能な制御手段をさらに備えたものとして構成される。この場合、制御手段は、第2のメダル送出状態が選択されている間は、第1のメダル送出状態を選択しないように構成するのが好ましい。より具体的には、たとえば制御手段が第1のメダル送出状態を選択するための信号を認識した場合において、第2のメダル送出状態が選択されており、かつ当該メダル送出状態において目的数のメダルの送り出しが終了していないときには、制御手段が当該信号を無視して第2のメダル送出状態を維持する構成が考えられる。また、第2のメダル送出状態が選択されており、かつ当該メダル送出状態において目的数のメダルの送り出しが終了するまでの間は、制御手段に第1のメダル送出状態を選択させるための信号が生成されないように構成することもできる。
【0009】
制御手段は、第1のメダル送出状態においてゲームフィールドにメダルを送出したときには、送り出したメダルの枚数分だけ減少させたクレジット数を認識する一方、第2のメダル送出状態においてゲームフィールドにメダルを送り出したときには、クレジット数を減少させないように構成するのが好ましい。
【0010】
本発明のメダルゲーム機は、たとえばクレジット方式によるメダルの貯留数を増加させるときに、メダルを投入するためのメダル投入口をさらに備えたものとして構成される。この場合、メダル送出機構は、メダル投入口を介して投入されたメダルを収容しておくためのホッパー部であって、メダル投入口以外からメダルを補充できるように構成されたホッパー部を備えたものとして構成するのが好ましい。
【0011】
本発明のメダルゲーム機は、クレジット方式により貯留されたメダルを、ゲームフィールドに送り出すための第1のメダル送出状態と、前記ゲームの結果に応じて、目的数のメダルをゲームフィールドに送り出す第2のメダル送出状態と、を選択できるように構成された追加のメダル送出機構をさらに備え、ゲームフィールドが、起立したゲーム盤を有するものとして構成することができる。この場合、メダル送出機構は、ゲーム盤の上部または上方に配置された第1送出口を有し、追加のメダル送出機構は、ゲーム盤の上部または上方において、第1送出口に対して水平方向に並んで配置された第2送出口を有するものとして構成するのが好ましい。
【0012】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るメダルゲーム機の全体斜視図、図2は、メダルゲーム機における操作テーブル部の外観斜視図、図3は、メダルゲーム機におけるゲームフィールドの外観正面図、図4および図5は、メダルゲーム機におけるメダル送出機構の下部斜視図および上部斜視図、図6は、メダル送出機構の側面図である。また、図7は、メダルゲーム機の電気的構成を示すブロック図である。
【0015】
図1ないし図6を参照して機械的構成から説明すると、メダルゲーム機は、筐体1から手前側に突き出た操作テーブル部10を有する。筐体1の前面には、透明パネル2が設けられており、この透明パネル2の内側にゲームフィールド20が設けられている。筐体1の内部には、メダル送出機構30A,30B,30Cや各種の電子機器が設けられている。メダルゲーム機は、いわゆるメダル落としゲームを行うためのアーケードゲーム機である。
【0016】
操作テーブル部10は、プレイヤがメダルMを投入するための投入部であるとともにメダルMの払い出しを受けるための箇所である。この操作テーブル部10は、図1および図2に示すようにメダル整列溝11、メダル投入口12A,12B、連射スイッチ13A,13B、単発スイッチ14A,14B、およびメダル留置部15を備えている。メダル留置部15の後方には、メダル払出口16が設けられている。
【0017】
メダル整列溝11は、多数のメダルMを投入前に起立させた姿勢で整列させておくための箇所であり、メダル留置部15の前側に隣接している。メダル整列溝11の左右両端部の底部には、メダル投入口12A,12Bが開口形成されている。このようなメダル整列溝11の左端部から右端部にかけての長さは、相当数のメダルMを起立させ、かつそれらの厚み方向に重ね合わせるように整列させた状態で収容できる寸法である。
【0018】
メダル投入口12A,12Bは、メダルMを1枚ずつ縦にして入れることができるよう平面視細長矩形状に開口形成されている。メダル整列溝11内で整列された多数のメダルMについては、その左右両端のメダルMをメダル整列溝11の左右側面に突き当たるまで移動させると、左右両端のメダルMだけがメダル投入口12A,12Bに投入される。メダル投入口12A,12Bの下部には、投入されたメダルMをそれぞれメダル送出機構30A,30Bへと送るためのガイド部材120A,120Bが設けられている。左側のメダル投入口12Aに投入されたメダルMは、ガイド部材120Aを通じて左側のメダル送出機構30Aに送られ、右側のメダル投入口12Bに投入されたメダルMは、ガイド部材120Bを通じて右側のメダル送出機構30Bに送られる。各ガイド部材120A,120Bの所定箇所には、投入されたメダルMの通過を検出する投入メダルセンサ40A,40Bが設けられている。この投入メダルセンサ40A,40Bは、全体の動作を制御する制御手段としての後述するCPU50に検出信号を伝えるよう接続されている。
【0019】
連射スイッチ13A,13Bは、メダル送出機構30A,30Bにより連続的にメダルMを送り出させることを指示するためのものであり、たとえば角形のプッシュスイッチである。単発スイッチ14A,14Bは、メダル送出機構30A,30Bにより単発的にメダルMを送り出させることを指示するためのものであり、たとえば丸形のプッシュスイッチである。これら連射スイッチ13A,13Bと単発スイッチ14A,14Bとは、左右一対となって設けられており、CPU50に操作信号を伝えるよう接続されている。
【0020】
メダル留置部15は、ゲームフィールド20からメダル払出口16を通じて払い出される複数のメダルMを受けてためておくための箇所であり、凹状にくぼんだ形状からなる。このメダル留置部15とメダル整列溝11とは、互いに隣接した位置関係にある。
【0021】
ゲームフィールド20は、メダル落としゲームが行われる箇所であって、図3に示すように鉛直状に起立したゲーム盤201を有する第1ゲーム部200と、ゲーム盤201の下部手前側に位置する第2ゲーム部210とが組み合わされた構造を有している。第1ゲーム部200は、ゲーム盤201と透明ボード(図示省略)とをメダルMの厚みよりも若干大きい隙間をあけて重ね合わせた構造を有しており、これらの間に左右一対ずつのワイパー202A,202B、多数のピン203、チャッカー204A〜204G、回転ボード205A,205B、メダル落下口206、ディスプレイ207を有する。外側からは見えない第1ゲーム部200の左右側方や上方には、メダル送出機構30A,30Bの一部をなすガイド部材31A,31Bが設けられている。各ガイド部材31A,31Bは、ゲーム盤201の上部左右に並んで位置する第1および第2送出口31C,31Dを介してゲーム盤201に接続されている。第2ゲーム部210には、固定台211、プッシャー212、メダル回収口213A,213B、ジャックポットボックス214A,214Bが設けられている。
【0022】
図3を主に参照してメダル落としゲームの流れに沿って説明すると、メダル送出機構30A,30Bのガイド部材31A,31Bを通じてゲーム盤201の左右上方へと送り出されたメダルMは、それぞれ第1および第2送出口31C,31Dを経て左右一対ずつのワイパー202A,202Bの間を通って落下していく。ワイパー202A,202Bは常に揺動しているため、プレイヤはタイミングを見計らってメダルMの発射操作を行うことになる。
【0023】
ワイパー202A,202Bの間を通過したメダルMは、ピン203に当たることで不可測的に方向を変えながら落下する。メダルMがチャッカー204A〜204Gを通過すると、チャッカー204A〜204Gの内部に設けられたチャッカーセンサ42A〜42GによりメダルMの通過が検出される。ディスプレイ207の画面には、所定のプログラムに基づいてCPU50により実行される電子ゲーム、たとえば双六ゲームあるいはスロットゲームなどといったミニゲームの状況が表示される。チャッカーセンサ42A〜42Gは、CPU50に検出信号を伝えるよう接続されており、これらのチャッカーセンサ42A〜42GがメダルMの通過を検出すると、それに応じて電子ゲームの結果が変化する。
【0024】
たとえば、プレイヤにとって有利なゲーム結果として第1のジャックポットが発生すると、プレイヤが連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bを操作せずともメダル送出機構30A,30Bが作動する。これにより、多数のメダルMがゲーム盤201の左右上方へと送り出され、左右一対ずつの両方のワイパー202A,202Bの間を通って多数のメダルMが落下していく。このとき、多数のメダルMが落下することで多くのメダルMを獲得できるといった期待が高まる。また、多数のメダルMがゲーム盤201の左右上部から滝の流れのように落下するので、そのような視覚的な演出効果によって期待感とともに爽快感をより一層感じさせることができる。
【0025】
また、回転ボード205A,205Bは通常は回転しているが、第2のジャックポットが発生すると、これらの回転ボード205A,205Bが左右のチャッカー204E,204FにメダルMを誘導するよう停止する。左右のチャッカー204E,204Fを通過したメダルMは、ジャックポットボックス214A,214Bに受け止められる。また、第3のジャックポットが発生すると、ジャックポットボックス214A,214Bが傾き、プッシャー212や固定台211上にメダルMが落下供給される。また、第4のジャックポットが発生すると、中央のメダル送出機構30Cが作動し、メダル落下口206へとメダルMが送り出されることでプッシャー212や固定台211上にメダルMが落下供給される。
【0026】
プッシャー212は、前後方向に往復移動しており、この上に多くのメダルMが滞積すると、メダルMが固定台211上に落ちる。特にジャックポット発生時には、プッシャー212が後退した状態で一定時間停止するように構成されている。そのため、ジャックポット発生時には多くのメダルMが固定台211上に落ちやすい。さらに、固定台211上に落ちたメダルMは、プッシャー212によって押し出されることで前方に移動し、すでに固定台211上に滞積しているメダルMを前方に押す。固定台211の前端211Aから落ちたメダルMは、漏斗状のシュータ(図示省略)を通ってメダル払出口16へと導かれ、最終的にメダル留置部15に払い出される。一方、メダル回収口213A,213Bに落ちたメダルMは、中央のメダル送出機構30Cへと導かれる。このような固定台211やプッシャー212の上に落ちるメダルMの数が多くなればなるほど、プレイヤにとって多くのメダルMが払い出される可能性が高くなる。
【0027】
左右のメダル送出機構30A,30Bは、左右別々にゲームを行うために2つ設けられている。各メダル送出機構30A,30Bは、図3ないし図6に示すようにゲーム盤201の上部左右に位置する第1および第2送出口31C,31DへとメダルMを導くためのガイド部材31A,31B、相当数のメダルMを貯めることができるホッパー部31、ホッパー部31の底部に設けられ、このホッパー部31のメダルMを1枚ずつガイド部材31A,31Bへと繰り出すように回転するロータ32、ロータ駆動用のモータ33、およびロータ32が回転してガイド部材31A,31BにメダルMが繰り出される毎に信号を出力するホッパーセンサ41A,41B(図7に示す)などからなる。ガイド部材31A,31Bの内部には、常に多数のメダルMが連接した状態で並んでいる。ホッパー部31には、メダル落としゲームを行うためにメダル投入口12A,12Bから投入されたメダルMが送り込まれてくる。また、ホッパー部31には、投入されたメダルMとは別のメダルMをゲーム機について管理する者が適宜補充することができる。これにより、第1のジャックポット発生時に送り出すべき所定数のメダルMが不足するといった状態に陥ることはない。このようなメダル送出機構30A,30B全体の動作は、CPU50により制御される。
【0028】
ロータ32が一定角度回転してホッパー部31における1枚のメダルMがガイド部材31A,31Bに繰り出されると、ガイド部材31A,31B内部のメダルMが押し上げられることにより、1枚のメダルMが送出口31C,31Dを介してワイパー202A,202Bの間へと送り出される。一方、ロータ32が連続的に回転してホッパー部31における多数のメダルMが順にガイド部材31A,31Bに繰り出されると、ガイド部材31A,31B内部のメダルMが次から次へと押されることにより、多数のメダルMが送出口31C,31Dを介してワイパー202A,202Bの間へと次々に送り出される。なお、中央のメダル送出機構30Cも同様の構成からなり、メダル落下口206へとメダルMを送り出すための役割を果たす。ただし、中央のメダル送出機構30Cのホッパー部31には、メダル回収口213A,213Bを通じて回収されたメダルMが送り込まれてくる。もちろん、中央のメダル送出機構30Cのホッパー部31にもメダルMを適宜補充することができる。また、本実施形態に係るゲーム機には特に設けていないが、中央と左右の各ホッパー部31に貯められたメダルMの貯留数を調整するために、中央から左右のホッパー部31へとメダルMを自動的に運んで送るメダル搬送機構を設けておいてもよい。
【0029】
次に、図7を参照して電気的構成について説明する。
【0030】
メダルゲーム機の電気的構成としては、CPU50、ROM51、RAM52、EEPROM53、連射スイッチ13A,13B、単発スイッチ14A,14B、投入メダルセンサ40A,40B、ホッパーセンサ41A〜41C、チャッカーセンサ42A〜42G、回転ボードセンサ43A,43B、駆動回路60、ロータ駆動用のモータ33、ワイパー駆動用のモータ61、回転ボード駆動用のモータ62、ジャックポットボックス傾斜用のソレノイド63、プッシャー駆動用のモータ64、表示制御回路70、ディスプレイ207、スピーカ制御回路71、スピーカ72、電飾制御回路73、電飾ランプ74などを備える。
【0031】
CPU50、ROM51、RAM52、EEPROM53、連射スイッチ13A,13B、単発スイッチ14A,14B、投入メダルセンサ40A,40B、ホッパーセンサ41A〜41C、チャッカーセンサ42A〜42G、回転ボードセンサ43A,43B、駆動回路60、表示制御回路70、スピーカ制御回路71、および電飾制御回路73は、相互に接続されている。駆動回路60には、ロータ駆動用のモータ33、ワイパー駆動用のモータ61、回転ボード駆動用のモータ62、ジャックポットボックス傾斜用のソレノイド63、プッシャー駆動用のモータ64が接続されている。表示制御回路70にはディスプレイ207が接続され、スピーカ制御回路71にはスピーカ72が接続され、電飾制御回路73には電飾ランプ74が接続されている。
【0032】
特に要点に絞って説明すると、CPU50は、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bの操作に応じてメダル送出機構30A,30Bのロータ駆動用のモータ33を制御し、メダルMを連続的あるいは単発的に送り出させる。そして、CPU50は、このときに送り出すことが可能なメダルMの限度数としてクレジット数を管理している。クレジット数は、左右別のデータとして例えばRAM52に保持されており、ディスプレイ207の画面に表示される。CPU50は、左右の投入メダルセンサ40A,40BからメダルMが通過したことを示す検出信号を受ける毎に、左右のクレジット数を「1」ずつ加算する。その一方、CPU50は、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bの操作に応じて左右のメダル送出機構30A,30Bのホッパーセンサ41A,41BからメダルMを送り出したことを示す信号を受ける毎に、左右のクレジット数を「1」ずつ減算する。プレイヤは、多数のメダルMをあらかじめ投入しておくことでクレジット数に相当する枚数のメダルMを送り出させることができ、このクレジット数が「0」にならない限りメダルMの送り出しが可能である。なお、クレジット数は、0以上の整数値をとり得る。
【0033】
また、CPU50は、電子ゲームの実行結果として第1のジャックポットを発生させる。このとき、CPU50は、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bからの操作信号を無効として受け付けない。つまり、CPU50は、第1のジャックポット発生時にプレイヤによる操作を無視することで左右のクレジット数を「1」減算することなく、予め決められた所定数のメダルMのみをメダル送出機構30A,30Bに送り出させる。これにより、通常はプレイヤの操作に応じてメダルMを送り出すために用いられるメダル送出機構30A,30Bを、第1のジャックポット発生時にはプレイヤに有利なボーナスとして多数のメダルMを送り出すために用いることができる。したがって、ボーナス用にメダルMを送り出すための機構を別途設ける必要はなく、その分、部品点数やコストを削減することができる。なお、第1のジャックポット発生時、投入メダルセンサ40A,40Bからの検出信号については無効とすることなく、メダルMの投入数に応じてクレジット数が加算される。
【0034】
図8は、第1のジャックポットに対応する処理手順を示すフローチャートである。
【0035】
第1のジャックポットの発生時でない場合(S1:NO)、CPU50は、クレジット数を常にチェックしている(S2)。
【0036】
クレジット数が「1」以上ある場合(S2:YES)、CPU50は、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bからの操作信号を監視している(S3,S7)。ここで、連射スイッチ13A,13Bは、たとえば押してから離すまでの間にわたり一定レベルの操作信号を出力し続けるが、単発スイッチ14A,14Bは、たとえば押した瞬間にパルス状の操作信号しか出力しない。
【0037】
連射スイッチ13A,13Bが押下されると(S3:YES)、CPU50は、メダル送出機構30A,30Bを作動させて1枚のメダルMを送り出させる(S4)。なお、このときには、左右の連射スイッチ13A,13Bのうち、押された側に対応するメダル送出機構30A,30Bだけが作動する。
【0038】
そして、CPU50は、クレジット数を「1」だけ減算する(S5)。
【0039】
減算結果としてクレジット数が「0」になると(S6:YES)、CPU50は、プレイヤのスイッチ操作によってもメダルMを送り出させない。
【0040】
一方、S6においてクレジット数が「1」以上残っており(S6:NO)、連射スイッチ13A,13Bが押下され続けている場合(S3:YES)、CPU50は、繰り返し上記S4〜S6の処理を行う。これにより、メダルMが連続的に送り出される。
【0041】
ただし、連射スイッチ13A,13Bを押下し続けている間にクレジット数が「0」になると(S6:YES)、CPU50がメダル送出機構30A,30Bの作動を停止させることにより、メダルMの送り出しが行われなくなる。
【0042】
また、S3において連射スイッチ13A,13Bが押下されず(S3:NO)、単発スイッチ14A,14Bが押下されると(S7:YES)、CPU50は、メダル送出機構30A,30Bを作動させて1枚のメダルMを送り出させる(S8)。なお、このときも、左右の単発スイッチ14A,14Bのうち、押された側に対応するメダル送出機構30A,30Bだけが作動する。
【0043】
そして、このときもCPU50は、クレジット数を「1」だけ減算する(S9)。
【0044】
減算結果としてクレジット数が「0」になると(S10:YES)、CPU50は、プレイヤのスイッチ操作によってもメダルMを送り出させない。
【0045】
一方、S10においてクレジット数が「1」以上残っており(S10:NO)、再び単発スイッチ14A,14Bが押下されると(S7:YES)、CPU50は、繰り返し上記S8〜S10の処理を行う。これにより、メダルMが単発的に送り出される。
【0046】
S7において連射スイッチ13A,13Bおよび単発スイッチ14A,14Bのどちらも押下されない場合(S7:NO)、CPU50は、S3に戻って連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bからの操作信号を監視し続ける。
【0047】
S2において、クレジット数が「0」の場合も(S2:NO)、CPU50は、プレイヤのスイッチ操作によってもメダルMを送り出させない。
【0048】
S1において、第1のジャックポットを発生させる場合(S1:YES)、CPU50は、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bの操作を無効として受け付けない(S11)。具体的に操作を無効として受け付けないようにするには、連射スイッチ13A,13Bや単発スイッチ14A,14Bから操作信号そのものを出力させないようにしたり、CPU50が操作信号を受けるポートを閉じるようにすればよい。あるいは、CPU50が操作信号を一応受けるものの無視するようにしてもよい。
【0049】
そして、CPU50は、左右両方のメダル送出機構30A,30Bを自動的に作動させ、第1のジャックポットとして予め決められた所定数のメダルMを連続的に送り出させる(S12)。これにより、プレイヤは多くのメダルMを獲得することができる。
【0050】
特に図示しないが、上記第1のジャックポットに対応する一連の処理(S1〜S12)を実行中、CPU50は、常に投入メダルセンサ40A,40Bからの検出信号に基づいてメダルMが投入された否かを監視している。そして、メダルMが投入された場合、CPU50は、投入されたメダルMの数だけクレジット数を加算している。
【0051】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0052】
上記実施形態では、第1のジャックポットの発生時にあってもメダルMの投入が可能で、メダルMの投入数に応じてクレジット数を加算するとしたが、第1のジャックポットの発生時にメダル投入口を物理的に塞ぐようなシャッタ機構を設けておき、第1のジャックポット発生時にはクレジット数を加算しないようにしてもよい。
【0053】
第1のジャックポットは、電子ゲームのためのプログラムに基づいて確率的に発生するが、たとえば所定数のメダルMが予め決められた所定数のチャッカーを通過するだけで第1のジャックポットを発生させるようにしてもよい。
【0054】
プレイヤの操作に応じてメダルを送り出すメダル送出機構は、単に1つでも3つ以上であってもよい。
【0055】
送出口の位置は、ゲーム盤の上部に限らず、たとえば側部や中央部にあってもよい。また、送出口の数も2つに限らず、単に1つでも3つ以上であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメダルゲーム機の全体斜視図である。
【図2】メダルゲーム機における操作テーブル部の外観斜視図である。
【図3】メダルゲーム機におけるゲームフィールドの外観正面図である。
【図4】メダルゲーム機におけるメダル送出機構の下部斜視図である。
【図5】メダルゲーム機におけるメダル送出機構の上部斜視図である。
【図6】メダル送出機構の側面図である。
【図7】メダルゲーム機の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】第1のジャックポットに対応する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12A,12B メダル投入口
20 ゲームフィールド
201 ゲーム盤
30A,30B メダル送出機構
31 ホッパー部
31A,31B ガイド部材
31C 第1送出口
31D 第2送出口
50 CPU(制御手段)
M メダル

Claims (6)

  1. メダルに基づいてゲームを行うためのゲームフィールドと、前記ゲームフィールドにメダルを送り出すためのメダル送出機構と、を備え、かつ前記ゲームフィールドに送り出すためのメダルをクレジット方式により貯留しておくことが可能なメダルゲーム機であって、
    前記メダル送出機構は、前記クレジット方式により貯留されたメダルを、前記ゲームフィールドに送り出すための第1のメダル送出状態と、前記ゲームの結果に応じて、目的数のメダルを前記ゲームフィールドに送り出す第2のメダル送出状態と、を選択できるように構成されていることを特徴とする、メダルゲーム機。
  2. 前記メダル送出機構からのメダルの送り出しを制御し、かつ前記クレジット方式により貯留されたメダルの数をクレジット数として認識することが可能な制御手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記第2のメダル送出状態が選択されている間は、前記第1のメダル送出状態を選択しないように構成されている、請求項1に記載のメダルゲーム機。
  3. 前記制御手段は、前記第1のメダル送出状態において前記ゲームフィールドにメダルを送出したときには、送り出したメダルの枚数分だけ減少させたクレジット数を認識する一方、前記第2のメダル送出状態において前記ゲームフィールドにメダルを送り出したときには、クレジット数を減少させないように構成されている、請求項2に記載のメダルゲーム機。
  4. 前記クレジット方式によるメダルの貯留数を増加させるときに、メダルを投入するためのメダル投入口をさらに備えており、かつ、
    前記メダル送出機構は、前記メダル投入口を介して投入されたメダルを収容しておくためのホッパー部を有しており、
    前記ホッパー部は、前記メダル投入口以外からメダルを補充できるように構成されている、請求項3に記載のメダルゲーム機。
  5. 前記クレジット方式により貯留されたメダルを、前記ゲームフィールドに送り出すための第1のメダル送出状態と、前記ゲームの結果に応じて、目的数のメダルを前記ゲームフィールドに送り出す第2のメダル送出状態と、を選択できるように構成された追加のメダル送出機構をさらに備えている、請求項1ないし4のいずれかに記載のメダルゲーム機。
  6. 前記ゲームフィールドは、起立したゲーム盤を有しており、かつ、
    前記メダル送出機構は、前記ゲーム盤の上部または上方に配置された第1送出口を有しており、
    前記追加のメダル送出機構は、前記ゲーム盤の上部または上方において、前記第1送出口に対して水平方向に並んで配置された第2送出口を有している、請求項5に記載のメダルゲーム機。
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