JP2005020115A - スピーカーネットの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピーカーネット1の周縁部に複数の脚部2を形成し、キャビネット5に脚部2を下方に挿通させる形状をした脚孔8を形成し、キャビネット5の前後する脚孔8間の円周上に複数の透孔9を形成し、スピーカーネット1の外周部に嵌着される固定リング11を有し、固定リング11の下面から下方に突起12を突設し、固定リング11の下面から下方に傾斜段差部14を有する係止突起13を突設し、スピーカーネット1の脚部2をキャビネット5の脚孔8に挿入後、脚部2を周方向前方へ適距離移動させてから、固定リング11をスピーカーネット1の外周部に嵌着させるとともに、突起12を脚部2後方の空間に挿入しかつ係止突起13を透孔9に装着する。
【選択図】 図10
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パンチングメタル、エッチングメタル等からなるスピーカーネットを合成樹脂成形品からなるキャビネットに取り外しを可能に取り付けるスピーカーネットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子楽器や音響機器等のスピーカーを有する機器においては、金属製のスピーカーネットを、合成樹脂製の成形品である機器ケースに高周波溶着により取り付けるものがある。この種のネット取付構造では、高周波溶着によりスピーカーネットと機器ケースとを完全に固定することができるので、スピーカーの発音時の振動によってスピーカーネットと機器ケースとがガタついて雑音を発生することがない。しかし、このようなネット取付構造では、金属製のスピーカーネットと合成樹脂製の機器ケースとが完全に固定されてしまうため、スピーカーネットと機器ケースとを解体するときに、スピーカーネットと機器ケースとを分離することができず、資源の再利用上、好ましくないという問題がある。
このような問題を解決するために、従来は、金属製のスピーカーネットの周縁部の複数箇所に平板状の突起部を下方に突出させて設け、かつ合成樹脂製の機器ケースに各突起部が挿入するスリット状の取付孔をそれぞれ設け、これら取付孔にスピーカーネットの各突起部を上面側から差し込んで、各突起部の先端を機器ケースの下面側に突出させ、この突出した各先端をそれぞれ折り曲げて取付孔の縁部に係止させることにより、スピーカーネットを機器ケースに取り付ける構造のものがある。このようなネット取付構造では、折り曲げられた突起部の先端を元の状態に折り曲げて戻すことにより、スピーカーネットを機器ケースから容易に取り外すことができるので、資源の再利用上、好ましいが、スピーカーネットや機器ケースに衝撃などの外力による歪みなどのストレスが加わったり、あるいはスピーカーの発音時の振動が加わったりすると、突起部の先端の折り曲げが緩んでしまうことがあるため、スピーカーネットを常に機器ケースに確実に固定することができず、スピーカーネットが外れ易く、しかもスピーカーの発音時にスピーカーネットがガタついて雑音を発生するなどの問題がある。
これらの課題への対応として、高周波溶着をせずに、スピーカーネットを成形品に確実に固定でき、かつスピーカーネットと成形品とを容易に解体できるような提案として特許文献1などが開示されている。
【0003】
特許文献1においては、金属製のスピーカーネットを合成樹脂製の成形品に取り付けるネット取付構造において、前記ネットの周縁部にはアンダーカット部を有する平板状の突起部が下方に突出して設けられ、前記成形品には、その上面から下面に向けて前記突起部が挿入してその先端が下方に突出するスリット状の取付孔が設けられていると共に、この取付孔の近傍には、前記取付孔に挿入されて突出した前記突起部の先端を捩じったときに、該先端部が摺動して乗り越える傾斜段差部が設けられていることで、ネットの突起部を成形品の取付孔に挿入し、その先端を下方に突出させると、突起部に設けられたアンダーカット部により突起部の先端を捩じることができ、この状態で突起部の先端を捩じると、その先端が傾斜段差部に沿って摺動して乗り越えることにより、ネットを成形品に締め付けると共に、突起部の先端が傾斜段差部の段差に係止され、このため、ネットや成形品にストレスが加わったり、あるいはスピーカー等の発音体の振動が加わっても突起部の先端の捩じれが緩むことがないので、従来例のような高周波溶着をせずに、ネットを成形品に確実に固定することができると共に、突起部の先端を元の状態に捩じって戻すことによりネットと成形品とを容易に解体することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−209289号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1の場合、スピーカーネットを取り付ける際に、スピーカーネットの突起部を捩じる作業が必要であり、そのためには突起部が突出している成形品の下面側に作業スペースが必要となる。その結果、組立手順の面からみると、成形品の下面側に作業スペースがある段階でスピーカーネットを取り付けなければならないという組立手順上の制約が生じた。
そこで、本発明は、成形品の下面側の作業スペースを不要にして、成形品の上面側からの作業だけでスピーカーネットの取付を可能にするスピーカーネットの取付構造を提案することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るスピーカーネットの取付構造は、スピーカーネットの周縁部下方に形成された複数の脚部をキャビネットに形成された複数の脚孔に挿入して前記スピーカーネットを回動することにより前記脚部先端の足部を前記脚孔に係合させた後、前記脚部に対応して下方に突起を有する固定リングを前記スピーカーネットの外側に嵌着する。
【0007】
請求項2の発明に係るスピーカーネットの取付構造は、スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に複数の脚部を形成し、該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に足部を形成し、キャビネットに前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔を形成し、前記キャビネットの前後する脚孔間の円周上に複数の透孔を形成し、前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングを有し、該固定リングの下面から下方に前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の足部後方の空間に挿入される突起を突設し、前記固定リングの下面から下方に前記透孔に挿着されるとともに片面に前記透孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起を突設し、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記突起を足部後方の空間に挿入しかつ前記係止突起を前記透孔に装着する。
【0008】
請求項3の発明に係るスピーカーネットの取付構造は、スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に複数の脚部を形成し、該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に足部を形成し、該足部の後部を斜め上方に折曲して踵部を形成し、キャビネットに前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔を形成し、前記キャビネットの前後する脚孔間の円周上に複数の透孔を形成し、前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングを有し、該固定リングの下面から下方に前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の踵部後方の空間に挿入される突起を突設し、前記固定リングの下面から下方に前記透孔に挿着されるとともに片面に前記透孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起を突設し、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記突起を踵部後方の空間に挿入しかつ前記係止突起を前記透孔に装着する。
【0009】
請求項4の発明に係るスピーカーネットの取付構造は、スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に複数の脚部を形成し、該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に足部を形成し、キャビネットに前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔を形成し、前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングを有し、該固定リングの下面から下方に前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の足部後方の空間に挿入されるとともに片面に前記脚孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起を突設し、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記係止突起を足部後方の空間に装着する。
【0010】
請求項5の発明に係るスピーカーネットの取付構造は、スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に複数の脚部を形成し、該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に足部を形成し、該足部の後部を斜め上方に折曲して踵部を形成し、キャビネットに前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔を形成し、前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングを有し、該固定リングの下面から下方に前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の踵部後方の空間に挿入されるとともに片面に前記脚孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起を突設し、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記係止突起を踵部後方の空間に装着する。
【0011】
なお、前記足部は、脚部本体よりも周方向前方または/および後方に突出して平板状に形成することが好ましい。
また、前記スピーカーネットの周縁部は、周方向に2N等分(Nは2以上の整数)し2ピッチ毎に脚部を配設することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態で用いられるスピーカーネットの平面図であり、図2は図1の正面図である。図において、1はパンチングメタルまたはエッチングメタルからなるスピーカーネットであり、外周の円筒部の下端3箇所が下方に突出して、平板状の脚部2が形成されている。脚部2の下端は外方にほぼ90度折曲されて足部3が形成されている。足部3は周方向前後に突出し、後端(図2の左方)の踵部4が斜め上方に折曲されている。
【0013】
図3はスピーカーネット1が取り付けられるキャビネットの上面図であり、図4は図3のA−A線断面図であり、図5は図4のB−B線断面図である。図において、合成樹脂製の成形品からなるキャビネット5の中央部には、スピーカー(図示せず)を取り付けるための孔6が形成され、その周囲には、スピーカーネット1を取り付けるための、一段低いリング状の溝7が形成され、その溝7上に120度ピッチで変形六角形の脚孔8が形成されている。この脚孔8は、スピーカーネット1の脚部2、足部3および後述する固定リング11の突起12が挿入されるものである。さらに、溝7上の前後する脚孔8の中間位置には、四角形の透孔9が形成されている。この透孔9は、後述する係止突起13が挿入されるものである。
【0014】
図6はスピーカーネット1の周囲に嵌着される固定リングの下面図であり、図7は図6のC−C線断面図である。図において、固定リング11の下面には、120度ピッチで突起12が突設されている。この突起12は、キャビネット5の脚孔8部分に挿入されるものである。前後する突起12の中間位置には、係止突起13が突設されている。係止突起13の外側には傾斜段差部14が形成されている。この係止突起13は、キャビネット5の透孔9に挿入されるものである。
【0015】
次に、スピーカーネット1を固定リング11を用いてキャビネット5に取り付ける手順について説明する。
図8はスピーカーネット1の脚部2および足部3をキャビネット5の脚孔8に挿入した状態を示す断面図であり、図9は図8のD−D線断面図である。図10は図8の状態にさらに固定リング11を装着した状態を示す断面図であり、図11は図10のE−E線断面図である。
先ず、スピーカーネット1をキャビネット5に取り付けるには、図8に示されるように、キャビネット5の脚孔8に、上方からスピーカーネット1の脚部2および足部3を挿入する。次いで、図9に示されるように、スピーカーネット1を反時計方向に回動して脚部2および足部3を前進させる。それにより、足部3は溝7の下側に進入した状態となる。
【0016】
次に、図10および図11に示されるように、固定リング11を上方から下降させ、スピーカーネット1の外周部に嵌着させながら、突起12を脚孔8内の踵部4の後方の空間に挿入する。それにより、足部3は踵部4が突起12に当接していることで後退不能となり、スピーカーネット1全体が回動不能にキャビネット5に支持されることになる。同時に、係止突起13を透孔9に挿入して、係止突起13の外側の傾斜段差部14を透孔9の外側の壁面を摺動させて、透孔9を乗り越えさせる。傾斜段差部14が透孔9を乗り越えると、傾斜段差部14が透孔9の下端部に係止されて、固定リング11が抜き取り不能にキャビネット5に支持されることになり、併せて、スピーカーネット1もキャビネット5に固定される。これら一連の取り付け作業は、キャビネット5の前面で実行されるため、キャビネット5の裏側にスペースがない場合でも作業可能となる。
【0017】
なお、スピーカーネット1およびキャビネット5の使用寿命が尽きて、廃棄する場合は、キャビネット5の裏面から係止突起13の傾斜段差部14の透孔9との係合を解除してやれば、固定リング11が抜き取り可能となる。次に、固定リング11を除去すると、スピーカーネット1が時計方向に回動可能となり、足部3が脚孔8から抜き取り可能となる。次に、スピーカーネット1をキャビネット5から抜き取ることで、それらを分別してリサイクル可能となる。
【0018】
なお、図示例はスピーカーネット1の外周部を6等分して2ピッチごとに脚部2を配置しその中間に係止突起13を配置したが、他に4等分、8等分、10等分して脚部2と係止突起13を交互に配置することも可能である。
また、図示例では踵部4を斜め上方に折曲しているが、折曲せずに足部3と同一平面のままとすることができる。その場合が請求項1および3の構成となる。
さらに、図示例は突起12に係止突起13を別々に設けていたが、突起12に係止突起13を兼ねさせる構成とすることも可能である。その場合は、脚孔8を貫通孔にするとともに、突起12の側面に傾斜段差部を形成しておいて、突起12を脚孔8に係止させるものとする。その構成が請求項3および4の発明となる。
【0019】
なお、上述の実施形態では、スピーカーネットとしてパンチングメタルまたはエッチングメタルからなる金属製のものを用いていたが、他に樹脂製ネットや樹脂製ネットに布製ネットを組み合わせた構造のスピーカーネットを用いることが可能である。樹脂製ネットを用いた場合は、溶着不要で、色展開や微細孔の径/パターンの展開が容易で、異なる材料を使用しても分解がしやすい。また、部品単品不良があっても交換が容易である。樹脂製ネットに布製ネットを組み合わせた場合は、色展開や音のぬけ(開口率アップ)を良くすることが容易である。図12は、樹脂製ネットに布製ネットを組み合わせたスピーカーネットの分解斜視図である。樹脂製ネット21の上に布製ネット22を被せて接着し一体化している。この場合のキャビネットおよび固定リングは、上述の実施形態と同一である。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、スピーカーネットの脚部および足部をキャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、固定リングを装着することで、スピーカーネットがキャビネットに固定される。
このように、本発明では、キャビネットの前面側の操作のみで、スピーカーネットの取り付けが可能となることで、キャビネットの背面での作業スペースが不要となり、スピーカーネットの取り付けの組立手順上の制約が解消される。
なお、スピーカーネットおよびキャビネットを廃棄する場合は、キャビネットの背面でキャビネットに対する固定リングの係止を機械的に解除してやれば分解が可能となり、資源リサイクルが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で用いられるスピーカーネットの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】スピーカーネットが取り付けられるキャビネットの上面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】スピーカーネットの周囲に嵌着される固定リングの下面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】スピーカーネットをキャビネット挿入した状態を示す断面図である。
【図9】図8のD−D線断面図である。
【図10】図8の状態にさらに固定リングを装着した状態を示す断面図である。
【図11】図10のE−E線断面図である。
【図12】他のスピーカーネットの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 スピーカーネット
2 脚部
3 足部
4 踵部
5 キャビネット
6 孔
7 溝
8 脚孔
9 透孔
11 固定リング
12 突起
13 係止突起
14 傾斜段差部
21 樹脂製ネット
22 布製ネット
Claims (7)
- スピーカーネットをキャビネットに取り付けるスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部下方に形成された複数の脚部を前記キャビネットに形成された複数の脚孔に挿入して前記スピーカーネットを回動することにより前記脚部先端の足部を前記脚孔に係合させた後、前記脚部に対応して下方に突起を有する固定リングを前記スピーカーネットの外側に嵌着したことを特徴とするスピーカーネットの取付構造。 - スピーカーネットをキャビネットに取り付けるスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に形成された複数の脚部と、
該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に形成された足部と、
前記キャビネットに形成され前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔と、
前記キャビネットの前後する脚孔間の円周上に形成された複数の透孔と、
前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングと、
該固定リングの下面から下方に突設され前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の足部後方の空間に挿入される突起と、
前記固定リングの下面から下方に突設されて前記透孔に挿着されるとともに片面に前記透孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起と、
を備え、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記突起を足部後方の空間に挿入しかつ前記係止突起を前記透孔に装着することを特徴としたスピーカーネットの取付構造。 - スピーカーネットをキャビネットに取り付けるスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に形成された複数の脚部と、
該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に形成された足部と、
該足部の後部を斜め上方に折曲して形成された踵部と、
前記キャビネットに形成され前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔と、
前記キャビネットの前後する脚孔間の円周上に形成された複数の透孔と、
前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングと、
該固定リングの下面から下方に突設され前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の踵部後方の空間に挿入される突起と、
前記固定リングの下面から下方に突設されて前記透孔に挿着されるとともに片面に前記透孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起と、
を備え、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記突起を踵部後方の空間に挿入しかつ前記係止突起を前記透孔に装着することを特徴としたスピーカーネットの取付構造。 - スピーカーネットをキャビネットに取り付けるスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に形成された複数の脚部と、
該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に形成された足部と、
前記キャビネットに形成され前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔と、
前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングと、
該固定リングの下面から下方に突設され前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の足部後方の空間に挿入されるとともに片面に前記脚孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起と、
を備え、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記係止突起を足部後方の空間に装着することを特徴としたスピーカーネットの取付構造。 - スピーカーネットを合成樹脂製のキャビネットに取り付けるスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部に適間隔をおいて下方に突出して平板状に形成された複数の脚部と、
該脚部の先端を外側にほぼ90度折曲して平板状に形成された足部と、
該足部の後部を斜め上方に折曲して形成された踵部と、
前記キャビネットに形成され前記脚部および足部のみを下方に挿通させる形状であるとともに挿通後に脚部の周方向前方への適距離の移動を可能にする形状をした脚孔と、
前記スピーカーネットの外周部に嵌着される固定リングと、
該固定リングの下面から下方に突設され前記脚孔に脚部が挿入されて周方向前方へ足部が適距離移動した後の踵部後方の空間に挿入されるとともに片面に前記脚孔に係止される傾斜段差部を有する係止突起と、
を備え、前記スピーカーネットの脚部および足部を前記キャビネットの脚孔に挿入後、脚部を周方向前方へ適距離移動させてから、前記固定リングをスピーカーネットの外周部に嵌着させるとともに、前記係止突起を踵部後方の空間に装着することを特徴としたスピーカーネットの取付構造。 - 請求項2乃至5のいずれかに記載のスピーカーネットの取付構造において、
前記足部を脚部本体よりも周方向前方または/および後方に突出して平板状に形成したことを特徴とするスピーカーネットの取付構造。 - 請求項2乃至6のいずれかに記載のスピーカーネットの取付構造において、
前記スピーカーネットの周縁部を周方向に2N等分(Nは2以上の整数)し2ピッチ毎に脚部を配設したことを特徴とするスピーカーネットの取付構造。
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