JP2005017533A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2005017533A
JP2005017533A JP2003180135A JP2003180135A JP2005017533A JP 2005017533 A JP2005017533 A JP 2005017533A JP 2003180135 A JP2003180135 A JP 2003180135A JP 2003180135 A JP2003180135 A JP 2003180135A JP 2005017533 A JP2005017533 A JP 2005017533A
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Tomoya Wakizaka
朋也 脇坂
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Abstract

【課題】中間転写体から記録紙への画像転写ずれが無く、しかも、印刷効率が向上された画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルトからの画像転写位置よりも上流側において記録紙が記録紙検出センサによって検出されると(S3でYES)、この時点で記録紙到達時刻算出部によって、記録紙の上記画像転写位置への記録紙到達予定時刻が算出され(S4)、この記録紙到達予定時刻と、転写時刻算出部によって算出された画像到達予定時刻とが一致するように、制御部が各色の記録部及び中間転写ベルトの動作速度を調整することによって(S6)、中間転写ベルトから記録紙へのトナー画像転写に位置ずれが生じることを防止する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、感光体表面のトナー画像を中間転写体によって記録紙に転写する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、感光体表面のトナー画像を中間転写体を介して記録用紙に転写する際に、画像転写のずれを要因とする印刷失敗を防止する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置は、特許文献1に示されるように、制御手段7からレジストローラ17に駆動指令信号が来た後に、レジストローラ17の直前位置に配設されている紙検出手段57が転写用紙15の先頭位置を検出した場合は(すなわち、転写用紙15が中間転写体からの画像転写位置に遅れて搬送されると予測される場合は)、転写用紙15に二次転写することなく転写用紙15を外部に排出するようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−312150号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の画像形成装置によれば、転写用紙が中間転写体からの画像転写位置に遅れて搬送されると予測される場合は、トナー画像転写せずに転写用紙を排出することによって、印刷失敗による転写用紙の無駄を無くしているが、複数枚数の転写用紙に連続して画像形成する場合等には、何枚もの転写用紙が排出されて印刷完了が遅れることも予想されるため、更なる印刷効率の向上が望まれる。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、中間転写体から記録紙への画像転写ずれが無く、しかも、印刷効率が向上された画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、感光体を回転させ、この感光体の回転速度に合わせて感光体表面にトナー画像を形成する画像形成手段と、
前記感光体の回転速度に応じた速度で動作して、前記感光体表面からトナー画像が転写され、この転写されたトナー画像を記録紙へのトナー画像転写位置に搬送する中間転写手段と、
前記中間転写手段から記録紙へのトナー画像転写位置に記録紙を搬送する搬送手段と、
前記感光体表面から転写された前記中間転写手段上のトナー画像が、前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に到達するトナー画像到達予定時刻を算出する転写時刻算出手段と、
前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置よりも記録紙搬送方向上流側の位置で、前記搬送手段によって搬送される記録紙を検出する記録紙検出手段と、
前記記録紙検出手段によって記録紙が検出された時刻に基づいて、前記搬送手段による搬送で記録紙が前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に到達する予定時刻を算出する記録紙到達時刻算出手段と、
前記記録紙到達時刻算出手段によって求められた記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって求められたトナー画像到達予定時刻とを一致させるべく、前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御する制御手段と
を備えるものである。
【0007】
この構成によれば、中間転写手段からの画像転写位置よりも上流側において記録紙が記録紙検出手段によって検出されると、この記録紙が検出された時刻に基づいて、記録紙の上記トナー画像転写位置への記録紙到達予定時刻が記録紙到達時刻算出手段によって算出され、この記録紙到達予定時刻と、転写時刻算出手段によって算出された画像到達予定時刻とが一致するように、制御手段が画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御するので、上記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に、記録紙が時間的誤差を生じて搬送されてくる事態を防止できる。これにより、複数枚の記録紙に連続して印刷を行う場合であっても、いずれの記録紙に対してもトナー画像がずれて転写される事態の発生を防止できる。しかも、従来技術のように、画像転写を行わずに記録紙を排出するという動作を行わずに印刷不良の発生を防止できるので、効率良く印刷を行うことができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記録紙到達時刻算出手段によって算出された記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって算出されたトナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、前記搬送手段による搬送中の記録紙に対する前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度制御は行わず、前記搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度制御を行うものである。
【0009】
この構成によれば、例えば、画像形成装置の機構上、記録紙が収容された給紙カセットから中間転写手段によるトナー画像転写位置までの記録紙搬送路が短くて、画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御しても、搬送中の記録紙に対しては、中間転写手段によってトナー画像転写位置にトナー画像が搬送されてくる予定時刻と、トナー画像転写位置に記録紙が到達する予定時刻とを一致させることが不可能な場合であっても、少なくとも、次以降の記録紙に対しては画像転写位置のずれが補正される。これにより、画像形成装置の機構に関わらず、可能な限りで印刷不良を防止することができ、しかも、どの記録紙に対しても画像転写が中断中止されないので、効率良く印刷を行うことができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記録紙到達時刻算出手段によって算出された記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって算出されたトナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、前記搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する前記画像形成手段による画像形成動作の開始時期を調整するものである。
【0011】
この構成によれば、前記記録紙到達予定時刻と前記トナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する画像形成手段による画像形成開始時期が調整され、中間転写手段の動作速度は変更されないので、例えば、画像形成装置の機構上、記録紙が収容された給紙カセットから中間転写手段によるトナー画像転写位置までの記録紙搬送路が短くて、画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御しても、搬送中の記録紙に対しては、中間転写手段によってトナー画像転写位置にトナー画像が搬送されてくる予定時刻と、トナー画像転写位置に記録紙が到達する予定時刻とを一致させることが不可能な場合であっても、比較的簡単な制御によって印刷不良を防止しつつ、効率良く印刷を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の主要部の概略構成を示す模式図である。プリンタ(画像形成装置の一例)1では、プリンタ本体内にシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色別に記録部2C,2M,2Y,2Bが設けられている。各記録部2C,2M,2Y,2B内には、それぞれ現像装置3と、感光体ドラム4と、帯電部5と、露光部(LEDプリントヘッドユニット等)6と、トナー供給部7と、クリーニング部8と、転写装置10とがそれぞれ備えられている。
【0013】
記録部2C,2M,2Y,2Bが並設されている下方には中間転写ベルト(中間転写手段)9が配設されている。この中間転写ベルト9は、転写装置10によって各感光体ドラム4に押し付けられた状態とされ、図外のモータ等によって回転駆動されるベルトローラ11,12,13によって、各感光体ドラム4の回転方向の順方向に無端回転するようになっている。
【0014】
ベルトローラ12は、ベルトローラ13に張架されている部分が、給紙カセット130から記録紙排出部(図略)までを繋ぐ記録紙搬送路15上に配設されている。このベルトローラ13に対向する位置には、2次転写装置16が設けられている。記録紙搬送路(搬送手段)15には、給紙カセット130に収容されている記録紙を搬送するための搬送ローラ(搬送手段)14と、ベルトローラ13及び2次転写装置16の記録紙搬送方向上流側にレジストローラ17とが設けられている。
【0015】
また、記録紙搬送路15には、給紙カセット130とレジストローラ17との間には、記録紙搬送路15上に記録紙が存在するか否かを検出する記録紙検出センサ(記録紙検出手段)18が設けられている。この記録紙検出センサ18は、光センサ又はスイッチセンサ等からなり、記録紙搬送路15上の記録紙検出センサ18の配設位置を記録紙先端が通過したことを検出する。
【0016】
2次転写装置16は、後述する転写バイアス部からの転写バイアスによって、中間転写ベルト9上のトナー画像(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの各色のトナー画像が重ね合わされたもの)を、記録紙搬送路15を搬送されてくる記録紙に転写させる。すなわち、記録部2C,2M,2Y,2Bで形成されたトナー画像が間接転写方式により記録紙に転写される。ベルトローラ13及び2次転写装置16よりも更に下流側には、定着ローラ対等からなる定着装置19が設けられている。
【0017】
上記トナー画像が転写された記録紙は、定着装置19に搬送されてトナー像が定着される。これにより、記録紙上にシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの成分からなるカラー画像が形成される。定着装置19を通過した記録紙は記録紙排出部(図略)に排出される。
【0018】
図2は上記プリンタ1の概略構成の一例を示すブロック図である。プリンタ1には、プリンタ1全体の制御を司る制御部(制御手段)100が備えられている。制御部100には、装置全体の動作プログラム等を記憶したROM112と、画像データ等を一時的に格納すると共に作業領域として機能するRAM113とが接続されている。
【0019】
また、制御部100には、各色用の記録部2C,2M,2Y,2Bが接続されており、制御部100は、各記録部2C,2M,2Y,2Bに備えられている帯電部5、露光部6、及び現像装置3と、感光体ドラム4上のトナー像を中間転写ベルト9に転写するために各転写装置10に転写バイアス電圧を印加する転写バイアス部114と、感光体ドラム4の駆動源であるドラムモータ116と、中間転写ベルト9から記録紙にトナー像を転写するために2次転写装置16に転写バイアス電圧を印加する2次転写バイアス部115と、定着装置19とを制御する。
【0020】
なお、図2では、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック用の各画像形成ユニットを1つの記録部で示しているが、実際には各色用にそれぞれの記録部が制御部100に接続されて制御される。
【0021】
また、中間転写ベルト9を走行させるベルトローラ11,12,13の駆動源であるベルトローラモータ(中間転写手段)117も制御部100に制御される。さらに、制御部100には、操作者から印刷指示等が入力される操作パネル118が接続されると共に、インタフェイス119を介してPC(パソコン)120と接続されている。プリンタ1はこのPC120等から入力される画像データに基づいて画像形成を行う。
【0022】
また、制御部100には、給紙カセット130から記録紙を中間転写ベルト9(ベルトローラ13及び2次転写装置16が配設されている記録紙へのトナー画像転写位置)へ搬送する搬送ローラ14を回転駆動する用紙搬送モータ(搬送手段)121が接続される。
【0023】
さらに、制御部100には、時刻を計測するタイマ100aが内蔵されており、このタイマ100aが計測する時間に基づいて、以下に示す、記録紙到達時刻算出部124による記録紙到達予定時刻の算出、2次転写時刻算出部125による画像到達予定時刻の算出、これら記録紙到達予定時刻と画像到達予定時刻とを一致させるための制御が行われる。
【0024】
制御部100には、レジストローラ17(図1)を回転駆動するレジストモータ123と、記録紙検出センサ18と、この記録紙検出センサ18による記録紙検出信号と用紙搬送モータ121の駆動回転速度(rpm)又は駆動回転数等とに基づいて、中間転写ベルト9から記録紙へのトナー画像転写位置に記録紙が到達する予定時刻(記録紙到達予定時刻)を算出する記録紙到達時刻算出部(記録紙到達時刻算出手段)124と、各記録部の中でトナー画像の形成が最初に開始されるシアンの記録部2Cによって画像形成が開始された時刻と、感光体ドラム4及び中間転写ベルト9の回転速度とに基づいて、中間転写ベルト9に転写されたトナー画像が、ベルトローラ13及び2次転写装置16からなる記録紙へのトナー画像転写位置に到達して転写される2次転写予定時刻(転写予定時刻)を算出する2次転写時刻算出部(転写時刻算出手段)125とが接続されている。
【0025】
制御部100は、記録紙到達時刻算出部124によって算出される記録紙到達予定時刻と、2次転写時刻算出部125によって算出される画像到達予定時刻とに基づいて、これら記録紙到達予定時刻と画像到達予定時刻とを一致させるべく、上記記録部2C,2M,2Y,2Bの各部(帯電部5,露光部6,現像装置3,転写バイアス部114,ドラムモータ116等)及びベルトローラモータ117を駆動制御して、記録部2C,2M,2Y,2Bによる画像形成速度、及び中間転写ベルト9の走行速度を調整する。
【0026】
次に、プリンタ1による記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御について説明する。図3はプリンタ1における記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御処理を示すフローチャートである。
【0027】
制御部100は、記録部2C,2M,2Y,2Bに画像形成を開始させると(S1)、その中でも最初に画像形成が開始されるシアンの記録部2Cによる画像形成開始時刻と、感光体ドラム4及び中間転写ベルト9の回転速度に基づいて、中間転写ベルト9上に転写されたトナー画像が、ベルトローラ13及び2次転写装置16からなるトナー画像転写位置に到達して記録紙に転写される予定時刻(2次転写予定時刻)を2次転写時刻算出部125に算出させる(S2)。
【0028】
記録紙検出センサ18によって記録紙が検出され、記録紙検出センサ18から記録紙を検出したことを示す記録紙検出信号を制御部100が受けると(S3でYES)、この記録紙検出信号を受けた時刻(タイマ100aに基づく)と、用紙搬送モータ121の駆動回転数とに基づいて、記録紙搬送路15を搬送中の記録紙が中間転写ベルト9からのトナー画像の2次転写位置に到達する予定時刻を、記録紙到達時刻算出部124に算出させる(S4)。
【0029】
ここで、制御部100が、上記S2及びS4で得られる時刻に基づいて、2次転写予定時刻と記録紙到達予定時刻とが一致しないと判断した場合は(S5でNO)、2次転写予定時刻と記録紙到達予定時刻とを一致させるべく、記録部2C,2M,2Y,2Bの各部及びベルトローラモータ117による画像動作を制御して、各記録部2C,2M,2Y,2B及び中間転写ベルト9の動作速度を調整する(S6)。
【0030】
すなわち、制御部100は、記録紙が2次転写位置に到達する予定時刻が、中間転写ベルト9によってトナー画像が2次転写位置に搬送されてくる予定時刻よりも早い場合には、記録部2C,2M,2Y,2Bの各部による画像形成速度、及びベルトローラモータ117の回転速度を速くする制御を行って上記両予定時刻を一致させる。また、記録紙が2次転写位置に到達する予定時刻が、中間転写ベルト9によってトナー画像が2次転写位置に搬送されてくる予定時刻よりも遅い場合は、制御部100は、記録部2C,2M,2Y,2Bの各部による画像形成速度、及びベルトローラモータ117の回転速度を遅くする制御を行って上記両予定時刻を一致させる。
【0031】
なお、制御部100が、S5で上記両時刻が一致すると判断した場合は(S5でYES)、記録部2C,2M,2Y,2Bによる画像形成速度、及びベルトローラモータ117の動作速度調整は不要なので、S6の処理をスキップする。
【0032】
このような処理を行うことによって、中間転写ベルト9によるトナー画像の2次転写位置に、記録紙が2次転写時刻に時間的誤差を生じて搬送されてくる事態を防止できる。これにより、複数枚の記録紙に連続して印刷を行う場合であっても、いずれの記録紙に対してもトナー画像がずれて転写されることがない。また、従来技術のように、画像転写を行わずに記録紙を排出するという動作を行わせずに印刷不良の発生を防止できるので、効率良く印刷を行うことができる。
【0033】
次に、プリンタ1による記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御の第2実施形態について説明する。図4はプリンタ1における記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御処理の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、図3で説明した処理と同様の処理については説明を省略する。
【0034】
この第2実施形態にかかる処理では、制御部100が、中間転写ベルト9上のトナー画像が2次転写位置に到達する予定時刻と、記録紙が2次転写位置に到達する予定時刻とが一致しないと判断した場合に(S15でNO)、その時点で搬送中の記録紙へのトナー画像転写については、各記録部の画像形成速度及び中間転写ベルト9の走行速度の調整を行わずに、そのままでトナー画像転写を実行させ、次に搬送されてくる記録紙に対するトナー画像転写についての各記録部2C,2M,2Y,2Bの画像形成速度及び中間転写ベルト9の走行速度の調整を行う(S16)。
【0035】
このようにすれば、プリンタ1の機構上、プリンタ1の記録紙搬送路15の長さと、中間転写ベルト9の長さとの関係から、現在搬送中の記録紙に対する転写時刻を調整しても上記両予定時刻の不一致を解消できない場合でも、少なくとも次の記録紙へのトナー画像転写に関しては、画像転写のずれを無くした印刷を行うことができる。この処理は、次に搬送されてくる記録紙が存在しなくなるまで続けられる(S17)。
【0036】
次に、プリンタ1による記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御の第3実施形態について説明する。図5はプリンタ1における記録部2C,2M,2Y,2Bの動作制御の第3実施形態を示すフローチャートである。なお、図3及び図4で説明した処理と同様の処理については説明を省略する。
【0037】
この第3実施形態にかかる処理では、制御部100が、中間転写ベルト9上のトナー画像が2次転写位置に到達する予定時刻と、記録紙が2次転写位置に到達する予定時刻とが一致しないと判断した場合に(S25でNO)、次に搬送されてくる記録紙に対するトナー画像転写についての各記録部2C,2M,2Y,2Bによる画像形成開始予定時刻(画像形成動作の開始時期)を調整することによって(S26)、少なくとも次に搬送されてくる記録紙へのトナー画像転写が、位置ずれを生じさせずに行われるようにするものである。既に各記録部2C,2M,2Y,2Bで画像形成動作が開始されている、その時点で搬送中の記録紙に対するトナー画像転写については、各記録部の画像形成速度及び中間転写ベルト9の走行速度の調整を行わずに、そのままで転写を実行する点は、第2実施形態の処理(図4)と同様である。
【0038】
このようにすれば、中間転写ベルト9の走行速度を調整することなく、各記録部2C,2M,2Y,2Bによる画像形成開始時期を調整するだけの比較的簡単な制御で、中間転写ベルト9から記録紙に対して行われる2次転写を位置ずれなく行わせることができる。
【0039】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、シアン用の記録部2Cによる画像形成開始時刻に基づいて2次転写予定時刻を算出するようにしているが、他の記録部による画像形成開始時刻等に基づいて2次転写予定時刻を算出するようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置をプリンタとして説明しているが、コピー機能,プリンタ機能,ファクス機能を兼ね備えた所謂複合機等であっても構わない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、中間転写手段からの画像転写位置よりも上流側において記録紙が記録紙検出手段によって検出されると、この記録紙が検出された時刻に基づいて、記録紙の上記トナー画像転写位置への記録紙到達予定時刻が記録紙到達時刻算出手段によって算出され、この記録紙到達予定時刻と、転写時刻算出手段によって算出された画像到達予定時刻とが一致するように、制御手段が画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御するので、上記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に、記録紙が時間的誤差を生じて搬送されてくる事態を防止できる。これにより、複数枚の記録紙に連続して印刷を行う場合であっても、いずれの記録紙に対してもトナー画像がずれて転写される事態の発生を防止できる。しかも、従来技術のように、画像転写を行わずに記録紙を排出するという動作を行わずに印刷不良の発生を防止できるので、効率良く印刷を行うことができる。
【0042】
また、請求項2に記載の発明によれば、例えば、画像形成装置の機構上、記録紙が収容された給紙カセットから中間転写手段によるトナー画像転写位置までの記録紙搬送路が短くて、画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御しても、搬送中の記録紙に対しては、中間転写手段によってトナー画像転写位置にトナー画像が搬送されてくる予定時刻と、トナー画像転写位置に記録紙が到達する予定時刻とを一致させることが不可能な場合であっても、少なくとも、次以降の記録紙に対しては画像転写位置のずれが補正される。これにより、画像形成装置の機構に関わらず、可能な限りで印刷不良を防止することができ、しかも、どの記録紙に対しても画像転写が中断中止されないので、効率良く印刷を行うことができる。
【0043】
また、請求項3に記載の発明によれば、前記記録紙到達予定時刻と前記トナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する画像形成手段による画像形成開始時期が調整され、中間転写手段の動作速度は変更されないので、例えば、画像形成装置の機構上、記録紙が収容された給紙カセットから中間転写手段によるトナー画像転写位置までの記録紙搬送路が短くて、画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御しても、搬送中の記録紙に対しては、中間転写手段によってトナー画像転写位置にトナー画像が搬送されてくる予定時刻と、トナー画像転写位置に記録紙が到達する予定時刻とを一致させることが不可能な場合であっても、比較的簡単な制御によって印刷不良を防止しつつ、効率良く印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の主要部の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係るプリンタの概略構成の一例を示すブロック図である。
【図3】プリンタにおける各記録部の動作制御処理を示すフローチャートである。
【図4】プリンタにおける各記録部の動作制御処理の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図5】プリンタにおける各記録部の動作制御処理の第3実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ(画像形成装置)
2C,2M,2Y,2B 記録部(画像形成手段)
9 中間転写ベルト(中間転写手段)
11,12,13 ベルトローラ(中間転写手段)
14 搬送ローラ(搬送手段)
15 記録紙搬送路
16 2次転写装置
18 記録紙検出センサ(検出手段)
100 制御部(制御手段)
117 ベルトローラモータ(中間転写手段)
121 用紙搬送モータ(搬送手段)
124 記録紙到達時刻算出部(記録紙到達時刻算出手段)
125 2次転写時刻算出部(転写時刻算出手段)
130 給紙カセット

Claims (3)

  1. 感光体を回転させ、この感光体の回転速度に合わせて感光体表面にトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記感光体の回転速度に応じた速度で動作して、前記感光体表面からトナー画像が転写され、この転写されたトナー画像を記録紙へのトナー画像転写位置に搬送する中間転写手段と、
    前記中間転写手段から記録紙へのトナー画像転写位置に記録紙を搬送する搬送手段と、
    前記感光体表面から転写された前記中間転写手段上のトナー画像が、前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に到達するトナー画像到達予定時刻を算出する転写時刻算出手段と、
    前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置よりも記録紙搬送方向上流側の位置で、前記搬送手段によって搬送される記録紙を検出する記録紙検出手段と、
    前記記録紙検出手段によって記録紙が検出された時刻に基づいて、前記搬送手段による搬送で記録紙が前記中間転写手段による記録紙へのトナー画像転写位置に到達する予定時刻を算出する記録紙到達時刻算出手段と、
    前記記録紙到達時刻算出手段によって求められた記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって求められたトナー画像到達予定時刻とを一致させるべく、前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記記録紙到達時刻算出手段によって算出された記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって算出されたトナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、前記搬送手段による搬送中の記録紙に対する前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度制御は行わず、前記搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する前記画像形成手段及び中間転写手段の動作速度制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録紙到達時刻算出手段によって算出された記録紙到達予定時刻と、前記転写時刻算出手段によって算出されたトナー画像到達予定時刻とが一致しない場合には、前記搬送手段によって搬送される次以降の記録紙に対する前記画像形成手段による画像形成動作の開始時期を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2003180135A 2003-06-24 2003-06-24 画像形成装置 Pending JP2005017533A (ja)

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