JP2005015537A - 感圧性粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】支持体上に、粘着剤層を積層した、感圧性粘着テープにおいて、粘着剤層中に多量の可塑剤を含ませることが可能であり、接着性、凝集性、安定性に優れ、皮膚刺激のない粘着テープを提供する。
【解決手段】分子内にアセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、ジアセトンアクリルアミド、メチル(メタ)クリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを共重合して得られる水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤とともに支持体に塗布した再剥離性粘着テープで、該粘着剤層は経皮吸収性薬剤を含まず、共重合体はアセトアセチル基により自己架橋されていることを特徴とする感圧性粘着テープ。
【選択図】なし

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はアセトアセチル基を分子内に含む(メタ)アクリル系モノマーと、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、ジアセトンアクリルアミド、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを重合して得られる共重合体が界面活性剤とともに水、または水性溶媒に乳化分散された水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤とともに支持体表面の全面または一部に塗布し、加熱乾燥して粘着剤層を形成した後、さらに粘着剤層の上に剥離フィルムを積層して製造した、経皮吸収性の薬剤を含まず、かつ架橋剤で架橋していないことを特徴とする感圧性粘着テープとその製造法に関する。本発明の感圧性粘着テープは、安定性に優れ、かつ人体に用いても毒性の少ないものである。
【0002】
【従来の技術】
2−アセトアセトキシエチルメタクリレートと他のモノマーとを重合して得られる共重合体を、ポリアミン化合物やイソシアネート化合物などの架橋剤で架橋された塗料、感圧接着剤、被覆剤は知られていた。(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)しかしながら、アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと、アセトアセチル基を有しない他の(メタ)アクリル系モノマーを重合して得られる共重合体からなる粘着剤で架橋剤で架橋した感圧性粘着テープに関する先行技術は見出せなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−108033号公報
【特許文献2】
特開平7−238203号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、支持体上に粘着剤層を積層した、ばんそう膏、サージカルテープ、サージカルシート、テーピング用テープ、被覆テープなどに用いられる薬剤不含で、かつ架橋剤を用いて架橋していない感圧性粘着テープであって、該粘着剤層中に多量の可塑剤を含ませることが可能であり、接着性、凝集性、安定性に優れた感圧性粘着テープを提供することにある。
【0005】
本発明の感圧性粘着テープ製剤の粘着剤層には経皮吸収性の薬剤を含まず、粘着剤層を適度な柔軟性を保ち貼着力を与えるための可塑剤を配合する。本発明の感圧性粘着テープの粘着剤層中に配合する可塑剤は、親油性の油状物質である場合が多く、また可塑剤の配合量はテープの使用目的によってはかなりの量を配合することもある。
【0006】
従来の非架橋の粘着剤を用いた粘着テープでは、粘着剤層中に多量の油状物質を保持させることが難しく、目的の粘着テープとすることができなかったり、またはテープ作製後に粘着剤層から油状物質が分離するなどして、粘着剤層中への油状物質の配合量に制限があるなどの問題点があった。
【0007】
この問題点を解決するためにケトン基などの官能基を有するモノマーを重合させた粘着剤に、ポリアミン化合物、イソシアネート化合物、または多価金属キレート化合物などの架橋剤によって架橋を施したテープ製剤も検討されてきた。しかしながら、これらの架橋剤は、イソシアネート化合物のような毒性のある化合物である場合があり、ばんそう膏、サージカルテープ、あるいはテーピング用テープのように人の皮膚に用いる場合には、安全性の面から使用するのに制限があった。また、人の皮膚に用いるものでなくても、架橋剤を用いた場合、時間がたつと着色するなど安定性に問題があった。
【0008】
また、架橋剤が不要の自己架橋粘着剤として知られたN−メチロールアクリルアミドは、徐々に有害なホルムアルデヒドが放出されるなどの問題点があった。
また、アセトアセチル基を有するモノマーを構成モノマーの一つとして含む共重合体を、ポリアミン誘導体、イソシアネート誘導体および多価金属キレート化合物のような架橋剤で架橋した共重合体組成物が、塗料、接着剤、被覆剤としての用途は知られていたが、ばんそう膏、サージカルテープ用の感圧性粘着テープとしての用途は知られていなかった。そこで、安全性が高く、安定性に優れた感圧性粘着テープが求められていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らは上記課題を解決するために研究を重ねた結果、分子内にアセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、ジアセトンアクリルアミド、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを重合して得られる共重合体が、界面活性剤とともに水または水性溶媒中に乳化分散された水性エマルジョン粘着剤を用いることにより、架橋剤を用いることなく、可塑剤などの油状物質を多量に保持させることが可能になった。このようにして得られる水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤とともに支持体または剥離フィルム上表面の全面または一部に塗布した後、加熱乾燥する工程において、溶媒が蒸散するとともに、アセトアセチル基が自己架橋して、網目構造を形成して、この網目構造中に可塑剤などの油状物質を保持させることが可能となった。
【0010】
アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーの量を加減することにより、粘着剤の自己架橋度を制御することが可能であり、自己架橋度を調整することによって、粘着剤中に可塑剤である親油性油状物質を相当量配合させることができる。粘着剤と可塑剤との配合比を適当に調整することにより、希望する適度な貼着力、凝集力を持たせることができ、安定な薬剤不含の感圧性粘着テープを得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の経皮吸収薬剤不含の感圧性粘着テープは、ばんそう膏、サージカルテープ、サージカルシート、テーピング用テープ、被覆テープ、被覆シートなどに用いられる経皮吸収薬剤不含の感圧性粘着テープに用いられるものであって、その用途によって形態は異なるが、テープ状またはシート状の支持体の上表面の全面または一部に粘着剤層を塗布し、ばんそう膏、サージカルテープ、サージカルシートのときは、さらに剥離フィルムを積層する。また、一部のサージカルテープまたは被覆テープなどは剥離フィルムなしにロール状にしたものを用いることもできる。
【0012】
本発明の薬剤不含の再剥離性粘着テープに用いられる水性エマルジョン粘着剤は、分子中にアセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、ジアセトンアクリルアミド、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを重合して得られる共重合体が、界面活性剤とともに水、または水性溶媒中に乳化分散された水性エマルジョン粘着剤である。
【0013】
アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーとしては、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−アセトアセトキシエチルアクリレート、3−アセトアセトキシプロピルメタクリレート、3−アセトアセトキシプロピルアクリレート、4−アセトアセトキシブチルメタクリレート、4−アセトアセトキシブチルアクリレートなどのアセトアセトキシアルキルメタクリレート誘導体あるいはアセトアセトキシアルキルアクリレート誘導体を挙げることができ、このなかから適当に選択して単独または複数個のモノマーを選んで用いられる。好ましくは、2−アセトアセトキシエチルメタクリレートまたは2−アセトアセトキシエチルアクリレートを用いる。
【0014】
アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと共重合する他の(メタ)アクリル系モノマーとしては、分子中に共重合可能な二重結合を有する(メタ)アクリル系化合物であればよく、1種または2種以上の化合物を用いることができる。具体的には、例えば2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ジアセトンアクリルアミド、ジアセトンメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ヘキサエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリルアミドおよびメタクリルアミドからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーを用いることができ、好適には2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、ヘキサエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレートおよびメチルメタクリレートからなる群から選ばれる1種または1種以上の(メタ)アクリル系モノマーを用いる。
【0015】
本発明の粘着剤の共重合体において、アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーの占める割合は、共重合体の総重量に対して、45重量%以下であればよく、さらに好適には1〜40重量%であることが望ましい。その割合が1重量%未満であると、油状物質を含ませる量が少なくなるため好ましくなく、また45重量%を越えると、網目構造が密になりすぎるために、可塑剤の保持能力が逆に低下するので好ましくない。
【0016】
本発明の感圧性粘着テープ用の水性エマルジョン粘着剤に用いられる溶媒は、水のみか、または水と混合し製造工程中の加熱乾燥工程で揮散する有機溶媒であれば含水水性溶媒として用いることができ、そのような溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、ジメチルホルムアミドなどの溶媒をあげることができ、これらから1種または2種以上の溶媒を混合し水と混合して用いることができる。
【0017】
本発明の水性エマルジョン粘着剤は、構成モノマーと界面活性剤を含む水、または水性溶媒中、重合開始剤を加えて反応することによって製造することができる。
【0018】
重合開始剤としては過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩、過酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の水性ラジカル重合開始剤またはこれらの混合物が挙げられ、使用量はモノマー全重量に対して通常は0.1〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部である。このような開始剤はまた、還元剤と組み合わせレドックス系を形成することができる。そのような還元剤としては亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、ホルムアルデヒドスルホン酸塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩、L−アスコルビン酸、酒石酸などのカルボン酸類が挙げられ、その使用量はモノマー全重量に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部である。
【0019】
本発明における乳化重合に用いられる界面活性剤は少なくとも1種のアニオン性、ノニオン性、または両性界面活性剤、またはその混合物を用いることができる。アニオン性界面活性剤の例としてはラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのようなアルキルまたはアルキルアリル硫酸塩、アルキルまたはアルキルアリルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩などのアルカリ金属塩、またはアンモニウム塩が挙げられる。ノニオン系界面活性剤としてはポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのようなポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのようなポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコールなどのようなポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられる。両性界面活性剤としてはベタイン、アミノ酸の誘導体が挙げられる。また、ペプチド系界面活性剤としてはサーファクチンナトリウムを挙げることができる。これら界面活性剤の使用量はモノマー全重量に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜3重量部である。この使用量が0.1重量部よりも少ない場合は反応が不安定となり、凝集物が生成する場合がある。反対に10重量部よりも多い場合は乾燥性、耐水性が悪くなる場合がある。
【0020】
また、本発明においては、必要に応じて乳化重合をエチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレート剤、ポリカルボン酸塩などの分散剤、リン酸塩、炭酸塩などの無機塩、チオール化合物、ハロゲン化合物などの連鎖移動剤の存在下に行なうことも可能である。
【0021】
重合は通常0〜100℃の温度で、単量体の添加率が99%以上に達するまで行ない、終了後は、固形分を50%に、またpHを7〜8に調節する。
【0022】
本発明の経皮吸収薬剤不含の感圧性粘着テープの粘着剤層に配合する可塑剤としては、一般的に高沸点を有する液体を用いることができ、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、セバチン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、オレイン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、ミリスチン酸イソトリデシルなどのような脂肪酸エステル誘導体;オクチルドデカノールのような高級アルコール誘導体;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールのようなグリコール類;オリーブ油、ヒマシ油などのような油脂類を用いることができ、単独でも、または2種以上のものを混合して用いることもできる。可塑剤の配合量は粘着剤層の総重量に対して、40重量%以下の可塑剤を用いることができ、もっとも好ましくは10重量%〜40重量%の可塑剤を配合する。可塑剤の配合量が40重量%を越えると保持できなくなり、粘着剤層から油状物が溶出してブリーディングが起こり貼着力も劣化するので好ましくない。
【0023】
本発明の感圧性粘着テープ粘着剤層には、水性エマルジョン粘着剤のほかに可塑剤を含み、適度な粘着力が得られる。さらに強い粘着力が所望の際には粘着剤層中に粘着付与剤を配合して粘着力をあげることも可能であり、粘着付与剤としては、例えば、脂環式飽和炭化水素樹脂やロジンエステル誘導体が好適に用いられる。脂環式飽和炭化水素としてはアルコンP−100(商品名;荒川化学工業製)などがあり、またロジンエステル誘導体としてはエステルガムH(商品名;荒川化学工業製)などがあり、それらの1種または2種以上を混合して用いることが可能である。
【0024】
本発明の感圧性粘着テープの粘着剤層中に配合する粘着剤および可塑剤以外に、必要に応じてその他の賦形剤などを配合することも可能である。
【0025】
賦形剤としては、例えば、無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸などのケイ素化合物、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコールなどの水溶性高分子、ジブチルヒドロキシトルエンなどの抗酸化剤、カオリン、酸化チタンなどの粉末があり、その他香料、着色料などを許容できる範囲内で添加することができる。
【0026】
本発明の感圧性テープの支持体としては、特に限定されず、使用目的に応じて、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの伸縮性または非伸縮性の織布、不織布、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニルなどのフィルム、あるいはウレタン、ポリウレタンなどの発泡性フィルムを用いることができ、これらは単独あるいは積層されたものの何れでもよい。
【0027】
本発明の感圧性粘着テープの剥離フイルムとしては、保存中の粘着剤層を保護するものであって、テープを使用するときには剥離して用いるもので、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリウレタン、金属箔の薄いフィルムまたはそれらの素材を組合せた積層構造のフィルムや、粘着剤層に接着する表面にシリコン処理したフィルム、あるいはフィルム表面にアルミニウムなどの金属を蒸着させたフィルムも用いることができる。
【0028】
本発明の感圧性粘着テープは、水性エマルジョン粘着剤、可塑剤、および必要に応じて賦形剤を含む分散液を、支持体の表面の全面または必要な部分に塗布した後、加熱乾燥して粘着剤層を形成した後、剥離フィルムを必要とするものについては、粘着剤層の表面にさらに剥離フィルムを積層することによって製造することができ、また、ロール状のものについては加熱乾燥工程後に粘着剤層面を内面にして円筒状の芯材に巻きつけてロール状にすることによって製造することができる。また、再剥離性水性エマルジョン粘着剤、可塑剤、および必要に応じて賦形剤を含む液を、剥離フィルムの表面の全面または一部に塗布した後、同様に乾燥し粘着剤層を形成した後、さらに支持体を粘着剤層の上面に積層することによって製造することも可能である。
【0029】
この感圧性粘着テープを製造する工程で、加熱乾燥する温度は、溶媒が揮散し、かつ架橋反応が起こる温度以上あればよく、加熱乾燥温度は好ましくは40℃〜150℃であり、40℃より低い温度であると溶媒が完全に揮散しないことがあり好ましくなく、また150℃より高い温度では分解が起こるため好ましくない。
【0030】
【実施例】
以下に実施例に基づいて、本発明の感圧性粘着性テープについて、さらに具体的に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
【0031】
参考例1 水性エマルジョン粘着剤1の製造
攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入口を備えた重合容器に、脱イオン水50部、ラウリル硫酸ナトリウム0.1部を仕込み、攪拌しながら75℃に加熱した後、窒素置換した。この中にアクリル酸ブチル32部、メタクリル酸メチル24.2部、アクリル酸2−エチルヘキシル32部、エチレングリコールジメタクリレート0.2部、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート11.6部、サーファクチンナトリウム2.4部、脱イオン水30部からなる乳化モノマー液の1重量%に相当する2.2部を添加し、10分後に2.0部の脱イオン水に溶解した過硫酸アンモニウム0.6部を添加し種重合を行った。発熱開始から20分後、残りの乳化モノマー液130.2部と4.0部の脱イオン水に溶解した過硫酸アンモニウム0.14部を攪拌下、温度を75℃に保ちながら3時間かけて滴下し、滴下終了後2時間75℃を維持し重合を終了させた。これを室温まで冷却した後に、希釈水、12.5%アンモニア水を加え固形分を50%、pHを7〜8に調整した。最終生成物は固形分50.9%、ブルックフィールド粘度210mPa・s(30rpm)、pH=7.9であった。
【0032】
参考例1と同様な方法にて、表1に示す参考例2〜8の水性エマルジョン粘着剤、および比較例1のアセトアセトキシ基を含むモノマーを含まない水性エマルジョン粘着剤を製造した。
【0033】
【表1】
Figure 2005015537
【0034】
次に本発明の感圧性テープの製造法を示す。
実施例1 感圧性粘着テープ1の製造
ねじ口ビンに参考例1の水性エマルジョン粘着剤1を37.19g量りとり、次いでミリスチン酸イソプロピル8.1gを量りとり1時間以上攪拌した。乾燥した後の被膜重量が1g/70cmとなるように、コーティング試験機(LTE−S、Wener Mathis AG社)を用いて、支持体(ポリエステルフィルム)上に本液を塗膏、80℃で15分間乾燥した後、ライナー(シリコン処理が施されたポリエステルフィルム)のシリコン面が粘着剤と接するように被覆し、感圧性粘着テープ1を得た。
【0035】
実施例2〜15 感圧性粘着テープ2〜15の製造
参考例1〜8の水性エマルジョン粘着剤、および対応する所望の可塑剤を用いて、実施例1に示した方法と同様に行い、実施例2〜15の感圧性粘着テープ2〜15を製造した。
【0036】
比較例2、3 比較例感圧性粘着テープ2、3の製造
アセトアセトキシ基を含む(メタ)アクリル系モノマーを有しない共重合体からなる比較例1の水性エマルジョン粘着剤および市販のアクリル系水性エマルジョン粘着剤ニカゾールTS620と、可塑剤のミリスチン酸イソプロピルを用いて、実施例1と同じ方法で比較例2、3の感圧性粘着テープを製造した。
【0037】
【表2】
Figure 2005015537
【0038】
試験例1 粘着剤と油状物質との相溶性、粘着剤の貼着力、凝集力の評価
表2に示した実施例1〜15の感圧性粘着テープ、および比較例2、3の感圧性粘着テープを用い、下記の方法で粘着剤と油状物質との相溶性、粘着剤の貼着力、凝集力の評価を実施した。結果を表2に示した。
【0039】
1)粘着剤と油状物質との相溶性の評価
再剥離性粘着テープのライナーを剥がし、ライナーの表面に液状の物質が付着していないことを光学顕微鏡を用いて観察する。
評価基準
○:ライナー表面上に液状物質なし
×:ライナー表面上に液状物質あり
【0040】
2)感圧性粘着テープの貼着力の評価
感圧性粘着テープのライナーを剥がしたあと、粘着剤面を指で触り、下記の評価基準に基づいて評価する。
○:(優)スチレン−イソプレン−スチレン共重合体を使用したモーラステープ(商品名:久光製薬)、ヤクバン(商品名:三笠製薬)と同程度の貼着力
△:(良)天然ゴムラテックスを使用したセラスター(商品名:山之内製薬)、ファルジー(商品名:沢井製薬)と同程度の貼着力
×:(不良)市販品以下の貼着力
−:凝集力が著しく低いため(半固形の状態)評価不能
【0041】
3)感圧性粘着テープの凝集力(硬さ)の評価
感圧性粘着テープのライナーを剥がし、粘着剤面を指で触り、下記の評価基準に基づいて評価する。
評価基準
○:(優)天然ゴムラテックスを使用したセラスター(商品名:山之内製薬)、ファルジー(商品名:沢井製薬)と同程度の凝集力
△:(良)スチレン−イソプレン−スチレン共重合体を使用したモーラステープ(商品名:久光製薬)、ヤクバン(商品名:三笠製薬)と同程度の凝集力
×:(不良)市販品以下の凝集力
【0042】
本発明のアセトアセトキシ基を有する(メタ)アクリル系モノマーを含む実施例1〜15の感圧性テープは、粘着剤と可塑剤との相溶性についてはアセトアセトキシ基を有する(メタ)アクリル系モノマーを含まない共重合体からなる比較例2、3の感圧性粘着テープと同程度の評価であったが、実施例1〜15の貼着力、凝集力はいずれも比較例2、3の貼着力と凝集力よりも優れていた。
【0043】
比較例4 架橋型感圧性粘着テープ4の製造
実施例10の粘着剤、可塑剤としてミリスチン酸イソプロピルを用い、これとともに架橋剤としてアジポイルジヒドラジドを追加して、実施例1の方法と同様に行い、比較例4の架橋型感圧性粘着テープ4を製造した。
【0044】
比較例5、6 架橋型感圧性粘着テープ5、6の製造
実施例11と実施例12の水性エマルジョン粘着テープを用いて比較例4と同様にして、比較例5、6の架橋型感圧性粘着テープ5、6を製造した。
【0045】
比較例7、8 架橋型感圧性粘着テープ7、8の製造
実施例10と実施例11の水性エマルジョン粘着テープを用い、架橋剤として亜鉛酸アンモニウムを用いる他は、比較例4と同様にして、架橋型感圧性粘着テープ7、8を製造した。
【0046】
試験例2 安定性試験
感圧性粘着テープのライナーを剥がし、粘着剤層表面の色度を色彩色差計を用いて測定し、製剤作製直後と60℃−2ヶ月保存後の製剤の色調変化を下記の式で算出した。白−黒の程度を示すL−スケール、赤−緑の程度を示すa−スケール、青−黄の程度を示すb−スケールで表す。色調変化の程度は、各スケールの差の二乗和の平方根ΔE(=((Δa)+(Δb)+(ΔL)1/2)で表す。
【0047】
実施例10〜12の本発明の感圧性粘着テープと、比較例4〜8の架橋型感圧性粘着テープを用いて、試験例2の60℃で2ヶ月後の色調の変化を指標として、安定性試験を実施し、その結果を表3に示した。
【0048】
【表3】
Figure 2005015537
【0049】
本発明のアセトアセトキシ基を有する(メタ)アクリル系モノマーを含む架橋剤による架橋をしていない感圧性粘着テープ10〜12の60℃、2ヶ月保存後の変色は、比較例4〜8の架橋剤を用いて架橋した架橋型感圧性粘着テープの変色よりも少なく、安定性に優れていた。
【0050】
試験例3 一次皮膚刺激試験(ウサギ)
前日までにウサギの背部被毛を電気バリカンを用いて刈毛し、試験に用いた。ウサギの背部に製剤を適用し、不浸透油紙をのせ、その上を不織布粘着性包帯(メッシュポア、ニチバン)で貼付固定し、適用部全体をガーゼで覆い、粘着性布伸縮包帯(エラストポア、ニチバン)で被覆した。24時間後に被験製剤を除去し、適用部位を微温湯を湿らせた脱脂綿で軽く拭き取り、30分間放置した後、適用部を観察した。更に製剤適用後48、72時間にも同様に適用部を観察し、下記のDraizeらの評価基準に基づいて採点し、適用後24及び72時間の評点から一次刺激指数(P.I.I.)を算出した。
【0051】
Draizeらの評価基準
A:紅斑及び痂皮形成
紅斑なし 0; ごく軽度の紅斑 1;明らかな紅斑 2;
中等度から強度の紅斑 3;強度の紅斑から軽度の痂皮形成 4
B:浮腫形成
浮腫なし 0; ごく軽度の浮腫 1; 軽度の浮腫 2;
中等度の浮腫(約1mm隆起) 3; 強度の浮腫 4
【0052】
日本薬局方ばんそう膏と、表2に示した本発明の感圧粘着テープ10を用いて、試験例3に示す一次皮膚刺激試験を実施し、ウサギ一次皮膚刺激指数(P.I.I.)を求めた。その結果、本発明の粘着剤を用いた本発明の感圧粘着テープ10のスコアは0.19に対し、日本薬局方ばんそう膏のスコアは0.44であり、本発明の粘着剤のウサギ皮膚に対する皮膚刺激は少なく、安全性が高いことが示された。結果を表4に示す。
【表4】
Figure 2005015537
【0053】
【発明の効果】
本発明のアセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーを構成モノマーの一つとして含む共重合体の水性エマルジョン粘着剤は加熱乾燥する工程において、溶媒が蒸散するとともにアセトアセチル基が自己架橋して網目構造を形成して、この網目構造中に可塑剤等の油状を多く含むことができる。本発明においては、粘着剤の架橋剤として、ポリアミン誘導体、イソシアネート化合物および多価金属キレート化合物等を使用しないので、毒性の心配が無く、また皮膚を刺激したりすることがない。本発明の感圧性粘着テープは、貼着力、凝集力が優れ、かつ皮膚刺激性も少なく安全性に優れているので、医療用粘着テープに適している。

Claims (10)

  1. 分子内にアセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーと、2−エチルヘキシルアクリレート、ジアセトンジアクリルアミド、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを重合して得られる共重合体を界面活性剤とともに水または水性溶媒中に乳化分散されている水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤とともに支持体の上面の全面または一部に塗布し、乾燥して粘着剤層を設けた再剥離性粘着テープであって、該粘着剤層は経皮吸収薬剤を含まず、かつ架橋剤で架橋されていないことを特徴とする感圧性粘着テープ。
  2. 前記アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーが、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−アセトアセトキシエチルアクリレート、3−アセトアセトキシプロピルメタクリレート、および3−アセトアセトキシプロピルアクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーであることを特徴とする請求項1に記載された感圧性粘着テープ。
  3. 前記アセトアセチル基を有する(メタ)アクリル系モノマーが、共重合体の総重量の1重量%〜40重量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された感圧性粘着テープ。
  4. 2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートを構成モノマーとして含む共重合体を界面活性剤とともに水、または水性溶媒中に乳化分散された水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤ととともに支持体の上面の全面または一部に塗布して粘着剤層を設けた感圧性粘着テープであって、該粘着剤層は経皮吸収薬剤を含まず、かつ架橋剤で架橋されていないことを特徴とする感圧性粘着テープ。
  5. 前記界面活性剤が、ペプチド系界面活性剤のサーファクチンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の感圧性粘着テープ。
  6. 前記可塑剤がミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクチルドデシルアルコールおよび中鎖脂肪酸トリグリセリドからなる群から選ばれる1種または2種以上の化合物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の感圧性粘着テープ。
  7. 前記可塑剤がミリスチン酸イソプロピルであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の感圧性粘着テープ。
  8. 前記可塑剤が、粘着剤層の総重量の10重量%〜40重量%含まれていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の感圧性粘着テープ。
  9. 共重合体総重量の5重量%〜40重量%の2−アセトアセトキシエチルメタクリレートと、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチレングリコールジメタクリレートおよびテトラエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選ばれる1種または2種以上の(メタ)アクリル系モノマーとを重合して得られる共重合体を界面活性剤とともに水、または水性溶媒中に乳化分散された水性エマルジョン粘着剤を、可塑剤とともに支持体上に塗布した後、加熱乾燥して経皮吸収薬剤を含まない粘着剤層を形成することを特徴とする感圧性粘着テープの製造法。
  10. 請求項9の感圧性粘着テープの製造法において、水性エマルジョン粘着剤および可塑剤とを加熱乾燥する際の温度が、40℃〜150℃であることを特徴とする請求項9に記載した感圧性粘着テープの製造法。
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