JP2700835B2 - アクリル系ゲル材およびアクリル系ゲル製剤 - Google Patents

アクリル系ゲル材およびアクリル系ゲル製剤

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JP2700835B2 JP2237382A JP23738290A JP2700835B2 JP 2700835 B2 JP2700835 B2 JP 2700835B2 JP 2237382 A JP2237382 A JP 2237382A JP 23738290 A JP23738290 A JP 23738290A JP 2700835 B2 JP2700835 B2 JP 2700835B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は皮膚面に貼付して皮膚面の保護などに用いる
アクリル系ゲル材、および皮膚を通して薬物を生体内へ
連続的に投与するためのアクリル系ゲル製剤に関する。
<従来の技術> 近年、薬物を皮膚面を通して生体内へ投与するための
経皮吸収製剤としてハップ剤やテープ剤などの皮膚面貼
付型の外用剤が種々開発されている。
このような貼付型製剤は適用皮膚面に製剤を確実に固
定させる目的で、通常、製剤の皮膚接触部分に比較的強
接着力を有する皮膚面固定用の粘着剤層が設けられてい
たり、強接着性の粘着シートで製剤全体をオーバーコー
トし、このシートの接着力によって皮膚固定を行なって
いる。
<発明が解決しようとする課題> しかし、貼付型の経皮吸収製剤は、薬物の皮膚移行を
良好にするために確実に皮膚面に固定する必要がある反
面、皮膚接着力があまり大きすぎると、使用後に皮膚面
から製剤を剥離除去するときに物理的刺激による痛みや
角質剥離を生じ、時には著しい皮膚刺激を生じる場合も
ある。
従って、皮膚接着性は貼付型の経皮吸収製剤を開発す
るに当たって実用上、重要な検討項目ではあるが、皮膚
刺激性についての検討も重要であり、皮膚刺激性が小さ
くかつ製剤の皮膚固定も良好な製剤の開発が望まれてい
るのが実情である。
<課題を解決するための手段> そこで、本発明者らは上記課題を解決するために鋭意
研究を重ねた結果、アクリル酸エステル系ポリマーに該
ポリマーと相溶する液体成分を通常の使用量よりも過剰
に含有させた場合、皮膚への接着においてはソフト感が
付与できる反面、凝集力が極度に低下するので、著しい
凝集破壊が生じて皮膚面から剥離する際に剥離不可能と
なったり、皮膚刺激を起こすことを見い出し、実用に耐
えないことが判明した。そこで、液体成分を過剰量含有
させたポリマー層を架橋処理してゲル化させ、所謂油性
ゲル状態にしたところ、凝集力の低下が防げると共に製
剤の剥離時に皮膚面にかかる応力を緩和・分散でき、皮
膚接着性と皮膚刺激性のバランスが良好となることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、アルキル基の炭素数が4以上の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを主成分として共重合
した共重合体および当該共重合体と相溶する液体成分と
を含む架橋ゲル層が支持体の少なくとも片面に形成され
てなり、当該共重合体と当該液体成分との含有重量比
が、1.0:0.6〜1.0:1.8であり、かつベークライト板への
接着力が250g/12mm幅以下であるアクリル系ゲル材、お
よび当該ゲル材に薬物を含有させてなるアクリル系ゲル
製剤を提供するものである。
本発明のアクリル系ゲル材およびゲル製剤に用いる支
持体は、特に限定されないが、架橋ゲル層に含有される
液体成分や薬物が支持体中を通って背面から失われて含
量低下を起こさないもの、即ちこれらの成分が不透過性
の材質からなるものが好ましい。具体的にはポリエステ
ル、ナイロン、サラン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリテトラフル
オロエチレン、サーリン、金属箔などの単独フィルムま
たはこれらのラミネートフィルムなどを用いることがで
きる。これらのうち、支持体と後述の架橋ゲル層との間
の接着性(投錨力)を向上させるために、支持体を上記
材質からなる無孔シートと多孔フィルムとのラミネート
フィルムとし、多孔シート側に架橋ゲル層を形成するこ
とが好ましい。
このような多孔フィルムとしては、架橋ゲル層との投
錨力が向上するものであれば特に限定されず、例えば
紙、織布、不織布、機械的に穿孔処理したシートなどが
挙げられ、特に紙、織布、不織布が好ましい。多孔フィ
ルムの厚みは投錨力向上およびゲル材やゲル製剤全体の
柔軟性を考慮すると10〜500μm、プラスタータイプや
粘着テープタイプのような薄手の製剤の場合は10〜200
μmの範囲とする。
また、多孔フィルムとして織布や不織布を用いる場
合、目付量を5〜30g/m2、好ましくは8〜20g/m2とする
ことが投錨力の向上の点から好ましいものである。
本発明において上記支持体の片面に形成される架橋ゲ
ル層は、アクリル酸エステル系ポリマーおよび該ポリマ
ーと相溶する液体成分および製剤としてはさらに薬物を
含有した架橋構造を有する層であり、適度な皮膚接着力
と凝集力とを備えている。接着力としてはベークライト
板への接着力(測定方法は後述する)で70〜250g/12mm
幅、プローブタック試験で20〜80g程度の値を示すもの
である。
アクリル酸エステル系ポリマーは後述の液体成分と共
に架橋ゲル層を構成する主基材となるものであって、液
体成分と相溶状態を維持して皮膚面への良好な接着性と
保型性を発揮するものである。なお、天然ゴムや合成ゴ
ムなどのゴム系、シリコーン系のポリマーでは本発明に
用いる液体成分との相溶性が充分でなかったり、薬物の
溶解性や放出性が著しく低かったりするので好ましくな
い。また、このようなポリマーはアクリル酸エステル系
ポリマーと比べて架橋反応に関与する官能基量などの調
整が難しく、再現性のある架橋処理を行ない難いという
問題があり、本発明に適したものとは云えない。
本発明に用いるアクリル酸エステル系ポリマーとして
は、アルキル基の炭素数が4以上の(メタ)アクリル酸
アルキルエステルの重合体が好ましく、特に架橋処理の
し易さの点からは該(メタ)アクリル酸アルキルエスエ
ルを主成分として共重合した共重合体を用いることが望
ましい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、具体
的にはアルキル基がブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、トリデシルなどの直鎖アルキル基や分岐アルキル基
などを有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙
げられ、これらは一種もしくは二種以上用いることがで
きる。また、上記(メタ)アクリル酸アルキルエスルと
共重合するモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸などのカ
ルボキシル基含有モノマー、スチレンスルホン酸、アリ
ルスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸、ア
クリルアミドメチルプロパンスルホン酸などのスルホキ
シル基含有モノマー、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
エステルなどのヒドロキシル基含有モノマー、(メタ)
アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N
−ブチルアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリル
アミドなどのアミド基含有モノマー、(メタ)アクリル
酸アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチル
アミノエチルエステル、(メタ)アクリル酸tert−ブチ
ルアミノエチルエステルなどのアルキルアミノアルキル
基含有モノマー、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステルな
どの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、
(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステル、
(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコールエステ
ル、(メタ)アクリル酸メトキシジエチレングリコール
エステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレング
リコールエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリプ
ロピレングリコールエステルなどのアルコキシ基(また
は側鎖にエーテル結合)含有(メタ)アクリル酸エステ
ル、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、N−ビニル−2−ピロリドン、メチルビニ
ルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピペリドン、ビ
ニルピリミジン、ビニルピペラジン、ビニルピラジン、
ビニルピロール、ビニルイミダゾール、ビニルカプロラ
クタム、ビニルオキサゾール、ビニルモルホリンなどの
ビニル系モノマーなどが挙げられ、これらは一種もしく
は二種以上併用して共重合することができる。これらの
共重合するモノマーはゲル層の凝集力の調整や、薬物な
溶解性向上のために用いることができ、共重合量は目的
に応じて任意に設定することができる。
上記アクリル酸エステル系ポリマーのうち、本発明に
おいて好ましく用いられるポリマーとしては、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルと一般式(I)及び/又は
(II)、 CH2CHX (I) CH2=CHR(COOX) (II) (但し、Rは水素原子またはメチル基、Xは少なくと
も1個の窒素原子または窒素原子と酸素原子を有する基
を示す。) で表されるモノマーとの共重合体であり、特に架橋点量
の調節や得られるゲル物性の調節の点から、前記にて例
示のカルボキシル基含有モノマーやヒドロキシル基含有
モノマーの少なくとも一種を必須成分として、該一般式
(I)、(II)にて表されるモノマーをさらに共重合す
る三種類以上のモノマーの共重合体を用いることが好ま
しい。
本発明に用いる液体成分は上記アクリル酸エステル系
ポリマーと相溶する性質を有するものであり、架橋ゲル
層を可塑化させてソフト感を付与することによって、架
橋ゲル層を皮膚面から剥離するときに皮膚接着力に起因
する痛みや皮膚刺激性を低減する役割を有するものであ
る。
従って、この液体成分は可塑化作用を有するものであ
ればよいが、併存させる薬物の経皮吸収性を向上させる
ために吸収促進作用も有するものを用いることが好まし
い。
このような液体成分としては、具体的にはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールのようなグリコール類、
オリーブ油、ヒマシ油、スクワレン、ラノリンのような
油脂類、酢酸エチル、エチルアルコール、ジメチルデシ
ルスルホキシド、メチルオクチルスルホキシド、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルラウリルアミド、ドデシルピロリド
ン、イソソルビトールのような有機溶剤、液状の界面活
性剤、ジイソプロピルアジペート、フタル酸エステル、
ジエチルセバケートのような可塑剤、流動パラフィンの
ような炭化水素類、エトキシ化ステアリルアルコール、
グリセリンエステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸イソトリデシル、ラウリル酸エチル、N−メチ
ルピロリドン、オレイン酸エチル、オレイン酸、アジピ
ン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パル
ミチン酸オクチル、1,3−ブタンジオールなどが挙げら
れ、これらのうち一種以上を配合して使用する。前記ア
クリル酸エステル系ポリマーと該液体成分との配合割合
(含有割合)は、重量比で1.0:0.25〜1.0:2.0、皮膚刺
激性低減の観点から好ましくは1.0:0.4〜1.0:1.8、さら
に好ましくは1.0:0.6〜1.0:1.8、即ち液体成分量をかな
り多量に含有させることが好ましい。なお、従来の製剤
に配合されている液体成分量は通常、1.0:0.25よりも液
体成分量が少なく、このような含有量では実用的な皮膚
刺激性低減のレベルに達しないことがある。
本発明では以上のように配合したのち、適当な架橋手
段にて架橋処理を施こしてゲル状態とし、含有する液体
成分の流出の防止と凝集力を付与する。架橋処理は紫外
線照射や電子線照射などの放射線照射による物理的架橋
や、ポリイソシアネート化合物、有機過酸化物、有機金
属塩、金属アルコラート、金属キレート化合物、多官能
性化合物などの架橋剤を用いた化学的架橋処理などが用
いられる。これらの架橋手段のうち放射線照射や有機過
酸化物を用いた場合、薬物種によっては分解反応を生じ
ることがあり、また高反応性のイソシアネート類や、通
常の架橋反応に用いる金属塩や有機金属塩では配合後に
溶液の増粘現象が生じて作業性に劣ることがある。また
予めジアクリレートなどの多官能性のモノマーをアクリ
ル酸エステル系ポリマーに共重合させておく方法も考え
られるが、この場合も溶液粘度が上昇する可能性があ
る。従って、本発明においてはこれらの架橋剤のうち反
応性や取扱い性の点から、三官能性イソシアネート、チ
タンまたはアルミニウムからなる金属アルコラート或い
は金属キレート化合物が好適である。これらの架橋剤は
塗工、乾燥までは溶液の増粘現象を起こさず、極めて作
業性に優れる。この場合の架橋剤の配合量はアクリル酸
エステル系ポリマー100重量部に対して0.01〜2.0重量部
程度である。また、アクリル酸エステル系ポリマーが上
記架橋剤と反応する官能基を有さない場合でも、被架橋
物質にアルカリ処理などを施こすことによって、架橋処
理が可能な構造に変性することができる。
本発明においては上記のようにして得られた架橋ゲル
層に薬物を含有させることによって、ゲル製剤とするこ
とができる。含有させる薬物はその治療目的に応じて任
意に選択することができるが、例えばコルチコステロイ
ド類、鎮痛消炎剤、睡眠鎮静剤、精神安定剤、抗高血圧
剤、降圧利尿剤、抗生物質、麻酔剤、抗菌剤、抗真菌
剤、ビタミン剤、冠血管拡張剤(イソソルビトジニトレ
ートを除く)、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、性ホルモン
(エストラジオールを除く)、抗鬱剤、脳循環改善剤、
制吐剤、、抗腫瘍剤、生体医薬などの種類の薬物であっ
て、経皮吸収可能な薬物が使用でき、これらの薬物は必
要に応じて2種類以上併用することもできる。架橋ゲル
層への均一な分散性や経皮吸収性の点から、これらの薬
物のうち疎水性薬物(溶解量0.4g以下/水100ml・常
温)を用いることが好ましい。
これらの薬物の含有量は薬物種や投与目的に応じて適
宜設定することができるが、通常、架橋ゲル層中に1〜
4重量%、好ましくは3〜30重量%程度含有させる。含
有量が1重量%に満たない場合は治療に有効な量の放出
が期待できず、また、40重量%を超えると治療効果に限
界が生じると共に経済的に不利である。
また、薬物を本発明のアクリル系ゲル材に含有させる
に当り、上記のように架橋ゲル層中に含有させることが
好ましいが、架橋ゲル層中に含有させずに薬物をそのま
まもしくは適当な溶剤に溶解した溶液として架橋ゲル層
と支持体との界面に介在させ、製剤周縁部をシールした
形状とすることもできる。このように架橋ゲル層から薬
物含有層を分離することによって分解し易い薬物を用い
た場合に経日保存での薬物分解を抑制することができ
る。この場合、薬物含有層と架橋ゲル層との間に微孔性
フィルムを介在させることによって、薬物の放出の厳密
な制御を行なうことも可能である。
<発明の効果> 本発明のアクリル系ゲル材およびゲル製剤は以上のよ
うな構成からなるものであって、架橋ゲル層がアクリル
酸エステル系ポリマーに相溶する多量の液体成分を含有
しており、ゲル層にソフト感を付与し凝集力を維持しな
がら皮膚刺激性を低減できるものである。従って、本発
明の製剤を適用皮膚面から剥離除去する際に、接着力に
起因する痛みや皮膚刺激が少なく、適度な皮膚接着性と
皮膚無刺激性のバランスがとれたものとなる。また、薬
物を含有させたアクリル系ゲル製剤は、薬物を適度に皮
膚面に放出することができ、薬物を経皮吸収によって皮
膚面から生体内へ投与して各種疾患の治療や予防に効果
を発揮するものである。
なお、皮膚面から製剤を痛みなく剥離除去できる指標
として、本発明品は角質の剥離量が少なく、ボランティ
アを用いた角質剥離量は液体成分を含有しない対照品と
比べて1/5〜2/3の範囲であり、この範囲以外では剥離時
に痛みが生じたり、皮膚接着性不足となる場合がある。
<実施例> 以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明す
る。なお、以下において、部および%は重量部および重
量%を意味する。
実施例1 不活性ガス雰囲気下でアクリル酸2−エチルヘキシル
95部と、アクリル酸5部を酢酸エチル中で共重合させて
アクリル酸エステル系ポリマー溶液を調製した。
この溶液の固形分50部にミリスチン酸イソプロピル50
部を混合し、上記アクリル系ポリマー99.8部に対して0.
2部のアルミニウムトリス(アセチルアセトネート)を1
0%アセチルアセトン溶液として添加し、酢酸エチルを
さらに加えて粘度調整を行なった。
得られた粘稠溶液を75μm厚のポリエステル製セパレ
ータ上に乾燥後の厚み80μmとなるように塗布し、乾燥
して架橋ゲルを形成した。
このようにして得られた架橋ゲル層に支持体としてポ
リエステル製不織布(12g/m2)に2μm厚のポリエステ
ルを押出成形したラミネートフィルムの不織布面を貼り
合わせて本発明のアクリル系ゲル材を得た。
実施例2 実施例1において調製したアクリル酸エステル系ポリ
マーの固形分45部にミリスチン酸イソプロピル45部、ケ
トプロフェン10部を混合した以外は、実施例1と同様に
して架橋ゲル層を形成し、これを実施例1にて用いた支
持体上に同様にして貼り合せ、本発明のアクリル系ゲル
製剤を得た。
実施例3 実施例2においてミリスチン酸イソプロピルをパルミ
チン酸オクチルとした以外は、全て実施例2と同様にし
て本発明のアクリル系ゲル製剤を得た。
比較例1 実施例1にて調製したアクリル酸エステル系ポリマー
を架橋処理せずにそのまま用いた以外は、実施例1と同
様にして液体成分を含むアクリル系ゲル材を得た。
このゲル材は凝集破壊が著しく、後述の全ての試験を
行なうことができなかった。
比較例2 実施例1にて調製したアクリル酸エステル系ポリマー
溶液の固形分90部に対してケトプロフェン10部を混合
し、さらに酢酸エチルを加えて粘度調整を行なった以外
は、実施例1と同様にして液体成分を含まず架橋処理も
していないアクリル系製剤を得た。
比較例3 比較例2において架橋剤をポリマー固形分に対して0.
2部添加した以外は全て比較例2と同様にして液体成分
を含まない架橋型のアクリル系製剤を得た。
実施例4 不活性ガス雰囲気下でアクリル酸2−エチルヘキシル
75部と、N−ビニル−2−ピロリドン23部、アクリル酸
2部を酢酸エチル中で共重合させてアクリル酸エステル
系ポリマー溶液を調製した。
この溶液の固形分50部にパルミチン酸オクチル50部を
混合し、上記アクリル系ポリマー99.8部に対して0.2部
のエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレ
ートを10%アセチルアセトン溶液として添加し、酢酸エ
チルをさらに加えて粘度調整を行なった。
得られた粘稠溶液を用いた以外は実施例1と同様にし
て本発明のアクリル系ゲル材を得た。
実施例5 実施例4において調製したアクリル酸エステル系ポリ
マーの固形分45部にパルミチン酸オクチル40部、ニフェ
ジピン15部を混合した以外は、実施例4と同様にして架
橋ゲル層を形成した。
実施例1にて用いた支持体のポリエスエルフィルムに
アルミニウム蒸着を施して遮光処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明のアクリル系ゲル製剤を得
た。
実施例6 実施例5においてパルミチン酸オクチルをミリスチン
酸イソトリデシルとした以外は、全て実施例5と同様に
して本発明のアクリル系ゲル製剤を得た。
比較例4 実施例4にて調製したアクリル酸エステル系ポリマー
を架橋処理せずにそのまま用いた以外は、実施例4と同
様にして液体成分を含む架橋処理もしていないアクリル
系貼付材を得た。
この貼付材は凝集破壊が著しく、後述の全ての試験を
行なうことができなかった。
比較例5 実施例4にて調製したアクリル酸エステル系ポリマー
溶液の固形分85部に対してニフェジピン15部を混合し、
さらに酢酸エチルを加えて粘度調節を行なった以外は、
実施例4と同様にして液体成分を含まず架橋処理もして
いないアクリル系製剤を得た。
比較例6 比較例5において架橋剤をポリマー固形分に対して0.
2部添加した以外は比較例5と同様にして液体成分を含
まない架橋型のアクリル系製剤を得た。
比較例7 比較例4にて用いたアクリル酸エステル系ポリマーに
代えてポリイソブチレン(粘度平均分子量99万)10部、
ポリイソブチレン(粘度平均分子量6万)15部、ポリイ
ソブチレン(粘度平均分子量1260)3部、脂環式石油系
樹脂(軟化点100℃)7部からなるポリイソブチレンゴ
ム系ポリマーを用い、酢酸エチルに代えてトルエンを用
いた以外は、比較例4と同様にしてゴム系ゲル製剤を得
た。
なお、本ゲル製剤は製剤の作製直後から、多量にニフ
ェジピンの結晶の析出が見られた。
実施例7 不活性ガス雰囲気下でアクリル酸2−エチルヘキシル
70部と、酢酸ビニル25部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート5部を酢酸エチル中で共重合させてアクリル酸
エステル系ポリマー溶液を調製した。
この溶液の固形分50部にミリスチン酸イソトリデシル
50部を混合し、上記アクリル酸エステル系ポリマー99.7
部にして0.3部の三官能性イソシアネート(コロネートH
L,日本ポリウレタン社製)を10%酢酸エチル溶液として
添加し、酢酸エチルをさらに加えて粘度調整を行なっ
た。
得られた粘稠溶液を用いた以外は実施例1と同様にし
て本発明のアクリル系ゲル材を得た。
実施例8 実施例7において調製したアクリル酸エステル系ポリ
マーの固形分45部にミリスチン酸トリデシル45部、クロ
ニジン10部を混合し、アクリル酸エステル系ポリマー9
9.7部に対して0.3部の三官能性イソシアネート(コロネ
ートHL,日本ポリウレタン社製)を10%酢酸エチル溶液
として添加した以外は、実施例7と同様にして架橋ゲル
層を形成し、これを実施例1にて用いた支持体上に同様
にして貼り合わせ、本発明のアクリル系ゲル製剤を得
た。
実施例9 実施例8においてミリスチン酸イソトリデシルをミリ
スチン酸イソプロピルとした以外は、全て実施例8と同
様にして本発明のアクリル系ゲル製剤を得た。
比較例8 実施例7において架橋剤を配合しなかった以外は、全
て実施例7と同様にして液体成分を含有するが架橋処理
をしていないアクリル系ゲル材を得た。
このゲル材は凝集破壊が著しく、後述の全ての試験を
行なうことができなかった。
比較例9 実施例7にて調製したアクリル酸エステル系ポリマー
溶液の固形分99.7部に対して0.3部の三官能性イソシア
ネート(コロネートHL,日本ポリウレタン社製)を10%
酢酸エチル溶液として添加し、酢酸エチルをさらに加え
て粘度調整を行なった以外は、実施例7と同様にして液
状成分を含まない架橋型のアクリル系貼付材を得た。
比較例10 実施例7にて調製したアクリル酸エテル系ポリマー溶
液の固形分90部にクロニジン10部を混合し、さらに上記
アクリル系ポリマーの固形分99.7部に対して0.3部の三
官能性イソシアネート(コロネートHL,日本ポリウレタ
ン社製)を10%酢酸エチル溶液として添加し、酢酸エチ
ルをさらに加えて粘度調整を行なった以外は、実施例7
と同様にして液状成分を含まない架橋型のアクリル系製
剤を得た。
比較例11 実施例1にて得たアクリル酸エステル系ポリマー溶液
を用いて、液体成分、架橋剤および薬物の何れも含有し
ない貼付剤を作製した。なお、支持体などは実施例1と
同様の条件で用いた。
比較例12 実施例1においてアクリル酸エステル系ポリマー溶液
の固形分82部に対してミリスチン酸イソプロピルを18部
配合した以外は、全て実施例1と同様にしてアクリル系
ゲル材を得た。
実験例 上記各実施例および比較例にて得た各ゲル材およびゲ
ル製剤のサンプルを、40℃,75%の加湿条件下で2週間
保存したのち、下記の試験を行なった。なお、不織布に
染色液が吸収されて正確な測定が困難であるので、角質
剥離量の測定に用いるサンプルについては、支持体とし
て不織布を積層しない単層フィルム(9μm厚)を使用
した。また、クロニジンを含有する製剤についてはボラ
ンティアを用いたヒト貼付試験を行わなかった。結果を
第1表および第2表に示す。
〔ウサギ貼付試験〕
各実施例および比較例にて得たサンプルを、予め除毛
したウサギの背部に貼付し、1.0、2.0、4.0、6.0、8.0
の各時間経過毎に各々2ml採血し、これをガスクロマト
グラフィーにて血中の薬物濃度を測定した。なお、サン
プルの大きさはクロニジン含有製剤のみ3cm2(1.73cm
角)とし、その他は50cm2(7.1cm角)とした。
〔接着力試験〕
ベークライト板に幅12mmに切断した帯状の各サンプル
を貼付し、荷重300gのローラーを1往復させて密着させ
た後、180度方向に300mm/minの速度で剥離し、その際の
剥離力を測定した。
〔タック試験〕
レオメーターを用いたプローブタックによって評価し
た。
サンプルを製剤の皮膚貼付面を上にして金属板に固定
し、これに直径10mmの球型プローブを100gの荷重で2cm/
分の速度にて接触させたのち、20秒間その状態を維持
し、次いで同速度でこの球型プローブを引き離した時の
剥離力を測定した。
〔剥離時の苦痛〕
ボランティア5名の上腕部内側にサンプルを貼付し、
30分後に剥離してその際の痛みを測定した。評価は5段
階で、最も痛みの少ないものを1点としてその平均点を
求めた。なお、基準として比較例2のものを5点として
評価した。
〔角質剥離量〕
ボランティア3名(A,B,C)の上腕部内側に、直径16m
mに切断した円形サンプルを30分間貼付、剥離後、この
サンプルを染色液(Gentianviolet1.0%,Brillian gree
n0.5%,蒸留水98.5%)に3分間浸漬し、その後水洗し
て、角質細胞の染色を行なった。
5%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液中に、これらのサ
ンプルを一昼夜浸漬して染色液の抽出を行ない、この抽
出液の吸光度(595nm)を測定することにより、剥離し
た角質細胞数の比較を行なった。即ち、測定した吸光度
が高いほど剥離した角質量が多いと判断した。
なお、実体顕微鏡にて計数した剥離角質細胞数と上記
吸光度との間には、良好な相関関係が確認された。
第1表および第2表から明らかなように、本発明アク
リル系ゲル材およびゲル製剤は比較例品と比べて、剥離
時の痛みが少なく、また角質の剥離量も少ないものであ
る。さらに、薬物を含有させたゲル製剤においては薬物
が速やかにかつ多量に経皮吸収されることが判明した。
フロントページの続き (72)発明者 保坂 美文 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (72)発明者 仲野 善久 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−7409(JP,A) 特開 平3−112556(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルキル基の炭素数が4以上の(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステルを主成分として共重合した共
    重合体および当該共重合体と相溶する液体成分とを含む
    架橋ゲル層が支持体の少なくとも片面に形成されてな
    り、当該共重合体と当該液体成分との含有重量比が、1.
    0:0.6〜1.0:1.8であり、かつベークライト板への接着力
    が250g/12mm幅以下であるアクリル系ゲル材。
  2. 【請求項2】架橋がチタンまたはアルミニウムからなる
    金属アルコラートおよび金属キレート、ならびに三官能
    イソシアネートから選ばれた一種の架橋剤によってなさ
    れている請求項(1)記載のアクリル系ゲル材。
  3. 【請求項3】請求項(1)または(2)に記載のアクリ
    ル系ゲル材中に、薬物が含有されてなるアクリル系ゲル
    製剤。
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