JP4799879B2 - 粘着剤、ならびにそれを用いた粘着テープおよび経皮吸収型製剤 - Google Patents

粘着剤、ならびにそれを用いた粘着テープおよび経皮吸収型製剤 Download PDF

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Description

本発明は新規な粘着剤に関する。本発明はまた、それを用いた粘着テープ、より詳細には、皮膚の保護や各種医療用具の固定などを意図して皮膚に貼付する医療用粘着テープに関する。本発明はさらに、該粘着剤を用いた、皮膚を通して薬物を生体内に投与するための経皮吸収型製剤に関する。
皮膚の保護や各種医療用具の固定の目的で皮膚に貼付するための医療用粘着テープや、皮膚を通して薬物を生体内に投与する目的で貼付される経皮吸収型製剤(例えば、経皮吸収テープ製剤)の粘着剤層には、皮膚に貼付する際には充分な粘着力を有し、かつ使用後には皮膚表面を汚染する(糊残りやベタツキなど)ことなく剥離除去され得る性質(凝集力)を有することが求められる。
経皮吸収型製剤は、薬物を経皮的に投与するために吸収促進剤を必要とすることがある。吸収促進剤は一般的に、種々あるなかでも、液状のものが多く、吸収促進剤として多量の液状成分を粘着剤層に含有させることで薬物の皮膚への浸透を増強することが可能となっている。しかし、粘着剤層の液状成分含有量を多くすると経皮吸収型製剤の特性として必要とされる凝集力が低くなってしまい、上述したような皮膚表面の糊残りが起きてしまう。
このような粘着剤層の凝集力の低下への対処法として、使用する粘着剤に適当な架橋処理を施すことによる凝集力の向上が挙げられ、従来から様々な架橋処理が試みられている。
粘着剤の架橋処理としては、紫外線照射や電子線照射など放射線照射による物理的架橋や、多官能イソシアネート、有機過酸化物、有機金属塩、金属アルコラート、金属キレート化合物、多官能性化合物などの架橋剤を用いた化学的架橋などが挙げられる。
上記の粘着剤の架橋処理のうち、放射線照射による場合や、有機過酸化物または多官能イソシアネートを用いた場合には、粘着剤の性質や添加物の種類によっては架橋反応が全く起こらなかったり、架橋効率が著しく低くなったりしてしまうことがある。
また経皮吸収型製剤の粘着剤層にこれらの架橋処理を行うと、粘着剤に含ませてある薬物が分解し薬物含有率が低下してしまうことがある。
上述した金属アルコラートや金属キレート化合物といった金属架橋剤を用いると、このような問題を生じることなく架橋処理が可能であることが知られている。
特許文献1には、上述した金属アルコラートや金属キレート化合物による金属架橋はゲル粘着剤に好適であると開示されている。しかしながら、無機金属塩は配合後に溶液の増粘現象が生じて作業性に劣ることから使用は困難であるとの記載もある。CaやMgなどの無機金属の塩による架橋は金属イオン分子によるイオン架橋であると考えられ、カルボキシル基を有するアクリル系ポリマーのカルボキシル基と対イオンを形成するジアミンやトリアミンといった多価カチオン分子によるイオン架橋と同様に、一般的に擬似架橋であるとも言われている。一部の無機金属塩による金属架橋ゲル粘着剤は、テープ作製後の凝集力は充分備わっているが、ヒトの皮膚へ貼付すると、汗などの水分によりその架橋が外れてしまい、粘着剤の凝集力が低下し、皮膚への糊残りが起こるため、実用に耐えられない。
特許文献2では、金属架橋剤として無機金属塩が用いられている。しかしながら、この文献に記載の粘着テープは、パップ剤に代表される水性ゲル粘着剤から構成されるテープ剤であって、そこで用いられている粘着剤は、本発明とは本質的に異なるものである。
特許文献3には種々の無機金属塩類が架橋剤として開示されているが、これは水系ゲル粘着剤によく用いられるポリアクリル酸ホモポリマーに限定されたものであり、ポリアクリル酸ホモポリマーが、水を使わなくとも非水系のグリセリンに可溶であることを利用したに過ぎず、本発明のように、共重合体の組成に金属架橋可能な官能基となるカルボキシル基含有単量体を含有した粘着剤とは異質のものである。
特許第2700835号公報 特許第3451125号公報 特開2003−327527号公報
本発明は、一般の無機金属塩によるような擬似架橋を形成しないことにより、粘着剤の凝集力低下や皮膚への糊残りが生じない粘着剤、ならびにそれを用いた粘着テープおよび経皮吸収型製剤を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、架橋剤として無機金属のハロゲン化物を用いることによって、経皮吸収促進剤として多量の液状成分を含有するアクリル酸エステル系ポリマーであっても、糊残りなく、充分な凝集力を有し、かつ、含有薬物への影響を抑えた粘着剤を得ることが可能であること、さらには該粘着剤が金属キレート化合物を架橋剤として用いた時と同等の特性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の要旨は以下のとおりである。
〔1〕 アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、
該(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体であって、該単量体のうちの少なくとも1種がカルボキシル基含有ビニル化合物である単量体と
を共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を架橋してなり、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と相溶しうる液状成分を含む粘着剤であって、
架橋が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体100重量部に対し、Al、Sn、Fe、Tiからなる群から選ばれる無機金属のハロゲン化物を無水物換算で0.01重量部〜2重量部加えることによってなされている、粘着剤。
〔2〕 (メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体中、共重合体成分として、アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50重量%以上含有しており、かつ、カルボキシル基含有ビニル化合物を0.1重量%〜10重量%含有している、〔1〕に記載の粘着剤。
〔3〕 架橋後の粘着剤に含まれる、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と前記液状成分との重量比が、1:0.25〜1:2である、〔1〕または〔2〕に記載の粘着剤。
〔4〕 前記無機金属のハロゲン化物が塩化物または臭化物である、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の粘着剤。
〔5〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の粘着剤を含む粘着剤層が支持体の少なくとも片面に形成されている粘着テープ。
〔6〕 医療用のものである、〔5〕に記載の粘着テープ。
〔7〕 〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の粘着剤を含む粘着剤層が支持体の少なくとも片面に形成され、かつ、該粘着剤層に経皮的に投与可能な薬物を含有させてなる、経皮吸収型製剤。
〔8〕 テープ状の形態である、〔7〕に記載の経皮吸収型製剤。
本発明によれば、経皮吸収促進剤として多量の液状成分を含有するアクリル酸エステル系ポリマーであっても、糊残りなく、充分な凝集力を有し、かつ、含有薬物への影響を抑えた粘着剤を得ることが可能であり、さらには該粘着剤は金属キレート化合物を架橋剤として用いたときと同等の特性を有しうる。さらに、液状成分を含有し、架橋処理により得られた架橋ゲル粘着剤を使用した貼付材は、使用後に皮膚面から剥離除去するときの物理的刺激による痛みや角質剥離が抑えられ、経皮吸収型製剤のみならず、貼付感が極めてソフトな貼付材となりうる。
本発明の粘着剤は、アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体であって、該単量体のうちの少なくとも1種がカルボキシル基含有ビニル化合物である単量体とを共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を架橋してなり、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と相溶しうる液状成分を含む粘着剤であって、架橋がAl、Sn、Fe、Tiからなる群から選ばれる無機金属のハロゲン化物を加えることによってなされている。以下、この粘着剤を本発明の粘着剤と称することもある。
本発明における(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルである。(メタ)アクリル酸アルキルエステルにおけるアルキル基の炭素数が3以下や19以上であると、粘着テープや経皮吸収型製剤などの粘着剤層として用いるのに良好なタックを得るための充分に低いガラス転移温度を持った粘着剤を得ることが困難となる。
本発明における(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、アルキル基が、ブチル、ペンチル、へキシル、へプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシルなどの直鎖アルキル基や分岐アルキル基である(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられ、これらは1種のみを用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明における(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、ガラス転移温度を低下させ、常温で粘着性を与え得る観点からは、アルキル基の炭素数が4〜8の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルへキシル、メタクリル酸2−エチルへキシル、アクリル酸シクロへキシル、メタクリル酸シクロへキシルなどが挙げられ、中でもそのホモポリマーが充分に低いガラス転移温度(−70℃)を有していること、および入手が容易である理由から、アクリル酸2−エチルへキシルが特に好ましい。
本発明において、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、共重合成分として、上記の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50重量%以上含有するのが好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有率が50重量%未満であると、粘着テープまたは経皮吸収型製剤の粘着剤層として用いるためのタックが充分には得られない。より良好なタックを得るためには、該共重合体中における(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有率は70重量%以上であるのが好ましい。
また(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有率があまりに大きいと、該共重合体が(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独の物性に近くなり有用な粘着剤とはなり難いので、後述する他の共重合成分を含有させ変性する必要がある。このような観点から、当該共重合体成分における(メタ)アクリル酸アルキルエステルの含有率は、99重量%以下であるのが好ましく、95重量%以下であるのがより好ましい。
本発明では、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、上記の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体であって、該単量体のうちの少なくとも1種がカルボキシル基含有ビニル化合物である単量体とを共重合させて得る。カルボキシル基含有ビニル化合物としては、後述の無機金属のハロゲン化物を用いた際の金属架橋点となり得る官能基を有したモノマーを用いる。カルボキシル基含有ビニル化合物としては、後述の無機金属のハロゲン化物との架橋点となり得る官能基を有していれば特に制限はないが、例えば、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸などが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、上記のカルボキシル基含有ビニル化合物を0.1重量%〜10重量%、好ましくは1重量%〜5重量%、共重合成分として含有する。
カルボキシル基含有ビニル化合物の含有率が当該共重合体中0.1重量%未満であると、架橋点が少なくなり、充分な凝集力を有する粘着剤層が得られなくなってしまう。
またカルボキシル基含有ビニル化合物の含有率が当該共重合体中10重量%を超えると、官能基に起因する皮膚刺激が発生したり、当該共重合体自体のタックが低くなったりする可能性が生じる。
本発明においては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体中、カルボキシル基含有ビニル化合物以外に(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能なさらなる単量体成分を含有させてもよい。そのような成分としてはカルボキシル基を含有しないビニル化合物が挙げられる。カルボキシル基を含有しないビニル化合物は、所望の粘着テープまたは経皮吸収型製剤における粘着剤層の凝集力の調整や、経皮吸収型製剤の場合における薬物などの溶解性や放出性の調整のために適宜用いることができる。
カルボキシル基を含有しないビニル化合物としては、例えば、酢酸ビニルやプロピオン酸ビニルのようなビニルエステル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルのようなビニルエーテル類、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルカプロラクタムのようなビニルアミド類、(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミドのようなアミド基含有モノマー、(メタ)アクリル酸メトキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエステルのようなアルコキシル基含有モノマー、スチレン、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルモルホリンなどのビニル系モノマーが挙げられる。
このようなカルボキシル基を含有しないビニル化合物は、共重合体成分として当該共重合体に含有される場合、必須成分とする(メタ)アクリル酸アルキルエステルおよびカルボキシル基含有ビニル化合物の含有率との関係から、49.9重量%以下であることが好ましい。
上記ビニル化合物は、49.9重量%以下であれば任意の割合で(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体中に含有させることができるが、当該共重合体の粘着物性に悪影響を及ぼさない観点からは、当該共重合体中30重量%以下であるのがより好ましい。
また、上記ビニル化合物の含有による(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の変性の効果を充分に発揮させるためには、上記ビニル化合物は、当該共重合体中、1重量%を超えて含有されることが好ましく、5重量%を超えて含有されることがより好ましい。
本発明に用いる液状成分は(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と相溶しうる性質を有し、粘着剤層にソフト感を付与することによって、粘着剤層を皮膚面から剥離するときに皮膚接着力に起因する痛みや皮膚刺激性を低減する目的で加えるものである。従って、本発明で用いられる液状成分は、可塑化作用を有する化合物であって他の粘着剤成分に悪影響を与えないものであれば適宜好適なものを使用することができるが、経皮吸収型製剤の粘着剤層に用いる場合には、粘着剤層に含有される薬物の経皮吸収性を向上させるために、経皮吸収促進作用を有するものを用いることが好ましい。
従って、上記液状成分として好適に用いられる化合物としては、具体的には、オリーブ油、ヒマシ油、スクワレン、ラノリンのような油脂類、酢酸エチル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ジメチルデシルスルホキシド、メチルオクチルスルホキシド、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルラウリルアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ドデシルピロリドンのような有機溶剤類、液状の界面活性剤類、ジイソプロピルアジペート、フタル酸エステル、ジエチルセパケートのような可塑剤類、流動パラフィンのような炭化水素類、ヘキサノール、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールのような脂肪族アルコール類、オレイン酸エチルアジピン酸ジイソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソトリデシル、ラウリン酸エチルなどの脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、エトキシ化ステアリルアルコール、ピロリドンカルボン酸脂肪酸エステルなどが挙げられ、これらのうち1種またはそれ以上を組み合わせて適宜配合すればよい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と液状成分との配合割合は、重量比で1:0.25〜1:2、皮膚刺激性低減の観点から好ましくは1:0.4〜1:1.8、さらに好ましくは1:0.6〜1:1.8である。
本発明では以上のようにして各材料を配合したのち、適当な架橋手段にて架橋処理を施す。
本発明におけるAl、Sn、Fe、Tiからなる群から選ばれる無機金属のハロゲン化物は、金属キレートや金属アルコキシドのように金属架橋を施すことが可能な架橋剤として用いるものであり、それらの水和物であってもかまわない。ハロゲン化物のなかでも塩化物および臭化物、ならびにそれらの水和物が特に好ましい。具体的には、塩化アルミニウム(III)、塩化スズ(II)または(IV)、塩化鉄(II)または(III)、塩化チタン(III)または(IV)、臭化アルミニウム(III)、臭化スズ(II)または(IV)、臭化鉄(II)または(III)、臭化チタン(III)または(IV)、ならびにこれらの水和物などが挙げられる。しかし、医療用途で用いるならば、医薬用途での使用実績のある化合物(例えば、医薬品添加物規格2003、薬事日報社に記載されている化合物)が好ましく、なかでも、塩化アルミニウム(III)六水和物、塩化スズ(II)二水和物、塩化鉄(III)六水和物が好ましい。塩化アルミニウム(III)六水和物に関しては、化粧品分野で収斂剤として使用されているものであり、皮膚に適用しても安全性が高いため、非常に好適である。
上記無機金属のハロゲン化物(以下単に架橋剤と称することもある)は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体100重量部に対し無水物換算で0.01重量部〜2重量部配合するのが好ましく、0.05重量部〜0.5重量部配合するのがより好ましい。当該共重合体100重量部に対し0.01重量部未満であると、粘着テープや経皮吸収型製剤として使用する際に充分な凝集力を有する粘着剤が得られなくなってしまう傾向にあるため好ましくない。また当該共重合体100重量部に対し2重量部を超えると、皮膚への初期粘着力(タック)の低下が起こったり、未反応の架橋剤の残留による皮膚刺激が発現し易くなったり薬物分解物が生成する傾向にあるため好ましくない。
高分子の金属架橋に金属キレート化合物や金属アルコキシドを用いる場合、ポットライフの延長の目的でアセト酢酸エチルやアセチルアセトンなどの液状のキレート化合物やアルコール、セルソルブを添加することがあるが、本発明においてもそのような効果を期待して、アセト酢酸エチルやアセチルアセトンなどの液状のキレート化合物やアルコール、セルソルブを添加してもよい。
上記架橋剤によってゲル化された粘着剤のゲル分率は、50重量%〜85重量%であることが好ましく、60重量%〜80重量%であることがより好ましい。粘着剤のゲル分率が50重量%未満であると、粘着剤に充分な凝集力が付与できず、剥離時に凝集破壊に起因する糊残りや強い皮膚刺激が発現する傾向にあるため好ましくない。また粘着剤のゲル分率が85重量%を超えると、凝集力は大きいが充分な皮膚粘着力が得られなくなる傾向にあるため好ましくない。
本発明の粘着剤は適度な皮膚接着力と凝集力とを備えており、粘着テープ(特に、医療用粘着テープ)の粘着剤層として、また経皮吸収型製剤(特に、経皮吸収型のプラスター製剤や粘着テープ製剤)の粘着剤層として有用である。粘着テープは、本発明の粘着剤を用いた粘着剤層を支持体の少なくとも片面に形成することによって得られる。また、経皮吸収型製剤は、本発明の粘着剤を用いた粘着剤層を支持体の少なくとも片面に形成し、該粘着剤層に経皮的に投与可能な薬物を含有させることによって得られる。
本発明の粘着テープおよび経皮吸収型製剤に用いる支持体の材質は、特に限定されないが、架橋ゲル層に含有される液体成分や薬物が支持体中を通って背面から失われて含量低下を起こさないもの、即ちこれらの成分が不透過性の材質からなるものが好ましい。具体的にはポリエステル、ナイロン、サラン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、サーリン(登録商標)、金属箔などの単独フィルムまたはこれらのラミネートフィルムなどを用いることができる。
これらのうち、支持体と後述の粘着剤層との間の接着性(投錨力)を向上させるために、支持体を上記材質からなる無孔シートと多孔フィルムとのラミネートフィルムとし、多孔シート側に架橋ゲル層を形成することが好ましい。
このような多孔フィルムとしては、粘着剤層との投錨力が向上するものであれば特に限定されないが、例えば、紙、織布、不織布、機械的に穿孔処理したシートなどが挙げられ、特に紙、織布、不織布が好ましい。
多孔フィルムの厚みは投錨力向上およびテープ製剤や経皮吸収型製剤の柔軟性を考慮すると通常10〜500μm、プラスタータイプや粘着テープタイプのような薄手の製剤の場合は10〜200μmの範囲とするのが好ましい。
また、多孔フィルムとして織布や不織布を用いる場合、目付量を5〜30g/m、好ましくは8〜20g/mとすることが投錨力の向上の点から好ましい。
本発明の粘着剤を粘着テープまたは経皮吸収型製剤として用いる場合には、貼付した皮膚面に粘着剤が残留しないような充分な凝集性を有する粘着剤層とする必要があり、その粘着剤層の保持力は保持力試験で1000分以上の値であることが好ましい。1000分未満の値である場合には粘着テープまたは経皮吸収型製剤の粘着剤層としては凝集力不足となる。
上記粘着剤層のゲル分率および保持力は、当分野において通常行われているようにして架橋剤の配合量を調整することによって調整できる。
上記のようにして得られた本発明の粘着剤に薬物を含有させて、経皮吸収型製剤に用いられる粘着剤層とすることができる。
含有させる薬物はその治療目的に応じて任意に選択することができるが、例えばコルチコステロイド類、鎮痛消炎剤、睡眠鎮静剤、精神安定剤、抗高血圧剤、降圧利尿剤、抗生物質、麻酔剤、抗菌剤、抗真菌剤、ビタミン剤、冠血管拡張剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、性ホルモン、抗鬱剤、脳循環改善剤、制吐剤、抗腫瘍剤などの種類の薬物であって、経皮吸収可能な薬物が使用でき、これらの薬物は1種類を単独で用いてもよいし、必要に応じて2種類以上を併用してもよい。
これらの薬物の含有量は薬物種や投与目的に応じて適宜設定することができるが、通常、粘着剤中に1〜40重量%、好ましくは、3〜30重量%程度含有させる。
含有量が1重量%に満たない場合は治療に有効な量の薬物放出が期待できないため好ましくない。また、40重量%を超えると含有薬物量の増加に見合う治療効果の向上が期待できないので、経済的に好ましくない。
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、これらは単なる例示であって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
実施例1
工程1
95重量部のアクリル酸2−エチルへキシルエステル(東亜合成製)と、5重量部のアクリル酸(東亜合成製)と、100重量部の酢酸エチル(和光純薬製)と、0.2重量部の過酸化ベンゾイル(日本油脂製、ナイパーBW)とを還流冷却器、攪拌機、温度計、滴下漏斗、窒素導入管付きのセパラブルフラスコ中にて窒素雰囲気下で60℃、5時間反応させ、共重合体溶液を調製した。
工程2
工程1で得られた共重合体溶液の固形分50重量部にミリスチン酸イソプロピル(日光ケミカル製、IPM−100)50重量部、エタノール(和光純薬製)50重量部を混合し、工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物(和光純薬製)を1重量%エタノール(和光純薬製)溶液として無水物換算で0.1重量部添加し、酢酸エチルをさらに加えて粘度調整を行った。
得られた粘稠溶液を75μm厚のポリエステル製セパレータ上に乾燥後の厚み40μmとなるようにベーカーアプリケーターYBA−2型(ヨシミツ精機製)を用いて塗布し、ファインオーブンDF−62型(ヤマト科学製)を用い、100℃で3分間の条件で乾燥してゲル粘着剤層を形成した。
このようにして得られたゲル粘着剤層に支持体としてポリエステル製不織布(12g/m)に2μm厚のポリエステルを押出成形したラミネートフィルムの不織布面を貼り合わせて、70℃で48時間加熱処理を行い、粘着テープを得た。
実施例2
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて塩化スズ(II)二水和物(和光純薬製)を無水物換算で0.2重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
実施例3
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて塩化鉄(III)六水和物(和光純薬製)を無水物換算で0.2重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
実施例4
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて無水塩化チタン(IV)(和光純薬製)を0.2重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
実施例5
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて無水塩化アルミニウム(和光純薬製)を0.1重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
実施例6
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて無水臭化アルミニウム(和光純薬製)を0.1重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
比較例1
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して0.2重量部のエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート(川研ファインケミカルズ製、ALCH)を、1重量%イソプロパノール/アセト酢酸エチル(9/1(v/v))溶液として添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。0.2重量部のALCHは0.1重量部の無水塩化アルミニウムとほぼ等モルとなる。
比較例2
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して、塩化アルミニウム六水和物にかえて塩化マグネシウム六水和物(和光純薬製)を無水物換算で0.2重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
比較例3
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して塩化アルミニウム六水和物(和光純薬製)を無水物換算で0.005重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
比較例4
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して塩化アルミニウム六水和物(和光純薬製)を無水物換算で3重量部添加した以外は実施例1と同様に調製して粘着テープを得た。
実施例7
工程1
72重量部のアクリル酸2−エチルへキシルエステル(東亜合成製)と、25重量部のN−ビニル−2−ピロリドン(五協産業製)と、3重量部のアクリル酸(東亜合成製)と、100重量部の酢酸エチル(和光純薬製)と、0.2重量部のアゾビスイソブチロニトリル(和光純薬製)とを、還流冷却器、攪拌機、温度計、滴下漏斗、窒素導入管付きのセパラブルフラスコ中にて窒素雰囲気下60℃で6時間反応させた後、76℃で18時間反応させ、共重合体溶液を調製した。
工程2
工程1で得られた共重合体溶液の固形分50重量部にミリスチン酸イソプロピル(日光ケミカル製、IPM−100)50重量部、エタノール(和光純薬製)50重量部、アセト酢酸エチル(関東化学製)10重量部を混合し、工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して塩化アルミニウム六水和物(和光純薬製)を1重量%エタノール(和光純薬製)溶液として無水物換算で0.2重量部添加し、酢酸エチルをさらに加えて粘度調整を行った。
得られた粘稠溶液を以下実施例1と同様に処理して粘着テープを得た。
実施例8
実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分40重量部に、40重量部のミリスチン酸イソプロピル(日光ケミカル製、IPM−100)、50重量部のエタノール(和光純薬製)、薬物として20重量部のイソソルビトールジニトレート(日本シーベルヘグナー社製)を混合し、実施例1の工程1で得られた共重合体溶液の固形分100重量部に対して塩化アルミニウム六水和物(和光純薬製)を1重量%エタノール(和光純薬製)溶液として無水物換算で0.1重量部添加し、酢酸エチルをさらに加えて粘度調整を行った。
得られた粘稠溶液を以下実施例1と同様に処理して経皮吸収テープ製剤を得た。
<ゲル分率>
実施例および比較例の各サンプルを40cmに裁断して粘着剤層の重量(W)を測定した。次に、そのサンプルを100mlの酢酸エチルに24時間浸漬した後、酢酸エチルを交換した。この操作を3回繰り返し溶剤可溶分を抽出した。その後、サンプルを取り出し、乾燥させた後の粘着剤層の重量(W)を測定し、下記式によってゲル分率を算出した。なお、薬物含有の場合は薬物重量はBに加算される。
ゲル分率(%)=(W×100)/(W×A/B)
A=(粘着剤+架橋剤)の重量
B=(粘着剤+液状成分+架橋剤)の重量
<保持力>
ベークライト板に幅10mmに切断した帯状の各サンプルの片端を長さ20mm貼付し、荷重850gのローラーを1往復させて密着させ、40℃の一定温度の条件下、20分放置した後、サンプルに300gの加重をかけて、サンプルが凝集破壊して落下するまでの時間を測定した。
実施例、比較例の評価結果を表1に示す。
Figure 0004799879
なお表中各記号はそれぞれ下記の化合物を表すものとする。
2EHA アクリル酸2−エチルヘキシル
AA アクリル酸
VP N−ビニル−2−ピロリドン
ALCH エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート
IPM ミリスチン酸イソプロピル
この表から、実施例1〜8に記載の本発明の粘着剤は粘着テープまたは経皮吸収型製剤の粘着剤層として適度なゲル分率を有しておりかつ良好な保持力を有することが分かる。

Claims (6)

  1. アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、
    該(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合可能な単量体であって、該単量体のうちの少なくとも1種がカルボキシル基含有ビニル化合物である単量体と
    を共重合して得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を架橋してなり、該(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と相溶しうる液状成分を含む粘着剤を含む粘着剤層が支持体の少なくとも片面に形成されている粘着テープであって、
    架橋が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体100重量部に対し、Al、Sn、Fe、Tiからなる群から選ばれる無機金属のハロゲン化物を無水物換算で0.01重量部〜2重量部加えることによってなされている、粘着テープ
  2. (メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体中、共重合体成分として、アルキル基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを50重量%以上含有しており、かつ、カルボキシル基含有ビニル化合物を0.1重量%〜10重量%含有している、請求項1に記載の粘着テープ
  3. 架橋後の粘着剤に含まれる、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体と前記液状成分との重量比が、1:0.25〜1:2である、請求項1または2に記載の粘着テープ
  4. 前記無機金属のハロゲン化物が塩化物または臭化物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着テープ
  5. 医療用のものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着テープ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の粘着テープにおいて、前記粘着剤層が、経皮的に投与可能な薬物を含有する、経皮吸収型製剤。
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