JP2005015084A - シート供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多種類のシートをその都度、オペレータが手差しすることなく、供給できるようにする。
【解決手段】給紙装置は、給紙位置41に対し複数のトレイ32〜35を選択的に移動させる駆動機構36と、この駆動機構36によってセット位置41に移動されたトレイ32〜35から用紙P1〜P3を取り出して転写部2aに給紙する給紙機構42とを具備する。
【選択図】 図2
【解決手段】給紙装置は、給紙位置41に対し複数のトレイ32〜35を選択的に移動させる駆動機構36と、この駆動機構36によってセット位置41に移動されたトレイ32〜35から用紙P1〜P3を取り出して転写部2aに給紙する給紙機構42とを具備する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子写真複写機に備えられ、用紙を給紙するシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置には、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などを有する複合機(MFP)がある。
【0003】
この複合機においては、多様なシートとしての用紙が用いられている。多様な用紙としては、例えば、各種サイズの用紙、厚い用紙、薄い用紙、色紙、タブ紙などがある。さらに多様な用紙としては、パンチ穴がある用紙、はがき、特殊フォーマットの用紙、和紙等がある。
【0004】
このような多様な用紙をそれぞれ各カセット内に収納して給紙できれば、問題はないが、実際にはカセットの配置数には限りがあり、通常は、A4や、B5サイズの普通紙を収納するカセットと、一種類程度の特殊紙を収納するカセットしか配置していない。
【0005】
そこで、定期的、突発的に必要となる特殊紙は、オペレータが手差しトレイから手差しで給紙するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、手差しトレイが1台のみしか備えられていないため、色々な特殊用紙を給紙する場合には、その都度オペレータが特殊用紙を手差しで給紙しなければならず、面倒なものとなっている。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、多種類のシートをその都度、オペレータが手差しすることなく、供給できるようにしたシート供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、セット位置に対し複数のトレイを選択的に移動させる移動手段と、この移動手段によって前記セット位置に移動されたトレイからシートを取り出して被給紙部に供給する供給手段とを具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す構成図である。
【0011】
この電子写真複写機は装置本体1Aを有し、この装置本体1A内には画像形成部1が設けられている。画像形成部1は像担持体としての感光体ドラム2を回転自在に備えている。感光体ドラム2の周囲部にはその回転方向に沿って順次、帯電装置5、露光装置4、現像装置8、転写ベルト11、クリーニング装置15及び除電器20が配設されている。
【0012】
帯電装置5は感光体ドラム2を所定の電位に帯電させるもので、露光装置4は感光体ドラム2上に静電潜像を形成するものである。現像装置8は静電潜像に現像剤としてのトナーを供給してトナー像とするもので、転写ベルト11はトナー像を用紙に転写するものである。クリーニング装置15は感光体ドラム2上に残留したトナーを除去するもので、除電器20は感光体ドラム2上の残留電位を除去するものである。
【0013】
画像形成部1の下方部には、所定サイズの用紙を収納する用紙カセット18が設けられている。用紙カセット18の一端上部側には用紙を取り出すピックアップローラ7が設けられている。ピックアップローラ7によって取り出される用紙は給紙ローラ9と分離ローラ10によって一枚ずつ分離されて送り出される。
【0014】
この用紙は搬送系19を介して感光体ドラム2と転写ベルト11との間の被給紙部としての転写部2aに搬送される。搬送系19中には用紙の搬送方向に沿って順次、搬送ローラ対10a,10b、アライニングローラ対11が配設されている。また、転写ベルト11の用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置13、排出ローラ対25、及び排出トレイ26が設けられている。
【0015】
装置本体1Aの上部側には原稿載台27上の原稿を光学的に読み取る光学式の読取装置28が設けられている。また、装置本体1Aの一側部には後で詳しく述べるシート供給装置としての給紙装置31が設けられている。
【0016】
次に、上記した画像形成装置の印字動作について説明する。
【0017】
原稿載置台27上に載置された原稿は光学式の読取装置28によりその画像が読み取られる。また、このとき、感光体ドラム2の表面が帯電器5によって一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム2上に露光装置4によって読取情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム2の回転により現像装置8に送られ、現像装置8からトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム2の回転により転写ベルト11に向かって送られる。
【0018】
一方、このときには、給紙カセット18から用紙が供給され、この用紙は感光体ドラム2と転写ベルト11との間に送込まれて感光体ドラム2上のトナー像が転写される。この転写後、用紙は感光体ドラム2から剥離されて定着器13に送られ、この定着器13でトナー像が加熱されるとともに加圧されて定着される。この定着後、用紙は排出ローラ対25を介して外部に排出され、排出トレイ26上に載置される。
【0019】
図2は、本発明に係わる給紙装置31を示す構成図である。
【0020】
この給紙装置31は上下方向に亘って水平に配設される第1乃至第4のトレイ32〜35を有している。第1のトレイ32は通常の手差しトレイで、第2乃至第4のトレイ33〜35はカセット型のトレイとなっている。第2乃至第4のトレイ33〜35の先端側にはシートとしての用紙P1〜P3の先端面を揃える先端側ガイド33a〜35aが開閉自在に設けられ、さらに、後端側には用紙P1〜P3の後端面を揃える後端側ガイド33b〜35bがスライド自在に設けられている。
【0021】
第1乃至第4のトレイ32〜35は移動手段としての駆動機構36によって上下方向に昇降されるようになっている。駆動機構36は上部に位置する駆動ローラ37と、下部に位置する従動ローラ38を有し、これら駆動ローラ37と従動ローラ38間には駆動ベルト39が掛け渡されている。この駆動ベルト39に第1乃至第4のトレイ32〜35が図示しない連結機構を介して連結されている。
【0022】
第1乃至第4のトレイ32〜35は駆動ベルト39の走行によりセット位置としての給紙位置41に選択的に移動されるようになっている。給紙位置41に移動された第1乃至第4のトレイ32〜35は装置本体1Aの一側面部に形成された給紙口21を介して装置本体1A内の給紙機構42に対向される。給紙口21はゲート22によって開閉される。
【0023】
給紙機構42は、用紙を取り出す取出ローラとしてのピックアップローラ43を有している。ピックアップローラ43は揺動レバー44の先端部に取付けられ、揺動レバー44の揺動により用紙の上面部に接離されるようになっている。ピックアップローラ43の用紙取出方向には、用紙を一枚ずつ分離して給紙する給紙ローラ45及び分離ローラ46が配設されている。
【0024】
図3は給紙装置31の駆動制御系を示すブロック図である。
【0025】
図中46は制御装置で、この制御装置46には送信回路を介してトレイ選択部47及び検知部48が接続されている。また、制御装置46には制御回路を介してトレイ昇降用のモータ49及びトレイスライド用のモータ50が接続されている。
【0026】
トレイ選択部47は給紙すべき種類の用紙を載置するトレイを選択するもので、検知部48は選択されたトレイが給紙位置41に移動されたとき、該トレイを検知するものである。トレイ昇降用のモータ49は駆動ローラ37を回転させて駆動ベルト39を走行させるものである。スライド用のモータ50は給紙位置41に移動されたトレイ32〜35をスライド機構51を動作させることにより給紙口21に対し接離する方向に移動させるものである。
【0027】
制御装置46はトレイ選択部47でトレイが選択されると、昇降用のモータ49を動作させて駆動ベルト39を走行させてトレイ32〜35を昇降させる。また、制御装置46はトレイ32〜35の何れかが給紙位置41に移動されて検知部48によって検知されると、昇降用のモータ49を停止させて、スライド用のモータ50を動作させてトレイ32〜35を給紙口21に向かって移動させるようになっている。
【0028】
次に、上記した給紙装置31による給紙動作について説明する。
【0029】
第2乃至第4のトレイ32〜35上の何れかに載置されている用紙P1,P2,P3、例えば、第2のトレイ32に載置されている用紙P1を給紙する場合には、トレイ選択部47を操作して第2のトレイ33を選択する。これにより、昇降用のモータ49が駆動されて駆動ベルト39が走行され、図2に示す状態から第2のトレイ33が上昇される。この上昇により第2のトレイ33が図4に示すように給紙位置41に到達して検知部48によって検知されると、昇降用のモータ49の駆動が停止される。こののち、第2のトレイ33の先端側の開閉プレート33aが下方に回動されて開放されるとともに、スライド用のモータ50が駆動されて第2のトレイ33は給紙口21に向かって所定距離前進されて停止される。
【0030】
こののち、ピックアップローラ43の揺動レバー44が下方へ揺動されてピックアップローラ43が用紙P1に接触するとともに、給紙口21のゲート22が開放される。この状態からピックアップローラ43が回転され、用紙P1が取り出される。この用紙P1は給紙口21から供給ローラ45と分離ローラ46との間に送込まれ、供給ローラ45と分離ローラ46との回転により一枚ずつ分離されて給紙されることになる。
【0031】
第3或いは第4のトレイ34,35の用紙P2,P3を給紙する場合も、上記した第2のトレイ33の場合と同様にトレイ34,35が給紙位置41に移動されて用紙P2,P3が供給される。
【0032】
上記したように、第2乃至第4のトレイ33〜34を選択的に給紙位置41に移動させてその用紙P2〜P4を供給するため、オペレータが多様な特殊用紙をその都度手差しさせるといった必要がなく、手間取ることがない。
【0033】
また、第2乃至第4のトレイ33〜34ごとに給紙機構42を必要とすることがないため、構成的に簡略化でき、コストも低減することができる。
【0034】
図5は本発明の第2の実施の形態である給紙装置を示すものである。
【0035】
この給紙装置55は、所定間隔を存して立位状態で配設される第1乃至第3のトレイ57〜59を有している。これら第1乃至第3のトレイ57〜59には各種の用紙P1〜P3が立位状態で収納され、上部側には用紙P1〜P3を取り出す第1乃至第3のピックアップローラ61〜63及び第1乃至第3のガイド部材65〜67がそれぞれ配設されている。
【0036】
第1乃至第3のガイド部材65〜67は回動自在に設けられ、非給紙時には立位状態に回動されて第1乃至第3のトレイ57〜59に用紙P1〜P3を補給させることが可能となっている。
【0037】
第1乃至第3のガイド部材65〜67は、第1乃至第3のトレイ57〜59から用紙65〜67が取り出されるときには、立位状態から下方に回動されて想像線で示すように第1の位置に斜めの状態で位置し、その下面部(第1のガイド面)で用紙P1〜P3を給紙機構42に向かってガイドするようになっている。
【0038】
さらに、第1乃至第2のガイド部材65,66は、その用紙搬送方向上流側のトレイから用紙が送られてくるときは、さらに実線で示すように下方に回動されて第2の位置に位置して上流側から送られてくる用紙をその上面部(第2のガイド面)によってガイドするようになっている。
【0039】
なお、第1のトレイ57と給紙機構42との間には、中間ガイド70と中間搬送ローラ対71が配設されている。
【0040】
次に、この給紙装置55の給紙動作について説明する。
【0041】
まず、第1のトレイ57から給紙する場合について説明する。
【0042】
この場合には第1のガイド部材65が立位状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。第1のピックアップローラ65の回転により用紙が取り出されると、第1のガイド部材65の下面部に沿ってガイドされて送り出される。この用紙P1は、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0043】
また、第2のトレイ58から給紙する場合には、第2のガイド部材66が起立状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。このときには、上記した第1のガイド部材65がさらに下方に回動されて実線で示すように下向きの状態まで回動する。第2のピックアップローラ63の回転により第2のトレイ58から取り出された用紙P2は、第2のガイド部材66の下面部に沿ってガイドされて送り出される。この用紙は第1のガイド部材65の上面部に沿ってガイドされたのち、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0044】
また、第3のトレイ59から給紙する場合には、第3のガイド部材67が起立状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。さらに、このときのは、第1のガイド部材65及び第2のガイド部材66が実線で示すように下向きになるまで回動される。第3のピックアップローラ63の回転により取り出された用紙P3は第3のガイド部材67の下面部に沿ってガイドされたのち、第2のガイド部材66及び第1のガイド部材65の上面部に沿ってガイドされて送り出され、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0045】
なお、第3のガイド部材67はその上流側にトレイが存在しないため、上流側から送られてくる用紙をガイドするといった必要がなく、下向きになるまで回動することはない。
【0046】
この第2の実施の形態においても上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏す。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のトレイを選択的にセット位置に移動させて供給するため、オペレータが多様な特殊シートをその都度手差しさせるといった必要がなく、手間取ることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子写真複写機を示す内部構成図。
【図2】同電子写真複写機に用いられる給紙装置を示す構成図。
【図3】同給紙装置の駆動制御系を示すブロック図。
【図4】同給紙装置の動作を示す図。
【図5】本発明の他の実施の形態である給紙装置を示す図。
【符号の説明】
2a…転写部(被給紙部)、32〜35…第1乃至第4のトレイ、36…駆動機構(移動手段)、37…駆動ローラ、38…従動ローラ、39…駆動ベルト、P1〜P3…用紙(シート)、41…セット位置、42…供給機構(供給手段)、43…ピックアップローラ(取出ローラ)、45…給紙ローラ、46…分離ローラ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子写真複写機に備えられ、用紙を給紙するシート供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置には、スキャナ機能、ファクス機能、及びプリンタ機能などを有する複合機(MFP)がある。
【0003】
この複合機においては、多様なシートとしての用紙が用いられている。多様な用紙としては、例えば、各種サイズの用紙、厚い用紙、薄い用紙、色紙、タブ紙などがある。さらに多様な用紙としては、パンチ穴がある用紙、はがき、特殊フォーマットの用紙、和紙等がある。
【0004】
このような多様な用紙をそれぞれ各カセット内に収納して給紙できれば、問題はないが、実際にはカセットの配置数には限りがあり、通常は、A4や、B5サイズの普通紙を収納するカセットと、一種類程度の特殊紙を収納するカセットしか配置していない。
【0005】
そこで、定期的、突発的に必要となる特殊紙は、オペレータが手差しトレイから手差しで給紙するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、手差しトレイが1台のみしか備えられていないため、色々な特殊用紙を給紙する場合には、その都度オペレータが特殊用紙を手差しで給紙しなければならず、面倒なものとなっている。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、多種類のシートをその都度、オペレータが手差しすることなく、供給できるようにしたシート供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、セット位置に対し複数のトレイを選択的に移動させる移動手段と、この移動手段によって前記セット位置に移動されたトレイからシートを取り出して被給紙部に供給する供給手段とを具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す構成図である。
【0011】
この電子写真複写機は装置本体1Aを有し、この装置本体1A内には画像形成部1が設けられている。画像形成部1は像担持体としての感光体ドラム2を回転自在に備えている。感光体ドラム2の周囲部にはその回転方向に沿って順次、帯電装置5、露光装置4、現像装置8、転写ベルト11、クリーニング装置15及び除電器20が配設されている。
【0012】
帯電装置5は感光体ドラム2を所定の電位に帯電させるもので、露光装置4は感光体ドラム2上に静電潜像を形成するものである。現像装置8は静電潜像に現像剤としてのトナーを供給してトナー像とするもので、転写ベルト11はトナー像を用紙に転写するものである。クリーニング装置15は感光体ドラム2上に残留したトナーを除去するもので、除電器20は感光体ドラム2上の残留電位を除去するものである。
【0013】
画像形成部1の下方部には、所定サイズの用紙を収納する用紙カセット18が設けられている。用紙カセット18の一端上部側には用紙を取り出すピックアップローラ7が設けられている。ピックアップローラ7によって取り出される用紙は給紙ローラ9と分離ローラ10によって一枚ずつ分離されて送り出される。
【0014】
この用紙は搬送系19を介して感光体ドラム2と転写ベルト11との間の被給紙部としての転写部2aに搬送される。搬送系19中には用紙の搬送方向に沿って順次、搬送ローラ対10a,10b、アライニングローラ対11が配設されている。また、転写ベルト11の用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置13、排出ローラ対25、及び排出トレイ26が設けられている。
【0015】
装置本体1Aの上部側には原稿載台27上の原稿を光学的に読み取る光学式の読取装置28が設けられている。また、装置本体1Aの一側部には後で詳しく述べるシート供給装置としての給紙装置31が設けられている。
【0016】
次に、上記した画像形成装置の印字動作について説明する。
【0017】
原稿載置台27上に載置された原稿は光学式の読取装置28によりその画像が読み取られる。また、このとき、感光体ドラム2の表面が帯電器5によって一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム2上に露光装置4によって読取情報に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム2の回転により現像装置8に送られ、現像装置8からトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム2の回転により転写ベルト11に向かって送られる。
【0018】
一方、このときには、給紙カセット18から用紙が供給され、この用紙は感光体ドラム2と転写ベルト11との間に送込まれて感光体ドラム2上のトナー像が転写される。この転写後、用紙は感光体ドラム2から剥離されて定着器13に送られ、この定着器13でトナー像が加熱されるとともに加圧されて定着される。この定着後、用紙は排出ローラ対25を介して外部に排出され、排出トレイ26上に載置される。
【0019】
図2は、本発明に係わる給紙装置31を示す構成図である。
【0020】
この給紙装置31は上下方向に亘って水平に配設される第1乃至第4のトレイ32〜35を有している。第1のトレイ32は通常の手差しトレイで、第2乃至第4のトレイ33〜35はカセット型のトレイとなっている。第2乃至第4のトレイ33〜35の先端側にはシートとしての用紙P1〜P3の先端面を揃える先端側ガイド33a〜35aが開閉自在に設けられ、さらに、後端側には用紙P1〜P3の後端面を揃える後端側ガイド33b〜35bがスライド自在に設けられている。
【0021】
第1乃至第4のトレイ32〜35は移動手段としての駆動機構36によって上下方向に昇降されるようになっている。駆動機構36は上部に位置する駆動ローラ37と、下部に位置する従動ローラ38を有し、これら駆動ローラ37と従動ローラ38間には駆動ベルト39が掛け渡されている。この駆動ベルト39に第1乃至第4のトレイ32〜35が図示しない連結機構を介して連結されている。
【0022】
第1乃至第4のトレイ32〜35は駆動ベルト39の走行によりセット位置としての給紙位置41に選択的に移動されるようになっている。給紙位置41に移動された第1乃至第4のトレイ32〜35は装置本体1Aの一側面部に形成された給紙口21を介して装置本体1A内の給紙機構42に対向される。給紙口21はゲート22によって開閉される。
【0023】
給紙機構42は、用紙を取り出す取出ローラとしてのピックアップローラ43を有している。ピックアップローラ43は揺動レバー44の先端部に取付けられ、揺動レバー44の揺動により用紙の上面部に接離されるようになっている。ピックアップローラ43の用紙取出方向には、用紙を一枚ずつ分離して給紙する給紙ローラ45及び分離ローラ46が配設されている。
【0024】
図3は給紙装置31の駆動制御系を示すブロック図である。
【0025】
図中46は制御装置で、この制御装置46には送信回路を介してトレイ選択部47及び検知部48が接続されている。また、制御装置46には制御回路を介してトレイ昇降用のモータ49及びトレイスライド用のモータ50が接続されている。
【0026】
トレイ選択部47は給紙すべき種類の用紙を載置するトレイを選択するもので、検知部48は選択されたトレイが給紙位置41に移動されたとき、該トレイを検知するものである。トレイ昇降用のモータ49は駆動ローラ37を回転させて駆動ベルト39を走行させるものである。スライド用のモータ50は給紙位置41に移動されたトレイ32〜35をスライド機構51を動作させることにより給紙口21に対し接離する方向に移動させるものである。
【0027】
制御装置46はトレイ選択部47でトレイが選択されると、昇降用のモータ49を動作させて駆動ベルト39を走行させてトレイ32〜35を昇降させる。また、制御装置46はトレイ32〜35の何れかが給紙位置41に移動されて検知部48によって検知されると、昇降用のモータ49を停止させて、スライド用のモータ50を動作させてトレイ32〜35を給紙口21に向かって移動させるようになっている。
【0028】
次に、上記した給紙装置31による給紙動作について説明する。
【0029】
第2乃至第4のトレイ32〜35上の何れかに載置されている用紙P1,P2,P3、例えば、第2のトレイ32に載置されている用紙P1を給紙する場合には、トレイ選択部47を操作して第2のトレイ33を選択する。これにより、昇降用のモータ49が駆動されて駆動ベルト39が走行され、図2に示す状態から第2のトレイ33が上昇される。この上昇により第2のトレイ33が図4に示すように給紙位置41に到達して検知部48によって検知されると、昇降用のモータ49の駆動が停止される。こののち、第2のトレイ33の先端側の開閉プレート33aが下方に回動されて開放されるとともに、スライド用のモータ50が駆動されて第2のトレイ33は給紙口21に向かって所定距離前進されて停止される。
【0030】
こののち、ピックアップローラ43の揺動レバー44が下方へ揺動されてピックアップローラ43が用紙P1に接触するとともに、給紙口21のゲート22が開放される。この状態からピックアップローラ43が回転され、用紙P1が取り出される。この用紙P1は給紙口21から供給ローラ45と分離ローラ46との間に送込まれ、供給ローラ45と分離ローラ46との回転により一枚ずつ分離されて給紙されることになる。
【0031】
第3或いは第4のトレイ34,35の用紙P2,P3を給紙する場合も、上記した第2のトレイ33の場合と同様にトレイ34,35が給紙位置41に移動されて用紙P2,P3が供給される。
【0032】
上記したように、第2乃至第4のトレイ33〜34を選択的に給紙位置41に移動させてその用紙P2〜P4を供給するため、オペレータが多様な特殊用紙をその都度手差しさせるといった必要がなく、手間取ることがない。
【0033】
また、第2乃至第4のトレイ33〜34ごとに給紙機構42を必要とすることがないため、構成的に簡略化でき、コストも低減することができる。
【0034】
図5は本発明の第2の実施の形態である給紙装置を示すものである。
【0035】
この給紙装置55は、所定間隔を存して立位状態で配設される第1乃至第3のトレイ57〜59を有している。これら第1乃至第3のトレイ57〜59には各種の用紙P1〜P3が立位状態で収納され、上部側には用紙P1〜P3を取り出す第1乃至第3のピックアップローラ61〜63及び第1乃至第3のガイド部材65〜67がそれぞれ配設されている。
【0036】
第1乃至第3のガイド部材65〜67は回動自在に設けられ、非給紙時には立位状態に回動されて第1乃至第3のトレイ57〜59に用紙P1〜P3を補給させることが可能となっている。
【0037】
第1乃至第3のガイド部材65〜67は、第1乃至第3のトレイ57〜59から用紙65〜67が取り出されるときには、立位状態から下方に回動されて想像線で示すように第1の位置に斜めの状態で位置し、その下面部(第1のガイド面)で用紙P1〜P3を給紙機構42に向かってガイドするようになっている。
【0038】
さらに、第1乃至第2のガイド部材65,66は、その用紙搬送方向上流側のトレイから用紙が送られてくるときは、さらに実線で示すように下方に回動されて第2の位置に位置して上流側から送られてくる用紙をその上面部(第2のガイド面)によってガイドするようになっている。
【0039】
なお、第1のトレイ57と給紙機構42との間には、中間ガイド70と中間搬送ローラ対71が配設されている。
【0040】
次に、この給紙装置55の給紙動作について説明する。
【0041】
まず、第1のトレイ57から給紙する場合について説明する。
【0042】
この場合には第1のガイド部材65が立位状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。第1のピックアップローラ65の回転により用紙が取り出されると、第1のガイド部材65の下面部に沿ってガイドされて送り出される。この用紙P1は、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0043】
また、第2のトレイ58から給紙する場合には、第2のガイド部材66が起立状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。このときには、上記した第1のガイド部材65がさらに下方に回動されて実線で示すように下向きの状態まで回動する。第2のピックアップローラ63の回転により第2のトレイ58から取り出された用紙P2は、第2のガイド部材66の下面部に沿ってガイドされて送り出される。この用紙は第1のガイド部材65の上面部に沿ってガイドされたのち、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0044】
また、第3のトレイ59から給紙する場合には、第3のガイド部材67が起立状態から下方に回動されて想像線で示すように斜めに傾斜する状態になる。さらに、このときのは、第1のガイド部材65及び第2のガイド部材66が実線で示すように下向きになるまで回動される。第3のピックアップローラ63の回転により取り出された用紙P3は第3のガイド部材67の下面部に沿ってガイドされたのち、第2のガイド部材66及び第1のガイド部材65の上面部に沿ってガイドされて送り出され、中間ガイド体70及び中間搬送ローラ対71を介して給紙機構42に搬送されて給紙される。
【0045】
なお、第3のガイド部材67はその上流側にトレイが存在しないため、上流側から送られてくる用紙をガイドするといった必要がなく、下向きになるまで回動することはない。
【0046】
この第2の実施の形態においても上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏す。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のトレイを選択的にセット位置に移動させて供給するため、オペレータが多様な特殊シートをその都度手差しさせるといった必要がなく、手間取ることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電子写真複写機を示す内部構成図。
【図2】同電子写真複写機に用いられる給紙装置を示す構成図。
【図3】同給紙装置の駆動制御系を示すブロック図。
【図4】同給紙装置の動作を示す図。
【図5】本発明の他の実施の形態である給紙装置を示す図。
【符号の説明】
2a…転写部(被給紙部)、32〜35…第1乃至第4のトレイ、36…駆動機構(移動手段)、37…駆動ローラ、38…従動ローラ、39…駆動ベルト、P1〜P3…用紙(シート)、41…セット位置、42…供給機構(供給手段)、43…ピックアップローラ(取出ローラ)、45…給紙ローラ、46…分離ローラ。
Claims (3)
- セット位置に対し複数のトレイを選択的に移動させる移動手段と、
この移動手段によって前記セット位置に移動されたトレイからシートを取り出して被給紙部に供給する供給手段と
を具備することを特徴とするシート供給装置。 - 前記複数のトレイは上下方向に所定間隔を存して水平な状態で配置され、
前記移動手段は駆動ローラと従動ローラ間に掛け渡されて前記複数のトレイに連結される駆動ベルトを有し、この駆動ベルトの走行により前記トレイを昇降させることを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。 - 前記供給手段は前記トレイからシートを取り出す取出ローラと、この取出ローラによって取り出されるシートを一枚ずつ分離して給紙する分離/給紙ローラとを有することを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178397A JP2005015084A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | シート供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178397A JP2005015084A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | シート供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005015084A true JP2005015084A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34180041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003178397A Pending JP2005015084A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | シート供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005015084A (ja) |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178397A patent/JP2005015084A/ja active Pending
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