JP2005009231A - 鉄骨構造体の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2を複数組構築した後、第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合う柱2どうしの頂部近傍を、繋ぎ梁4を介して連結する。バックステイ12の一端を柱2の頂部に、他端を地盤中のアースアンカ13に固定する。第1の既既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々より跳ね出すように、複数のトラス構造部材6をスパン中央部に向けて順次取り付ける。スパン中央部近傍で向かい合うトラス構造部材6どうしを、中央トラス構造部材10で連結することにより、トラス梁5を構築する。第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々に架け渡されたトラス梁5が、繋ぎ梁4を介して連結されることにより、鉄骨構造体1が構築されるものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラス梁を備える鉄骨構造体の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トラス梁を備える鉄骨構造体の構築方法には、様々な工法が考案されており、例えば、特許文献1では、トラス梁仮設位置の下方に仮設ステージを設置し、該仮設ステージで重量を支持しながら、トラス梁を柱に仮設する方法が示されている。
【0003】
【特許文献1】
特願平05−54935号公報(p3,図6参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、既存構造物の上に鉄骨構造体を構築する場合には、既存構造物が障害となることから、仮設ステージ等を設置する構築方法を採用することができない。そこで、一般的な構築方法をとると、既存構造物がない場合と比較して作業半径を非常に大きく取らざるを得ず、これに見合った重機を用いるとコスト面で不利となる場合が多い。
また、既存構造物の隣接地でトラス梁の建方を行い、スライド工法により所定位置への建て込みを実施する場合においても、トラス梁の数量が少ない場合にはスライド回数が少ないため、イニシャルコストが膨大となり、経済的ではない。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、経済的かつ安全性が高く、精度管理の容易なトラス梁を備えた鉄骨構造体の構築方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の鉄骨構造体の構築方法は、鉄骨造の柱と、汎用重機で揚重可能な大きさの複数のトラス構造部材を長さ方向に連結してなる鉄骨造のトラス梁よりなる組合わせを備える鉄骨構造体の構築方法であって、所定位置に柱を構築し、該柱にバックステイを設置する第1の工程と、汎用重機で揚重可能な大きさにあらかじめ地組した前記トラス構造部材を、前記柱の所定位置に設置した後、該柱に設置した前記トラス構造部材の張り出し端部に、新たなトラス構造部材を順次連結し、前記トラス梁を構築する第2の工程を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の鉄骨構造体の構築方法は、第1の工程で、前記柱を対をなして構築するとともに、第2の工程で、対をなす前記柱各々に設置するトラス構造部材を、前記トラス構造部材の張り出し端部が互いに向かい合う方向に向けて設置し、第2の工程の後、張り出し端部が隣り合う前記トラス梁どうしを連結する第3の工程を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の鉄骨構造体の構築方法は、前記バックステイには、張力調整機構が備えられており、第2の工程で、バックステイの張力を調整しながら、前記トラス梁を構築することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る鉄骨構造体の構築方法を図1から図7を用いて詳述する。本発明の鉄骨構造体の構築方法は、汎用重機で揚重可能な大きさに分割したトラス梁を構成するトラス構造部材を、柱との取り合い部から張り出し方向に向かって順次取り付けるに際し、前記柱にバックステイを設置するとともに、さらにバックステイに該張力調整機構を備えることにより、建方時の安定性と精度管理を容易にするものである。
【0010】
図1に示すように、鉄骨構造体1は、第1の既存構造物11aを跨ぐように構築されており、鉄骨造の対をなす柱2、これに架け渡されるトラス梁5、及び繋ぎ梁4とにより構成されている。
該柱2は、図1(b)に示すように、第1の既存構造物11aを挟んで向かい合うように対をなして配置されており、本実施の形態では、図1(a)に示すように、対をなす柱2が、第1の既存構造物11aの外壁に沿うように所定の離間距離をもって2組が立設されている。また、第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合う柱2どうしは、その頂部近傍を繋ぎ梁4により連結されている。
【0011】
また、前記トラス梁5は、図1(b)に示すように、複数のトラス構造部材6、及び中央トラス構造部材10をスパン方向に連結することにより構成されている。該トラス構造部材6は、一般に用いられているトラス構造と同様で上弦材6b、下弦材6a、間柱9、及び斜材8により構成されており、クレーン15等の汎用重機で揚重することの可能な大きさにユニット化されている。また、前記中央トラス構造部材10も同様で、中央上弦材10b、中央下弦材10a、間柱9、及び斜材8により構成されている。これらは、中央トラス構造部材10を中央に配して、その両側に複数のトラス構造部材6をスパン方向に連接し、締結手段を介して締結することにより、トラス梁5を形成するものである。
【0012】
本実施の形態では、トラス梁5の中央部に中央トラス構造部材10を用いる構成としたが、必ずしもこれにこだわるものではなく、スパン中央部近傍で隣り合うトラス構造部材6どうしを当接させて、両者を締結手段を介して締結する構成とする等、主クレーン15で揚重することの可能な大きさにユニット化された複数のトラス構造部材6を締結手段を介して締結することによりトラス梁5を構築できる構成であれば、何れの構成を用いても良い。
【0013】
このような構成のトラス梁5は、図1(a)に示すように、第1の既存構造物11aを挟んで向かい合うように対をなして配置された柱2に架け渡されており、本実施の形態ではこれらが平行に2組形成されている。さらに、平行に位置するトラス梁5は、これらと直交する方向に配置される複数の繋ぎ梁4により連結されて、鉄骨構造体1を形成している。なお、該鉄骨構造体1は、対をなす柱2とこれらに架け渡されるトラス梁5による組み合わせを、必ずしも2組に備える必要はなく、単数でも複数でも良い。また、本実施の形態では、トラス梁5が対をなす柱2に架け渡される構成を事例としているが、必ずしもこれにこだわるものではなく、例えば、トラス梁5が柱2の張り出し梁として備えられる構成であっても良い。
【0014】
上述する構成の鉄骨構造体1を、第1の既存構造物11aを跨ぐように構築する際の鉄骨構造体1の構築方法を以下に詳述する。
【0015】
(第1の工程)
図3に示すように、まず第1の既存構造物11aを挟んで向かい合う対をなす柱2を構築し、バックステイ12を設置する。該バックステイ12は、建方時における柱2の傾斜を抑制することを目的に用いられる控え用の引張材であり、柱2の頂部と地盤を連結する。本実施の形態では、図3(b)に示すように、一端を柱2の頂部に固定するとともに、他端を地盤中に備えられたアースアンカ13に固定しており、対をなす柱2各々に設置している。なお、該バックステイ12の他端は、必ずしもアースアンカ13に固定する必要はなく、例えば杭基礎等反力が取れるものであれば、何れに固定しても良い。
図3(a)に示すように、このような第1の既存構造物11aを挟んで向かい合う対をなす柱2を二組構築した後、前記第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合う柱2どうしの頂部近傍を連結するように、繋ぎ梁4を締結手段を介して締結する。
【0016】
なお、本実施の形態では、対をなす柱2を二組構築する構成としているが、必ずしもこれにこだわるものではなく、対をなす柱2を複数組用いる構成とし、これらを繋ぎ梁4を介して連結する構成としても良い。
また、本実施の形態では、前記鉄骨構造体1を構築しようとする位置に隣接して、鉄骨構造体1の頂部より全長の高い、第2の既存構造物11bが存在している。このため、第2の既存構造物11bに鉄骨構造体1の構築方向に向かって水平に延在する腕梁3を設け、該腕梁3で前記柱2よりスパンの中央方向に向かって水平に延在するトラス構造部材6を支持することにより、施工中の鉄骨構造体1を仮支持しているが、必ずしもこのような構成を用いる必要はない。
【0017】
(第2の工程)
図4に示すように、前記トラス梁5を構成するトラス構造部材6を前記柱2に取り付ける。該トラス構造部材6は、あらかじめ主クレーン15により揚重可能な大きさに地組しておき、図4(a)に示すように、これを主クレーン15により所定高さ位置に揚重した後、図4(b)に示すように、その一端を前記柱2の所定位置に締結手段を介して締結する。このとき、第1の既存構造物11aを挟んで向かい合う対をなす柱2各々に設置するトラス構造部材6は、張り出し方向が互いに向かい合う位置に設置するものである。
これらの作業は、図4(a)に示すように、第1の既存構造物11aを挟んで向かい合う対をなす柱2の組み合わせ各々に対して同時に実施し、この後、第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合う柱2に設置された向かい合うトラス構造部材6どうしを連結するように、繋ぎ梁4を締結手段を介して締結する。
【0018】
次に、構築後の鉄骨構造体1の捩れを抑制することを目的に、図5(a)に示すように、第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合う柱2に設置された繋ぎ梁4、及び第1の既存構造物11aの外壁に沿って隣り合うトラス構造部材6に設置された繋ぎ梁4の両者を連結するように、ラチス梁14を設置する。
【0019】
この後、図5(b)に示すように、前記柱2各々に取り付けた前記トラス構造部材6の張り出した他端に、新たなトラス構造部材6の一端を締結手段を介して締結した後、第1の既存構造物11aに沿って隣り合う柱2に設置された向かい合うトラス構造部材6どうしを、繋ぎ梁4を介して連結する作業を、柱2の取り合い部からスパン中央部、つまりトラス構造部材6の張り出し方向に向けて所定の数量繰り返し、トラス梁5を構築する。
このとき、前記柱2に設置されているバックステイ12には、図4に示すように、張力を自在に調整することの可能な張力調整機構16が備えられており、トラス構造部材6を順次連結することにより不安定となる前記柱2の建方精度を、張力調整機構16を用いてバックステイ12の張力を調整することにより管理している。
【0020】
(第3の工程)
図6(a)に示すように、第1の既存構造物11aを挟んで対をなす前記柱2各々に設けられており、所定の離間距離をもってスパン中央部近傍で向かい合う張り出したトラス梁5aを構成するトラス構造部材6の下弦材6aどうしを連結するように、中央下弦材10aを締結手段を用いて締結する。
次に、図6(b)に示すように、該中央下弦材10aを主クレーン15で吊りながら、隣り合うトラス構造部材6各々の上弦材6bで、中央下弦材10aを支持するように吊り材7を斜方に設置するとともに、中央トラス構造部材10を構成する斜材8を締結手段を介して締結する。この後、図6(a)に示すように、二組の第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々に設けられた中央下弦材10aを連結するように、繋ぎ梁4を締結手段を介して締結する。
【0021】
次に、図7(a)に示すように、所定の離間距離をもってスパン中央部近傍で隣り合うトラス構造部材6の上弦材6bどうしを連結するように、中央上弦材10bを締結手段を用いて締結する。
次に、該中央上弦材10bを主クレーン15で吊りながら、図7(b)に示すように、中央上弦材10bと中央下弦材10aを鉛直に連結するように、複数の間柱9を所定の離間間隔をもって設置するとともに、間柱9、中央上弦材10b、及び中央下弦材10aに囲まれた領域に斜材8を配置し、中央トラス構造部材10を構築する。この後、図7(a)に示すように、二組の第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々に設けられた中央上弦材10bを連結するように、繋ぎ梁4を締結手段を介して締結する。
【0022】
このように、第1の既存構造物11aを挟んで対をなす前記柱2各々より跳ね出すように順次取り付けられたトラス構造部材6よりなる張り出したトラス梁5aどうしを、中央トラス構造部材10で連結することにより、前記トラス梁5が構築され、また、第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々に架け渡されたトラス梁5を繋ぎ梁4介して連結することにより、鉄骨構造体1が構築されるものである。
【0023】
なお、本実施の形態では、鉄骨構造体1の構築に際し、第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2各々にバックステイ12を設置するとともに、両者に張り出したトラス梁5aを向かい合うように構築した後、隣り合う張り出したトラス梁5aの張り出し端部を連結してトラス梁5を構築する方法を例に挙げて詳述した。しかし、鉄骨構造体1の構築方法は、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、図2(a)に示すように、第1の既存構造物11aを挟んで対をなす柱2の一方にのみバックステイ12を設置し、該柱2に他方の柱2に向けて張り出したトラス梁5aを構築した後、図2(b)に示すように、該張り出したトラス梁5aの張り出し端部を他方の柱2に連結し、対をなす柱2に架け渡されるトラス梁5を構築する方法を適用することも可能である。
【0024】
上述する構成によれば、鉄骨構造体1の構築に際し、所定位置に柱2を構築し、該柱2にバックステイ12を設置した後、主クレーン15等の汎用重機で揚重可能な大きさに地組したトラス梁5を構成するトラス構造部材6を、隣り合う柱2各々との取合い部からスパン中央部方向、つまりトラス構造部材6の張り出し方向に向かって、順次連結することから、建方時において隣り合う柱2各々にトラス構造部材6が締結されて、跳ね出し形状となっている場合にも、前記柱2を鉛直に安定した状態で維持できるとともに、建方精度も向上することが可能となる。
【0025】
前記トラス構造部材6を、汎用重機で揚重可能な大きさに地組することから、重機使用に係るコストを大幅に削減することができ、工費を大幅に削減することが可能となる。
【0026】
さらに、前記柱2に設置されているバックステイ12には、張力調整機構16が備えられており、張力調整機構16を用いてバックステイ12の張力を調整しながら、トラス構造部材6を順次連結してトラス梁5を構築することから、不安定となりやすい前記柱2の建方の精度管理を向上することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1または2に記載の鉄骨構造体の構築方法によれば、鉄骨造の柱と、汎用重機で揚重可能な大きさの複数のトラス構造部材を長さ方向に連結してなる鉄骨造のトラス梁よりなる組合わせを備える鉄骨構造体の構築方法であって、所定位置に柱を構築し、該柱にバックステイを設置する第1の工程と、汎用重機で揚重可能な大きさにあらかじめ地組した前記トラス構造部材を、前記柱の所定位置に設置した後、該柱に設置した前記トラス構造部材の張り出し端部に、新たなトラス構造部材を順次連結し、前記トラス梁を構築する第2の工程を備える。
もしくは、第1の工程で、前記柱を対をなして構築するとともに、第2の工程で、対をなす前記柱各々に設置するトラス構造部材を、前記トラス構造部材の張り出し端部が互いに向かい合う方向に向けて設置し、第2の工程の後、張り出し端部が隣り合う前記トラス梁どうしを連結する第3の工程を備える。
【0028】
これにより、鉄骨構造体の構築に際し、所定位置に柱を構築し、該柱にバックステイを設置した後、汎用重機で揚重可能な大きさに地組したトラス梁を構成するトラス構造部材を、張り出し方向に向かって順次連結することから、建方時において柱にトラス構造部材が締結されて跳ね出し形状となっている場合にも、前記柱を鉛直に安定した状態で維持できるとともに、建方精度も向上することが可能となる。
【0029】
前記トラス構造部材を、汎用重機で揚重可能な大きさに地組することから、重機使用に係るコストを大幅に削減することができ、工費を大幅に削減することが可能となる。
【0030】
請求項3記載の鉄骨構造体の構築方法によれば、前記バックステイには、張力調整機構が備えられており、第2の工程で、バックステイの張力を調整しながら、前記トラス梁を構築する。
【0031】
これにより、トラス構造部材を順次連結してトラス梁を構築するような不安定となりやすい前記柱の建方の精度管理を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄骨構造体を示す図である。
【図2】本発明に係る鉄骨構造体の他の事例をを示す図である。
【図3】本発明に係る鉄骨構造体の構築方法の第1の工程を示す図である。
【図4】本発明に係る鉄骨構造体の構築方法の第2の工程(その1)を示す図である。
【図5】本発明に係る鉄骨構造体の構築方法の第2の工程(その2)を示す図である。
【図6】本発明に係る鉄骨構造体の構築方法の第3の工程(その1)を示す図である。
【図7】本発明に係る鉄骨構造体の構築方法の第3の工程(その2)を示す図である。
【符号の説明】
1 鉄骨構造体
2 柱
3 腕梁
4 連結梁
5 トラス梁
6 トラス構造部材
7 吊り材
8 斜材
9 間柱
10 中央トラス構造部材
11a 第1の既存構造物
11b 第2の既存構造物
12 バックステイ
13 アースアンカ
14 ラチス梁
15 クレーン
16 張力調整機構
Claims (3)
- 鉄骨造の柱と、汎用重機で揚重可能な大きさの複数のトラス構造部材を長さ方向に連結してなる鉄骨造のトラス梁よりなる組合わせを備える鉄骨構造体の構築方法であって、
所定位置に柱を構築し、該柱にバックステイを設置する第1の工程と、
汎用重機で揚重可能な大きさにあらかじめ地組した前記トラス構造部材を、前記柱の所定位置に設置した後、該柱に設置した前記トラス構造部材の張り出し端部に、新たなトラス構造部材を順次連結し、前記トラス梁を構築する第2の工程を備えることを特徴とする鉄骨構造体の構築方法。 - 請求項1に記載の鉄骨構造体の構築方法において、
第1の工程で、前記柱を対をなして構築するとともに、
第2の工程で、対をなす前記柱各々に設置するトラス構造部材を、前記トラス構造部材の張り出し端部が互いに向かい合う方向に向けて設置し、
第2の工程の後、張り出し端部が隣り合う前記トラス梁どうしを連結する第3の工程を備えることを特徴とする鉄骨構造体の構築方法。 - 請求項1または2に記載の鉄骨構造体の構築方法において、
前記バックステイには、張力調整機構が備えられており、
第2の工程で、バックステイの張力を調整しながら、前記トラス梁を構築することを特徴とする鉄骨構造体の構築方法。
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