JP3894341B2 - ボイラ及びボイラ建屋の解体方法 - Google Patents

ボイラ及びボイラ建屋の解体方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば発電所などに設置されるボイラを、その建屋と共に解体する方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
火力発電所などに設置されている大型の吊り下げ式ボイラは、その耐用年数経過後にボイラ建屋と共に解体される。ところが、ボイラが重量物であることや、作業の大半が高所にて行われることから、解体には多大な手間がかかっている。
さて、ボイラ及びボイラ建屋の解体作業の効率化、安全性の確保を企図した技術としては、特開平6−323504号公報に開示される解体方法がある。この解体方法は、ボイラ建屋のトップガーダに設置したジャッキを用いてボイラを段階的に降下させ、その都度、ボイラを降下させた分だけ下部から解体していくことを特徴とする。ボイラ建屋については、ボイラの撤去後、上部から解体することになる。
【0003】
しかし、上記解体方法には次のような問題がある。すなわち、ボイラの解体撤去が完了した後には、大重量を有するトップガーダをボイラ建屋躯体から取り外す必要がある。このため大型のクレーンを用いなければならず、効率が悪い。しかも、これは、高所にて重量物を取り扱う作業であるから大きな危険を伴う。また、上記解体方法では、ボイラの解体が進行するのに伴い、ジャッキから繰り出されるボイラ吊りワイヤの長さが次第に長くなっていく。その結果、ボイラの横揺れが起きやすくなり、地上で行われるボイラ解体作業の危険性が高まる。
【0004】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、ボイラ及びボイラ建屋を同時に解体することで、工期短縮を図り、更に作業効率や安全性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、
ボイラの周囲に、このボイラを挟んで対向するよう仮設柱を立設するA工程と、
仮設梁を前記仮設柱間に掛け渡すB工程と、
前記ボイラを吊る本設梁と前記仮設梁とを連結するC工程と、
前記本設梁をボイラ建屋躯体から切り離すD工程と、
前記仮設梁および前記ボイラ建屋躯体から切り離された本設梁と共に前記ボイラを降下させるE工程と、
降下させた前記ボイラを下部から解体するF工程と、
前記ボイラ建屋躯体を上部から解体するG工程と、
前記仮設柱に取り付けられ、前記仮設梁を上下方向に変位させる昇降装置自体を、前記ボイラの降下量に対応して降下させるH工程と、
前記仮設柱を上部から解体するI工程
とを具備し、
前記F工程とG工程とI工程とを並行して実施すると共に、前記E工程、F工程、G工程、H工程、I工程を必要に応じて、繰り返し行う
ことを特徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法によって解決される。
【0007】
すなわち、本発明は、ボイラ建屋躯体の本設梁(トップガーダ)を仮設梁に連結し、この本設梁をボイラと共に仮設柱に沿って降下させるものであるから、それだけ、ボイラと本設梁とを別個に降下させる従来技術よりも工期を短縮することができる。また、本発明の解体方法を用いることで、本設梁を吊り下ろすための大型クレーンが不要となる。つまり、従来よりも小型のクレーンで解体作業が行えるので作業効率が良い。そして、本設梁の解体は地上で行えるから、高所での重量物解体に伴う危険作業が軽減され、安全性に優れる。更に、仮設梁を上下方向に変位させる昇降装置を、ボイラの降下後に、その降下量に対応した量だけ降下させるようにしたから、ボイラと昇降装置との間隔は、許容されるある一定の範囲内で変化するだけとなる。言い換えれば、昇降装置から繰り出される吊りワイヤの長さは、ボイラが容易に横揺れを起こしてしまうほどのものとはならない。したがって、地上でのボイラ解体作業を安全に行える。
【0008】
なお、上記の解体方法にあっては、更なる工期の短縮を図るため、F工程およびG工程を並行して実施することが好ましい。
また、同様の理由から、仮設柱として複数の単位柱を高さ方向に連結してなるものを用い、前記仮設柱の単位柱において、昇降装置の降下に伴い、この昇降装置の支持に関わらなくなるものを取り外すようにすることが好ましい。これによって、ボイラやボイラ建屋の解体が完了すると同時に、仮設柱の撤去をほぼ終えることができる。
【0009】
更に、解体作業中は、ボイラ建屋躯体の本設柱と、ボイラの周囲に立設した仮設柱とを水平仮設材を用いて連結しておくことが好ましい。こうすることで、解体作業中、仮設柱に作用する水平方向の力をボイラ建屋躯体に伝達することが可能となり、仮設柱の倒壊が効果的に抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の一実施形態として説明するボイラ及びボイラ建屋の解体方法は、ボイラの周囲に、このボイラを挟んで対向するよう仮設柱を立設するA工程と、仮設梁を前記仮設柱間に掛け渡すB工程と、前記ボイラを吊る本設梁と前記仮設梁とを連結するC工程と、前記本設梁をボイラ建屋躯体から切り離すD工程と、前記ボイラを前記仮設梁と共に降下させるE工程と、降下させた前記ボイラを下部から解体するF工程と、前記ボイラ建屋躯体を上部から解体するG工程と、前記仮設柱に取り付けられ、前記仮設梁を上下方向に変位させる昇降装置を、前記ボイラの降下量に対応して降下させるH工程とを具備し、前記E工程、F工程、G工程、H工程を必要に応じて、繰り返し行うことを特徴とする。特に、F工程およびG工程は並行して実施される。また、仮設柱としては、複数の単位柱を高さ方向に連結してなるものを用いており、前記仮設柱の単位柱において、昇降装置の降下に伴い、この昇降装置の支持に関わらなくなるものを取り外すようにした。更に、解体作業中は、ボイラ建屋躯体の本設柱と、ボイラの周囲に立設した仮設柱とを水平仮設材を用いて連結状態としている。
【0011】
続いて、図1〜図13を用いて、本発明の実施形態を更に詳しく説明する。なお、図1は本解体作業の準備が完了した状態でのボイラ建屋の外観図、図2は図1と同状態でのボイラ建屋の断面図、図3は仮設梁とトップガーダとの連結部分の斜視図、図4は仮設梁の支持状態を示す側面図、図5はジャッキ受けの支持状態を示す側面図、図6は仮設梁を1段降下させた状態を示す斜視図、図7は1段目の解体が完了した状態でのボイラ建屋の断面図、図8はジャッキ受けに吊り具を取り付けた状態を示す斜視図、図9はジャッキを1段降下させる途中の状態を示す斜視図、図10はジャッキを1段降下させた状態を示す斜視図、図11はジャッキの支持に関わらない単位柱を取り外した状態を示す斜視図、図12は2段目の解体準備が完了した状態でのボイラ建屋の断面図、図13はボイラ及びボイラ建屋の解体が完了した状態での断面図である。
【0012】
本実施形態の解体方法では、ボイラ1及びボイラ建屋2の本解体に先立って、図1や図2に示すごとく、クレーン3、仮設柱4、仮設梁5及びジャッキ(昇降装置)6をそれぞれ所定の位置に設ける。
このうちクレーン3については、仮設梁5の上に配置したレール7に載せ、このレール7に沿って移動できるようにしておく。
【0013】
一方、仮設柱4は、ボイラ1の周囲に、このボイラ1を挟んで対向するよう2本一組で計6組立設する。本実施形態では、仮設柱4として、図3などから判るように、1本の長さが数mの単位柱8を複数本連結してなるものを用いた。なお、単位柱8の上下端には、それぞれフランジ8a,8bが設けられている。これらフランジ8a,8b、特にフランジ8bは、後述するように、仮設梁5やジャッキ6の一時的な位置固定に利用される。
【0014】
また、本実施形態では、仮設柱4とボイラ建屋2の躯体本設柱とを、適当な間隔で水平仮設材を用いて連結した。この連結状態については特に図示していないが、これによって、解体作業中、仮設柱4に作用する水平方向の力をボイラ建屋躯体に伝達することが可能となるので、仮設柱4の安定状態が保たれる。
I形鋼材からなる仮設梁5については、仮設柱4同士の間に掛け渡す。この仮設梁5も2本一組であって、それらの端部は、図3から判るように、仮設柱4を挟むように配置される。なお、ここでは、対になる2本の仮設梁5同士を、スペーサとしての役割を果たす連結材9によって連結している。
【0015】
連結材9によって2本の仮設梁5を連結してなる仮設梁対には、その幅(図3中、Lで示す)と等しい長さを有するカンザシ部材10a,10bが設けられている。このカンザシ部材10a,10bは小型のI形鋼材からなり、ローラを介して仮設梁対に組み付けられている。このため、カンザシ部材10a,10bは仮設梁5の長さ方向に沿って変位することができる。つまり、カンザシ部材10aとカンザシ部材10bとの間隔は可変となっている。本実施形態では、電動ボールネジ機構を用いて、カンザシ部材10a,10bが互いに逆向きに変位するようにした。図3に示すのは、カンザシ部材10aとカンザシ部材10bとの間隔が最も小さくなった状態である。この状態では、図4から判るように、カンザシ部材10a,10bは単位柱8のフランジ8b上に完全に載っている。したがって、2本の仮設梁5(仮設梁対)は仮設柱4に支持された状態となっている。
【0016】
ジャッキ6も仮設柱4に対して、カンザシ部材11a,11bを用いて位置固定されている。更に詳しく言えば、ジャッキ6は、中央に単位柱8のフランジ8a,8bよりも、やや大きな切欠きが形成されたジャッキ受け12にセットされており、カンザシ部材11a,11bは、このジャッキ受け12にローラを介して組み付けられている。カンザシ部材11aとカンザシ部材11bとの間隔は可変であり、ここでも電動ボールネジ機構を用いて、カンザシ部材11a,11bが互いに逆向きに変位するよう構成している。図3に示すのは、カンザシ部材11aとカンザシ部材11bとの間隔が最も小さくなった状態である。この状態では、図5から判るように、カンザシ部材11a,11bは、単位柱8のフランジ8b上に完全に載っている。つまり、ジャッキ6がセットされたジャッキ受け12は、カンザシ部材11a,11bによって仮設柱4に位置固定されている。なお、ジャッキ受け12の貫通孔を経て、ジャッキ6からその下方に延びるワイヤ13の下端は、仮設梁5同士を連結する連結材9に掛止されている。
【0017】
ボイラ1及びボイラ建屋2の本解体に先立って、クレーン3、仮設柱4、仮設梁5、ジャッキ6をそれぞれ所定の位置に設けたならば、続いて、仮設梁5と、これに直交するよう存在し、ボイラ1を吊っているトップガーダ(本設梁)14とを緊結する。この緊結処理は、結束金具15を用いて、仮設梁5とトップガーダ14とが交差する全てのポイントで行う。
【0018】
こうして準備作業が完了した後、本解体工程に移行する。
本解体工程では、初めに、ジャッキ6を作動させて、仮設梁5に上向きの力を加え、ボイラ1及びトップガーダ14の重量を仮設柱4に負担させることが可能な状態とする。そして、この後、トップガーダ14をボイラ建屋2の躯体から切り離し、ボイラ1及びトップガーダ14の重量を仮設柱4に盛り替える。
【0019】
これが済んだならば、続いて、ジャッキ6に先とは逆の動作をさせ、図6に示すごとく、トップガーダ14及びこれに吊られたボイラ1を仮設梁5と共に1段降下させる。更に詳しく言えば、まず単位柱8のフランジ8b上に載っているカンザシ部材10a,10bを、相互の間隔が大きくなるよう変位させる。これによって、仮設梁5が仮設柱4に支持された状態が解除されるから、ジャッキ6を作動させてワイヤ13を所定の長さだけ繰り出すことで、図6に示す状態が得られる。
【0020】
図6に示す位置まで仮設梁5を降下させた後は、離間させておいたカンザシ部材10a,10bを互いに近接させる。そして、このカンザシ部材10a,10bを単位柱8のフランジ8b上に載せ、再び仮設梁5が仮設柱4に支持された状態とする。言い換えれば、カンザシ部材10a,10bを介して、ボイラ1及びトップガーダ14の重量を1段下の単位柱8のフランジ8bに預ける。
【0021】
こうして、トップガーダ14及びこれに吊られたボイラ1を1段降下させる作業が完了したならば、ボイラ1を下部から解体する。また、このボイラ解体作業と同時進行で、ボイラ建屋2の躯体においてトップガーダ14よりも上方にある部分を解体する。1段目の解体が完了した状態は、図7に示すとおりである。
図7に示すごとく1段目の解体が完了したならば、続いてジャッキ6を1段降下させる(この作業は、1段目の解体中に行ってもよい)。なお、この作業に先行して、図8に示すごとく、ジャッキ受け12を吊り具16を介してクレーン3からのワイヤ17に連結し、ジャッキ受け12をクレーン3で支持できる態勢としておく。
【0022】
実際にジャッキ6を降下させるには、まず、単位柱8のフランジ8b上に載っているカンザシ部材11a,11bを相互の間隔が大きくなるよう変位させる。これによって、ジャッキ受け12が仮設柱4に支持された状態が解除される。この後、クレーン3からワイヤ17を繰り出すことで、図9に示すごとく、ジャッキ6がセットされたジャッキ受け12が降下していく。
【0023】
なお、ジャッキ6からその下方に延びるワイヤ13の下端は、図4に示すごとく、仮設梁5同士を連結する連結材9に対して、ワイヤ固定金物18を用いて掛止されている。しかし、連結材9は、ワイヤ固定金物18の上に載っているだけであり、連結材9とワイヤ固定金物18とは接合されていない。よって、ジャッキ受け12を降下させるに伴い、ワイヤ13の下端は、ワイヤ固定金物18と共に連結材9の底面から突出する。
【0024】
規定の位置までジャッキ受け12を降下させたならば、離間させておいたカンザシ部材11a,11b同士を近接させる。そして、カンザシ部材11a,11bを単位柱8のフランジ8b上に載せ、図10に示すごとく、再びジャッキ受け12が仮設柱4に支持された状態とする。つまり、カンザシ部材11a,11bを介して、ジャッキ受け12やジャッキ6の重量を1段下の単位柱8のフランジ8bに預ける。
【0025】
なお、吊り具16については、この時点でジャッキ受け12から取り外す。また、ワイヤ13の下端については、ジャッキ6を作動させてワイヤ13を引き上げることにより、連結材9に再掛止させる。つまり、図4に示すごとく、ワイヤ固定金物18上に連結材9が載った状態とする。
上記の作業が完了したならば、続いて図11に示すごとく、ジャッキ6の支持に関わらなくなった単位柱8を撤去する。これによって、2段目の解体作業に移行できる状態となる。2段目の解体準備が完了した状態は、図12に示すとおりである。
【0026】
これ以降は、上述した本解体工程、すなわちボイラ1の吊り下ろしと解体、ボイラ建屋2の解体、そして仮設柱4を構成する単位柱8の撤去を1段分ずつ繰り返し実施すればよい。
図13に示すごとく、ボイラ1及びボイラ建屋2の解体を終えたならば、トップガーダ14を地上に下ろし、解体する。更に、残った仮設柱4や仮設梁5、ジャッキ6などを撤去して、解体作業が完了する。
【0027】
上述したように、本実施形態の解体方法では、トップガーダ14をボイラ1と共にジャッキ6で吊り下ろしながら解体作業を行うようにしたので、ボイラ1とトップガーダ14とを別個に吊り下ろす従来方法に比べて、工期を大幅に短縮できる。また、大型のクレーンも不要となる。つまり、従来よりも小型のクレーンで解体が行えるので、作業効率が良い。更に、トップガーダ14の解体を地上で行えるから、高所での重量物解体に伴う危険作業が軽減され、安全性に優れる。そして、ジャッキ6をボイラ1の降下後、その降下量に対応した量だけ降下させるようにしたから、ボイラ1とジャッキ6との間隔が大きくなり過ぎることはなく、ボイラ1の横揺れが起きにくい。ゆえに、地上でのボイラ解体作業を安全に行える。
【0028】
【発明の効果】
本発明の解体方法によって、ボイラ及びボイラ建屋を同時に解体すれば、工期の短縮が図れ、しかも作業効率や安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本解体作業の準備が完了した状態でのボイラ建屋の外観図
【図2】本解体作業の準備が完了した状態でのボイラ建屋の断面図
【図3】仮設梁とトップガーダとの連結部分の斜視図
【図4】仮設梁の支持状態を示す側面図
【図5】ジャッキ受けの支持状態を示す側面図
【図6】仮設梁を1段降下させた状態を示す斜視図
【図7】1段目の解体が完了した状態でのボイラ建屋の断面図
【図8】ジャッキ受けに吊り具を取り付けた状態を示す斜視図
【図9】ジャッキを1段降下させる途中の状態を示す斜視図
【図10】ジャッキを1段降下させた状態を示す斜視図
【図11】ジャッキの支持に関わらない単位柱を取り外した状態を示す斜視図
【図12】2段目の解体準備が完了した状態でのボイラ建屋の断面図
【図13】ボイラ及びボイラ建屋の解体が完了した状態での断面図
【符号の説明】
1 ボイラ
2 ボイラ建屋
3 クレーン
4 仮設柱
5 仮設梁
6 ジャッキ(昇降装置)
8 単位柱
8a,8b フランジ
9 連結材
10a,10b カンザシ部材
11a,11b カンザシ部材
12 ジャッキ受け
13 ワイヤ
14 トップガーダ(本設梁)

Claims (3)

  1. ボイラの周囲に、このボイラを挟んで対向するよう仮設柱を立設するA工程と、
    仮設梁を前記仮設柱間に掛け渡すB工程と、
    前記ボイラを吊る本設梁と前記仮設梁とを連結するC工程と、
    前記本設梁をボイラ建屋躯体から切り離すD工程と、
    前記仮設梁および前記ボイラ建屋躯体から切り離された本設梁と共に前記ボイラを降下させるE工程と、
    降下させた前記ボイラを下部から解体するF工程と、
    前記ボイラ建屋躯体を上部から解体するG工程と、
    前記仮設柱に取り付けられ、前記仮設梁を上下方向に変位させる昇降装置自体を、前記ボイラの降下量に対応して降下させるH工程と、
    前記仮設柱を上部から解体するI工程
    とを具備し、
    前記F工程とG工程とI工程とを並行して実施すると共に、前記E工程、F工程、G工程、H工程、I工程を必要に応じて、繰り返し行う
    ことを特徴とするボイラ及びボイラ建屋の解体方法。
  2. 仮設柱として複数の単位柱を高さ方向に連結してなるものを用い、前記仮設柱の単位柱において、昇降装置の降下に伴い、この昇降装置の支持に関わらなくなるものを取り外すことを特徴とする請求項1のボイラ及びボイラ建屋の解体方法。
  3. ボイラ建屋躯体の本設柱と、ボイラの周囲に立設した仮設柱とを水平仮設材を用いて連結することを特徴とする請求項1又は請求項2のボイラ及びボイラ建屋の解体方法。
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