JPH04153458A - 梁のたわみ制御構造及びたわみ制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、建物を構築する際の梁のたわみ制御構造及び
梁のたわみ制御方法に関する。

［−従来の技術」 建築物を構築する場合、躯体に作用する荷重に抗するべ
く躯体の梁等にプレストレスを導入する方法か採用され
ている。

このような方法の一例として、本設の階高分の梁成をＭ
する梁とする場合に、梁を予め！−むくりに形成する方
法が提案されている。

この方法では、上むくりにされた梁を用いて躯体を構築
子るにあたり、゛」１該粱に緊張柵を配設し、この緊張
材を緊張させることによって梁に下むくりになろにうに
プレストレスを導入しておく。そして、躯体の構築中に
当該梁に作用するｄｉ７重にしたがって緊張材に与える
緊張力を減少さ４」でいき、梁のたわみを制御すること
を行っていた［発明が解決しようとする課題」 しかしながら、００記従来の方法において梁を本設とし
ない場合は、梁に導入されたプレストレスの力は、荷重
方向と同し方向に働くのてたわろ制御には使えるが、梁
の耐力の増加に（Ｊ寄りしないといった問題があった。

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、建物
を構築する際に梁の耐力の増加及び梁に作用する荷重に
よる梁のたわみを制御することのできる梁のたわみ制御
構造及び梁のたわみ制御方法を提供することを目的とし
ている。

「課題を解決するための手段」 本発明に係る梁のたわみ制御構造は、複数階分の梁が仮
設のブレースによって互いに離間されて連結され、これ
ら連結された互いの梁に緊張材が架設され、当該緊張材
を介して上むくり方向にプレストレスが導入されてなる
ことを特徴としている。

また、本発明に係る梁のたわみ制御方法は、建物の中間
階に設けた梁より上部に柱を建て方するにあたり、前記
梁は複数階分の梁に仮設のブレースを入れて互いに離間
させて連結し、これら連結された梁に」二むくり方向に
プレストレスを導入するとともに、建方の進行に伴う荷
重の増加に応じてプレストレス力を増加させることを特
徴とじている。

「作用」 仮設のブレースによって連結された複数階分の梁は、荷
重方向に抗するようにプレストレスが導入されており、
荷重の増加に伴ってプレストレス力を増加することによ
って梁のたわみ制御を行うことができる。

［実施例　１ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図において、符号１は本設柱、符号３は本設梁を示
している。

本設梁３は、２階分に相当するように同一仕様のものが
２本用意されている。これら２本の本設梁３．３は、階
高に相当する分だけ−Ｌ下に離間されて配置され、その
空隙には仮設ブレース５が設けられて全体として剛なト
ラス構造とされている。

前記本設梁３．３のうち、−に方に設（Ｊられた本設梁
３と本設柱ｌとの接合点イ」近から、Ｆ方に設置Ｊられ
た本設梁３に向かって下り勾配を有するようにＰＳ鋼線
７（緊張ｖＩ）が設けられ、その端部に油圧ジヤツキ９
が設けられている。

このような本設梁３．３を用いて建物を構築する際には
、次のようにして行う。

まず、通常の手順によって本設柱ｌ、本設梁３等の構築
を行う。そして、本設柱１を建物の中間階に設けた梁上
部に建方を開始する場合に、本設梁３．３を階高さ分だ
け離間させて、これらの間に前述のように仮設ブレース
５、ＰＣ鋼線７及び油圧ジヤツキ９を設ける。

この後、油圧ジヤツキ９を作動させて、第１図及び第２
図中の矢印１１で示す方向へ向ってＰＣ鋼線７を緊張さ
せる。ＰＣ鋼線７を緊張させることで、第２図に示すよ
うに、本設梁３．３に上むくりの変形を与える。

このとき、本設梁３．３に作用する荷重（第２図中、矢
印１２で示す）によるたわみをキャンセルするように油
圧ジヤツキ９を作動させてＰＣ鋼線７の緊張を調整する
。

本設柱１と、下階の本設梁３とが接続された時点で、Ｐ
Ｃ鋼線７の緊張を解除し、仮設ブレース５、ＰＳ鋼線７
．４１１圧ンヤソキ９を躯体から撤去する このような作業を続けていくことによって建物の躯体を
構築し、躯体の構築が終了しノコ後に外装作業、内装作
業等を行って建物を完成させる。

本実施例に係る梁のたわみ制御構造及びたわみ制御方法
によれば、本設梁３にかかる荷重に応じてプレストレス
力を調節することができ、本設梁３のたわみを容易に制
御ずろことがてさろ。

さらに、プレストレス力を導入することによって梁３．
３と仮設ブレース５とからなるトラス構造体の耐力もア
ップさせることかでき、建物の構築時における仮設補強
を低減することができるといった優れた効果を奏する。

なお、本発明に係る梁のたわみ制御構造及びたイつみ制
御方法は、前記実施例のみに限られることはなく、他の
変形例し可能である。例えば、必要に応じてｈニいに連
結すべき本設梁の数を増やすこととしても前記実施例と
同様の作用効果を奏゛４°ることかてき、さらに、工期
の短縮を図ることができる。

「発明の効果」 本発明にかかる梁のたわみ制御構造及びたわみ制御方法
によれば、梁にかかる荷重に応じてプレストレス力を調
節することができ、梁のたわみを容易に制御することか
できろ。

さらに、プレストレス力を導入することによって梁と仮
設ブレースとからなるトラス構造体の耐力もアップさせ
ることができ、建物の構築時における仮設補強を低減す
ることができるといった優れた効果を奏ずろ。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係る梁のたわみ制御構造の
一実施例を示す図であって、第１図は側面図、第２図は
梁にプレストレスを導入した際の梁の状態を示す状態図
である。 ｌ　・　・・・本設柱、 ３　・　・　木設粱、 仮設ブレース、 Ｐ　Ｃ鋼線（緊張刊）、 ４１１圧ンヤソギ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数階分の梁が仮設のブレースによって互いに離
   間されて連結され、これら連結された互いの梁に緊張材
   が架設され、当該緊張材を介して上むくり方向にプレス
   トレスが導入されてなることを特徴とする梁のたわみ制
   御構造。
2. （２）建物の中間階に設けた梁より上部に柱を建て方す
   るにあたり、前記梁は複数階分の梁に仮設のブレースを
   入れて互いに離間させて連結し、これら連結された梁に
   上むくり方向にプレストレスを導入するとともに、建方
   の進行に伴う荷重の増加に応じてプレストレス力を増加
   させることを特徴とする梁のたわみ制御方法。