JP2004531607A - 高飽和物含有量を有するベース油の製造方法 - Google Patents

高飽和物含有量を有するベース油の製造方法 Download PDF

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Abstract

溶剤精製ベース油供給原料からの90重量%より多い飽和物含有量と、0.03重量%未満の硫黄含有量と、80〜120の粘度指数とを有するベース油の製造方法につき開示し、この方法は(a)溶剤精製ベース油供給原料を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第1反応帯域にて接触させ、この触媒は少なくとも1種の第VIB族金属成分と耐火性酸化物キャリヤに支持された少なくとも1種の非貴金属第VIII族金属成分とからなり;(b)工程(a)の流出液を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第2反応帯域にて接触させ、この触媒は非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された貴金属成分からなる触媒を含み、工程(a)における油供給原料は上昇水素含有ガスに対し向流にて流動することからなっている。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、溶剤精製ベース油供給原料からの90重量%より多い飽和物含有量と0.03重量%未満の硫黄含有量と80〜120の粘度指数とを有するベース油の製造方法に向けられる。この種のベース油はしばしば、API公開1509:エンジンオイルライセンスおよび証明システム、「乗用車オイルおよびディゼルエンジンオイルのためのアペンディックスE−APIベース油交換性ガイドライン」に規定されたAPIグループIIベース油と呼ばれる。近代的自動車エンジンはより過酷な条件下に作動して、上記詳細を有するベース油に基づき処方される潤滑油を必要とするという事実に基づきこれら生産物につき増大する需要が存在する。APIグループIIベース油はさらに、その向上した阻止酸化安定性のため工業潤滑油についても価値がある。
【背景技術】
【0002】
APIグループIIベース油の製造方法はWO−A−0073402号に記載されている。この特許公報は潤滑油範囲にて沸騰する石油フラクションからのこの種のベース油の製造を記載しており、これには先ず最初に芳香族化合物の1部を溶剤抽出により除去し、次いで溶剤抽出された生成物を脱蝋すると共に脱漏された石油を適する硫化水添処理触媒により水添処理する。水添処理工程の流出液を次いで気体フラクションと液体フラクションとに分離し、ここで液体フラクションは50〜1000ppmwの硫黄含有量と50ppmw未満の窒素含有量とを有する。この液体フラクションを、非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された貴金属成分からなる触媒を用いて第2水添処理工程にかける。
【0003】
上記方法は、所望のベース油を得るには多くのプロセス工程を含むので好適でない。
【0004】
US−A−3673078号は、アルミナ上の白金触媒を用いた溶剤精製ベース油の向流接触を開示している。底部触媒床における温度は343℃であり、頂部と底部との触媒床の間の温度差は約14℃である。
【0005】
開示されたプロセスを用いて低硫黄および低極性化合物を含有するベース油を作成しうるが、まだ改善の余地がある。
【特許文献1】
WO−A−0073402号
【特許文献2】
US−A−3673078号
【特許文献3】
UA−A−5855767号
【特許文献4】
EP−A−181254号
【特許文献5】
EP−A−329499号
【特許文献6】
EP−A−448435号
【特許文献7】
EP−A−564317号
【特許文献8】
WO−A−9302793号
【特許文献9】
WO−A−9425157号
【特許文献10】
WO−A−9410263号
【特許文献11】
WO−A−9718278号
【特許文献12】
US−A−5053373号
【特許文献13】
US−A−5252527号
【特許文献14】
US−A−4574043号
【特許文献15】
US−A−5157191号
【特許文献16】
WO−A−0029511号
【特許文献17】
EP−B−832171号
【非特許文献1】
アビリノ・セクエイラ・ジュニア(1994)、マルセル・デッカー・インコーポレーション、ニューヨーク、第81−118頁
【非特許文献2】
アビリノ・セクエイラ・ジュニア(1994)、マルセル・デッカー・インコーポレーション、ニューヨーク、第153−224頁
【非特許文献3】
世界的触媒レポート、油およびガス・ジャーナル・スペシャル、1999年9月27日、第53〜58頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って本発明は、硫黄および極性化合物のレベルを改善方法で減少もさせうる簡単な方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これは以下の方法により達成される。溶剤精製ベース油供給原料からの90重量%より多い飽和物含有量と、0.03重量%未満の硫黄含有量と、80〜120の粘度指数とを有するベース油の製造方法であって、この方法は
(a)溶剤精製ベース油供給原料を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第1反応帯域にて接触させ、この触媒は少なくとも1種の第VIB族金属成分と耐火性酸化物キャリヤに支持された少なくとも1種の非貴金属第VIII族金属成分とからなり;
(b)工程(a)の流出液を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第2反応帯域にて接触させ、この触媒は非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された貴金属成分とを含む触媒からなり、ここで工程(a)における油供給原料は上昇する水素含有ガスに対し向流で流動する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明による方法を用いれば、従来方法の別々の気体/液体分離を必要としない一層簡単な方法が得られる。これに対し、本発明の方法は1つの容器で両水添処理工程を行うことを可能にする。これは、プロセスを一層簡単にする。更なる利点は、本発明の方法を現存の溶剤精製ベース油プロセスと組合せて使用しうる点にある。この種の方法は、水添処理工程(a)および(b)を現存のラインに加えて改変することができる。特に好ましくは、一般に現存する溶剤精製ベース油プロセスの部分である現存の水添仕上反応器を、本発明による方法の第1および第2反応帯域からなる反応容器にレトロフィットさせることができる。代案として、異なる箇所で作成された溶剤精製ベース油を、本発明の方法によりAPIグループIIベース油まで品質向上させることができる。更に、優秀な色を有するAPIグループIIベース油生産物を、比較的低い圧力にて操作するプロセスを用いて溶剤精製ベース油供給原料に対し高収率で得ることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
溶剤精製ベース油供給原料は典型的には90重量%未満の飽和物含有量を有し、潤滑油範囲にて沸騰する石油フラクションの溶剤抽出および溶剤脱蝋により得られる。適する蒸留石油フラクションは、大気圧残油から誘導される減圧蒸留フラクション、すなわち残油フラクションの減圧蒸留により得られる(これは原油の大気圧蒸留により得られる)。この種の減圧蒸留液フラクションの沸騰範囲は一般に300〜620℃、好適には350〜580℃である。しかしながらアスファルト除去された大気圧原油およびアスファルト除去された減圧残油の両者を含めアスファルト除去された残油フラクションも適用することができる。
【0010】
溶剤抽出はベース油を作成する際に広く用いられる技術であって、たとえばアビリノ・セクエイラ・ジュニア(1994)、マルセル・デッカー・インコーポレーション、ニューヨーク、第81−118頁により「潤滑用ベース油およびワックス処理」に記載されている。溶剤抽出は、たとえばN−メチル−2−ピロリドン、フルフラール、フェノールおよび二酸化硫黄を抽出溶剤として好適に行われる。しばしば使用される溶剤はN−メチル−2−ピロリドンおよびフルフラールである。溶剤抽出において芳香族化合物が炭化水素混合物から部分除去され、これにより生産物の粘度指数を増大させる。硫黄および窒素の量も溶剤抽出プロセスにて除去される。
【0011】
溶剤脱蝋も、ベース油を作成する際の広く用いられる技術である。可能な溶剤脱蝋方法は、アビリノ・セクエイラ・ジュニア(1994)、マルセル・デッカー・インコーポレーション、ニューヨーク、第153−224頁により前記テキストブック「潤滑用ベース油およびワックス処理」に記載されている。溶剤脱蝋は供給原料を溶剤で急冷することにより行われ、これによりワックス分子を晶質させる。次いでワックス結晶を濾過により除去すると共に溶剤を回収する。可能な溶剤の例はメチルエチルケトン/トルエン、メチルイソブチルケトン、メチルイソブチルケトン/メチルエチルケトン、ジクロルエチレン/メチレンクロライドおよびプロパンである。
【0012】
工程(a)に供給される溶剤精製ベース油供給原料は典型的には90重量%未満の飽和物を含有し、300ppmw〜2重量%の硫黄含有量を有する。本発明による方法は、供給原料が比較的多量の硫黄(たとえば1000ppmwより大)を含有する際に、従来方法に比べ特に良好に行いうることが判明した。窒素含有量は好ましくは50ppmw未満である。飽和物含有量は好ましくは70重量%より大である。飽和物の他に、ベース油は主として芳香族化合物および極性化合物で構成される。極性化合物の例は特定の硫黄および窒素含有化合物である。流動点は一般に0℃未満である。本発明に使用される特に適する溶剤精製ベース油供給原料は、上記API刊行物1509:エンジン油ライセンスおよび証明システム、「乗客自動車オイルおよびディゼルエンジンオイルに関するアペンディックスE−APIベース油交換性ガイドライン」に記載されたAPIグループIIベース油として分類されるものである。
【0013】
第1水添処理工程(a)において触媒を下方向に流下する液体における硫黄および窒素のレベルは減少する。硫化水素およびアンモニアがこの工程にて有機S−およびN−含有化合物から形成される。この工程を実施することにより、上昇水素ガスのアンモニアと硫化水素とに対する向流は、流下する液状油から除去されて上昇ガス流と共に第1反応帯域から放出される。この分離は、第1反応帯域(a)から出る油における硫黄および窒素レベルを実施工程(b)につき許容しうる数値まで減少させるのに充分であることが判明した。
【0014】
好適には硫化水素およびアンモニアは工程(a)から出るガス流より除去されて清浄された水素含有ガスをもたらし、これは好ましくは工程(b)に循環される。硫化水素およびアンモニアを除去するのに適する方法の例は、たとえば適する吸収溶剤による吸収処理のような技術、たとえば1種もしくはそれ以上のアルカノールアミン(たとえばモノ−エタノールアミン、ジ−エタノールアミン、メチル−ジ−エタノールアミンおよびジ−イソプロパノールアミン)に基づく溶剤など当業界で知られた方法である。
【0015】
工程(a)にて使用すべき触媒は、たとえば世界的触媒レポート、油およびガス・ジャーナル・スペシャル、1999年9月27日、第53〜58頁に記載されたような当業者に知られた任意適するする水添脱窒素(HDN)および水添脱硫黄(HDS)触媒とすることができる。他の例はUS−A−5855767号に記載されている。適する触媒は、少なくとも1種の第VIB族金属成分と耐火性酸化物キャリヤに支持された鉄、ニッケルもしくはコバルトの群から選択される少なくとも1種の非貴金属第VIII族金属成分とからなっている。適する第VIB族金属の例はモリブデン(Mo)およびタングステン(W)である。適する非貴金属第VIII族金属の例はニッケル(Ni)およびコバルト(Co)である。適する触媒は、非貴金属第VIII族金属成分としてニッケル(Ni)およびコバルト(Co)の1種もしくはそれ以上を1〜25重量%、好ましくは2〜15重量%(触媒の全重量に対する元素として計算)および第VIB族金属成分として1種もしくはそれ以上の5〜30重量%、好ましくは10〜25重量%(触媒の全重量に対する元素として計算)の量を含むような触媒を包含する。これら金属成分は元素状、酸化形態および/または硫化形態で存在することができ、耐火性酸化物キャリヤに支持される。触媒はさらに、上記金属の他に第VIII族からの貴金属を含むこともできる。適する貴金属の例はパラジウムおよび白金である。
【0016】
第1水添処理工程で使用される触媒の耐火性酸化物支持体は、適宜不活性結合材と組合せた任意の無機酸化物、アルミノ−シリケートまたはこれらの組合せ物とすることができる。適する耐火性酸化物の例は無機酸化物、たとえばアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、ボリア、シリカ−アルミナおよびこれらの2種もしくはそれ以上の混合物を包含する。
【0017】
周知の促進剤である燐(P)も第1水添処理工程で使用される触媒に存在させることができる。燐含有量は好ましくは酸化物として1〜10重量%である。
【0018】
好適触媒、より好ましくは燐促進剤を含有する触媒は、酸化物として1〜5重量%のコバルト含有量および酸化物として10〜25重量%のモリブデン含有量を有するアルミナ上のコバルト/モリブデン;酸化物としてニッケル含有量1〜5重量%および酸化物として10〜30重量%のモリブデン含有量を有するアルミナ上のニッケル/モリブデン(そのうちクリテリオン・キャタリスト・カンパニー(ヒューストン、TX)の市販入手しうる触媒DN−190が例である);および酸化物として1〜5重量%のニッケル含有量および酸化物として10〜30重量%のタングステン含有量を有するアルミナ上のニッケル/タングステンである。
【0019】
工程(a)にて変換されるベース油供給物は硫黄含有化合物を含有するので、第1水添処理工程で使用される触媒はその硫黄許容度を増大させるべく操作に先立ち少なくとも部分硫化される。触媒の事前硫化は、当業界で知られた現場での或いは現場外での方法、たとえば次の特許公報EP−A−181254号、EP−A−329499号、EP−A−448435号、EP−A−564317号、WO−A−9302793号およびWO−A−9425157号に開示されたような方法により達成することができる。
【0020】
一般に事前硫化は、未硫化触媒を適する硫化剤(たとえば硫化水素、元素硫黄、適するポリスルフィド、相当量の硫黄含有化合物を含有する炭化水素油またはこれら硫化剤の2種もしくはそれ以上の混合物)と接触させて行われる。現場での硫化については特に、著量の硫黄含有化合物を含有する炭化水素油を硫化剤として好適に使用することができる。この種の油を、次いで、室温から150〜250℃の温度まで徐々に増大する温度にて触媒と接触させる。触媒をこの温度に10〜20時間にわたり維持すべきである。次いで、温度を操作温度まで徐々に上昇させることができる。特に有用な炭化水素油の事前硫化剤はベース油供給物自身とすることができ、これは著量の硫黄含有化合物を含有する。この場合は未硫化触媒をたとえば操作条件下で供給物と接触させることができ、かくして触媒が硫化される。典型的にはベース油供給物は少なくとも0.5重量%の硫黄含有化合物を含むべきであり、前記重量%は硫化剤として有用にするため供給原料の全量に対する元素硫黄の量を示す。
【0021】
工程(a)は好適には次のように操作される。温度は250〜400℃、好ましくは300〜370℃である。実際の温度および他の操作条件は主として、供給物における硫黄および/または窒素の含有量および上記のように達成できる所望の減少に依存する。たとえば、より高い温度はS−およびN−含有量の一層高い減少をもたらす。全圧力は10〜250バールとしうるが、好ましくは40〜100バールである。重量空時速度(WHSV)は触媒1リットル当たり毎時0.1〜10kgの油(kg/l.h)の範囲としうるが、好適には0.2〜5kg/l.hの範囲である。
【0022】
工程(b)にて、工程(a)で得られた液体フラクションを水素および非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された第VIII族貴金属成分からなる触媒の存在下に接触させる。工程(b)にて芳香族化合物の1部を飽和化合物まで水素化させる。触媒は好ましくは非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された少なくとも1種の貴金属第VIII族金属成分を含む。適する貴金属第VIII族金属成分は白金およびパラジウムである。この触媒は好適には白金、パラジウムまたはその両者からなっている。存在させる貴金属第VIII族金属成分の全量は好適には0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜5重量%の範囲であり、この重量%は触媒の全重量に対する金属の量(元素として計算)を示す。
【0023】
触媒がキャリヤ材料として非晶質耐火性酸化物を含むことが特に重要であると判明した。適する非晶質耐火性酸化物の例は無機酸化物、たとえばアルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、ボリア、シリカ−アルミナ、弗素化アルミナ、弗素化シリカ−アルミナおよびこれらの2種もしくはそれ以上の混合物を包含する。これらのうち非晶質シリカ−アルミナが好適であり、その際5〜75重量%のアルミナを含むシリカ−アルミナが特に好適であると判明した。適するシリカ−アルミナキャリヤの例はWO−A−9410263号に開示されている。適する触媒の例は、非晶質シリカ−アルミナキャリヤ上に白金もしくはパラジウムを含む触媒である。より好ましくは、触媒は非晶質シリカ−アルミナキャリヤ上に支持された白金およびパラジウムからなっている。特に好適な触媒は、好ましくは非晶質シリカ−アルミナキャリヤに支持されたパラジウムと白金との合金(そのうちクリテリオン・キャタリスト・カンバニー(ヒューストン、TX)の市販入手しうる触媒C−624、C−634、C−652およびC−654)からなっている。これら白金/パラジウム触媒は、工程(a)の液体流出液の硫黄含有量が本発明の場合と同様に比較的多量である際に失活が少なくなるので有利である。水素含有ガスは、工程(a)にて油供給原料に対し向流にて流動する。工程(b)において、水素含有ガスは並流または向流として流動することができる。工程(a)および(b)を異なる容器で行う際には並流を選択することができる一方、工程(a)および(b)を1つの容器で行う場合は向流を選択することができる。
【0024】
好適には工程(b)における温度は、工程(a)における温度と等しく或いはそれ以下である。より好ましくは、工程(b)における温度は30℃より大、一層好ましくは35℃より大、特に好ましくは工程(a)におけるよりも40℃上低い。水素含有ガスが両工程(a)および(b)にて向流で流動する場合、工程(a)および(b)における温度は溶剤精製供給原料および/または工程(b)に供給される水素の温度を調節して制御することができる。より高い温度を有する適宜追加される水素は、この工程にてより高い反応温度を達成すべく工程(a)に直接供給することができる。必要に応じ工程(a)および(b)における温度は触媒床自身での間接的熱交換により、たとえばこれら床に存在する熱交換チューブにより制御することができる。工程(b)に対する供給物の温度は、工程(a)の流出液を外部熱交換器にて冷却した後にこれを工程(b)に供給することにより減少させることもできる。外部熱交換器とは、触媒床を内蔵する容器の外部に設置された任意の間接的熱交換器を意味する。工程(a)および(b)を1つの容器で或いは別々の容器で行う場合、このオプションを使用することができる。工程(a)および(b)を1つの容器で行う場合、工程(a)の流出液をいわゆる抜取トレーにより抜取ることができる。好適には工程(b)で使用する前の工程(a)における流出液の冷却は、好適に冷却された工程(a)の流出液の1部を工程(b)に循環させて達成することができる。
【0025】
工程(a)および(b)における全圧力は、第1反応帯域(a)の固定触媒床を第2反応帯域(b)の触媒床と同じ容器に設置する場合は好適には同一である。これは積層床の実施例と称される。工程(b)における温度は好適には350℃を越えず、好ましくは150〜350℃、一層好ましくは250〜320℃の範囲である。操作する全圧力は10〜250バールの範囲とすることができ、好ましくは40〜100バールの範囲である。WHSVは触媒1リットル当たり毎時0.1〜10kgの油(kg/l.h)の範囲とすることができ、好適には0.5〜6kg/l.hの範囲である。
【0026】
積層床の実施例にて、第1反応帯域(a)の固定触媒床は第2反応帯域(b)の触媒床の上方に設置される。
【0027】
必要に応じ、追加接触脱蝋もしくはイソ脱蝋工程を溶剤精製ベース油供給原料にて行うことができる。これは、低い流動点が望ましい場合に有利である。好ましくは、この種の流動点減少工程は工程(a)の後および工程(b)の前に行われる。これは工程(a)におけるように向流モードで行うことができる。必要に応じ、この流動点減少処理を工程(a)とは別の容器で行う場合、工程(a)の流出液および水素の並流接触を適する触媒の存在下に行うこともできる。接触脱蝋は、触媒および水素の存在下にベース油先駆体フラクションの流動点が上記のように減少する任意のプロセスにより行うことができる。適する脱蝋触媒は、モレキュラシーブを含み必要に応じ水素化機能を有する金属(たとえば第VIII族金属)と組合せてなる不均質触媒である。モレキュラシーブ、より好適には中間気孔寸法のゼオライトは接触脱蝋条件下にベース油先駆体フラクションの流動点を減少させる良好な接触能力を示した。好ましくは中間気孔寸法のゼオライトは0.35〜0.8nmの気孔直径を有する。適する中間気孔寸法のゼオライトはZSM−5、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23、SSZ−32、ZSM−35およびZSM−45である。他のモレキュラシーブの好適群はシリカ−アルミナホスフェート(SAPO)材料であり、たとえばUS−A−4859311に記載されたようなSAPO−11が特に好適である。ZSM−5は必要に応じ、任意の第VIII族金属の不存在下にHZSM−5型で使用することができる。他のモレキュラシーブは好ましくは追加第VIII族金属と組合せて使用される。適する第VIII族金属はニッケル、コバルト、白金およびパラジウムである。可能な組合せの例はNi/ZSM−5、Pt/ZSM−23、Pd/ZSM−23、Pt/ZSM−48およびPt/SAPO−11である。適するモレキュラシーブおよび脱蝋条件の更なる詳細および例については、たとえばWO−A−9718278号、US−A−5053373号、US−A−5252527号およびUS−A−4574043号に記載されている。
【0028】
脱蝋用触媒の好適種類は、上記のような中間ゼオライト結晶および低酸度の耐火性酸化物結合材料(これは実質的に上記のようなアルミナを含まない)からなり、ここでアルミノシリケートゼオライト結晶の表面はアルミノシリレートゼオライト結晶を表面アルミニウム除去処理にかけて改変されている。好適脱アルミニウム処理は、結合剤とゼオライトとの押出物を、たとえばUS−A−5157191号またはWO−A−0029511号に記載されたようにフルオロシリケート塩の水溶液と接触させることによる。上記したような適する脱蝋触媒の例は、シリカ結合されると共にアルミニウム除去されたPt/ZSM−5、シリカ結合されると共にアルミニウム除去されたPt/ZSM−23、シリカ結合されると共にアルミニウム除去されたPt/ZSM−12、シリカ結合されると共にアルミニウム除去されたPt/ZSM−22であり、たとえばWO−A−0029511号およびEP−B−832171号に記載されている。
【0029】
本発明の可能な好適例を図1〜2に示す。図1は、溶剤精製ベース油供給原料を受入れるための入口(2)と、新鮮水素のための入口(3)と、使用済み水素のための出口(4)と、所望ベース油生産物のための出口(5)とが設けられた1つの容器(1)を示す。容器(1)には更に、工程(a)を実施するための2つの触媒床(6)および工程(b)を実施するための2つの触媒床(7)をも設ける。ライン(8)を介し放出される生成物流出液を熱交換器(9)にて冷却する。この冷却生成物の1部をライン(10)を介し、工程(a)および(b)の触媒床の間の位置(11)まで循環させて、工程(b)の触媒床に接触する前に工程(a)の流出液を冷却することができる。出口(4)を介し放出される水素は、工程(b)まで循環させる前に清浄ユニット(図示せず)にて硫化水素およびアンモニアが除去される。
【0030】
図2は、溶剤精製ベース油供給原料を受入れるための入口(13)と、水素を受入れるための入口(14)と、未消費の水素のための出口(15)と出口(16)とが設けられた第1容器(12)よりなる2−容器構成を示す。容器(12)には、向流操作で工程(a)を実施するための2つの触媒床(17)が設けられる。更に図2は、工程(b)を並流モードの操作にて実施するための第2容器(18)をも示す。容器(18)における頂部触媒床(19)としては、脱蝋もしくはイソ脱蝋触媒を必要に応じ存在させることができる。更に容器(18)には、工程(b)を実施するための1個もしくはそれ以上の触媒床(20)をも設ける。容器(12)の流出液は熱交換器(21)にて温度低下させることができる。容器(18)に対する供給物を新鮮水素(22)と混合する。容器(18)には更に、所望のベース油生成物のための出口(23)をも設ける。この生成物から未消費の水素を気液分離器(24)にて分離する。この水素を好適には入口(14)を介し容器(12)への供給物として直接使用することができる。出口(15)を介し放出される水素から硫化水素およびアンモニアを清浄ユニット(図示せず)にて、水素供給手段(22)を介して再使用する前に除去する。
【0031】
以下、限定はしないが実施例により本発明を説明する。
【実施例1】
【0032】
減圧蒸留液に対するフルフラールでの抽出を行うと共に、次いで表1に示した性質を有するメチルエチルケトン/トルエンを用いた溶剤脱蝋工程により得られた溶剤精製ベース油を積層床反応器の頂部に連続供給した。頂部触媒床はアルミナ触媒における市販NiMo(クリテリオン・キャタリスト・カンパニー(ヒューストン、TX)のDN−190)で構成した。底部床は非晶質シリカ−アルミナキャリヤ上の市販のPtPd(クリテリオン・キャタリスト・カンパニー(ヒューストン、TX)のC−624)よりなる床を内蔵した。積層床反応器の底部には水素を連続供給した。操作条件は80バールの水素分圧、頂部触媒床における1kg/ l/hのWHSVおよび底部触媒における0.87kg/l/hのWHSVとした。新鮮水素入口流は65Nリットル/hとした。頂部床における温度は350℃とし、第2床における温度は320℃とした。
【0033】
積層床反応器から出るベース油生成物の性質を表1に示す。
【実施例2】
【0034】
実施例1を反復したが、ただし底部床における温度を290℃にした。最終ベース油生成物の性質を表1に示す。
【実施例3】
【0035】
実施例1を反復したが、ただし、底部床における温度を310℃にすると共に頂部床における温度を340℃にした。最終ベース油生成物の性質を表1に示す。
【0036】
【表1】
Figure 2004531607

【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】溶剤精製ベース油供給原料を入れるための入口を備えた1つの容器を示す図面。
【図2】溶剤精製ベース油供給原料を受け入れるための入口を設けた第1容器よりなる2−容器配置の図面。
【符号の説明】
【0038】
1 容器
2 溶剤精製ベース油供給原料を受入れるための入口
3 新鮮水素のための入口
4 使用済み水素のための出口
5 所望ベース油生産物のための出口
6 触媒床
7 触媒床
9 熱交換器

Claims (12)

  1. 溶剤精製ベース油供給原料からの90重量%より多い飽和物含有量と、0.03重量%未満の硫黄含有量と、80〜120の粘度指数とを有するベース油の製造方法において:
    (a)溶剤精製ベース油供給原料を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第1反応帯域にて接触させ、この触媒は少なくとも1種の第VIB族金属成分と耐火性酸化物キャリヤに支持された少なくとも1種の非貴金属第VIII族金属成分とからなり;
    (b)工程(a)の流出液を水素含有ガスの存在下に触媒の1個もしくはそれ以上の固定床を内蔵する第2反応帯域にて接触させ、この触媒は非晶質耐火性酸化物キャリヤに支持された貴金属成分を含む触媒からなり、工程(a)における油供給原料は上昇する水素含有ガスに対し向流で流動する
    ことを特徴とするベース油の製造方法。
  2. 溶剤精製ベース油供給原料が300ppm〜2重量%の硫黄と70〜90重量%の飽和物とからなる請求項1に記載の方法。
  3. 工程(a)で使用する触媒がコバルト、モリブデンおよびアルミナ支持体、ニッケル/モリブデンおよびアルミナ支持体またはニッケル、タングステンおよびアルミナ支持体からなる触媒である請求項1または2に記載の方法。
  4. 工程(b)で使用する触媒が白金とパラジウムとの合金およびシリカ−アルミナ支持体からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 工程(a)における温度が300〜370℃であり、工程(b)における温度が250〜320℃である請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 工程(b)における温度が、工程(a)におけるよりも35℃以上低い請求項5に記載の方法。
  7. 工程(a)および(b)における全圧力が40〜100バールである請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 工程(b)を、工程(a)の流出液が上昇水素含有ガスに対し向流にて流動するよう行う請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 工程(a)および(b)を1つの容器で行う請求項8に記載の方法。
  10. 工程(a)の流出液の温度を、工程(b)の温度に対して減少した温度を有する工程(b)の流出液の部分と混合することにより減少させる請求項9に記載の方法。
  11. 工程(b)に先立ち、接触(イソ)脱蝋工程を工程(a)の流出液で行う請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. (イソ)脱蝋工程および工程(b)を、工程(a)が行われる容器とは別の容器にて水素含有ガスにより並流で行う請求項11に記載の方法。
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