JP2004530638A - 結晶性ベンラファクシン塩基、及び新規なベンラファクシン塩酸塩多型形状、ならびにその調製方法 - Google Patents

結晶性ベンラファクシン塩基、及び新規なベンラファクシン塩酸塩多型形状、ならびにその調製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、新規な特に純正なベンラファクシン、及びその調製方法に関する。本発明は、さらにベンラファクシン塩酸塩の新規な溶媒形状、及びその調製方法に関する。さらに本発明は、ベンラファクシンからベンラファクシン塩酸塩を調製するための新規な方法、すなわち、i)ベンラファクシンとアセトンとの混合物を調製する工程、ii)その混合物を気体状塩酸に暴露する工程を含む上記方法を提供する。

Description

【0001】
発明の背景
以下の化学式1を有する、(±)−1−[2−(ジメチルアミノ)−1−(4−エチオキシフェニール)エチル]シクロヘキサノールであるベンラファクシンは、第1の分類の抗抑制剤である。ベンラファクシンは、ノルエピネフィリン及びセロトニンの再摂取を抑制することによって作用し、そして3環式の抗抑制剤及び選択的な再摂取抑制剤に対する代換え薬剤である。
【0002】
【化1】
Figure 2004530638
【0003】
米国特許第4,535,186(‘186特許)号では、中間体としてのベンラファクシン塩基を介したベンラファクシン塩酸塩の調製方法を記載している。 ‘186特許全体が、引例として本明細書に組み入れられている。しかしながら、 ‘186特許では、こうして得られたベンラファクシンが固体であるかどうか記載されていない。
【0004】
ベンラファクシン塩酸塩において幾つかの多型が存在することが、欧州特許出願EP 0 797 991 A1に記載されている。
【0005】
Summary Basis of Approval of New Drug Application No.20−151(ベンラファクシン塩酸塩の錠剤)及びNo.20−699(ベンラファクシンを拡張して放出するカプセル)において、ベンラファクシン塩酸塩の3種の多型形状が記載されている。
【0006】
現段階にて、ベンラファクシンを固体として単離する新規な方法が見出されていなかった。単離されたベンラファクシンが、白色の結晶形であり、高圧液化クロマトグラフィー(HPLC)により確認されたものとして純度が99.3%以上である。
【0007】
結晶性ベンラファクシンは、N,N−ジデスメチルベンラファクシンを新規な方法によりメチル化することによってベンラファクシン塩酸塩から調製できることを見出した。
【0008】
ベンラファクシン塩酸塩の2種の新規な多型(フォーム(Form)Iとフォーム(Form)IIと命名)、及び2種の新規な溶媒和物の形状(フォーム(Form)IIIとフォーム(Form)IVと命名)を見出した。
【0009】
アセトン中に、ベンラファクシン塩基、と塩酸(HCl)ガスよりベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を見出した。ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I及びフォーム(Form)IIを調製するためのこうした方法の適用例を見出した。
【0010】
発明の要約
1つの観点により、本発明は、特に純正なベンラファクシンに関する。
【0011】
他の観点により、本発明は、特に純正なベンラファクシン塩酸塩に関する。
【0012】
他の観点により、本発明は、ベンラファクシン塩酸塩からベンラファクシン塩基を調製するための方法を提供する。
【0013】
他の観点により、本発明は、N,N−ジスメチルベンラファクシンをアルカリ化処理することによりベンラファクシン塩基を、調製するための方法を提供する。
【0014】
1つの観点により、本発明は、固体ベンラファクシンを介して特に純正なベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法に関する。
【0015】
他の観点により、本発明は、フォーム(Form)Iとフォーム(Form)IIとして命名されたベンラファクシン塩酸塩の2種の新規な多型形状、及びフォーム(Form)IIIと形状IVと命名されたベンラファクシン塩酸塩の溶媒和物形状に関する。
【0016】
他の観点により、本発明は、上記化合物を水に溶解し、DMF(ジメチルホルムアミド)又はMEK(メチルエチルケトン)を添加してそれを析出させることにより、無水のフォーム(Form)Iを調製するための方法を提供する。
【0017】
他の観点により、本発明は、上記化合物を水、エタノール又はメタノールなどのプロトン性溶媒(protic solvent)に溶解し、アセトン、酢酸エチル、イソプロピルエーテル又はter−ブチルメチルエーテル(MTBE)などの非プロトン性溶媒(aprotic solvent)を添加してそれを析出させることにより、溶媒和物フォーム(Form)IIIを調製するための方法を提供する。
【0018】
他の観点により、本発明は、上記化合物をクロロホルム中に溶解し、ヘキサン又はトルエンを添加してそれを析出させることにより、溶媒和物フォーム(Form)IIIを調製するための方法を提供する。
【0019】
他の観点により、本発明は、上記化合物を無水エタノール又はイソプロピルアルコール中に結晶化させることにより、溶媒和物フォーム(Form)IIIを調製するための方法を提供する。
【0020】
他の観点により、本発明は、酢酸エチル、イソプロピルエーテル又はヘキサンなどの非プロトン性溶媒(aprotic solvent)中にて上記化合物をすりつぶす(triturating)ことにより、溶媒和物フォーム(Form)IIIを調製するための方法を提供する。
【0021】
他の観点により、本発明は、DMF(ジメチルホルムアミド)、及びDMSO(ジメチルスルフォオキシド)中に前記化合物を結晶化させるか、又は水中に前記化合物を溶解し、DMSOを添加してそれを析出させることにより、溶媒和物フォーム(Form)IVを調製するための方法を提供する。
【0022】
他の観点により、本発明は、ベンラファクシン塩基からベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を提供する。
【0023】
他の観点により、本発明は、ベンラファクシンを、好ましくはアセトン中にベンラファクシン塩基の混合物を形成し、その混合物を気体状塩酸(HCl)に暴露する工程を含んでいる、ベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を提供する。
【0024】
他の観点により、本発明は、気体状塩酸(HCl)においてベンラファクシン/アセトンの均質系溶液を暴露することを含む、ベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を提供する。
【0025】
他の観点により、本発明は、ベンラファクシンが、実質的に不溶性か又は溶解性が限定された溶液において、好ましくはアセトン溶液中にベンラファクシンの均一系溶液を調製する方法を提供する。
【0026】
他の観点により、本発明は、ベンラファクシンフォーム(Form)Iとフォーム(Form)IIを調製するための方法を提供する。
【0027】
他の観点により、1)本発明は、アセトンとベンラファクシン、好ましくはベンラファクシン塩基との混合液(又は均一系溶液)の調製する工程,及び2)気体状塩酸(HCl)に前記混合物を暴露する工程を含む、ベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を提供する。
【0028】
他の観点により、本発明は、白色の結晶、純度が約99.92%のベンラファクシン塩酸塩を提供する。
【0029】
他の観点により、本発明は、アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下攪拌しながら乾燥し、ベンラファクシン塩酸塩を結晶化することを含め、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iを調製するための方法を提供する。
【0030】
他の観点により、本発明は、アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下攪拌しながら乾燥し、ベンラファクシン塩酸塩を結晶化することを含む方法により調製されるベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iを提供する。
【0031】
他の観点により、本発明は、白色の結晶、純度が約99.95%のベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iを提供する。
【0032】
他の観点により、本発明は、アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下トレイ中にて乾燥し、ベンラファクシン塩酸塩を結晶化することを含め、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIを調製するための方法を提供する。
【0033】
他の観点により、本発明は、アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下トレイ中にて乾燥し、ベンラファクシン塩酸塩を結晶化する方法により調製された、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIを提供する。
【0034】
他の観点により、本発明は、白色の結晶、純度が約99.95%のベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIを提供する。
【0035】
発明の詳細な説明
本明細書に用いられているように、以下の略語として、「DMF」が、ジメチルホルムアミドを指し、「MEK」がメチルエチルケトンを指し、「MTEB」がter−ブチルメチルエーテルを指し、「DMSO」が、ジメチルスルフォオキシドを指し、「DSC」が示差走査熱量計(DSC)を指し、「PXSO」が粉末X線回折図を指し、「IPA」が、イソプロピルアルコールを指し、そして「HCl」は塩酸を指している。
【0036】
I)ベンラファクシンの遊離塩基
本発明は、特に純正なベンラファクシンに関する、驚くべきことに、遊離塩基の形状にて得ることができる。ベンラファクシン塩基が、固体の結晶形にて存在する。
【0037】
特に純正なベンラファクシンが、ベンラファクシン塩酸塩の水溶液に水酸化ナトリウムを添加することにより調製される。得られた混合物を、有機溶媒にて抽出した。上記抽出が、酢酸エチル、ヘプタン、ヘキサン、及びその混合液を用いて行うことができる。抽出溶媒は、好ましくは酢酸エチルである。組み合わされた有機層を、好ましくは硫酸ナトリウム上にて乾燥、そして蒸発させる。次に残滓をヘキサン又はヘプタンにより結晶化する。
【0038】
こうして得られた結晶をろ過し、冷却したヘキサン又はヘプタンにて洗浄し、さらに乾燥させて、固体ベンラファクシンが得られ、純度が99.3%以上である。
【0039】
固体ベンラファクシンの純度は、通常97%を超え、好ましくは約98%を超え、最も好ましくは約99%を超えている。
【0040】
固体ベンラファクシンを塩酸とさらに反応させて、そして結晶化させて特に純正なベンラファクシン塩酸塩を生成する。
【0041】
本発明は、以下の実施例をさらに記載するが、本発明の範囲を限定する意図はない。
【0042】
実施例
氷−水の浴槽に水(100mL)中、ベンラファクシン塩酸塩(20.0g、63.7mモル)の攪拌溶液に、水酸化ナトリウム32%水溶液(10.0g、80.0mモル)を添加した。その混合物を、氷−水の浴槽において約30分間攪拌し、酢酸エチル(3x30mL)にて抽出した。組み合わされた有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、減圧下約50−60℃(水浴)にて、蒸発させた。残滓を沸騰したヘキサン(50mL)中に溶解し、冷却器にて冷却(−18℃)した。
【0043】
こうして得られた結晶体をろ過し、冷えたヘキサン(20mL)にて洗浄し、減圧下にて乾燥させ、HPLCにより約99.3%の純度、mpが78.3−79.5℃の白色結晶として、ベンラファクシンが15.5g(87.7%)得られた。
【0044】
実施例
N,N− ジデスメチル・ベンラファクシン塩酸塩から結晶性ベンラファクシン遊離塩基を調製
【0045】
【化2】
Figure 2004530638
【0046】
水酸化ナトリウム32%水溶液(2.75g、0.022モル)を、水(13mL)中、室温にて、N,N−ジデスメチル・ベンラファクシン塩酸(5.72g、0.02モル)の攪拌溶液に添加した。ギ酸88.5%水溶液(4.16g、0.08モル)及びホルムアルデヒド溶液35.8%水溶液(3.7g、0.044モル)を、この乳化状液に添加した。得られた混合物を還流状態にて8時間攪拌し、室温に冷却し、水酸化ナトリウムの32%水溶液によりpHを〜11に調整し、そしてヘプタン(100mL)により抽出した。
【0047】
その混合物を、氷−水の浴槽において約30分間攪拌し、酢酸エチル(3x30mL)にて抽出した。有機抽出物を、水(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、2容量に蒸発させ、そしてろ過し、結晶性ベンラファクシン塩基が得られた。
【0048】
II)ベンラファクシン塩酸塩
本発明は、ベンラファクシン塩酸塩を塩基性化することを含め、ベンラファクシン塩酸塩を精製するための方法を提供する。
【0049】
本発明は、ベンラファクシンを結晶化することをさらに含め、ベンラファクシン塩酸塩を精製するための方法を提供する。
【0050】
本発明は、こうして調製されたベンラファクシンと塩酸とを反応させ、そしてベンラファクシン塩酸塩を有意的に高い純正状態に再生するために結晶化させることをさらに含め、ベンラファクシン塩酸塩を精製するための方法を提供する。ベンラファクシン塩酸塩の純度が、通常約97%を超え、好ましくは約98%を超え、最も好ましくは約99%より高い。ベンラファクシン塩酸塩が、米国特許第4,535,186に記載されている方法により得られ、それが引例として本明細書に組み入れられている。
【0051】
III)ベンラファクシン塩酸塩の新規な溶媒和物及び多型形状
ベンラファクシン塩酸塩フォーム( Form
1つの観点により、本発明は、フォーム(Form)Iと命名されたベンラファクシン塩酸塩の新規な多型形状に関する。この結晶形は、固有の強いX線ピークが、約10.2、15.5、20.3、21.7±0.2°2θ、及び中位強度のピークが、6.7、13.5、18.2、19.8、22.6、25,6、28.1、35.1±0.2°2θであることを特徴とする。
【0052】
フォーム(Form)IのDSC温度記録では、融解により約210−213℃にての吸熱することを含む。
【0053】
ベンラファクシン塩酸塩フォーム( Form II
他の観点により、本発明は、フォーム(Form)IIと命名されたベンラファクシン塩酸塩の新規な多型形状に関する。この結晶形は、固有の強いX線ピークが、約12.8、20.5、21.3±0.2°2θ、及び中位強度のピーク(medium peaks)が、6.8、8.5、10.3、13.6、15.6、16.5、19.8、19.9、21.9、25.2、28.7、31.2、31.7、35.3±0.2°2θであることを特徴とする。
【0054】
フォーム(Form)IIの示差走査熱量計(DSC)温度記録では、融解により約210−213℃にて吸熱することを含み、相転移は、得られたピークから約219−222°にて良く観察された。この転移が異なる規模で発生し、そしておそらく昇華現象を付随している。
【0055】
ベンラファクシン塩酸塩フォーム( Form III
他の観点により、本発明は、フォーム(Form)IIIと命名されたベンラファクシン塩酸塩の新規な溶媒和物の結晶形に関する。この結晶形は、固有の強いX線ピークが、約7.4、14.9、26.5±0.2°2θ、及び中位強度ピーク(medium peaks)が、約12.9、16.4、17.5、18.6、18.9、20.5、21.4、38.2±0.2°2θであることを特徴とする。
【0056】
フォーム(Form)IIIの示差走査熱量計(DSC)温度記録では、溶媒和化しないことによるによる幅広い吸熱、融解による約180−200℃の範囲の小さな吸熱、約212℃にての吸熱を含んでいる。
【0057】
この溶媒和化形状が、水、又はメタノール、エタノール又はヘキサンを含むことができる。乾燥により喪失する値が、メタノール又はエタノールを含む化合物に対して約5.6%−6.0%の範囲、イソプロピルアルコールを含む化合物に対して約4.6%、及びヘキサンを含む化合物に対して約5.5%である。
【0058】
これらの値が、ベンラファクシン塩酸塩の分子当りメタノール又はエタノールの約1/2分子、及びイソプロピルアルコールの1/4分子の化学量的な組成物を指示している。これらのデータは、エタノール又はメタノールの1/2溶媒化合物、及びイソプロピルアルコールの1/4の溶媒化合物の存在を指している。
【0059】
ベンラファクシン塩酸塩フォーム( Form IV
他の観点により、本発明は、フォーム(Form)IVと命名されたベンラファクシン塩酸塩の新規な溶媒和物の結晶形に関する。この結晶形は、固有の強いX線ピークが、約10.3、20.3±0.2°2θ、及び中位強度ピーク(medium peaks)が、約6.8,13.5,15.6,21.8,27.2,35.2±0.2°2θであることを特徴とする。
【0060】
フォーム(Form)IVの示差走査熱量計(DSC)温度記録では、溶媒和化しないことによる幅広い吸熱、融解による約212℃にての吸熱を含んでいる。
【0061】
この溶媒和物とされた結晶形は、DMSO又はDMFを含んでいる。TGAにおいて判定されるように、乾燥により喪失する値が、DMSO中に結晶化された化合物において約41%、DMF中に結晶化された化合物において約33%である。こうした値、すなわち約41%及び33%が、ベンラファクシン塩酸塩の1分子当りDMSOの3分子、そしてDMFの2分子の化学量としての値に相当する。このことから、溶媒和化したフォーム(Form)IVが、DMSOの3溶媒和化、及びDMFの2溶媒和化物であると推定される。
【0062】
IV)結晶性ベンラファクシン塩酸塩の多型形状の調製
本発明は、ベンラファクシン塩酸塩の異なる多型形状を調製する方法を開示している。
【0063】
多型の新規な形状(フォーム(Form)I及びフォーム(Form)II)が、乾燥処理中に、溶媒和形状を変化させることにより得られることが観察された。
【0064】
結晶化により、新規な溶媒和物の形状(フォーム(Form)III及びフォーム(Form)IVと命名)が生成されることが観察された。
【0065】
溶媒和物フォーム(Form)III及びIVの乾燥方法により、フォーム(Form)I、フォーム(Form)IIか、その2種の形態における混合物のいずれかを生成できることが観察された。回転蒸発器(rotavapor)を用いることにより、その乾燥条件として、減圧にし、粉末を連続的に回転し、及び適切な加熱−約60℃−により、主にフォーム(Form)Iが得られるが、わずかな場合であるがフォーム(Form)I又はフォーム(Form)Iとフォーム(Form)IIの混合物も得られる。固定オブン−約160℃、1/2時間−にて溶媒和物の形生物を乾燥させることにより、フォーム(Form)IIIからフォーム(Form)IIに形質転換、及びフォーム(Form)IVからフォーム(Form)Iに形質転換した。
【0066】
フォーム(Form)IIIが、エタノール、メタノール又はイソプロパノールなどの異なる溶媒により溶媒和を形成できることが観察された。
【0067】
フォーム(Form)IVが、DMF及びDMSOにより溶媒和を形成できることが観察された。
【0068】
新規な溶媒和物フォーム(Form)IIIを生成できる方法が観察された。この方法において、ベンラファクシン塩酸塩が、水、エタノール又はメタノールのようなプロトン性溶媒(すなわち水酸基[−OH]を有する溶媒)に溶解し、そしてアセトン、酢酸エチル、イソプロピルエーテル、又はtert−ブチルメチルエーテル(MTBE)などの非プロトン性溶媒(すなわち水酸基[−OH−]のない溶媒)を加えて溶媒和物フォーム(Form)IIIを生成する。回転式蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたって試料をさらに乾燥させ、新規な多型フォーム(Form)Iが得られる。
【0069】
ベンラファクシン塩酸塩をクロロホルム中に溶解し、その溶液にDMF又はDMSOを加える方法により、新規な溶媒和物フォーム(Form)IIIを生成することが観察された。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたって試料をさらに乾燥させることにより、新規な多型フォーム(Form)Iが得られる。
【0070】
さらにエタノール、イソプロピルアルコール、クロロホルム中に直接結晶化させ、フォーム(Form)IIIを生成し、回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに試料を乾燥させることにより、新規な多型フォーム(Form)II、又はフォーム(Form)IとIIとの混合物が得られる。
【0071】
DMF及びDMSOから直接結晶化させ、新規な溶媒和物フォーム(Form)IVが生成され、回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに試料を乾燥させることにより、新規な多型フォーム(Form)II、又はフォーム(Form)IとIIとの混合物が得られる。
【0072】
ベンラファクシン塩酸塩を水中に溶解し、その溶液にDEK又はDMFを加える方法により、新規な溶媒和物フォーム(Form)Iを生成することが観察された。
【0073】
ベンラファクシン塩酸塩をメタノール中に溶解し、溶媒と抗溶媒(solvent:antisolvent)との比を約3:30にした酢酸エチルを、その溶液に加える方法により、新規な多型フォーム(Form)IIを生成することが観察された。
【0074】
方法
PXRD
X線回折装置(X−Ray Difractometer)Phillips Generator TW1830
ゴニオメータ(Goniometer)PW3020
MPD Control PW3710
銅標的アノード(Cu Target anode)を備えたX線管(X−Ray tube)
モノクロメータ比例計数器(Monochromator proportional counter)
発散スリット(Divergence slits)1°、受光スリット(Receiving slit)0.2mm、散乱(Scatter)スリット1°
電源:40KV、30mA
走査速度:2°/分 ステップ:0.05度(deg)
TGA
DTG−50 Shimadzu
試料の重量:7−15mg
温度範囲:185℃まで
加熱速度:10℃/分
DSC
DSC821、Mettler Toledo
試料の重量:3−5mg
温度範囲:30−250℃
加熱速度:10℃/分
坩堝中のホール数(Number of holes in the crucible):3
実施例
溶媒 抗溶媒 (antisolvent) によるフォーム( Form III 及びフォーム( Form の調製
比率:水0.7mL:アセトン9.8mL:ベンラファクシン塩酸塩3g
ベンラファクシン塩酸塩を、還流下、水中にて溶解した。アセトンを添加した。形成された懸濁液をさらに10分間還流し、そして室温にて1昼夜暴露した。その後で懸濁液をろ過し、約2mLの同じ溶媒混合液により洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)Iを生成する。
【0075】
実施例
溶媒 抗溶媒 (antisolvent) によるフォーム( Form III 及びフォーム( Form の調製
比率:メタノール3mL:酢酸エチル9.5mL:ベンラファクシン塩酸塩2.5g
比率:メタノール3.8mL:イソプロピルエーテル2mL:ベンラファクシン塩酸塩3g
比率:メタノール3.5mL:MTBE 2mL:ベンラファクシン塩酸塩3.1g
ベンラファクシン塩酸塩を、還流下、メタノール中に溶解した。酢酸エチル又はイソプロピルエーテルあるいはMTBAを添加した。形成された懸濁液をさらに10分間還流し、そして室温にて1昼夜暴露した。その後で懸濁液をろ過し、約2mLの同じ溶媒混合液により洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)Iを生成する。
【0076】
実施例
溶媒 抗溶媒 (antisolvent) によるフォーム( Form III 及びフォーム( Form I/II の調製
比率:クロロホルム12mL:ヘキサン5mL:ベンラファクシン塩酸塩2.5g
比率:エタノール6mL:酢酸エチル9mL:ベンラファクシン塩酸塩3g
比率:クロロホルム12mL:トルエン 5mL:ベンラファクシン塩酸塩2.6g
ベンラファクシン塩酸塩を、還流下溶媒中に溶解した。抗溶媒(antisolvent)を添加した。形成された懸濁液をさらに10分間還流し、そして室温にて1昼夜暴露した。その後で懸濁液をろ過し、約2mLの同じ溶媒混合液により洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)II又はフォーム(Form)I、あるいはその2種のフォーム(Form)の混合物を生成する。
【0077】
実施例
直接結晶化することによりフォーム( Form III 、及びフォーム( Form I/ フォーム( Form II の調製
ベンラファクシン塩酸塩(2g)を、エタノール(8mL)又はイソプロピルアルコール(10mL)中、還流下にて溶解した。その溶液を室温にて1昼夜放置した。結晶化された物質をろ過し、同じ溶媒2mLにて洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)II又はフォーム(Form)I、あるいはその2種のフォーム(Form)の混合物を生成する。
【0078】
実施例
直接結晶化することによりフォーム( Form IV 、及びフォーム( Form I/II の調製
ベンラファクシン塩酸塩(2g)を、DMF又はDMSO(8mL)中、還流下にて溶解し、その溶液を室温にて1昼夜放置した。結晶化された物質をろ過し、同じ溶媒2mLにて洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)II又はフォーム(Form)I、あるいはその2種のフォーム(Form)の混合物を生成する。
【0079】
実施例
溶媒 抗溶媒 (antisolvent) によるフォーム( Form の調製
比率:水0.5mL:DMF 13mL:ベンラファクシン塩酸塩3g
比率:水0.5mL:DMSO 13mL:ベンラファクシン塩酸塩3.1g
ベンラファクシン塩酸塩を、還流下水中にて溶解した。抗溶媒(antisolvent)を添加した。形成された懸濁液をさらに10分間還流し、そして室温にて1昼夜暴露した。その後で懸濁液をろ過し、約2mLの同じ混合溶媒液により洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)Iに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)Iを生成する。
【0080】
実施例
溶媒 抗溶媒 (antisolvent) によるフォーム( Form II の調製
比率:メタノール10mL:酢酸エチル30mL:ベンラファクシン塩酸塩3g
ベンラファクシン塩酸塩を、メタノール中約0−5℃にて溶解した。抗溶媒(antisolvent)を添加した。形成された懸濁液を30分間攪拌した。その後でその懸濁液をろ過し、約2mLの同じ溶媒混合液により洗浄した。得られた固体が、フォーム(Form)IIに結晶化される。回転蒸発器(rotavapor)にて、減圧(〜10mbar)下、約60℃にて約45分間にわたってさらに乾燥させることにより、フォーム(Form)IIを生成する。
【0081】
実施例 10
固定式オブンにおいてフォーム( Form III を加熱することによるフォーム( Form II の調製
フォーム(Form)IIIの試料を、固定オブン内に約160℃、約1/2時間保持した。得られた多型形状が、フォーム(Form)IIであった。
【0082】
実施例 11
固定式オブンにフォーム( Form IV を加熱することによるフォーム( Form の調製
フォーム(Form)IVの試料を、固定オブン内に約160℃、約1/2時間保持した。得られた多型形状が、フォーム(Form)Iであった。
【0083】
実施例 12
フォーム( Form をすりつぶす (triturated) ことによるフォーム( Form III の調製
ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iの試料(2g)を、イソプロピルエーテル、又はヘキサン、あるいは酢酸エチル(8mL)中に、還流状態にて約1時間、又は室温にて1昼夜すりつぶした(triturated)。得られた固体がフォーム(Form)IIIを溶媒和化した。
【0084】
V)アセトン中ベンラファクシン塩基及び塩酸 (HCl) ガスからベンラファクシン塩酸塩の調製
本発明は、ベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法を提供する。その方法は、ベンラファクシン塩基を気体状塩酸(HCl)に暴露させることを含む。ベンラファクシン塩基からベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法における概要を、図10に示している。
【0085】
実施例 13
ベンラファクシン塩酸塩の粗製品の調製
ベンラファクシン塩基からベンラファクシン塩酸塩を調製するために必要な試薬及び溶媒が、表1に概要として示している。
【0086】
表1:試薬及び溶媒
Figure 2004530638
生成物の理論的収率(すなわちベンラファクシン塩酸塩)が、約31.34g(すなわち100mモル)である。
【0087】
機械的な攪拌装置、温度計、pH−電極及びPTFEデープ・チューブを備えた1−L重ジャケット式反応装置に、ベンラファクシン塩基(約27.7g)及びアセトン(約526g)を装入した。均一系溶液が均質な溶液となるまで、その混合物を、室温にて約20分間攪拌した。
【0088】
pHが2.0となるように、気体状塩酸により約10℃、その溶液を激しく攪拌して酸性化した。得られた懸濁液を約2時間、約10℃にて攪拌した。
【0089】
析出した結晶体をろ過し、冷却したアセトン(約120g)にてフィルターを洗浄し、減圧下、約50℃(水浴)にて一定重量になるまで乾燥して、HPLCにより約99.92%の純度、白色結晶のベンラファクシン塩酸塩、約29.57g(約94.4%)を得た。
【0090】
実施例 14
ベンラファクシン塩酸塩 フォーム (Form 1)) の調製
ベンラファクシン塩酸塩(約15.0g)粗製品を、アセトン(約60.0g)にて約1時間、約60℃、さらには約1時間、0℃にてすりつぶして(triturated)、ろ過し、冷えたアセトン(約120g)によりフィルターを洗浄し、そして減圧下、攪拌により、約50℃(水浴)にて、一定重量になるまで乾燥して、HPLCにより約99.95%の純度にて、白色結晶としてベンラファクシン塩酸塩約14.8g(約93.2%)を得た。
【0091】
実施例 15
ベンラファクシン塩酸塩 フォーム (Form I1)) の調製
ベンラファクシン塩酸塩(約15.0g)粗製品を、アセトン(約60.0g)にて約1時間、約60℃、さらには約1時間、0℃にてすりつぶし(triturated)、ろ過し、冷えたアセトン(約120g)によりフィルターを洗浄し、そして減圧下、攪拌により、約50℃(水浴)にて、一定重量になるまでトレイ中にて乾燥して、HPLCにより約99.95%の純度、白色結晶のベンラファクシン塩酸塩、約14.8g(約93.2%)を得た。
【0092】
実施例 16
ベンラファクシン塩酸塩フォーム (Form)(I) の調製
ベンラファクシン塩基(1Kg)をイソプロパノール(6L)中に溶解した。PHが7になるまで、塩酸(ガス)を気泡状にして、〜20℃にて流した。反応混合物を清浄な溶液に成るよう加熱し、10℃まで漸次冷却した。沈殿物をろ過し、イソプロパノールにて洗浄し、そして真空乾燥した。
【0093】
本発明は、本明細書に記載された特定の実施の形態により範囲を限定されるものでない。実際に、本発明の種々の変更が、上記説明及び付随する図面から当業者にさらに理解することができよう。こうした変更が、請求項の範囲内に入ることを意図していない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iの示差走査熱量計(DSC)曲線を示している。
【図2】
図2は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iの粉末X線回折図(PXRD)を示している。
【図3】
図3は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIのDSC曲線を示している。
【図4】
図4は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIのPXRDを示している。
【図5】
図5は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIIのDSC曲線を示している。
【図6】
図6は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIIのPXRDを示している。
【図7】
図7は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IVのDSC曲線を示している。
【図8】
図8は、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IVのPXRDを示している。
【図9】
図9は、結晶性ベンラファクシン塩基のPXRDを示している。
【図10】
図10は、塩酸(HCl)ガス及びアセトンの存在下、ベンラファクシン塩基からベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法の概略図を示している。

Claims (75)

  1. ベンラファクシン塩基が白色結晶形状である、結晶性ベンラファクシン塩基。
  2. ベンラファクシン塩基が、約99.3%を超える純度である請求項1記載の結晶性ベンラファクシン塩基。
  3. ベンラファクシン塩酸塩の水溶液に水酸化ナトリウムを添加する工程を含む、純度が約99.3%、そして白色結晶形状である結晶性ベンラファクシン塩基を調製する方法。
  4. 有機溶液を形成するために、有機溶媒により水溶液を抽出することをさらに含む請求項3記載の方法。
  5. 前記有機溶媒が、酢酸エチル、ヘプタン、ヘキサン及びその混合液から成る群から選択される請求項4記載の方法。
  6. 無水硫酸ナトリウム上で有機溶液を乾燥させることを、さらに含む請求項5記載の方法。
  7. 残滓を除去するために有機溶液をろ過することをさらに含む請求項6記載の方法。
  8. ヘキサン、又はヘプタンを煮沸して溶前記残滓を溶解し、そして冷却する請求項7記載の方法。
  9. ベンラファクシン塩基に塩酸を添加し、そしてベンラファクシン塩酸塩を結晶化させることをさらに含む請求項8記載の方法。
  10. 請求項9により生成される純度約99.3%を超える結晶性ベンラファクシン塩酸塩。
  11. N−Nジデスメチル・ベンラファクシン塩酸塩の水溶液に水酸化ナトリウムを添加する工程を含む、純度が約99.3%を超え、そして白色結晶である結晶性ベンラファクシン塩基を調製する方法。
  12. ギ酸及びホルムアルデヒド溶液を添加することをさらに含む請求項11記載の方法。
  13. 有機溶液を生成するために有機溶媒により水溶液を抽出することをさらに含む請求項12記載の方法。
  14. 前記有機溶媒が、酢酸エチル、ヘプタン、ケキサン及びその混合液から成る群から選択される請求項13記載の方法。
  15. 前記有機溶媒が、ヘプタンである請求項13記載の方法。
  16. 無水硫酸ナトリウム上で有機溶液を乾燥させることを、さらに含む請求項14記載の方法。
  17. 残滓を除去するために、有機溶液をろ過することをさらに含む請求項16記載の方法。
  18. 粉末X線回折ピークが10.2、15.5、20.3、21.7±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I。
  19. 粉末X線回折ピークが6.7、10.2、13.5、15.5、18.2、19.8、20.3、21.7、22.6、25,6、28.1、35.1±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I。
  20. 粉末X線回折ピークが12.8、20.5、21.3±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)II。
  21. 粉末X線回折ピークが6.8、8.5、10.3、12.8、13.6、15.6、16.5、19.1、19.9、20.5、21.3、21.9、25.2、28.7、31.2、31.7、35.3±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)II。
  22. 粉末X線回折ピークが7.4、14.9、26.5±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)III。
  23. 粉末X線回折ピークが7.4、12.9、14.9、16.4、17.5、18.6、18.9、20.5、21.4、26.5、38.2±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)III。
  24. 粉末X線回折ピークが7.4、14.9、26.5±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  25. 粉末X線回折ピークが7.4、12.9、14.9、16.4、17.5、18.6、18.9、20.5、21.4、26.5、38.2±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  26. 前記溶媒和物が、エタノール塩、メタノール塩、及びイソプロパノール塩から成る群から選択される請求項24から25いずれか1項記載のベンラファクシン塩酸塩。
  27. 粉末X線回折ピークが10.3、13.3、15.6、20.3±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IV。
  28. 粉末X線回折ピークが6.8、10.3、13.5、15.6、20.3、21.8、27.2、35.2±0.2度2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IV。
  29. 粉末X線回折ピークが10.3、13.5、15.6、20.3±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  30. 粉末X線回折ピークが6.8、10.3、13.5、15.6、20.3、21.8、27.2、35.2±0.2°2θであることを特徴とするベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  31. 溶媒和物が、DMSO及びDMFから成る群から選択される溶媒を含む請求項29から30のいずれか1項記載のベンラファクシン塩酸塩。
  32. プロトン性溶媒中にてベンラファクシン塩酸塩を溶解して、非プロトン性溶媒を添加することにより結晶化させることを含む、請求項22から25のいずれか1項記載の生成物を調製するための方法。
  33. 前記プロトン性溶媒が、水、メタノール及びエタノールから成る群から選択される請求項32記載の方法。
  34. 前記非プロトン性溶媒が、アセトン、酢酸エチル、イソプロピル・エーテル及びMTBEから成る群から選択される請求項32記載の方法。
  35. プロトン性溶媒中にベンラファクシン塩酸塩を結晶化させることを含む、請求項22から25のいずれか1項記載の生成物を調製するための方法。
  36. 前記プロトン性溶媒が、エタノール、及びイソプロパノールから成る群より選択される請求項35記載の方法。
  37. 非プロトン性極性溶媒中にてベンラファクシン塩酸塩を結晶化させることを含む、請求項27から30のいずれか1項記載の生成物を調製するための方法。
  38. 非プロトン性極性溶媒が、DMF及びDMSOから成る群から選択される請求項37記載の方法。
  39. ベンラファクシン塩酸塩を水中に溶解させ、そして非プロトン性溶媒を添加することにより、それを結晶化させることを含む、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iの調製方法。
  40. 前記非プロトン性溶媒が、MEK及びDMFから成る群から選択される請求項39記載の方法。
  41. プロトン性溶媒と非プロトン溶媒の混合液に、ベンラファクシン塩酸塩を溶解させることを含むベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIを調製するための方法。
  42. 前記プロトン性溶媒が、メタノールである請求項41記載の方法。
  43. 前記非プロトン性溶媒が、酢酸エチルである請求項41記載の方法。
  44. 溶媒と抗溶媒(antisolvent)とベンラファクシン塩酸塩との比が、10ml:30ml:3gである請求項41記載の方法。
  45. ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)II、又はその混合物を得るために、前記請求項22から25のいずれか1項記載の生成物を乾燥させる方法。
  46. ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)III、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IV、又はその混合物を得るために、前記請求項27から30のいずれか1項記載の生成物を、乾燥させる方法。
  47. クロロホルム中にベンラファクシン塩酸塩を溶解させ、ヘキサンとトルエンのいずれかを添加することによりそれを結晶化させることを含む、請求項22から25のいずれ1項記載の生成物を調製するための方法。
  48. 非プロトン溶媒中で還流状態にて少なくとも約1時間ベンラファクシン塩酸塩をすりつぶす(triturating)ことを含む、請求項22から25のいずれ1項記載の生成物を調製するための方法。
  49. 非プロトン溶媒中で室温にて少なくとも約20時間ベンラファクシン塩酸塩をすりつぶす(triturating)ことを含む、請求項22から25のいずれ1項記載の生成物を調製するための方法。
  50. 1)アセトン中にベンラファクシンの混合物を調製する工程、及び2)気体状塩酸中にその混合物を暴露する工程を含む、ベンラファクシン塩酸塩を調製するための方法。
  51. ベンラファクシンが、ベンラファクシン塩基である請求項50記載の方法。
  52. 前記混合物が、ベンラファクシンの均質系溶液である請求項50記載の方法。
  53. 請求項50に記載の方法により調製されるベンラファクシン塩酸塩。
  54. ベンラファクシン塩酸塩が、白色結晶、約99.92%の純度の請求項53記載のベンラファクシン塩酸塩。
  55. アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下に攪拌により乾燥させることを含むベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iを調製するための方法。
  56. 請求項55記載の方法により調製されるベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I。
  57. ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)Iが、白色結晶にて、約99.95%の純度である請求項56記載の前記ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)I。
  58. アセトンと共にベンラファクシン塩酸塩をすりつぶし(triturating)、その後減圧下においてトレイ中に乾燥させることを含む、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIを調製するための方法。
  59. 請求項58記載の方法により調製されたベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIであって、ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)IIが、白色結晶にて、約99.95%の純度である,58記載の前記ベンラファクシン塩酸塩フォーム(Form)II。
  60. ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物が溶媒を含む結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  61. 前記ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物の結晶形状が、フォーム(Form)IIIである請求項60記載の結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  62. 前記ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物の結晶形状が、フォーム(Form)IVである請求項60記載の前記結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物。
  63. 前記溶媒が、水、エタノール、メタノール及びイソプロパノールから成る群から選択される請求項61記載による前記結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)III。
  64. 溶媒和物結晶形が、約5.6%から約6.0%のメタノール溶媒を含む請求項61記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和フォーム(Form)III。
  65. 溶媒和物結晶形が、約5.6%から約6.0%のエタノール溶媒を含む請求項61記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和フォーム(Form)III。
  66. 溶媒和物結晶形が、約4.6%のイソプロピル・アルコールを含む請求項61記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)III。
  67. 溶媒和物結晶形が、約5.5%のヘキサンを含む請求項61記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)III。
  68. 前記溶媒が、DMSO及びDMFから成る群から選択される請求項62記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)IV。
  69. 溶媒和物結晶形が、約41%のDMSO溶媒を含む請求項68記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)IV。
  70. 溶媒和物結晶形が、約33%のDMF溶媒を含む請求項68記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)IV。
  71. フォーム(Form)IIIが、メタノール及びエタノールから成る群から選択される溶媒を含む前記結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)III。
  72. 前記溶媒の量が、化学量比としてベンラファクシン塩酸塩の分子当り溶媒を1/2分子量である請求項71記載による結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和合物フォーム(Form)III。
  73. 前記フォーム(Form)IIIが、イソプロピルアルコール溶媒を含み、その溶媒量が、化学量比としてベンラファクシン塩酸塩の分子当り溶媒を1/4分子量である結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒化合物フォーム(Form)III。
  74. 前記フォーム(Form)IVが、DMSO溶媒を含み、その溶媒量が、化学量比としてベンラファクシン塩酸塩の分子当り3分子量の溶媒である結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)IV。
  75. 前記フォーム(Form)IVが、DMF溶媒を含み、その溶媒量が、化学量比としてベンラファクシン塩酸塩の分子当り2分子の溶媒である結晶性ベンラファクシン塩酸塩溶媒和物フォーム(Form)IV。
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