JPWO2006043577A1 - フェニルエタノールアミン化合物の製造方法及びその中間体 - Google Patents

フェニルエタノールアミン化合物の製造方法及びその中間体 Download PDF

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Abstract

下記一般式(III)(式中、R1は水素原子又はハロゲン原子、R2はアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)で示されるフェニルエタノールアミン化合物の新規な製造方法及び新規なその製造中間体。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、エチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート及びその薬理学的に許容される塩の新規な製造方法およびその中間体に関する。
選択的なβアドレナリン受容体刺激作用を有するフェニルエタノールアミン化合物及びその製造方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載されている製造方法の概略を示すと以下の通り
Figure 2006043577
であるが、製造法a、bにおいてはいずれも以下の中間体
Figure 2006043577
を経由することとなる。
そして、この中間体を効率よく製造するためには、3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミンのアミノ基を保護した上で、フェノール性水酸基に対しアルキル化(アルコキシカルボニルアルキル化を含む)を行い、さらにアミノ基の保護基を脱保護するという工程を伴っていた。
また、製造法cにおいても同様にアミノ基に対する保護基の脱着工程を含み、原材料費や工程数等の点から好ましくなかった。
さらに製造法dにおいては、還元的アミノ化反応の立体選択性およびそれらの分割の点において課題を残していた。
一般的に、アミノ基、アルコール性水酸基及びフェノール性水酸基といった反応点を複数有する化合物の場合、選択的にフェノール性水酸基に対してアルキル化(アルコキシカルボニルアルキル化を含む)反応を進行させることは、アミノ基の方がフェノール性水酸基よりも反応性に富んでいるため、副生成物としてアミノ基のアルキル化物が生成することは周知の事実である。すなわち、アミノ基による求核反応が進行しやすい為、エタノールアミン骨格を有する多くの化合物は、アミノ基を保護して求核性のある窒素原子を不活性化した後に、フェノール性水酸基への反応を行うことが一般的であった。
これに対し、エタノールアミン骨格を有するフェノール性水酸基を保護基を使用することなく直接的にかつ選択的にアルコキシカルボニルアルキル化反応を行う例も報告されている(非特許文献1)。
しかしながらこの反応においては、水素化ナトリウムやN,N−ジメチルホルムアミド等の反応剤を使用するため、反応の後処理工程において水を使用することでアルカリ性水溶液となり、それにより生成物のエステル結合が加水分解を受けてカルボン酸へと変化してしまい所望の化合物の収率が低下することが懸念される。
ところで、カルボニル基を有する溶媒は無機物の溶解度が低いためその除去が容易であるという利点を有しており、所望のアルコキシカルボニルアルキル化を工業的に行うのに好ましい溶媒である。しかし、カルボニル基を有する溶媒では反応速度が遅く、時としてN−アルキル化反応が優先するといった欠点を持っていた。
以上述べたような副生成物の生成、反応剤の除去は、医薬品製造においては大きな課題であり、特に製造最終工程においては出来るだけ副生成物の少ない製造方法が望まれているのが現状である。
従って、アミノ基、アルコール性水酸基及びフェノール性水酸基を有する下記一般式(I)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
で示される化合物に対し、直接的かつ高選択的にフェノール性水酸基をアルキル化(アルコキシカルボニルアルキル化を含む)可能な反応が望まれていた。さらにアルコキシカルボニルアルキル化反応においては、反応の後処理工程においてエステルの加水分解反応が進行しないよう、水を用いることなく所望の生成物を与える反応が望まれていた。
特に、エチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテートの製造においては、各工程の中間体は油状物が多く、工業的過程において精製に多大な労力を要するといった問題点もあった。
医薬品製造においては工程の終盤に近づくにつれて中間体等の品質管理が厳密となるため、基質の当量数や反応温度などの条件を詳細に設定することにより、常に一定品質の化合物を得る必要がある。
この点、中間体を結晶として取得出来れば、晶析や再結晶等の容易な操作により単離精製することが可能となる為、品質管理の面で優れ、また、次工程においても正確な秤量が可能となる点でメリットを有する。
従って、本反応においても晶析可能な結晶性のよい中間体及びこの様な中間体を経由する製造方法が望まれていた。
WO97/15549号公報 Journal of Medicinal Chemistry(35巻、1751頁)
本発明の課題は、医薬品として有用な下記一般式(III)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)
で示されるフェニルエタノールアミン化合物の新規な製造方法及び新規なその製造中間体を提供することにある。
本発明者らは上述の課題を解決すべく鋭意研究を進めたところ、工業的に望ましいフェニルエタノールアミン化合物の製造方法及びその新規製造中間体を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の要旨は以下の通りである。
(1)下記式
Figure 2006043577
で示される1−(3−クロロフェニル)−2−[3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物。
(2)不斉炭素αの絶対配置がR配置である(1)に記載の溶媒和物。
(3)不斉炭素βの絶対配置がR配置である(1)又は(2)に記載の溶媒和物。
(4)不斉炭素γの絶対配置がR配置である(1)〜(3)のいずれかに記載の溶媒和物。
(5)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物である(1)〜(4)のいずれかに記載の溶媒和物。
(6)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物である(1)〜(4)のいずれかに記載の溶媒和物。
(7)結晶である(1)〜(6)のいずれかに記載の溶媒和物。
(8)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶である(1)〜(5)又は(7)のいずれかに記載の溶媒和物。
(9)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶である(1)〜(4)、(6)又は(7)のいずれかに記載の溶媒和物。
(10)下記式
Figure 2006043577
で示される化合物と(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミンとをトルエン中で反応させることを特徴とする(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶の製造方法。
(11)下記式
Figure 2006043577
(1/3トルエン和物)
で示される化合物を酢酸エチルで処理することによって得られることを特徴とする(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶の製造方法。
(12)下記一般式(I)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
で示される化合物を、そのアミノ基を保護することなく、下記一般式(II)
−X (II)
(式中、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基、Xはハロゲン原子を示す。)
で示される化合物と反応させることを特徴とする、下記一般式(III)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)
で示される化合物若しくはその薬理学的に許容される塩又はそれらの水和物若しくは溶媒和物の製造方法。
(13)一般式(I)で示される化合物が、下記一般式(IV)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
で示される化合物と下記式(V)
Figure 2006043577
で示される化合物を反応させて得られる化合物である(12)に記載の製造方法。
(14)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを炭酸塩の存在下で反応させることを特徴とする(12)又は(13)に記載の製造方法。
(15)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを炭酸カリウムの存在下で反応させることを特徴とする(12)〜(14)のいずれかに記載の製造方法。
(16)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを微細に粉砕した炭酸カリウムの存在下で反応させることを特徴とする(12)〜(15)のいずれかに記載の製造方法。
(17)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とをカルボニル基を有する溶媒中で反応させることを特徴とする(12)〜(16)のいずれかに記載の製造方法。
(18)一般式(I)で示される化合物と一般式(II)で示される化合物とをメチルエチルケトン中で反応させることを特徴とする(12)〜(17)のいずれかに記載の製造方法。
(19)Rがハロゲン原子である(12)〜(18)のいずれかに記載の製造方法。
(20)Rが塩素原子である(12)〜(19)のいずれかに記載の製造方法。
(21)Rが1個の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基で置換されたメチル基である(12)〜(20)のいずれかに記載の製造方法。
(22)Rがエトキシカルボニルメチル基である(12)〜(21)のいずれかに記載の製造方法。
(23)不斉炭素αの絶対配置がR配置である(12)〜(22)のいずれかに記載の製造方法。
(24)不斉炭素βの絶対配置がR配置である(12)〜(23)のいずれかに記載の製造方法。
(25)不斉炭素γの絶対配置がR配置である(12)〜(24)のいずれかに記載の製造方法。
(26)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物である(12)〜(25)のいずれかに記載の製造方法。
(27)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物である(12)〜(26)のいずれかに記載の製造方法。
(28)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物である(12)〜(26)のいずれかに記載の製造方法。
(29)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物の結晶である(12)〜(28)のいずれかに記載の製造方法。
(30)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶である(12)〜(27)又は(29)のいずれかに記載の製造方法。
(31)一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶である(12)〜(26)、(28)又は(29)のいずれかに記載の製造方法。
(32)一般式(III)で示される化合物の薬理学的に許容される塩がマレイン酸塩である(12)〜(31)のいずれかに記載の製造方法。
(33)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で、炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする(12)〜(27)、(29)、(30)又は(32)のいずれかに記載の製造方法。
(34)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で微細に粉砕された炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする(12)〜(27)、(29)、(30)、(32)又は(33)のいずれかに記載の製造方法。
(35)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶を原料とし、メチルエチル中で、炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする(12)〜(26)、(28)、(29)、(31)又は(32)に記載の製造方法。
(36)(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で、微細に粉砕された炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする(12)〜(26)、(28)、(29)、(31)、(32)又は(35)のいずれかに記載の製造方法。
(37)反応終了後の反応溶液のHPLC分析において、一般式(I)で示される化合物若しくはその溶媒和物、(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物、又は(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物に由来するピークの相対面積百分率が約1.0%以下である(12)〜(36)のいずれかに記載の製造方法。
(38)炭酸塩又は炭酸カリウムがジェットミルにより粉砕されていることを特徴とする(14)〜(37)のいずれかに記載の製造方法。
(39)炭酸塩又は炭酸カリウムの平均粒子径が約10マイクロメートル以下であることを特徴とする(14)〜(38)のいずれかに記載の製造方法。
本発明によれば、下記一般式(III)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)
で示される化合物を効率よく製造することができる。これは、下記一般式(I)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
で示される化合物のフェノール性水酸基に対する直接的かつ高選択的なアルキル化(アルコキシカルボニルアルキル化を含む)を可能にしたこと及び単離精製が容易な結晶性の良い中間体を得ることができたことによるものである。
以下、本発明について詳細に説明する。本発明の一般式において、Rは水素原子又はハロゲン原子であればよい。Rの好ましい例としてハロゲン原子を挙げることができる。ハロゲン原子の具体例としては、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素等を挙げることができ、好ましい例として塩素原子を挙げることができる。
はアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基であれば良く、具体例としては炭素数1〜4のアルキル基又は1〜2個の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基で置換された炭素数1〜4のアルキル基を挙げることができる。Rの好ましい例として1個の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基で置換された炭素数1〜4のアルキル基を挙げることができ、より好ましい例としてエトキシカルボニルメチル基を挙げることができる。炭素数1〜4のアルキル基の具体例を挙げるとメチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基が挙げられ、好ましい例としてメチル基を挙げることができる。炭素数1〜4のアルキル基の置換基である炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基の具体例としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ノルマルプロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ノルマルブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基が挙げられ、好ましい例としてエトキシカルボニル基を挙げることができる。置換基の数は1〜2個であり、好ましくは1個である。
Xはハロゲン原子であればよい。Xの好ましい例として、臭素を挙げることができる。
不整炭素α、β及びγの絶対配置はRでもSでもよいが、全てR配置であることが好ましい。
一般式(III)で示される化合物は、一般式(I)と(II)で示される化合物を反応させれば得られるが、炭酸塩を加えると一般式(III)で示される化合物を収率よく得ることができる。これは言い換えると、反応原料である一般式(I)及び一般式(II)で示される化合物を効率よく反応させ、反応溶媒中に含まれる未反応の一般式(I)で示される化合物を減らすことができるということである。特に、原料である一般式(I)が結晶性の良い化合物である場合、生成物である一般式(III)を晶析や再結晶による単離精製を行うと、目的とする一般式(III)に不要な一般式(I)が混ざってしまい、単離精製が不十分となってしまうので、反応溶媒中に含まれる未反応の一般式(I)は少ないことが望ましい。
炭酸塩は特に限定されないが、例えば、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムや炭酸ナトリウムカリウム等の炭酸とアルカリ金属との塩、炭酸マグネシウムや炭酸カルシウム等の炭酸とアルカリ土類金属との塩、炭酸水素ナトリウムや炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩を挙げることができる。これらの中で好ましい例としては炭酸カリウムを挙げることができる。ここで用いる炭酸塩は微細に粉砕されていることが好ましい。 その理由としては、原料である一般式(I)で示される化合物が目的物である一般式(III)で示される化合物の結晶に多く残存すると造塩工程や再結晶等の精製操作で除くことが著しく困難となることがわかっており、炭酸塩の粒子径の違いによって未反応の一般式(I)の残存率が大きく異なることも判明しているためである(実施例4及び5)。
炭酸塩の粉砕はジェットミル、ピンミル、ハンマーミル等一般的に用いられている方法で行うことができるが、ジェットミルにより粉砕された炭酸塩の粒子径が本発明では適している。また、撹拌と同時に撹拌子等により粉砕することも可能である。しかし、工業的には攪拌羽等を用いて反応を行うことが一般的であって、反応中に撹拌羽等により炭酸塩が粉砕されることは期待できない。従って、予め粉砕した炭酸塩を用いることが好ましい。
本発明で用いる粉砕された炭酸塩の平均粒子径に制限はないが、反応終了後の反応溶液のHPLC分析において、一般式(I)に由来するピークの相対面積百分率を約1.0%以下とすることが可能な粒子径とすることが好ましく、1.0%以下とすることが可能な粒子径とすることがより好ましい。一方、下限値は特に制限はないが、0%以上とすることが望ましい。この観点において、粉砕された炭酸塩の平均粒子径は約10マイクロメートル以下とすることが好ましく、10マイクロメートル以下とすることがより好ましい(実施例5参照)。一方、下限値は特に制限はないが、1マイクロメートル以上とすることが望ましい。これは炭酸塩の中には炭酸カリウムのように潮解性を有するものがあり、細かくしすぎると水を吸収しやすくなってしまうためである。
反応溶媒は反応の後処理工程において、エステルの加水分解反応が進行しないよう、水を用いることなく一般式(III)で示される化合物を得ることが可能な、有機化合物の反応に通常用いられる溶媒を用いれば良い。例を挙げると、例えばメタノールやエタノール等のアルコール、ヘキサンやベンゼン等の炭化水素、アセトンやメチルエチルケトン等のカルボニル基を有する溶媒などが挙げられる。好ましい反応溶媒としては、カルボニル基を有する溶媒を挙げることができ、より好ましい反応溶媒としてはメチルエチルケトンを挙げることができる。
一般式(I)で示される化合物はフリー体のほか、塩、水和物、溶媒和物も使用することもできる。また、その形態は何ら限定されるものではないが、単離精製のしやすさ、正確な秤量を可能にするという観点から結晶であることが好ましい。一般式(I)で示される化合物の中で結晶性の良い化合物として、(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物が挙げられ、具体的には(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物及び(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物を挙げることができる。
一般式(III)で示される化合物の薬理学的に許容される塩の具体例を挙げると、例えば塩酸、硝酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸等の無機酸との塩、酢酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、カンファースルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等の有機酸との塩等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。これらの塩の中で好ましい例としては有機酸との塩が挙げられ、より好ましい例としてマレイン酸との塩を挙げることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲を下記の実施例に限定することを意図するものではない。
(実施例1)
(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール1/3トルエン和物結晶の製造

トルエン10ml、(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミン1.92g、(R)−3−クロロスチレンオキサイド1.55gの混合液を4時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却後,種晶を接種し、そのまま30分攪拌した。析出結晶をろ取した後50℃で2.5時間通風乾燥し表題化合物を2.42g得た。
H−NMR(CDCl)δ:1.40−1.89
(8H,m)、2.36(1H,s)、2.65−3.06(4H,m)、4.72−4.77(1H,m)、6.64−6.77(3H,m)、7.12−7.26(5.67H,m)、7.37(1H,m)

元素分析用サンプルの調製
粗(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール1/3トルエン和物4.0gをカラムクロマトグラフィーで精製して得られた油状物をトルエン15mlを加えて加熱した。冷却して析出した結晶をろ取した後、50℃で通風乾燥、60℃で減圧乾燥して目的の化合物を1.39g得た。
元素分析値 C20H24ClNO21/3C7H8として
(測定値)C;71.23%,H;7.20%,N;3.48%
(計算値)C;71.23%,H;7.14%,N;3.72%

(実施例2)
エチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート マレイン酸塩の製造

(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物 60g、メチルエチルケトン450ml、ジェットミルで粉砕した炭酸カリウム66.1gの混合液を1時間加熱還流した。本混合液へ加熱下ブロム酢酸エチル31.9gのメチルエチルケトン30ml溶液を滴下しさらに5時間加熱還流した。冷却後セライトでろ過し、得られた溶液へマレイン酸18.9gのメチルエチルケトン270ml溶液を投入し、氷冷却下1時間攪拌した。析出した結晶をろ取し、さらに結晶をメチルエチルケトンで洗浄後、減圧乾燥することにより、表題化合物粗結晶を63.2g得た。
得られた粗結晶をエタノールで再結晶することにより、表題化合物を56.3g取得した。

H−NMR(DMSO−d6)δ:1.19(3H,t,J=7.02Hz)、1.51−2.04(8H,m)、2.98−3.43(4H,m)、4.15(2H,q,J=7.02Hz)、4.74(2H,s)、4.93−4.96(1H,m)、6.03(2H,s)、6.73−6.91(3H,m)、7.20−7.49(5H,m)

(実施例3)
(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール1/3酢酸エチル和物結晶の製造

(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物 0.50gを酢酸エチル10mlに溶解し、溶媒を減圧留去した。さらに同様の操作を2回繰り返し、得られた結晶を減圧乾燥して、表題化合物を0.37g得た。

H−NMR(CDCl3)δ:1.26(1H,t,J=7.20Hz)、1.40−1.90(8H,m)、2.05(1H,s)、2.65−3.06(4H,m)、4.12(0.67H,q,J=7.20Hz)、4.72-4.75(1H,m)、6.65−6.78(3H,m)、7.12−7.26(4H、m)、7.38(1H,s)

(実施例4)炭酸塩の粉砕法による反応への影響の検討
処理法の異なる炭酸カリウム2種(1種は購入品((和光純薬)をそのまま使用し、もう1種はメノウ乳鉢で粉砕した炭酸カリウム)を用いて以下に記載する製造法に従って得られた反応液又は結晶について、(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール(原料)とエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート(目的物)の含有率をHPLC(相対面積百分率法)を用いて検討した。ここで、相対面積百分率法とは、検出されたピーク面積値の総和のうち、目的ピークの面積がどの程度の割合かを百分率で表現した値である。ただし、ここではマレイン酸のピークは除いて計算した。

反応実施例
(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物 1当量、炭酸カリウム2.0〜3.0当量のメチルエチルケトン混合液を加熱還流した。本混合液へ加熱下ブロム酢酸エチル1.0〜1.2当量のメチルエチルケトン溶液を滴下しさらに3〜4時間加熱還流した。ここで反応液を一部採取し、HPLC分析に付した。冷却後セライトでろ過し、得られた溶液へマレイン酸1.0当量のメチルエチルケトン溶液を投入し、攪拌した。析出した結晶をろ取し、通風乾燥してエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート マレイン酸塩を得た。得られた結晶をHPLC分析に付して、結晶中の(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール(原料)とエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート(目的物)の含有率を上述の相対面積百分率法を用いて測定した。

Figure 2006043577
ND:データを取得していないことを示す。
乳鉢粉砕はメノウ乳鉢で5分粉砕したものを使用した。

(HPLC条件)
HPLC:島津社製CLASS−VPシリーズ
カラム:CAPCELLPAK UG−120(4.6xφ150mm)(資生堂)
溶媒:アセトニトリル:50mM リン酸二水素アンモニウム水溶液=40:60
流速:1.0ml/分
カラム温度:35度
検出波長:220nm

(実施例5) 反応に用いる微粉末炭酸塩の検討
購入した微粉末炭酸カリウム3種とジェットミルで粉砕した炭酸カリウム1種を用いて以下に記載する製造法に従って得られた結晶について、(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール(原料)とエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート(目的物)の含有率をHPLC(相対面積百分率法)を用いて検討した。

反応実施例
(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物 1当量、炭酸カリウム3.0当量のメチルエチルケトン混合液を2時間加熱還流した。本混合液へ加熱下ブロム酢酸エチル1.2当量のメチルエチルケトン溶液を滴下しさらに3時間加熱還流した。ここで反応液を一部採取し、HPLC分析に付した。冷却後セライトでろ過し、得られた溶液へマレイン酸1.0当量のメチルエチルケトン溶液を投入し、室温で30分、氷冷却下で30分攪拌した。析出した結晶をろ取し、さらに結晶をメチルエチルケトンで洗浄後、通風乾燥してエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート マレイン酸塩を得た。得られた結晶をHPLC分析に付して、結晶中の(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール(原料)とエチル 3−[(1R,3R)−3−[(2R)−2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチルアミノ]シクロへキシル]フェノキシ アセテート(目的物)の含有率を上述の相対面積百分率法を用いて測定した。

Figure 2006043577
(注)原料はENTRY5は5.0gそれ以外は6.0g使用した。
(注)日本曹達社製と旭硝子社製の炭酸カリウムは微粉末として市販されているのでそのまま使用した。ジェットミル粉砕品は市販の顆粒状の炭酸カリウム(国産化学社製)をジェットミル(セイシン企業社製ジェットミル粉砕装置、CP−10型)を用いて以下の条件で粉砕した。
(粉砕条件)
5−6Kg/cm2の空気圧下、縦形トラックミル中に炭酸カリウムを15−20g/分の速度で投入し粉砕した。
(HPLC条件)
HPLC:島津社製CLASS−VPシリーズ
カラム:CAPCELLPAK UG−120(4.6xφ150mm)(資生堂)
溶媒:アセトニトリル:10mM リン酸二水素アンモニウム水溶液=40:60
流速:1.0ml/分
カラム温度:35度
検出波長:220nm
(平均粒子径の測定法)
炭酸カリウム10-15mgをn-BuOH 40mlに添加後、超音波を照射しながら1分後に測定を実施した。
測定機器:島津レーザ回折粒度分布測定装置、SADL-1100型
本発明によれば、下記一般式(I)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
で示される化合物のフェノール性水酸基に対する直接的かつ高選択的なアルキル化(アルコキシカルボニルアルキル化を含む)が可能であり、下記一般式(III)
Figure 2006043577
(式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)で示される化合物を効率よく製造することができる。また、上記一般式(III)の製造に適した結晶性の良い中間体を提供することができる。

本出願は、日本で出願された特願2004−305296を基礎としており、その内容は本明細書にすべて包含されるものである。































































Claims (39)

  1. 下記式
    Figure 2006043577

    で示される1−(3−クロロフェニル)−2−[3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物。
  2. 不斉炭素αの絶対配置がR配置である請求項1に記載の溶媒和物。
  3. 不斉炭素βの絶対配置がR配置である請求項1又は2に記載の溶媒和物。
  4. 不斉炭素γの絶対配置がR配置である請求項1〜3のいずれかに記載の溶媒和物。
  5. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物である請求項1〜4のいずれかに記載の溶媒和物。
  6. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物である請求項1〜4のいずれかに記載の溶媒和物。
  7. 結晶である請求項1〜6のいずれかに記載の溶媒和物。
  8. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶である請求項1〜5又は7のいずれかに記載の溶媒和物。
  9. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶である請求項1〜4、6又は7のいずれかに記載の溶媒和物。
  10. 下記式
    Figure 2006043577

    で示される化合物と(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミンとをトルエン中で反応させることを特徴とする(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶の製造方法。
  11. 下記式
    Figure 2006043577
    (1/3トルエン和物)
    で示される化合物を酢酸エチルで処理することによって得られることを特徴とする(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶の製造方法。
  12. 下記一般式(I)
    Figure 2006043577

    (式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
    で示される化合物を、そのアミノ基を保護することなく、下記一般式(II)
    −X (II)
    (式中、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基、Xはハロゲン原子を示す。)
    で示される化合物と反応させることを特徴とする、下記一般式(III)
    Figure 2006043577

    (式中、Rは水素原子又はハロゲン原子、Rはアルコキシカルボニル基で置換されていても良いアルキル基を示す。)
    で示される化合物若しくはその薬理学的に許容される塩又はそれらの水和物若しくは溶媒和物の製造方法。
  13. 一般式(I)で示される化合物が、下記一般式(IV)
    Figure 2006043577

    (式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を示す。)
    で示される化合物と下記式(V)
    Figure 2006043577

    で示される化合物を反応させて得られる化合物である請求項12に記載の製造方法。
  14. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを炭酸塩の存在下で反応させることを特徴とする請求項12又は13に記載の製造方法。
  15. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを炭酸カリウムの存在下で反応させることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の製造方法。
  16. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とを微細に粉砕した炭酸カリウムの存在下で反応させることを特徴とする請求項12〜15のいずれかに記載の製造方法。
  17. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物と一般式(II)で示される化合物とをカルボニル基を有する溶媒中で反応させることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の製造方法。
  18. 一般式(I)で示される化合物と一般式(II)で示される化合物とをメチルエチルケトン中で反応させることを特徴とする請求項12〜17のいずれかに記載の製造方法。
  19. がハロゲン原子である請求項12〜18のいずれかに記載の製造方法。
  20. が塩素原子である請求項12〜19のいずれかに記載の製造方法。
  21. が1個の炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基で置換されたメチル基である請求項12〜20のいずれかに記載の製造方法。
  22. がエトキシカルボニルメチル基である請求項12〜21のいずれかに記載の製造方法。
  23. 不斉炭素αの絶対配置がR配置である請求項12〜22のいずれかに記載の製造方法。
  24. 不斉炭素βの絶対配置がR配置である請求項12〜23のいずれかに記載の製造方法。
  25. 不斉炭素γの絶対配置がR配置である請求項12〜24のいずれかに記載の製造方法。
  26. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物である請求項12〜25のいずれかに記載の製造方法。
  27. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物である請求項12〜26のいずれかに記載の製造方法。
  28. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物である請求項12〜26のいずれかに記載の製造方法。
  29. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノールの溶媒和物の結晶である請求項12〜28のいずれかに記載の製造方法。
  30. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶である請求項12〜27又は29のいずれかに記載の製造方法。
  31. 一般式(I)で示される化合物又はその溶媒和物が(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶である請求項12〜26、28又は29のいずれかに記載の製造方法。
  32. 一般式(III)で示される化合物の薬理学的に許容される塩がマレイン酸塩である請求項12〜31のいずれかに記載の製造方法。
  33. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で、炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする請求項12〜27、29、30又は32のいずれかに記載の製造方法。
  34. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で微細に粉砕された炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする請求項12〜27、29、30、32又は33のいずれかに記載の製造方法。
  35. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶を原料とし、メチルエチル中で、炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする請求項12〜26、28、29、31、又は32に記載の製造方法。
  36. (1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物の結晶を原料とし、メチルエチルケトン中で、微細に粉砕された炭酸カリウム存在下、ブロモ酢酸エチルと反応させた後、マレイン酸を加えることを特徴とする請求項12〜26、28、29、31、32又は35のいずれかに記載の製造方法。
  37. 反応終了後の反応溶液のHPLC分析において、一般式(I)で示される化合物若しくはその溶媒和物、(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3トルエン和物、又は(1R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(1R,3R)−3−(3−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルアミノ]エタノール 1/3酢酸エチル和物に由来するピークの相対面積百分率が約1.0%以下である請求項12〜36のいずれかに記載の製造方法。
  38. 炭酸塩又は炭酸カリウムがジェットミルにより粉砕されていることを特徴とする請求項14〜37のいずれかに記載の製造方法。
  39. 炭酸塩又は炭酸カリウムの平均粒子径が約10マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項14〜38のいずれかに記載の製造方法。





















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