JP2004528226A - 車両座席における少なくとも1つの可動部分の位置を調節するための装置 - Google Patents
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Abstract
車両座席(1)における少なくとも1つの可動部分(2)の位置を調節するための装置であって、2つの接続要素(4,5)を含み、上記2つの要素のうち少なくとも1つ(4)は座席の上記可動部分(2)に固着され、この装置はさらに、少なくとも可動部分(2)に接続された要素(4)が第1の軸(A1)まわりに回転できるように2つの要素(4,5)を互いに接続するための手段(6)と、座席の可動部分(2)に接続された上記要素(4)が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい角度位置にロックされ得るようにするための操作手段(7)とを含み、この装置において、操作手段(7)は、座席の可動部分(2)に接続された上記要素(4)に設けられた少なくとも部分的に円形の歯部(9)と、上記歯部(9)に係合し上記第1の回転軸(A1)まわりで遊星歯車式の運動でもって動くことができる、少なくとも2つの歯車(10A,B)と、レバーシステム(17,18)とを含み、このレバーシステムは、上記歯車が互いにおよび上記歯部(9)に係合することで、座席の可動部分(2)に接続された上記要素(4)の回転を防ぐ、第1の位置(B)と、歯車(10A,B)が上記歯部(9)のみに係合することで、座席の可動部分に接続された上記要素(4)の回転を可能にする、第2の位置(R)とに、上記歯車(10A,B)を変位させるよう構成され、上記レバーシステム(17,18)、歯車(10A,B)および歯部(9)は、歯車(10A,B)を相互に相補の位置に常に維持するため、歯車は上記第1の位置から上記第2の位置に進むと常に互いと係合できる。
Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、メインクレームの予め特徴付ける部分に記載の、車両座席における少なくとも1つの可動部分の位置、特に座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための公知の装置は、遊星歯車式の運動による歯車を使用する場合(たとえば米国特許第5704870号もしくは第42111451号、または欧州特許第0332340号を参照)、一般に構成および組立が困難かつ複雑な多数の構成要素を含み、このことは最終的な装置製造費に多大な影響を及ぼす。
【0003】
また、しばしば公知の装置においては、使用中に構成要素間で径方向の緩みが生じることがあり、このため座席調節の質および正確さが減じられ、長期的には装置自体の劣化が生じる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の目的は、車両座席における少なくとも1つの可動部分の位置、特に座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための装置であって、構成が単純かつ素早く組立てられる少数の構成要素を含み、構成要素間における径方向の緩みを確実になくす装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記および当業者には明らかであろうさらなる目的が、メインクレームの特徴部に記載の装置により達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
制限的でない例として記載される添付の図面から、この発明がより明らかとなるであろう。
【0007】
添付の図面を参照して、この発明の装置は、車両座席1(図11A)における2つの可動部分の位置を調節するように構成され、特にこの装置は座席クッション3に対する背もたれ2の傾斜を調節するように構成される。この装置は、相前後して位置付けられ、座席クッション3および背もたれ2の支持フレーム3A,2Aに固着される、2つのプレート要素4,5と、2つの要素4,5が第1の軸A1(図5A)まわりを互いに対して回転できるように上記要素同士を接続するための手段6と、上記要素4が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい位置にロックされ得るようにするための操作手段7とを含む。より具体的には、図6および図7に示す2つのプレート要素4,5は、ここに示す例では両方とも同じ形状を有し、円形部分4A,5Aを含み、ここからアーム4B,5Bが延びて、相対的装置支持構造のフレームに対して従来の態様で堅く固定される。プレート要素5は座席のクッション3のフレーム3Bに固定されることになり、図11Aの実施例では回転できず、座席とともに並進するのみである。この固定された要素5は2つの溝穴7A,7Bを有し、これらは2つのプレート要素の回転の中心Aと同心の同じ円周Cに沿って間隔をおいて配置され、固定要素5はさらに3つの貫通孔8A,B,Cを有する。他方のプレート要素4は、図11Aに示す実施例では背もたれのフレーム3Aに固定されることになる。この要素4は座席から解放されれば他方のプレート要素のまわりを360°回転でき、その回転軸A1(図5A)はこれらプレート要素と垂直であり、これら要素の円形部分4A,5Aと同心である。要素4はその円形部分4Aに円形の開口を有し、この開口はその端縁に沿って円形の歯部9を有し、この歯部は2つのプレート要素の回転の中心Aと同心であり、さらに要素4の回転軸A1とも同心である。この円形歯部には2つの大歯車10A,10Bが係合し、これらは遊星歯車式の運動でもって動くように構成され、すなわち各々がその軸A2,A3(図5)まわりの回転運動、および軸A1まわりの同時的な回転運動でもって動くが、この軸A1は円形開口9の中心Aを通過し、他方の固定要素5の回転軸を表わすものである。2つの回転軸A2,A3は軸A1と平行かつこれから等距離であり、したがって要素4,5とも垂直である。
【0008】
大歯車10A,Bおよび歯部9は実質的に従来の種類のものであり、大歯車10A,Bが互いに、および歯部9(図3)に係合して2つのプレート要素4,5同士を好ましい位置でロックでき、またはこれに代えて歯部9には係合するが互いには係合せず(図4)、可動要素4を固定要素5のまわりで回転可能にできるように、これら大歯車および歯部を形状付ける。大歯車10A,Bはさらに、互いに対し、および歯部9に対して相補の位置を常に維持することにより、互いに接触しない位置から互いに接触する位置へ進むと常に互いと係合できる。大歯車10A,Bは可動要素4と同じ厚みを有することが有利であり、こうしてこれら大歯車は要素4の中に収容され、ここでこれらの基壁はそれぞれ、固定プレート要素5の1面、および、環状の要素13で定位置に維持される円板状の保持要素12または円板(図5B)の1面に載っているが、この環状の要素は可動のプレート要素4に対してたとえば溶接により堅く固定されるか、またはこの要素と1片に形成されるものである。円板12は要素4の歯部を設けた開口よりも大きな直径を有するため、円板12は要素4上に少なくとも部分的に載っている。円板要素12は2つの溝穴13A,Bおよび3つの貫通孔14A,B,Cを有し、これらはプレート要素5の7A,B,8A〜Cと同一の位置および形状を有する。環状の要素13は円板12の径方向の緩みを防ぎ、さまざまな装置構成要素を同心に維持する。円板12はプレート要素5に対して3つの接続部材15A,Bにより堅く固定され、これら接続部材はたとえばナットおよびボルトまたはリベットのタイプであり、プレート要素5の孔8A〜Cおよび円板12の孔14A〜Cを通り、最初の2つの部材15(図5C)は、要素4と同じ厚みの中心部分Tを含み、これにより円板12を固定プレート要素5に対して所定の間隔をおいて軸方向に固着する。他方の部材14はさらに、この装置を動作させるための2本のレバー17,18のための支点としても働くが、これについては後に(図5)詳細に説明する。なお、これらピンの直径は孔8A〜Cのそれよりもわずかに小さいため、これら孔の中でわずかな径方向の緩みを伴って収容される。
【0009】
可動プレート要素4はプレート要素5に対して「蝶番留め」され、すなわち可動要素4は、要素4,5,12,13の中心を通る軸A1(図5A)のまわりでのみ回転でき、その軸方向の動きはいずれも円板12と固定要素5との接続によって、さらに円板12が可動要素4上に載っていることによって防がれ、径方向の動きは環状の要素13と円板12との協働により防がれる。
【0010】
大歯車10A,Bは、固定された円板12および固定されたプレート要素5に対して、溝穴7A〜Bおよび13A,Bと係合する接続部材15C,D(図5B)によって接続され、それぞれの蝶番留めの軸A2,A3まわりで自由に回転する。部材15C,Dはさらに、装置作動レバー17,18のための回転ピンとしても働き、これらレバーを互いから、および固定円板12から隔てるように配置された部分T1,T2を含む。
【0011】
プレート要素が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい位置にロックされ得るようにするための操作手段7はレバーシステムを含み、これにより、装置のロックのために大歯車10A,Bを第1の位置B内に変位させ(図1,3)、ここでこれらは互いに、および円形歯部9に係合し、または装置の調節のために大歯車を第2の位置R内に変位させ、ここでこれら大歯車は円形歯部9のみと係合し、レバーシステムはさらに大歯車を調節位置からロック位置に戻すためにその歯部を再び互いに接触させて係合させる。この目的のために、操作手段7は操作レバー17および補助レバー18を含み、これらは両方ともピン15B(図5A)について旋回する。レバー17,18はともに、ピボットピン15Bを通すための半円形の溝穴21,22(図9,10)と、大歯車10A,Bに固定されたピン15C,D(図5B)を通すための孔23と、レバーの両端を弾性部材20(図1,2)に接続するための孔19とを含み、この弾性部材はたとえばばねであり、2本のレバー17,18の端部17Aおよび18Aを互いの方へと強制するように配置される。これら2本のレバーはさらにピン24(図10)によって互いに接続され、これは補助レバー18から延びており、操作レバー17内の溝穴25に係合するように構成される。2本のレバー17,18は、接続ピン15B,C,Dに係合するリベットまたはボルト(図示せず)により保持されているため、軸方向に動くことができず、したがってピン15Bまわりにのみ回転できる。しかし、ピン15Bは溝穴21,22(図9,10)に係合し、かつピン15C,Dはそれぞれ要素5および要素12の溝穴7A,B,13A,Bに係合するため、操作レバー17を回転させると2本のレバー17,18はプレート4,5と平行に並進することもできる(図1〜4に示す)。
【0012】
なお、レバーシステムの動作中、大歯車10A,Bの回転ピンはレバーシステムのピボットピン15Bと常に等距離のままである。
【0013】
2つの溝穴21,22は、固定プレート要素5の長手方向の軸L(図1)まわりで互いに対し鏡像となるよう形状付けられる。レバーシステムがばね20の作用により静止位置B(図1、図3)にあるときに、大歯車10A,Bが載置されたレバーアームがこれらを強制して互いに係合させかつ可動プレート要素4の内側歯部9と係合させるように、レバー17,18、溝穴21,22、および要素5,12における溝穴が形状付けられ、こうして可動要素4を要素5に確実にロックして上記要素4の回転を防ぐ。この位置にあるとき、大歯車10A,Bは、ばね20の効果によって回転歯部9に対して押圧され、回転中に可動プレート要素4と固定プレート要素5との間に生じ得る緩みをなくす。
【0014】
なお、静止位置(図1,3)において、ばね20がピボットピン15B(図5A)に対し、および、円板12をプレート5に接続するピン15C,D,A(図5C,D)に対し、プレート要素5の長手方向の軸L(図1)に沿って向けられた作用を及ぼし、これらピンを可動要素4の方へ数ミリメートルだけ動かし、かつ円板12を環状の要素13に対して、図1のCで表わす点へと動かすことができるように、レバー17,18が形状付けられる。円板12とリング13(図1)との接触によって、固定プレート要素5は可動プレート要素4に対して張力下に置かれるため、上記2つの要素間のいかなる緩みもなくなる。したがってレバーシステムは、静止位置、または可動プレート4をロックする位置にあるとき、プレート4と固定プレート5とを確実に固定でき、こうして2枚のプレート間に生じ得る緩みがいずれもなくなるが、それは、第1の方向D1(図1)において大歯車10A,Bに対して、および第1の方向に対向する第2の方向D2において、組合わせられた大歯車、ガイドプレート12および可動プレート4に対して及ぼされる二重の推力作用による。なお、ピン15A,B,C,Dはレバーシステムによって変位され得るが、それはこれらピンの係合するプレート5および円板12の孔が、ここに挿入されるピンよりも大きなサイズであるからである。もしこれに代えてレバー17が下方向(図1のD3方向)に押下げられれば、レバーシステム7は調節位置に置かれて可動プレート4は回転できる。これに関連し、レバー17を下げると、これは他方のレバー18とともに固定プレートの長手方向の軸と同軸(図1のD2方向)に並進し、さらにこの動きの間に、レバーについて旋回する大歯車10A,Bを牽引し、これらを互いから引き離すので、これらは互いを邪魔せず、しかも、この動きの間にこれらが沿って回転する可動プレート4の内側円形歯部9と接触したままとなる。このためレバー17を下げると、プレート要素4は固定要素5のまわりのあらゆる角度位置へと自由に回転できる。プレート4の回転中、大歯車10A,Bは歯部9によって回転させられる。レバー17,18の並進および大歯車10A,Bの並進は、固定プレート5および円板12に設けられた溝穴7A,Bおよび溝穴13A,Bによって案内かつ制限される。なお、溝穴7A,B,13A,Bは、大歯車の「解放」動きの間に、大歯車10A,Bの回転軸A2,A3を可動要素4の中心回転軸A1から等距離に維持する。これは溝穴が歯部9と同軸の円弧に沿って延びることによって確実とされる。さらに、レバー17が下げられると、ピボットピン15に対しては長手方向の軸Lと同軸の推力がかからなくなり、このため固定プレート5と可動プレート4との間にはわずかな緩みが生じる。しかしこの緩みは可動プレート4の傾斜の調節段階中では有害ではない。
【0015】
補助レバー18のピン24(図10)により、およびこれが操作レバー17の溝穴25に係合していることにより、プレート要素5の長手方向の軸Lについて対称に、動きがレバー17からレバー18へ伝達される。溝穴25によって、大歯車10A,Bが互いに係合しかつ歯部9と係合することが必要なときに、大歯車間のあらゆる緩みを取ることができる。こうして装置の大歯車の構成が簡単になるが、それはこの装置の構成が過度の精密さを伴う必要がないからである。したがって、歯部が正確に形成されていない場合ですら、装置の正常な動作が可能である。この発明の装置では、歯部は実際、2つの要素4,5を互いにロックするときには楔止めの作用を提供し、要素4の回転中には大歯車10A,Bを単に牽引するように動作する。
【0016】
この発明の装置は公知の装置にあった欠点の多くを克服する。これに関連して、構成および組立が単純な極めて少数の構成要素を用いて、この発明の装置では可動要素4を固定要素5に対して段階的に調節する代わりに、360°の角度を通じて連続的に調節することができ、かつ、2つの要素4,5が一旦互いにロックされると、座席クッションに対して背もたれの位置にはいかなる緩みまたは傾きも生じない。さらにこの発明の装置は段階的にプレート4を回転させることを伴わないため、極めて小さな動きについても申し分なく動作する。
【0017】
図11A〜Eはこの装置についてのいくつかの可能な使用態様を示す。図11Aでは、この装置は単に背もたれ2の傾斜を調節するために用いられているが、この応用例は上述の記述において参照した。図11B,Cは、この発明の第1の装置(P1で示す)を用いて先の応用例でのように背もたれ2の傾斜を調節し、この発明の第2の装置(P2で示す)を用いて座席クッションを持ち上げることを示す。この後者の応用例では、装置P2の可動プレート4は、装置P1で背もたれに蝶番留めされた座席クッション3のフレーム3Aの端部に固着され、装置P2の固定部分は、座席が水平方向にスライドできるようにする一般的な滑動可能フレーム3Bに固着される。座席クッションのフレーム3Aの他端は支持体3Cに対して蝶番留めされ、これもまた座席の水平方向に滑動可能なフレーム3Bに堅く固着される。装置P2では、作動レバー17に対して力をかけることで座席クッションを所望の位置にロックしたり、または座席クッションの後部をその前部について回転させることで変えられた位置に座席クッションをロックすることが可能である(図11B,Cに示す)。装置P2は、座席において装置P1が位置付けられる側と反対側に設けられることが有利である。
【0018】
図11D,Eは、やはりこの発明の2つの装置P1,P2が設けられる構成を示し、第1の装置P1ではやはり、通常どおり背もたれのフレーム2Aに可動要素4が固着され、一方で固定要素5は、座席クッションでなく、フレーム3Bに堅く固定されたプレート2Bに対して固着され、座席を水平方向にスライドさせる。座席クッションは背もたれから自由であり、その前部において、これが蝶番留めされる支持体3Cによりフレーム3Bと接続されて座席を水平方向にスライドさせ、後部では第2の装置P2によって接続され、その可動部分4は座席クッションのフレーム3Aに固着され、一方でその固定部分5は座席フレーム3Bに固着される。したがってこの装置応用例では、背もたれ2の傾斜を調節するのに加えて、座席クッション3の傾斜を調節するためにこの装置が用いられている(これを図11D,Eに示し、ここでは座席クッションについての2つの異なる位置が示される)。
【0019】
さらに、両方のプレート要素4,5の回転を利用することでこの発明の装置を用いることもでき、ここでたとえばこれら要素の端部のうち少なくとも1つを、ガイドに沿って水平方向に滑動可能なブロックに対して蝶番留めし、一方で他端を固定して維持し、たとえば孔30(図3)を通過するピンに座席の可動部分を接続する。このさらなる変形例でこの装置はたとえば、孔30を通過するピンに固着された座席クッションの一部の高さを変えるように用いられ得る。この変形例では、接続要素4,5はともに水平方向に回転および並進する。
【0020】
この装置は、可動要素4が急速かつ安定的に360°を通じて角度回転することを可能にするため、背もたれが「テーブル」動きまたは「ベッド」動きを経験する必要があるすべての応用例に特に好適である。
【0021】
最後に、以上の実施例は例として記載したものにすぎず、すべて同じ発明概念内に属する数多くの変形例が可能であることに注目されたい。たとえばレバーシステム7については、大歯車10A,Bを互いにかつ歯部9に対してロックでき、同時にプレート4,5を相互の張力下に置くことで上記プレート間の緩みをなくす、またはこれに代えて、プレート4が回転できるようにし、かつ、レバーシステムが一旦解放されるとそのロック位置に戻ることができるようにする限り、レバーシステム7がここに示したものとは異なる種類であってもよい。
【0022】
たとえばレシーバシステムは「鋏」の作用を採用することもでき、これは補助レバー18の端部18B(図10)を延長させるだけでよい。また大歯車10A,Bは、所望であれば、プレート4の回転を制限するために、歯部を設けた円形の扇形からなることもある。同様に円形歯部9は、円の円弧を通じてのみ延在することもできる。したがってこの文脈では、半円形の歯部および歯車もまた円形の歯部および大歯車の概念内に包含される。
【0023】
当業者には完全に明らかな態様で、大歯車10A,Bの数を増加、たとえば4つにすることも可能である。
【0024】
部分4Bおよび5B(図6,7)の形状もまた、これら部分を座席支持構造に対しより容易に固定可能とするために、ここに示したものとは異なっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明に従う装置を或る動作位置で概略的に示す正面図である。
【図2】この発明に従う装置を別の動作位置で概略的に示す正面図である。
【図3】図1および図2と同じ態様で、歯車の位置付けを示すために装置の或る構成要素を省略した、この装置を或る動作位置で概略的に示す正面図である。
【図4】図1および図2と同じ態様で、歯車の位置付けを示すために装置の或る構成要素を省略した、この装置を別の動作位置で概略的に示す正面図である。
【図5A】図3の線5A/5Aに沿って切った断面図である。
【図5B】図3の線5B/5Bに沿って切った断面図である。
【図5C】図3の線5C/5Cに沿って切った断面図である。
【図6】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図7】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図8】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図9】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図10】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図11A】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11B】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11C】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11D】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11E】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【0001】
この発明は、メインクレームの予め特徴付ける部分に記載の、車両座席における少なくとも1つの可動部分の位置、特に座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための公知の装置は、遊星歯車式の運動による歯車を使用する場合(たとえば米国特許第5704870号もしくは第42111451号、または欧州特許第0332340号を参照)、一般に構成および組立が困難かつ複雑な多数の構成要素を含み、このことは最終的な装置製造費に多大な影響を及ぼす。
【0003】
また、しばしば公知の装置においては、使用中に構成要素間で径方向の緩みが生じることがあり、このため座席調節の質および正確さが減じられ、長期的には装置自体の劣化が生じる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の目的は、車両座席における少なくとも1つの可動部分の位置、特に座席クッションに対する背もたれの位置を調節するための装置であって、構成が単純かつ素早く組立てられる少数の構成要素を含み、構成要素間における径方向の緩みを確実になくす装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記および当業者には明らかであろうさらなる目的が、メインクレームの特徴部に記載の装置により達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
制限的でない例として記載される添付の図面から、この発明がより明らかとなるであろう。
【0007】
添付の図面を参照して、この発明の装置は、車両座席1(図11A)における2つの可動部分の位置を調節するように構成され、特にこの装置は座席クッション3に対する背もたれ2の傾斜を調節するように構成される。この装置は、相前後して位置付けられ、座席クッション3および背もたれ2の支持フレーム3A,2Aに固着される、2つのプレート要素4,5と、2つの要素4,5が第1の軸A1(図5A)まわりを互いに対して回転できるように上記要素同士を接続するための手段6と、上記要素4が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい位置にロックされ得るようにするための操作手段7とを含む。より具体的には、図6および図7に示す2つのプレート要素4,5は、ここに示す例では両方とも同じ形状を有し、円形部分4A,5Aを含み、ここからアーム4B,5Bが延びて、相対的装置支持構造のフレームに対して従来の態様で堅く固定される。プレート要素5は座席のクッション3のフレーム3Bに固定されることになり、図11Aの実施例では回転できず、座席とともに並進するのみである。この固定された要素5は2つの溝穴7A,7Bを有し、これらは2つのプレート要素の回転の中心Aと同心の同じ円周Cに沿って間隔をおいて配置され、固定要素5はさらに3つの貫通孔8A,B,Cを有する。他方のプレート要素4は、図11Aに示す実施例では背もたれのフレーム3Aに固定されることになる。この要素4は座席から解放されれば他方のプレート要素のまわりを360°回転でき、その回転軸A1(図5A)はこれらプレート要素と垂直であり、これら要素の円形部分4A,5Aと同心である。要素4はその円形部分4Aに円形の開口を有し、この開口はその端縁に沿って円形の歯部9を有し、この歯部は2つのプレート要素の回転の中心Aと同心であり、さらに要素4の回転軸A1とも同心である。この円形歯部には2つの大歯車10A,10Bが係合し、これらは遊星歯車式の運動でもって動くように構成され、すなわち各々がその軸A2,A3(図5)まわりの回転運動、および軸A1まわりの同時的な回転運動でもって動くが、この軸A1は円形開口9の中心Aを通過し、他方の固定要素5の回転軸を表わすものである。2つの回転軸A2,A3は軸A1と平行かつこれから等距離であり、したがって要素4,5とも垂直である。
【0008】
大歯車10A,Bおよび歯部9は実質的に従来の種類のものであり、大歯車10A,Bが互いに、および歯部9(図3)に係合して2つのプレート要素4,5同士を好ましい位置でロックでき、またはこれに代えて歯部9には係合するが互いには係合せず(図4)、可動要素4を固定要素5のまわりで回転可能にできるように、これら大歯車および歯部を形状付ける。大歯車10A,Bはさらに、互いに対し、および歯部9に対して相補の位置を常に維持することにより、互いに接触しない位置から互いに接触する位置へ進むと常に互いと係合できる。大歯車10A,Bは可動要素4と同じ厚みを有することが有利であり、こうしてこれら大歯車は要素4の中に収容され、ここでこれらの基壁はそれぞれ、固定プレート要素5の1面、および、環状の要素13で定位置に維持される円板状の保持要素12または円板(図5B)の1面に載っているが、この環状の要素は可動のプレート要素4に対してたとえば溶接により堅く固定されるか、またはこの要素と1片に形成されるものである。円板12は要素4の歯部を設けた開口よりも大きな直径を有するため、円板12は要素4上に少なくとも部分的に載っている。円板要素12は2つの溝穴13A,Bおよび3つの貫通孔14A,B,Cを有し、これらはプレート要素5の7A,B,8A〜Cと同一の位置および形状を有する。環状の要素13は円板12の径方向の緩みを防ぎ、さまざまな装置構成要素を同心に維持する。円板12はプレート要素5に対して3つの接続部材15A,Bにより堅く固定され、これら接続部材はたとえばナットおよびボルトまたはリベットのタイプであり、プレート要素5の孔8A〜Cおよび円板12の孔14A〜Cを通り、最初の2つの部材15(図5C)は、要素4と同じ厚みの中心部分Tを含み、これにより円板12を固定プレート要素5に対して所定の間隔をおいて軸方向に固着する。他方の部材14はさらに、この装置を動作させるための2本のレバー17,18のための支点としても働くが、これについては後に(図5)詳細に説明する。なお、これらピンの直径は孔8A〜Cのそれよりもわずかに小さいため、これら孔の中でわずかな径方向の緩みを伴って収容される。
【0009】
可動プレート要素4はプレート要素5に対して「蝶番留め」され、すなわち可動要素4は、要素4,5,12,13の中心を通る軸A1(図5A)のまわりでのみ回転でき、その軸方向の動きはいずれも円板12と固定要素5との接続によって、さらに円板12が可動要素4上に載っていることによって防がれ、径方向の動きは環状の要素13と円板12との協働により防がれる。
【0010】
大歯車10A,Bは、固定された円板12および固定されたプレート要素5に対して、溝穴7A〜Bおよび13A,Bと係合する接続部材15C,D(図5B)によって接続され、それぞれの蝶番留めの軸A2,A3まわりで自由に回転する。部材15C,Dはさらに、装置作動レバー17,18のための回転ピンとしても働き、これらレバーを互いから、および固定円板12から隔てるように配置された部分T1,T2を含む。
【0011】
プレート要素が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい位置にロックされ得るようにするための操作手段7はレバーシステムを含み、これにより、装置のロックのために大歯車10A,Bを第1の位置B内に変位させ(図1,3)、ここでこれらは互いに、および円形歯部9に係合し、または装置の調節のために大歯車を第2の位置R内に変位させ、ここでこれら大歯車は円形歯部9のみと係合し、レバーシステムはさらに大歯車を調節位置からロック位置に戻すためにその歯部を再び互いに接触させて係合させる。この目的のために、操作手段7は操作レバー17および補助レバー18を含み、これらは両方ともピン15B(図5A)について旋回する。レバー17,18はともに、ピボットピン15Bを通すための半円形の溝穴21,22(図9,10)と、大歯車10A,Bに固定されたピン15C,D(図5B)を通すための孔23と、レバーの両端を弾性部材20(図1,2)に接続するための孔19とを含み、この弾性部材はたとえばばねであり、2本のレバー17,18の端部17Aおよび18Aを互いの方へと強制するように配置される。これら2本のレバーはさらにピン24(図10)によって互いに接続され、これは補助レバー18から延びており、操作レバー17内の溝穴25に係合するように構成される。2本のレバー17,18は、接続ピン15B,C,Dに係合するリベットまたはボルト(図示せず)により保持されているため、軸方向に動くことができず、したがってピン15Bまわりにのみ回転できる。しかし、ピン15Bは溝穴21,22(図9,10)に係合し、かつピン15C,Dはそれぞれ要素5および要素12の溝穴7A,B,13A,Bに係合するため、操作レバー17を回転させると2本のレバー17,18はプレート4,5と平行に並進することもできる(図1〜4に示す)。
【0012】
なお、レバーシステムの動作中、大歯車10A,Bの回転ピンはレバーシステムのピボットピン15Bと常に等距離のままである。
【0013】
2つの溝穴21,22は、固定プレート要素5の長手方向の軸L(図1)まわりで互いに対し鏡像となるよう形状付けられる。レバーシステムがばね20の作用により静止位置B(図1、図3)にあるときに、大歯車10A,Bが載置されたレバーアームがこれらを強制して互いに係合させかつ可動プレート要素4の内側歯部9と係合させるように、レバー17,18、溝穴21,22、および要素5,12における溝穴が形状付けられ、こうして可動要素4を要素5に確実にロックして上記要素4の回転を防ぐ。この位置にあるとき、大歯車10A,Bは、ばね20の効果によって回転歯部9に対して押圧され、回転中に可動プレート要素4と固定プレート要素5との間に生じ得る緩みをなくす。
【0014】
なお、静止位置(図1,3)において、ばね20がピボットピン15B(図5A)に対し、および、円板12をプレート5に接続するピン15C,D,A(図5C,D)に対し、プレート要素5の長手方向の軸L(図1)に沿って向けられた作用を及ぼし、これらピンを可動要素4の方へ数ミリメートルだけ動かし、かつ円板12を環状の要素13に対して、図1のCで表わす点へと動かすことができるように、レバー17,18が形状付けられる。円板12とリング13(図1)との接触によって、固定プレート要素5は可動プレート要素4に対して張力下に置かれるため、上記2つの要素間のいかなる緩みもなくなる。したがってレバーシステムは、静止位置、または可動プレート4をロックする位置にあるとき、プレート4と固定プレート5とを確実に固定でき、こうして2枚のプレート間に生じ得る緩みがいずれもなくなるが、それは、第1の方向D1(図1)において大歯車10A,Bに対して、および第1の方向に対向する第2の方向D2において、組合わせられた大歯車、ガイドプレート12および可動プレート4に対して及ぼされる二重の推力作用による。なお、ピン15A,B,C,Dはレバーシステムによって変位され得るが、それはこれらピンの係合するプレート5および円板12の孔が、ここに挿入されるピンよりも大きなサイズであるからである。もしこれに代えてレバー17が下方向(図1のD3方向)に押下げられれば、レバーシステム7は調節位置に置かれて可動プレート4は回転できる。これに関連し、レバー17を下げると、これは他方のレバー18とともに固定プレートの長手方向の軸と同軸(図1のD2方向)に並進し、さらにこの動きの間に、レバーについて旋回する大歯車10A,Bを牽引し、これらを互いから引き離すので、これらは互いを邪魔せず、しかも、この動きの間にこれらが沿って回転する可動プレート4の内側円形歯部9と接触したままとなる。このためレバー17を下げると、プレート要素4は固定要素5のまわりのあらゆる角度位置へと自由に回転できる。プレート4の回転中、大歯車10A,Bは歯部9によって回転させられる。レバー17,18の並進および大歯車10A,Bの並進は、固定プレート5および円板12に設けられた溝穴7A,Bおよび溝穴13A,Bによって案内かつ制限される。なお、溝穴7A,B,13A,Bは、大歯車の「解放」動きの間に、大歯車10A,Bの回転軸A2,A3を可動要素4の中心回転軸A1から等距離に維持する。これは溝穴が歯部9と同軸の円弧に沿って延びることによって確実とされる。さらに、レバー17が下げられると、ピボットピン15に対しては長手方向の軸Lと同軸の推力がかからなくなり、このため固定プレート5と可動プレート4との間にはわずかな緩みが生じる。しかしこの緩みは可動プレート4の傾斜の調節段階中では有害ではない。
【0015】
補助レバー18のピン24(図10)により、およびこれが操作レバー17の溝穴25に係合していることにより、プレート要素5の長手方向の軸Lについて対称に、動きがレバー17からレバー18へ伝達される。溝穴25によって、大歯車10A,Bが互いに係合しかつ歯部9と係合することが必要なときに、大歯車間のあらゆる緩みを取ることができる。こうして装置の大歯車の構成が簡単になるが、それはこの装置の構成が過度の精密さを伴う必要がないからである。したがって、歯部が正確に形成されていない場合ですら、装置の正常な動作が可能である。この発明の装置では、歯部は実際、2つの要素4,5を互いにロックするときには楔止めの作用を提供し、要素4の回転中には大歯車10A,Bを単に牽引するように動作する。
【0016】
この発明の装置は公知の装置にあった欠点の多くを克服する。これに関連して、構成および組立が単純な極めて少数の構成要素を用いて、この発明の装置では可動要素4を固定要素5に対して段階的に調節する代わりに、360°の角度を通じて連続的に調節することができ、かつ、2つの要素4,5が一旦互いにロックされると、座席クッションに対して背もたれの位置にはいかなる緩みまたは傾きも生じない。さらにこの発明の装置は段階的にプレート4を回転させることを伴わないため、極めて小さな動きについても申し分なく動作する。
【0017】
図11A〜Eはこの装置についてのいくつかの可能な使用態様を示す。図11Aでは、この装置は単に背もたれ2の傾斜を調節するために用いられているが、この応用例は上述の記述において参照した。図11B,Cは、この発明の第1の装置(P1で示す)を用いて先の応用例でのように背もたれ2の傾斜を調節し、この発明の第2の装置(P2で示す)を用いて座席クッションを持ち上げることを示す。この後者の応用例では、装置P2の可動プレート4は、装置P1で背もたれに蝶番留めされた座席クッション3のフレーム3Aの端部に固着され、装置P2の固定部分は、座席が水平方向にスライドできるようにする一般的な滑動可能フレーム3Bに固着される。座席クッションのフレーム3Aの他端は支持体3Cに対して蝶番留めされ、これもまた座席の水平方向に滑動可能なフレーム3Bに堅く固着される。装置P2では、作動レバー17に対して力をかけることで座席クッションを所望の位置にロックしたり、または座席クッションの後部をその前部について回転させることで変えられた位置に座席クッションをロックすることが可能である(図11B,Cに示す)。装置P2は、座席において装置P1が位置付けられる側と反対側に設けられることが有利である。
【0018】
図11D,Eは、やはりこの発明の2つの装置P1,P2が設けられる構成を示し、第1の装置P1ではやはり、通常どおり背もたれのフレーム2Aに可動要素4が固着され、一方で固定要素5は、座席クッションでなく、フレーム3Bに堅く固定されたプレート2Bに対して固着され、座席を水平方向にスライドさせる。座席クッションは背もたれから自由であり、その前部において、これが蝶番留めされる支持体3Cによりフレーム3Bと接続されて座席を水平方向にスライドさせ、後部では第2の装置P2によって接続され、その可動部分4は座席クッションのフレーム3Aに固着され、一方でその固定部分5は座席フレーム3Bに固着される。したがってこの装置応用例では、背もたれ2の傾斜を調節するのに加えて、座席クッション3の傾斜を調節するためにこの装置が用いられている(これを図11D,Eに示し、ここでは座席クッションについての2つの異なる位置が示される)。
【0019】
さらに、両方のプレート要素4,5の回転を利用することでこの発明の装置を用いることもでき、ここでたとえばこれら要素の端部のうち少なくとも1つを、ガイドに沿って水平方向に滑動可能なブロックに対して蝶番留めし、一方で他端を固定して維持し、たとえば孔30(図3)を通過するピンに座席の可動部分を接続する。このさらなる変形例でこの装置はたとえば、孔30を通過するピンに固着された座席クッションの一部の高さを変えるように用いられ得る。この変形例では、接続要素4,5はともに水平方向に回転および並進する。
【0020】
この装置は、可動要素4が急速かつ安定的に360°を通じて角度回転することを可能にするため、背もたれが「テーブル」動きまたは「ベッド」動きを経験する必要があるすべての応用例に特に好適である。
【0021】
最後に、以上の実施例は例として記載したものにすぎず、すべて同じ発明概念内に属する数多くの変形例が可能であることに注目されたい。たとえばレバーシステム7については、大歯車10A,Bを互いにかつ歯部9に対してロックでき、同時にプレート4,5を相互の張力下に置くことで上記プレート間の緩みをなくす、またはこれに代えて、プレート4が回転できるようにし、かつ、レバーシステムが一旦解放されるとそのロック位置に戻ることができるようにする限り、レバーシステム7がここに示したものとは異なる種類であってもよい。
【0022】
たとえばレシーバシステムは「鋏」の作用を採用することもでき、これは補助レバー18の端部18B(図10)を延長させるだけでよい。また大歯車10A,Bは、所望であれば、プレート4の回転を制限するために、歯部を設けた円形の扇形からなることもある。同様に円形歯部9は、円の円弧を通じてのみ延在することもできる。したがってこの文脈では、半円形の歯部および歯車もまた円形の歯部および大歯車の概念内に包含される。
【0023】
当業者には完全に明らかな態様で、大歯車10A,Bの数を増加、たとえば4つにすることも可能である。
【0024】
部分4Bおよび5B(図6,7)の形状もまた、これら部分を座席支持構造に対しより容易に固定可能とするために、ここに示したものとは異なっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明に従う装置を或る動作位置で概略的に示す正面図である。
【図2】この発明に従う装置を別の動作位置で概略的に示す正面図である。
【図3】図1および図2と同じ態様で、歯車の位置付けを示すために装置の或る構成要素を省略した、この装置を或る動作位置で概略的に示す正面図である。
【図4】図1および図2と同じ態様で、歯車の位置付けを示すために装置の或る構成要素を省略した、この装置を別の動作位置で概略的に示す正面図である。
【図5A】図3の線5A/5Aに沿って切った断面図である。
【図5B】図3の線5B/5Bに沿って切った断面図である。
【図5C】図3の線5C/5Cに沿って切った断面図である。
【図6】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図7】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図8】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図9】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図10】この装置の或る構成要素を概略的に示す正面図である。
【図11A】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11B】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11C】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11D】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
【図11E】或る変形例の形態および或る利用位置で座席と関連付けられたこの発明の装置を含む座席を概略的に示す側面図である。
Claims (21)
- 車両座席(1)における少なくとも1つの可動部分(2)の位置を調節するための装置であって、2つの接続要素(4,5)を含み、前記2つの要素のうち少なくとも1つは座席の前記可動部分(2)に固着され、前記装置はさらに、少なくとも可動部分(2)に接続された要素(4)が第1の軸(A1)まわりに回転できるように、2つの要素(4,5)を互いに接続するための手段(6)と、座席の可動部分(2)に接続された前記要素(4)が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい角度位置にロックされ得るようにするための操作手段(7)とを含み、前記装置において、操作手段(7)が、座席の可動部分(2)に接続された前記要素(4)に設けられた少なくとも部分的に円形の歯部(9)と、前記歯部(9)に係合し前記第1の回転軸(A1)まわりの遊星歯車式の運動でもって動くことができる少なくとも2つの歯車(10A,B)と、レバーシステム(17,18)とを含み、前記歯車が互いに、および前記歯部(9)に係合することにより、座席の可動部分(2)に接続された前記要素(4)の回転を防ぐ、第1の位置(B)と、歯車(10A,B)が前記歯部(9)にのみ係合することにより、座席の可動部分に接続された前記要素(4)の回転を可能にする、第2の位置(R)とに、前記歯車(10A,B)を変位させるよう前記レバーシステムが構成され、前記レバーシステム(17,18)、歯車(10A,B)および歯部(9)が歯車(10A,B)を相互に相補の位置に常に維持することにより、歯車が前記第1の位置から前記第2の位置に進むと歯車が常に互いと係合できるようにすることを特徴とする、装置。
- 前記レバーシステム(17,18)が、少なくとも1つの弾性部材(20)と、レバーを互いに、および接続要素(4,5)に接続するための手段(15A〜D,12,13)とを含み、こうして歯車(10A,B)を互いの間で、および歯部(9)と張力下に置き、さらに、歯車が第1の位置(図3)にあるときに前記2つの接続要素(4,5)を張力下に置き、こうして2つの接続要素(4,5)間の緩みをなくすことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記2つの接続要素(4,5)が実質的にプレート状であり、かつ相互に平行な2平面上に位置付けられており、かつ2つの円形部分(4A,5A)を含み、前記円形部分が互いに対し、および座席の可動部分(2)に接続された接続要素(4)の回転軸(A1)に対し同軸であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 座席の可動部分(2)に接続された要素(4)が、少なくとも部分的に円形の開口を有しており、前記開口の端縁には、前記要素(4)の回転軸(A1)と同軸の少なくとも部分的に円形の歯部(9)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記歯車(10A,B)が、円形歯部(9)を有する要素(4)と同じ厚みを有することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
- 前記歯車が大歯車(10A,B)であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記歯車(10A,B)が一方の側では、座席の可動部分(2)に固着されていない接続要素(5)の面のうち1面の一部によって、および他方の側では、前記接続要素(5)と軸方向に堅く固着された円板状の要素(12)によって、軸方向に保持されることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
- 座席の可動部分(2)に固着された接続要素(4)が、円板状の要素(12)を径方向に保持するための環状の要素(13)を有することを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 座席の可動部分(2)に接続された要素(4)が回転できるようにするための手段(6)が、他の接続要素(5)に軸方向に固着された円板状の要素(12)を含み、座席の可動部分に接続された要素(4)が、前記円板状の要素(12)の1面の一部と接触し、かつ前記他の接続要素(5)の1面の一部と接触し、円板状の要素(12)が、座席の可動部分に接続された要素(4)の保持要素(13)に設けられた座部内に収容され、こうして前記円板状の要素の径方向の動きを防ぐことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記レバーシステムが、第1の操作レバー(17)および少なくとも1つの補助レバー(18)を含み、前記レバーが共通のピボットピン(15B)を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記ピボットピン(15B)が、前記レバーの各々に設けられた半円形の開口(21,22)と係合し、前記ピン(15B)まわりの回転中、レバーが接続要素(4,5)のある平面と平行の方向(L)に沿った同時的な並進をも可能にするように、前記半円形の開口が形状付けられることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
- 座席の可動部分に接続された要素(4)の回転を防ぐ第1の位置(B)にレバーシステムが歯車を変位させるときに、前記半円形の開口(21,22)が少なくとも部分的にピボットピン(15B)を変位させるように形状付けられ、前記変位が2つの接続要素(4,5)を張力下に置き、かつ前記接続要素同士を堅くロックすることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
- 前記歯車(10A,B)が、半円形の開口(7A,B;13A,B)と係合する回転ピン(15C,15D)を有し、前記半円形の開口が、同じ直径を有しかつ座席(1)の可動部分(2)に接続された要素(4)の回転軸(A1)およびレバーシステム(17,18)と同心である円周に沿って延びることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記歯車(10A,B)の回転ピンが、レバーシステムのピボットピン(15B)から常に等距離であることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
- 座席の可動部分に接続された接続要素(4)が、座席(1)の背もたれ(2)のフレーム(2A)に接続され、他の接続要素(5)が座席のクッション(3)のフレーム(3A)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 座席の可動部分に接続された接続要素(4)が、座席(1)のクッション(3)のフレーム(3A)に接続され、他の接続要素(5)が、座席のクッション(3)の下部フレーム(3B)に接続され、前記座席クッションが前部で蝶番留めされることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 座席の可動部分に接続された接続要素(4)が、座席(1)の背もたれ(2)のフレーム(2A)に接続され、他の接続要素(5)が、座席の下部フレーム(3B)に固着されたフレーム(2B)に接続されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 座席の可動部分に接続された接続要素(4)が、座席(1)のクッション(3)のフレーム(3A)に接続され、他の接続要素(5)が、座席の下部フレーム(3B)に接続され、前記座席クッションが前部で蝶番留めされることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 車両座席(1)における少なくとも1つの可動部分(2)の位置を調節するための装置
であって、2つの支持および接続要素(4,5)が第1の軸(A1)まわりに回転できるように前記2つの要素(4,5)を互いに接続するための手段(6)と、座席の可動部分(2)に接続された前記要素(4)が回転できるようにする、またはこれに代えて好ましい角度位置にロックされ得るようにするための操作手段(7)とを含み、前記装置において、前記操作手段(7)が、前記要素(4)のうち1つに設けられた少なくとも部分的に円形の歯部(9)と、前記歯部(9)に係合し前記第1の回転軸(A1)回りの遊星歯車式の運動でもって動くことができる、少なくとも2つの歯車(10A,B)と、レバーシステム(17,18)とを含み、前記歯車が互いに、および前記歯部(9)に係合することにより前記要素(4)の回転を防ぐ、第1の位置(図3)と、歯車(10A,B)が前記歯部(9)にのみ係合することにより前記要素(4)の回転を可能にする、第2の位置(図4)とに、前記歯車(10A,B)を変位させるようレバーシステム(17,18)が構成され、前記レバーシステム(17,18)、歯車(10A,B)および歯部(9)が、歯車(10A,B)を相互に相補の位置に常に維持することにより、歯車が前記第1の位置から前記第2の位置に進むと歯車が常に互いと係合できるようにすることを特徴とする、装置。 - 請求項2から請求項19のうち1つまたはそれ以上における特徴部において定義された特徴を有することを特徴とする、請求項19に記載の装置。
- 請求項1から請求項20に記載の少なくとも1つの装置を含むことを特徴とする、車両座席。
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