JP2004526311A - 高qインダクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波環境で使用するのに適した高QインダクタをIC構造中に実現する。
【解決手段】エッチングによって半導体基板を当該半導体基板を被覆している絶縁層に至るまで掘り下げてウェルを形成し、当該ウェルの底面に引き延ばしセグメント化した形状のファラデー型接地シールド2を形成することにより、IC構造における半導体基板に起因するインダクタ5損失をなくす。ウェルはインダクタ5の直下に存在し、任意事項として硬化した低誘電率の有機誘電体または空気で充填してある。
【選択図】図11

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は高周波集積回路中への高Qインダクタの設計と製造に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信と無線製品、たとえば高周波で動作する集積回路(IC)を備えたモデム、ページャ(ポケットベル)、双方向無線機、発振器、携帯電話機などが急速に普及している、とういうのが現状である。これらの製品をますます効率的に、ますます小型に、ますます軽量に、そして無線周波数やマイクロ波周波数においてますます信頼しうるようにする強い要求が存在する。インダクタを含む必要なデバイスや素子の最大個数を単一のIC中に製造するとともに、製造工程の数と種類をIC製造に現在使用されているのと同じものに限定することは効率的であるとともに経済的にも望ましい。既存の集積回路の性能を高周波範囲のものにしようとすると、所望の目標を達成するために克服すべき限界が明らかになる。このために最適化が試みられてきた分野にインダクタがある。
【0003】
IC中に形成されたインダクタの性能指標としては一般に、クォリティ・ファクタQが用いられている。Qは図1の式に示すように、インダクタにおけるパワー損失と蓄積エネルギーとの関係の指標である。Q値が大きいということは、インダクタ−基板損失が小さく、直列抵抗が小さく、インダクタンスが大きいことを示している。ところで、高周波とは約500MHzよりも高い場合であると考えられている。この周波数範囲では、約10よりも大きいQを実現するのが望ましい。ところで、シリコン基板上にICを形成する技術は十分に確立されている。しかしながらあいにく、シリコン基板を備えたIC中に形成され平坦で螺旋状のインダクタは通常、RFにおける損失が大きく、したがってQ値が小さい。これらの損失はいくつかの要因の結果である。インダクタが発生させる電磁界は半導体シリコン基板、ならびにICを構成しているデバイスおよび導電線に悪影響を与える。この悪影響の結果、結合、誘導雑音、抵抗値、寄生容量、インダクタンスの低下、およびQ値の低下に起因して損失が発生する。シリコン基板上に形成された特定の螺旋状インダクタに対するQの構成要素につくいて、米国特許第5760456号第1欄第55行〜末行に記載されている。
【0004】
Q値を改善する手法の1つに、ICを構成している材料を変更するものがある。シリコン基板の代わりにGaAsやサファイアから成る基板を用いることができる。しかし、プロセスを変更し非シリコン基板材料の使用に付随する問題を処理するよりも、十分に確立した既存のシリコン技術にできるかぎり適合した製造プロセスを使い続けるのが望ましい。
【0005】
リアオ(Liao)らの米国特許第6046109号には、悪影響を及ぼす可能性のある他の領域またはデバイスからインダクタを分離する分離領域を形成することにより、シリコン基板上に形成したICのQを改善する手法が記載されている。分離領域は放射によって形成する。これには、たとえばX線やガンマ線の放射、プロトンや重陽子などの粒子の放射などがある。放射の結果、放射した領域の抵抗値が増大する。放射の侵入深さは雑音損失と線損失を低減し、デバイス分離を保証するのに必要な深さにすればよい。
【0006】
Q値を改善する別の手法はインダクタ自体の形状と寸法を変更して平坦で螺旋状のインダクタに内在する限界を克服することである。アルフォード(Alford)らの米国特許第6008102号には、2つの形状(環状と渦巻き状)のインダクタが記載されている。これら2つの形状のインダクタは、当該形状のインダクタ内でRF電流によって生成される磁界を揃(そろ)えるように形成されている。これにより、誘電損失と誘導雑音を最小にしてQを増大させている。
【0007】
バーグハーツ(Burghartz)らの米国特許第6114937号、米国特許第5884990号、米国特許第5793272号、および米国特許第6054329号には、高周波で使用するシリコン基板を備えた高Qの環状インダクタおよび螺旋状インダクタが記載されている。これらの特許には、インダクタンスを増大させることによりQを増大させることに焦点を当てた実施形態がいくつか記載されている。これらの実施形態中のデバイス(インダクタ)はIC中に埋め込まれており、Qを増大させるために、強磁性材料で封止されるとともに裏打ちされ螺旋状インダクタを内蔵する螺旋状トレンチを備えビア(バイア)によってアンダーパス・コンタクトに接続され誘電体層で被覆された基板、および/または、第1の螺旋状インダクタの上部に、またはそれに隣接して設けられた第2の螺旋状インダクタを備えている。(「Aおよび/またはB」は「AおよびB、A、またはB」を表わす。)これら2つのコイル(インダクタ)は強磁性のブリッジによって互いに接続されている。さらに、積層されている場合にはオーバーパスによって外部で接続されている。環状インダクタは強磁性材料で裏打ちされたトレンチ内に同様に形成されている。コイルは渦電流を低減させるためにセグメント化されており、セグメント群は誘電体によって互いに分離されている。これによりQが増大する。反対側の端はスタッドで接続されている。強磁性のブリッジとダミーの中央構造体すなわち空心とによって、基板への磁束の侵入を低減させることによりQを増大させインダクタンスを増大させている、と述べられている。厚い相互接続に銅(低抵抗材料)を用いると、寄生抵抗が低減するからQがさらに増大する。(一般にアルミニウムが用いられていた。)上記特許群に記載された結果によると、1.4nHのインダクタの場合には5.8GHzでQ=40であり、80nHのインダクタの場合には600MHzでQ=13である。これらの値は既存のシリコン・ベースの集積化インダクタのQの2倍ないし3倍である。
【0008】
リオウ(Liou)の米国特許第6037649号には、任意事項としてシールド・リングを含み、3層にわたるN回巻きのコイル線を備え、分離層によって互いおよび基板から分離され、ビアを通じて接続された3次元コイル・インダクタ構造体が記載されている。また、上記発明に係る構造体は磁界が基板と垂直であり、平坦構造よりも直列抵抗が小さく、ICの他の構成要素に及ぼす影響が小さく、寄生容量が小さく、RF周波数およびマイクロ波周波数におけるQが大きいとも記載されている。
【0009】
チウ(Chiu)らの米国特許第5559360号には、平行な導電性構成要素間の距離を一定に保つことにより各構成要素の抵抗値を等価した多層多構成要素構造体が記載されている。この解決策は特に15ミクロンを超える導体幅における電流の混雑を最小にして、Si基板上のAl導体のQを15に高めうるようにしたものである。
【0010】
エウェン(Ewen)らの米国特許第5446311号には、シリコン基板上に絶縁酸化膜で積層して構築した多層インダクタが記載されている。このインダクタは直列抵抗を避けるために並列に接続されており、金属層はビアで分路されている。2.4GHzでQ=7が報告されている。
【0011】
ルースマレン(Roosmalen) らの米国特許第6124624号には、クロスオーバーおよび/またはクロスアンダーのブリッジを避け引き延ばした矩形のストリップを平行に接続し近接して積層した多層インダクタが記載されている。各層はシリコン酸化膜で分離されている。ビアによる様々な直列接続と並列接続を用いて直列抵抗を低減させるとともに、積層したストリップの相互インダクタンスを増大させることにより、この構造で2GHzで25超のQが可能であると述べられている。また、スタガー積層にすると、寄生容量が低減するので高Qを実現できるとも述べられている。
【0012】
ツァオ(Zhao)らの米国特許第6146958号には、下層にある螺旋状インダクタと上層にある螺旋状インダクタとを連続ビアで接続することにより、直列抵抗を低減させてQを増大させることが記載されている。
【0013】
Q値を改善する別の手法は電磁線がICに侵入する程度を制御すなわち制限する材料または空間を含むシールドまたはゾーンをIC中に形成して基板損失を低減させるものである。ウエン(Wen)らの米国特許第6169008B1号には、誘電体基板中に深さ3〜5ミクロンのトレンチを形成し、当該トレンチを基板よりも数桁ドーパント濃度が低く誘電体として機能する高抵抗エピタキシ層で充填するものが記載されている。このエピタキシ層はエッチバックし全面に誘電体層を堆積したのち、当該誘電体層上にインダクタ捲線を形成する。この結果、基板とインダクタ捲線との間の抵抗値が増大するから、Qが増大する。
【0014】
チャン(Chan)らの「シリコン上に形成した大規模サスペンデッド型インダクタおよび2ミクロンCMOS RF増幅器におけるその使用方法」(アイ・トリプル・イー・エレクトロン・デバイス・レターズ第14巻第5号)(A publication "Large Suspended Inductors on Silicon and Their Use in a 2 micron CMOS RF Amplifier" in IEEE Electron Device Letters, Vol. 14, No. 5 by Chan et al.)なる刊行物には、螺旋状インダクタの直下に深さ200〜500ミクロンの空洞を選択エッチングによって形成することにより基板損失を最小にしてQを増大させた高Q螺旋インダクタを形成方法が記載されている。
【0015】
アンドリューズ(Andrews)の米国特許第5959522号には、螺旋状誘導コイルの両側に透磁率の大きい(すなわち1.1超の)シールド層を設け、任意事項として環状リングを設けた構造体が記載されている。直列抵抗を低減させるように設計された中空の中央領域によって、渦電流と抵抗消費性電流とが互いに結合し電流誘導磁束を収束させている。磁束を収束させると、小さな領域におけるインダクタンスを増大させることができる。シールド層は半径方向に突出した形状をしているので、実効コンダクタンスが増大する。下のシールド層が非導電性の場合、それは基板に対して電気的遮蔽物として機能するから、Qが増大する。
【0016】
グルゼゴレク(Grzegorek)らの米国特許第5760456号には、基板レベルと螺旋インダクタ・レベルとの間の静電シールドとして機能する、上表面と下表面の双方を被覆する酸化物絶縁層を備えパターニングによってセグメント化した導電性平面を介在させたものが記載されている。この導電性平面は一定の低インピーダンス基準電圧に電気的に接続された周辺領域を備え、金属、ポリシリコン、または基板の高濃度にドープされた領域から成る。インダクタからの距離を十分にとると、この導電性平面の構成と位置によって寄生容量と渦電流が最小になり電界電流が基板に流入できなくなる結果、Qが増大する。また、インダクタの表面積を最小にすることによっても直列抵抗が最小になるから、Qが増大する。上記発明によれば、約2GHzの周波数で最大約6のQを実現できると述べられている。
【0017】
ウエン(Wen)らの米国特許第5918121号では、シリコン基板に形成する平坦な螺旋状インダクタのコンセプトを維持し、インダクタと基板との間の損失を、ヒ素やリンなどの材料を軽くドープしたシリコンなど比抵抗が数千オームcmのエピタキシャル領域を形成することにより最小にすることに焦点を当てている。エピタキシャル領域は上部および側面が酸化物絶縁体で囲まれ基板上に存在し、その比抵抗は約10〜約20オームcmである。上記平坦インダクタは上部および側面が金属間誘電体で封止されており、エピタキシャル領域の表面に直接に存在する酸化層の部分上に直接に設けられている。記載されている結果によれば、基板への誘導電流の損失が低減するので、Qが向上する。
【0018】
パーク(Park)らの米国特許第6153489号には、シリコン基板中にトレンチを形成し、それを高比抵抗材料である絶縁性の多孔質シリコンで充填したのち誘電体層で被覆し、この誘電体層上に下層金属線、第2の誘電体層、およびビアによって下層金属線に接続された螺旋状のインダクタ・パターンを形成するものが記載されている。あるいは、螺旋状のインダクタ・パターンは多孔質シリコン層中に形成してもよい。あるいは、トレンチを多孔質シリコンで充填する前に、基板の導電型と反対導電型のドーパントを高濃度にトレンチにイオン打ち込みして多孔質シリコンに近接した地点で接続するポリシリコンのトレンチ電極を形成してもよい。トレンチ電極を形成するのに、イオン打ち込みして導電性ドープト層を形成する代わりに、高濃度にドープしたポリシリコンを用いてもよい。基板とドープト層との間に逆バイアスを印加すると、基板にPN接合空乏層が形成される。結果として得られる構造体では寄生容量がさらに低減するとともに金属レベルから基板に至る損失が最小化するので、Qが増大すると述べられている。
【0019】
Q値を改善する別の手法はICの構造を再設計することである。コーネット(Cornett)らの米国特許第5959515号には、螺旋状インダクタの捲線をその回りだけ疎にして中心を空けることにより、当該インダクタのクロスアンダー長すなわち螺旋状インダクタの内部捲線と外部接続との間の導体線の長さを効果的に短くするものが記載されている。上記特許には、デバイスをLCタンク回路から離して配置しクロスアンダーと共振器の寄生相互接続抵抗をなくすことにより、Qを向上させることが記載されている。
【0020】
本発明に係る構造体と方法は関連技術中には記載されていない。本発明におけるウェルは基板中に深く形成する。絶縁層を備えた基板中に設けたシールドと、その上に形成した深いウェルを充填している低誘電率の誘電体とによって、基板とデバイス(インダクタ)との間の寄生容量性結合を最小にしている。寄生容量が低減すると螺旋状インダクタの自己共振周波数が高くなるから、Qが増大する。本発明における誘電体層は全面的に厚くする必要はないが、基板との容量性結合を低減するために接続ビアのアスペクト比は大きくする必要がある。本発明では、誘電体の厚さをインダクタの直下のみ厚くし、インダクタの各ターンからの距離を均一にすることにより、インダクタと基板との間の容量性結合を低減している。本発明では、誘電体を充填したウェルの底部にシールドを設けているから、インダクタとシールドとの間の寄生容量が低減する。これにより、螺旋状インダクタの自己共振周波数が高くなる。シールドは引き延ばされセグメント化した形状をしているから、渦電流が低減する。本発明に係る方法は新旧の技術に滑らかに統合することができる。純正の有機誘電体を用いてインダクタ・コイルと基板との間隔を大きくしているから、寄生容量が低減する。また、ウェルの底部の基板上にパターニングした導電性シールド(接地平面)を設けているから、残存する寄生電界が基板に到達する前にそれらをすべて終端させることができる。上記2つの方策を施すことにより、Qが増大する。本発明の他の利点は当業者にとって明らかである。
【特許文献1】
米国特許第5760456号
【特許文献2】
米国特許第6046109号
【特許文献3】
米国特許第6008102号
【特許文献4】
米国特許第6114937号
【特許文献5】
米国特許第5884990号
【特許文献6】
米国特許第5793272号
【特許文献7】
米国特許第6054329号
【特許文献8】
米国特許第6037649号
【特許文献9】
米国特許第5559360号
【特許文献10】
米国特許第5446311号
【特許文献11】
米国特許第6124624号
【特許文献12】
米国特許第6146958号
【特許文献13】
米国特許第6169008B1号
【特許文献14】
米国特許第5959522号
【特許文献15】
米国特許第5760456号
【特許文献16】
米国特許第5918121号
【特許文献17】
米国特許第6153489号
【特許文献18】
米国特許第5959515号
【非特許文献1】
「シリコン上に形成した大規模サスペンデッド型インダクタおよび2ミクロンCMOS RF増幅器におけるその使用方法」(アイ・トリプル・イー・エレクトロン・デバイス・レターズ第14巻第5号)(A publication "Large Suspended Inductors on Silicon and Their Use in a 2 micron CMOS RF Amplifier" in IEEE Electron Device Letters, Vol. 14, No. 5 by Chan et al.)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明の目的は高周波環境で使用するのに適した高QインダクタをIC構造中に実現することである。
【0022】
本発明の別の目的はインダクタから生じる寄生電界が基板に侵入することにより生じる損失をなくすことにより、集積化したインダクタのQ値を最大化することである。
【0023】
本発明のさらに別の目的はIC製造で従来用いられているものに適合したプロセスと材料を用いて上記目的を達成することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成する。インダクタの直下に低誘電率(低k)の有機誘電体で充填したウェルを設けるとともに、この低誘電率のウェルの底部にファラデー型にパターニングした接地シールドを設けることにより、インダクタ−基板間の結合容量をなくす。本発明はベア(裸の)シリコン基板、FEOL、SiGe、HRS(高抵抗シリコン)、CMOSやBiCMOSなどのデバイス・ウェーハなどの上に形成することができる。また、ウェルをエッチング形成する方法を変更すれば、GaAs、石英その他の基板材料を用いることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
FEOL(front-end-of-line)処理、すなわち図2に示すようにシリコン基板への能動素子の形成をまず完了させると、BEOL(back-end-of-line) 用の構造体に形成したウェルを充填する材料の選択の幅が広くなる。また、引き続いて行う400℃以上のプロセスにウェル構造体をさらす危険もなくなる。まず、SiO2、Si34、BPSG(ボロンとリンをドープしたシリケート・ガラス)などの保護/絶縁層で被覆されているFEOLシリコン基板をパターニングして、インダクタを形成すべき領域およびその直下の領域よりもへりの部分だけ大きいウェルを形成する。このウェル用のパターンはマスクに形成した開口を通じ、RIE(reactive ion etching)またはウエット・エッチングなどの手段を用いてエッチングすることにより形成する。マスクはシリコン基板に侵入するエッチャントに耐えうるものである。ウエット・エッチングには、たとえばTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム:tetramethylammonium hydroxide)、KOH(水酸化カリウム)、EDP(エチレンジアミンピロカテコル:ethylenediaminepyrochatechol)などの溶液をエッチャントとして用いる。ウェルは図3に示すように約20ミクロンの深さに形成する。ウェルの側壁には図4に示すように絶縁体8、導体9、およびフォトレジスト7による被覆を容易にするため、および図5、図6に示す接地シールド2の形成を容易にするために十分な傾斜を設ける。
【0026】
次いで、ウェルの底面と側面をSiO2、Si34、BPSGなどから成る第2の保護/絶縁層8で被覆する。次いで、ドープト・アモルファス・シリコン、ドープト・ポリシリコン、シリサイドなどから成る導電材料9を形成する。次いで、導電材料の全面にフォトレジスト7(たとえばAZ−4611)を塗布したのち、ファラデー型接地シールド2用の引き延ばしセグメント化したパターンを絶縁体8を貫通して開口する。このパターンにより、接地シールド2中に渦電流が生成されるのが防止される。次いで、図4に示すように接地への接続部3をウェルの側面の上に露出させ、現像したのちエッチングして形成する。あるいは、接地シールド2はウェル底部のシリコンをマスク・パターンを通じてドープし基板よりも抵抗値の大きいドープト領域を形成することにより形成してもよい。次いで、誘電率kの小さな材料(たとえばポリイミド2560またはSiLK)を塗布してウェルを完全に充填する。このウェルの充填の様子を図7に示す。しかしながら、図7では図を見やすくするために2つの壁と接地シールドを空白ままにしてある。充填後のウェルを回転させ断面図として図8に示す。ウェルの深さが20ミクロンの場合、ポリイミドを25ミクロンの厚さにするのが適当である。これにより、ウェルを過充填してウェル外部のウェーハの表面をも被覆する。次いで、誘電体を硬化させる。ポリイミドの場合には400℃に加熱する。次いで、ウェーハ表面と充填後のウェルの表面とが共通平面をなしていない場合、CMP(たとえばアルミナ・スラリーを用いた研磨)を行って平坦化する。このCMPは図8に示すように、ウェルの外部表面上にある保護/絶縁層で停止させる。プロセス中のこの工程は充填後のウェルの表面とそれ取り巻く保護/絶縁層の表面とが共通平面をなすように繰り返す必要がある。次いで、図9に示すように充填後ウェルの上に平坦なインダクタ・コイル5を形成する。以後、さらにプロセス工程を施して所望の完成IC構造を形成する。
【0027】
以上のように、高価な誘電体層を厚く形成することなく螺旋と基板との間の寄生容量を低減するとともに、ファラデー型シールド接地平面を設けその形状によって渦電流問題を解消するのに加え残存する寄生容量を除去することにより、RF周波数およびマイクロ波周波数におけるQが大きく低損失の螺旋インダクタを備えた頑強なIC構造が得られる。
【0028】
本発明の別の実施形態では、インダクタ・コイルを形成したのち、インダクタのコイルの間のパターンをエッチングしてインダクタの下のウェルに空(から)の空間を形成する。RIEを用いてインダクタ下のウェル内の誘電体を空のビアを通じて除去すると、図10、図11に示すようにウェル内に空気誘電体が残る。
【0029】
以上、特定の実施形態に基づいて本発明を示しかつ説明したが、プロセス工程、材料、および構造上の変形は当業者にとって明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0030】
高価な誘電体層を厚く形成することなく螺旋と基板との間の寄生容量を低減するとともに、ファラデー型シールド接地平面を設けその形状によって渦電流問題を解消するのに加え残存する寄生容量を除去することにより、RF周波数およびマイクロ波周波数におけるQが大きく低損失の螺旋インダクタを備えた頑強なIC構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】Qを定義する式を示す図である。
【図2】ウェル形成用の場所を示す断面図である。
【図3】ウェル1を示す斜視図である。
【図4】図3のウェルに絶縁体8、導体9、およびフォトレジスト7を設けたのち、接地面(ファラデー・シールド)を堆積する前に導体9とマスク7をパターニングした状態を示す断面図である。
【図5】図4のウェルに接地面2を堆積したのち、フォトレジスト7を除去した状態を示す図である。
【図6】図5の状態を90度回転させた断面図である。
【図7】図4のウェル全体を低誘電率(low-k)の有機誘電体で充填した後の状態を示す図である。
【図8】図7の状態を平坦化した後の状態を90度回転させた断面図である。
【図9】図7の充填後のウェルと標準のBEOLで集積化した螺旋状インダクタ5との関係を示す図である。
【図10】図9の構造体に図11に示す別の実施形態用に空のビア6を付加した状態を示す図である。
【図11】図10の構造体において空のビア6を通じてウェルから有機誘電体4を除去して空気誘電体を残した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1 ウェル
2 接地シールド
3 接続部
4 誘電体材料
5 インダクタ・コイル
6 空のビア
7 フォトレジスト
8 絶縁体
9 導体

Claims (25)

  1. a.半導体基板と、
    b.前記基板中に形成され床を有するウェルと、
    c.前記ウェルの床上に平面状に配置された導電性の接地シールドと、
    d.前記ウェルの上であって前記接地シールドと平行に配置されたインダクタと
    を備えた、
    集積回路用のデバイス。
  2. 前記基板がFEOL基板、CMOS基板、またはBiCMOS基板から成る、
    請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記基板がシリコン、GaAs、HRS、石英、サファイア、またはSiGeから成る、
    請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記ウェルの深さが約20ミクロンである、
    請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記ウェルの壁が傾斜している、
    請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記壁が傾斜したウェルは低誘電率の誘電体材料で充填されている、
    請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記低誘電率の誘電体材料がポリイミド、SiLK、または空気から成る、
    請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記導電性の接地シールドが分離され引き延ばされ同一平面上にあるセグメント群であって一端が共通に接地されたセグメント群から成る、
    請求項1に記載のデバイス。
  9. 前記導電性の接地シールドが金属、ドープト・シリコン、ドープト・ポリシリコン、またはシリサイドから成る、
    請求項8に記載のデバイス。
  10. 前記導電性の接地シールドが保護/絶縁材料によって前記基板から分離されている、
    請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記保護/絶縁材料がSiO2、Si34、またはBPSGである、
    請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記インダクタが螺旋状の平面インダクタである、
    請求項1に記載のデバイス。
  13. 前記インダクタが保護/絶縁材料によって前記導電性の接地シールドから分離されている、
    請求項1に記載のデバイス。
  14. 前記保護/絶縁材料がSiO2、Si34、またはBPSGである、
    請求項13に記載のデバイス。
  15. 集積回路においてインダクタと共に使用する導電性の接地シールドを形成する方法であって、
    a.第1の保護/絶縁層で被覆された半導体基板を準備する工程と、
    b.前記第1の保護/絶縁層をパターニングし前記基板上の領域を貫通して壁および床を有するウェルをエッチング形成する工程であって、前記ウェルは予め、当該ウェルの直上に形成すべきインダクタよりもへりの分だけ大きく選定してある、工程と、
    c.前記ウェルの前記壁と床を第2の保護/絶縁層、導体、およびマスクで被覆する工程と、
    d.前記ウェルの外部への接続を有する接地シールドを前記マスクを貫通してエッチング形成する工程と、
    e.前記ウェルの前記壁および前記エッチング後の接地シールドに対して下地形状に忠実に第3の保護/絶縁層を塗布する工程と、
    f.前記ウェルを低誘電率の誘電体材料で充填する工程と
    を備えた
    方法。
  16. 半導体基板を準備する前記工程が、
    Si、GaAs、HRS、石英、サファイア、またはSiGeから成る基板を準備する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  17. 半導体基板を準備する前記工程が、
    基板としてFEOLを準備する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記保護/絶縁層がSiO2、Si34、またはBPSGから成る、
    請求項15に記載の方法。
  19. 壁および床を有するウェルをエッチング形成する前記工程が、
    前記基板材料に対して選択性を有するエッチャントを用いたウエット・エッチングを用いて傾斜した壁と床を有するウェルをエッチング形成する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  20. ウエット・エッチングを用いてウェルをエッチング形成する前記工程が、
    シリコン基板と共にTMAHを用いる工程
    を備えている、
    請求項19に記載の方法。
  21. 前記ウェルの前記壁および床を導体で被覆する前記工程が、
    前記ウェルの前記壁および床を金属、ドープト・シリコン、ドープト・ポリシリコン、またはシリサイドで被覆する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  22. 前記ウェルの前記壁および床をマスクで被覆する工程が、
    前記ウェルの前記壁および床を前記ウェルの外部と連続した硬化済みフォトレジストで被覆する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  23. 前記ウェルを低誘電率の誘電体材料で充填する工程が、
    前記ウェルを低誘電率の硬化済みポリイミドで充填する工程
    を備えている、
    請求項15に記載の方法。
  24. 請求項15に記載の工程群を実行する工程と、
    前記ウェルの直上にインダクタを形成する工程を含む工程群を継続してICを完成させる工程と
    を備えた、
    低損失IC用の集積化インダクタを形成する方法。
  25. 前記ウェルを有機誘電体で充填し、
    プロセス工程群を継続しインダクタを形成して前記ICを完成させる工程群が、
    前記インダクタの捲線の間をエッチングして前記ウェルに至るまで掘り下げた開口を形成する工程と、
    RIEによって前記有機誘電体を除去する工程と
    を備えている、
    請求項24に記載の方法。
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