JPH11135721A - インダクタ、インダクタの製造方法および半導体集積回路装置 - Google Patents

インダクタ、インダクタの製造方法および半導体集積回路装置

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JPH11135721A
JPH11135721A JP30106697A JP30106697A JPH11135721A JP H11135721 A JPH11135721 A JP H11135721A JP 30106697 A JP30106697 A JP 30106697A JP 30106697 A JP30106697 A JP 30106697A JP H11135721 A JPH11135721 A JP H11135721A
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JP
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conductive film
film
conductive
insulating film
interlayer insulating
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JP30106697A
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Inventor
Yasushi Kinoshita
靖 木下
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生する磁束の損失を低減する。 【解決手段】 基板上には、複数の第1の導電膜11が
並列に並べられて形成される。第1の導電膜11上に
は、絶縁膜(不図示)を介して、複数の第2の導電膜1
2が第1の導電膜11の配列方向に沿って並列に並べら
れて形成される。第2の導電膜12の一端部は第1の導
電膜11の一端部と重なり、第2の導電膜12の他端部
は、一端部が重なる第1の導電膜11と隣接する第1の
導電膜11の他端部と重なる。第1の導電膜11と第2
の導電膜12の重なり合った部分同士は、互いにプラグ
14によって電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波集積回
路に用いられるインダクタおよびその製造方法に関し、
さらには、このインダクタが形成された半導体集積回路
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の携帯無線の普及によ
り、高周波回路の小型化の要求が強まっている。これを
半導体集積回路装置において実現するためには、抵抗、
容量、インダクタ等の受動素子を同一基板上に搭載する
ことが必要である。抵抗と容量については、半導体基板
上に比較的容易に形成することができることから、キー
ポイントとなるのはインダクタである。
【0003】インダクタは、回路から要求されるインダ
クタンスを十分に確保し、そのうえで損失が小さくかつ
共振周波数が高いもの、すなわち高いクオリティーファ
クターを有するものを形成することが必要となってい
る。特に、電界効果トランジスタを使用した高周波回路
においては、ゲート端子の入力インピーダンスが非常に
高いため、インダクタンスおよびクオリティーファクタ
ーが高いインダクタを使用してインピーダンス整合をと
る必要がある。
【0004】半導体基板上にインダクタを形成するに
は、スパイラル型インダクタを用いるのが有効であるこ
とが一般に知られている。このようなスパイラル型イン
ダクタの一例が、「1995 Technical Digest of Int
ernational Electron Devices Meeting」の第101
5〜1017頁に記載されている。以下に、このスパイ
ラル型インダクタについて説明する。
【0005】図12はスパイラル型インダクタの平面図
であり、図13は図12に示したスパイラル型インダク
タを各配線層ごとに分離した状態で模式的に示した斜視
図である。
【0006】図12および図13に示したスパイラル型
インダクタは5層配線構造のインダクタであり、不図示
の半導体基板上に形成される。最下層である第1の配線
層(不図示)は、インダクタ以外の部分で用いられてお
り、その上の第2の配線層には、下部引き出し配線11
5を含む第1の導電膜111が形成される。さらに、第
3の配線層にはスパイラル型の第2の導電膜112が形
成され、第4の配線層にも第2の導電膜112と同じ形
状の第3の導電膜113が形成される。そして、最上層
である第5の配線層には、第2の導電膜112および第
3の導電膜113と同じ形状で、外側の端部に上部引き
出し配線116を含む第4の導電膜114が形成され
る。また、第1の導電膜111の下部引き出し配線11
5を除く部分と第2の導電膜112、第2の導電膜11
2と第3の導電膜113、そして第3の導電膜113と
第4の導電膜114の上部引き出し配線116を除く部
分は、ドット状のプラグ121,122,123を介し
て互いに接続されている。
【0007】次に、上述したスパイラル型インダクタの
製造方法の一例について、図14を参照して説明する。
図14は、図12および図13に示したスパイラル型イ
ンダクタの製造方法を説明するための、図12のH−H
線断面図である。
【0008】まず、図14(a)に示すように、P型半
導体基板101上に1000〜1600nmの厚さで第
1の層間絶縁膜102を形成し、第1の層間絶縁膜10
2の表面をエッチバック法やCPM(Chemical Mechan
ical Polishing)法を用いて平坦化する。そして、平
坦化した第1の層間絶縁膜102上に、アルミニウムや
銅等で500〜1000nmの厚さの第1の導電膜11
1を形成する。
【0009】次いで、図14(b)に示すように、第1
の導電膜111上に第2の層間絶縁膜103を形成し、
公知の技術により、第2の層間絶縁膜103にドット状
のビアホールを開口する。そして、導電膜をアルミニウ
ムで形成した場合には、例えば、ビアホール内に100
〜300nmの厚さのチタンまたは窒化チタンからなる
バリアメタル、および500〜1000nmの厚さでタ
ングステンを埋め込むことにより、プラグ121を形成
する。さらに、プラグ121が形成された第2の層間絶
縁膜103の表面を平坦化し、その上に、アルミニウム
や銅等で500〜1000nmの厚さの第2の導電膜1
12を形成する。
【0010】これらの工程を繰り返し、図14(c)に
示すように、第3の層間絶縁膜104、プラグ122、
第3の導電膜113、第4の層間絶縁膜105、プラグ
123および第4の導電膜114を順次形成し、スパイ
ラル型インダクタを構成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスパイ
ラル型インダクタでは、その構造上明らかに、インダク
タにより発生する磁束が基板面に対して垂直に貫通す
る。このことは、絶縁性の基板上にインダクタを形成す
る場合には問題にならないが、シリコン基板上に形成す
る場合には、シリコン基板の導電性のためにシリコン基
板内に渦電流が生じてしまい、クオリティーファクター
が低下するという根本的な問題がある。そのため、イン
ダクタ下のシリコン基板の導電性をできるだけ低下させ
る必要があることから、シリコン基板にはトランジスタ
を形成するためのウエル等を設けることはできず、集積
回路のチップサイズが非常に大きくなってしまうという
問題があった。
【0012】また、従来のスパイラル型インダクタで
は、大きなインダクタンス値を得るためには、インダク
タ自身も大きな面積を占有してしまうという問題があっ
た。例えば、配線幅を12μm、配線間隔を4μmで設
計した場合、5.1nHのインダクタンス値を得るため
には、インダクタの大きさは226μm四方にもなって
しまう。
【0013】一般に、インダクタの性能を示す指標の一
つとして、クオリティーファクターが用いられる。クオ
リティーファクター(Q)は、配線抵抗をR、インダク
タンスをLとしたとき、 Q=ωL/R ……(1) で表わされ、RとLのモデル計算式は「1996 Symposiu
m on VLSI CircuitsDigest of Technical Paper
s」の28〜29頁に示されている。
【0014】スパイラル型インダクタの面積を小さくす
るためにインダクタの配線ピッチ(配線幅+配線間隔)
を狭くすると、上式からも明らかなように、配線幅を狭
くした場合には、配線抵抗Rが増加するためQ値が低下
し、一方、配線間隔を狭くした場合には、配線間のアス
ペクト比が大きくなるため配線間を層間絶縁膜で完全に
埋め込むことができなくなる。また、層間絶縁膜を平坦
化する場合に、完全に平坦化できないという問題も生じ
る。さらに、配線抵抗を低減するために配線の厚さを厚
くした場合にも、配線間のアスペクト比が大きくなり上
記と同様に層間絶縁膜を完全に埋め込むことができなく
なるという問題が生じる。
【0015】本発明の目的は、発生する磁束の損失を低
減したインダクタおよびその製造方法を提供することで
ある。また、本発明の他の目的は、インダクタが形成さ
れてもチップサイズの縮小が可能な半導体集積回路装置
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインダクタは、基板上に形成されたトロイダル
型のインダクタであって、並列に並べられて形成された
複数の第1の導電膜と、前記第1の導電膜上に絶縁膜を
介して、前記第1の導電膜の配列方向に沿って並列に並
べられ、一端部が前記第1の導電膜の一端部と重なり、
他端部は前記一端部が重なる第1の導電膜と隣接する第
1の導電膜の他端部と重なる位置に形成された複数の第
2の導電膜と、前記第1の導電膜と前記第2の導電膜と
の重なり合った部分同士を互いに電気的に接続するプラ
グとを有する。
【0017】上記のとおり構成された本発明のインダク
タでは、第1の導電膜と第2の導電膜とプラグとで、基
板面に平行な方向にコイルが構成される。これにより、
このインダクタに電流を流すと基板面に平行な方向に磁
束が発生するので、磁束の大幅な損失およびインダクタ
ンスの低下が防止される。
【0018】また、第1の導電膜と第2の導電膜との間
の、プラグが配置される領域にさらに中間導電膜を有す
ることで、インダクタの断面積が大きくなり、インダク
タンスが増加する。さらに、第1の導電膜、第2の導電
膜およびプラグで囲まれる領域の内側に、第1の導電膜
および第2の導電膜の配列方向に沿って強磁性体膜を形
成することで、この強磁性体膜はコアとして作用する。
その結果、このコアの比透磁率に比例してインダクタン
スが増加する。
【0019】本発明のインダクタの製造方法は、半導体
基板上に形成された第1の層間絶縁膜の上に、複数の第
1の導電膜を並列に並べて形成する工程と、前記第1の
層間絶縁膜の上に、前記各第1の導電膜を覆って第2の
層間絶縁膜を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜
の、前記第1の導電膜の両端部に相当する部分にそれぞ
れビアホールを形成するとともに、一端部が前記第1の
導電膜の一端部と重なり他端部は前記一端部が重なる第
1の導電膜と隣接する第1の導電膜の他端部と重なる位
置にそれぞれ複数の溝を形成する工程と、前記ビアホー
ルおよび溝を導電材料で埋め込む工程とを有する。
【0020】これにより、ビアホールおよび溝に埋め込
まれた導電材料は、ビアホールに埋め込まれた部分がプ
ラグを構成し、溝に埋め込まれた部分が、プラグを介し
て第1の導電膜と電気的に接続する第2の導電膜を構成
する。従って、以上の各工程を経て製造されたインダク
タは、基板面に平行な方向に磁束が発生するトロイダル
型のインダクタとなる。ここで、プラグと第2の導電膜
とは一体であり、両者の接続抵抗は小さくなるので、接
続抵抗を小さくするために導電膜の間隔を狭くしたり導
電膜の厚さを厚くする必要もなくなり、導電膜の間に絶
縁膜を埋め込むのは容易である。
【0021】本発明の半導体集積回路装置は、半導体基
板と、この半導体基板上に形成された上記本発明のイン
ダクタとを有するものである。上記のように本発明のイ
ンダクタは、それが形成される基板面に平行な方向に磁
束が発生し、基板内には渦電流は発生しない、半導体基
板は、インダクタが形成される部分での導電性について
考慮する必要はなくなる。その結果、半導体基板の表面
における任意の領域を取り囲んでインダクタを形成して
も、その領域内にトランジスタ等の素子を設けることが
でき、半導体基板の面積が有効に利用される。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による半導体集積回路装置のインダクタの平
面図である。また、図2は、図1に示したインダクタの
一部の拡大図であり、図3は、図2に示したA−A線お
よびB−B線の断面図である。
【0024】図1〜図3に示すように、このインダクタ
10は、シリコンからなるP型半導体基板2上に設けら
れた2層の配線で形成されるトロイダル型のインダクタ
であり、半導体集積回路装置1に形成される多数の回路
の一つを構成する。また、このインダクタ10は、半導
体集積回路装置1の表面における任意の領域8を取り囲
んで形成され、その両端部はそれぞれ引き出し配線13
となっている。
【0025】以下に、インダクタの構造について、図2
および図3を参照して詳細に説明する。P型半導体基板
2上には第1の層間絶縁膜3が形成され、その上に下層
配線である複数の第1の導電膜11が所定のパターンで
並列に並べられて形成される。さらに、第1の層間絶縁
膜3および第1の導電膜11を覆って第2の層間絶縁膜
4が形成され、第2の層間絶縁膜4中に、上層配線であ
る複数の第2の導電膜12と、第1の導電膜11と第2
の導電膜12とを電気的に接続するプラグ14とが形成
されている。
【0026】第2の導電膜12は、第1の導電膜11の
配列方向に沿って並列に並べられ、かつ、一端部が第1
の導電膜11の一端部と重なり、他端部は一端部が重な
る第1の導電膜11と隣接する第1の導電膜11の他端
部と重なるようなパターンで形成される。そして、プラ
グ14は、第1の導電膜11と第2の導電膜12とが重
なり合った部分同士を接続し、その横断面の大きさは第
1の導電膜11と第2の導電膜12とが重なり合った領
域の大きさとほぼ等しい。これにより、第1の導電膜1
1と第2の導電膜12とはプラグ14を介して交互に接
続され、トロイダル型のインダクタ10が構成される。
【0027】上記のような構成のインダクタ10によれ
ば、インダクタ10に電流が流れることによって、基板
面に対して平行な方向に磁束が発生するため、基板が導
電性を有する場合でも基板内に渦電流は生じない。その
ため、発生する磁束の損失が少なく、かつ、インダクタ
ンスの低下が防止され、結果的にQ値(クオリティーフ
ァクター)の低下を防止することができる。
【0028】また、このようなインダクタ10が形成さ
れた半導体集積回路装置1は、インダクタ10が形成さ
れた部分での導電性を低下させることについて考慮する
必要はないので、インダクタ10の内側の領域8にはト
ランジスタ等の素子を形成することができる。その結
果、基板面積を有効に利用することができ、インダクタ
自身の大きさが大きくても、スパイラル型に比べて半相
対集積回路装置1のチップサイズを小さくすることがで
きる。
【0029】次に、上述したインダクタ10の製造方法
の一例について、図4を参照して説明する。
【0030】まず、図4(a)に示すように、シリコン
からなるP型半導体基板2上に1000〜1600nm
の厚さで第1の層間絶縁膜3を形成し、その上に、アル
ミニウムや銅等で500〜1000nmの厚さの第1の
導電膜11を上述したパターンで形成する。さらに第1
の層間絶縁層3および第1の導電膜11を覆って第2の
層間絶縁膜4を形成し、第1の導電膜11上での第2の
層間絶縁膜4の厚さが1000〜2000nmになるよ
うに、第2の層間絶縁膜4の表面をエッチバック法やC
PM法等によって平坦化する。さらに、第2の層間絶縁
膜4上に、例えば窒化膜からなりプラグ14を形成すべ
き部位が開口した第1のマスク5を形成し、第1のマス
ク5上に、例えばフォトレジストからなり第2の導電膜
12を形成すべき部位が開口した第2のマスク6を形成
する。
【0031】次いで、図4(b)に示すように、第1の
マスク5の開口によって第2の層間絶縁膜4が露出した
部分を、異方性エッチング技術によりエッチングし、第
2の層間絶縁膜4にビアホール15を形成する。ここ
で、第1の導電膜11上の第2の層間絶縁膜4の厚さが
200〜700nm程度残るようにエッチングの深さを
設定している。
【0032】次いで、図4(c)に示すように、第2の
マスク6の開口によって第1のマスク5が露出した部分
を選択的にエッチングし、第2のマスク6の開口の形状
に第2の層間絶縁膜4を露出させる。その後、図4
(d)に示すように、第2の層間絶縁膜4の露出した部
分を500〜1000nmの深さでエッチングして第2
の導電膜12のための溝16を第2の層間絶縁膜4に形
成し、第1のマスク5および第2のマスク6を除去す
る。なお、このエッチングによって、ビアホール15も
同時にエッチングされ、ビアホール15の底で第1の導
電膜11の表面が露出する。
【0033】次いで、図4(e)に示すように、第2の
層間絶縁膜4および第1の導電膜11の露出した部分の
表面全体に10〜300nmの厚さでバリアメタル17
を形成する。そして、そのバリアメタル17上に、CV
D(Chemical Vapor Deposition)法により800〜
2000nmの厚さでアルミニウムや銅等の導電材料1
8を堆積させ、第2の層間絶縁膜4のビアホール15お
よび溝16を埋め込む。
【0034】最後に、図4(f)に示すように、エッチ
バック法やCPM法等によって第2の層間絶縁膜4の表
面を平坦化する。以上の各工程を経て、図1に示したよ
うな、磁束が基板面に対して平行な方向に発生するトロ
イダル型のインダクタ10が製造される。なお、導電材
料18は、ビアホール15内に埋め込まれた部分がプラ
グ14として機能し、溝16内に埋め込まれた部分が第
2の導電膜12として機能する。
【0035】このように、第1の導電膜11と第2の導
電膜12とを絶縁分離する第2の層間絶縁膜4に、プラ
グ14のためのビアホール15と第2の導電膜12のた
めの溝16を形成し、これらビアホール15および溝1
6を導電材料18で埋め込んで、一体のプラグ14およ
び第2の導電膜12を形成することで、両者の接続部の
抵抗値を低減することができる。具体的には、一般的
に、上層の配線と下層の配線とを接続するプラグは、ビ
アホール内にタングステンを埋め込むことで形成してい
るが、その方法に比べて約50%も抵抗値が低減する。
【0036】その結果、インダクタ10の配線抵抗が小
さくなり、高いクオリティーファクターをを得ることが
できる。また、配線抵抗が小さくなることにより、配線
間隔を狭くしたり配線膜厚を厚くする必要もなくなるの
で、配線間のアスペクト比も小さくてすみ、第2の層間
絶縁膜4を配線間すなわち各第1の導電膜11間に完全
に埋め込むことが容易である。さらに、配線膜厚を厚く
する必要がないことから、第2の層間絶縁膜4の表面の
平坦化も容易である。
【0037】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態によるインダクタの平面的構成を説明するた
めの図である。本実施形態のインダクタは3層の配線で
形成されるトロイダル型のインダクタであり、図5
(a)には最下層に形成される第1の導電膜31のパタ
ーンの一部が示され、図5(b)には中間層に形成され
る中間導電膜41のパターンの一部が示され、図5
(c)には最上層に形成される第2の導電膜32のパタ
ーンの一部が示されている。また、図6は、図5(c)
に示したC−C線およびD−D線の断面図である。な
お、本実施形態のインダクタも、P型半導体基板22上
に形成され、半導体集積回路装置に形成される回路の一
つを構成するもので、全体としてはP型半導体基板22
の表面における任意の領域を取り囲むように形成されて
いる。
【0038】図5および図6において、P型半導体基板
22上に形成された第1の層間絶縁膜23と、その上に
形成された第1の導電膜31とは、第1の実施形態と同
様である。第1の層間絶縁膜23および第1の導電膜3
1上には、第2の層間絶縁膜24が形成され、この第2
の層間絶縁膜24中に、本実施形態の特徴である複数の
中間導電膜41と、第1の導電膜31と中間導電膜41
とをそれぞれ電気的に接続するプラグ34aとが形成さ
れている。各中間導電膜41はそれぞれ、プラグ34a
の直上に形成される。
【0039】第2の層間絶縁膜24上には、第3の層間
絶縁膜25が形成され、この第3の層間絶縁膜25中
に、第1の実施形態と同様の第2の導電膜32およびプ
ラグ34bが形成されている。これにより、第1の導電
膜31と第2の導電膜31とは、プラグ34a,34b
および中間導電膜41を介して交互に接続され、トロイ
ダル型のインダクタが構成される。
【0040】本実施形態のインダクタでは、第1の導電
膜31と第2の導電膜32との間において、2つのプラ
グ34a,34bの間に中間導電膜41を有するので、
インダクタの断面積が大きくなる。その結果、第1の実
施形態と同様の効果に加え、インダクタンスを大きくす
ることができるという効果が得られる。
【0041】トロイダル型のインダクタのインダクタン
スLは、 L=N2/2π・μ0・μs・t・ln(a/b) ……(2) で表わされる。(2)式において、Nは巻数、aはトロ
イダル型インダクタの外径、bはトロイダル型インダク
タの内径、tはトロイダル型インダクタの高さ、μ0
真空中での透磁率(1.26×10-6H/m)、μs
コアの比透磁率である。例えば、a=500μm、b=
50μm、t=2.4μm、N=50とすると、インダ
クタンスは2.8nHとなる。これに対して、tを4.
8μmに変更した場合には、インダクタンスは5.5n
Hとなる。従って、本実施形態のように中間導電膜41
を有することによって高さtを高くすることができ、そ
の高さtに比例してインダクタンスを増加させることが
できる。
【0042】次に、本実施形態のインダクタの製造方法
の一例について、図7を参照して説明する。
【0043】まず、図4(a)〜(f)に示したのと同
様の工程を経て、図7(a)に示すように、P型半導体
基板22上に、第1の層間絶縁膜23と、複数の第1の
導電膜31と、第2の層間絶縁膜24とを形成し、この
第2の層間絶縁膜24の、第1の導電膜31の両端部に
相当する部分にそれぞれビアホールが開口した溝を形成
する。そして、これらビアホールおよび溝内に、バリア
メタル37aと、一体の中間導電膜41およびプラグ3
4aとを形成する。ここで、中間導電膜41の形状に応
じて、中間導電膜用の溝を第2の層間絶縁膜24に形成
するためのマスクのパターンを第1の実施形態に対して
変更している。
【0044】次いで、再び図4(a)〜(f)に示した
のと同様の手法を用いて、図7(b)に示すように、第
2の層間絶縁膜24の上に第3の層間絶縁膜25を形成
して、第3の層間絶縁膜25に、プラグ34bのための
ビアホールを中間導電膜41に相当する部分に形成する
とともに、第2の導電膜32のための溝を一端部が第1
の導電膜31の一端部と重なり他端部は一端部が重なる
第1の導電膜31と隣接する第1の導電膜31の他端部
と重なる位置にそれぞれ形成する。その上に、10〜3
00nmの厚さでバリアメタル37bを形成した後、バ
リアメタル37bの上にCVD法によりアルミニウムや
銅等の導電材料を800〜2000nmの厚さで堆積さ
せ、その表面をエッチングやCPM法等により平坦化す
る。これにより、第3の層間絶縁膜25に、一体のプラ
グ37bおよび第2の導電膜32が形成され、本実施形
態のトロイダル型のインダクタが得られる。
【0045】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態による半導体集積回路装置のインダクタの平
面図である。また、図9は、図8に示したインダクタの
一部の拡大図であり、図10は、図9に示したE−E線
およびF−F線の断面図である。
【0046】図8〜図10に示すように、このインダク
タ60も、半導体集積回路装置51に形成される回路の
一つを構成するトロイダル型のインダクタであり、第1
の実施形態のインダクタと同様の構成に、コバルト等の
強磁性体膜71を付加したものである。
【0047】強磁性体膜71は、第2の層間絶縁膜54
内に形成され、第1の導電膜61、第2の導電膜62お
よびプラグ64で囲まれる領域であるコイル構造の内側
に、インダクタ60が形成される領域(第1の導電膜6
1および第2の導電膜62の配列方向に沿った方向)に
沿って配置される。その他、P型半導体基板52上に第
1の層間絶縁膜53が形成され、その上に形成された第
2の層間絶縁膜54中に、上記の第1の導電膜61、第
2の導電膜62およびプラグ64が設けられることは第
1の実施形態と同様である。
【0048】このように強磁性体膜71を設けることに
より、強磁性体膜71はインダクタのコアを構成するの
で、第1の実施形態よりも強磁性体膜71の比透磁率に
比例する分だけインダクタンスを増加させることができ
る。強磁性体膜71としては、上述したコバルトの他
に、ニッケルを用いることもできる。ちなみに、コバル
トの最大比透磁率は250であり、ニッケルの最大比透
磁率は600である。
【0049】次に、本実施形態のインダクタの製造方法
の一例について、図11を参照して説明する。
【0050】まず、図11(a)に示すように、第1の
実施形態と同様にして、P型半導体基板52上に第1の
層間絶縁膜53を形成し、さらにその上に、第1の導電
膜61を形成する。
【0051】次いで、図11(b)に示すように、第1
の層間絶縁膜53の上に、第2の層間絶縁膜54の一部
を構成する下地絶縁膜54aを、第1の導電膜61を覆
って形成し、その下地絶縁膜54aの上に、強磁性体膜
71を形成する。強磁性体膜71は、強磁性体材料を下
地絶縁膜54aの表面全体に形成した後、強磁性体膜7
1を形成すべき部分をマスクしてエッチング等により不
要な部分を除去することによって形成することができ
る。
【0052】強磁性体膜71が形成されたら、図11
(c)に示すように、下地絶縁膜54aの上に、強磁性
体膜71を覆って、強磁性体膜封止用絶縁膜54bを形
成する。これら下地絶縁膜54aおよび強磁性体膜封止
用絶縁膜54bによって、第2の層間絶縁膜54が構成
される。そして、この第2の層間絶縁膜54に対して、
図4(a)〜(d)に示したのと同様の工程で、第2の
層間絶縁膜54にプラグ64のためのビアホール65と
第2の導電膜62のための溝66とを形成する。最後
に、図11(d)に示すように、図4(e)〜(f)に
示したのと同様の工程で、ビアホール65および溝66
の内面にバリアメタル(不図示)を形成し、ビアホール
65および溝66を導電材料で埋め込み、表面を平坦化
する。これにより、一体のプラグ64および第2の導電
膜62が形成され、本実施形態のトロイダル型のインダ
クタが得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインダクタ
は、第1の導電膜、第2の導電膜およびプラグにより、
磁束が基板面に平行な方向に発生するトロイダル型のイ
ンダクタが構成されるので、磁束の大幅な損失およびイ
ンダクタンスの低下を防止することができ、結果的にQ
値を向上することができるという効果を奏する。また、
第1の導電膜と第2の導電膜との間の、プラグが配置さ
れる領域に中間導電膜を形成することで、インダクタの
断面積が増えるため、インダクタンスを増加させること
ができる。さらに、第1の導電膜、第2の導電膜および
プラグで囲まれた領域の内側に、第1の導電膜および第
2の導電膜の配列方向に沿って強磁性体膜を形成し、こ
の強磁性体膜をコアとすることでもインダクタンスを増
加させることができる。
【0054】本発明の半導体集積回路装置は、半導体基
板上に上記本発明のインダクタを形成したものであるの
で、第1の導電膜および第2の導電膜を、半導体基板の
表面における任意の領域を取り囲んで形成しても、この
領域内にトランジスタ等の素子を形成し基板面積を有効
に利用することができるため、チップサイズを小さくす
ることができる。
【0055】本発明のインダクタの製造方法は、層間絶
縁膜にビアホール付きの溝を形成し、このビアホールお
よび溝を導電材料で埋め込んで、導電膜とプラグとを一
体に形成するので、プラグと導電膜との接続抵抗を小さ
くすることができる。その結果、アスペクト比が小さく
なるような導電膜の配列ピッチおよび膜厚を設定でき、
導電膜間への絶縁膜の埋め込み、および絶縁膜の表面の
平坦化を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による半導体集積回路
装置のインダクタの平面図である。
【図2】図1に示したインダクタの一部の拡大図であ
る。
【図3】図2に示したA−A線およびB−B線の断面図
である。
【図4】図1〜図3に示したインダクタの製造方法の一
例を説明するための、図3のA−A線に相当する部分で
の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるインダクタの平
面的構成を説明するための図であり、同図(a)は最下
層、同図(b)は中間層、同図(c)は最上層を示して
いる。
【図6】図5(c)のC−C線およびD−D線の断面図
である。
【図7】図5および図6に示したインダクタの製造方法
の一例を説明するための、図5(c)のC−C線に相当
する部分での断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による半導体集積回路
装置のインダクタの平面図である。
【図9】図8に示したインダクタの一部の拡大図であ
る。
【図10】図9に示したE−E線およびF−F線の断面
図である。
【図11】図8〜図10に示したインダクタの製造方法
の一例を説明するための、図10のG−G線に相当する
部分での断面図である。
【図12】従来のスパイラル型インダクタの平面図であ
る。
【図13】図12に示したスパイラル型インダクタを各
配線層ごとに分離した状態で模式的に示した斜視図であ
る。
【図14】図12および図13に示したスパイラル型イ
ンダクタの製造方法を説明するための、図12のH−H
線断面図である。
【符号の説明】
1,51 半導体集積回路装置 2,22,52 P型半導体基板 3,23,53 第1の層間絶縁膜 4,24,54 第2の層間絶縁膜 8 領域 10,60 インダクタ 11,31,61 第1の導電膜 12,32,62 第2の導電膜 13 引き出し配線 14,34a,34b,64 プラグ 15,65 ビアホール 16,66 溝 17,37a,37b バリアメタル 18 導電材料 25 第3の層間絶縁膜 41 中間導電膜 71 強磁性体膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されたトロイダル型のイン
    ダクタであって、 並列に並べられて形成された複数の第1の導電膜と、 前記第1の導電膜上に絶縁膜を介して、前記第1の導電
    膜の配列方向に沿って並列に並べられ、一端部が前記第
    1の導電膜の一端部と重なり、他端部は前記一端部が重
    なる第1の導電膜と隣接する第1の導電膜の他端部と重
    なる位置に形成された複数の第2の導電膜と、 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との重なり合った
    部分同士を互いに電気的に接続するプラグとを有するイ
    ンダクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜と
    の間の、前記プラグが配置される領域に、さらに中間導
    電膜が形成される請求項1に記載のインダクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1の導電膜、前記第2の導電膜お
    よび前記プラグで囲まれる領域の内側に、前記第1の導
    電膜および前記第2の導電膜の配列方向に沿って強磁性
    体膜が形成される請求項1に記載のインダクタ。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成された第1の層間絶
    縁膜の上に、複数の第1の導電膜を並列に並べて形成す
    る工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に、前記各第1の導電膜を覆
    って第2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の、前記第1の導電膜の両端部に
    相当する部分にそれぞれビアホールを形成するととも
    に、一端部が前記第1の導電膜の一端部と重なり他端部
    は前記一端部が重なる第1の導電膜と隣接する第1の導
    電膜の他端部と重なる位置にそれぞれ複数の溝を形成す
    る工程と、 前記ビアホールおよび溝を導電材料で埋め込む工程とを
    有するインダクタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の層間絶縁膜を形成する工程
    は、 前記各第1の導電膜を覆って下地絶縁膜を形成する工程
    と、 前記下地絶縁膜の上の前記第1の導電膜が形成された領
    域の中央部上に、前記各第1の導電膜の配列方向に沿っ
    て強磁性体膜を形成する工程と、 前記下地絶縁膜の上に、前記強磁性体膜を覆う封止絶縁
    膜を形成する工程とを有する請求項4に記載のインダク
    タの製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成された第1の層間絶
    縁膜の上に、複数の第1の導電膜を並列に並べて形成す
    る工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に、前記各導電膜を覆って第
    2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の、前記各第1の導電膜の両端部
    に相当する部分にそれぞれ、底面に第1のビアホールが
    開口した複数の第1の溝を形成する工程と、 前記第1のビアホールおよび第1の溝を導電材料で埋め
    込み、前記第2の層間絶縁膜に複数の第1のプラグおよ
    び中間導電膜を形成する工程と、 前記中間導電膜が形成された前記第2の層間絶縁膜の上
    に、第3の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第3の層間絶縁膜の、前記中間導電膜に相当する部
    分にそれぞれ第2のビアホールを形成するとともに、一
    端部が前記第1の導電膜の一端部と重なり他端部は前記
    一端部が重なる第1の導電膜と隣接する第1の導電膜の
    他端部と重なる位置にそれぞれ複数の第2の溝を形成す
    る工程と、 前記第2のビアホールおよび第2の溝を導電材料で埋め
    込む工程とを有するインダクタの製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 前記半導体基板上に並列に並べられて形成された複数の
    第1の導電膜と、 前記第1の導電膜上に絶縁膜を介して、前記第1の導電
    膜の配列方向に沿って並列に並べられ、一端部が前記第
    1の導電膜の一端部と重なり、他端部は前記一端部が重
    なる第1の導電膜と隣接する第1の導電膜の他端部と重
    なる位置に形成された複数の第2の導電膜と、 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との重なり合った
    部分同士を互いに電気的に接続するプラグとを有する半
    導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の導電膜および第2の導電膜
    は、前記半導体基板の表面における任意の領域を取り囲
    んで形成される請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の導電膜と前記第2の導電膜と
    の間の、前記プラグが配置される領域に、さらに中間導
    電膜が形成される請求項7に記載の半導体集積回路装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電膜、前記第2の導電膜
    および前記プラグで囲まれる領域の内側に、前記第1の
    導電膜および前記第2の導電膜の配列方向に沿って強磁
    性体膜が形成される請求項7に記載の半導体集積回路装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038297A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置

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