JP2004519567A - 特にドビー織機の運動及び力の伝達のための装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ガイドレバーの旋回運動を僅かな摩擦損失と僅かな摩耗で直線運動に変換するドビー織機の運動及び力の伝達装置を提供する。
本発明のドビー織機の運動及び力の伝達装置は、ガイドレバー1,1が軸の周りに回転し得るように支承され、ガイドレバー1,1が互いに角度をなして配設された第1及び第2のレバーアーム(2;3)を有し、一方のレバーアームに駆動手段から入力され、少なくとも一方のレバーアーム(2;3)が第1及び第2の柔軟なベルト(11、12;13、14)により直線運動部材(18、19又は18、20)と結合され、部材(18、19、20)の前進運動又は後退運動のための入力の都度それぞれ一方のベルト(12、14又は11、13)にだけ引張力が働くように2つのベルト(11、12;13、14)を配列及び固定する。
本発明のドビー織機の運動及び力の伝達装置は、ガイドレバー1,1が軸の周りに回転し得るように支承され、ガイドレバー1,1が互いに角度をなして配設された第1及び第2のレバーアーム(2;3)を有し、一方のレバーアームに駆動手段から入力され、少なくとも一方のレバーアーム(2;3)が第1及び第2の柔軟なベルト(11、12;13、14)により直線運動部材(18、19又は18、20)と結合され、部材(18、19、20)の前進運動又は後退運動のための入力の都度それぞれ一方のベルト(12、14又は11、13)にだけ引張力が働くように2つのベルト(11、12;13、14)を配列及び固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の上位概念に基づく、特にドビー織機の運動及び力の伝達のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のドビー織機の運動及び力の伝達のための装置は、第1の運動方向から第2の運動方向への直線運動及び力の伝達のため、又は旋回運動の直線運動への変換のための二次元伝動装置である。運動方向の変更のために例えばガイドレバーが使用される。ガイドレバーは軸の周りに回転し得るように支承され、互いに角度をなして配列された少なくとも第1及び第2のレバーアームを有する。少なくとも一方のレバーアームは直線運動部材に枢結され、他方のレバーアームは駆動手段と連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ドビー織機の運動及び力の伝達のための装置の欠点は、ガイドレバーから純直線運動を第1の部材に伝達し、純直線運動を第2の部材に伝達し、又はレバーアームの旋回運動を純直線運動に変換することが不可能なことである。
【0004】
ガイドレバーの回転運動によって直線運動のほかに円軌道に沿った望ましくない運動成分が生じ、それが全体として枢結部材の揺動運動をもたらし、適当な枢結と支承によりこれを補償しなければならない。
別の欠点は、部材とガイドレバーの間の枢結点が大きな荷重と摩耗をこうむり、定期的に入念に潤滑しなければならないことである。
【0005】
本発明は、上記した点をに考慮してなされたもので、ガイドレバーの旋回運動を僅かな摩擦損失と僅かな摩耗で直線運動に変換するドビー織機の運動及び力の伝達装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明に基づき請求項1の特徴によって解決される。
本発明の本質をなすのは、ガイドレバーの少なくとも一方のレバーアームが第1及び第2の柔軟なベルトによって直線運動部材と連結され、常に一方のベルトにだけ引張力が掛かるように、2つのベルトを配列及び固定することである。
【0007】
このことは、ベルトを介してレバーアームと連結された部材が正確な直線運動を遂行するという利点をもたらす。またベルトによりレバーアームを直線運動部材に連接すれば摩耗が少ない。連接部は遊びがなく、例えばころがり軸受による連接の場合のように日常的保守が必要でない。
【0008】
本発明を改良した特徴が従属請求項に開示されている。
本発明を改良した特徴によれば、2つのレバーアームを直線運動部材と連結することができ、第1のレバーアームは第1の柔軟なベルトにより第1の部材と連結され、第2のレバーアームは第2の柔軟なベルトにより第2の部材と連結される。
【0009】
各レバーアームはおおむね円弧状の転動面を備えた端片を有することが好ましい。この転動面上でベルトが転動し、第1のベルトの一方の端部は端片の適当な場所に、第2のベルトの一方の端部は端片の別の適当な場所に固定され、ベルトは交差し、ベルトの他方の端部は所属の部材と結合される。部材の運動方向に応じてそれぞれ一方のベルトに引張力が負荷され、他方のベルトは無負荷である。
【0010】
好ましい構成においては、ベルトが交差して貫通するように、互いに入り組んで配列されている。第1のベルトは第2のベルトより広幅であり、第1のベルトは長さの大部分にわたって延びるスロットを有し、スロットの幅は第2のベルトの幅より大きい。こうしてベルトは互いに交差して運動するから、連結された部材の大きな操作安定性が生じる。
【0011】
別の実施形態によれば、ベルトを互いに並列して配設することができる。その場合は2つのベルトが等しい幅に形成される。
ベルトはあらゆる適当な、柔軟で負荷に耐える材料、例えばスチール、プラスイチック又は繊維材料で製造することができる。柔軟なベルトの作製のために、これらの材料の組合せも考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明によるガイドレバー1を備えたドビー織機のヘルドフレームのための運動及び力の方向転換装置を示す。
【0013】
ガイドレバー1は互いにある角度をなして配列された2個のレバーアーム2及び3を具備する。レバーアーム2及び3によって運動と力が入力又は出力される。ガイドレバー1は、軸受4により軸5の周りに旋回し得るように支承される。またガイドレバーは入力のための別の軸受6を備えることができる。
【0014】
レバーアーム2は端片7を具備し、レバーアーム3は端片8を具備する。端片7、8はそれぞれ円弧形の転動面9、10を有する。端片7の一方の端部に固定具15を介してベルト12を固着し、他方の端部に固定具16を介してベルト11を固着することによって、交差するベルト11、12が転動面9の端部に固定される。同様に、端片8の一方の端部に固定具を介してベルト13を固着し、他方の端部に固定具を介してベルト14を固着することによって、交差するベルト13、14が転動10の端部に固定される。
【0015】
ベルト11−14はばね鋼からなることが好ましいが、プラスチック又は繊維材料で製造することもできる。ベルト11、12又は13、14の自由端はそれぞれ直線運動部材と連動する。直線運動部材によって入力又は出力が行われる。このことは下記で詳しく説明する。
【0016】
図2ないし図4はベルト11−14の細部を示す。図2は側面から見たベルト11−14の形状を示す。ベルトは端片7、8の転動面9、10の形状に相当するように、事前に成形することができる。またベルトを変形せずに直線状に形成することもできる。
【0017】
図3は第1のベルト11又は13の平面図を示す。ベルトはとりわけ長方形の横断面を有し、ベルト長さの大部分にわたって延びるスロット17を具備する。第2のベルト12又は14は端部の固定点を除き第1のベルト11又は13より細幅に形成されている。第2のベルト12又は14の幅は第1のベルト11又は13のスロット17の幅よりやや小さいからスロット17に通すことができ、図1に示すようなベルト11、12又は13、14の交差配列が生じる。
【0018】
図5ないし図7はドビーのヘルドフレームの駆動のために使用される本発明の装置を示す。その場合異なる運動状態が図示されている。
【0019】
機枠(図示せず)に旋回可能に配設された2個のガイドレバー1a、1bは押し/引き棒18によって互いに連結されている。入力は右側のガイドレバー1aの軸受6を介して行われ、その際、ガイドレバー1aは二重矢印28の方向に旋回運動を行なう。レバーアーム3のベルト13、14は、固定具21、22により押し/引き棒18に固定されている。ベルト13、14の緊張のために、押し/引き棒18の末端側にテンション装置23を設けることができる。
【0020】
ベルト13、14はガイドレバー1aの旋回運動を押し/引き棒18に伝達し、その結果押し/引き棒18は二重矢印26の方向に直線運動を行なう。ベルト13、14はレバーアーム3の転動面上で転動運動を行い、その際、ころがり接触点31は仮想の軸線29上で不動であるが、レバーアーム3の転動面10はころがり接触点31の下を通って移動する。ころがり接触点31が変化しないことによって、ガイドレバー1aの旋回運動が押し/引き棒18の純直線運動に変換される。
【0021】
ガイドレバー1aの別のレバーアーム2はベルト11、12を介して同じく押し/引き棒20と結合されている。押し/引き棒20はドビーのヘルドフレームを駆動し、ヘルドフレーム継手25を介してヘルドフレームと連結される。この場合もレバーアーム2の旋回運動が二重矢印27の方向の押し/引き棒20の直線運動に変換される。ころがり接触点(図6を参照)はやはり仮想の軸線30上で不動であるが、レバーアーム2の転動面9はころがり接触点32の下を通って移動する。
【0022】
第1の運動過程でベルト11及び13だけに引張力が働き、ベルト12及び14は無負荷である。運動方向が反転すると逆にベルト12及び14に引張力が働き、ベルト11及び13は無負荷である。
【0023】
押し/引き棒18は第2の左側ガイドレバー1bに運動を伝達する。ガイドレバー1bもベルトによって押し/引き棒18と連結されている。このためガイドレバー1bは二重矢印28の方向へ旋回され、この運動を別の押し/引き棒19に伝達する。押し/引き棒19はヘルドフレーム継手24を介してドビーと連結されている。ガイドレバー1bと押し/引き棒19の間の力の伝達はこの場合もベルトによって行われ、押し/引き棒19は二重矢印27の方向に直線状に移動させられる。
【0024】
このようにしてガイドレバーの振動旋回運動が純直線運動として当該の可動部材に具合よく伝達される。このことは柔軟なベルト11、12又は13、14の使用及び本発明に基づく配列によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る装置の側面図である。
【図2】
ベルトの側面図である。
【図3】
第1のベルトの平面図である。
【図4】
第2のベルトの平面図である。
【図5】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第1の運動状態を示す図である。
【図6】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第2の運動状態を示す図である。
【図7】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第3の運動状態を示す図である。
【符号の説明】
1a ガイドレバー
1b ガイドレバー
2 レバーアーム
3 レバーアーム
11 ベルト
12 ベルト
13 ベルト
14 ベルト
18 直線運動部材
19 直線運動部材
20 直線運動部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の上位概念に基づく、特にドビー織機の運動及び力の伝達のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のドビー織機の運動及び力の伝達のための装置は、第1の運動方向から第2の運動方向への直線運動及び力の伝達のため、又は旋回運動の直線運動への変換のための二次元伝動装置である。運動方向の変更のために例えばガイドレバーが使用される。ガイドレバーは軸の周りに回転し得るように支承され、互いに角度をなして配列された少なくとも第1及び第2のレバーアームを有する。少なくとも一方のレバーアームは直線運動部材に枢結され、他方のレバーアームは駆動手段と連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記ドビー織機の運動及び力の伝達のための装置の欠点は、ガイドレバーから純直線運動を第1の部材に伝達し、純直線運動を第2の部材に伝達し、又はレバーアームの旋回運動を純直線運動に変換することが不可能なことである。
【0004】
ガイドレバーの回転運動によって直線運動のほかに円軌道に沿った望ましくない運動成分が生じ、それが全体として枢結部材の揺動運動をもたらし、適当な枢結と支承によりこれを補償しなければならない。
別の欠点は、部材とガイドレバーの間の枢結点が大きな荷重と摩耗をこうむり、定期的に入念に潤滑しなければならないことである。
【0005】
本発明は、上記した点をに考慮してなされたもので、ガイドレバーの旋回運動を僅かな摩擦損失と僅かな摩耗で直線運動に変換するドビー織機の運動及び力の伝達装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明に基づき請求項1の特徴によって解決される。
本発明の本質をなすのは、ガイドレバーの少なくとも一方のレバーアームが第1及び第2の柔軟なベルトによって直線運動部材と連結され、常に一方のベルトにだけ引張力が掛かるように、2つのベルトを配列及び固定することである。
【0007】
このことは、ベルトを介してレバーアームと連結された部材が正確な直線運動を遂行するという利点をもたらす。またベルトによりレバーアームを直線運動部材に連接すれば摩耗が少ない。連接部は遊びがなく、例えばころがり軸受による連接の場合のように日常的保守が必要でない。
【0008】
本発明を改良した特徴が従属請求項に開示されている。
本発明を改良した特徴によれば、2つのレバーアームを直線運動部材と連結することができ、第1のレバーアームは第1の柔軟なベルトにより第1の部材と連結され、第2のレバーアームは第2の柔軟なベルトにより第2の部材と連結される。
【0009】
各レバーアームはおおむね円弧状の転動面を備えた端片を有することが好ましい。この転動面上でベルトが転動し、第1のベルトの一方の端部は端片の適当な場所に、第2のベルトの一方の端部は端片の別の適当な場所に固定され、ベルトは交差し、ベルトの他方の端部は所属の部材と結合される。部材の運動方向に応じてそれぞれ一方のベルトに引張力が負荷され、他方のベルトは無負荷である。
【0010】
好ましい構成においては、ベルトが交差して貫通するように、互いに入り組んで配列されている。第1のベルトは第2のベルトより広幅であり、第1のベルトは長さの大部分にわたって延びるスロットを有し、スロットの幅は第2のベルトの幅より大きい。こうしてベルトは互いに交差して運動するから、連結された部材の大きな操作安定性が生じる。
【0011】
別の実施形態によれば、ベルトを互いに並列して配設することができる。その場合は2つのベルトが等しい幅に形成される。
ベルトはあらゆる適当な、柔軟で負荷に耐える材料、例えばスチール、プラスイチック又は繊維材料で製造することができる。柔軟なベルトの作製のために、これらの材料の組合せも考えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明によるガイドレバー1を備えたドビー織機のヘルドフレームのための運動及び力の方向転換装置を示す。
【0013】
ガイドレバー1は互いにある角度をなして配列された2個のレバーアーム2及び3を具備する。レバーアーム2及び3によって運動と力が入力又は出力される。ガイドレバー1は、軸受4により軸5の周りに旋回し得るように支承される。またガイドレバーは入力のための別の軸受6を備えることができる。
【0014】
レバーアーム2は端片7を具備し、レバーアーム3は端片8を具備する。端片7、8はそれぞれ円弧形の転動面9、10を有する。端片7の一方の端部に固定具15を介してベルト12を固着し、他方の端部に固定具16を介してベルト11を固着することによって、交差するベルト11、12が転動面9の端部に固定される。同様に、端片8の一方の端部に固定具を介してベルト13を固着し、他方の端部に固定具を介してベルト14を固着することによって、交差するベルト13、14が転動10の端部に固定される。
【0015】
ベルト11−14はばね鋼からなることが好ましいが、プラスチック又は繊維材料で製造することもできる。ベルト11、12又は13、14の自由端はそれぞれ直線運動部材と連動する。直線運動部材によって入力又は出力が行われる。このことは下記で詳しく説明する。
【0016】
図2ないし図4はベルト11−14の細部を示す。図2は側面から見たベルト11−14の形状を示す。ベルトは端片7、8の転動面9、10の形状に相当するように、事前に成形することができる。またベルトを変形せずに直線状に形成することもできる。
【0017】
図3は第1のベルト11又は13の平面図を示す。ベルトはとりわけ長方形の横断面を有し、ベルト長さの大部分にわたって延びるスロット17を具備する。第2のベルト12又は14は端部の固定点を除き第1のベルト11又は13より細幅に形成されている。第2のベルト12又は14の幅は第1のベルト11又は13のスロット17の幅よりやや小さいからスロット17に通すことができ、図1に示すようなベルト11、12又は13、14の交差配列が生じる。
【0018】
図5ないし図7はドビーのヘルドフレームの駆動のために使用される本発明の装置を示す。その場合異なる運動状態が図示されている。
【0019】
機枠(図示せず)に旋回可能に配設された2個のガイドレバー1a、1bは押し/引き棒18によって互いに連結されている。入力は右側のガイドレバー1aの軸受6を介して行われ、その際、ガイドレバー1aは二重矢印28の方向に旋回運動を行なう。レバーアーム3のベルト13、14は、固定具21、22により押し/引き棒18に固定されている。ベルト13、14の緊張のために、押し/引き棒18の末端側にテンション装置23を設けることができる。
【0020】
ベルト13、14はガイドレバー1aの旋回運動を押し/引き棒18に伝達し、その結果押し/引き棒18は二重矢印26の方向に直線運動を行なう。ベルト13、14はレバーアーム3の転動面上で転動運動を行い、その際、ころがり接触点31は仮想の軸線29上で不動であるが、レバーアーム3の転動面10はころがり接触点31の下を通って移動する。ころがり接触点31が変化しないことによって、ガイドレバー1aの旋回運動が押し/引き棒18の純直線運動に変換される。
【0021】
ガイドレバー1aの別のレバーアーム2はベルト11、12を介して同じく押し/引き棒20と結合されている。押し/引き棒20はドビーのヘルドフレームを駆動し、ヘルドフレーム継手25を介してヘルドフレームと連結される。この場合もレバーアーム2の旋回運動が二重矢印27の方向の押し/引き棒20の直線運動に変換される。ころがり接触点(図6を参照)はやはり仮想の軸線30上で不動であるが、レバーアーム2の転動面9はころがり接触点32の下を通って移動する。
【0022】
第1の運動過程でベルト11及び13だけに引張力が働き、ベルト12及び14は無負荷である。運動方向が反転すると逆にベルト12及び14に引張力が働き、ベルト11及び13は無負荷である。
【0023】
押し/引き棒18は第2の左側ガイドレバー1bに運動を伝達する。ガイドレバー1bもベルトによって押し/引き棒18と連結されている。このためガイドレバー1bは二重矢印28の方向へ旋回され、この運動を別の押し/引き棒19に伝達する。押し/引き棒19はヘルドフレーム継手24を介してドビーと連結されている。ガイドレバー1bと押し/引き棒19の間の力の伝達はこの場合もベルトによって行われ、押し/引き棒19は二重矢印27の方向に直線状に移動させられる。
【0024】
このようにしてガイドレバーの振動旋回運動が純直線運動として当該の可動部材に具合よく伝達される。このことは柔軟なベルト11、12又は13、14の使用及び本発明に基づく配列によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る装置の側面図である。
【図2】
ベルトの側面図である。
【図3】
第1のベルトの平面図である。
【図4】
第2のベルトの平面図である。
【図5】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第1の運動状態を示す図である。
【図6】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第2の運動状態を示す図である。
【図7】
ドビー織機のヘルドフレームの駆動に使用される装置の第3の運動状態を示す図である。
【符号の説明】
1a ガイドレバー
1b ガイドレバー
2 レバーアーム
3 レバーアーム
11 ベルト
12 ベルト
13 ベルト
14 ベルト
18 直線運動部材
19 直線運動部材
20 直線運動部材
Claims (11)
- ガイドレバーが軸の周りに回転し得るように支承され、ガイドレバーが互いに角度をなして配設された第1及び第2のレバーアームを有し、一方のレバーアームに駆動手段から入力される、特にドビーで駆動手段と連結されたガイドレバーから少なくとも1個の直線運動部材に運動及び力を伝達するための装置において、少なくとも一方のレバーアーム(2;3)が第1及び第2の柔軟なベルト(11、12;13、14)によって直線運動部材(18、19又は18、20)と連結され、直線運動部材(18、19、20)の前進運動又は後退運動のための入力の都度それぞれ一方のベルト(12、14又は11、13)にだけ引張力が働くように、2つのベルト(11、12;13、14)が配列及び固定されていることを特徴とする装置。
- レバーアーム(2)が直線運動部材(19、20)と連結され、レバーアーム(3)が直線運動部材(18)と連結され、第1のレバーアーム(2)の連結が第1の柔軟なベルト(11、12)によって行われ、第2のレバーアーム(3)と直線運動部材(18)の連結が第2の柔軟なベルト(13、14)によって行われることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- レバーアーム(2、3)がほぼ円弧状に形成された転動面(9、10)を備えた端片(7、8)を有し、この転動面上でベルト(11、12;13、14)が転動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 第1のベルト(11;13)の一端が端片(7;8)の適当位置に固定され、第2のベルト(12;14)の一端が端片(7;8)の別の適当位置に固定され、ベルト(11、12、13、14)の他端が所属の部材(18;19、20)と結合されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- ベルト(12)がベルト(11)を交差して貫通し、ベルト(14)がベルト(13)を交差して貫通することを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 第1のベルト(11;13)が第2のベルト(12;14)より広幅であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
- 第1のベルト(11;13)が長さの大部分にわたって延びるスロット(17)を有し、スロット(17)の幅が第2のベルト(12;14)の幅より大きいことを特徴とする請求項4に記載の装置。
- ベルト(11、12;13、14)が互いに並列して配設されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 2本のベルト(11、12;13、14)が等しい幅に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
- ベルト(11、12;13、14)がスチール、プラスチック又は繊維材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- ベルトがこれらの材料の組合せからなることを特徴とする請求項10に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10127098A DE10127098C1 (de) | 2001-06-02 | 2001-06-02 | Vorrichtung zur Übertragung von Bewegungen und Kräften, insbesondere in Schaftwebmaschinen |
PCT/DE2002/001935 WO2002099171A2 (de) | 2001-06-02 | 2002-05-25 | Vorrichtung zur übertragung von bewegungen und kräften, insbesondere in schaftwebmaschinen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004519567A true JP2004519567A (ja) | 2004-07-02 |
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---|---|
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JP (1) | JP2004519567A (ja) |
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