JP2004518575A - 車両座席用の頭部拘束具 - Google Patents

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カイペル ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー
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Abstract

【課題】請求項1の前提条項の特徴を備えた、車両座席、特に自動車車両座席用の頭部拘束具を提供する。
【解決手段】本発明は、車両座席、特に自動車車両座席用のヘッドレスト(1)に関し、該ヘッドレストが、乗員の頭部と接触するための第1小組み立て品と、高さ調整可能な第2小組み立て品(25、41)とを備え、衝突の際には、該第1小組み立て品(101)が該第2小組み立て品(25、41)に対して前方に移動し、これにより、ヘッドレスト(1)上の第3小組み立て品(15)が、前記第2小組み立て品(25、41)の下に設けられ、衝突の際には、該第2小組み立て品に対して前記第1小組み立て品(101)が上方へ移動する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、請求項1の前提条項の特徴を備えた、車両座席、特に自動車車両座席用の頭部拘束具に関する。
【0002】
【従来の技術】
このタイプの頭部拘束具は、DE39 00 495 A1に開示されている。衝突の際には、むち打ち症(頚部脊髄症)を避けるために、乗員の頭部と頭部拘束具の間の距離が減少する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冒頭部分で述べたタイプの頭部拘束具を改善する目的に基づいている。この目的は、本発明に従い、請求項1の特徴を備えた頭部拘束具によって達成される。有益な改善はサブクレームの課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第2小組み立て品の下に配置されている頭部拘束具の第3小組み立て品により、衝突の際には第2小組み立て品に対して第1小組み立て品が上方へ移動するが、初期の、頭部拘束具レベルの首に対する間違った位置決めを修正することができるため、頭部拘束具のパッドを乗員頭部の後ろに可能な限り接近させることが可能である。これにより、乗員を怪我、特に「頚部脊髄症」、また首の骨折からのさらに優れた保護が得られる。上方への移動量は、頭部拘束具に設定した高さによって異なる。
【0005】
頭部拘束具の衝突特徴を改善した本発明は、全てのタイプの車両座席、例えば自動車の前部座席または後部座席ベンチ、あるいは航空機座席に使用することができる。頭部拘束具は、後端部衝突用に設計されていることが好ましいが、正面衝突用に関連的に設計することができる。頭部拘束具は、自動頭部拘束具適応システムの1部分であり、つまり、頭部拘束具の高さを、車両座席の縦調整部を介して、自動的に設定することができる。頭部拘束具は、車両座席の最後位置においてその最高位置にあり、車両座席の最前位置においてその最下位置にある。頭部拘束具の高さを、手動高さ設定手段により、任意で再調整することができる。
【0006】
可能な限り単純に構成するべきである駆動部分について、第1小組み立て品を第2小組み立て品に対して(前方に)可動にすることが好ましく、また、第2小組み立て品を第3小組み立て品に対して(上方に)可動にすることが好ましい。この動作は純粋に並進的であり、並進運動と旋回運動の組み合わせ、または2つの旋回運動の組み合わせであってよい。後者の場合、並進運動は、例えばスライド案内部によって再度生成することができる。このタイプの旋回運動には、比較的大きな通路を網羅できるレバーアームが有益である。個別のエネルギー蓄積装置、一連の機構および案内部、しかし共通の解除機構によって、異なる運動をより有効に制御することができる。衝突以外で起こる頭部拘束具に対する衝撃について、安全キャッチ部を設けて、衝突時に作動する頭部拘束具を解除できるようにすることが好ましい。
【0007】
モジュール式構造の背景で、また、より優れた相互互換性、短い作動距離、構造空間の優れた節約のために、感衝撃センサ、エネルギー蓄積装置、一連の機構、その他の駆動要素を含む全ての小組み立て品が、頭部拘束具内に一体形成され、つまり、初期状態にある閉鎖ユニットを形成することが有利である。
【0008】
内部支持部により、拡大した頭部拘束具を、乗員頭部の衝突時にこれを引き込む以前に、固定することが可能になるため、この場合には、頭部拘束具の並進延長運動によりさらなる可能性が広がる。このタイプの特別なキャッチ部による解除状態の固定を用いれば、エネルギーが乗員の頭部を介して頭部拘束具へと可逆伝播し、乗員の頭部が再度加速してしまうということが起こらない。
【0009】
このタイプのキャッチとして、旋回装置が同時に動くことを阻止し、旋回装置を支持部として使用できる自由車を設けることが好ましい。このタイプの自由車はさらに、衝突の際には、初期状態から、背もたれの下部に対して前方へ旋回する、上部に頭部拘束具を具備した背もたれを備える車両座席の場合にも使用でき、この場合、自由車が、背もたれ上部の後方への旋回を阻止する。頭部拘束具に配置した場合、自由車は、例えば旋回装置と頭部拘束ロッドの間で有効であり、また、頭部拘束ロッドの特定の高さ、例えば小径部分にて再度解除することができる。
【0010】
以下に、図面に示された2つの例証的実施形態を参照しながら本発明をさらに詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
第1の例証的実施形態では、背もたれ3内部に挿入した2本の頭部拘束ロッド5の上に、車両座席用の頭部拘束具1が取り付けられている。次に示す方位的詳細は、自動車内での車両座席の配置と、その通常の移動方向(x方向)とを参照している。頭部拘束具1は、垂直に設置するべく、本質的に従来の方法で設計されているため、背もたれ3に対して垂直(z方向)に転置でき、また、適切なスナップ係合手段で適所にスナップ係合することができる。以下の説明では、まず第一に、頭部拘束具1の初期状態または動作状態について述べる。
【0012】
例えば、環状停止スリーブ7が、各頭部拘束ロッド5の上端部に固定されるか、あるいは該ロッドと共に一体形成される。頭部拘束具1には、頭部拘束ロッド5の各々につき、中空の円筒形案内スリーブ9が1つ設けられており、該スリーブ内には、下部からワッシャ11と、以下の説明で垂直圧縮ばねと呼ぶ圧縮ばね13とが挿入され、上部から頭部拘束ロッド5が挿入されている。2つの案内スリーブ9が垂直ロック手段15に取り付けられている。垂直ロック手段15は、車両座席の側方向(y方向)に配置され、細長下部17と、細長スライド19と、2つのブロック型上部21とを備えており、該細長下部17は頭部拘束ロッド5用の2本の通路17’を設け、該細長スライド19は下部17の上に、これに沿って配置され、頭部拘束ロッド5用の2つの若干楕円形の通路19’を備え、該ブロック型上部21は、下部17の両端部にねじ留めされているが、これらの各々は、相互に対向した側部上に前方に向いたロックフック23を備え、また、頭部拘束ロッド5用が通るための穴21’を設けている。上部21とロックフック23を別個に、または一体型部品として設計することができ、さらに、下部17を上部21と共に一体型部品として設計することが可能である。
【0013】
上部21は、その穴21’の範囲に設けた溝21”によって、これらの溝21”内において、スライド19が、その頭部拘束ロッド5用の通路19’の長さの範囲内で縦方向に転置できる距離で下部17から離間している。スライド19は、その通路19’の境界を介して、頭部拘束ロッド5に設けた対応する切欠き5’と相互作用し、これをロックすることができる。設置の最中に、案内スリーブ9が頭部拘束ロッド5と共に、y方向左側にいくらか引かれたスライド19が最下の切欠き5’とスナップ係合するまで、垂直ロック手段15内に挿入される。通常の使用ではスライドのスナップ係合位置は変更し、その結果、頭部拘束具1の高さが設定される。
【0014】
各案内スリーブ9上には、旋回可能取り付け用の管状旋回スリーブ25’を備えた旋回装置25の各々が押着される。旋回スリーブ25’からは、旋回スリーブ25’に溶接するか、これと共に一体形成された2本の旋回アーム27が放射状に突出している。旋回スリーブ25’の下端部において、各旋回装置25は通路型のロックソケット28を備えており、このロックソケット28は、頭部拘束具1の初期状態では内方に向いており、また、ロックフック23にかけて旋回するため、旋回装置25をロックすることができる。この初期状態では、2つの旋回装置25の、相互に対して若干逸れた2本の旋回アーム27が、手を組み合わせたような形で相互に交差し、対向する。旋回装置25は、クリップリング29’とドライバボルト29”とを備えた駆動装置29を上端部に設けており、該クリップリング29’は旋回スリーブ25’の周囲を包囲し、ラグによって旋回スリーブ25’の溝内に到達し、該ドライバボルト29”はクリップリング29’から放射状に突出している。
【0015】
2本の縦チャネル31’を備えた本質的に円筒形の案内管31が、頭部拘束具1の側方向(y方向)において水平に配置されている。その左内側は閉鎖している。設定ディスク33、以降の説明では旋回圧縮ばね35と呼ぶ圧縮ばね、スライドブロック37が、開口した右端部側から案内管31内に挿入される。スライドブロック37は、案内管31内に入る円筒形部分を備えており、これが、目ちがい案内部によって案内管31の縦方向に案内され、放射状に突起した、比較的小型の立方体部分が、案内管31の対応する切り抜き部分から前方に向かって突出しており、該切り抜き部分は、案内管31のほぼ右半分にかけて設けられている。案内管31内における設定ディスク33の位置は、例えば、案内管31の端側部のねじ切りされた穴にねじ込んだ調節ねじによって設定することができる。案内管31は、横方向に切り込みを設けたその縦チャネル31’によって基板41内に押入される方法で事前に組み立てられ、2つのクリップ43によって固定されている。さらに基板41も、案内管31と共に単一部品として設計することができる。
【0016】
本質的に平坦な基板41の前方に向いた側には、左ラック45と右ラック46が、頭部拘束具1の側方向(y方向)において移動可能に案内される。左ラック45と右ラック46は、基板41と接続した左ラック案内部47と右ラック案内部48の上にそれぞれ取り付けられている。ラックカバー49は、2つのラック45、46の前に配置され、基板41に固定されており、縦方向において若干中心から逸れて配置された2つのラック45、46を、基板41に対して押圧された状態に保つ。ラック案内部47、48、ラックカバー49のそれぞれを、基板41を備えた別個の単一部品として形成してもよい。スライドブロック37の立方形部分と接続しているスライドブロックアダプタ51が、左ラック45の右端部に溶接されているが、この右端部は、左ラック45の内側に配置するか、あるいはこれと一体に形成することができる。左ドライバアダプタ53が左ラック45の左端部に溶接されているが、この左端部は外側に配置するか、あるいは左ラック45と一体に形成されており、また、左旋回装置25のドライバボルト29”が該ドライバアダプタの開口部53’内に達して、あるタイプの連結式接続を形成する。右ドライバアダプタ54は右ラック46の右端部に溶接されているが、この右端部は外側に配置するか、あるいは右ラック46と一体に形成することができ、また、右旋回装置25のドライバボルト29”が該ドライバアダプタの開口部54’内に達して、あるタイプの連結式接続を形成する。
【0017】
ベアリングブッシュ57が基板41の穴内に挿入され、ピニオン63のシャフト61が該ベアリングブッシュ内に回転可能に取り付けられる。ピニオン63は、左ラック45の上方に向いた歯がピニオン63の下側部と係合し、右ラック46の下方に向いた歯がピニオン63の上側部と係合する形で、2つのラック45、46の間に配置されている。つめ車65がシャフト61の自由端部上に押着され、該端部は後方に向き、基板41の裏側上に配置されており、また、ピンによって適所に固定されている。つめ車65は、x方向に対して右方向に回転でき、ブロックフック67が上部から係合できるように方向付けされた鋸歯状の歯を備えている。レバー型設計のブロックフック67は、ベアリングブロック69内に旋回可能に取り付けられており、ベアリングブロック69は、案内管31の左端部の曲り部分の上の、基板41の裏側に取り付けられている。ブロックフック67の、つめ車65と反対を向いた端部には、ブロックフック67のピンを包囲する状態でブロックフックばね71が配置され、該ブロックフックばね71は、ブロックフック67の案内管31の間でクランプ留めされているため、閉鎖方向においてブロックフック67とつめ車65に元応力を与える。
【0018】
2つの部品から成るように設計された立方形のラッチ案内部73が、案内管31よりも上の部分で、基板41上に取り付けられており、該立方形のラッチ案内部73の内部では、ラッチ75が移動可能にz方向に案内される。ラッチ75は、開口部31”を通って案内管31内に突出し、これによりスライドブロック37を保持している。ラッチ75の上端部にはy方向に配置された横断ピン77が設けられ、該横断ピン77の左右の端部にはボールベアリング79がそれぞれ設けられている。旋回可能に取り付けられた鐙形の塊運搬器83にマスセンサ81が取り付けられており、該塊運搬器83は、その2つの自由突出部において、側方ベアリングジャーナル85を介してラッチ案内部73に取り付けられている。湾曲した溝付きラッチ案内部87はラッチ75のボールベアリング79上に配置され、塊運搬器83の中央部分の下側部中央に取り付けられており、該中央部分はマスセンサ81に沿って走行している。ラッチ案内部73とラッチ75のラッチばね89により、溝付きラッチ案内部87に保持される位置において、ラッチに上方向(z方向)へ向かう元応力がかけられる。ラッチ案内部73上の停止部91が、解除状態への移動中の、マスセンサ81を伴った塊運搬器83の旋回運動(以降に説明する)を制限する。基板41上の前部留め具95と塊運搬器83上の後部留め具97の間に設けられた2つの復元ばね93により、マスセンサ81が、あらゆる旋回運動後にも、初期状態に確実に復元できるようになる。
【0019】
前方(x方向)に向き、y/z平面内に配置された衝撃板101が、旋回装置25内に可動に取り付けられている。この目的のために、旋回アーム27の角度付けされた端部が、衝撃板101の裏側の溝付き案内部またはスライド案内部内に取り付けられている。衝撃板101の表側には、パッドを当て、カバーリングした前部パッド要素103が取り付けられ、一方で、基板41の裏側にも、同様にパッドを当て、カバーリングした後部パッド要素105が取り付けられている。パッド要素105の支持フレーム(これ以上の詳細な説明は省く)は、基板41と一体形成することができ、また適当であれば、案内管31と共に一体形成することも可能である。初期状態では、前部パッド要素103と後部パッド要素105は互いに支え合っており、いずれの場合にも、両パッドが上述した構成要素を包囲し、頭部拘束具1の正確な使用ができるようになっている。後端部衝突が発生した際には、頭部拘束具1の、衝撃板101と前部パッド要素103を備える第1小組み立て品が、頭部拘束具1の後部構成要素に対して移動し、乗員の頭部へ向かって案内されるようになっている。
【0020】
後端部衝突の際、車両構造にしっかりと接続されていないこれらの車両構成要素が遅速的方法で加速するが、この遅速は、特に、車両構造までの接続段階のタイプと数によって異なる。初期状態から開始し、この場合はマスセンサ81が、頭部拘束具1のその他の構成要素に対して後方へ移動し、その過程で、ベエアリングボルト85の周囲で旋回運動を実行し、この旋回運動を塊運搬器83が停止部91に対して押圧されるまで続ける。これと同時に旋回する溝付きラッチ案内部87が、z方向上方への通路のラッチ75を開口し、その結果、ラッチばね89がラッチ75を案内管31から引くことができるようになる。旋回運動のエネルギー蓄積装置として使用される旋回圧力ばね35が、解除されているスライドブロック37を右側へ押すと、同様にスライドブロック37が、一連の機構の駆動装置側要素としての左ラック45を右側に引く。左ラック45と歯で係合し、回転しているピニオン63を介して、ピニオン63と歯係合している右ラック46が右へ引かれる。つまり、左ラック45と反対の方向に引かれる。歯の方向により、回転固定方法でピニオン63と接続しているつめ車65が、ブロックフック67の下で回転する。2つのラック45、46が、ドライバアダプタ53、54を介して、旋回装置25の駆動装置29を内方へ移動し、その結果、該一連の機構の出力側要素として機能する旋回アーム27が、折り畳まれた初期状態から反対方向へ旋回して離間する。
【0021】
旋回開放する旋回アーム27の運動により、まず第一に、連結式方法で旋回アーム27に取り付けられている衝撃板101が前方(x方向)へ移動する。第二に、ロックソケット28がロックフック23を離れる。その結果、エネルギー蓄積装置として使用している垂直圧縮ばね13が緩和し、旋回装置25を、これに取り付けられ、共に第2小組み立て品を形成する基板41および構成要素と共に、垂直ロック手段15に対して上方(z方向)へ移動する。垂直ロック手段15は、頭部拘束ロッド5と共に第3小組み立て品を形成するものである。これにより、衝撃板101が、x方向とz方向における2つの並進運動動作を組み合わせた動作を実行して、乗員の頭部の後部に可能な限り接近してこれを支え、乗員の首から可能な限り離れるようにする。旋回装置25の旋回スリーブ25’上に形成された旋回停止部25”が、旋回アーム27がこの解除された状態で前方を向く方法で、旋回装置25の運動を制限する。ブロックフック67はさらに、つめ車65の回転と、ラック45、46の運動とを阻止する。出力側でこの解除状態を固定することにより、旋回圧縮ばね35の力に対抗する、旋回装置25の初期状態への旋回戻りが防止される。つまり、乗員頭部の発生的エネルギーの可逆的吸収と、さらに、後続する乗員頭部への戻り伝達とが防止される。
【0022】
第2の例証的実施形態では、車両座席202用の頭部拘束具201は、背もたれ203内に挿入した2本の頭部拘束ロッド205上に取り付けられている。以下の指示的詳細は、自動車の車両座席202の配置とその慣習的な移動方向(x方向)に関連している。頭部拘束具201は、垂直に設置できるよう、本質的に従来の方法で設計されるため、背もたれ203に対して縦方向(z方向)に移動することができ、また、適切なスナップ手段によって適所にスナップ係合することができる。以下の記述では、まず第一に、頭部拘束具201の動作状態の初期状態について説明している。
【0023】
停止部207は、スリーブ範囲207’によって頭部拘束ロッド205上へ押され、これと接続し、また、各頭部拘束ロッド205の上端部に設けられている。停止部207はさらに、スリーブ範囲207’から垂直に突出し、別の頭部拘束ロッド205の方に向いたアーム範囲207”と接続し、別の頭部拘束ロッド205の停止部207へと側方筋交いを形成している。
【0024】
頭部拘束具201の垂直ロック手段215は、細長ヨーク217と2つのロック解除ボタン219とを備え、該細長ヨーク217は車両座席の横方向(y方向)に配置され、頭部拘束ロッド205用の通路217’を備え、該ロック解除ボタン219は、ヨーク217の対応する溝内にy方向に挿入され、いずれの場合も、関連する頭部拘束ロッド205用の通路219’を備えている。ばね留めされたロック解除ボタン219は、その通路219’の境界を介して、頭部拘束ロッド205の対応する切欠き205’と相互作用し、これをロックする。通常の使用では、頭部拘束具201の高さを設定するために、ロック解除ボタン219を押して垂直ロック手段215を切欠き205’から解除し、頭部拘束具201全体を所望の高さに移動し、垂直ロック手段215の新しいスナップ係合位置をとる。
【0025】
z方向において、ヨーク217は各通路217’の範囲内に、ワッシャ222を上部に設けた圧縮リング220を収容している。さらに放射状外方では、いずれの場合にも、各通路217’の範囲内では、放射状内方に湾曲したロックフック223がヨーク217上に形成されている。旋回装置225の管状旋回スリーブ225’が各頭部拘束ロッド205上に押圧されるが、この場合、スリーブ224’を備えたスリーブタイプの自由車224が間に介在している。旋回スリーブ225’からは後部蝶番227が突出している。各々の旋回装置225は、旋回スリーブ225’の下端部にフランジ状の第1脚範囲228と、放射状反対方向に設けられた狭い第2脚範囲230とを備え、該両方の脚範囲は放射状外方を向き、頭部拘束具201の初期状態にあり、該脚範囲の両方がロックフック223の下で旋回するため、旋回装置225がロックされる。この初期状態において、後部蝶番227は斜め内方に向いている。
【0026】
前部蝶番232は、各後部蝶番227上に、本質的に従来の方法で連結している。つまり、2つの蝶番227、232が、蝶番ピン234用の、縦方向の交流スリーブ型ソケットを備えている。蝶番ピン234は、頭部拘束ロッド205と平行して配置されている。本質的に平坦状の衝撃要素236が、さらなる蝶番ピン234により、同一の方法で、斜め外方に向いた前部蝶番232と連結している。双脚ばね238は、鐙形方法で前方に出た中心範囲を間に設け、y方向に配置された2つの螺旋コイル範囲と、フック形方法で曲げられた2つの端部範囲とを備えている。固定手段242を使用して、双脚ばね238を、その中心範囲で衝撃要素236に固定し、一方で、端部範囲を、元応力下で、ヨーク217の2つの前部ベアリングブロック244内に回転可能に引っ掛ける。衝撃要素236の反対側では、ヨーク217に同サイズの後部パッド支持部246が取り付けられている。
【0027】
初期状態では、衝撃要素236は、衝撃要素ロック手段250により、元応力をかけた双脚ばね238に対抗して抑止される。衝撃要素ロック手段250は、ヨーク217の後部ベアリングブロック254内に旋回可能に取り付けたブロックフック252を備えている。初期状態では、ブロックフック252が、衝撃要素236の固定手段242内に下方から引っ掛けられている。この端部において、2つの部分から成るトグルレバー256がブロックフック252と連結し、別の端部によってヨーク217と連結している。初期状態では、トグルレバー256が上方へ押され、これによりブロックフック252を掴む。トグルレバー256の屈曲点には、垂下した引張ばね258が取り付けられている。
【0028】
トグルレバー256の下では、複数の放射状に突出したアームを備えたシャフト260がヨーク217内に取り付けられている。引張ばね258の他端は、中心の、前方に向いた第1アーム260’に取り付けられている。第1アームの中心から若干逸脱している、下方に向いた第2アーム260”には、重い解除用塊262がマスセンサとして取り付けられている。第2アームの中心から若干逸脱し、前方に向いている第3アームがブロック塊262よりも上に配置されるか、またはその上に乗せられている。以下の説明では、該第3アームをキャッチ部260’’’ と呼んでいる。ブロック塊262も同様に、ヨーク217内に旋回可能に取り付けられ、脚ばね266によって、シャフト260に対して元応力をかけられている。ブロック塊264は、例えば、頭部拘束具201に衝撃が生じた際には、このような加速の場合に、頭部拘束具201を解除塊262よりも迅速に移動し、これをキャッチ部260’’’ に対して押圧することで遮断して、その解除を阻止する。
【0029】
パッド付きで、カバーリングされた前部パッド要素270が衝撃要素236の表側に取り付けられている一方で、同様にパッド付きで、カバーリングされた後部パッド要素272が後部パッド支持部246の裏側に取り付けられている。初期状態では、前部パッド要素270と後部パッド要素272が相互に対して押圧されており、この場合、これらが上述した構成要素を閉鎖ユニットの方法で包囲しているため、頭部拘束具201を正確に使用できるようになる。後端部衝突が起こった場合、頭部拘束具201の、衝撃要素236と前部パッド要素270を備える第1小組み立て品が、頭部拘束具201の後部構成要素に対して移動し、乗員の頭部に向かって案内されるようになっている。
【0030】
このタイプの後端部衝突が起こった場合、車両構造としっかりと接続していない車両構成要素は遅延した方法で加速され、この遅延は、特に車両構造までの接続状態のタイプと数によって異なる。解除塊262は、初期状態から開始して、頭部拘束具201の他の構成要素に対して後部へ移動し、シャフト260と共に旋回運動を実行する。ブロック塊264はその脚ばね266と共に、該ばねが後部へさらにゆっくりと旋回し、この場合には影響を受けることのない方法で構成される。旋回シャフト260は、引張ばね258を介してトグルレバー256を引く。特定のばね力に達すると、トグルレバー256が下方へ降下し、ブロックフック252を解除する。その結果、x方向に有効な衝撃要素ロック手段250が解除される。双脚ばね238が、衝撃要素236をx方向前方に移動する。
【0031】
衝撃要素236の移動により、前部蝶番232と後部蝶番227を備えた蝶番留め案内部が揺動開放する。後部蝶番227の回転により、旋回装置225の脚範囲228、230がロックフック223から解放されて自由になる。z方向に有効なこのロック手段の開放により、圧縮ばね220が緩和できるようになり、つまり、第2小組み立て品を形成する旋回装置225が、頭部拘束ロッド205と共に第3小組み立て品を形成する垂直ロック手段215に対して、z方向上方における最上位置にまで移動できるようになる。その動作方向に対して側方向に移動されるスリーブタイプの自由車224が、この運動を阻止することはない。旋回装置225の旋回運動と、蝶番留め案内部の揺動運動のために、ヨーク217上と、後部パッド支持部245上には端部停止部が設けられている。蝶番227、232はさらに、その動作を停止するための相互停止部を備えている。これにより、衝撃要素236が、x方向とz方向における2つの並進運動を組み合わせた動作を実行して、乗員の頭部の後部に可能な限り接近してこれを支え、乗員の首から可能な限り離れるようにする。
【0032】
衝撃要素236の移動中、または移動後に、乗員の頭部が前部パッド要素270と接触した場合には、2つのスリーブタイプの自由車224が、旋回装置225を頭部拘束ロッド205上にしっかりと固定する。スリーブタイプの自由車224は、無限大に可変な方法で、各中間部分において有効である。スリーブタイプの自由車224をリセットするためには、頭部拘束具201をその最下位置へ移動しなければならない。ここで頭部拘束ロッド205の直径が、溝205”によって減少するため、スリーブタイプの自由車224がそこでブロック作用を展開することはない。その結果、双脚ばね238による乗員頭部の運動エネルギーの可逆吸収と、これにより、該エネルギーが乗員の頭部に伝達して戻ることがなくなる。
【0033】
【発明の効果】
衝突の際に、エネルギーが乗員の頭部を介して頭部拘束具へと可逆伝播し、乗員の頭部が再度加速してしまうということが起こらないため、乗員を怪我、特に「頚部脊髄症」、また首の骨折から保護することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
解除状態にある第1例証的実施形態の透視図を、正面から斜めに見た図で示す。
【図2】
図1に関連した図であるが、ここでは、衝撃板の設置以前の、パッドを備えていない初期状態を示している。
【図3】
垂直ロック手段の構成要素の展開図を、正面から斜めに見た透視図で示す。
【図4】
旋回運動のためのエネルギー蓄積装置の構成要素の展開図を、正面から斜めに見た透視図で示す。
【図5】旋回運動のための一連の機構の構成要素の展開図を、正面から斜めに見た透視図で示す。
【図6】
初期状態にある図2とは反対の透視図を、裏面から斜めに見た図で示す。
【図7】
図6の線VII−VIIに沿って切った断面図であり、解除状態を示す。
【図8】
初期状態にある第2例証的実施形態を部分的に切り取った左側図である。
【図9】
衝突時の第2例証的実施形態の断面図である。
【図10】
車両座席の略図である。
【図11】
初期状態にある第2例証的実施形態を部分的に切り取った平面図である。
【図12A】
第2例証的実施形態の第2、第3小組み立て品の構成要素の展開図を、正面左側から見た図である。
【図12B】
第1小組み立て品の構成要素と、第2小組み立て品との接続の展開図を、正面左側から見た図である。
【図13】
衝撃本体ロック手段の範囲内の第2例証的実施形態の部分図を、右側から見た図である。
【符号の説明】
1 頭部拘束具
3 背もたれ
5 頭部拘束ロッド
5’ 切欠き
7 環状停止スリーブ
9 中空円筒形の案内スリーブ
13 垂直圧縮ばね
14 垂直ロック手段
17 細長下部
17’ 通路
19 細長スライド
19’ 若干楕円形の通路
21 ブロック型上部
21’ 穴
21” 溝
23 ロックフック
25 旋回装置
25’ 管状旋回スリーブ
27 旋回アーム
28 通路型ロックソケット
29 駆動装置
29 ドライバボルト
31 円筒形の案内管
31’ 縦チャネル
33 設定ディスク
35 旋回圧縮ばね
37 スライドブロック
41 基板
43 クリップ
45 左ラック
46 右ラック
47 左ラック案内部
48 右ラック案内部
49 ラックカバー
51 スライドブロックアダプタ
53 左ドライバアダプタ
54 右ドライバアダプタ
54’ 開口部
57 ベアリングブッシュ
61 シャフト
63 ピニオン
65 つめ車
67 ブロックフック
73 立方形のラッチ案内部
76 ラッチ
77 横断ピン
79 ボールベアリング
83 鐙形塊運搬器
85 側方ベアリングジャーナル
87 湾曲した溝付きラッチ案内部
89 ラッチばね
91 停止部
93 復元ばね
95 前部留め具
97 後部留め具
101 衝撃板
103 前部パッド要素
201 頭部拘束具
202 車両座席
203 背もたれ
205 頭部拘束ロッド
207 停止部
207’ スリーブ範囲
207” アーム範囲
215 垂直ロック手段
217 細長ヨーク
217’ 通路
219 ばね留めしたロック解除ボタン
219’ 通路
220 圧縮リング
222 ワッシャ
223 放射状内方に湾曲したロックフック
224’ スリーブ
225 旋回装置
225’ 管状旋回スリーブ
227 後部蝶番
228 第1脚範囲
230 第2脚範囲
232 前部蝶番
234 蝶番ピン
236 衝撃要素
238 双脚ばね
242 固定手段
244 前部ベアリングブロック
246 後部パッド支持部
250 衝撃要素ロック手段
252 ブロックフック
254 後部ベアリングブロック
256 トグルレバー
258 引張ばね
260 シャフト
262 重い解除塊
260’ 第1アーム
260” 第2アーム
260’’’ キャッチ部
270 前部パッド要素
272 後部パッド要素

Claims (13)

  1. 乗員の頭部に当てるための第1小組み立て品(101、103;236、270)と、垂直方向に調整可能な第2小組み立て品(25、41;225)とを備えており、衝突の際には、前記第1小組み立て品(101、103;236、270)が前記第2小組み立て品(25、41;225)に対して前方に移動する、車両座席、特に自動車車両座席用の頭部拘束具であって、
    前記頭部拘束具(1;201)の第3小組み立て品(5、15;215、246、272)が設けられ、該第3小組み立て品が前記第2小組み立て品(25、41;225)の下に配置され、衝突の際には、該第2小組み立て品に対して前記第1小組み立て品(101、103;236、270)が上方に移動することを特徴とする頭部拘束具。
  2. 前記第2小組み立て品(25、41;225)が、衝突の際には、前記第3小組み立て品(5、15;215、246、272)に対して上方に移動し、その工程において、前記第1小組み立て品(101、103;236、270)を共に運ぶことを特徴とする請求項1に記載の頭部拘束具。
  3. 衝突の際には、前記第1小組み立て品(101、103;236、270)が、前記第2小組み立て品(25、41;225)に対して並進運動を実行し、該第2小組み立て品(25、41;225)が、前記第3小組み立て品(5、15;215、246、272)に対して並進運動を実行することを特徴とする請求項2に記載の頭部拘束具。
  4. 前記初期状態において、前記3つの小組み立て品(101、103、25、41、5、15;215、225、236、246、270、272)が閉鎖ユニットを形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  5. 前記第2小組み立て品(25、41)が、少なくとも1つのエネルギー蓄積装置(35)と、一連の機構(45、46、63、29、25)と、キャッチ部(65、67)とを備え、該エネルギー蓄積装置(35)が、初期状態では、元応力をかけたロック手段(75)によって固定されており、衝突の際には、前記頭部拘束具(1)内に配置されたマスセンサ(81)によって解除されており、該一連の機構(45、46、63、29、25)が、前記第1小組み立て品(101、103)を前方に移動するための駆動装置を提供するために、前記エネルギー蓄積装置(35)と接続しており、前記一連の機構が少なくとも1つの旋回可能アーム(27)を備え、該アームが、前記第1小組み立て品(101、103)と動作可能に接続しており、その旋回動作によって、該第1小組み立て品(101、103)の動作を引き起こし、該キャッチ部(65、67)が、解除状態を固定するためのものであり、前記第2小組み立て品(25、41)が、さらに少なくとも1つの、前記上方への移動に駆動装置を提供するための専用のエネルギー蓄積装置(13)を備え、該エネルギー蓄積装置(13)が、前記初期状態では、衝突の際には前記一連の機構(45、46、63、29、25)によって開放されるロック手段(23、28)によって固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  6. 前記第1小組み立て品(236、70)の前記運動が、固定構成要素(205)に対する少なくとも1つの旋回装置(225)の旋回運動と結合し、該第1小組み立て品(226、270)の後方への運動を阻止する自由車(224)が、前記旋回装置(225)と前記固定構成要素(205)の間に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  7. 前記第1小組み立て品(236、270)と前記第2小組み立て品(225)の間に、エネルギー蓄積装置(238)が駆動装置として設けられ、蝶番留め案内部(232、227)が維持手段として設けられていることを特徴とする請求項6に記載の頭部拘束具。
  8. 前記旋回装置(225)が、前記蝶番留め案内部(232、227)の1部分を形成していることを特徴とする請求項7に記載の頭部拘束具。
  9. 前記エネルギー蓄積装置(238)が、初期状態では、元応力をかけたロック手段(250)によって固定され、衝突の際には、前記頭部拘束具(201)内に配置されたマスセンサ(262)によって解除されることを特徴とする請求項7または8のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  10. 衝突の場合以外で前記頭具拘束具(201)が加速する際に、前記マスセンサ(262)を遮断するブロック塊(264)が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の頭部拘束具。
  11. 上方へ移動するために、前記第2小組み立て品(225)が少なくとも1つの専用の、駆動を提供するためのエネルギー蓄積装置(220)をさらに備え、該エネルギー蓄積装置が、前記初期状態において、衝突の際には前記旋回装置(225)の旋回運動によって開放されるロック手段(223、228、230)によって固定されていることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  12. 前記自由車(224)が、前記旋回装置(225)と頭部拘束ロッド(205)の間で固定構成要素として有効であり、前記自由車(224)を解放するために、前記頭部拘束ロッド(205)の直径が、少なくとも1つの点(205”)において減少することを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の頭部拘束具。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の頭部拘束具を備えた車両座席。
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