JP4294629B2 - ヘッドレスト装置 - Google Patents

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    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

Description

本発明はヘッドレスト装置に関する。
従来、車両には、後方から追突された際(被追突時)や追突を予測した際前方側へとせり出し、乗員頭部の後方への移動を規制することによって頚部におよぶ衝撃を緩和するヘッドレスト装置が搭載されている。
例えば、特許文献1に開示されているヘッドレスト装置は、ヘッドレスト内に駆動モータと、該駆動モータの回転軸に固定されたウォームと、該ウォームと噛合するギヤと、を具備し、車両に搭載され追突事故を予測又は検出するセンサからの信号により駆動モータを作動させる。この駆動モータの作動により、衝突を予測又は検知した場合にヘッドレストが前方に傾動され、被追突時に乗員の頭部を保護し、鞭打ちを防止している。また、特許文献2に開示されたヘッドレスト装置は、ステッピングモータ及び歯車機構により枕(ヘッドレスト)を支持する支柱を揺動させるとともに、被追突時に枕姿勢を固定することにより、追突に伴う鞭打ちを防止している。
特開平11−334439号公報(第2図) 特開平8−187139号公報(第1図)
ところで、車両の被追突時に乗員の頭部がヘッドレストに衝突することにより、モータの回転軸及びギヤに大きな荷重が加わる。この荷重はモータを逆回転させるおそれがあり、被追突時の荷重を支える、つまり乗員の頭部を支えることができないおそれがある。また、被追突時の荷重により逆回転しない、つまり荷重に抗し得るトルクを出力することのできる大型のモータを用いることは、ヘッドレスト装置の軽量化・小型化の妨げとなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、頭部を確実に保持するとともに、頭部の衝突による荷重がヘッドレストの駆動部に加わるのを防ぎ軽量化・小型化を図ることが可能なヘッドレスト装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、シートバックに支持された固定ベースと、前記固定ベースの前方に配置された可動ベースと、一端側を前記可動ベースに連結され他端側を前記固定ベースに連結される第1リンクと、前記可動ベースと前記固定ベースとの間に配設される連結軸によって前記第1リンクに対して相対回転可能に支持され一端側を前記可動ベースに連結され他端側を前記固定ベースに連結される第2リンクと、を有し、前記第1リンク及び前記第2リンクの相対回転により前記可動ベースと前記固定ベースとを離間した位置と漸近した位置との間で相対移動可能に連結する連結部と、前記連結部に接続され車両後方からの被追突を検知又は予測する被追突検出手段の検出結果に基づいて前記可動ベースと前記固定ベースとが離間する方向へと前記第1リンクと前記第2リンクとを相対回転させる駆動部と、前記固定ベースに対して前記可動ベースを前記漸近した位置から前記離間した位置に移動させるべく前記第1リンク及び前記第2リンクを相対回転させる動作途中において、前記可動ベースに車両前方から荷重が作用した際に、前記第1リンク及び前記第2リンクの前記連結軸周りの相対回転を規制する相対回転規制部と、を備える。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヘッドレスト装置において、前記固定ベース及び前記可動ベースの少なくとも何れか一方には、前記第1リンクに配設された摺動連結軸が挿通され前記可動ベースの移動方向に沿った方向において前記摺動連結軸の幅よりも大きな幅を有し前記固定ベース及び前記可動ベースに沿って前記第1リンク及び前記第2リンクの相対回転にともなって移動する前記摺動連結軸を案内する摺動案内孔と、前記第2リンクに配設された回動連結軸が挿通される回動連結孔と、が形成され、前記相対回転規制部は前記荷重による前記摺動案内孔の幅内での前記可動ベースの後方への移動により前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のヘッドレスト装置において、前記相対回転規制部は、前記固定ベース又は前記可動ベースにおいて前記可動ベースの後方への移動により前記第1リンクの一端側又は他端側に当接する位置に配設されると共に前記摺動連結軸の摺動方向に沿って配設され前記固定ベース又は前記可動ベースには、前記第1リンクと前記相対回転規制部とを離間させる方向へと付勢する付勢部が配設されている
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のヘッドレスト装置において、前記第1リンクの一端側又は他端側に配設された第1係合部と、前記相対回転規制部に配設され前記第1係合部と係合する第2係合部と、からなるラッチ機構を有し、前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のヘッドレスト装置において、前記付勢部は前記摺動連結軸の摺動方向に沿って延びる棒状に形成され前記摺動連結軸側から前記付勢部に当接するフックを有し、前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載のヘッドレスト装置において、前記駆動部は、正逆回転可能なモータを駆動源とし、前記第1リンク及び前記第2リンクは、前記モータの回転方向に応じて前記連結軸周りを正逆方向に回転し、前記可動ベースは、前記第1リンク及び前記第2リンクの前記連結軸周りの回転方向に応じて前記固定ベースに対して離間・漸近する。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、第1リンク及び第2リンクの相対回転に応じて可動ベースは固定ベースに対して離間・漸近し、相対回転規制部によって第1リンク及び第2リンクの相対回転が規制されると可動ベースと固定ベースとの間の距離が保持される。よって、可動ベースは被追突時に可動ベースに作用する荷重によって押戻されることなく固定ベース10から離間した位置で頭部を確実に保持することができる。また、可動ベースに作用する荷重は第1リンク及び第2リンクの相対回転が規制された連結部と固定ベースとによって支持されるため駆動部に伝達されない。そのため、例えば、駆動部としてモータを用いた場合は可動ベースに作用する荷重に抗し得るトルクが不要となるため小型のモータを用いることができる。また、駆動部としてばねを用いた場合は可動ベースに作用する荷重に抗し得る弾性力が不要となる。よって、従来のヘッドレスト装置と比較して小型の駆動部を用いることが可能となり、ヘッドレスト装置の軽量化・小型化に貢献することができる。
請求項2に記載の発明によれば、可動ベースに作用する荷重によって可動ベースに摺動可能に連結されている摺動連結軸の摺動が規制される。回動のみを許容された第2リンクが連結されている可動ベース及び固定ベースの少なくとも何れか一方において第1リンクの摺動が妨げられると、第1リンク及び第2リンクの連結軸周りの回転が規制される。よって、可動ベースに作用する荷重に応じて第1リンク及び第2リンクの相対回転を規制し可動ベースと固定ベースとの間の距離を保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1リンクと相対回転規制部とは付勢部によって離間する方向に付勢されるため、可動ベースに作用する荷重が付勢部による付勢力よりも小さくなると第1リンクと相対回転規制部とは離間し相対回転規制部による規制が解除される。よって、乗員の手を煩わせることなく相対回転規制部による規制を解除することができる。
請求項4に記載の発明によれば、例えば摩擦によって第1リンクの摺動を妨げるものと比較して、摺動連結軸の摺動案内孔に沿った摺動をより確実に規制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、例えば付勢部が摺動連結軸側へとたわみ、摺動連結軸の摺動が妨げられるおそれがない。
請求項6に記載の発明によれば、モータを正逆回転させることによってヘッドレスト装置を展開・格納することができる。
本発明によれば、頭部を確実に保持するとともに、頭部の衝突による荷重がヘッドレストの駆動部に加わるのを防ぎ軽量化・小型化を図ることが可能なヘッドレスト装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係るヘッドレスト装置1を有する車両用シート2が搭載された車両3の側面図である。
図1及び図2に示すように、車両3には車両用シート2が設けられている。車両用シート2は、車室内に保持されたシートクッション2aと、該座席シートの後端に車両前後方向(図1において左右方向)に沿って回動可能に支持されたシートバック2bと、該シートバック2bに支持されたヘッドレスト2cとを備えている。ヘッドレスト2cは、ヘッドレスト装置1を備え、該ヘッドレスト装置1はヘッドレスト2cの骨格の一部を形成している。ヘッドレスト装置1はヘッドレスト2cの前方側を形成する前部カバー4aとヘッドレスト2cの後方側を形成する後部カバー4bとによって形成される空間に収容され、シートバック2bの上端部に設けられたヘッドレストステー4cに支持されることによりシートバック2bの上方に配置されている。
ヘッドレスト装置1は制御装置5に接続され、制御装置5には車両後方への被追突を予測又は検知する被追突検出手段としてのセンサ6から検出信号が入力される。制御装置5は、後部カバー4bに対して前部カバー4aを車両用シート2に着座した乗員の前後方向、本実施形態では車両の前後方向に移動させる。そして、制御装置5は、検出信号に基づいて車両の衝突を予測又は検知した場合に、前部カバー4aが後部カバー4bに近接した通常位置(後退位置(図1参照))から、前部カバー4aと後部カバー4bとが離間し通常位置よりも前方の支持位置(前進位置(図2参照))へ移動させる。なお、制御装置5及びセンサ6は、ヘッドレスト装置1と一体的に構成されていてもよい。
次に、ヘッドレスト装置1の構成について説明する。
図3に示すように、ヘッドレスト装置1は、車両の前後方向に配設される固定ベース10及び可動ベース20と、固定ベース10と可動ベース20とを連結する連結部30と、を有している。また、ヘッドレスト装置1は制御装置5(図1参照)に接続された駆動部7を備えている。駆動部7は、正逆回転可能に構成されたモータ(図示略)と、該モータの回転を減速する減速ギヤ(図示略)を有し、該減速ギヤによりモータの回転を減速して出力軸7aを正逆回転する。
固定ベース10は、車両後方側に配設され後部カバー4b(図1又は図2参照)とともにヘッドレストステー4cに固定されている。固定ベース10は、鉛直方向に延びる板状の固定側プレート11と、固定側プレート11の側端部から可動ベース20側へと略垂直に伸びる板状の固定側連結部12a,12bと、から構成されている。
固定側プレート11の後方側の面11aはヘッドレストステー4cに当接し、前方側の面11bには駆動部7が固定されている。固定側連結部12a,12bには連結部30が連結されている。
可動ベース20には、車両前方側に配設され前部カバー4a(図1又は図2参照)が固定されている。また、可動ベース20は、鉛直方向に延びる板状の可動側プレート21と、可動側プレート21の側端部から固定ベース側へと略垂直に伸びる板状の可動側連結部22a,22bと、を備えている。
可動側プレート21は、固定ベース10の固定側プレート11に対して略平行に配設され、前方側の面21aには前部カバー4aが固定され、前部カバー4aを介して車両用シート2に着座した乗員の頭部を支持する。可動側連結部22a,22bには連結部30が連結されている。
連結部30は、可動ベース20と固定ベース10との間に配設され、固定側プレート11及び可動側プレート21に対して略平行な方向に沿って延びる連結軸31と、連結軸31によって連結される一対のXリンク32a,32bを備えている。
連結軸31はXリンク32a,32bの回転方向に対して略垂直な方向に沿って配設され、リンク機構8を介して駆動部7の出力軸7aに接続されている。連結軸31は出力軸7aの回転に応じて前方側(図4及び図5図示状態で左側)又は後方側(図4及び図5図示状態で右側)へと付勢される。
Xリンク32a,32bは連結軸31の両端に配設され、連結軸31を中心としてX字状に交差配置され互いに回動可能に連結された第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bから構成されている。
第1リンク33a,33bは、固定ベース10及び可動ベース20に摺動可能に連結されている。詳述すると、固定ベース10の固定側連結部12a,12bの下端には鉛直方向に沿って延びるスリット13a,13bが形成されている。第1リンク33a,33bの後端側には摺動連結軸35a,35bが設けられ、第1リンク33a,33bは摺動連結軸35a,35bがスリット13a,13bに収容されることにより固定ベース10に摺動可能に連結される。また、可動ベース20の可動側連結部22a,22bの上端には鉛直方向に沿って延びる摺動案内孔23a,23bが形成されている。第1リンク33a,33bの前端側には摺動連結軸36a,36bが設けられ、第1リンク33a,33bは摺動連結軸36a,36bが摺動案内孔23a,23bに収容されることにより可動ベース20に摺動可能に連結される。
第2リンク34a,34bは、固定ベース10及び可動ベース20に回転可能に連結されている。詳述すると、固定ベース10の固定側連結部12a,12bの上端には回動連結孔14a,14bが形成されている。第2リンク34a,34bの後端側には回動連結軸37a,37bが設けられ、第2リンク34a,34bは回動連結軸37a,37bが回動連結孔14a,14bに収容されることにより固定ベース10に回動可能に連結される。また、可動ベース20の可動側連結部22a,22bの下端には回動連結孔24a,24bが設けられている(図4〜図6参照)。第2リンク34a,34bの前端には回動連結軸38a,38bが設けられ、第2リンク34a,34bは回動連結軸38a,38bが回動連結孔24a,24bに収容されることにより可動ベース20に回動可能に連結される。
なお、第1リンク33a,33bの摺動連結軸36a,36bが挿通される摺動案内孔23a,23bは、摺動連結軸36a,36bの前後方向への移動を許容する構成となっている。次に、図7及び図8を用いて摺動連結軸36a,36b及び摺動案内孔23a,23bについて詳しく説明する。
前述したように、第1リンク33a,33bは摺動連結軸36a,36bが摺動案内孔23a,23bに収容されることによって可動ベース20に摺動可能に連結されている。詳述すると、第1リンク33a,33bの摺動連結軸36a,36bは、第1リンク33a,33bを板厚方向に貫くピン51と、ピン51と同軸的に配設されたブッシュ52と、から構成されている。
摺動案内孔23a,23bは前方側壁面61a,61bが凹設されておりブッシュ52の直径D1よりも大きな幅W1を有している(図7(a)参照)。また、ブッシュ52はその先端から径方向外側に突出する鍔部52aを備え鍔部52aの外径は摺動案内孔23a,23bの幅W1よりも大きくなっている。よって、可動ベース20は摺動案内孔の幅W1に許容される範囲内において回動連結軸38a,38bを中心として後方へと移動(回動)することが可能となり、第1リンク33a,33bと可動ベース20とは当接・離間する構成となっている。
また、可動ベース20には回動連結軸38a,38b周りの可動ベース20と第2リンク34a,34bとの相対的な回動によって第1リンク33a,33bと当接する位置にラッチ62a,62bが設けられている。
ラッチ62a,62bは、可動側プレート21の第1リンク33a,33bに当接する位置に配設され、第1リンク33a,33bの摺動方向に沿って配設されている。
第1リンク33a,33bの前端部にはラッチ62a,62bに対向する位置に複数の歯63a,63bが形成されており、第1リンク33a,33b(第1係合部)とラッチ62a,62b(第2係合部)とが係合することによって摺動案内孔23a,23bに沿った摺動連結軸36a,36bの移動が妨げられる。すなわち、摺動連結軸36a,36bの摺動は第1リンク33a,33bの歯63a,63b(第1係合部)とラッチ62a,62b(第2係合部)とからなるラッチ機構によって妨げられる。
また、可動ベース20にはスプリング64a,64bが配設されている。スプリング64a,64bは摺動案内孔23a,23bの長手方向に沿って延びる棒状に形成されている。スプリング64a,64bは、可動側連結部22a,22bの板厚方向(図7(a)及び図8(a)図示状態で左右方向)において可動側連結部22a,22bとブッシュ52の鍔部52aとの間に配設され、固定支持部25a,25bによって可動側連結部22a,22bの外側面26a,26bに固定されている。
また、スプリング64a,64bは、前後方向において摺動案内孔23a,23bの幅W1よりも狭く摺動連結軸36a,36bの直径D1よりも大きな距離W2だけ摺動案内孔23a,23bの後方側壁面65a,65bから離間して配設されている。摺動連結軸36a,36bはスプリング64a,64bによって前方側壁面61a,61bへの移動を妨げられる。よって、第1リンク33a,33bはラッチ62a,62bに当接することなく可動ベース20に対して摺動する。
また、スプリング64a,64bは弾性を有し、摺動連結軸36a,36bから所定の荷重(例えば、被追突時にヘッドレスト装置1が乗員の頭部を支持する際に可動ベース20に作用し摺動連結軸36a,36bに伝達される荷重)よりも大きな力が加わるとスプリング64a,64bが前方側へとたわむように設定されている。すなわち、被追突時に可動ベース20によって乗員の頭部が支持されると第1リンク33a,33bの歯63a,63bとラッチ62a,62bとが係合する。すなわち、通常状態ではスプリング64a,64bのばね力によって、ラッチ62a,62bと第1リンク33a,33bとの当接が妨げられ、被追突時には可動ベース20に作用する荷重に応じてスプリング64a,64bがたわんでラッチ62a,62bと第1リンク33a,33bとが当接する。
次に、ヘッドレスト装置1の展開時及び格納時の動作について説明する。
図4及び図5に示すように、センサ6によって被追突が検知又は予測されると、駆動部7は制御装置5の制御信号に基づいて各Xリンク32a,32bを可動ベース20が固定ベース10から離間するように駆動する(図1及び図2参照)。具体的には、Xリンク32a,32bを連結する連結軸31がリンク機構8によって前方側へ瞬時に移動する。連結軸31の移動に伴って第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bは連結軸31を中心として互いに相反する方向へと回転する。詳述すると、連結軸31が前方側へと移動することにより第2リンク34a,34bは回動連結軸37a,37bを中心として図4図示状態で時計回りに回転する。そして、第1リンク33a,33bはスリット13a,13bと摺動案内孔23a,23bとによって案内されて連結軸31を中心として反時計回りに回転する。
すなわち、連結軸31が前方へ移動することにより、第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bは、その連結軸31を中心として可動ベース20と固定ベース10とを離間する方向に回動する。そして、この第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bの一連の動作により、各Xリンク32a,32bが回転し、可動ベース20は固定ベース10から離間し前進位置で停止する(図2参照)。
なお、第2リンク34a,34bは一端側を固定ベース10の上端側に連結され、他端側を可動ベース20の下端側に連結されているため、第2リンク34a,34bが回動連結軸37a,37bを中心として図4図示状態で時計回りに回転すると、可動ベース20は固定ベース10から離間するとともに固定ベース10よりも上方側へと移動する。よって、ヘッドレスト装置1は斜め上方へと変位しながら前方側へと展開される。
次に、格納時のヘッドレスト装置1の動作について説明する。
例えば、センサ6からの検出信号や車室内に配設された解除スイッチ(図示略)の設定等により乗員の安全が確保されたと判断されると、駆動部7は制御装置5の制御信号に基づいて各Xリンク32a,32bを可動ベース20が固定ベース10に漸近するように駆動する。具体的には、Xリンク32a,32bを連結する連結軸31がリンク機構8によって後方側へと移動する。連結軸31の移動に伴って第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bは連結軸31を中心として互いに相反する方向へと回転する。詳述すると、連結軸31が後方側へと移動することにより第2リンク34a,34bは回動連結軸37a,37bを中心として図5図示状態で反時計回りに回転する。そして、第1リンク33a,33bはスリット13a,13bと摺動案内孔23a,23bとによって案内されて連結軸31を中心として時計回りに回転する。すなわち、連結軸31が後方へ移動することにより、第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bは、該連結軸31を中心として可動ベース20は固定ベース10へと漸近する。そして、この第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bの一連の動作により、各Xリンク32a,32bが回転し、可動ベース20は固定ベース10へと漸近し後退位置で停止する。よって、ヘッドレスト装置1は後方側へと格納される。
次に、被追突時のヘッドレスト装置1の動作について説明する。
図6〜図8に示すように、ヘッドレスト装置1の前方側から所定の荷重よりも大きな荷重が作用する(被追突時、可動ベース20によって乗員頭部が支持される)とスプリング64a,64bはたわみ、回動連結軸38a,38bを中心として可動ベース20の上端部が固定ベース10側へと傾斜する。すると、摺動案内孔23a,23bの前方側壁面61a,61bは摺動連結軸36a,36b側へと移動し、第1リンク33a,33bの歯63a,63bと可動ベース20のラッチ62a,62bとが当接し、ラッチ62a,62bと第1リンク33a,33bに形成された歯63a,63bとが係合する(図7及び図8参照)。よって、ラッチ62a,62b及び歯63a,63bからなるラッチ機構により第1リンク33a,33bの摺動が規制される。可動ベース20に連結された第2リンク34a,34bは回動のみを許容されているため第1リンク33a,33bの摺動が妨げられると、第1リンク33a,33bと第2リンク34a,34bとの間の相対回転が妨げられる。
ここで、ラッチ62a,62bと第1リンク33a,33bとが係合しているとき、摺動連結軸36a,36bはスプリング64a,64bがたわむことによって後方側壁面65a,65bへと付勢されている。そのため、可動ベース20に作用する荷重の大きさが所定の荷重の大きさ以下となると、摺動連結軸36a,36bは摺動案内孔23a,23bの後方側壁面65a,65b側へと移動し、歯63a,63bとラッチ62a,62bとの係合が解除される。すなわち、スプリング64a,64bは第1リンク33a,33bとラッチ62a,62bとを離間させる付勢部として機能する。そして、第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bは相対回転可能となり、Xリンク32a,32bは再び可動ベース20と固定ベース10とを相対移動させることが可能となる。なお、可動ベース20に作用する荷重が所定の荷重以下の場合は、第1リンク33a,33bとラッチ62a,62bとは係合しないため、第1リンク33a,33bと第2リンク34a,34bとの相対回転は規制されない。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)可動ベース20に作用する荷重は、ラッチ(相対回転規制部)62a,62bによって第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bの相対回転が規制された連結部30と固定ベース10とによって支持される。よって、可動ベース20は被追突時に可動ベース20に作用する荷重によって押戻されることなく固定ベース10から離間した位置で頭部を確実に保持することができる。また、可動ベース20に作用する荷重は連結部30と固定ベース10とによって支持されるため駆動部7に伝達されない。そのため、例えば、駆動部7としてモータを用いた場合は可動ベースに作用する荷重に抗し得るトルクが不要となるため小型のモータを用いることができる。また、駆動部としてばねを用いた場合は可動ベースに作用する荷重に抗し得る弾性力が不要となる。よって、従来のヘッドレスト装置と比較して小型の駆動部を用いることが可能となり、ヘッドレスト装置の軽量化・小型化に貢献することができる。
(2)可動ベース20に作用する荷重によって可動ベース20に摺動可能に連結されている摺動連結軸36a,36bの摺動が規制され、第1リンク及び第2リンクの連結軸周りの回転が規制される。よって、可動ベース20に作用する荷重に応じて第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bの相対回転を規制し可動ベース20と固定ベース10との間の距離を保持することができる。
(3)第1リンク33a,33bとラッチ(相対回転規制部)62a,62bとはスプリング(付勢部)64a,64bによって離間する方向に付勢されるため、可動ベース20に作用する荷重がスプリング64a,64bによる付勢力よりも小さくなるとラッチ(相対回転規制部)62a,62bは第1リンク33a,33bから離間する。よって、第1リンク33a,33b及び第2リンク34a,34bの相対回転が可能となる。すなわち、乗員の手を煩わせることなく相対回転規制部による規制(ラッチ62a,62bと歯63a,63bとの係合)を解除することができる。
(4)第1リンク33a,33bに配設された第1係合部としての歯63a,63bと可動ベース20に配設された第2係合部としてのラッチ62a,62bとからなるラッチ機構によって第1リンク33a,33bの摺動が規制される。よって、例えば摩擦などによって第1リンクの摺動を妨げる場合と比較して、第1リンクの摺動をより確実に規制することが可能となる。また、ラッチ62aは摺動連結軸36a,36bの摺動方向に沿って配設されているため、第1リンク33a,33bの摺動方向において係合可能な位置が細かく設定される。よって、可動ベース20と固定ベース10との距離に応じて変化する第1リンク33a,33bとラッチ62a,62bとの当接位置に柔軟に対応することができる。すなわち、可動ベース20が完全に前進位置に移動しなくとも可動ベース20と固定ベース10との相対的な移動を規制することができる。
(5)モータ(図示略)を正逆回転させることによって乗員の手を煩わせることなくヘッドレスト装置1を展開・格納することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のように付勢部材としてのスプリング64a,64bが配設されていなくとも、上述した(1)及び(2)の効果を奏することができる。
・上記実施形態では、可動ベース20は正逆回転可能なモータによって固定ベース10から離間する方向へと駆動されたがこのような態様に限定されない。例えば、ばねの付勢力によって可動ベースと固定ベースとが離間する方向へと付勢される構成とすることもできる。被追突時にヘッドレスト装置に作用する荷重は、第1リンクと第2リンクとの回動が規制されることで連結部によって支持される。よって、可動ベースに作用する荷重に抗し得る弾性力をばねが有しなくとも乗員の頭部を的確に支持することが可能となり、駆動部の小型化に貢献することができる。
・上記実施形態では、連結部30は連結軸31によって連結された一対(2つ)のXリンク32a,32bとしたが、3つ以上でもよい。また、連結部30に配設されるXリンクは1つでもよいがその場合は、Xリンクの姿勢を保持し板厚方向への移動を規制するガイドが必要となると考えられる。
・上記実施形態では、可動ベース20の後方側への移動によって第1リンク33a,33bと当接する位置にラッチ62a,62bが設けられ、第1係合部としての歯63a,63bと第2係合部としてのラッチ62a,62bとから構成されるラッチ機構によって第1リンク33a,33bの摺動が規制されているがこのような態様に限定されない。例えば、第2係合部は可動ベースの第1リンクと当接する位置に形成された溝やピンであってもよく適宜変更可能である。また、第1係合部の構成も適宜変更可能である。また、摺動案内孔の前方側壁面に摺動連結軸に嵌合する嵌合部を設け、摺動連結軸と嵌合部とを嵌合させることにより摺動を規制することもできると考えられる。
・上記実施形態では、付勢部として棒状に形成されたスプリング64a,64bが用いられているがこのような態様に限定されない。例えば、可動ベースの下端部にラッチと第1リンクとが離間する方向へ可動ベースを傾斜させる付勢部(例えば、ばね)を配設しても良い。なお、その付勢部による付勢力は被追突時に可動ベースに荷重が作用したとき相対回転規制部と第1リンクとが適切に嵌合するように設定されるのが好ましい。また、例えば、可動ベース側の重心位置が第2リンクとの連結部とを中心として常に前方側へと傾斜するように設定されれば特別な部材を用いることなく、第1リンクとラッチとが離間した状態を保持することができると考えられる。
・図9及び図10に示すように、前後方向(図9及び図10図示状態で左右方向)においてスプリング71の摺動連結軸72側からスプリング71に当接するフック73が配設されても良い。このような構成によれば、フック73によってスプリング71の摺動連結軸72側への移動が妨げられ、スプリング71によって摺動連結軸72の摺動案内孔74に沿った摺動が妨げられるおそれが低減される。
・上記実施形態では、ラッチ(相対回転規制部)62a,62bと第1リンク33a,33bの歯63a,63bは可動ベース20側に配設されているが、例えば、固定ベース側に配設されても良い。なお、本実施形態によれば、ラッチ(相対回転規制部)が固定ベースに配設された場合と比較して、可動ベース20に荷重が作用する際にラッチ(相対回転規制部)62a,62bと第1リンク33a,33bとをより確実に当接させることができると考えられる。
・上記実施形態では、ラッチ(相対回転規制部)62a,62bは可動ベース20の上端側に配設されているが、相対回転規制部は下端側に配設されていてもよく、適宜変更可能である。なお、被追突時可動ベースはその上端側で乗員頭部を支持すると考えられる。よって、ラッチは可動ベースの下端側よりも上端側に配設されるほうがより確実にラッチと第1リンクとを当接させることができると考えられる。
・上記実施形態では、連結部30はリンク機構8によって駆動されているが駆動部から連結部への駆動力の伝達方法は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、第2リンク34a,34bが固定ベース10の上端側と可動ベース20の下端側とに回動可能に連結されているが、このような態様に限定されず、例えば、第1リンクが固定ベースの上端側と可動ベースの下端側とに摺動可能に連結されても良い。なお、上記実施形態のように第2リンク34a,34bが固定ベース10の上端側と可動ベース20の下端側とに回動可能に連結され、可動ベース20が斜め上方へと変位しながら前方側へと展開する構成とすれば、追突事故が発生したとき上方側へと浮き上がろうとする乗員頭部の挙動を追従することが可能なヘッドレスト装置1が得られる。
・上記実施形態では、第1リンク33a,33bは固定ベース10及び可動ベース20に摺動可能に連結され、第2リンク34a,34bは固定ベース10及び可動ベース20に回動可能に連結されているがこのような態様に限定されない。例えば、第1リンクの一端側が回動可能に連結され、他端側が摺動可能に連結されてもよく適宜変更可能である。
・上記実施形態では、駆動部7によって駆動されることにより可動ベース20が格納されているが、このような態様に限定されない。例えば、乗員によって可動ベース20の下端側が後方側へと付勢されることで可動ベース20が後方側へと移動する構成とすることもできる。
・上記実施形態では、Xリンク32a,32bは連結軸31の両端に配設され、連結軸31によって一体的に駆動されているが、このような態様に限定されない。なお、本実施形態のようにXリンク32a,32bを連結軸31によって一体的に駆動することによってXリンク32a,32bの動作が一致させることが可能となり、乗員頭部を確実に支持することができる。
車両の側面図。 車両の側面図。 ヘッドレスト装置の斜視図。 ヘッドレスト装置の側面図。 ヘッドレスト装置の側面図。 ヘッドレスト装置の側面図。 (a)図7(b)のC−C断面図、(b)図5のA部の拡大図。 (a)図8(a)のD−D断面図、(b)図6のB部の拡大図。 本発明の別例の一部拡大図。 本発明の別例の一部拡大図。
符号の説明
D1…摺動連結軸の直径(幅)、W1…摺動案内孔の幅、1…ヘッドレスト装置、2b…シートバック、3…車両、6…被追突検出手段としてのセンサ、7…駆動部、10…固定ベース、14a,14b,24a,24b…回動連結孔、20…可動ベース、23a,23b,74…摺動案内孔、30…連結部、31…連結軸、33a,33b…第1リンク、34a,34b…第2リンク、36a,36b,72…摺動案内孔に挿通される摺動連結軸、37a,37b,38a,38b…回動連結軸、62a,62b…第2係合部を備え当接部に配設されるラッチ(相対回転規制部)、63a,63b…第1係合部としての歯、64a,64b,71…スプリング(付勢部)、73…フック。

Claims (6)

  1. シートバックに支持された固定ベースと、
    前記固定ベースの前方に配置された可動ベースと、
    一端側を前記可動ベースに連結され他端側を前記固定ベースに連結される第1リンクと、前記可動ベースと前記固定ベースとの間に配設される連結軸によって前記第1リンクに対して相対回転可能に支持され一端側を前記可動ベースに連結され他端側を前記固定ベースに連結される第2リンクと、を有し、前記第1リンク及び前記第2リンクの相対回転により前記可動ベースと前記固定ベースとを離間した位置と漸近した位置との間で相対移動可能に連結する連結部と、
    前記連結部に接続され車両後方からの被追突を検知又は予測する被追突検出手段の検出結果に基づいて前記可動ベースと前記固定ベースとが離間する方向へと前記第1リンクと前記第2リンクとを相対回転させる駆動部と、
    前記固定ベースに対して前記可動ベースを前記漸近した位置から前記離間した位置に移動させるべく前記第1リンク及び前記第2リンクを相対回転させる動作途中において、前記可動ベースに車両前方から荷重が作用した際に、前記第1リンク及び前記第2リンクの前記連結軸周りの相対回転を規制する相対回転規制部と、を備える
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドレスト装置において、
    前記固定ベース及び前記可動ベースの少なくとも何れか一方には、前記第1リンクに配設された摺動連結軸が挿通され前記可動ベースの移動方向に沿った方向において前記摺動連結軸の幅よりも大きな幅を有し前記固定ベース及び前記可動ベースに沿って前記第1リンク及び前記第2リンクの相対回転にともなって移動する前記摺動連結軸を案内する摺動案内孔と、前記第2リンクに配設された回動連結軸が挿通される回動連結孔と、が形成され、
    前記相対回転規制部は前記荷重による前記摺動案内孔の幅内での前記可動ベースの後方への移動により前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
  3. 請求項2に記載のヘッドレスト装置において、
    前記相対回転規制部は、前記固定ベース又は前記可動ベースにおいて前記可動ベースの後方への移動により前記第1リンクの一端側又は他端側に当接する位置に配設されると共に前記摺動連結軸の摺動方向に沿って配設され
    前記固定ベース又は前記可動ベースには、前記第1リンクと前記相対回転規制部とを離間させる方向へと付勢する付勢部が配設されている
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
  4. 請求項3に記載のヘッドレスト装置において、
    前記第1リンクの一端側又は他端側に配設された第1係合部と、前記相対回転規制部に配設され前記第1係合部と係合する第2係合部と、からなるラッチ機構を有し、前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
  5. 請求項3又は4に記載のヘッドレスト装置において、
    前記付勢部は前記摺動連結軸の摺動方向に沿って延びる棒状に形成され
    前記摺動連結軸側から前記付勢部に当接するフックを有し、前記摺動連結軸の前記摺動案内孔に沿った移動を妨げる
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のヘッドレスト装置において、
    前記駆動部は、正逆回転可能なモータを駆動源とし、
    前記第1リンク及び前記第2リンクは、前記モータの回転方向に応じて前記連結軸周りを正逆方向に回転し、
    前記可動ベースは、前記第1リンク及び前記第2リンクの前記連結軸周りの回転方向に応じて前記固定ベースに対して離間・漸近する
    ことを特徴とするヘッドレスト装置。
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