JP2008149862A - 車両用シートのヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】センサで後突を予知してモータを駆動する構成では、即応性が十分でなく構成も複雑化する。
【解決手段】引張ばねによって可動のヘッドレスト本体14に上方への付勢力が加えられる。ヘッドレスト本体に設けたローラ部材40にステー12に設けた振り子手段22が係合して、ヘッドレスト本体を初期位置に保持する。振り子手段は揺動可能な振り子アーム24と振り子アームに揺動可能に取付けたレリーズアーム26とを有し、付勢力が2つのアームに加えられ、レリーズアームに設けたソレノイド30で2つのアームの揺動を規制する。センサが後突を予知すると、ソレノイドによる揺動規制が解除され、レリーズアームが付勢力のもとで揺動してローラ部材をキックする。すると、連動して振り子アームが揺動してローラ部材との係合が解除され、引張ばねの付勢力によってヘッドレスト本体が上昇位置に移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着座者頭部を弾力的に支持する車両用シートのヘッドレスト、特に、後方からの車両の衝突時の衝撃から着座者の頚部を効果的に保護する車両用シートのヘッドレストに関する。
従来から、後方からの衝突物の衝突(以下、「後突」という)、たとえば、後方からの車両の衝突やバック走行時の塀などとの衝突の時(後突時)に、シートの着座者の衝撃を軽減させる技術が研究、開発されている。
通常、シート上部のヘッドレストとシートの着座者の頭部との間には、頭部後方に隙間がある。後突時には、その衝撃による反動で着座者の身体が後方のシートに押しつけられるとともに、着座者の頭部がその頚部を支点として急激に後方に振られ(後傾し)、ヘッドレストとの隙間が長いほど、頭部の急激な後傾に起因する頚部の損傷、いわゆるむち打ち障害が発症する。
このような後突時における着座者の頭部の急激な後傾による頚部の損傷を軽減させる構成として、後突時にヘッドレストを前方又は上方に移動させ着座者の頭部に近づけて頭部との隙間を狭める構成が、特開平11−034707号公報、特開2001−058532号公報に記載されている。この構成では、後突時にヘッドレスト、着座者の頭部の隙間を狭くしているため、頭部の後傾距離が少なく、頭部の急激な後傾に起因する頚部の損傷(むち打ち障害)を防止でき、着座者の安全性が高められる。
しかし、特開平11−034707号公報、特開2001−058532号公報記載の構成では、後突による着座者の上体の後方への慣性移動を受けてからヘッドレストが移動する構成であるため、後突に対してヘッドレストの移動が遅れざるを得ず、タイミングのずれによって必ずしも有効に機能しているとはいえない。また、後突時の衝撃の大きさによる着座者の上体の後方への慣性移動に基づいてヘッドレストを移動させる構成であるため、後突時の衝撃の大きさによってはヘッドレストが移動せず、十分に機能しない場合もあり得る。
後突を予知するセンサを利用してヘッドレストを前方または上方に移動させる構成が、特開2004−009891号公報、特開2006−182277号公報に記載されている。この種のセンサは、たとえば、後方車両との距離(車間距離)や後方車両の速度または加速度などを検知し、予め記憶された距離、速度(加速度)などとの比較から、後突を予知する構成となっている。
この構成では、センサを使用することで後突前にヘッドレストを前方または上方に移動させて頭部との隙間を狭くして後突の衝撃に備えることができ、タイミングの遅れはなく、後突時の衝撃の大きさによらないでヘッドレストを移動させているため、十分な安全性が得られる。
特開平11 −034707号公報 特開2001−058532号公報 特開2004−009891号公報 特開2006−182277号公報
後突による一瞬の強い衝撃から着座者の安全を守るためには前方または上方へのヘッドレストの移動の早さ、つまり即応性が求められる。しかし、特開2004−9891号公報、特開2006−182277号公報記載の構成では、ヘッドレストの移動にモータが用いられている。モータを用いた構成では、センサによる後突の予知によってモータを駆動させてヘッドレストを移動させるため、即応性が必ずしも十分でない。
また、モータを使用した構成では、モータの駆動力を歯車列で減速し、たとえばリンク機構を介してヘッドレストに伝達する構成となり、構成が複雑化する。
この発明は、十分な機能性、安全性だけでなく、十分な即応性を備えた構成の簡単な車両用シートのヘッドレストの提供を目的としている。
請求項1に係る本発明によれば、下方向に延びた左右の脚部とそれらの上端を連結する水平な連結部とからなるステーの内部に、中空のヘッドレスト本体が、初期位置と上方の上昇位置との間を摺動自在に保持された車両用シートのヘッドレストにおいて、上方への付勢力をヘッドレスト本体に加えている第1の付勢部材と、ステーに揺動可能に設けられ、初期位置でヘッドレスト本体に第2の付勢部材の付勢力のもとで係合する振り子手段と、ヘッドレスト本体との係合状態に振り子手段を維持し、後突をセンサが予知すると作動し振り子手段の係合を解除してヘッドレスト本体を開放するソレノイドとを具備することを特徴としている。
請求項1に係る本発明によれば、センサによる後突の予知に基づいてソレノイドが作動し、ソレノイドの作動によりヘッドレスト本体が振り子手段による係合から開放され、第1の付勢部材の付勢力のもとで上昇し、着座者の頭部に接近して頭部との隙間を狭くしており、タイミングの遅れはない。そして、後突時の衝撃の大きさによらないでヘッドレストを移動させているため、十分な機能性、安全性が得られる。
上方への付勢力をヘッドレスト本体に加えているため、センサによる後方車両との衝突の予知に基づいてソレノイドを作動させて振り子手段の係合を外すだけでヘッドレスト本体が付勢力のもとで瞬時に上昇し、十分な即応性が得られる。
ヘッドレスト本体に上方の付勢力を加えておくだけでヘッドレスト本体の駆動力が得られ、構成が簡単化される。
前方に傾斜して上下方向に延びた左右の脚部とそれらの上端を連結する水平な連結部とからなるステーの内部に、中空のヘッドレスト本体が、初期位置と上方の上昇位置との間を摺動自在に保持される。たとえば、引張ばねによって上方への付勢力がヘッドレスト本体に加えられる。振り子手段がステーに揺動可能に設けられて、初期位置でヘッドレスト本体に第2の付勢手段の付勢力のもとで係合される。ソレノイドによってヘッドレスト本体との係合状態に振り子手段を維持し、後突をセンサが予知するとソレノイドが作動し振り子手段の係合を解除してヘッドレスト本体が開放される。
図1、図2は、本発明の一実施例に係る車両用シートのヘッドレストの初期位置における概略縦断面図、背面図、図3、図4は上昇位置における概略縦断面図、背面図をそれぞれ示す。また、図5は車両用シートのヘッドレストの主要部材の分解斜視図を示し、図6は車両用シートのヘッドレストの背面からの斜視図を示す。
図1、図2に示すように、ヘッドレスト10は中空のヘッドレスト本体14を有し、このヘッドレスト本体は、ステー12に摺動自在に保持されている。ここで、図1、図3において、左側が前方Fに、右側が後方Rに相当し、ステー12は、前方に傾斜して上下方向に延びた左右の脚部12aと、脚部の上端を連結する水平な連結部12bとから構成されている。ヘッドレスト本体14はステーの脚部12aに沿って昇降し、ステーの脚部が前方に傾斜して上下方向に延びているため、ステーの脚部に沿って上昇することによりヘッドレスト本体は上方かつ前方に移動して着座者の頭部に接近する。
たとえば、ヘッドレスト本体14は、前半部14a、後半部14bを持つ矩形形状に成形され、前半部、後半部の底辺の境界部分にガイド孔14ー1が形成され、ガイド孔にステーの脚部12aが挿通されることにより、ヘッドレスト本体14はステー12に対して摺動自在に組み込まれる。
ポリウレタンなどの弾性材からなるパッド15が中空のヘッドレスト本体14の周りに配置され、パッドの周りをトリムカバー16などで被装することにより、着座者の頭部を弾力のもとで支持するヘッドレスト10が形成される。そして、ヘッドレスト本体14から下方に延びたステーの脚部12aの下半部をシートバック17の上部に挿着することにより、ヘッドレスト10をその一部とする車両用シートが構成される。
なお、シートバック17の上端へのステー12の挿着によるヘッドレスト10の装着形態は、従来のものと同一であり、本発明の要旨と関係ないため、ステーの挿着等に対する詳細な説明は省略する。
ステー12に対してヘッドレスト本体14を上方に付勢する付勢部材(第1の付勢部材)20がヘッドレスト本体の内部に配設されている。図2、図4に示すように、たとえば付勢部材20は、ステー12の水平な連結部12bに設けられた係止片21a、ヘッドレスト本体の前半部14aの下端に設けられた係止片21bにその端がそれぞれ係止されて、ヘッドレスト本体とステーの水平な連結部との間に架設された左右一対の引張ばねとされる。
引張ばね(付勢部材)20の付勢力のもとで上方に付勢されたヘッドレスト本体14は、振り子手段22に係合されて、図1、図2に示す初期位置(下方位置)LPに保持されている。そして、後述するように後突が予知されると、振り子手段22の係合が解除され、引張ばね20の付勢力によってヘッドレスト本体14は、図3、図4に示すその上昇位置UPに移動する。
図5、図6に示すように、振り子手段22は、ステー12に揺動可能に取付けられた振り子アーム24と、振り子アームに揺動可能に取付けられたレリーズアーム26とを備えている。振り子アーム24、レリーズアーム26は、その側部を直角に折曲して側壁とした略コ字形状に形成されている。
たとえば、ステーの水平な連結部12bに設けられた一対のブラケット12b1にシャフト24aが軸支され、このシャフトが振り子アームの上端部の左右の側壁に設けた挿通孔に挿通されることにより、振り子アーム24はステーの水平な連結部12bに揺動可能に取付けられている。振り子アーム24は、一方の側壁の下端部に、二股形状、たとえば略逆L字形状の第1の係合片24bと、第1の係合片の上方に第2の係合片24cとを有している。そして、振り子アーム24には、付勢部材(第2の付勢部材)25によって揺動中心となるシャフト24aの回りで図5の矢印方向(図1において時計方向;前方向)の付勢力が加えられている。たとえば、付勢部材25は振り子アーム24の内側でシャフト24aに巻装されたねじりばねとされ、ねじりばねの一端25aはステーの水平な連結部12bに、他端25bは振り子アーム24にそれぞれ係止されている。
また、振り子アーム24の下端部の左右の側壁、レリーズアーム26の中間部の左右の側壁にそれぞれ設けられた挿通孔にシャフト26aを挿通させることにより、レリーズアームは、振り子アーム24の外側から重ねて配置されてその中間部において振り子アームの下端に揺動可能に取付けられている。レリーズアーム26は、レリーズ片26bをその下端部に有している。レリーズアーム26には、付勢部材(第3の付勢部材)27によって揺動中心となるシャフト26aの回りで図5の矢印方向(図1において時計方向;前方向)の付勢力が加えられている。たとえば、付勢部材27は振り子アーム24の内側でレリーズアームのシャフト26aに巻装されたねじりばねとされ、ねじりばねの一端27aは振り子アーム24に、他端27bはレリーズアーム26にそれぞれ係止されている。ねじりばね25、27の付勢力の関係は、振り子アームのねじりばね25>レリーズアームのねじりばね27となっている。
なお、抜け落ち防止リング28がシャフト24a、26aに両側からそれぞれ嵌着されている。
レリーズアーム26の上端で振り子アーム24との対向面であるレリーズアーム26の内面に、ソレノイド30がビス止めされ、ソレノイド30を遊嵌するための切り欠き24dが振り子アームに形成されている。進退自在なピン(ソレノイドピン)30aを上にしてソレノイド30は配置され、ソレノイドのソレノイドピンがその側面に当接するように、ストッパ32が振り子アーム24の内面(裏面)にビス止めされている。
図7はストッパの縦断面図を示し、(A)(B)はソレノイドピンの突出時、後退時を示す。図5、図7(A)(B)に示すように、ストッパ32は、ソレノイドピン30aとの対向面に形成された縦孔32a1と、縦孔に連通して下面に形成された横孔32a2とを有している。縦孔32a1はソレノイドピン30aの挿通可能な形状に、横孔32a2は後退したソレノイドピンの(横方向の)逃げを可能とする形状に形成されている。
ねじりばね(付勢部材)27によって揺動中心となるシャフト26aの回りで時計方向の付勢力がレリーズアーム26に加えられているため、図1、図2に示すヘッドレスト本体14の初期位置においては、突出したソレノイドピン30aがストッパの縦孔32a1の側面に係止されることにより、レリーズアームは、その揺動を規制されて、振り子アーム24の上に重なる状態に保持される。
ヘッドレスト本体14は、その初期位置、上昇位置で振り子手段の振り子アーム24に係合されて初期位置、上昇位置を規制する位置規制部材40を有している。図2からよくわかるように、ヘッドレスト本体14の下辺中央から上方に、基部42aと2つの脚部42bとからなる横断面略コ字形状のブラケット42が延びている。たとえば、ブラケット42の先端で脚部42b間に回転自在に架設されたローラベアリングなどのローラ部材が、位置規制部材40とされる。また、ブラケット42の基部の下端部に、リブを兼ねる係合片44が形成されており、係合片はリブでもあるから、その上面は斜面42aとなっている。
すなわち、図1に示すように、振り子アーム24は、ねじりばね25の付勢力によってシャフト24aの回りで時計方向に付勢され、その下端の二股形状の第1の係合片24bがローラ部材(位置規制部材)40の上および右側に押圧されることにより、ローラ部材に係合している。係合片24b、ローラ部材40が係合することにより、上方への引張ばね20の付勢力に抗してヘッドレスト本体14はその初期位置に振り子アーム24によって係合、保持される。
第1の係合片24bが二股形状とされ、ローラ部材40の上だけでなくその右側(側方)にも押圧されているため、側方へのローラ部材の逃げも規制され、ヘッドレスト本体14を確実に係合、保持できる。しかし、レリーズアームのレリーズ片26bがローラ部材40の右側に押圧されているため、ローラ部材40が第1の係合片24bに接触しながら回動して側方に逃げるおそれはないから、二又形状でなく、ローラ部材40に上からのみ係合する形状に第1の係合片24bを形成してもよい。
また、振り子アームの第1の係合片24b、ローラ部材40の係合が外れると、上方への引張ばね20の付勢力がヘッドレスト本体14に加えられているため、ローラ部材を振り子アームの側壁端面に転動させながら、ヘッドレスト本体14は上昇し、その上昇位置に振り子アーム24によって係合、保持される。つまり、図3に示すように、第1の係合片24bの上に位置する第2の係合部24cに、ローラ部材40が係合されてヘッドレスト本体14の上昇が規制される。また、ヘッドレスト本体のブラケット42の下端部に形成された係合片44の斜面44aが振り子アーム下端部の第1の係合部24bを乗り越えると、シャフト24aの回りでの時計方向のねじりばね25の付勢力によって、係合片24bがヘッドレスト本体の係合片42に係合されて下方へのヘッドレスト本体の動きが規制される。
つまり、振り子アームの第2の係合片24cが上からヘッドレスト本体のローラ部材40に、第1の係合片24bが下から係合片44にそれぞれ係合して、振り子アーム24がヘッドレスト本体14を上下から挟持することにより、ヘッドレスト本体はその上昇位置で下降不能に保持される。
振り子アーム24に設けたソレノイド30は、後突を予知するセンサ50に連動可能に設けられている。図8は、走行する2台の車両の平面図を示し、たとえば、図8に示すように、センサ50は当該車両52の後部に配置されて、後続の車両54との距離(車間距離)、後続車両の速度(加速度)などの情報を検出する。ヘッドレスト本体の上昇はCPUを含む制御手段(図示しない)によって制御されており、ソレノイド30、センサ50はヘッドレスト制御手段に電気的に連結され、センサの検出値がヘッドレスト制御手段に出力されて、ヘッドレスト制御手段に予め記憶(設定)された設定値と比較される。そして、後続車両54が設定距離以内に設定速度以上で侵入するなどの後突を予知する値がセンサ50で検出されてヘッドレスト制御手段に入力されると、ヘッドレスト制御手段は後突のおそれを瞬時に判断してソレノイド30に出力して通電し、ソレノイドピン30aを吸引して後退させるようにソレノイドを作動させる。
後方からの車両54の衝突だけでなく、当該車両52のバック走行時での塀などとの衝突もセンサ30は検知し、バック走行時での後突においては、センサは塀などとの距離や当該車両の速度(加速度)などの情報を検出する。
ヘッドレスト本体14、つまりはヘッドレスト10がその初期位置から上昇位置に至る動きを以下に詳細に説明する。図9〜図11は初期位置から上昇位置に至る途中での車両用シートのヘッドレストの概略縦断面図をそれぞれ示す。図12、図13は振り子手段の動作図をそれぞれ示し、(A)(F)はヘッドレスト本体の初期位置、上昇位置での動作図、(B)〜(E)は初期位置から上昇位置に至る途中での動作図をそれぞれ示す。
図1、図12(A)に示すように、ヘッドレスト本体14(ヘッドレスト10)の初期位置では、シャフト24aの回りで時計方向のねじりばね25の付勢力によって、振り子手段の振り子アーム下端部の二又形状の第1の係合片24bはヘッドレスト本体のローラ部材40に上方、側方から係合している。そのため、ヘッドレスト本体14の位置が規制され、上方への引張ばね20の付勢力に抗してヘッドレスト本体14はステー12に対してその初期位置に係合、保持される。
また、シャフト26aの回りで時計方向のねじりばね27の付勢力によって、レリーズアーム下端部のレリーズ片26bがローラ部材40に側方から押圧することにより、振り子アーム24上のレリーズアーム26は振り子アームに対する相対位置が規制されている。そして、ヘッドレスト本体14の初期位置においては、図7(A)に示すように、レリーズアーム上のソレノイド30のソレノイドピン30aは、レリーズアーム上のストッパ32の縦孔32a1内に突出し、縦孔の側面に当接することにより、振り子アーム24がステー12、ローラ部材40間に突っ張った状態で維持され、振り子アーム、レリーズアームの揺動が規制される。
後続車両54が設定距離以内に設定速度以上で侵入するなどの後突を予知する値がセンサ50で検出されると、ヘッドレスト制御手段はソレノイド30に出力する。すると、ソレノイド30が作動してソレノイドピン30aをストッパの縦孔32a1内で後退させる。シャフト26aの回りで時計方向のねじりばねの27の付勢力がレリーズアーム26に加えられているため、縦孔32a1に連通する横孔32a2と同一レベルまで後退すると、ストッパ32によるレリーズアームの揺動規制が解除され、ソレノイドピン30aが縦孔から横孔に逃げる。そして、図12(B)に矢印1で示すようにレリーズアームはシャフト26aの回りで時計方向に揺動する。
すると、図12(C)に矢印2で示すように、下端部のレリーズ片26bはローラ部材40を側方からキックする。レリーズ片26bがローラ部材40をキックすることにより、レリーズアーム26を振り子アーム24に連結するシャフト26aは、その反力で後方(図の右側)に振られ、図12(C)に矢印3で示すように、振り子アーム24はその突っ張った状態から開放されてシャフト24aの回りで右に振られる(反時計方向に揺動する)。振り子アーム24が右に振られることにより、ローラ部材40の上部に接触する振り子アーム下端部の係合片24bはローラ部材を回動させながらローラ部材上を右に移動する。
振り子アームの係合片24bがローラ部材上を右に移動して、ローラ部材との接触点がシャフト24a、ローラ部材40の中心を結ぶ線Lを越えると、上方への引張ばね20の付勢力がヘッドレスト本体14に加えられ、ローラ部材が回動自在であるため、図12(C)に矢印3で示すように、ローラ部材を係合片24bに接触させて回動させ、振り子アーム24を右に振りながら、矢印4で示すようにヘッドレスト本体14は上昇する。
このように、センサ50が後突を予知してソレノイド30が作動すると、レリーズアーム26は揺動可能となってその下端部のレリーズ片26bがローラ部材40を側方からキックし、キックによって振り子アーム24が右に振られ、係合片24bによる係合、保持を解除し、ヘッドレスト本体14を開放する(レリーズする)。そして、振り子アーム24の係合から開放されたヘッドレスト本体14が引張ばね20の付勢力のもとでステーの脚部12aに沿って初期位置から上昇する。
係合片24b、ローラ部材40の接触点が線Lと直交する線L’を越えると、図10、図13(D)に矢印5で示すように、振り子アーム24は左に振られ、ローラ部材を振り子アームの脚部の端面に沿って回動させながらヘッドレスト本体14は上昇し続ける。
やがて、ヘッドレスト本体の係合部の斜面44aが振り子アーム下端部の第1の係合部24bに接触し、図11、図13(E)に矢印6で示すように、振り子アーム24を右に振りながらヘッドレスト本体14は上昇する。
そして、第1の係合片24bの上方に位置する第2の係合片24cにローラ部材40が係合することにより、ヘッドレスト本体14の上昇が規制される。第2の係合片24cにローラ部材40が係合すると、第1の係合片24bがヘッドレスト本体のリブを兼ねる係合部30と同一レベルに位置する関係に、振り子アームの第1、第2の係合片、ヘッドレス本体のローラ部材、係合部44が形成されている。そして、シャフト24aの回りで時計方向の付勢力がねじりばね25によって振り子アーム24に加えられているため、ローラ部材40が第2の係合片24cに係合した直後に、図13(F)に矢印7で示すように、振り子アーム24は左に振られて、第1の係合片24bが斜面44aからヘッドレスト本体の係合部44に落ち込んで係合される。
このように、上からロック部材の第2の係合片24cがローラ部材40に係合して押さえつけるとともに、下から第1のロック部材24bが係合部44に係合することにより、図4、図13(F)に示すように、ヘッドレスト本体14は上下から挟持されてその上昇位置に係合、保持される。
上記のように、後突を予知した段階でヘッドレスト本体14が振り子手段の振り子アーム24を左右に振りながら、上方に予め移動して着座者の頭部に近づいて頭部との隙間を狭くして待機する。そのため、後突によって着座者に衝撃が加わっても、着座者の頭部の急激な後傾が抑制され、頭部の急激な後傾に起因するむち打ち障害が防止され、着座者の安全性が確保される。
後突の衝撃による着座者の慣性移動に基づいてヘッドレストを移動させる構成とは異なり、センサ50による後突の予知によってヘッドレスト10を予め移動させて後突に備える構成であるため、十分な機能性、安全性が得られる。
センサ50に連動したソレノイド30の作動によって振り子手段22による係合を容易に解除でき、振り子手段22による係合からヘッドレスト本体を迅速に開放できる。
ステー12に沿って可動のヘッドレスト本体14に付勢部材(第1の付勢部材)20で上方への付勢力を加えている。つまり、ヘッドレスト本体14を上昇させる駆動力が常時作用しているため、初期位置での振り子手段22による係合を解除するだけでヘッドレスト本体が直ちに上昇を開始して上昇位置に瞬時に移動し、十分な即応性が確保される。
また、上昇位置において振り子アーム24がヘッドレスト本体14を上下から挟持して係合、保持しているため、頭部が衝突してもヘッドレスト本体は下降せず、頭部の衝突に耐えて頭部を確実に保持できる。
ステーの脚部12aが前方に傾斜して上方に延びているため、上昇することにより、ヘッドレスト本体14は上方かつ前方に移動して頭部との隙間を十分に狭くして待機する。そのため、頭部の急激な後傾が抑制され、むち打ち障害が十分に防止される。
上方への付勢力をヘッドレスト本体14に加える付勢部材(第1の付勢部材)20を、たとえば、ステー12と可動のヘッドレスト本体との間に設けるだけで、ヘッドレスト本体14を上昇させる駆動力が得られ、構成を簡単化できる。また、付勢部材を利用した構成では、そのばね定数、ばね長などを調整することにより、ヘッドレスト本体14の駆動力を容易に調整できる。
実施例では引張ばねを付勢部材(第1の付勢部材)20としているが、引張ばねに限定されず、圧縮ばね、板ばねなどを付勢部材(第1の付勢部材)20として利用してもよい。しかし、引張ばねを付勢部材(第1の付勢部材)20とすれば、ステー12、ヘッドレスト本体14の係止片にその端部を係止するだけで配置でき、構成がきわめて簡単化できる。
また、振り子手段22が、ヘッドレスト本体の位置規制部材40に係合される揺動可能な振り子アーム24と、振り子アームに軸支され、位置規制部材をキックし振り子アームを揺動させて初期位置での位置規制部材との係合を解除する揺動可能なレリーズアーム26とを備えた構成では、簡単な構成で振り子アームを確実に揺動でき、ヘッドレスト本体を振り子アームとの係合から容易に解除できる。
振り子アーム24、レリーズアーム26に付勢力を加える付勢手段(第2、第3の付勢部材)38、27をねじりばねとすれば、対応するシャフト24a、26aの回りに巻装するだけで足り、簡単な構成で必要な付勢力が得られる。
ヘッドレスト本体に設ける位置規制部材40を回動自在なローラ部材とすれば、ローラ部材の回動によって、振り子アームの係合片24bとの係合が迅速に解除できる。また、ローラ部材40を回動させながら上昇することにより、ヘッドレスト本体14の円滑で迅速な上昇が確保される。
上昇位置から初期位置へのヘッドレスト本体14の復帰は、振り子アーム24のロックを手動で解除することによってなされる。
すなわち、図3、図13(F)に示すように、レリーズアーム下端部のレリーズ片26bは、ヘッドレスト本体14の上昇位置において、ヘッドレスト本体の下端から外部に突出し、露出している。そのため、レリーズ片26bに押力F1を加えてレリーズアーム26を右に振れば(シャフト26aの回りで反時計方向に揺動させれば)、レリーズアームの揺動に連動してレリーズアーム24も右に振られて、レリーズアーム下端部の第1の係合片24bとヘッドレスト本体の係合片44との係合が解除されてヘッドレスト10が摺動可能となる。係合片24b、係合片44の係合を解除してから係合片への押力F1を除くとともに押力F2(図3参照)でその上端を押せば、ヘッドレスト本体14は、ローラ部材40を振り子アームの側壁に沿って回動させながら、引張ばね20の付勢力に抗して押し下げられる。
ローラ部材40が第1の係合片24bを右に押しやりながら、振り子アームを右に振って第1の係合片を乗り越えると、たとえば、ステー脚部12aの屈曲によってヘッドレスト本体14の下降が妨げられる。その時点で押力F2を除けば、上に位置する係合片24bにローラ部材40が係合するまで引張ばね20の付勢力によってヘッドレスト本体14は僅かに引き上げられて初期位置に復帰する。
ヘッドレスト10を軽く押し下げながら、レリーズ片26bに押力F1を加えれば、係合解除、下降が円滑に行える。
もちろん、ヘッドレスト本体14の初期位置に復帰すれば、ソレノイドピン30aもその突出した位置に戻されて待機する。たとえば、ヘッドレスト本体14の下降が妨げられた直後に、ソレノイドピン30aがストッパの縦孔32a1に突出することにより、後突予知以前におけるレリーズアーム26の揺動が阻止される。
上記のように、本発明によれば、センサによる後突の予知に基づいてソレノイドが作動し、ソレノイドの作動によりヘッドレスト本体が振り子手段による係合から開放され、第1の付勢部材の付勢力のもとで上昇し、着座者の頭部に接近して頭部との隙間を狭くしている。
この構成では、後突前にヘッドレストを移動させて頭部との隙間を狭くしており、タイミングの遅れはない。そして、後突時の衝撃の大きさによらないでヘッドレストを移動させているため、十分な機能性、安全性が得られる。
また、上方への付勢力をヘッドレスト本体に加えているため、センサによる後突の予知に基づいてソレノイドを作動させて振り子手段の係合を外すだけでヘッドレスト本体が付勢力のもとで瞬時に上昇し、十分な即応性が確保される。
ヘッドレスト本体に上方の付勢力を加えておくだけでヘッドレスト本体の駆動力が得られ、構成が簡単化される。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
たとえば、ヘッドレスト本体14の位置規制部材40として、ローラベアリングを一例とするローラ部材を使用しているが、これに限定されず、たとえばヘッドレスト本体14の内面に設けた円弧形状の突起等を位置規制部材としてもよい。
また、ステーの脚部12aの中央部を曲げて前方に傾斜させているが、直線状に延びた脚部を前方に傾けて配置してもよい。
本発明は、乗用車、バス、トラックなど後突のおそれのある種々な車両用シートのヘッドレストに広範囲に応用できる。
本発明の一実施例に係る車両用シートのヘッドレストの初期位置における概略縦断面図を示す。 車両用シートのヘッドレストの初期位置における背面図を示す。 車両用シートのヘッドレストの上昇位置における概略縦断面図を示す。 車両用シートのヘッドレストの上昇位置における背面図を示す。 車両用シートのヘッドレストの主要部材の分解斜視図を示す。 車両用シートのヘッドレストの背面からの斜視図を示す。 ソレノイドのストッパの縦断面図を示し、(A)(B)はソレノイドピンの突出時、後退時を示す。 走行する2台の車両の平面図を示す。 初期位置から上昇位置に至る途中での車両用シートのヘッドレスト本体の概略縦断面図を示す。 初期位置から上昇位置に至る途中での車両用シートのヘッドレスト本体の概略縦断面図を示す。 初期位置から上昇位置に至る途中での車両用シートのヘッドレスト本体の概略縦断面図を示す。 振り子手段の動作図を示し、(A)はヘッドレストの初期位置での振り子手段の動作図、(B)(C)は初期位置から上昇位置に至る途中での動作図をそれぞれ示す。 振り子手段の動作図を示し、(D)(E)はヘッドレストの初期位置から上昇位置に至る途中での動作図、(F)は上昇位置での動作図をそれぞれ示す。
符号の説明
10 ヘッドレスト
12 ステー
12a、12b 左右の脚部、水平な連結部
14 ヘッドレスト本体
20 ヘッドレスト本体の付勢部材(第1の付勢部材;引張ばね)
22 振り子手段
24 振り子アーム
24a シャフト(振り子アームの回動中心)
24b 第1の係合片
24c 第2の係合片
25 振り子アームの付勢部材(第2の付勢部材;ねじりばね)
26 レリーズアーム
26a シャフト(レリーズアームの回動中心)
26b レリーズ片
27 レリーズアームの付勢部材(第3の付勢部材;ねじりばね)
30 ソレノイド
30a ソレノイドのピン(ソレノイドピン)
32 ストッパ
32a1、32a2 ストッパの縦孔、横孔
40 ヘッドレスト本体の位置規制部材(ローラ部材)
44 ヘッドレスト本体の係合片(リブ)

Claims (8)

  1. 上下方向に延びた左右の脚部とそれらの上端を連結する水平な連結部とからなるステーの内部に、中空のヘッドレスト本体が、初期位置と上方の上昇位置との間を摺動自在に保持された車両用シートのヘッドレストにおいて、
    上方への付勢力をヘッドレスト本体に加えている第1の付勢部材と、
    ステーに揺動可能に設けられ、初期位置でヘッドレスト本体に第2の付勢部材の付勢力のもとで係合する振り子手段と、
    ヘッドレスト本体との係合状態に振り子手段を維持し、後突をセンサが予知すると作動し振り子手段の係合を解除してヘッドレスト本体を開放するソレノイドと、
    を具備することを特徴とする車両用シートのヘッドレスト。
  2. 振り子手段に係合されることにより、第1の付勢部材の付勢力に抗してヘッドレスト本体の位置を規制する位置規制部材をヘッドレスト本体に設け、
    振り子手段は、ステーに軸支され、第2の付勢部材の付勢力のもとでヘッドレスト本体の位置規制部材に係合する揺動可能な振り子アームと;振り子アームの下端部にその中間部を軸支して振り子アームの上に重ねて配置され、ヘッドレスト本体を第3の付勢部材の付勢力によってキックするレリーズ片をその下端部に持つ揺動可能なレリーズアームとを備え、
    ソレノイドはレリーズアームの上端部に配置され、ソレノイドの突出したピンに側方から当接して第3の付勢部材の付勢力に抗してレリーズアームの揺動を規制するストッパを振り子アームに設け、
    後方車両との衝突をセンサが予知すると、ソレノイドに通電してそのピンを後退させて、ピンとストッパとの当接による揺動規制からレリーズアームを開放して揺動可能とする請求項1記載の車両用シートのヘッドレスト。
  3. レリーズアーム下端部のレリーズアームは、ヘッドレスト本体の上昇位置において、ヘッドレスト本体から外部に突出している請求項2記載の車両用シートのヘッドレスト。
  4. 第1の付勢部材は、ヘッドレスト本体、ステー間に架設された引張ばねである請求項1〜3のいずれか記載の車両用シートのヘッドレスト。
  5. 第2の付勢部材は、振り子アームをステーの水平な連結部に設けたブラケットに軸支するシャフトに巻装されたねじりばねであり、
    第3の付勢部材は、レリーズアームを振り子アームに軸支するシャフトに巻装されたねじりばねである請求項4記載の車両用シートのヘッドレスト。
  6. 位置規制部材は、ヘッドレスト本体に回動自在に取付けられたローラ部材である請求項1〜5のいずれか記載の車両用シートのヘッドレスト。
  7. 振り子アームは、下端部に形成され、ローラ部材に係合してヘッドレスト本体の初期位置を設定し、上昇位置でヘッドレスト本体の下端部に設けられた係止部材に係止される第1の係合片と、第1の係合片の上方に位置し、ローラ部材に係合してヘッドレスト本体の上方位置を設定し、ヘッドレスト本体下端部の係止部材に係止された第1の係合片との間でヘッドレスト本体をその上方位置に挟持する第2の係合片とを有している請求項6記載の車両用シートのヘッドレスト。
  8. ステーの左右の脚部は、前方に傾斜して上下方向に延びている請求項1〜7のいずれか記載の車両用シートのヘッドレスト。
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