JP5314559B2 - ヘッドレスト - Google Patents

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本発明は、車両の座席に備えられたヘッドレストに関し、特に、慣性力によって前方に移動するヘッドレストに関する。
従来、車両が追突されたときに、乗員の頭部が車両に対して後方に振れないように、ヘッドレストを前進させて乗員の頭部を積極的に支持するいわゆるアクティブヘッドレストが開発されている。
例えば、特許文献1には、ヘッドレストに慣性質量体が2腕揺振部材を介して組み付けられており、追突時に慣性質量体が慣性力によって車両に対して後方に相対移動(換言すれば、その場に残ろうと)すると、2腕揺振部材によってヘッドレストが前方にスライド移動するものが記載されている。
特許第2804926号公報(段落0021−0025、図9−図13)
しかしながら、特許文献1に記載のヘッドレストでは、追突時にヘッドレストと逆方向に移動する慣性質量体が必要となるため、装置が複雑化し、材料コスト、製造コストの増大を招いていた。
また、特許文献1に記載のヘッドレストでは、楔形ブレーキやラチェット機構によってヘッドレストの逆移動防止機構を構成しているが、ヘッドレストを通常位置(初期位置)に復帰させるためには、逆移動防止機構の解除レバーを設ける必要があり、やはり、装置が複雑化し、材料コスト、製造コストの増大を招いていた。
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであり、簡易な構成で慣性力によって前進することが可能なヘッドレストを提供することを課題とする。
本発明に係るヘッドレストは、シートバックの上部に支持され、慣性力によって前記シートバックに対して前進するヘッドレストであって、ヘッドレスト本体と、前記ヘッドレスト本体を支持するヘッドレストフレームと、該ヘッドレストフレームを第1の位置と、該第1の位置よりも前方の第2の位置との間で前後スライド可能に前記シートバックに支持する支持フレームと、前記第2の位置にある前記ヘッドレストフレームと係合するロック位置と、前記ヘッドレストフレームと係合しない非ロック位置との間で回動可能に前記支持フレームに支持するロック部材と、前記ヘッドレストフレームを前記第1の位置に向けて付勢する第1の付勢手段と、前記ロック部材を前記非ロック位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、を備え、前記ヘッドレストフレームは、慣性力によって前記第1の付勢手段に抗して前記第2の位置に移動するように構成され、前記ロック部材は、前記慣性力によって前記第2の付勢手段に抗して前記ロック位置に移動するように構成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ヘッドレストフレームが支持フレームに前後方向にスライド可能に支持されるとともに、ロック部材が支持フレームに回動可能に支持されているので、従来のヘッドレストのように慣性質量体を備えていなくても、車両が追突された際に、ヘッドレスト本体及びヘッドレストフレームが、慣性力によって、第1の付勢手段に抗して第1の位置から第2の位置に前進するとともに、ロック部材が、慣性力によって、第2の付勢手段に抗して非ロック位置からロック位置に回動する。
これにより、乗員の頭部とヘッドレストとの間隔が小さくなるとともに、乗員の頭部がヘッドレストに接触したときにヘッドレストが逆移動することがないので、乗員の頭部が後方に移動する距離を短くすることができ、頚椎への負担や頭部への衝撃を緩和することができる。
また、前記ヘッドレストフレームは、前記第2の位置よりも前側に移動可能であり、前記ヘッドレストフレームを前記第2の位置よりも前側に移動させたときに、前記ヘッドレストフレームと前記ロック部材の係合が解除される構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、ヘッドレストフレームを第2の位置よりも前側に移動させることで、ヘッドレストフレームとロック部材の係合を解除することができるので、ヘッドレストフレーム及びロック部材を、第1の位置及び非ロック位置に容易に復帰させることができる。
本発明によれば、簡易な構成で慣性力によって前進することが可能なヘッドレストを提供することができる。
本実施形態に係るヘッドレストを備える車両用シートの斜視図である。 ヘッドレスト本体を仮想線で示したヘッドレストの斜視図である。 図2のI−I線断面図である。 ヘッドレストの分解斜視図である。 ヘッドレストと乗員の頭部の関係を説明するための概略断面図であり、(a)は追突前、(b)は追突後、の状態をそれぞれ示す。 ヘッドレストの動作を説明するための詳細断面図であり、(a)は追突前、(b)は追突後、(c)は復帰時、の状態をそれぞれ示す。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。なお、説明において方向を示すときは、車両の前後左右上下を基準にして説明する。
図1に示すように、車両用シート10は、シートクッション11と、シートクッション11の後端部から立ち上がるシートバック12と、シートバック12の上部に支持されたヘッドレスト1と、を主に備えている。なお、シートクッション11は、図示しない車体にスライドレール13を介して前後方向にスライド可能に設置されている。
ヘッドレスト1は、慣性力によってシートバック12に対して前進することにより、乗員Mの頭部M2(図5参照)を後方から支持する機能を有している。
図2、図3、図4に示すように、ヘッドレスト1は、ヘッドレスト本体2と、ヘッドレスト本体2を支持するヘッドレストフレーム3と、ヘッドレストフレーム3を前後スライド可能にシートバック12に支持する支持フレーム4と、前進したヘッドレストフレーム3に係合してロックするロック部材5と、を主に備えている。
図3に示すように、ヘッドレスト本体2は、乗員Mの頭部M2(図5参照)に接触する部材であり、ヘッドレストフレーム3に支持されている。ヘッドレスト本体2は、ヘッドレストフレーム3やロック部材5などを収容する収容部21と、収容部21を被覆するクッション材22と、クッション材22の表面を被覆する表皮部23と、を有している。
収容部21は、例えば側面視で略台形状を呈する空間であり、例えば樹脂製のケースで構成されている。収容部21は、ヘッドレストフレーム3と、支持フレーム4の一部と、ロック部材5と、を収容するとともに、ロック部材5が回動するためのスペースを形成している。
収容部21の底面には、前後方向に長い一対の長孔21a,21aが、互いに左右に間隔を隔てて形成されている。長孔21aは、収容部21の底面とヘッドレスト本体2の下面とを連通している。長孔21aには、支持フレーム4の後記する取付ロッド41が挿通されている。また、収容部21の上面の前側には凹部21bが形成されている。
クッション材22は、乗員Mの頭部M2(図5参照)への衝撃を吸収する機能を有しており、例えば発泡ウレタンなどの弾力性のある材料で形成されている。
表皮部23は、例えば合成繊維や本皮などからなる布材を袋状に縫製して形成されている。
図4(適宜、図2、図3を参照)に示すように、ヘッドレストフレーム3は、ヘッドレスト本体2を支持する金属製の骨組部材であり、収容部21の内側面に、例えばボルトなどの固着具や接着剤などを用いて固定されている。
ヘッドレストフレーム3は、平面視でコ字状の第1部材31と、正面視で逆U字状の第2部材32と、を互いに溶接接合して構成されている。
第1部材31は、互いに左右に離間して前後方向に延設された一対のスライド部31a,31aと、このスライド部31a,31aの前側の端部を繋ぐ連結部31bと、を有している。各スライド部31aは、後記する支持フレーム4の筒状部42に前後方向にスライド可能にそれぞれ支持されている。各スライド部31aには、筒状部42を挟んで、金属製のリング状部材からなる一対のストッパ31c,31cが溶接固定されている。
第2部材32は、互いに左右に離間して上下方向に延設された一対の延設部32a,32aと、延設部32a,32aの上端同士を連結する連結部32bと、を有している。
各延設部32aの下端部は、第1部材31の連結部31bにそれぞれ溶接固定されている。連結部32bは、収容部21の上面に形成された凹部21bに嵌め込まれて固定されている。
図4に示すように、支持フレーム4は、ヘッドレスト1を(より詳しくはヘッドレストフレーム3を)シートバック12に支持する金属製の門型部材である。
支持フレーム4は、互いに左右に離間して上下に延設された一対の取付ロッド41,41と、この取付ロッド41の上端にそれぞれ溶接固定された筒状部42,42と、筒状部42,42の間に溶接固定された軸部43と、を備えている。
取付ロッド41の下端側は、シートバック12の上面に穿設された支持孔12aに挿入固定されている(図3参照)。取付ロッド41の上端側は、ヘッドレスト本体2の長孔21aに挿通されている。これにより、ヘッドレスト本体2は、支持フレーム4に対して前後にスライド可能となる。
取付ロッド41の側面には、支持孔12aの内部に設けられた係合片(図示せず)に係合する凹部41aが軸方向に複数形成されている。取付ロッド41は、係合片に係合する凹部41aを選択的に変更することで、シートバック12に対する高さを調節できるようになっている。
筒状部42は、貫通孔42aを有する筒状の部材であり、この貫通孔42aに挿通されたヘッドレストフレーム3のスライド部31aを前後方向にスライド可能に支持している。筒状部42の前後の端部に、スライド部31aに溶接固定されたストッパ31c,31cが当接することにより、ヘッドレストフレーム3のスライド範囲が規制される。
軸部43は、左右方向に延在し、後記するロック部材5を回動可能に支持する棒状部材である。
軸部43には、ロック部材5の回動範囲を規制する側面視でJ字状の規制部材44が溶接固定されている。規制部材44の前側の端部44aは、ロック部材5が前方に向かって倒れてロック位置になったときに、ロック部52に当接する。また、規制部材44の後側の端部44bは、ロック部材5が起立して非ロック位置になったときに、ロック部52に当接する。
また、ヘッドレストフレーム3の連結部31bと軸部43との間には、第1の付勢手段たるリターンばね45が設置されている。リターンばね45は、いわゆる引張コイルばねからなり、ヘッドレストフレーム3を軸部43に向かって付勢している(引き付けている)。
リターンばね45のばね係数は、衝突時の慣性力によってヘッドレスト1(より詳しくはヘッドレスト本体2及びヘッドレストフレーム3)がリターンばね45のばね力に抗して前方へスライドするように、ヘッドレスト1の質量やスライド部31aと筒状部42の摩擦係数などを考慮して、例えば実験などを行うことにより、好適に設定するのが好ましい。
図4に示すように、ロック部材5は、ヘッドレストフレーム3を、支持フレーム4に対して前方にスライドした位置に保持する(ロックする)部材である。ロック部材5は、軸部43に軸支される一対の軸支部51,51と、この一対の軸支部51,51から径方向外側(回転軸である軸部43の径方向外側)に向かって延出するロック部52と、を有している。
一対の軸支部51,51は、左右に離間して配置されており、それぞれ軸孔51a,51aを有している。軸孔51a,51aには、摩擦を低減するための樹脂製のブッシュ53,53がそれぞれ嵌装されている。
ロック部52の先端部52aは、ロック部材5が前方に向かって倒れたときに、ヘッドレストフレーム3の連結部31bに当接するようになっている。
一対の軸支部51,51の間には、第2の付勢手段たる捩りばね54が設置されている。捩りばね54は、軸部43に挿通されている。捩りばね54の一端部は、ロック部52に固定されており、捩りばね54の他端側は、収容部21の底面に固定されている。すなわち、捩りばね54は、ロック部材5を、起立状態となる非ロック位置に向かって付勢している。
また、軸部43には、ストッパ55と、クリップ56とが溶接固定又は嵌合固定されており、ロック部材5が軸部43の軸方向に移動することを規制している。
なお、ロック部材5、ブッシュ53、捩りばね54、ストッパ55及びクリップ56は、軸部43の両端に筒状部42,42が溶接固定される前に、軸部43に挿通される。
また、捩りばね54のばね係数は、ロック部材5の質量や重心位置、及び、衝突荷重などを考慮して、例えば実験などを行うことにより、好適に設定するのが好ましい。
つぎに、図5、図6(適宜図1乃至図4)を参照して、追突時におけるヘッドレストの動作と乗員の頭部の動作について説明する。
図5は、ヘッドレストと乗員の頭部の関係を説明するための概略断面図であり、(a)は追突前、(b)は追突後、の状態をそれぞれ示す。図6は、ヘッドレストの動作を説明するための詳細断面図であり、(a)は追突前、(b)は追突後、(c)は復帰時、の状態をそれぞれ示す。
図5(a)に示すように、通常、追突される前の状態では、乗員Mの背中M1とシートバック12との間隔D1よりも、乗員Mの頭部M2とヘッドレスト1との間隔D2の方が大きい。
このとき、図6(a)に示すように、ヘッドレストフレーム3は、リターンばね45(図4参照)によって、支持フレーム4の軸部43に引き付けられており、スライド部31aに取り付けた前側のストッパ31cが、筒状部42の前端に当接している。この状態が、特許請求の範囲にいう「第1の位置」の一例である。
また、ロック部材5は、捩りばね54によって、起立する方向に付勢されるとともに、ロック部52が規制部材44の後側の端部44bに当接することにより、起立した状態に支持されている。この状態が、特許請求の範囲にいう「非ロック位置」の一例である。
つぎに、車両が後方から追突されると、車両に固定された車両用シート10は前方に移動しようとし、乗員Mは慣性力によってその場に残ろうとする。その結果、図5(b)に示すように、乗員Mの背中M1が、シートバック12に当接し、相対的にシートバック12を後方に押圧する(図5(b)の矢印P参照)。
このとき、乗員Mの頭部M2も後方に移動するが、図5(a)に示すように、乗員Mの背中M1とシートバック12との間隔D1よりも、乗員Mの頭部M2とヘッドレスト1との間隔D2の方が大きいので、ヘッドレスト1にまだ当接していない。
図5(b)に示すように、乗員Mの背中M1が、シートバック12を後方に押圧すると、シートバック12の前方への移動は制限されるが、ヘッドレスト1の前方への移動は制限されないので、ヘッドレスト1(より詳しくはヘッドレスト本体2及びヘッドレストフレーム3)は、慣性力の作用により、シートバック12及び支持フレーム4に対して、リターンばね45(図4参照)の付勢力に抗して、例えば30mmほど前方へスライドする。
また、図6(b)に示すように、ロック部材5も、慣性力の作用により、捩りばね54の付勢力に抗して前方へ倒れるように回動する。そして、ロック部材5が前方へ倒れて、ロック部52の先端部52aがヘッドレストフレーム3の連結部31bに当接することで、ヘッドレスト1が、前記した第1の位置よりも前方の第2の位置に保持(ロック)されるとともに、ロック部材5も、ヘッドレストフレーム3の連結部31bと支持フレーム4の軸部43との間に挟持されて、ロック位置に保持されることとなる。
このとき、ヘッドレストフレーム3のスライド部31aの後側に設けられたストッパ31cと、支持フレーム4の筒状部42の後端部との間には、微小な隙間Sが残存している。
そして、図5(b)に示すように、後方に移動してきた乗員Mの頭部M2が、第2の位置に保持されたヘッドレスト1に当接する。ヘッドレスト1が前方に移動することで、乗員Mの頭部M2の移動距離D3は、追突前の間隔D2(図5(a)参照)よりも小さくなっているので、頸椎への負担や頭部M2への衝撃を軽減することができる。
なお、ヘッドレスト1を初期状態(第1の位置)に復帰させる場合には、図6(c)に示すように、例えば乗員Mが手hを用いて、ヘッドレスト本体2を、第2の位置よりもさらに前方に引き寄せることにより、ヘッドレストフレーム3の連結部31bとロック部52の先端部52aとの間に隙間Kをつくり、両者の係合状態を解除する。
そうすると、ロック部材5は、捩りばね54の付勢力によって、起立する方向に回動し、非ロック位置に移動する。また、手hを離せば、リターンばね45(図4参照)によってヘッドレストフレーム3が支持フレーム4に引き付けられ、図6(a)に示す初期状態に復帰する。
以上のように構成されるヘッドレスト1によれば、ヘッドレストフレーム3が支持フレーム4に前後方向にスライド可能に支持されるとともに、ロック部材5が支持フレーム4の軸部43に回動可能に支持されているので、従来のヘッドレストのように慣性質量体を備えていなくても、車両が追突された際に、ヘッドレスト本体2及びヘッドレストフレーム3が、慣性力によって、リターンばね45に抗して第1の位置から第2の位置に前進するとともに、ロック部材5が、慣性力によって、捩りばね54に抗して非ロック位置からロック位置に回動する。
これにより、乗員Mの頭部M2とヘッドレスト1との間隔(D2)が小さくなるとともに、乗員Mの頭部M2がヘッドレスト1に接触したときにヘッドレスト1が逆移動(後退)することがないので、乗員Mの頭部M2が後方に移動する距離D3を短くすることができ、頚椎への負担や頭部M2への衝撃を緩和することができる。
また、従来のようにヘッドレストと逆方向に移動する慣性質量体を必要としないので、簡易な構成で慣性力によって前進するヘッドレスト1を構成することができる。そのため、ヘッドレスト1の製造コストや材料コストを抑制することができる。
また、かかる構成によれば、ヘッドレストフレーム3を第2の位置よりも前側に移動させることで、ヘッドレストフレーム3とロック部材5の係合を解除することができるので、ヘッドレストフレーム3及びロック部材5を、第1の位置及び非ロック位置に容易に復帰させることができる。また、従来のように、ヘッドレストフレーム3とロック部材5の係合状態を解除するための解除レバーを別途必要としないので、装置の構成を簡易にすることができ、ヘッドレスト1の製造コストや材料コストを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ヘッドレスト本体2に設けた収容部21の形状は、ヘッドレストフレーム3がスライド可能であり、ロック部材5が回動可能であれば、どのような形状であってもよい。
また、図示は省略するが、例えば、ロック部52の先端部52aに、ヘッドレストフレーム3の連結部31bの外周面の形状に対応する浅い凹部を形成すれば、ロック部52の先端部52aをヘッドレストフレーム3の連結部31bに、確実に係合させることができる。
また、図示は省略するが、例えば、ロック部52の先端側に錘(図示せず)を設けることによって、ロック部材5の重心位置を径方向外側に移動させることにより、追突された際にロック部材5が倒れ易いようにしてもよい。
10 車両用シート
11 シートクッション
12 シートバック
1 ヘッドレスト
2 ヘッドレスト本体
21 収容部
3 ヘッドレストフレーム
31b 連結部
4 支持フレーム
41 取付ロッド
42 筒状部
43 軸部
45 リターンばね(第1の付勢手段)
5 ロック部材
51 軸支部
52 ロック部
52a 先端部
54 捩りばね(第2の付勢手段)

Claims (2)

  1. シートバックの上部に支持され、慣性力によって前記シートバックに対して前進するヘッドレストであって、
    ヘッドレスト本体と、
    前記ヘッドレスト本体を支持するヘッドレストフレームと、
    該ヘッドレストフレームを第1の位置と、該第1の位置よりも前方の第2の位置との間で前後スライド可能に前記シートバックに支持する支持フレームと、
    前記第2の位置にある前記ヘッドレストフレームと係合するロック位置と、前記ヘッドレストフレームと係合しない非ロック位置との間で回動可能に前記支持フレームに支持するロック部材と、
    前記ヘッドレストフレームを前記第1の位置に向けて付勢する第1の付勢手段と、
    前記ロック部材を前記非ロック位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    前記ヘッドレストフレームは、慣性力によって前記第1の付勢手段に抗して前記第2の位置に移動するように構成され、前記ロック部材は、前記慣性力によって前記第2の付勢手段に抗して前記ロック位置に移動するように構成されていることを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記ヘッドレストフレームは、前記第2の位置よりも前側に移動可能であり、前記ヘッドレストフレームを前記第2の位置よりも前側に移動させたときに、前記ヘッドレストフレームと前記ロック部材の係合が解除されることを特徴とする請求項1記載のヘッドレスト。
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