JP6613406B2 - 乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構 - Google Patents

乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構 Download PDF

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Description

本発明は、乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構に関する。
乗物用シートのリアシートのシートバックに対して回転可能に配設されたアームレスト又は他のシートバックが知られている。特許文献1には、シートバックに対して回転可能に配設されるとともに、格納位置において回転不能に保持するロック機構を備えたアームレストが開示されている。かかるアームレストのロック機構は、乗物の急制動時にシートバックからアームレストが飛び出すのを防止する働きをする。このロック機構は、アームレスト内に上下方向に移動可能かつ下方に付勢されて配設されたロック部材の下端部が、アームレストの下端面より所定長さ突出してシートバック側の係止部材に係脱することによってロック状態又はアンロック状態とする。ここで、ロック部材にはストラップの一端部が連結され、ストラップの他端部をアームレストの上端部より突出させてストラップの他端部を引っ張ることによってロック部材を付勢力に抗して上方に引き上げアンロック状態とするように形成されている。すなわち、ロック部材の移動方向とアンロックするための部材であるストラップの移動方向とが同方向となる構造とされている。
実開平4−95830号公報
上述のアームレストにおいては、ロック状態のアームレストに乗物の急制動時に飛び出し方向に強大な力が印加された場合、ロック部材がその付勢力に抗して上昇し係止部材との係合から外されようとする場合がある。かかる場合に、ストラップはロック部材が係止部材との係合から外れる方向に移動するのを阻止することができず付勢力を超える力が印加されるとロック機構がアンロック状態となってアームレストがシートバックから飛び出すおそれがあった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、乗物用シートのシートバック又は乗物ボデーに対して回転可能に配設されたアームレスト又は他のシートバックにおいて、外部から回転方向の力が印加されたときに意図しない解除が発生しにくいロック機構を提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構であって、乗物ボデーに取付けられた乗物用シートの第1のシートバック又は前記乗物ボデーに対して左右方向に延びる回転軸を中心に回転可能に取付けられたアームレスト又は第2のシートバックに配設されており、前記回転軸と平行に延びる平行軸上を左右方向に移動可能なロック部材と、該ロック部材の左右方向の一端部に係合して前記平行軸に対して垂直方向に移動可能なスライド部材と、を備え、該スライド部材の移動によって前記ロック部材の他端部が前記アームレスト又は前記第2のシートバックから突出して前記第1のシートバック又は前記乗物ボデーに設けられた係合部に係合するロック状態又は前記係合部に係合しないアンロック状態を選択的に採択可能に前記ロック部材が移動するように構成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、第1のシートバック又は乗物ボデーに対してアームレスト又は第2のシートバックがロック状態にある場合に、アームレスト又は第2のシートバックに回転方向の強大な力が印加されてロック部材が係合部からアンロック状態方向への押圧力を受けることがある。このとき、ロック部材の移動方向とスライド部材の移動方向とが垂直に交わる関係にあるので、ロック部材からスライド部材への力の伝達がされにくくスライド部材が移動しにくいのでロック部材がアンロック状態方向へ移動しにくい。すなわち、アームレスト又は第2のシートバックに外部から回転方向の力が印加されたときにロック機構の意図しない解除を発生しにくくすることができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記ロック部材は棒状の部材であって左右方向に2本並んで配設されており、それぞれの前記ロック部材の間に前記スライド部材が配設されて、前記スライド部材の移動によってそれぞれの前記ロック部材が前記スライド部材から離れる方向又は近づく方向に移動するように構成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、棒状のロック部材が2本設けられそれぞれの他端部が第1のシートバック又は乗物ボデーに設けられた係合部に係合するロック状態を採ることができる。これによって、ロック状態においてアームレスト又は第2のシートバックは、第1のシートバック又は乗物ボデーに対してより安定して回転が止められるようになる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記ロック部材はそれぞれ前記一端部に前記平行軸に対して垂直方向に延びる柱状のガイドピンを有し、前記スライド部材は移動方向に関して左右対称で前記ガイドピンをそれぞれ遊嵌可能な一対の長孔を有し、該一対の長孔は前記スライド部材の移動方向一端部側において前記ガイドピンを離隔させて前記ロック部材を前記ロック状態とし、前記スライド部材の移動方向他端部側において前記ガイドピンを近接させて前記ロック部材を前記アンロック状態とするように形成されていることを特徴とする。
第3発明によれば、ロック部材とスライド部材の係合構造を簡潔なものとすることができ、コンパクトなロック機構とすることができる。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記一対の長孔は、その長軸の延長線が互いに略直角に交わるように配置されていることを特徴とする。
第4発明によれば、スライド部材の移動一端部側から移動他端部側にかけてスライド部材の移動量とロック部材の移動量をほぼ同一にすることができる。これによって、ロック状態からアンロック状態への移行又はアンロック状態からロック状態への移行を円滑なものとすることができる。
本発明の第5発明は、上記第3発明又は上記第4発明において、前記一対の長孔には、前記ロック状態において前記ガイドピンが互いに近接する方向に移動したとき前記ガイドピンを収容して前記スライド部材の移動方向への移動を阻止する凹部が設けられていることを特徴とする。
第5発明によれば、第1のシートバックに対してアームレスト又は第2のシートバックがロック状態にある場合に、アームレスト又は第2のシートバックに回転方向の強大な力が印加されたとき、ロック部材のガイドピンを凹部に収容してロック部材が係合部から外れるのを効率よく阻止できる。すなわち、ガイドピンが凹部に収容されてスライド部材の移動が抑止されるのでロック部材がアンロック状態方向へ移動するのを抑止できる。
本発明の第6発明は、上記第5発明において、前記凹部間の前記スライド部材には補強部材が取付けられていることを特徴とする。
第6発明によれば、ロック部材のガイドピンが凹部に収容された状態でさらに強い力がガイドピンを介して凹部間のスライド部材に印加された場合であっても、凹部間のスライド部材には補強部材が取付けられているのでスライド部材が破損するのを抑止できる。これによって、さらに強力にロック状態を維持することが可能となる。
本発明の第7発明は、上記第1発明から上記第6発明のいずれかにおいて、前記ロック部材は、前記係合部に係合する方向に付勢されていることを特徴とする。
第7発明によれば、スライド部材に移動方向の操作力を加えない状態においてロック部材は係合部に係合する方向に付勢されているのでアームレスト又は第2のシートバックを係合部が配設された所定位置に回転させていった場合、自動的にロック状態となるので操作が簡便である。
本発明の第8発明は、上記第1発明から上記第7発明のいずれかにおいて、前記スライド部材は、前記アームレスト又は前記第2のシートバックに設けられた外部から操作可能なレバーの操作により移動可能に形成されていることを特徴とする。
第8発明によれば、ロック機構の操作がレバーによってアームレスト又は第2のシートバックの外部から行えるので操作性がよい。
本発明の一実施形態のロック機構を備えたアームレストが取付けられた自動車用リアシートを斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態のロック機構を含むアームレストの格納状態のフレーム部分を斜め前方から見た斜視図である。 上記実施形態のロック機構を含むアームレストの格納状態のフレーム部分を斜め後方から見た斜視図である。 図3のIV方向から見たフレームに取付けられたロック機構を示す図であり、ロック部材が係合部に係合したロック状態を示す図である。フレーム側部材を太い実線で示し支持ブラケット側の部材を細い実線で示す。さらに、ロック部材を二点鎖線で示す。 図4のV−V矢視線断面図である。 図4に対応したロック機構を示す図であり、ロック部材が係合部との係合を解除されたアンロック状態を示す図である。フレーム側部材を太い実線で示し支持ブラケット側の部材を細い実線で示す。さらに、ロック部材を二点鎖線で示す。 図6のVII−VII矢視線断面図である。 図4に対応したロック機構を示す図であり、ロック部材のガイドピンがスライド部材の凹部に収容された状態を示す図である。フレーム側部材を太い実線で示し支持ブラケット側の部材を細い実線で示す。さらに、ロック部材を二点鎖線で示す。 上記実施形態のロック機構を含むアームレストの使用状態のフレーム部分を斜め前方から見た斜視図である。 図9のX方向から見たフレームに取付けられたロック機構を示す図である。フレーム側部材を太い実線で示し支持ブラケット側の部材を細い実線で示す。さらに、ロック部材を二点鎖線で示す。 図10のXI−XI矢視線断面図である。 上記実施形態のロック機構のスライド部材とスライドベースとを斜め上方から見た分解斜視図である。 上記実施形態のロック機構のスライド部材とスライドベースとを斜め下方から見た分解斜視図である。
図1〜図13は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用リアシートのシートバックに取付けられたアームレストに本発明を適用した例を示す。各図中、矢印により自動車用リアシートのシートバックを自動車に取付けたときの各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。本実施形態のロック機構を備えたアームレストが取付けられたシートバックを有する自動車用リアシート1はベンチタイプのシートであって、着座部となるシートクッション10と、背凭れとなるシートバック20と、シートバック20に取付けられたアームレスト30と、を備えている。自動車用リアシート1は、自動車ボデーBに取付けられている。ここで、自動車用リアシート1と自動車ボデーBが、それぞれ、特許請求の範囲の「乗物用シート」と「乗物ボデー」に相当する。
図1に示すように、シートクッション10は、骨格を成すクッションフレーム11と、クッション材であるクッションパッド12と、表皮材であるクッションカバー13と、を備えている。シートバック20は、骨格を成すバックフレーム21と、クッション材であるバックパッド22と、表皮材であるバックカバー23と、を備えている。シートバック20の左右方向中央部には、アームレスト30を不使用時に格納する格納凹部24が設けられている。アームレスト30は、格納凹部24内に格納された状態においてその下部が格納凹部24の下部に対して左右方向に延びる回転軸P1を中心に、実線で示す格納状態と二点鎖線で示す使用状態との間で回転可能に支持されている。ここで、シートバック20が、特許請求の範囲の「第1のシートバック」に相当する。
図2に示すように、アームレスト30は、骨格としての金属製のフレーム31と、フレーム31に取付けられた樹脂製のケーシング32と、ケーシング32を覆ってアームレスト30の外形をなすウレタン発泡体製のパッド33と、パッド33の上から被せつけられたカバー34と、を有する。アームレスト30は、フレーム31をシートバック20に対して回転可能に支持する支持ブラケット35を介してシートバック20に取付けられている。通常の自動車用リアシートのシートバックに取付けられたアームレストと比較してケーシング32が上方に延設されてパッド33がヘッドレストの形状に形成されたヘッドレスト部30Hを備えている点が異なる。しかし、それ以外の点においては、ケーシング32、パッド33及びカバー34の構成は公知のものなので細部については説明を省略する。なお、アームレスト30は、シートバックとしての機能を有する特許請求の範囲の「第2のシートバック」と置き換えられることができる。
図2及び図3に示すように、フレーム31は、格納状態においてアームレスト30の右側内部を上下方向に延びるサイドフレーム31aRと、左側内部を上下方向に延びるサイドフレーム31aLと、を有する。さらに、フレーム31は、サイドフレーム31aRとサイドフレーム31aLとを、上部で連結する上フレーム31b及び下部で連結する下フレーム31cを有する。サイドフレーム31aRとサイドフレーム31aLは、アームレスト30の左右方向中心面に関して鏡面対称形状に形成されているので代表としてサイドフレーム31aRについて説明する。サイドフレーム31aRは、概略、右方から見て前側を下底、後側を上底として下側の底角が直角の略台形状をした形状をした板状部31aR1から形成されている。詳しくは、板状部31aR1の下端部は後方に拡げられているとともに、板状部31aR1の上端部には後方に向かって延びるブラケット部31aR2が設けられている。板状部31aR1には、板状部31aR1の前端部分から左方向に向かって延びる前立ち壁部31aR3と、板状部31aR1の後端部分より左方向に向かって延びる後立ち壁部31aR4と、が設けられている。前立ち壁部31aR3には左方に向けて延びるケーシング取付部31aR5が3つ設けられている。ケーシング取付部31aR5には、それぞれ1つのビス孔が設けられこのビス孔に後方からビスを挿入して前方のケーシング32に対して締め付けることによってフレーム31に対しケーシング32を固定する。ブラケット部31aR2の後端部には右方に向かって延びるブラケット立ち壁部31aR6が設けられている。ブラケット立ち壁部31aR6にもビス孔が設けられこのビス孔に前方からビスを挿入して後方のケーシング32に対して締め付けることによってフレーム31に対しケーシング32を固定する。
図2及び図3に示すように、上フレーム31bは、左右方向に延びる横断面が略L字状の部材であり、その右端部がサイドフレーム31aRの前立ち壁部31aR3上端に固定されその左端部がそれに対応するサイドフレーム31aLの上端に固定される。下フレーム31cは、左右方向に延びる横断面が略L字状の部材であり、前面部31c1と下面部31c2とを有する。前面部31c1には、重量を軽減するために孔31c11と孔31c12とが設けられているとともに、その左右端部に後方に向かって延びる立ち壁部31c13が設けられている。さらに、前面部31c1には、上下方向に延びるスリット31c14が設けられて、そこを通して断面L字状の軸支持部材31c15が後方に向けて配設されている。具体的には、図2及び図4に示すように、軸支持部材31c15の底板部31c151の後面が前面部31c1の前面に当接して固定されるとともに、立板部31c152がスリット31c14を通して後方に向けて立設されている。立板部31c152には、後述する右側の回転軸である回転軸40Rの左端部を支持する軸孔31c153が設けられている。下面部31c2には、重量を軽減するために孔31c21が設けられているとともに、その左右端部に上方に向かって延びる立ち壁部31c22が設けられている。下フレーム31cの前面部31c1の右端部前面がサイドフレーム31aRの前立ち壁部31aR3下端後面に当接されて固定されその左端部がそれに対応するサイドフレーム31aLの下端に固定される。このとき、下フレーム31cの前面部31c1の立ち壁部31c13はサイドフレーム31aRの板状部31aR1の左側面及びサイドフレーム31aLのそれに対応する部位に当接している。また、このとき、下フレーム31cの下面部31c2の立ち壁部31c22は、サイドフレーム31aRの板状部31aR1の左側面下端部の左側面及びサイドフレーム31aLのそれに対応する部位に当接して固定される。サイドフレーム31aR及びサイドフレーム31aLが、上フレーム31b及び下フレーム31cで連結されることにより前方から見て略矩形状のフレーム31が形成される。
図2及び図3に示すように、支持ブラケット35は、上方から見て前方に向けて開口した略U字状の金属プレス部品である。支持ブラケット35は、格納状態のフレーム31の下フレーム31cの前面部31c1と略平行に左右方向に延びる後面部35aと、後面部35aの左右端部から後面部35aに対して垂直に前方に向かって延びる一対の側面部35bと、を有する。後面部35aの上端部には、左右一対の上方に向かって延びる上延長部35a1が設けられている。各上延長部35a1の上端部側には支持ブラケット35をシートバック20に対して固定するためのボルトを通すボルト孔35a2が設けられている。後面部35aの下端部には、左右一対の下方に向かって延びる下延長部35a3が設けられている。各下延長部35a3の下端部側には支持ブラケット35をシートバック20に対して固定するためのボルトを通すボルト孔35a4が設けられている。後面部35aと側面部35bとの間、後面部35aと上延長部35a1との間及び後面部35aと下延長部35a3との間には剛性を高めるためのリブ35a5が配設されている。また、後面部35aには、左右方向に延びる長孔35a6が設けられている。長孔35a6は、後述するカバー部材36を支持ブラケット35に取付けるためのものである。
図2及び図3に示すように、支持ブラケット35の左右の側面部35bの前上端部にはクランク状に折り曲げられて形成された軸支持ブラケット35cが固定されている。軸支持ブラケット35cは、3つの面部から形成される。第1面部35c1は、前後方向に延びて側面部35bの左右方向外側面に固定される面部である。第2面部35c2は、第1面部35c1の前端部から第1面部35c1に対し垂直に支持ブラケット35の左右方向内側に向かって延びる面部である。第3面部35c3は、第2面部35c2の第1面部35c1と反対側端部から第1面部35c1と平行に前方に向かって延びる面部である。第3面部35c3に後述するフレーム31の支持ブラケット35に対する回転軸40R、40Lを支持する軸孔35c4が設けられている。左右の軸支持ブラケット35cの軸孔35c4はその中心軸が回転軸P1に一致して設けられている。
図2及び図3に示すように、支持ブラケット35の左右の側面部35bの前下端部にはロック部材係合孔35dが設けられている。さらに、支持ブラケット35の左右の側面部35bの左右方向外側下部にはロック部材係合孔35dと同径同軸のパッチ孔35e1が設けられた短冊状のパッチ35eが固定されている。パッチ35eは、パッチ孔35e1の外周部でロック部材係合孔35dの外周部を補強するためのものである。左右のロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1は、フレーム31が格納状態にあるとき、その中心軸が平行軸P2に略一致するように設けられている。ロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1には、フレーム31が格納状態にあるとき後述するロック部材50R、50Lのテーパ部50R2、50L2が係合する。ここで、ロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1が、特許請求の範囲の「係合部」に相当する。
図2及び図3に示すように、支持ブラケット35の内側には樹脂製のカバー部材36が配設されている。カバー部材36は、上方から見て前方に向けて開口した略U字状の形状をしており支持ブラケット35の後面部35aの前面側に当接して配置されるカバー後面部36aを有する。また、カバー部材36は、カバー後面部36aの左右端部からカバー後面部36aに対して垂直に前方に向かって延びるとともに支持ブラケット35の側面部35bの内側面に当接して配置される一対のカバー側面部36bを有する。図3に示すように、カバー後面部36aの後面側には左右一対の係合突起36a1が後方に向かって立設されている。この係合突起36a1のそれぞれが支持ブラケット35の後面部35aに設けられた長孔35a6の左右両端部に係合することで、カバー部材36は、支持ブラケット35に対して取付けられている。左右のカバー側面部36bの前端部には、それぞれ円弧状の摺動面部36b1が設けられている。左右の摺動面部36b1は、それぞれ、回転軸40R、40Lを中心とする円弧状で支持ブラケット35のロック部材係合孔35dの上後端部から上方に向かって90度を若干超える角度域にわたって形成されている。摺動面部36b1は、後述するように、フレーム31が格納状態から使用状態の間で支持ブラケット35に対して回転するとき、ロック部材50R、50Lの先端部が当接して摺動する部分であり摺動抵抗を下げる働きをする。摺動面部36b1の周縁には3個のビス孔36b2が設けられており、各ビス孔36b2に内側からビスが通されてカバー側面部36bが支持ブラケット35の側面部35bに締め付け固定される。
支持ブラケット35に対するフレーム31の組付け構造について説明する。図2〜図4に示すように、サイドフレーム31aRとサイドフレーム31aLの下側部には、それぞれ、回転軸40R、40Lを支持する軸孔31aR7と軸孔31aL7が同軸上に設けられている。また、軸孔31aR7と軸孔31aL7より下後側に、それぞれ、ロック部材50R、50Lを左右方向摺動可能に支持する支持孔31aR9と支持孔31aL9が設けられている。支持孔31aR9と支持孔31aL9とは、その中心軸が平行軸P2に一致して設けられている。サイドフレーム31aRとサイドフレーム31aLの下側部の外側面には、それぞれ、当該部位の補強のためにパッチ31aR8とパッチ31aL8が固定されている。パッチ31aR8には、軸孔31aR7と支持孔31aR9に対応した位置に同径の孔が設けられ、パッチ31aL8には、軸孔31aL7と支持孔31aL9に対応した位置に同径の孔が設けられている。図4に示すように右側の回転軸である回転軸40Rは、その軸長さがフレーム31の左右方向幅の1/2を若干超える程度であり、左から、軸支持部材31c15の軸孔31c153、右サイドフレーム31aRの軸孔31aR7、支持ブラケット35の軸孔35c4に通されて支持されている。ここで、回転軸40Rは、支持ブラケット35に対しては固定され、軸支持部材31c15と右サイドフレーム31aRに対しては回転摺動可能とされている。軸孔31c153と軸孔31aR7の間の部分にはねじりコイルばね41が配設され、右端部41aが回転軸40Rに対して軸に垂直方向に立設されたピン40R1に係止され、左端部41bが図示しない部材を介してフレーム31に取付けられている。これによって、フレーム31は支持ブラケット35に対して格納状態方向へ付勢される。左側の回転軸である回転軸40Lは、その軸長さが回転軸40Rの1/4程度であり、左から、支持ブラケット35の軸孔35c4、左サイドフレーム31aLの軸孔31aL7に通されて支持されている。ここで、回転軸40Lは、支持ブラケット35に対しては固定され、サイドフレーム31aLに対しては回転摺動可能とされている。これによって、フレーム31は支持ブラケット35に対して格納状態方向へ付勢されながら格納状態と使用状態との間で回転可能とされている。
図4及び図5に示すように、ロック部材50R、50Lは、それぞれ、同径で金属製の中実円柱状の部材であり、右側のロック部材であるロック部材50Rの方が左側のロック部材であるロック部材50Lより長く形成されている。ロック部材50Rは、右側端部にその径が右にいくほど小さくなるテーパ部50R2が設けられ、左側端部にその半円柱部分が切り欠かれた切り欠き部50R3が設けられてその左端部にガイドピン51が軸に垂直方向に配設されている。ガイドピン51は、金属製の中空パイプ状部材であり、その直径はロック部材50Rの直径の1/5程度であり、その長さはロック部材50Rの直径よりやや長めで切り欠き部50R3の両面からその端部が突出している。同様に、ロック部材50Lは、左側端部にその径が左にいくほど小さくなるテーパ部50L2が設けられ、右側端部にその半円柱部分が切り欠かれた切り欠き部50L3が設けられてその右端部にガイドピン51が軸に垂直方向に配設されている。切り欠き部50R3の左端部には左方に向けて延びる円柱状のばね係止突起50R31が配設され、切り欠き部50L3の右端部には右方に向けて延びる円柱状のばね係止突起50L31が配設されている。ばね係止突起50R31とばね係止突起50L31との間には、コイルばねであるロック部材付勢ばね52が配設可能とされている。
図4、図5、図12及び図13に示すように、下フレーム31cの前面部31c1の後側の面にはスライド部材支持台60が取付けられている。スライド部材支持台60は、後方から見て略逆T字状の樹脂製の部材で、後述するスライド部材80を上下方向にスライド可能に支持するとともに、ロック部材50R、50Lを摺動可能に支持する機能を有する。スライド部材支持台60は、左右方向に延びる略ボックス状のメイン部61と、メイン部61の左右方向中央部から上方に向かって延びる延出部62と、を有している。メイン部61の左右後面側にはロック部材50R、50Lを摺動可能に支持する円弧状断面のロック部材支持部61aが設けられている。また、メイン部61の左右方向中央部から延出部62の後面側には、上下方向に延びる断面が略逆T字状のスライド部材取付け溝61bが設けられている。さらに、延出部62の上端部には後述するコントロールケーブル70のアウタケーブル72の下端部を係止する係止部62aが設けられている。
図4、図5、図12及び図13に示すように、スライド部材80は、後方から見て略逆T字状の樹脂製の板状部材であり、左右方向に延びる主体部81と、主体部81の左右方向中央部から上方に向かって延びる突出部82と、を有している。主体部81には、左右中心軸に関して対称で幅がガイドピン51の直径より若干大きく上方に向かうにしたがって離間する一対の長孔81aが設けられている。一対の長孔81aは、その長手方向の延長線がスライド部材80の左右方向中心軸上で略90度の角度で交差するように形成されている。長孔81aの上端部には、それぞれ、互いに接近する方向にガイドピン51を収容可能な大きさの凹部81bが設けられている。主体部81の後面側で凹部81bの間には、金属板製の補強板81cが取付けられており、主体部81の前面側には断面が略逆T字状で上下方向に延びる取付部81dが設けられている。取付部81dは、スライド部材支持台60のスライド部材取付け溝61bに係合して上下方向に摺動可能な形態とされている。突出部82には、その左右方向中央部にコントロールケーブル70のインナケーブル71の下端部を取付部材71aを介して上下方向摺動可能に取付けるための上下方向に延びる長孔82aと、取付部材71aの上方への移動を止める係止部82bが設けられている。取付部81dをスライド部材支持台60のスライド部材取付け溝61bに係合させた状態で、係止部62aの下面と突出部82の上面との間にコイルばねであるスライド部材付勢ばね63が配設可能とされている。ここで、補強板81cが、特許請求の範囲の「補強部材」に相当する。また、長孔81aの上端部、長孔81aの下端部が、それぞれ、特許請求の範囲の「移動方向一端部」、「移動方向他端部」に相当する。
図2及び図3に示すように、コントロールケーブル70の上端部は操作レバー90に連結されている。操作レバー90は、ケーシング32に固定された左右方向に延びる回転軸91に対して前後方向に回転可能に取付けられている。コントロールケーブル70のインナケーブル71の上端部が操作レバー90の下端部に取付けられ、コントロールケーブル70のアウタケーブル72の上端部は、図示しないケーシング32の一部分に固定されている。これによって、操作レバー90を前方に向けて回転させると(図3において、反時計回りに回転させると)インナケーブル71が上方に向けて引かれるようになっている。操作レバー90は、回転軸91に対して初期状態(前方に向けて回転させられる前の状態)方向へ回転付勢されている。ここで、操作レバー90が、特許請求の範囲の「レバー」に相当する。
図4及び図5に示すように、ロック部材50Rはサイドフレーム31aRの支持孔31aR9に対して樹脂製の円筒状ブッシュ50R1を介して組み付けられる。これは、ロック部材50Rのサイドフレーム31aRに対する摺動抵抗を抑えるためのものである。ロック部材50Rの切り欠き部50R3の右側に隣接した部分はスライド部材支持台60のロック部材支持部61aに支持されるとともに、切り欠き部50R3の下面とスライド部材支持台60の上面間に形成される空間にスライド部材80が配置される。このとき、スライド部材80の取付部81dはスライド部材支持台60のスライド部材取付け溝61bに係合されて上下方向摺動可能とされている。そして、切り欠き部50R3に配設されたガイドピン51がスライド部材80の右側の長孔81a中に配置される。ロック部材50Lについても基本的にロック部材50Rと同じである。すなわち、ロック部材50Lは左サイドフレーム31aLの支持孔31aL9に対して樹脂製の円筒状ブッシュ50L1を介して組み付けられる。ロック部材50Lの切り欠き部50L3の左側に隣接した部分はスライド部材支持台60のロック部材支持部61aに支持されるとともに、切り欠き部50L3の下面とスライド部材支持台60の上面間に形成される空間にスライド部材80が配置される。そして、切り欠き部50L3に配設されたガイドピン51がスライド部材80の左側の長孔81a中に配置される。この状態で、ばね係止突起50R31とばね係止突起50L31との間にはロック部材付勢ばね52が配設されてロック部材50Rとロック部材50Lを左右離隔方向に付勢するように形成されている。そして、フレーム31の格納状態においてロック部材50Rのテーパ部50R2とロック部材50Lのテーパ部50L2は、それぞれ、支持ブラケット35の左右のロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1に挿入された状態とされる。
図4及び図5に示すように、フレーム31の格納状態においてスライド部材80は最下方位置にあり、このとき、左右のガイドピン51は左右の長孔81aの最離隔部位である上端部に位置する。この状態で、スライド部材付勢ばね63は最も伸張した状態にあり、スライド部材支持台60に対してスライド部材80を下方に向けて付勢している。また、コントロールケーブル70のインナケーブル71の取付部材71aは、スライド部材80の長孔82aの最上端部に位置している。ロック機構の主要構成部品は、フレーム31、支持ブラケット35、ロック部材50R、ロック部材50L、スライド部材80である。
ロック機構の動作について説明する。図6及び図7に示すように、フレーム31の格納状態において操作レバー90を前方に向けて回転させると(図3において、反時計回りに回転させると)インナケーブル71が上方に向けて引かれスライド部材付勢ばね63の付勢力に抗してスライド部材80が上方に引き上げられる。すると、ロック部材50Rのガイドピン51は右側の長孔81aに沿って左方に向かって移動し、ロック部材50Lのガイドピン51は左側の長孔81aに沿って右方に向かって移動する。これによって、ロック部材50Rとロック部材50Lは、ロック部材付勢ばね52の付勢力に抗して引き寄せられる。ロック部材50Rのテーパ部50R2とロック部材50Lのテーパ部50L2は、それぞれ、支持ブラケット35の左右のロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1から離脱した状態とされアンロック状態となる。この状態からアームレスト30を使用状態に向けて回転させると、アームレスト30がシートクッション10の上面に当接して図9に示す使用状態となる。このとき、図10及び図11に示すように、ロック部材50Rの右端部とロック部材50Lの左端部は支持ブラケット35の内側に取付けられたカバー部材36の摺動面部36b1の上端部に当接して支持ブラケット35外側方向への移動が止められている。したがって、操作レバー90の操作を解除してもスライド部材80は図10において後方向には移動しない。このとき、操作レバー90が回転軸91に対する付勢力で操作前の状態に復帰するためインナケーブル71が弛緩状態となって余長が生じる。この余長を吸収するため取付部材71aがスライド部材80の長孔82a中を後方に向けて移動する。なお、フレーム31の格納状態から使用状態への移行過程において、ロック部材50Rの右端部とロック部材50Lの左端部とは、フレーム31が格納状態からわずかに使用状態側へ回転するとカバー部材36の摺動面部36b1に当接して支持ブラケット35外側方向への移動が止められる。これは、摺動面部36b1が回転軸40R、40Lを中心とする円弧状で支持ブラケット35のロック部材係合孔35dの上後端部から上方に向かって90度を若干超える角度域にわたって形成されているためである。これによって、フレーム31の格納状態から使用状態への移行過程においても操作レバー90の操作を解除してもスライド部材80は図10において後方向には移動せずロック部材50Rの右端部とロック部材50Lの左端部とは、摺動面部36b1に当接して摺動する。
以上のように構成される実施形態は、以下のような作用効果を奏する。図4及び図5に示すように、アームレスト30のフレーム31が格納状態にあるとき、ロック部材50Rのテーパ部50R2とロック部材50Lのテーパ部50L2は、それぞれ、支持ブラケット35の左右のロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1に挿入された状態にある。このとき、自動車が後突等を起こしアームレスト30に前方に向けて強大な慣性荷重が印加されると、テーパ部50R2とテーパ部50L2がロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1の外周面部に強く押付けられる。これにより、ロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1からテーパ部50R2、50L2に伝えられる左右方向の分力によってロック部材50Rとロック部材50Lは、それぞれ、フレーム31の左右方向内側の互いに近接する方向に向けて押付けられる。この力は、さらに左右のガイドピン51を介してスライド部材80に伝えられ、上方向の分力によってスライド部材80を上方に向けて押し上げようとする。このとき、ロック部材50R及びロック部材50Lとスライド部材80のスライド方向がなす角度が90度であるので、両者の方向が一致している場合に比べスライド部材80がスライドしにくい。これによって、アームレスト30に外部から強大な力が印加されたときにロック機構が意図しない解除を発生しにくい。
また、ロック部材50R及びロック部材50Lとスライド部材80の係合構造は、左右のガイドピン51を、それぞれ、スライド部材80の左右の長孔81aに遊嵌させるだけでよいので簡潔である。また、左右の長孔81aは、スライド部材80の左右方向中心軸に関して対称でその長手方向の延長線がスライド部材80の左右方向中心軸上で略90度の角度で交差するように形成されているので、スライド部材80の移動量とロック部材50R及びロック部材50Lの移動量をほぼ同一にすることができる。これによって、ロック部材50R及びロック部材50Lのロック状態からアンロック状態への移行又はアンロック状態からロック状態への移行を円滑なものとすることができる。
また、図8に示すように、フレーム31が格納状態においてロック状態にある場合に、アームレスト30に前方に向けて強大な慣性荷重が印加されると、ロック部材50R及びロック部材50Lが互いに近接する方向にわずかに移動してガイドピン51が凹部81bに収容される。これによって、スライド部材80が上下方向に移動しにくくなるのでロック部材50R及びロック部材50Lがそれ以上近接するのを抑止でき、強力にロック部材50R及びロック部材50Lのロック状態からアンロック状態への移行を抑止できる。また、スライド部材80の凹部81b間には補強板81cが取付けられているのでスライド部材が破損するのを抑止でき、さらに強力にロック状態を維持することが可能となる。
さらに、フレーム31が格納状態においてロック状態にある場合に、スライド部材80に上方への操作力を加えない状態においてロック部材50R及びロック部材50Lは、ロック部材付勢ばね52の付勢によりロック部材係合孔35d及びパッチ孔35e1に係合してロック状態となる。これによって、アームレスト30を使用状態の位置から格納状態の位置に回転させていった場合、自動的にロック状態となるので操作が簡便である。さらに、スライド部材80の上下方向への移動操作は、操作レバー90によってアームレスト30の外部から行えるので操作性がよい。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、ロック部材50R及びロック部材50Lの間にスライド部材80を設けアームレスト30の左右両側において支持ブラケット35に係合可能とした。しかし、これに限らずロック部材は1本だけとしてその一端部にスライド部材80が係合するように配設することもできる。特に、第1のシートバックに対して回転する第2のシートバックを設ける場合、例えば、6対4の分割タイプのシートのシートバック等においてロック部材を1本だけにする構造の採用は有効である。
2.上記実施形態においては、アームレスト30を第1シートバックであるシートバック20に対してロック又はアンロックできるように構成した。しかし、これに限らず、アームレスト30又は第2のシートバックを自動車ボデーBに対してロック又はアンロックできるように構成してもよい。
3.上記実施形態においては、スライド部材80の一対の長孔81aを、それぞれ直線状に延びるものとしたが、これに限らず、スライド部材80の左右方向内側又は外側に膨らんだ曲線状に延びるものとしてもよい。
4.上記実施形態においては、スライド部材80は操作レバー90の操作によってスライドするものとしたが、これに限らず、スライド部材80にアームレスト30の外部まで延びる棒状部材を配設して、この棒状部材の操作によりスライドするようにしてもよい。
5.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等の乗物に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用リアシート(乗物用シート)
20 シートバック(第1のシートバック)
30 アームレスト
31 フレーム
31aR サイドフレーム
31aL サイドフレーム
35e パッチ
35e1 パッチ孔(係合部)
35d ロック部材係合孔(係合部)
35 支持ブラケット
40R 回転軸
40L 回転軸
50R2 テーパ部
50L2 テーパ部
50R ロック部材
50L ロック部材
51 ガイドピン
60 スライド部材支持台
80 スライド部材
90 操作レバー(レバー)
81c 補強板(補強部材)
81a 長孔
P1 回転軸
P2 平行軸
B 自動車ボデー(乗物ボデー)

Claims (6)

  1. 乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構であって、
    乗物ボデーに取付けられた乗物用シートの第1のシートバック又は前記乗物ボデーに対して左右方向に延びる回転軸を中心に回転可能に取付けられたアームレスト又は第2のシートバックに配設されており、
    前記回転軸と平行に延びる平行軸上を左右方向に移動可能なロック部材と、該ロック部材の左右方向の一端部に係合して前記平行軸に対して垂直方向に移動可能なスライド部材と、を備え、
    該スライド部材の移動によって前記ロック部材の他端部が前記アームレスト又は前記第2のシートバックから突出して前記第1のシートバック又は前記乗物ボデーに設けられた係合部に係合するロック状態又は前記係合部に係合しないアンロック状態を選択的に採択可能に前記ロック部材が移動するように構成されており、
    前記ロック部材は棒状の部材であって左右方向に2本並んで配設されており、それぞれの前記ロック部材の間に前記スライド部材とそれぞれの前記ロック部材を離隔方向に付勢するばね部材が配設されて、前記スライド部材の移動によってそれぞれの前記ロック部材が前記スライド部材から離れる方向又は近づく方向に移動するように構成されている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。
  2. 請求項1において、前記ロック部材はそれぞれ前記一端部に前記平行軸に対して垂直方向に延びる柱状のガイドピンを有し、
    前記スライド部材は移動方向に関して左右対称で前記ガイドピンをそれぞれ遊嵌可能な一対の長孔を有し、
    該一対の長孔は前記スライド部材の移動方向一端部側において前記ガイドピンを離隔させて前記ロック部材を前記ロック状態とし、前記スライド部材の移動方向他端部側において前記ガイドピンを近接させて前記ロック部材を前記アンロック状態とするように形成されている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。
  3. 請求項2において、前記一対の長孔は、その長軸の延長線が互いに略直角に交わるように配置されている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。
  4. 請求項2又は請求項3において、前記一対の長孔には、前記ロック状態において前記ガイドピンが互いに近接する方向に移動したとき前記ガイドピンを収容して前記スライド部材の移動方向への移動を阻止する凹部が設けられている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。
  5. 請求項4において、前記凹部間の前記スライド部材には補強部材が取付けられている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記スライド部材は、前記アームレスト又は前記第2のシートバックに設けられた外部から操作可能なレバーの操作により移動可能に形成されている乗物用シートにおけるシートバック又はアームレストのロック機構。






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