JP2004518049A - 二重チャンバ液体ポンプ - Google Patents

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Abstract

本発明の流体ポンプは、流体流入源からの流体(典型的には液体)を保持するための上部密閉室と、流体を排出ラインに排出するための下部密閉室とを含む。第1の弁(a)は、上部密閉室への流体流入量を制御する。第2の弁(b)は、上部密閉室と下部密閉室の間のラインに取りつけられて、上部密閉室から下部密閉室への流体の流れを制御する。第2の流体流入ラインは、下部密閉室に取りつけられて第2の流体(典型的には加圧ガス)を下部密閉室に流入し、第3の弁(d)は、下部密閉室と上部密閉室の間のラインに取りつけられて、第2の密閉室への第2の流体の流れを制御する。第4の弁(c)は、流体排出ラインに取りつけられて、上部密閉室からの第2の流体の流れを制御する。好ましい実施形態では、自動化されたポンプ・システム制御器によってa、b、cおよびdの各弁を制御する。本発明の様々な実施形態は、継続弁および逆止弁を含んで、システムにおける制御を改善する。二重チャンバ・ポンプの好ましい実施形態は、制御された一定のガス圧のもとで、下部密閉室から液体を排出させることによって動作する。下部密閉室における液体レベルが低い場合は、下部密閉室に上部密閉室からの液体を充填する。これを達成するために、上部密閉室が下部密閉室と同じ圧力に加圧され、上部密閉室は下部密閉室の上に配置されているため、重力落差によって上部密閉室の液体が下部密閉室に流入する。下部密閉室が液体を排出するポンプ・サイクルを通じて、上部密閉室に液体が充填される。したがって、ポンプは繰り返し可能なサイクルを有するが、下部密閉室内のガス圧が一定に保たれ、制御された圧力で液体がポンプからコンスタントに排出される。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、一般には液体をポンプ輸送する装置に関し、より詳細には、加圧ガスによって作動するとともに、液体と気体の両方を制御する弁を備えた流入チャンバおよび排出チャンバを含む液体ポンピング装置に関する。
【0002】
(従来技術)
ほとんどすべての液体輸送分野においては、液体供給ラインを通じて液体を移動させるための力を供給するポンプを用意することが必要である。重力システムおよびサイホン・システムを除いては、液体ポンプを利用することが必要とされ、これまでに多くの種類のポンプが開発されてきた。ポンプの多くは、ポンプ輸送される液体に振動または脈動を発生させがちな回転または往復動駆動装置、およびそのようなポンプを用いたシステムを駆動源とする。多くの分野では、当該ポンプの振動や圧力脈動は深刻な問題にならず、ポンプは十分な性能を発揮している。
【0003】
しかしながら、多くの液体輸送分野は、ポンプ輸送される液体の脈動および振動によって悪影響を受ける微妙な化学組成や化学処理を伴う液体が含まれる。当該分野では、ポンプ輸送される液体に脈動や振動を生じさせないポンプを利用することが必要である。さらに、多くの精密な化学処理では、ポンプ輸送される液体の流量を厳密に制御することが求められ、ポンプ輸送される流体に脈動や振動を生じさせる従来技術のポンプでは、このような流量の制約条件を満たすのが困難である。半導体製作処理は、液体輸送パラメータに関するより厳密な制約が継続的に開発され続けている当該分野の1つである。半導体製作業界の中の多くの具体的な分野において、ポンプ輸送される化学物質の脈動および振動は、処理液の微妙な化学平衡、ならびに様々な製作工程における処理液と半導体基板との化学反応に悪影響を与える。
【0004】
したがって、液体に脈動や振動を与えることなく液体を移動させる一方、ポンプ輸送される液体の輸送圧を厳密に制御するポンプが必要とされている。本発明は、本願に開示されたその様々な実施形態において、液体流動ラインを通じて液体を連続的にポンプ輸送するための駆動力を与える加圧ガスを利用したポンプ・システムを提供するものである。従来技術のポンピング・システムによって発生する脈動および振動を取り除き、ポンプ輸送される液体の輸送圧に対する厳密な制御を確保する。
【0005】
(発明の概要)
本発明の流体ポンプは、流体流入源からの流体(典型的には液体)を保持するための上部密閉室と、流体を排出ラインに排出するための下部密閉室とを含む。第1の弁(A)は、上部密閉室への流体流入量を制御する。第2の弁(B)は、上部密閉室と下部密閉室の間のラインに取りつけられて、上部密閉室から下部密閉室への流体の流れを制御する。第2の流体流入ラインは、下部密閉室に取りつけられて第2の流体(典型的には加圧ガス)を下部密閉室に流入し、第3の弁(D)は、下部密閉室と上部密閉室の間のラインに取りつけられて、第2の密閉室への第2の流体の流れを制御する。第4の弁(C)は、流体排出ラインに取りつけられて、上部密閉室からの第2の流体の流れを制御する。好ましい実施態様では、自動化されたポンプ・システム制御器によってA、B、CおよびDの各弁を制御する。本発明の様々な実施態様は、継続弁および逆止弁を含んで、システムにおける制御を改善する。二重チャンバ・ポンプの好ましい実施態様は、制御された一定のガス圧のもとで、下部密閉室から液体を排出させることによって動作する。下部密閉室における液体レベルが低い場合は、下部密閉室に上部密閉室からの液体を充填する。これを達成するために、上部密閉室が下部密閉室と同じ圧力に加圧され、上部密閉室は下部密閉室の上に配置されているため、重力落差によって上部密閉室の液体が下部密閉室に流入する。下部密閉室が液体を排出するポンプ・サイクルを通じて、上部密閉室に液体が充填される。したがって、ポンプは繰り返しサイクルを有するが、下部密閉室内のガス圧が一定に保たれ、制御された圧力で液体がポンプからコンスタントに排出される。
【0006】
本発明の利点は、振動や脈動を伴わずに液体をポンプ輸送する液体ポンプが提供されることである。
【0007】
本発明の他の利点は、液体を一定の圧力でポンプ輸送する液体ポンプが提供されることである。
【0008】
本発明の他の利点は、液体排出流を中断することなく、下部密閉室から流れる液体を上部密閉室からの液体で置換することができるようにした上部密閉室と下部密閉室を有する液体ポンプが提供されることである。
【0009】
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、いくつかの図面を参照した以下の詳細な説明を読めば、当業者なら理解するであろう。
【0010】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、2つの(上部および下部の)加圧可能な液体保持密閉室16および24を備えた基本的なポンプの実施形態10を示す。一般には、ガス圧(流体Y)を使用して、下部密閉室24から流体Xの排出ライン36を通して液体(流体X)を排出させる。下部密閉室24における液体レベル38が低い場合は、上部密閉室16にガス圧をかけて、そこから下部密閉室下部密閉室24内に液体を供給して液体を充填すると同時に、流体Xの排出ライン36を通して液体を排出させる。下部密閉室24が満たされている場合は、上部密閉室16からの液体の流動を停止し、液体を連続的に下部密閉室24から流出させながら上部密閉室16に液体を補給する。その後、下部密閉室24における液体レベル38が再び低下したら、上部密閉室16から液体を再び充填することで、反復的な循環工程を確立する。液体の攪乱を最小限にしながらポンプ10からの安定な液体流量が達成されるように、ポンピング動作における下部密閉室24のガス圧を常に一定に維持することが求められる。
【0011】
図1のポンプ10の動作についての詳細な説明は、液体レベルセンサ40によって下部密閉室24の液体レベル38が十分であることが示され、上部密閉室16の液体レベル41が低くなっているポンプの状態から説明を開始する。この状態では、下部密閉室24におけるガス(流体Y)の圧力が維持されるように弁Dが閉じ、上部密閉室16が開かれた流体Yの排出ライン42を通して大気圧になるように弁Cが開く。弁Bが閉じて下部密閉室24からの液体の逆流を防ぎ、密閉室24におけるガス圧はガス(流体Y)流入源30から一定の値に維持されるため、下部密閉室24内の液体は一定の圧力で密閉室24から排出される。流入ライン44からの液体(流体X)が弁Aを介して上部密閉室16に流入されるように弁Aが開く。したがって、液体が下部密閉室24から排出される一方、それと同時に上部密閉室16に液体が充填される。この機能的状態は、下部密閉室24における液体レベルが低下したことが液体レベルセンサ48によって示されるまで継続し、液体レベルの低下に応じて弁Aが閉じて液体の逆流を防止し、弁Cが閉じ、さらに弁Dが開いて、下部密閉室24と同じガス圧で上部密閉室16に加圧ガスを提供する。その後、弁Bが開いて、密閉室16内の加圧ガスの影響下で上部密閉室16から液体を流動させる。上部密閉室16からの一定量の液体が弁B、そして流体排出口36を通って流れ、上部密閉室16からの流体下部密閉室24と同じガス圧で輸送されるため、排出口の流体圧力は一定に保たれ、遮られることはない。また、上部密閉室16は下部密閉室24の上に配置されているため、重力による液圧の落差が生じることにより、上部密閉室16からの液体の一部が下部密閉室24に流入してそこに充填される。下部密閉室24における液体レベルが高液体レベルセンサ40に達すると、弁DおよびBが閉じ、弁AおよびCが開くことで、ポンプが上述の初期状態に戻る。すなわち、下部密閉室24内のガス圧によって内部の液体が排出口36に輸送される一方、弁Cからガス排出ライン42を介して大気圧に開放された上部密閉室16に弁Aを介して液体が流入される。
【0012】
弁A、B、CおよびD、ならびに以降に記載する他の弁は、適切なポンプ操作に向けた所定のシーケンスで弁を自動的に開閉するシステム制御器50によって制御されるのが好ましい。システム制御器は、液体レベルセンサ40および48から信号を受信してポンプを制御することもできる。弁は、ソレノイド弁またはガス動作弁のような遠隔または自動制御型の弁であってもよい。当該弁は、空気制御器、あるいはコンピュータ・ベースの制御器あるいはシングル・チップまたはマルチ・チップ集積回路ポンプ制御器を含むが、それに限定されない電気制御器を含みうる自動化ポンプ制御器の如き様々なシステム制御器50によって走査することができる。当該システム制御器50は、複数のポンプの制御を含めたポンプに関連する、または関連しない他の有用な機能を発揮しうる。総ポンピング量、超過排出流の検出、および排出流量の計算の如きポンプ関連機能も、ここに記載したセンサを利用することにより可能である。
【0013】
高液体レベルセンサ54および低液体レベルセンサ58を上部密閉室16内に設けて、さらなる工程制御信号を制御器50に提供することができる。例えば、上部密閉室16内の液体レベルが高くなって、ガス導入ラインから弁CおよびDのほうに流出しないようにするために、上部密閉室16内の高液体レベルセンサ54からの信号が弁Aを閉じてオーバフローを防止する。同様に、上部密閉室16内の低液体レベルセンサ58からの信号は、システム制御器が適切な手段を講じて、密閉室16内の加圧ガスが液体流動ラインに侵入するのを防ぐようにする。
【0014】
センサ40、48、54および58は、手動制御ポンプに簡単な視覚指示を与えることができ、またはより精密なポンプ制御が望まれる場合は多種多様なセンサのいずれかを使用することができる。好適なセンサは、流体の1つ以上の特性を利用して出力信号を生成するか、または入力信号を変調して、何らかの通信形態における出力信号にする。いくつかの通信形態としては、機械的、電気的および空圧的出力がある。センサは、その機構に応じて流体に直接接触してもしなくてもよい。好ましくは、センサ40、48、54および58は、それぞれの密閉室がほぼ満杯、またはほぼ空の状態になった場合にシステム制御器50に信号を提供して、システム制御器が適切なポンプ値を正しく制御してシステムをコントロールするよう機能する。単一センサは記載のセンサの2つ以上の機能を発揮することができ、例えば上部密閉室16の単一センサは、ほぼ満杯およびほぼ空の両方の状態を示すことができる。また、何も予想されないときに排出ラインにおいて何らかの液体流(したがってシステム漏れを示す)を検出する特殊なケースは、先の排出流に伴って最後に充填した後の下部密閉室24の液量がほぼ満杯より低下していることをセンサ40が示しているかどうかを判断することによって遂行することができる。
【0015】
すべてのセンサ・ポイントを必要としないいくつかの場合が存在しうる。例えば、密閉室の幾何学構造が、センサ40のレベルとセンサ58のレベルが同一になるように構成されている場合は、これら2つのレベルを示すのに1つのセンサのみが必要とされる。加えて、流入または排出流量が許容の精度で把握される場合は、それぞれ流入レベルまたは排出レベルの終点を示すセンサの代わりに単純な時間遅れを用いることができる。
【0016】
センサを使用せず、時間遅れのみを用いるいくつかのポンプ構成が実用化されている。そのようなケースとしては、液体流体X源44が重力によって供給され、ガス流体Y排出42が液体源の自由表面より高い高さで大気に戻り、ガス弁(DおよびC)も液体源の自由表面より高くに位置し、液体流体Xの最大流量が既知である場合である。
【0017】
上部密閉室16は、典型的には、下部密閉室24を満たすとともに、下部密閉室24を満たしている間に十分な排出液を供給するのに十分な液体を保持および分配すべきであることも当業者なら理解するであろう。また、センサ40、54および58を含むものの必ずしもセンサ48を含まないポンプは、密閉室16に対するそのような量的要件を備える必要がないことも理解されるであろう。また、密閉室24は、上部密閉室16を満たしている間に十分な排出液を機能的に保持および分配しなければならない。加えて、ポンプ10は一定の排出量を確保する一方、弁Aを介した液体流入は周期的で、上部密閉室16から液体が輸送されるときに弁Aが閉じるようになる。しかし、反復サイクルを通じて、ポンプに流入した流体の合計量は、ポンプから流出した流体の合計量に等しくなるはずである。ポンプの基本的な動作特徴について述べたが、次にいくつかの代替的な実施形態および改良された実施形態を説明する。
【0018】
図2は、図1に示されたポンプ10の流体Y流入ライン30のなかに配置された逆止弁Wを含む第1の改良ポンプ100を示す図である。逆止弁Wは、流体Y流入ライン30から流し、そこへの流れるのを防止することによって、エラーや故障に際しての逆流を防ぐ。この逆止弁Wは、流体Xが流体Yに少なくともわずかに可溶で、しかも動作上または安全上の理由から流体Y源への逆方向拡散を防止しなければならない場合にも有用である。この防止策が有用である具体的な一例としては、腐食性の液体Xが不活性ガスの流体Yのなかに気体を放出し、拡散および反応して成分を汚染し、またはガス流体Yの供給物を有害なものにする場合が挙げられる。液体−液体ポンプを実行する他の例としては、流体Yが水の如き環境的に敏感な液体で、流体Xが水銀の如き汚染液体物質である場合が挙げられる。
【0019】
図3は、ポンプ100の逆止弁Wの代わりに閉成可能弁Eを使用した他のポンプ110を示す概略図である。動作弁Eは、それが閉じると、流体Yがポンプに入るのを遮られることになる。流体Yを遮ることにより、下部密閉室24内の圧力が流体X排出36による背圧に等しくなると、ポンプ110の動作が停止することになる。弁Eおよび弁Cを閉に設定し、弁Aおよび弁Bを開くことにより、ポンプ110の動作停止状態にし、そこでは流体X流入44と流体X排出36が同じ圧力になることによってバイパス・モードが達成される。このバイパス・モードは、流体Xがポンプ110による顕著な干渉を受けることなく、流体X流入と流体X排出の間をいずれかの方向に流れることを可能にする。
【0020】
以下により詳細に説明する、流体X排出の逆流が防止されたポンプでは、弁A、弁Cおよび弁Eをすべて閉じて、密閉室および他の弁を効果的に隔離することができる。これにより、外部接続を乱すことなくポンプの部品を修理することが可能になる。さらに、環境的に安全な流体や背圧に関係する何らかの外部ポートについては、最も近い弁を開き、かつ/または操作して修理することもできる。これは、液体流体Xおよび受動性ガス流体Yのケースに対して共通に当てはまり、流体Y出口ポート42は典型的には真空になる。さらに、この特定のケースでは、流体X排出ライン36が排出のための手段または接続を含むとすれば、弁Eおよび弁Aが閉じ、他のすべての弁が開いているときに重力排出が可能になる。
【0021】
図4は、図1に示されているポンプ10の弁Aの代わりに一方向逆止弁Gを使用した他のポンプ実施形態120を示す概略図である。一方向逆止弁Gを使用することの長所としては、操作を必要とする弁が1つ減少すること、このタイプの弁は動作弁よりしばしば低コストであること、ならびに他の動作弁に比べると、動作が迅速であるためポンプのスループットが向上することが挙げられる。短所としては、一方向逆止弁はしばしば流れに対する制約が比較的大きく、上部密閉室16を満たすのに利用可能な圧力を低下させるチェッキング機構により直接的な圧力降下を引き起こし、閉じるときに、流体Xまたは他の装置を乱すおそれのあるノイズや衝撃波を発生させ、かつ粉末スラリの如き流体X媒体によっては確実に閉じない可能性があることが挙げられる。
【0022】
図5は、ポンプ10の排出ライン36内の流体X排出弁Sを含むさらなる改良ポンプ130を示す概略図である。弁Sは、ポンプをポンプの目的環境または装置から隔離できるように、流体X排出ライン36を実用的に遮断する手段を提供する。保守または修理可能にすること、複数のポンプまたはポンプ部品が共通の排出または輸送ライン、あるいは開放環境を共用することを可能にすること、およびこの排出ライン36に接続された消耗部品のための流体Xの流れの制御を可能にすることを含めて、この遮断機能が有用でありうることを示す多くの理由がある。流量制限弁、圧力調節弁、過圧遮断弁、過流防止弁、加温遮断弁、手動作動弁、自動作動弁などの様々な種類の弁Sを流体X消耗エレメントのために使用することができる。機能が異なる複数の弁Sを縦列に、または他の配列に接続することができる。一方向逆止弁についての具体的な事例を、詳細を示した図6に関連して如何に説明する。
【0023】
図6は、実施形態130(図5)の弁Sの代わりに逆止弁Zを使用した他のポンプ実施形態140を示す概略図である。逆止弁Zは、流体X排出36に対する流れを可能にするもののそこからの流れを防止することにより、エラーや故障に際しての逆流を防ぐとともに、他のシステムと流体X排出経路36を共用を可能にする。この共用によって、複数のポンプが1つ以上の液体Xの行き先に分配して、複数のポンプが同時に使用される場合の流れを改善し、少なくとも1つのポンプが必要になるまで動作させないでおく場合に冗長性を与え、ポンプが互いに取り換えて使用できる複数の流体源を提供することが可能になる。異なる流体Xの液体を扱う複数のポンプを使用して、共通の流体X排出ラインを共用し、複数のラインを節約し、あるいは計画的な混合、配合または共通排出を行うことができる。どの場合も、弁Zは、ポンプ出口からポンプへの逆流を防ぐことで、望ましくない効果と予想されることを防止する。
【0024】
図7は、さらなる流体Y流入ライン154に制御弁Jが設けられたさらなるポンプ実施形態150を示す概略図である。弁Jは、上部密閉室16への流体Yの独立供給を可能にする。それは、上部密閉室16の加圧時における液体流体Xおよびガス流体Yのケースに特に有用である。加圧前は、密閉室16は比較的液体流体Xで満たされているものの、流体Y排出42の低背圧において少なくとも少量のガス流体Yを含む。ポンプ実施形態10と同様に、弁Dが単独で作用するため、ガス流体Yは、流体Y(A)流入30を介しての圧力源からよりも、下部密閉室24からより直接流入する。下部密閉室24における圧力は低下、または急激に下方変動し、次いで上部密閉室16が加圧されるとより高圧に戻る。したがって、弁Jは弁Dの前に開かれ、同圧力にあり弁Jが開いているため、独立した流体源の流体Y(B)流入154から上部密閉室16を加圧する。上部密閉室16を加圧した後に弁Jを閉じて、個別的な流体Y(B)154の流体源への流体Yの逆流を防止するのが望ましく、流体Yの2つの流体源の圧力が十分に異なることで当該逆流を防止することが可能である。
【0025】
図8は、図7に示されているポンプ実施形態150の下部密閉室24への流体流入ライン30に逆止弁Wが含まれ、制御弁Fを備えた第2のラインが、上部密閉室16への流体流入ライン30から形成されるさらに他のポンプ実施形態160を示す図である。したがって、弁Wは下部密閉室24から流体流入ライン30への逆流を防ぐ役割を果たす。弁Wは、弁Fと併用すると付加的な機能を発揮する。この場合、流体Y流入の単一源しか与えられていなくても、弁Fを開いて上部密閉室16を加圧するときに、下部密閉室24における圧力の急激な低下が緩和される。流体流入ライン30における利用可能圧がその流体源の特性により実質的に低下しても、弁Wの一方向作用により、下部密閉室24からの圧縮性流体Yの流れが阻止される。上部密閉室16の加圧は、それが流体Xで十分に満たされ、よってガス流体Yによる加圧対象となる容量が比較的小さいときにしばしば行われる。また、上部密閉室16が満杯近くまで流体で満たされ、上部密閉室16と弁Cと弁Dの間の接続部の容量が小さくなるに従ってこのポンプの仕事効率が向上する。これは、これらの容量においてガスを圧縮するのに遂行される仕事は、流体Xを移動させるのに利用されない無効仕事であるという事実に起因する。これらすべての要因により、弁Wの使用は負の圧力変動を所望の最小レベルに抑える効果的な手段であるといえる。
【0026】
図9は、流体流入ライン30と弁Fの間にさらなる逆止弁Vを含むさらに他のポンプ実施形態170を示す概略図である。弁Vは、弁Fおよび弁Wを含むポンプに付加的な逆流防止手段を提供する。このポンプ170は、上部密閉室16の圧力が変化した場合における流体X排出36に対する低圧力変動に対して最適化されている。一般に、正常動作時に大きな逆流が生じうる場合は弁Fを開く必要はないが、他の弁が故障した場合のような動作異常時には逆流防止がしばしば必要となる。したがって、弁Vは、何らかの理由により弁Fが開かれる場合に逆流防止を与えるものである。弁Vは、付加的な圧力変動緩和機能をも提供する。弁Fに至る流体Yの流入路に弁Vを含めることは、下部密閉室24に至る流体Yの流入路に弁Wが存在することに類似および匹敵する。多くの一方向逆止型の弁は、媒体の流れによって開かれたときの弁の圧力損失を表す「クラッキング圧力」降下を有する。
【0027】
弁Vがなければ、弁Wのこの圧力降下は、弁Fが開いたときの圧力変動として顕在化し、上部密閉室16の圧力が、「クラッキング圧力」に等しい分だけ下部密閉室24より高くなり、次いで弁Fが閉じた後に密閉室24の正常圧力で低下することになる。密閉室24の見かけの圧力は、流体Y流入30の圧力から弁Wの先のクラッキング圧力を減じた圧力である。理想的には弁Wに類似した弁Vをクラッキング圧力弁に含めることにより、弁Fを開いた際の上部密閉室16の圧力が下部密閉室24の圧力と同じ目標値まで減じられることによって、圧力変動が最小限に抑えられる。
【0028】
図10は、特定の弁、あるいは弁Hと平行関係を保って上部密閉室16に取りつけられる適当な大きさの付加的な配管でありうる流量制限デバイス184を含む他のポンプ実施形態180を示す概略図である。弁Hと制限デバイス184とを組み合わせることにより、上部密閉室16内のガス圧が低下したときの圧力変動緩和機能が提供される。上部密閉室16を加圧するには、弁Cを閉じたまま弁Dおよび弁Hを開くことによって、密閉室16が迅速に加圧される。密閉室16の圧力を下げるには、弁Dを閉じて弁Cを開くことにより、急激な圧力変動を避けるように、制限デバイス184からガスを徐々にリークさせる。その後、弁Hを開いて、密閉室16からより急速にガスを流動させる。したがって、制限デバイス184は、ポンプ180内の液体流量の変動を含めて(ただし、それに限定されない)望ましくない効果を生じる圧力変動を防ぐ役割を果たす。
【0029】
図11は、多くの特徴を重ねうることを示している、弁の組み合わせを有するさらに他のポンプ実施形態190を示す図である。この構成は、実質的な変動抑止機能、ならびに流体Xと流体Yの両方に対する十分な遮断機能を与える。弁C、D、EおよびFを含む弁構成の1つの重要な態様は、弁Cと弁Fが互いに補完し合って動作することができ、弁Dと弁Eが互いに補完し合って動作することができるという制御思想の簡略化にある。補完し合う動作とは、常に、一方が開いている場合は他方が閉じていることを意味する。これは、2つの論理制御のみによって、これらすべての4つの弁を使用する必要がある自動制御を用いる実施態様に有用である。
【0030】
図12は、補完し合って動作しうる2つの二方弁が1つの三方弁に統合されたさらなるポンプ実施形態200を示す図である。弁204の如き三方弁は、共通ポート(「P」)、常時開放ポート206(無色の三角形)、および常時閉鎖ポート208(黒色の三角形)を備える。弁204は、閉じたときは、接続され、共通ポートPと常時開放ポート206の間の流れを可能にする一方、常時閉鎖ポート208を遮る。弁204は、開いたときは、接続され、共通ポートPと常時閉鎖ポート208の間の流れを可能にする一方、常時開放ポート206を遮る。この場合、弁CFおよび弁EDは、既に示した配置の二方弁の補完物から還元された三方弁である。
【0031】
図13は、流体Xが流体Yより低密度であるさらに他のポンプ実施形態210を示す図である。したがって、流体Xは、より高い接続ライン位置から密閉室16および24を出る。流体Xが気体である場合は、下部密閉室24が満杯に近づき、下部密閉室24と弁Aと弁Bの接続部の容量が小さくなるに従ってポンプの仕事効率が向上する。これは、これらの容量においてガスを圧縮するのに遂行される仕事は、ガス流体Xを移動させるのに利用されない無効仕事であるという事実に起因する。また、下部密閉室24の最大ガス容量と最小ガス容量の比率(圧縮比)が、流体流入30の圧力に等しいガス(流体X)の圧縮による圧力を生じるのに十分な大きさでなければならない。加えて、場合によっては、ガス流体X流入を十分に圧縮して、下部密閉室24内で液体に相変化させ、次いで上部密閉室16に移して、液体の流出体Xとして輸送することが可能であることに留意されたい。
【0032】
図14は、気相の流体X流入44を流体X排出36として排出するために液層の流体Xに変換するさらなるポンプ実施形態220を示す図である。密閉室の充填度を判断するために、流体Xと流体Yがともに液体であってもそれらを区別する方法が必要である。流体の便利な任意の特性をこの目的に利用できる。流体の密度が、それぞれの流出ポートにおいてそれらを分離しておくのに必要な程度に異なっていてもこのポンプは正しく機能するため、流体の密度は常に異なる。上部密閉室16においてガスを圧縮して液相にする場合は、一度生成した液体流体Xが液体流体Yを通じて移動して、該密閉室の底に沈降する。下部密閉室24への輸送が始まる前に、この移動および分離が行われるための十分な時間を確保する必要がある。さらに、弁Cを介して上部密閉室16の圧力を下げたときに、上部密閉室16および排出配管内に残留するあらゆる液体流体Xが気相に戻るため、このガスが流体Yとともに出るのを防いで、単に上部密閉室16のより高い位置に蒸散させるために特定の形状の密閉室が望ましいこともある。
【0033】
特定の好ましい実施形態に関して本発明を提示および説明したが、当業者なら、本発明の真の趣旨および範囲を含みながらもそれに対する特定の変更および改造を展開するであろう。よって、添付の請求項は、本発明の真の趣旨および範囲を含む、それに対する当該すべての変更および改造を包括するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の二重チャンバ液体ポンプの基本的特徴を示す概略図である。
【図2】〜
【図14】
図1に示された基本的な二重チャンバ・ポンプの代替的な実施形態、および改良された実施形態を示す概略図である。

Claims (32)

  1. 第1の流体を第1の流体源から流入するよう構成される上部密閉室と、
    前記第1の流体を第1の流体排出ラインに排出するよう構成される下部密閉室と、
    前記第1の流体源と前記上部密閉室の間に取りつけられて、前記第1の流体源から前記上部密閉室への前記第1の流体の流れを制御する第1の弁(A)と、
    前記上部密閉室と前記下部密閉室の間に取りつけられて、前記上部密閉室から前記下部密閉室への前記第1の流体の流れを制御する第2の弁(B)と、
    前記下部チャンバに取りつけられて、第2の流体源から前記下部密閉室に第2の流体を供給する第2の流体用流入ラインと、
    前記第2の流体源と前記上部密閉室の間に取りつけられて、前記上部密閉室への前記第2の流体の流れを制御する第3の弁(D)と、
    前記上部密閉室に取りつけられ、前記上部密閉室から第2の流体排出ラインへの前記第2の流体の流れを制御するよう動作する第4の弁(C)とを備えた二重チャンバ流体ポンプ。
  2. 前記第1の流体が液体で、前記第2の流体が気体である請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記上部密閉室および前記下部密閉室に対する前記第1の流体の流れを制御するとともに、前記上部密閉室および前記下部密閉室に対する前記第2の流体の流れを制御するよう動作する制御器をさらに備えた請求項1に記載のポンプ。
  4. 前記制御器に制御信号を提供する、前記下部密閉室内に配置された流体レベル感知デバイスをさらに含み、前記制御器は、前記弁A、B、CおよびDを制御するための信号を提供する請求項3に記載のポンプ。
  5. 前記弁A、B、CおよびDは、前記制御器によりタイマ・モードで制御される請求項3に記載のポンプ。
  6. 前記第2の流体源と前記下部密閉室の間に取りつけられて、前記第2の流体源への流体の逆流を防止する逆止弁(W)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  7. 前記第2の流体源と前記下部密閉室の間に配置されて、前記ポンプへの前記第2の流体の流れを制御する可制御弁(E)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  8. 前記第1の流体源と前記上部密閉室の間に配置されて、前記第1の流体源への前記第1の流体の逆流を防止する逆止弁(G)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  9. 前記下部密閉室と前記第1の流体排出ラインの間に配置されて、前記ポンプからの前記第1の流体の排出を制御する可制御弁(S)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  10. 前記下部密閉室と前記第1の流体排出ラインの間に配置されて、前記第1の流体排出ラインから前記ポンプへの流体の逆流を防止する逆止弁(Z)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  11. 弁Dと前記上部密閉室の間に取りつけられて、前記第2の流体を前記上部密閉室に供給する第2の流体流入ラインをさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  12. 前記第2の流体流入ラインに流体制御弁(J)が取りつけられた請求項11に記載のポンプ。
  13. 前記第2の流体源と前記下部密閉室の間に配置された逆止弁(W)と、前記第2の流体源と前記上部密閉室の間に取りつけられて前記第2の流体源からの流体を制御する可制御弁(F)とをさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  14. 前記第2の流体源への流体の逆流を防ぐために、前記第2の流体源と弁Fの間に逆止弁(V)が配置された請求項13に記載のポンプ。
  15. 前記上部密閉室と弁Cの間に取りつけられて、前記上部密閉室からの前記第2の流体の流れを制御する可制御弁(H)をさらに含み、その弁(H)と平行関係を保って流量制限デバイスが配置された請求項4に記載のポンプ。
  16. 前記第2の流体源と前記下部密閉室の間に配置されて、前記下部密閉室および前記弁(D)への前記第2の流体の流れを制御する流体制御弁(E)をさらに含む請求項4に記載のポンプ。
  17. 前記弁(E)および(D)の代わりに三方弁(ED)を使用し、弁(C)および(F)の代わりに三方弁(CF)を使用した請求項16に記載のポンプ。
  18. 前記第2の流体源への流体の逆流を防止するために前記第2の流体源と弁(CF)の間に逆止弁(V)が配置され、前記第2の流体源への流体の逆流を防止するために前記第2の流体源と弁(ED)の間に逆止弁(W)が配置された請求項17に記載のポンプ。
  19. 前記第2の流体は前記第1の流体より密度が高く、前記ポンプのポンピング動作のサイクルの少なくとも一部を通じて、前記第1の流体が前記下部密閉室に流入され、前記上部密閉室から排出される請求項4に記載のポンプ。
  20. 前記ポンプの動作サイクルの少なくとも一部を通じて、前記第1の流体が前記上部密閉室に気相で導入され、前記下部密閉室から液相で排出される請求項4に記載のポンプ。
  21. 液体をポンプ輸送する方法であって、
    二重チャンバ・ポンプの上部密閉室に液体を流入させるステップと、
    前記上部密閉室内のガス圧を制御して、前記上部密閉室内の前記液体を前記ポンプの下部密閉室に流動させるステップと、
    前記ポンプの前記下部密閉室内のガス圧を制御して、前記液体を前記下部密閉室からコンスタントに流動させるステップとを含む方法。
  22. 前記下部密閉室内のガス圧を制御する前記ステップは、前記下部密閉室内の液体レベルを判断するステップを含む請求項21に記載の液体輸送方法。
  23. 前記上部密閉室内のガス圧を制御する前記ステップは、前記下部密閉室内の前記液体レベルが低下している場合に前記上部密閉室内のガス圧を上昇させるステップを含む請求項22に記載の液体輸送方法。
  24. 前記上部密閉室内の前記ガス圧を上昇させる前記ステップは、前記上部密閉室内の液体を前記下部密閉室に流動させる請求項23に記載の液体輸送方法。
  25. 前記上部密閉室内のガス圧を制御する前記ステップは、前記下部密閉室内の前記液体レベルが上昇している場合に、前記上部密閉室内のガス圧を低下させるステップを含む請求項22に記載の液体輸送方法。
  26. 前記上部密閉室内の前記ガス圧を低下させる前記ステップは、液体を液体源から前記上部密閉室に流動させる請求項25に記載の液体輸送方法。
  27. 前記上部チャンバ内のガス圧を制御する前記ステップは、所定の時間間隔で、前記上部密閉室内の前記ガス圧を変更するステップを含む請求項21に記載の液体輸送方法。
  28. 前記上部密閉室内の前記ガス圧を変更する前記ステップは、液体を前記上部密閉室から前記下部密閉室に流動させる請求項27に記載の液体輸送方法。
  29. 前記上部密閉室への液体の流れを制御するために、液体源と前記上部密閉室の間に可制御弁(A)が配置され、
    前記上部密閉室と上記下部密閉室の間の前記液体の流れを制御するために前記上部密閉室と上記下部密閉室の間に可制御弁(B)が配置され、
    前記上部密閉室への前記ガスの流れを制御するために、ガス源と前記上部密閉室の間に制御弁(D)が配置され、
    前記上部密閉室からガス導出ラインへの前記ガスの流れを制御するために、前記上部密閉室と前記ガス排出ラインの間に可制御弁(C)が配置される請求項21に記載の方法。
  30. ポンプ・システム制御器が前記弁(A、B、CおよびD)に信号を提供して弁の開閉を制御する請求項29に記載の方法。
  31. 前記下部密閉室内の液体レベルに関連する制御信号を前記システム制御器に提供して、前記システム制御器による弁(A、B、CおよびD)の制御に機能的に影響を与える請求項30に記載の方法。
  32. 前記下部密閉室の液体レベル制御信号は低液体レベル信号および高液体レベル信号を含む請求項31に記載の方法。
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