JP2004517809A - スルホン化ポリウレタン尿素の水性コロイド分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物 - Google Patents

スルホン化ポリウレタン尿素の水性コロイド分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2004517809A
JP2004517809A JP2002515209A JP2002515209A JP2004517809A JP 2004517809 A JP2004517809 A JP 2004517809A JP 2002515209 A JP2002515209 A JP 2002515209A JP 2002515209 A JP2002515209 A JP 2002515209A JP 2004517809 A JP2004517809 A JP 2004517809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
hair
sulfonated
polyol
styling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002515209A
Other languages
English (en)
Inventor
イザベル・ロラ−コルボル
アンリ・サマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2004517809A publication Critical patent/JP2004517809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/06Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/046Aerosols; Foams
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/87Polyurethanes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

再整髪可能なヘアスタイリング組成物に関し、少なくとも一つのスルホン化ポリオールの残基を含む少なくとも一つのポリウレタン尿素を、髪に適した化粧用媒体中に含めることを特徴とする。前記ポリウレタン尿素は、特に、(a)少なくとも一つのスルホン化ポリオール;(b)少なくとも一つの非スルホン化ポリオール;(c)1から25の炭素原子を有する脂肪族ポリイソシアナート、および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される少なくとも一つのポリイソシアナート;および(d)過剰の水、を反応させることによって得られる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再整髪可能なヘアスタイリング組成物に関する。
【0002】
ヘアスタイルを固定することは、ヘアスタイリングにおいて重要な要素であり、既に行われた整髪を維持し、または同時に髪を整え、固定することを伴う。
【0003】
本発明によれば、用語「ヘアスタイリング組成物」は、ヘアスタイリングを行うために使用することのできるあらゆる種類のヘア組成物に関する。例えば、固定組成物、シャンプー、コンディショナー、パーマネントウェービング組成物、ヘアケア製品、ヘアトリートメント製品である。
【0004】
【従来の技術】
ヘアスタイルを整え、および/または維持するために化粧品市場で最も一般的なヘアスタイリング組成物は、通常アルコールまたは水をベースとする溶剤、および通常ポリマー樹脂である一以上の物質を含むスプレー組成物である。ポリマー樹脂の機能の一つは、髪と髪との連結を形成することであり、種々の化粧用アジュバントとの混合物において当該物質は固定剤とも呼ばれている。この溶液は、噴射剤によって加圧されている適当なエアゾール容器、またはポンプフラスコのいずれかに、通常収容されている。
【0005】
他の既知のヘアスタイリング組成物は、スタイリングジェルおよびムースを含み、これらは一般に、髪にブラシをかけ、またはセットする前に、湿った髪に適用される。慣習的なエアゾールラッカーとは対称的に、これらの組成物には、それらの適用前に成形された形に髪を固定できないという不都合がある。実際、これらの組成物は本質的に水性であり、それらの適用によって髪は湿り、従って、ヘアスタイルの最初の形を維持できない。従って、ヘアスタイルを整え、固定するためには、引き続いてブラッシングおよび/または乾燥を行うことが必要である。
【0006】
かかるヘアスタイリング組成物の全てに、スタイリングおよび固定の作業を再び始めることなく、当初形成したヘアスタイル以外の望ましい形へと、ヘアスタイルを後から変更できないという同一の不都合がある。さらに、種々のストレスのもとで、ヘアスタイルは簡単に変更できない望ましくないパーマネントセットになる傾向がある。スタイリング過程においても、髪のとかし易さおよび柔らかい髪の雰囲気といったヘアコンディショニングの利点が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのスルホン化ポリオールの残基を含む少なくとも一つのポリウレタン尿素を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0008】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのスルホン化ポリオールの残基を含む少なくとも一つのポリウレタン尿素を含む少なくとも一つの分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0009】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのスルホン化ポリオールの残基を含む少なくとも一つのポリウレタン尿素を含む少なくとも一つのコロイド分散物を含む、再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0010】
本発明の別の主題は、
(a)少なくとも一つのスルホン化ポリオール;
(b)少なくとも一つの非スルホン化ポリオール;
(c)1から25の炭素原子を有する脂肪族ポリイソシアナート、および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される少なくとも一つのポリイソシアナート;および
(d)過剰の水
を反応させることにより得られる少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素を含む少なくとも一つの分散物を、髪に適した化粧用媒体中に含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、ここで前記スルホン化ポリウレタン尿素は、鎖伸長されたものである。
【0011】
本発明の別の主題は、
(a)少なくとも一つのスルホン化ポリオール;
(b)少なくとも一つの非スルホン化ポリオール;
(c)1から25の炭素原子を有する脂肪族ポリイソシアナート、および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される少なくとも一つのポリイソシアナート;および
(d)過剰の水
を反応させることにより得られる少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素を含む少なくとも一つの分散物を、髪に適した化粧用媒体中に含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、ここで前記スルホン化ポリウレタン尿素は、水で鎖伸長されたものであって;
(a)、(b)および(c)の反応産物が、約1.3:1から約2.5:1の範囲のヒドロキシルに対するイソシアナートの比率を有し;および
(a)、(b)および(c)と(d)の反応産物が、約1000から約8500のスルホナート等量重量を有し、かつ以下の一般式:
【化2】
Figure 2004517809
[式中、zは0から6の整数である;およびRは脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートから誘導される、1から25の炭素原子を有する脂肪族基および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族基から選択される]
のポリ尿素セグメントを含む。
【0012】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素を含む上記に記載の分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物であり、ここで分散物はコロイド分散物である。
【0013】
用語「再整髪可能な(reshapable)」ヘアスタイリング組成物は、新たな物質または熱を加えることなく、元に戻すまたは変更することのできるスタイリングを提供するヘアスタイリング組成物を意味する。例えば、垂れ下がりまたはセットの崩れ(髪の乱れ)の際に、ヘアスタイルを元に戻すまたは変更するために、水または任意の形態の固定剤のような新たな物質、または熱を何も必要としない。このように、「再整髪可能な」効果を提供することは、新たな物質または熱を加えることなく、元に戻すまたは変更することのできるヘアスタイリングを提供することを意味する。当該組成物の効力は、10から24時間ほどと長く持続し、持ちの良いスタイリング効果をもたらす。再整髪可能であることと同義とし得る別の用語は、復帰可能(repositionable)、再生可能(remoldable)、スタイル変更可能(restyleable)、および改変可能(remodellable)であることを含む。
【0014】
脂肪族は、1から25の炭素原子の直鎖または分枝鎖アルキレン基であってもよい非芳香族基を意味し、ここでこれらの基は、例えばエーテル、エステル、および環式脂肪族官能基から選択される基で任意に置換されてもよい。
【0015】
「コロイド分散物」は、水性の媒体(水)に、平均約1ミクロンより小さい大きさ、一般に約500ナノメートルより小さい大きさを有する粒子の個々の分散を意味する。
【0016】
「環式脂肪族」は、非芳香族であり、3から25の炭素の任意に置換される環式基を意味し、ここで1から3の炭素原子はそれぞれ、例えば、窒素または酸素、またはC(O)等のヘテロ原子で任意に置換されてもよい。環式脂肪族基は、例えばアルキル、エーテル、およびエステル官能基から選択される基で任意に置換されてもよい。
【0017】
「ポリ尿素」は、重合反応によって得られるポリマーを意味し、ここで鎖伸長のメカニズムは、もっぱらイソシアナート基と、アミンまたは尿素基との反応による、尿素およびビウレット結合の形成であって、尿素結合形成がそのほとんどを占める。
【0018】
「安定した水性コロイド分散物」は、撹拌(連続的または断続的)がない状態では凝集しない水性の媒体(水)において、平均約1ミクロンより小さく、一般に約500ナノメートルより小さい大きさを有する粒子の個々の分散を意味する。
【0019】
「スルホナート等量重量」は、ポリマー分子中に含まれるスルホナート基の数で割ったスルホポリ尿素における全ての原子の原子重量の総量を意味する。
【0020】
「スルホポリ尿素」は、ポリマー鎖に共有結合およびポリマー鎖から分枝した多数のスルホナート基を含む、高分子量のポリ尿素を意味する。
【0021】
「スルホン化ポリウレタン尿素」は、スルホナート基、および多数の尿素結合およびウレタン結合を含むポリマーを指す。
【0022】
本発明のある実施態様において、本発明のスルホン化ポリウレタン尿素は、(a)少なくとも一つのスルホン化ポリオール、(b)少なくとも一つの非スルホン化ポリオール、(c)脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される少なくとも一つのポリイソシアナート、および(d)過剰の水を反応させることにより得られ、ここで(a)、(b)、および(c)と(d)の反応産物は以下の一般式:
【化3】
Figure 2004517809
[式中、zは0から6の整数である;およびRは前記脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートから誘導される、1から25の炭素原子を有する脂肪族基および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族基から選択される]
のポリ尿素セグメントを含む。(a)、(b)、および(c)の反応は、約1.3:1から約2.5:1のヒドロキシルに対するイソシアナートの比率を有する、イソシアナート末端プレポリマー混合物を形成する。(a)、(b)、および(c)と(d)の反応産物は、約1000から約8500のスルホナート等量重量を有し、水で鎖伸長されたスルホン化ポリウレタン尿素を提供する。
【0023】
ここで使用される用語「ポリオール」は、二つ以上のヒドロキシル基を含む多価アルコールを指す。ポリオールは、親水性または疎水性でありうる。ここで使用される用語「ポリオール」は、非スルホン化ポリオールおよびスルホン化ポリオールを含む。非スルホン化ポリオールは、ポリオール骨格から分枝したスルホナート基を含まないポリオールである。スルホン化ポリオールは、ポリオール骨格から分枝した少なくとも一つのスルホナート基(SOM、ここでMはアルカリ金属カチオンであるNa、Li、およびKから選択されるカチオンである)を含むポリオールである。スルホン化ポリオールは、エステル置換またはエステル化反応により非スルホン化ポリオールから形成され得る。
【0024】
本発明における使用に適したポリオールの一種は、約200から約2000の範囲の分子量を有するポリオールを含む。ポリオールは、エーテルおよび/またはエステル官能基を含む2価脂肪族および/または環式脂肪族基を含んでもよい。
【0025】
本発明における使用に適したポリオールは、ポリエーテル、ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオールなど、およびそれらの混合物から選択できる。本発明のポリオールは一般に、400平均分子量のポリエチレングリコール(デラウェア州ウィルミントンのDu Pont Chemicalsより入手可能)、600平均分子量のポリエチレングリコール(コネチカット州ダンベリーのUnion Carbide Chemical and Plastics Co.,Inc.より入手可能)、300平均分子量のポリエチレングリコール(ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Co.より入手可能)、425平均分子量のポリプロピレングリコール(ペンシルベニア州ニュートンスクエアのArco Chemicalより入手可能)、およびポリカプロラクトンジオール(Union Carbide Corp.より入手可能なPCP−200)を含むが、それらに限定されないジオールである。また、ポリオールの混合物も使用できる。適切なポリオールの、ある実施態様は、200のヒドロキシ等量重量のポリエチレングリコールと、212のヒドロキシ等量重量のポリプロピレングリコールとの混合物である。本発明において有用な他のポリオールは、ポリカプロラクトンポリオールおよびポリテトラメチレングリコールを含む。さらに、ジエステルまたは二酸とジオールとから形成されるポリエステルジオールを利用してもよい。ポリエステルジオールを形成するのに有用なジエステルは、ジメチルイソフタラート、ジメチルテレフタラート、ジメチルアジパートなどを含む。ポリエステルジオールを形成するのに有用なジオールは、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオールなどを含む。
【0026】
ある実施態様において、スルホン化ポリオールは、代表的なエステル置換またはエステル化反応の条件下で、上記で示された一以上のポリオール、他のジオール、または前記ポリオールおよび他のジオールとジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Companyより商業上入手可能なDMSSIP CAS♯3965−55−7)または5−ソジオスルホイソフタル酸(ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Companyより商業上入手可能なSSIP CAS♯6362−79−4),およびエステル置換反応触媒(例えば、ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Companyより商業上入手可能なテトラブチルチタナート)との組み合わせを用いて調製される。一般に、過剰のポリオール(ジメチル−5−ソジオスルホイソフタラートに対するモル過剰のポリオールが4:1程度まで)はスルホン化ポリオールの形成に使用される。反応が完了すると、当該産物は、スルホン化ポリオールおよび非スルホン化ポリオールの混合物である。
【0027】
本発明のスルホン化ポリウレタン尿素の調製で使用されるポリイソシアナートは、脂肪族ポリイソシアナート、環式脂肪族ポリイソシアナート、およびそれらの混合物である。広範の種類の脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートを利用してもよい。本発明のポリイソシアナートは、一つの分子中に二つ以上の反応的なイソシアナート(すなわち、BNCO)基を有するあらゆる脂肪族および/または環式脂肪族有機化合物である。この定義は、ジイソシアナート、トリイソシアナート、テトライソシアナート等、およびそれらの混合物を含む。ポリイソシアナートの特によく知られた有用な種類はジイソシアナートである。
【0028】
適切なポリイソシアナートは、ペンシルベニア州ピッツバーグのBayer Corp.よりDesmodur lJとして商業上入手可能なイソホロンジイソシアナート(IPDI)、Bayer Corp.よりDesmodur WJとして商業上入手可能なビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン(H12MDI)、トリメチル−1,6−ジイソシアナトヘキサン(TMDI,CAS♯34992−02−4)、1,6−ヘキサンジイソシアナート(ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Co.より商業上入手可能なHDI(CAS♯822−06−0))、およびそれらの混合物を含むが、それらに限定されない。
【0029】
過剰の水は、水が、50%未満の固体の最終的な水性分散物が達成されるような、イソシアナート末端プレポリマー混合物の量よりも多い量(w/w)で存在することを意味する。水はまた、プレポリマー混合物を鎖伸長するのに使用してもよい。
【0030】
本発明のスルホン化ポリウレタン尿素において、少なくとも一つのスルホナート基(SOM)はスルホン化ポリウレタン尿素骨格から分枝している。ここで使用される用語、分枝した(pendant)とは、スルホン化ポリウレタン尿素の内側の部分に結合した部分を指す。代表的なスルホン化ポリウレタン尿素は、約1000から約8500、例えば約3000から約6000といった、スルホナート基等量重量を有してもよい。Mは、アルカリ金属カチオンであるNa、Li、およびKから選択されるカチオンを示す。
【0031】
ある実施態様において、SOM基は芳香族スルホナート基(すなわち、スルホン化ポリウレタン尿素に組み入れられた芳香族の部分からの分枝)であり、ここでMはNaである。この種類の化合物の少なくとも一つの例は、例えば、DuPontを含む製造業者より容易に入手できる。従って、それは、スルホン化ポリウレタン尿素に容易に組み入れることができ、その特性は周知である。芳香族ナトリウムスルホナート化合物の例は、ジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(DMSSIP)である。
【0032】
スルホン化ポリウレタン尿素ポリマー骨格は、多数のウレタンセグメントおよび多数の尿素セグメントを含むポリマーである。ウレタンセグメントは、イソシアナート末端プレポリマーの混合物を形成するスルホン化ポリオール、非スルホン化ポリオール、および脂肪族および/または環式脂肪族ポリイソシアナートの反応から誘導される。ポリマーの尿素セグメントは、イソシアナート末端プレポリマーの混合物と水との反応から誘導される。
【0033】
尿素セグメントのウレタンセグメントに対する量は、イソシアナート末端プレポリマーのイソシアナート(−NCO)のポリオール(−OH)に対する比率から生じ、より高い比率はよりフリーのイソシアナートを示す。従って、イソシアナート末端プレポリマーの混合物のヒドロキシルに対するイソシアナートの比率(NCO/OH)は、最終的に生成したスルホン化ポリウレタン尿素の分子量および物理特性を決定する。本発明のある実施態様において、約1.3:1から約2.2:1、また約1.65:1から約1.85:1、およびさらには約1.75:1のNCO/OHの比率が、約700から約2500、例えば約1200から約1700といった、平均分子量を有するイソシアナート末端プレポリマーを生成するのに使用される。イソシアナート末端プレポリマー混合物の平均分子量があまりに大きい場合、プレポリマー混合物は非常に粘着性が強くなる。
【0034】
代表的なNCO/OHの比率は、約1.3:1から約2.2:1である。NCO/OHの比率が、約1.65:1から約1.85:1、例えば約1.75:1といった場合、スルホン化ポリウレタン尿素における尿素セグメントのウレタンセグメントに対する量は、よりいっそう均等に釣り合う。
【0035】
本発明にかかる組成物で使用されるスルホン化ポリウレタン尿素のある例示的な調製は、以下のスキームAで図式的に表される。
【化4】
Figure 2004517809
【0036】
スキームAのステップ1において、エステル置換またはエステル化反応が行われ、ここで一般式(I)の化合物は、触媒の存在下でポリオール(IIa)と反応する。各Rは同一または異なり、水素原子およびメチル基から選択される。Rは、約200から約2000の平均分子量を有し、エーテルおよびエステル官能基から選択される少なくとも一つの基を含む、脂肪族基および環式脂肪族基から選択される2価の基である。当該反応は、スルホン化ポリオール(III)および未反応の/過剰のポリオール(IIa)をもたらす。適切な触媒は、例えば、テトラブチルチタナート(TBT)、塩化亜鉛、ナトリウムアルコキシド、酢酸カドミウム、および酢酸鉛を含む。エステル置換またはエステル化反応は約170℃で行う。ポリオール(IIa)は単一のポリオールまたはポリオールの混合物であってもよく、単一のスルホン化ポリオール(III)またはスルホン化ポリオール(III)の混合物を生成する。
【0037】
ステップ2では、スルホン化ポリオール(III)およびポリオール(IIa)が、ポリイソシアナート(IV)、および任意にポリオール(IIb)と反応する。Rは、脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートから誘導される、1から25の炭素原子を有する脂肪族基、および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族基から選択される。Rは、約200から約2000の平均分子量を有し、エーテルおよびエステル官能基から選択される少なくとも一つの基を含む、脂肪族基および環式脂肪族基から選択される2価の基である。当該反応は、イソシアナート末端プレポリマー(V)および(VI)および未反応の/過剰のポリイソシアナート(IV)を提供する。このステップで、ポリオール(IIb)はポリオール(IIa)と同一または異なるものであってもよい。ポリオール(IIa)およびポリオール(IIb)の両者は、単一のポリオールまたはポリオールの混合物であってもよく、ポリイソシアナート(IV)は単一のポリイソシアナートまたはポリイソシアナートの混合物であってもよい。イソシアナート末端プレポリマー(V)および(VI)は、スルホン化ポリオール(III)、ポリオール(IIa)、およびポリオール(IIb)から選択されるポリオールの少なくとも一つとポリイソシアナート(IV)を反応させることにより得られる。従って、ステップ2の最終産物は、イソシアナート末端スルホン化プレポリマー(V)、イソシアナート末端プレポリマー(VI)、および過剰のポリイソシアナート(IV)を含む、イソシアナート末端プレポリマー混合物を含む。上記に記載のプロセスにより生成されたイソシアナート末端スルホン化プレポリマー(V)は、米国特許第4,558,149、4,746,717、および4,855,384(参考としてその全体をここに含める)に記載されている。
【0038】
ステップ3では、イソシアナート末端プレポリマー混合物、〔(V)、(VI)、および(IV)〕を、マクロ的なゲルの製剤化を避けるために十分に撹拌し、約50から65℃まであらかじめ加熱した過剰の水と混合する。当該添加物は、スルホン化ポリウレタン尿素(VII)の水性コロイド分散物を生成する。過剰の水は、水の量がイソシアナート末端プレポリマー混合物の量よりも多いことを意味する。スルホン化ポリウレタン尿素(VII)は、以下の一般式:
【化5】
Figure 2004517809
[式中Rは、ポリイソシアナート(IV)から誘導され、先に記載されたものであり、zは0から6の整数である。]
のポリ尿素セグメントである、少なくとも一つのUを含む。当該反応は、約95℃で1から3時間撹拌してもよい。マクロ的なゲル粒子の形成を避けるのに適当なレベルの剪断または攪拌を提供する混合方法を用いてもよい。
【0039】
鎖伸長は水で達成され得る。別の実施態様において、鎖伸長は、ジアミン(HN〜〜〜NH)で達成されてもよい。揮発性有機化合物のような、共溶剤は必要ではない。従って、本発明の少なくとも一部の実施態様においては、潜在的に有害な揮発性有機化学物質への曝露および処理が除かれる。
【0040】
ステップ3の水性環境に導入されることに続いて、イソシアナート基の一部が、水と反応して、アミノ基およびCOを形成する。これらのアミノ基は、スルホン化ポリウレタン尿素において尿素結合を形成するために、別のイソシアナート基と自発的に反応する。
【0041】
当該プロセスは、直径1ミクロンより小さい、典型的には直径約10ナノメートルから約500ナノメートルの範囲の、スルホン化ポリウレタン尿素粒子の目立たない水性分散物または水性分散物を生成する。分散物は、コロイド分散物の半透明の、青みを帯びた外観の特徴を有することができ、または透明で明るい黄色の溶液から乳白色の分散物に及ぶことができる。
【0042】
分散物の媒体は、分散物の水および/または溶剤媒体である。ある実施態様において、分散媒体は、低級アルコール(CからCの分枝鎖または直鎖脂肪アルコール)、水、およびそれらの混合物から選択されてもよい。低級アルコールは、エタノール、n−プロパノール、および2−プロパノール(IPA)から選択されてもよい。あるいは、当該媒体は、水、IPA、エタノール、およびそれらの混合物から選択されてもよい。水に対するアルコールの比率は、20:80から90:10w/wの範囲であってもよく、また70:30から85:15であってもよい。一般に、アルコール量が多い程、乾燥時間の速い分散物をもたらす。。
【0043】
溶剤システムは、別の溶剤を含んでもよい。例えば、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS);環式シリコーン(DおよびD);Permethyl 97Aおよびlsopar Cのようなイソパラフィンを含むC−C10アルカン;アセトン;ヒドロフルオロエーテル(HFEs)など、急速に蒸発する別の皮膚適合性溶剤が使用できる。HFE 7100のような一部のHFEsは、ある用途において付加された利点を有する;かかる溶剤が、約15から約25重量%以上の濃度でヒドロ−アルコール混合物に付加される場合には、組成物が非可燃性となる。
【0044】
本発明のある実施態様は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタン尿素を含む少なくとも一つの分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、繊維への適用および乾燥後にスタイリング物質をもたらす組成物を提供する。
【0045】
本発明のさらなる主題は、本発明にかかる組成物をヘアスタイル形成の前、最中、後に髪に適用することを特徴とする、髪を処理する方法を提供することである。
【0046】
本発明の別の実施態様において、ポリウレタン尿素は約−100から約15℃の範囲のガラス転移温度(Tg)を有する。本発明によると、ポリウレタン尿素のTgは、基体へのポリウレタン分散物の適用および乾燥の後に得られる。ガラス転移温度は、示差走査熱量測定法(DSC)によって測定される。
【0047】
本発明にかかる組成物は、防腐剤;香料;UV遮蔽剤;活性ヘアケア剤;可塑剤;アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性界面活性剤;ヘアコンディショニング剤、例えばシリコーン流体、脂肪エステル、脂肪アルコール、長鎖炭化水素、皮膚軟化剤、潤滑剤、およびラノリン化合物のような浸透剤、タンパク質加水分解物、および他のタンパク質誘導体;アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性ポリマー;染料;毛髪用染料;漂白剤;還元剤;pH調節剤;サンスクリーン剤;防腐剤;増粘剤;および香料から選択される、化粧品に慣例的な、少なくとも一つの他の成分を含んでもよい。
【0048】
化粧的に許容できる適切な媒体は、選択される適用方法に適合する。媒体は、好ましくは適切な溶剤を含み、それにゲル化剤、フォーミング剤、およびシリコーンのような添加剤を添加してもよい。
【0049】
当業者であれば、その再整髪可能なヘアスタイリング特性に不利または実質的に不利な影響を及ぼさないように、媒体の成分のような、本発明にかかる組成物における付加的な成分およびそれらの量を選択する方法を理解しているであろう。
【0050】
本発明にかかる組成物は、気化可能な組成物、ムース、ジェル、またはローションの形態を含む、髪への適用に適した、従来技術から公知のあらゆる形態で提供することができる。
【0051】
当該組成物は、シャンプー、ヘアリンス、パーマネントウェービング組成物、ウェービング組成物、髪染料組成物、髪をストレートにする組成物、髪固定産物、ヘアスタイリングジェル産物(製品)、髪染色処理の前または後に使用する産物、パーマネントウェービング処理の前または後に使用する産物、髪をストレートにする組成物、髪をストレートにする処理の前または後に使用する産物、および固定フォームを含むが、これらに制限されないあらゆる慣例的な形態をとってもよい。
【0052】
本発明にかかる組成物は、例えばポンプによって気化可能であってもよく、加圧されたエアゾール組成物であってもよい。それは、エアゾール組成物を気化させるノズルを含む、分配用ヘッド部によって制御される分配バルブによって気化可能であってもよい。本発明にかかる気化可能な組成物は適切な溶剤を含む。都合よく、適切な溶剤は、水および低級アルコールから選択される少なくとも一つの溶剤を含む。本発明によると、用語、低級アルコールはC1−C4脂肪族アルコール、好ましくはエタノールを意味する。
【0053】
本発明にかかる気化可能な組成物がエアゾール組成物である場合、それは付加的に適切な量の噴射剤を含む。噴射剤は、エアゾール組成物の調製に通常使用される、圧縮または液化した気体を含む。適切な気体は、圧縮した空気、二酸化炭素、窒素、およびジメチルエーテル、フッ素化したまたはフッ素化していない炭化水素、およびそれらの混合物のような、組成物において可溶性またはそれ以外の気体を含む。
【0054】
本発明は、一方で適切な媒体中に上記の少なくとも一つのヘアスタイリング物質を含む液相(または液分)を、そして他方で噴射剤を含むエアゾール組成物を含む容器、および前記エアゾール組成物を分配するディスペンサーを含むエアゾールデバイスをさらに提供する。
【0055】
本発明はさらに、ケラチン繊維、特に髪を処理する方法を提供し、ここで上記の本発明にかかる組成物はヘアスタイル形成の前、最中、または後に髪に適用される。
【0056】
本発明にかかる組成物は、髪をすすぐ、またはすすがないものとすることができる。
【0057】
本発明はさらに、化粧用の再整髪可能なヘアスタイリング製剤における、またはその調製における、上記組成物の使用を提供する。
【0058】
本発明にかかる組成物は、気化可能な組成物、ムース、ジェル、またはローションの形態を含む、髪への適用が適切な従来技術より公知のあらゆる形態で提供できる。
【0059】
ポリウレタン尿素分散物が再整髪可能なヘアスタイリング組成物を提供できるかどうかの決定は、in vivo試験によって調べることができる。特に、組成物は、ポリウレタン尿素分散物および化粧的に許容できる媒体を含んで調製される。当該媒体は、例えば、水、エタノールのような低級アルコール、およびそれらの混合物から選択されてもよい。当該組成物は、一般に約1重量%から約12重量%の活性物質を含む。当該組成物は、ローションを含む、上記に示されたあらゆる形態をとってもよい。
【0060】
当該組成物がローションの形態をとる場合、例えば、in vivo試験は次のとおりに行われる。モデルの髪を洗浄し、二つの対称的な部分、右側および左側に分ける。前記組成物をモデルの頭の片側に適用し、一方、対照用の組成物を頭の他方の側に適用する。対照用の組成物は、例えば、水、現存する商業的製品、または研究中の他の組成物から選択してもよい。美容師が、頭の両側を乾かし、かつスタイリングする。頭の二つの側面を、スタイリング効果、化粧特性、および再整髪可能な効果に関して別々に評価する。例えば、乾燥後、最初のスタイルを取り去るために種々の方向で髪にブラシをかける。その後、最初のスタイルを取り戻すか、または新しいヘアスタイルを形成するように変更するように、髪にブラシをかける。組成物が再整髪可能なヘアスタイリング組成物かどうかを決定するために、スタイルを取り去り、スタイルを取り戻し/変更し、スタイルを取り戻す/変更する結果を評価する過程を、少なくとも一回以上繰り返す。再整髪可能なヘアスタイリング組成物は、(1)当初のヘアスタイルがブラシをかけた後に取り戻されることを可能にし、かつ(2)ブラシをかけた後に取り戻されるのでもよいが、ブラシをかけた後に新しいヘアスタイルを創作することを可能にする。評価される組成物が、シャンプーまたはコンディショナーのような別の形態をとる場合には、in vivo試験は当業者によって適切に変更することができる。
【0061】
当業者であれば、全ての製剤が、in vivo試験中にあらゆる髪の種類に再整髪可能な効果を付与するのではないことを認識するであろうし、および長さ(短いか長いか)、直径(細いか太いか)、構造(巻き毛かストレートか)、状態(油っぽい、乾いている、または普通);および髪が着色、脱色、パーマ、ストレートかどうか等の、髪の様々なパラメーターを考慮して、再整髪可能なヘアスタイリング組成物を製剤化および評価する方法を理解できるであろう。かくして、in vivo試験は10から20の異なる個体の試験を要するかもしれない。
【0062】
本発明は、以下の、本発明にかかる組成物の有利な実施態様を構成する非限定的な実施例によっていっそう明らかに理解されるであろう。
【0063】
【実施例】
本発明にかかる髪用組成物を種々のポリウレタン尿素を用いて生成した。
【0064】
1)スルホン化ポリウレタン尿素の分散物の調製
調製物B
当該物質は、以下の物質:
1000gのポリエチレングリコール−400(5.0等量)、1000gのポリプロピレングリコール−425(4.7等量)、359.5gのジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(2.43等量)、および0.08重量%のテトラブチルチタナート
を用いて調製物Aとして調製した。当該産物は、透明かつ薄い黄色の物質であった。算出されたヒドロキシル等量重量は295で、算出されたスルホナート等量重量は1879であった。
【0065】
調製物C
当該物質は、以下の物質:
3000.0gのポリエチレングリコール−400(15.0等量)、550.0gのジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(3.75等量)、および0.08重量%のテトラブチルチタナート
を用いて調製物Aとして調製した。乾燥を65℃で行った。当該産物は、透明かつ薄い黄色の物質であった。算出されたヒドロキシル等量重量は305で、算出されたスルホナート等量重量は1832であった。
【0066】
調製物D
当該物質は、以下の物質:
1404.0gのポリプロピレングリコール−425(6.623等量)、245.04gのジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(1.656等量)、および0.08重量%のテトラブチルチタナート
を用いて調製物Aとして調製した。乾燥を、30分間、十分な真空状態で105℃で行った。当該反応物を245℃まで加熱し、続いて145℃まで冷却し、その後十分な真空状態で3時間、170℃で維持した。当該産物は透明な黄色の物質であった。算出されたヒドロキシル等量重量は311で、算出されたスルホナート等量重量は1928であった。
【0067】
実施例1
3リットルの三首丸底フラスコに、355.0gの調製物Bスルホポリエステルポリオール(1.145等量)および360.0gのFOMREZ 8056−146(0.916等量)、CK Witcoより入手可能なネオペンチルグリコール/1,6−ヘキサンジオール/イソフタラート/アジピン酸ポリエステルポリオールを満たし、十分な真空状態で加熱することにより、乾燥させた。25℃まで冷却し、窒素で再び加圧した後、1.6gのエタンスルホン酸(0.151等量)、400.4gのイソホロンジイソシアナート(3.607等量)、および0.02重量%のジブチルスズジラウラートを添加し、当該反応混合物を50℃まで加熱した。37℃の発熱の後で、当該反応物を約75℃で2時間半維持した。
【0068】
12リットルの反応容器を、2088gの水で満たし、60℃まで加熱した。上記で調製されたプレポリマーを、10から15分間に渡り水にゆっくり(しかし連続的に)添加して乳白色の分散物を形成させた。当該反応物を60から80℃で2時間加熱した。これは、36%の固体を有する安定した分散物になった。
【0069】
実施例2
500ミリリットルの三首丸底フラスコに、45.0gの調製物Cスルホポリエステルポリオール(0.153等量)、15gの調製物Dスルホポリエステルポリオール(0.048等量)、Inolex Chemical Companyより入手可能な10.0gのLEXOREZ 1100−220(0.039等量)、ジエチレングリコール/アジピン酸ポリエステルポリオール、および10.0gのFOMREZ 8056−146(0.025等量)を満たし、十分な真空状態で加熱することにより乾燥させた。25℃まで冷却し、窒素で再び加圧した後、0.20gのエタンスルホン酸(0.019等量)、51.56gイソホロンジイソシアナート(0.465等量)および0.02重量%のジブチルスズジラウラートを添加し、当該反応混合物を50℃まで加熱した。65℃の発熱の後で、当該反応物は、約75℃で1時間維持した。
【0070】
2リットルの反応容器を310.0gの水で満たし、65℃まで加熱した。上記で調製されたプレポリマーを、15分間(泡立ちを最小限に維持しながら)に渡り水にゆっくり(しかし連続的に)添加し、青みを帯びた乳白色の分散物を形成させた。添加後、当該反応物を約75℃で75分間加熱した。これは、25.7%の固体を有する安定した分散物となった。
【0071】
2) ヘアスタイリング組成物の調製
本発明にかかる二つのヘアスタイリング組成物を、以下に記載する成分および重量パーセントの量を使用して調製した。対照用の組成物を頭の一方に適用し、かつ、試験組成物を頭の他方に適用して、試験を数人のモデルで行った。組成物は、シャンプー後の湿った髪に適用した。その後、髪を乾かし、ブラシをかけ、評価した。
対照1:
水 100%
製剤A:
実施例1 4%活性物質
水 全体を100%とする量
【0072】
製剤Aは、良好な化粧特性を備え、対照よりも望ましいヘアスタイリングおよび再整髪可能な効果を与えた。
製剤:B
実施例2 4%活性物質
水 全体を100%とする量
【0073】
製剤Bは、良好な化粧特性を備え、対照よりも望ましいヘアスタイリングおよび再整髪可能な効果を与えた。

Claims (18)

  1. 少なくとも一つのスルホン化ポリオールの残基を含む少なくとも一つのポリウレタン尿素を、髪に適した化粧用媒体中に含み、再整髪可能効果を与える、再整髪可能なヘアスタイリング組成物。
  2. (a)少なくとも一つのスルホン化ポリオール;
    (b)少なくとも一つの非スルホン化ポリオール;
    (c)1から25の炭素原子を有する脂肪族ポリイソシアナート、および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される少なくとも一つのポリイソシアナート;および
    (d)過剰の水
    を反応させることにより得られる少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素を含む少なくとも一つの分散物であって、前記スルホン化ポリウレタン尿素が鎖伸長されている分散物を、髪に適した化粧用媒体中に含み、再整髪可能効果を与える、請求項1記載の再整髪可能なヘアスタイリング組成物。
  3. 前記少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素が水で鎖伸長されたものである、請求項2記載の組成物。
  4. (a)、(b)および(c)の反応産物が、約1.3:1から約2.5:1の範囲のヒドロキシルに対するイソシアナートの比率を有する、請求項3記載の組成物。
  5. (a)、(b)および(c)と、(d)との反応産物が、約1000から約8500のスルホナート等量を有し、かつ以下の一般式:
    Figure 2004517809
    [式中、zは0から6の整数である;およびRは前記脂肪族および環式脂肪族ポリイソシアナートから誘導される、1から25の炭素原子を有する脂肪族基および3から25の炭素原子を有する環式脂肪族基から選択される]
    のポリ尿素セグメントを含む、請求項4記載の組成物。
  6. 前記少なくとも一つの分散物がコロイド分散物である、請求項2記載の組成物。
  7. 前記(a)、(b)および(c)の反応産物が、約1.65:1から約1.85:1のヒドロキシルに対するイソシアナートの比率を有する、請求項4記載の組成物。
  8. 前記(a)、(b)および(c)と、(d)との反応産物が、約3000から約6000のスルホナート等量重量を有する、請求項5記載の組成物。
  9. 少なくとも一つの付加的なポリマーをさらに含む、請求項1または2記載の組成物。
  10. 前記少なくとも一つの付加的なポリマーが、アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性および双性イオン性ポリマーから選択される、請求項9記載の組成物。
  11. 前記少なくとも一つのスルホン化ポリオールが、
    (a)ジメチル−5−ソジオスルホイソフタラートおよび5−ソジオスルホイソフタル酸から選択される化合物、および
    (b)少なくとも一つのポリオール
    を反応させることによって得られる、請求項1または2記載の組成物。
  12. 前記少なくとも一つのポリオールがポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、およびポリカプロラクトンポリオールから選択される、請求項11記載の組成物。
  13. 前記少なくとも一つの非スルホン化ポリオールがポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、およびポリカプロラクトンポリオールから選択される、請求項1または2記載の組成物。
  14. 前記少なくとも一つのポリイソシアナートがジイソシアナートである、請求項2記載の組成物。
  15. 前記少なくとも一つのスルホン化ポリウレタン尿素が、約−100から約15℃の範囲のTgを有する、請求項1または2記載の組成物。
  16. 防腐剤、香料、UV遮蔽剤、活性ヘアケア剤、可塑剤、アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性界面活性剤、シリコーン流体のようなヘアコンディショニング剤、脂肪エステル、脂肪アルコール、長鎖炭化水素、皮膚軟化剤、潤滑剤、およびラノリン化合物のような浸透剤、タンパク質加水分解物、および他のタンパク質誘導体、染料、毛髪用染料、脱色剤、還元剤、pH調節剤、サンスクリーン剤、防腐剤、増粘剤、および香料から選択される、化粧品に慣例的な、少なくとも一つの他の成分をさらに含む、請求項1または2記載の組成物。
  17. (1)請求項1ないし16のいずれか一項に記載の少なくとも一つの組成物であって、再整髪可能効果を与える組成物を含む液相を含むエアゾール組成物;および噴射剤を収容する容器、および(2)ディスペンサーを含む、エアゾールデバイス。
  18. ヘアスタイル形成の前、最中、または後に、請求項1ないし16のいずれか一項に記載の組成物であって再整髪可能効果を与える組成物を、髪に適用することを含む、髪を化粧的に処理する方法。
JP2002515209A 2000-07-27 2001-07-12 スルホン化ポリウレタン尿素の水性コロイド分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物 Pending JP2004517809A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/627,121 US6517821B1 (en) 2000-07-27 2000-07-27 Reshapable hair styling composition comprising aqueous colloidal dispersions of sulfonated polyurethane urea
PCT/IB2001/001566 WO2002009654A2 (en) 2000-07-27 2001-07-12 Reshapable hair styling composition comprising aqueous colloidal dispersions of sulfonated polyurethane urea

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004517809A true JP2004517809A (ja) 2004-06-17

Family

ID=24513266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002515209A Pending JP2004517809A (ja) 2000-07-27 2001-07-12 スルホン化ポリウレタン尿素の水性コロイド分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6517821B1 (ja)
EP (1) EP1307176A2 (ja)
JP (1) JP2004517809A (ja)
AU (1) AU2001280016A1 (ja)
WO (1) WO2002009654A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6613314B1 (en) * 2000-07-27 2003-09-02 L'oreal Reshapable hair styling composition comprising polyurethane dispersions
FR2821621B1 (fr) * 2001-03-05 2004-11-05 Oreal Polyurethannes anioniques a caractere elastique et leur utilisation dans des compositions cosmetiques
US20060024255A1 (en) * 2004-07-30 2006-02-02 L'oréal Hair styling compositions comprising adhesive particles and non-adhesive particles
US20080075685A1 (en) 2006-09-22 2008-03-27 Steven Michael Baxter Polymer compositions containing polyurethanes
US7445770B2 (en) * 2007-03-14 2008-11-04 Bayer Materialscience Llc Polyurethane dispersions for use in personal care products
US7452525B1 (en) 2007-08-08 2008-11-18 Yuliya Berezkin Polyurethane dispersions based on polycarbonate polyols and suitable for use in personal care products
EP2180879A4 (en) * 2007-08-15 2015-08-05 Invista Technologies Srl NON-TEXTILE POLYMERIC COMPOSITIONS AND METHODS
US8668918B2 (en) 2011-09-01 2014-03-11 Milliken & Company Bisurea gelling agents and compositions
EP2712609A1 (de) * 2012-09-26 2014-04-02 Bayer MaterialScience AG Polyurethanharnstoff-Mischung für die Haut-, sowie Haarkosmetik
EP3177266A1 (de) * 2014-08-05 2017-06-14 Covestro Deutschland AG Polyurethanharnstofflösungen für haarstyling-zusammensetzungen
KR102479225B1 (ko) * 2014-09-26 2022-12-20 더 케무어스 컴퍼니 에프씨, 엘엘씨 설폰화 플루오르화, 비-플루오르화 또는 부분 플루오르화 우레탄
CN107126378B (zh) * 2016-02-29 2022-05-24 科思创德国股份有限公司 表面活性剂组合物及由其制成的清洁剂
WO2017155906A1 (en) 2016-03-08 2017-09-14 Living Proof, Inc. Long lasting cosmetic compositions
JP7244494B2 (ja) 2017-09-13 2023-03-22 リビング プルーフ インコーポレイテッド 色保護剤組成物
AU2018333932B2 (en) 2017-09-13 2024-05-02 Living Proof, Inc. Long lasting cosmetic compositions
JP7214730B2 (ja) 2017-11-20 2023-01-30 リビング プルーフ インコーポレイテッド 長期持続性の化粧品性能を達成するための特性
EP3784711A1 (en) 2018-04-27 2021-03-03 Living Proof, Inc. Long lasting cosmetic compositions

Family Cites Families (82)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2988538A (en) 1956-06-04 1961-06-13 Bayer Ag Soluble polyureas and process for producing the same
DE1694594C3 (de) 1960-01-11 1975-05-28 Minnesota Mining And Manufacturing Co., Saint Paul, Minn. (V.St.A.) Reinigungs- und Polierkörper
US3993614A (en) 1969-07-14 1976-11-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonated aromatic polyisocyanates and preparation of stable anionic polyurethane or polyurea latices therefor
US3998870A (en) 1969-07-14 1976-12-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonated aromatic polyisocyanates and preparation of stable anionic polyurethane or polyurea latices therefor
US3826769A (en) 1969-07-14 1974-07-30 Minnesota Mining & Mfg Self-emulsified polyurethanes prepared by direct sulfonation of isocyanate
US3998871A (en) 1969-07-14 1976-12-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonated isocyanate compositions
US3708333A (en) 1970-10-08 1973-01-02 Minnesota Mining & Mfg Process for producing on impregnated waterlaid sheet and resultant product
US4049396A (en) 1973-05-01 1977-09-20 National Research Development Corporation Molded abrasive article comprising non-foamed, friable polyurethane and process
FR2247484B1 (ja) 1973-10-12 1978-05-26 Rhone Progil
US3971745A (en) 1973-12-21 1976-07-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Amino terminated ionic polyurethane emulsion with polyepoxide emulsion
US4108814A (en) 1974-09-28 1978-08-22 Bayer Aktiengesellschaft Aqueous polyurethane dispersions from solvent-free prepolymers using sulfonate diols
US3941733A (en) 1975-01-02 1976-03-02 Minnesota Mining And Manufacturing Company Silanol-containing urethane dispersions
US4150946A (en) 1975-11-04 1979-04-24 Rhone-Poulenc Industries Water-soluble polyurethanes and compositions and application thereof to substrates
US4300580A (en) * 1977-01-07 1981-11-17 Eastman Kodak Company Hair grooming method using linear polyesters
DE2735013A1 (de) 1977-08-03 1979-02-15 Bayer Ag Hydroxylgruppen und urethano-aryl- sulfonsaeuregruppenenthaltende verbindungen
US4227350A (en) 1977-11-02 1980-10-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Low-density abrasive product and method of making the same
US4307219A (en) 1980-04-30 1981-12-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Aqueous solvent dispersible linear polyurethane resins
DE3134161A1 (de) 1981-08-28 1983-08-11 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Ueberzugsmittel aus polyurethan-dispersionen und ihre verwendung fuer deckstriche und finishs
FR2541328A1 (fr) 1983-02-23 1984-08-24 Rhone Poulenc Spec Chim Nouvelle composition d'encollage, leur preparation et leur utilisation a l'encollage des fils textiles
US4501852A (en) 1983-06-20 1985-02-26 Mobay Chemical Corporation Stable, aqueous dispersions of polyurethane-ureas
US4696760A (en) 1983-12-08 1987-09-29 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. Method for production of aqueous dispersion of N-substituted N',N'-alkylene urea
US4746717A (en) 1983-12-16 1988-05-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Isocyanate-terminated sulfocompounds
US4558149A (en) 1983-12-16 1985-12-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonate-containing photopolymer systems
DE3403498A1 (de) 1984-02-02 1985-08-08 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von polyharnstoff-elastomeren und entsprechende elastomere idealisierten segmentaufbaus
US4667661A (en) 1985-10-04 1987-05-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curable resin coated sheet having reduced tack
US4738992A (en) 1985-12-09 1988-04-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hydrophilic polyurethane/polyurea sponge
US4638017A (en) 1985-12-09 1987-01-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hydrophilic polyurethane/polyurea sponge
US4855384A (en) 1987-01-22 1989-08-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonate-containing photopolymer systems
US4780523A (en) 1987-03-02 1988-10-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Meta-tetramethyl xylene diamine polyurethane compositions and process of making the same
US4937283A (en) 1987-03-02 1990-06-26 The Goodyear Tire & Rubber Company Meta-tetramethyl xylene diamine polyurethane compositions and process of making the same
US4856502A (en) 1987-05-05 1989-08-15 Minnesota Mining And Manufacturing Company Curable resin coated sheets having reduced tack
DE3735587A1 (de) 1987-10-21 1989-05-11 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von waessrigen polyurethan-polyharnstoffdispersionen
JPH07102505B2 (ja) 1988-04-13 1995-11-08 富士写真フイルム株式会社 研磨テープ
DE3825278A1 (de) 1988-07-26 1990-02-01 Basf Lacke & Farben Verfahren zur herstellung von mehrschichtigen, schuetzenden und/oder dekorativen ueberzuegen auf substratoberflaechen
US5118850A (en) 1988-12-20 1992-06-02 The Dow Chemical Company Catalytic reforming of alkyleneamines to linearly-extended polyalkylenepolyamines
US5260136A (en) 1989-01-06 1993-11-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Magnetic recording medium comprising a cured dispersion coating of sulfonated hydroxy-functional polyurethane binder and magnetizable pigment
US5071578A (en) 1989-01-06 1991-12-10 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonated hydroxy-functional polyurethane binder for magnetic recording media
US5085941A (en) 1989-03-01 1992-02-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Magnetic recording medium with hydroxy functional, sulfonated binder system
US5134035A (en) 1990-06-25 1992-07-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Magnetic recording medium containing a polyurethane copolymer with a free radically polymerized polymer segment grafted to the polyurethane through a sulfur atom
US5218072A (en) 1990-06-25 1993-06-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfonated and non-sulfonated, thiol, and hydroxy functional polyurethanes and graft copolymers made therewith
US5240972A (en) 1990-06-25 1993-08-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carbamate modified sulfonated and non-sulfonated hydroxy-functional polyurethane macroiniferter compounds, copolymers made therewith, and magnetic recording media prepared therefrom
US5244739A (en) 1990-06-25 1993-09-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Magnetic recording media comprising a cured dispersion coating of a magnetizable pigment and polyurethane polymer containing a vinyl polymeric segment pendant from the polyurethane backbone
US5110843A (en) 1991-05-01 1992-05-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Absorbent, non-skinned foam and the method of preparation
IL100319A0 (en) 1991-07-23 1992-09-06 Curtis Helene Ind Inc Composition and method for protecting hair against thermal degradation and to aid in hair styling
DE4134064A1 (de) 1991-10-15 1993-04-22 Bayer Ag Bindemittelkombination, ein verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
US5367017A (en) 1992-05-01 1994-11-22 Miles Inc. Aqueous polyurea dispersions prepared by an emulsion polymerization process
US5203884A (en) 1992-06-04 1993-04-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article having vanadium oxide incorporated therein
US5427835A (en) * 1992-06-04 1995-06-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Sulfopolymer/vanadium oxide antistatic compositions
DE4222530A1 (de) 1992-07-09 1994-01-13 Hoechst Ag Polyurethan-Dispersionen
DE4225045A1 (de) 1992-07-29 1994-02-03 Basf Ag Verwendung von wasserlöslichen oder in Wasser dispergierbaren Polyurethanen als Hilfsmittel in kosmetischen und pharmazeutischen Zubereitungen und Polyurethane, die Polymilchsäurepolyole einpolymerisiert enthalten
US5290903A (en) 1992-11-09 1994-03-01 Norton Company Composite abrasive wheels
US5626840A (en) 1993-04-06 1997-05-06 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Use of polyurethanes with carboxylate functionality for hair fixative applications
US5674479A (en) 1993-06-25 1997-10-07 Eastman Chemical Company Clear aerosol hair spray formulations containing a linear sulfopolyester in a hydroalcoholic liquid vehicle
AU671924B2 (en) 1993-06-25 1996-09-12 Eastman Chemical Company Hair spray formulations having increased clarity
US6007794A (en) * 1993-06-25 1999-12-28 Eastman Chemical Company Clear aerosol hair spray formulations containing a sulfopolyester in a hydroalcoholic liquid vehicle
FR2708615B1 (fr) 1993-08-04 1995-09-15 Oreal Nouveaux polyester-polyuréthannes, leur procédé de préparation, pseudo-latex réalisés à partir desdits polyester-polyuréthannes et leur utilisation dans des compositions cosmétiques.
US5610232A (en) 1993-09-24 1997-03-11 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Aqueous non-gelling, anionic polyurethane dispersions and process for their manufacture
EP0746579B1 (en) 1993-09-24 1998-08-05 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Aqueous anionic polyurethane dispersions
US5703158A (en) 1993-09-24 1997-12-30 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Aqueous anionic poly (urethane/urea) dispersions
FR2721034B1 (fr) 1994-06-08 1996-09-13 Oreal Dispersions aqueuses de polymères choisis parmi les polyuréthannes et les polyurées, leur utilisation dans des compositions cosmétiques et compositions cosmétiques les contenant.
DE4428003A1 (de) 1994-08-08 1996-02-15 Basf Ag Sulfonatgruppentragende Polyamide und deren Verwendung in Haarfestigungsmitteln
US5637639A (en) 1994-09-09 1997-06-10 H.B. Fuller Licensing And Financing, Inc. Reduced solvent process for preparation of aqueous polyurethane dispersions with improved heat-and water-resistance
CA2163611A1 (en) 1994-12-15 1996-06-16 Wayne K. Larson Low surface energy sulfo-polyurethane or sulfo-polyurea compositions
US5531039A (en) 1995-03-09 1996-07-02 Gore; Thomas D. Base for mounting a telescopic sight on a gun
US5609969A (en) 1995-06-30 1997-03-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Static dissipative electronic packaging article
JPH11508944A (ja) 1995-07-07 1999-08-03 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー シリル末端スルホポリ(エステル−ウレタン)舗装路面表示組成物
FR2740330B1 (fr) 1995-10-27 1997-12-05 Oreal Composition comprenant un systeme polymerique et utilisation dudit systeme
DE19541329A1 (de) 1995-11-06 1997-05-07 Basf Ag Haarbehandlungsmittel
DE19541326A1 (de) 1995-11-06 1997-05-07 Basf Ag Wasserlösliche oder wasserdispergierbare Polyurethane mit endständigen Säuregruppen, ihre Herstellung und ihre Verwendung
US5834554A (en) 1996-03-05 1998-11-10 H. B. Fuller Licensing & Financing, Inc. Laminating adhesives for flexible packaging
US6132704A (en) * 1996-09-20 2000-10-17 Helene Curtis, Inc. Hair styling gels
JP3667480B2 (ja) 1997-01-23 2005-07-06 三洋化成工業株式会社 毛髪用処理剤
US6136884A (en) * 1997-02-04 2000-10-24 Eastman Chemical Company Hair care compositions
FR2760360B1 (fr) 1997-03-04 1999-12-24 Oreal Composition de coiffage remodelable
US6165239A (en) 1997-07-28 2000-12-26 3M Innovative Properties Company Aqueous sulfopolyurea colloidal dispersions, films and abrasive articles
JP4165669B2 (ja) * 1998-02-09 2008-10-15 日本エヌエスシー株式会社 化粧品用樹脂組成物およびその製法
JP2000256141A (ja) 1998-02-24 2000-09-19 Sanyo Chem Ind Ltd 毛髪処理剤及び毛髪処理方法
US5968494A (en) 1998-02-24 1999-10-19 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Polyurethanes with carboxylate functionality for hair fixative applications
DE19807908A1 (de) 1998-02-25 1999-08-26 Basf Ag Kosmetisches Mittel
DE19821732A1 (de) 1998-05-14 1999-11-18 Basf Ag Vernetzte, wasserlösliche oder wasserdispergierbare Polyurethane
DE19821731A1 (de) 1998-05-14 1999-11-18 Basf Ag Kosmetisches Mittel
FR2779642B1 (fr) 1998-06-11 2002-05-17 Oreal Composition cosmetique comprenant au moins un polyester sulfonique ramifie et au moins un agent de conditionnement

Also Published As

Publication number Publication date
US6517821B1 (en) 2003-02-11
EP1307176A2 (en) 2003-05-07
WO2002009654A3 (en) 2002-08-08
WO2002009654A2 (en) 2002-02-07
AU2001280016A1 (en) 2002-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6613314B1 (en) Reshapable hair styling composition comprising polyurethane dispersions
JP2004517809A (ja) スルホン化ポリウレタン尿素の水性コロイド分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物
JP4172868B2 (ja) 化粧品組成物およびその使用
US6350434B1 (en) Method of styling hair with hair spray compositions containing carboxylated polyurethane resins
US6520186B2 (en) Reshapable hair styling composition comprising silicon-containing polycondensates
US6113881A (en) Hair styling mousse compositions comprising carboxylated polyurethane resins
JPH10509742A (ja) 多ブロックイオン化性ポリシロキサン/ポリウレタン及び/またはポリ尿素重縮合体を溶液に含む化粧品組成物とその用途
JP2014508791A (ja) 化粧用ポリウレタンウレアコポリマー組成物
MXPA02001483A (es) Producto cosmetico en base a oligomeros y polimeros que contienen grupos uretano y/o urea.
ES2232478T3 (es) Cosmeticos que contienen poliuretanos anfotericos.
JP2022502550A (ja) 少なくとも部分的に再生可能な供給源に由来するポリウレタンウレア分散液ならびにそれらの製造および使用
JP4104791B2 (ja) 化粧料
JP2003012440A (ja) 化粧料
CN109419643B (zh) 含水性聚氨酯分散体的洗发剂组合物及该分散体的用途
US6106809A (en) Hair spray compositions containing carboxylated polyurethane resins
JP2000191476A (ja) 化粧品用樹脂組成物およびそれを用いた化粧品
US6106808A (en) Hair spray containing carboxylated polyurethane resins
CN113474390B (zh) 化妆料用聚氨酯以及化妆料用聚氨酯的制造方法
JP2003171236A (ja) 毛髪化粧料
JP4165676B2 (ja) 化粧品用樹脂組成物およびその製法、それを用いた化粧品
JP2003171245A (ja) 毛髪化粧料
JP2003171239A (ja) 毛髪化粧料
KR20040043200A (ko) 화장품 재료

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403