JP2004516663A - 測定器具を収容するためのケーシング - Google Patents
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Abstract
本発明は、取付装置を介して嵌合によって相互に連結可能な少なくとも2つのケーシング部分を備え、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的に透明なのぞき窓を有している、測定器具を収容するためのケーシングに関するものであり、ケーシングに設けられた開口隙間と、ラベルを収容するための差込ポケットとを有する差込装置が設けられている。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に基づく、測定器具を収容するためのケーシングに関するものであり、すなわち、取付装置を介して嵌合によって相互に連結可能な少なくとも2つのケーシング部分を備え、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的に透明なのぞき窓を有している、測定器具を収容して覆うための閉じたケーシングに関するものである。
【0002】
このような種類の測定器具は、たとえば温度、湿度、pH値、電流、電圧といったさまざまな測定量を測定するために、種々の施工形態のものが周知となっており、したがってこれ以上の詳しい説明を要しない。
【0003】
前述した測定器具は、たとえば湿度、衝撃、汚れや塵、細菌汚染のような外的影響から保護するために、典型的な場合、外部に対して密閉されたケーシングを備えており、もしくはこのようなケーシングに埋設されている。ケーシングは、閉じた状態のときには嵌合によって相互に当接し、その内部で測定器具を外部に対して密閉しながら収容するように、2部分で構成されていてよい。このようなケーシングは多くの場合、汎用的に用いることが可能であり、多種多様な測定器具、すなわち測定領域が異なっていたり測定量が異なっている測定器具を収容するのに適している。
【0004】
こうした事情から、ケーシングに配置されている測定器具の先ほど述べたような「モジュールシステム」には、専門的な配列表示を付す必要性が生じる。他ならぬこのようなモジュールシステムは、同一のケーシング内に配置することができる多数の測定器具を、さまざまに配列することを可能にするからである。さまざまに配列された測定器具は特定の測定目的専用につくられている場合が多く、したがって取り違えてはならないので、このような測定器具には信頼性の高いラベル貼りが必要である。
【0005】
この目的のために測定器具は、典型的な場合、変わることがある測定器具の最重要なデータを表示する、ケーシングの外側に貼られたステッカーを備えている。このような種類のステッカーの問題点は、ケーシングと同じ外的影響を受け、時間の経過とともに汚れる可能性があり、あるいは水分の影響によってケーシングから剥がれるという点にある。逆に耐水性のステッカーを使用すると、測定器具を取り替えるときにケーシングから剥がすことができず、ないしは剥がすのに非常に高いコストがかかってしまう。
【0006】
このように不都合な状況を回避するために、ステッカーはしばしばケーシングの内面や測定器具自体に貼付され、ステッカーないしステッカーに含まれている測定器具のデータが、のぞき窓を通じて外部から見えるようになっている。このような測定器具でラベル貼りを忘れた場合には、やり直しをするためにケーシングを再度開ける以外になく、そのために追加の時間コストと作業コストが必要になる。しかも、こうした追加的な開閉プロセスは、それぞれのケーシング部分の間にあるシール材に負担がかかるという不都合がある。このような形態のラベル貼りは、測定プロセスの途中でラベル表示を交換できないという理由からも問題がある。
【0007】
したがって本発明の課題は、ケーシングに埋設された測定器具へのフレキシブルなラベル貼りを可能にすることである。
【0008】
本発明によれば、この課題は請求項1の構成要件を備えるケーシングによって解決され、すなわち、ケーシングが閉じているときにラベルの差込と取出をするための差込装置が設けられており、この差込装置が、ケーシングに設けられた開口隙間と、ケーシング内部でラベルを収容するための差込ポケットとを有していることを特徴とする、測定器具を収容するための当分野に属するケーシングによって解決される。
【0009】
本発明の根底には、ケーシング内部でラベルを収容するための差込ポケットを準備するという思想がある。そのようにすればラベルをいつでも、すなわち測定プロセスの途中でも、そのために専用にケーシング内部に設けられた差込ポケットに挿入したり、そこから取り出すことができ、その際に両方のケーシング部分を互いに分離する必要がない。つまり、ケーシングの中に配置された測定器具は、ラベルの取出や装填に関わりなく、ケーシングの中で保護された状態で埋設されたままである。ラベルの装填プロセスないし取出プロセスを任意の頻度で行うことができ、その際に、ラベルないし各々のケーシング部分の品質がダメージを受けることがない。このようにして、ケーシングに埋設された測定器具にラベル表示をするときの最大限可能なフレキシビリティが提供される。
【0010】
有利な実施形態では、ケーシングはバヨネット継手として構成された取付装置を有しており、この取付装置を介して、両方のケーシング部分を相互に連結可能である。あるいは、その他のあらゆる取付装置も考えられ、たとえば、ラッチを介して取り付けられた両方のケーシング部分の間にヒンジを設けることも考えられよう。取付装置は、ケーシングが閉じた状態のときに互いに係合することによって両方のケーシング部分を相互に連結する、溝とウェブを有しているのが好ましい。
【0011】
取付装置が追加的に第1のシールリップを有しており、このシールリップを介して両方のケーシング部分が水密に、気密に、または塵を通過させないように密閉されると格別に好ましい。溝に取り付けられるこのようなシールリップは、両方のケーシング部分が組み合わされたときに密閉をしながら対向するウェブに係合するように、溝から屹立している。当然ながら、シールリップがウェブに取り付けられた逆の構成や、溝とウェブが両方ともシールリップを有している構成も考えられよう。
【0012】
開口隙間の領域にもシールリップが設けられており、このシールリップが開口隙間の領域でもケーシングを外部に対して密閉していると、格別に好ましい。
【0013】
有利な発展例では、シールリップが係合するケーシング部分の領域が、それぞれ少なくとも1つの凹部を有している。両方のケーシング部分を閉じたときにシールリップがそれぞれの凹部に係合し、そこで追加的に伸長することができ、それによって密閉力が高まる。
【0014】
シールリップは円形、リブ状、ピン状、または尖った形状に構成されるのが好ましいが、これ以外のシールリップの形状も考えられよう。
【0015】
ケーシングは、少なくとも1つの係止装置を有しており、この係止装置を介して、両方のケーシング部分が、不変に設定された係止位置で相互に固定可能であるのが目的に適っている。このような係止装置は、それぞれ他方のケーシング部分の溝に係合する揺動レバーとして、格別に簡単なやり方で施工することができる。
【0016】
本発明による差込装置は、典型的には側方の案内条片を有しており、この案内条片は、差込ポケットの内部でラベルを側方で固定し、さらには、差込ポケットへの挿入時にラベルを案内する役目を果たす。追加的または代替的に、差込装置は、差込ポケット内部におけるラベルの最終位置を規定する緩衝部を含んでいてよい。差込装置が、ラベルを差込ポケットへ挿入する際に最終位置に達すると係止をする、同じく係止装置を有していると格別に好ましい。
【0017】
一方または両方の係止装置が係止されているかどうかを認識して表示する、すなわち、揺動レバーがロックされているかどうか、ないしラベルが差込ポケットの中で係止されているかどうかを表示する、少なくとも1つの係止認識装置が設けられていると好ましい。
【0018】
典型的な場合、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的に、衝撃吸収性かつ実質的に弾性的な材料でできている。このような種類の材料は、たとえばゴム状のプラスチックとして構成されていてよい。つまり、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的にTPU,TPEまたはPVCの材料で製作されるのが好ましい。しかしながら前記以外の材料、特に、前述した材料と類似する優れた衝撃吸収作用と密閉作用を備えている材料も考えられよう。
【0019】
さらに、少なくとも1つのケーシング部分が、透明な材料または部分的に透明な材料で全面的に構成されていると、格別に好ましい。このような透明な材料ないし少なくとも部分的に透明な材料を用いたときの格別な利点は、表示領域や測定器具のボタンに付されている記号、アルファベット、数字等、あるいはさらに測定器具に直接塗布されている製造者名称などの表記を、ケーシングを通して外部から見ることができるという点にある。この場合には、わざわざケーシング部分にのぞき窓を設けなくてなくてよい。そのようなのぞき窓の機能は、それぞれのケーシング部分自体によって発揮されるからである。
【0020】
典型的には、それぞれ一方のケーシング部分は測定器具を収容するための基体として構成されるのに対して、それぞれ他方のケーシング部分はその測定器具の保護カバーとしての役目をする。このような保護カバーにより、特に、測定器具の衝撃に敏感な部分、たとえばキーボード、ディスプレイ、あるいは場合により露出している配線板などを防護することができる。
【0021】
ケーシングは全面的に、すなわち、ケーシング部分の領域でも開口隙間の領域でも、外部に対して密閉された状態で構成されている。ケーシングは、ラベルの挿入や取出をするときにもほぼ密閉されているのが好ましい。
【0022】
本発明のその他の有利な実施形態や発展例は、従属請求項や、図面を参照した以下の説明に記載されている。
【0023】
次に、図面の各図に示されている実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
【0024】
以下の図面中では、特に断っていない限り、同一または機能が同一な部材や部分には、同一の符号が付されている。
【0025】
図1は、測定器具を収容するための本発明のケーシングの全体図を示している。
【0026】
図1では、ケーシングに符号1が付されている。ケーシング1は2部分で構成されており、すなわち、第1のケーシング部分2と第2のケーシング部分3を有している。両方のケーシング部分2,3は、構造と機能様式について後の図面を参照して詳しく説明する取付装置4を介して、相互に嵌合によって連結されており、それにより、両方のケーシング部分2,3は閉じた状態のとき、図1には図示しない測定器具を収容する役目を果たすようになっている。取付装置4は、揺動レバーとして構成された係止装置5を有しており、この係止装置を介して、閉じた状態のときに両方のケーシング部分2,3を相互に固定可能であり、これらのケーシング部分が相互に変位したり外れたりしなくなる。本実施例では第1のケーシング部分2は、内部に測定器具を埋設することができる基体として構成されている。代替案として、第1のケーシング部分2は測定器具自体のケーシングの構成要素であってもよい。衝撃に強い保護カバーないし蓋として構成された第2のケーシング部分3は、測定器具の振動に敏感な部分を防護する役目をする。代替的または追加的に、第1のケーシング部分2もこのような保護カバー機能を果たすことができる。
【0027】
本発明によれば、ケーシング1は、図1には完全には図示していない差込装置の一部として、開口間隙6を有している。この開口間隙6を介して、たとえば紙、厚紙、プラスチックなどのカード等であるラベルを、そのために専用に設けられている差込ポケットの中へ差込方向Xで位置決め可能であり、それによってこのラベルは、第2のケーシング部分3に設けられたのぞき窓7を通じて外から見ることができる。
【0028】
図1には図示しない操作・表示部材、たとえばキーやディスプレイは、図1では第1のケーシング部分2を介して、下方に向いている表面の方からアクセス可能である。代替案として、このような操作・表示部材を第2のケーシング部分3の方から操作できるようにすることも当然考えられよう。
【0029】
図2は、本発明によるケーシング1を揺動レバー5の高さの横断面で示す横断面図である。
【0030】
第1のケーシング部分2は、配線板11を収容するための収容装置10を有している。配線板11は、相応の接触感度のある接続部を介して、図2には図示しないキーボードと接続されていてよく、ならびに電気接続部を介して表示部と接続されていてよい。本例では、第1のケーシング2は測定器具自体のケーシングとして構成されている。測定器具は、図2には完全には図示しておらず、単に配線板11によって示唆している。
【0031】
取付装置4は、第2のケーシング部分3に設けられた溝12と、第1のケーシング部分2に設けられたウェブ13とを有している。ウェブ13は、内側に向いている開いた端部で、U字型ないし長方形に構成された溝12に係合する。このように溝12とウェブ13は、開閉プロセスのときに両方のケーシング部分2,3のいわばガイドレールとしての役目をする。本実施例では、取付装置4の溝12とウェブ13は、開閉プロセスのときに両方のケーシング部分2,3を程度の差こそあれわずかしか相互に変位させないことを可能にするバヨネット継手として具体化されている。ウェブ13も、同じく少なくとも部分的に溝状に構成されるとともに、ウェブ13に係合する溝12のための載置面13’を有しており、このようにして、この載置面が溝12に対するストッパとして機能すると格別に好ましい。
【0032】
密閉作用を高めるためにシールリップ14が設けられており、このシールリップは、第2のケーシング部分3の特に溝12に取り付けられるとともに、溝12とウェブ13の間の連結領域で、溝12およびウェブ13と密着して接触する。
【0033】
さらに図2は、揺動レバー5の横断面も示している。揺動レバー5は、リブのあるボタン領域15と、その下に配置されたばね16とを有しており、このばねを介して、揺動レバー5は支承部17を中心として方向Yへ可動である。揺動レバー5は、リブのあるボタン15と反対側の端部に係止ヘッド18を有しており、この係止ヘッドは、係止された状態のとき、そのために第2のケーシング部分3に専用に設けられている係止溝19に固定される。方向Yにボタンの運動が生じると、係止ヘッドも同じように方向Y’へ運動し、それによって係止ヘッド18は係止溝19から外れ、それに伴って第2のケーシング部分3を第1のケーシング部分2から解放する。そして両方のケーシング部分2,3を、バヨネット継手を相応に変位させて相互に外すことができる。
【0034】
図2は、図3の縦断面図との関連で、差込装置を示している。差込装置は差込ポケット20を有しており、この差込ポケットは、上方に向かってはのぞき窓7によって規定されるとともに、下方に向かっては、第1のケーシング部分2の幅全体にわたって延びる載置部21によって規定されている。差込ポケット20の側方の仕切は、第2のケーシング部分3の実質的に水平方向の壁部によって形成されており、この壁部には追加的に、差込ポケットの中でラベルを側方で固定するための案内条片22が設けられている。さらに差込装置は、差込ポケット20の中でラベルの最終位置を規定するための複数の緩衝部23を有している。第1のケーシング部分2からピン状に上方に向かって突出する緩衝部23は、同じく係止装置を有しているのが好ましい。案内条片22と、緩衝部23と、係止装置とを介して、ラベルを差込ポケット20の内部で固定することができるので、ラベルが滑って動くことがない。
【0035】
図4は、差込装置の開口領域の側面図を拡大部分図として示している。図4が示すように、ケーシングの開口領域にはさらに別のシールリップ24が第2のケーシング部分3に取り付けられている。この別のシールリップ24は、開口隙間6の手前を覆うような形で配置されており、ケーシング1を開口隙間6の領域でも密閉するという目的に資するものである。別のシールリップ24は、方向Yでケーシングにラベルを装填するとき、ないしラベルをケーシングから取り出すときに、シールリップ24が弾性的に変形し、それによってラベルの装填ないし取出を可能にするように構成されている。ただしそれ以外のときには、シールリップ24は、図4には図示しない第1のケーシング部分2に密着しており、それによってケーシング1の開口隙間6を外部に対して密閉している。典型的な場合、図4には同じく図示しない凹部4が、第2のケーシング部分と向かい合う第1のケーシング部分2に設けられており、この凹部にシールリップ24を埋め込むことができ、それによって密閉効果が向上する。このような種類の凹部は、ウェブと溝を密閉する役目をする第1のシールリップと同様に、第1のケーシング部分2に設けられているのが好ましい。
【0036】
本発明は、特に、測定器具を収容するあらゆるケーシングに適している。しかしながら本発明はこのようなケーシングだけに限定されるものではなく、本発明の枠内では、たとえば機械器具やその他の電気器具等のように、衝撃保護、温度保護、水分保護などを向上させるという理由からケーシングの中に配置される、任意の器具を収容するケーシングに拡張することができる。
【0037】
要約すると、ラベルを収容する差込ポケットを備える差込装置を用いることによって、非常に簡単でありながらも非常に効果的なやり方で、ケーシングの中に配置された測定器具のフレキシブルな配列表示を具体化することができ、その際に、当分野に属する公知の多部分からなるケーシングの欠点に目をつぶらなくてもすむと言うことができる。
【0038】
本発明は、図1から図4の実施例だけに限定されるものではない。むしろ本発明は、当業者の行為と知識の枠内で、適当な仕方によって多様な実施形態と変形例で具体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
測定器具を収容するための2部分で構成された本発明のケーシングを示す全体図である。
【図2】
本発明によるケーシングを示す横断面図である。
【図3】
差込装置の一部を示す縦断面図である。
【図4】
差込装置の開口領域を示す拡大部分図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 第1のケーシング部分
3 第2のケーシング部分
4 取付装置
5 第1の係止装置、揺動レバー
6 開口隙間
7 のぞき窓
10 収容装置
11 配線板
12 溝
13 ウェブ
13’ ウェブの載置面
14 第1のシールリップ
15 リブのあるキー
16 ばね
17 支承部
18 係止ヘッド
19 係止溝
20 差込ポケット
21 載置部
22 案内条片
23 緩衝部
24 別の/第2のシールリップ
X 差込方向
Y,Y’ 揺動方向
本発明は、請求項1の上位概念に基づく、測定器具を収容するためのケーシングに関するものであり、すなわち、取付装置を介して嵌合によって相互に連結可能な少なくとも2つのケーシング部分を備え、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的に透明なのぞき窓を有している、測定器具を収容して覆うための閉じたケーシングに関するものである。
【0002】
このような種類の測定器具は、たとえば温度、湿度、pH値、電流、電圧といったさまざまな測定量を測定するために、種々の施工形態のものが周知となっており、したがってこれ以上の詳しい説明を要しない。
【0003】
前述した測定器具は、たとえば湿度、衝撃、汚れや塵、細菌汚染のような外的影響から保護するために、典型的な場合、外部に対して密閉されたケーシングを備えており、もしくはこのようなケーシングに埋設されている。ケーシングは、閉じた状態のときには嵌合によって相互に当接し、その内部で測定器具を外部に対して密閉しながら収容するように、2部分で構成されていてよい。このようなケーシングは多くの場合、汎用的に用いることが可能であり、多種多様な測定器具、すなわち測定領域が異なっていたり測定量が異なっている測定器具を収容するのに適している。
【0004】
こうした事情から、ケーシングに配置されている測定器具の先ほど述べたような「モジュールシステム」には、専門的な配列表示を付す必要性が生じる。他ならぬこのようなモジュールシステムは、同一のケーシング内に配置することができる多数の測定器具を、さまざまに配列することを可能にするからである。さまざまに配列された測定器具は特定の測定目的専用につくられている場合が多く、したがって取り違えてはならないので、このような測定器具には信頼性の高いラベル貼りが必要である。
【0005】
この目的のために測定器具は、典型的な場合、変わることがある測定器具の最重要なデータを表示する、ケーシングの外側に貼られたステッカーを備えている。このような種類のステッカーの問題点は、ケーシングと同じ外的影響を受け、時間の経過とともに汚れる可能性があり、あるいは水分の影響によってケーシングから剥がれるという点にある。逆に耐水性のステッカーを使用すると、測定器具を取り替えるときにケーシングから剥がすことができず、ないしは剥がすのに非常に高いコストがかかってしまう。
【0006】
このように不都合な状況を回避するために、ステッカーはしばしばケーシングの内面や測定器具自体に貼付され、ステッカーないしステッカーに含まれている測定器具のデータが、のぞき窓を通じて外部から見えるようになっている。このような測定器具でラベル貼りを忘れた場合には、やり直しをするためにケーシングを再度開ける以外になく、そのために追加の時間コストと作業コストが必要になる。しかも、こうした追加的な開閉プロセスは、それぞれのケーシング部分の間にあるシール材に負担がかかるという不都合がある。このような形態のラベル貼りは、測定プロセスの途中でラベル表示を交換できないという理由からも問題がある。
【0007】
したがって本発明の課題は、ケーシングに埋設された測定器具へのフレキシブルなラベル貼りを可能にすることである。
【0008】
本発明によれば、この課題は請求項1の構成要件を備えるケーシングによって解決され、すなわち、ケーシングが閉じているときにラベルの差込と取出をするための差込装置が設けられており、この差込装置が、ケーシングに設けられた開口隙間と、ケーシング内部でラベルを収容するための差込ポケットとを有していることを特徴とする、測定器具を収容するための当分野に属するケーシングによって解決される。
【0009】
本発明の根底には、ケーシング内部でラベルを収容するための差込ポケットを準備するという思想がある。そのようにすればラベルをいつでも、すなわち測定プロセスの途中でも、そのために専用にケーシング内部に設けられた差込ポケットに挿入したり、そこから取り出すことができ、その際に両方のケーシング部分を互いに分離する必要がない。つまり、ケーシングの中に配置された測定器具は、ラベルの取出や装填に関わりなく、ケーシングの中で保護された状態で埋設されたままである。ラベルの装填プロセスないし取出プロセスを任意の頻度で行うことができ、その際に、ラベルないし各々のケーシング部分の品質がダメージを受けることがない。このようにして、ケーシングに埋設された測定器具にラベル表示をするときの最大限可能なフレキシビリティが提供される。
【0010】
有利な実施形態では、ケーシングはバヨネット継手として構成された取付装置を有しており、この取付装置を介して、両方のケーシング部分を相互に連結可能である。あるいは、その他のあらゆる取付装置も考えられ、たとえば、ラッチを介して取り付けられた両方のケーシング部分の間にヒンジを設けることも考えられよう。取付装置は、ケーシングが閉じた状態のときに互いに係合することによって両方のケーシング部分を相互に連結する、溝とウェブを有しているのが好ましい。
【0011】
取付装置が追加的に第1のシールリップを有しており、このシールリップを介して両方のケーシング部分が水密に、気密に、または塵を通過させないように密閉されると格別に好ましい。溝に取り付けられるこのようなシールリップは、両方のケーシング部分が組み合わされたときに密閉をしながら対向するウェブに係合するように、溝から屹立している。当然ながら、シールリップがウェブに取り付けられた逆の構成や、溝とウェブが両方ともシールリップを有している構成も考えられよう。
【0012】
開口隙間の領域にもシールリップが設けられており、このシールリップが開口隙間の領域でもケーシングを外部に対して密閉していると、格別に好ましい。
【0013】
有利な発展例では、シールリップが係合するケーシング部分の領域が、それぞれ少なくとも1つの凹部を有している。両方のケーシング部分を閉じたときにシールリップがそれぞれの凹部に係合し、そこで追加的に伸長することができ、それによって密閉力が高まる。
【0014】
シールリップは円形、リブ状、ピン状、または尖った形状に構成されるのが好ましいが、これ以外のシールリップの形状も考えられよう。
【0015】
ケーシングは、少なくとも1つの係止装置を有しており、この係止装置を介して、両方のケーシング部分が、不変に設定された係止位置で相互に固定可能であるのが目的に適っている。このような係止装置は、それぞれ他方のケーシング部分の溝に係合する揺動レバーとして、格別に簡単なやり方で施工することができる。
【0016】
本発明による差込装置は、典型的には側方の案内条片を有しており、この案内条片は、差込ポケットの内部でラベルを側方で固定し、さらには、差込ポケットへの挿入時にラベルを案内する役目を果たす。追加的または代替的に、差込装置は、差込ポケット内部におけるラベルの最終位置を規定する緩衝部を含んでいてよい。差込装置が、ラベルを差込ポケットへ挿入する際に最終位置に達すると係止をする、同じく係止装置を有していると格別に好ましい。
【0017】
一方または両方の係止装置が係止されているかどうかを認識して表示する、すなわち、揺動レバーがロックされているかどうか、ないしラベルが差込ポケットの中で係止されているかどうかを表示する、少なくとも1つの係止認識装置が設けられていると好ましい。
【0018】
典型的な場合、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的に、衝撃吸収性かつ実質的に弾性的な材料でできている。このような種類の材料は、たとえばゴム状のプラスチックとして構成されていてよい。つまり、少なくとも1つのケーシング部分は少なくとも部分的にTPU,TPEまたはPVCの材料で製作されるのが好ましい。しかしながら前記以外の材料、特に、前述した材料と類似する優れた衝撃吸収作用と密閉作用を備えている材料も考えられよう。
【0019】
さらに、少なくとも1つのケーシング部分が、透明な材料または部分的に透明な材料で全面的に構成されていると、格別に好ましい。このような透明な材料ないし少なくとも部分的に透明な材料を用いたときの格別な利点は、表示領域や測定器具のボタンに付されている記号、アルファベット、数字等、あるいはさらに測定器具に直接塗布されている製造者名称などの表記を、ケーシングを通して外部から見ることができるという点にある。この場合には、わざわざケーシング部分にのぞき窓を設けなくてなくてよい。そのようなのぞき窓の機能は、それぞれのケーシング部分自体によって発揮されるからである。
【0020】
典型的には、それぞれ一方のケーシング部分は測定器具を収容するための基体として構成されるのに対して、それぞれ他方のケーシング部分はその測定器具の保護カバーとしての役目をする。このような保護カバーにより、特に、測定器具の衝撃に敏感な部分、たとえばキーボード、ディスプレイ、あるいは場合により露出している配線板などを防護することができる。
【0021】
ケーシングは全面的に、すなわち、ケーシング部分の領域でも開口隙間の領域でも、外部に対して密閉された状態で構成されている。ケーシングは、ラベルの挿入や取出をするときにもほぼ密閉されているのが好ましい。
【0022】
本発明のその他の有利な実施形態や発展例は、従属請求項や、図面を参照した以下の説明に記載されている。
【0023】
次に、図面の各図に示されている実施例を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
【0024】
以下の図面中では、特に断っていない限り、同一または機能が同一な部材や部分には、同一の符号が付されている。
【0025】
図1は、測定器具を収容するための本発明のケーシングの全体図を示している。
【0026】
図1では、ケーシングに符号1が付されている。ケーシング1は2部分で構成されており、すなわち、第1のケーシング部分2と第2のケーシング部分3を有している。両方のケーシング部分2,3は、構造と機能様式について後の図面を参照して詳しく説明する取付装置4を介して、相互に嵌合によって連結されており、それにより、両方のケーシング部分2,3は閉じた状態のとき、図1には図示しない測定器具を収容する役目を果たすようになっている。取付装置4は、揺動レバーとして構成された係止装置5を有しており、この係止装置を介して、閉じた状態のときに両方のケーシング部分2,3を相互に固定可能であり、これらのケーシング部分が相互に変位したり外れたりしなくなる。本実施例では第1のケーシング部分2は、内部に測定器具を埋設することができる基体として構成されている。代替案として、第1のケーシング部分2は測定器具自体のケーシングの構成要素であってもよい。衝撃に強い保護カバーないし蓋として構成された第2のケーシング部分3は、測定器具の振動に敏感な部分を防護する役目をする。代替的または追加的に、第1のケーシング部分2もこのような保護カバー機能を果たすことができる。
【0027】
本発明によれば、ケーシング1は、図1には完全には図示していない差込装置の一部として、開口間隙6を有している。この開口間隙6を介して、たとえば紙、厚紙、プラスチックなどのカード等であるラベルを、そのために専用に設けられている差込ポケットの中へ差込方向Xで位置決め可能であり、それによってこのラベルは、第2のケーシング部分3に設けられたのぞき窓7を通じて外から見ることができる。
【0028】
図1には図示しない操作・表示部材、たとえばキーやディスプレイは、図1では第1のケーシング部分2を介して、下方に向いている表面の方からアクセス可能である。代替案として、このような操作・表示部材を第2のケーシング部分3の方から操作できるようにすることも当然考えられよう。
【0029】
図2は、本発明によるケーシング1を揺動レバー5の高さの横断面で示す横断面図である。
【0030】
第1のケーシング部分2は、配線板11を収容するための収容装置10を有している。配線板11は、相応の接触感度のある接続部を介して、図2には図示しないキーボードと接続されていてよく、ならびに電気接続部を介して表示部と接続されていてよい。本例では、第1のケーシング2は測定器具自体のケーシングとして構成されている。測定器具は、図2には完全には図示しておらず、単に配線板11によって示唆している。
【0031】
取付装置4は、第2のケーシング部分3に設けられた溝12と、第1のケーシング部分2に設けられたウェブ13とを有している。ウェブ13は、内側に向いている開いた端部で、U字型ないし長方形に構成された溝12に係合する。このように溝12とウェブ13は、開閉プロセスのときに両方のケーシング部分2,3のいわばガイドレールとしての役目をする。本実施例では、取付装置4の溝12とウェブ13は、開閉プロセスのときに両方のケーシング部分2,3を程度の差こそあれわずかしか相互に変位させないことを可能にするバヨネット継手として具体化されている。ウェブ13も、同じく少なくとも部分的に溝状に構成されるとともに、ウェブ13に係合する溝12のための載置面13’を有しており、このようにして、この載置面が溝12に対するストッパとして機能すると格別に好ましい。
【0032】
密閉作用を高めるためにシールリップ14が設けられており、このシールリップは、第2のケーシング部分3の特に溝12に取り付けられるとともに、溝12とウェブ13の間の連結領域で、溝12およびウェブ13と密着して接触する。
【0033】
さらに図2は、揺動レバー5の横断面も示している。揺動レバー5は、リブのあるボタン領域15と、その下に配置されたばね16とを有しており、このばねを介して、揺動レバー5は支承部17を中心として方向Yへ可動である。揺動レバー5は、リブのあるボタン15と反対側の端部に係止ヘッド18を有しており、この係止ヘッドは、係止された状態のとき、そのために第2のケーシング部分3に専用に設けられている係止溝19に固定される。方向Yにボタンの運動が生じると、係止ヘッドも同じように方向Y’へ運動し、それによって係止ヘッド18は係止溝19から外れ、それに伴って第2のケーシング部分3を第1のケーシング部分2から解放する。そして両方のケーシング部分2,3を、バヨネット継手を相応に変位させて相互に外すことができる。
【0034】
図2は、図3の縦断面図との関連で、差込装置を示している。差込装置は差込ポケット20を有しており、この差込ポケットは、上方に向かってはのぞき窓7によって規定されるとともに、下方に向かっては、第1のケーシング部分2の幅全体にわたって延びる載置部21によって規定されている。差込ポケット20の側方の仕切は、第2のケーシング部分3の実質的に水平方向の壁部によって形成されており、この壁部には追加的に、差込ポケットの中でラベルを側方で固定するための案内条片22が設けられている。さらに差込装置は、差込ポケット20の中でラベルの最終位置を規定するための複数の緩衝部23を有している。第1のケーシング部分2からピン状に上方に向かって突出する緩衝部23は、同じく係止装置を有しているのが好ましい。案内条片22と、緩衝部23と、係止装置とを介して、ラベルを差込ポケット20の内部で固定することができるので、ラベルが滑って動くことがない。
【0035】
図4は、差込装置の開口領域の側面図を拡大部分図として示している。図4が示すように、ケーシングの開口領域にはさらに別のシールリップ24が第2のケーシング部分3に取り付けられている。この別のシールリップ24は、開口隙間6の手前を覆うような形で配置されており、ケーシング1を開口隙間6の領域でも密閉するという目的に資するものである。別のシールリップ24は、方向Yでケーシングにラベルを装填するとき、ないしラベルをケーシングから取り出すときに、シールリップ24が弾性的に変形し、それによってラベルの装填ないし取出を可能にするように構成されている。ただしそれ以外のときには、シールリップ24は、図4には図示しない第1のケーシング部分2に密着しており、それによってケーシング1の開口隙間6を外部に対して密閉している。典型的な場合、図4には同じく図示しない凹部4が、第2のケーシング部分と向かい合う第1のケーシング部分2に設けられており、この凹部にシールリップ24を埋め込むことができ、それによって密閉効果が向上する。このような種類の凹部は、ウェブと溝を密閉する役目をする第1のシールリップと同様に、第1のケーシング部分2に設けられているのが好ましい。
【0036】
本発明は、特に、測定器具を収容するあらゆるケーシングに適している。しかしながら本発明はこのようなケーシングだけに限定されるものではなく、本発明の枠内では、たとえば機械器具やその他の電気器具等のように、衝撃保護、温度保護、水分保護などを向上させるという理由からケーシングの中に配置される、任意の器具を収容するケーシングに拡張することができる。
【0037】
要約すると、ラベルを収容する差込ポケットを備える差込装置を用いることによって、非常に簡単でありながらも非常に効果的なやり方で、ケーシングの中に配置された測定器具のフレキシブルな配列表示を具体化することができ、その際に、当分野に属する公知の多部分からなるケーシングの欠点に目をつぶらなくてもすむと言うことができる。
【0038】
本発明は、図1から図4の実施例だけに限定されるものではない。むしろ本発明は、当業者の行為と知識の枠内で、適当な仕方によって多様な実施形態と変形例で具体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
測定器具を収容するための2部分で構成された本発明のケーシングを示す全体図である。
【図2】
本発明によるケーシングを示す横断面図である。
【図3】
差込装置の一部を示す縦断面図である。
【図4】
差込装置の開口領域を示す拡大部分図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 第1のケーシング部分
3 第2のケーシング部分
4 取付装置
5 第1の係止装置、揺動レバー
6 開口隙間
7 のぞき窓
10 収容装置
11 配線板
12 溝
13 ウェブ
13’ ウェブの載置面
14 第1のシールリップ
15 リブのあるキー
16 ばね
17 支承部
18 係止ヘッド
19 係止溝
20 差込ポケット
21 載置部
22 案内条片
23 緩衝部
24 別の/第2のシールリップ
X 差込方向
Y,Y’ 揺動方向
Claims (16)
- 取付装置(4)を介して嵌合によって相互に連結可能な少なくとも2つのケーシング部分(2,3)を備え、少なくとも1つのケーシング部分(2,3)は少なくとも部分的に透明なのぞき窓(7)を有している、測定器具を収容して覆うための閉じたケーシングにおいて、
ケーシング(1)が閉じているときにラベルの差込と取出をするための差込装置(6,20,21,22,23)が設けられており、この差込装置は、ケーシング(1)に設けられた開口隙間(6)と、ケーシング(1)の内部でラベルを収容するための差込ポケット(20)とを有していることを特徴とする、ケーシング。 - 取付装置(4)がバヨネット継手として構成されていることを特徴とする、先行の請求項に記載のケーシング。
- 取付装置(4)が、ケーシング(1)が閉じられた状態のときに互いに係合する溝(12)とウェブ(13)を有していることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 取付装置(4)がシールリップ(14)を有しており、このシールリップは、溝(12)および/またはウェブ(13)に取り付けられるとともに、溝(12)ないしウェブ(13)から屹立しており、両方のケーシング部分(2,3)が組み合わされているとき、シールリップ(14)は密閉をするように溝(12)および/またはウェブ(13)に係合することを特徴とする、請求項3に記載のケーシング。
- 開口隙間(6)の領域に、ケーシング部分(3)に取り付けられた別のシールリップ(24)が設けられており、この別のシールリップは、ケーシング(1)が閉じられた状態のとき、密閉をするようにそれぞれ他方のケーシング部分(2)に当接することを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 少なくとも1つのケーシング部分(2,3)に凹部が設けられており、この凹部に、ケーシング(1)が閉じられた状態のとき、シールリップ(14,24)の少なくとも1つが埋め込まれることを特徴とする、請求項4または5に記載のケーシング。
- シールリップ(14,24)の少なくとも1つが円形、リブ状、ピン状、または尖った形状に構成されていることを特徴とする、請求項4から6までのいずれか1項に記載のケーシング。
- 一方のケーシング部分(2)が少なくとも1つの第1の係止装置(5)を有しており、特に、それぞれ他方のケーシング部分(3)の係止溝(19)に係合する揺動レバーを有しており、この係止装置(5)を介して両方のケーシング部分(2,3)を相互に固定可能であることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 差込装置(6,20,21,22,23)が、差込ポケット(20)の中でラベルを側方で固定するため、および挿入時にラベルを案内するための案内条片(22)を有しており、および/または差込ポケット(20)の中でラベルの最終位置を規定するための緩衝部(23)を有していることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 差込装置(6,20,21,22,23)が、差込ポケット(20)へラベルを挿入するとき、これが最終位置に配置されたときに係止をする第2の係止装置を有していることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 第1および/または第2の係止装置(5)が、それぞれの係止装置(5)の係止を認識して表示する係止認識装置を有していることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 少なくとも1つのケーシング部分(2,3)が、少なくとも部分的に、衝撃吸収性のある弾性的な材料、特にゴム状のプラスチックでできていることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 少なくとも1つのケーシング部分(2,3)が、少なくとも部分的に、TPU,TPEまたはPVCを含む材料を有していることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 少なくとも1つのケーシング部分(2,3)が透明な材料または部分的に透明な材料で全面的にできていることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- 一方のケーシング部分(2)が測定器具を収容するための基体として構成されており、他方のケーシング部分(3)は保護カバーとして、測定器具の衝撃に敏感な部分を防護するように構成されていることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
- ケーシング(1)が外部に対して密閉されていることを特徴とする、先行の請求項のうちいずれか1項に記載のケーシング。
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