JP2004508286A - トルエンジアミンの異性体混合物からの2,4−トルエンジアミンの分離 - Google Patents

トルエンジアミンの異性体混合物からの2,4−トルエンジアミンの分離 Download PDF

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ジヨーンズ,ジエイソン・ジー
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アルベマール・コーポレーシヨン
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Abstract

2,4−トルエンジアミン(2,4−TDA)約60〜85%および2,6−トルエンジアミン(2,6−TDA)約15〜40%より成る混合物を溶融し、混合物の温度を2,4−TDAの核生成温度に低下させ、混合物の温度を核生成温度から65〜70℃に徐々に低下させる。生成された混合物は2,4−TDAのの多い固相および2,6−TDAの多い新規な有用な液相の形態にある。これらの相を分離する。好ましくは、固体を「発汗させ」、発汗された液体の不純物を除去することにより固体を更に精製する。発汗された液体は2,4−TDAおよび2,6−TDAより成る混合物の更なる装填物と共に再利用することができ、2,4−TDAは96〜99%の純度で生成することができる。

Description

【0001】
[発明の背景]
トルエンジアミンを製造する既知の方法は具体的にこれらの生成物を異性体混合物として生成させる。沸点の近い異性体混合物は蒸留により分離されて、その最も一般的な、価格が最も安価な生成物が2,4−トルエンジアミン(2,4−TDA)約80%、2,6−トルエンジアミン(2,6−TDA)19%および2,5−トルエンジアミン(2,5−TDA)1%の混合物である、貴重な生成物を生成する。もう1種の化学的経路は2,4−TDA約65%および2,6−TDA約35%の混合物を生成する。更なる蒸留によるこれらの異性体の更なる分離は実際的でなく経済的に実行不可能であることが示された。
【0002】
2,4−TDAはTDIポリエーテルおよTDIポリエステルプレポリマーのための硬化剤である、3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミンの合成のための中間体として有用である。
【0003】
従ってトルエンジアミンの異性体混合物、特に少なくとも2,4−TDAおよび2,6−TDAを含んで成り、混合物の60〜85%が2,4−TDAであり、混合物の15〜40%が2,6−TDAである混合物から適度に高純度の2,4−TDAを分離するための有効で商業的に採算性のある方法の必要性が発生する。処理されるこれらの混合物はまた、少量の、例えば約1%までの量の2,5−TDAを含むことができる。
【0004】
[発明の要約]
前記の必要性を達成するために、本発明はその態様の1つにおいて、少なくとも2,4−TDAおよび2,6−TDAを含んで成り、混合物の60〜85%が2,4−TDAであり、混合物の15〜40%が2,6−TDAであるトルエンジアミン異性体の混合物から少なくとも約96重量%の純度の2,4−TDAを分離する方法を提供する。その方法は、
A)異性体混合物を溶融し、次に結晶が冷却面上に析出するように混合物の温度を2,4−トルエンジアミンの核生成温度に低下させること、
B)混合物が(i)2,4−トルエンジアミンの多い固相(ここで、固相の少なくとも一部分は冷却面に結合している)、および(ii)2,6−トルエンジアミンの多い液相の形態にあるように、混合物の温度を核生成温度から65〜70℃の範囲内の温度に徐々に低下させること、および
C)好ましくは、冷却面に結合した固体から2,6−トルエンジアミンの多い液相を切ることにより、これらの相を互に分離すること、
を含んで成る。
【0005】
B)における温度の緩徐な低下を開始する前に、A)で生成した異性体混合物を形成される結晶格子の所望の純度が達成されるために十分であるが、しかし必要な時間より実質的に過剰ではない時間、核生成温度に維持することが好ましい。具体的には、この時間は、処理される特定の異性体混合物の組成並びに結晶の析出が起こる表面の熱伝導度および粗さに応じて、0.25〜3時間の範囲内のいずれかにある。しかし、必要もしくは望ましいと思われる時には常に、更に短いもしくは長い期間を使用することができ、本発明の範囲内にある。
【0006】
好ましい態様において、温度が核生成温度から徐々に低下されるB)における時間は6〜16時間の範囲内にある。
【0007】
本発明のもう1種の好ましい態様は2,4−トルエンジアミンの純度を最大にすることを可能にする方法である。その方法は順次実施される以下の段階を含んで成る、
a)前記の最初の異性体混合物を溶融し、次に結晶が冷却面上に析出するように、混合物の温度を2,4−トルエンジアミンの核生成温度に低下させること、
b)混合物を具体的には、以下のf)を実施後に残留する2,4−TDAが少なくとも96%、そして好ましくは少なくとも98%の純度を達成させることができる、0.25〜3時間の範囲内、そして好ましくは、0.75〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持すること、
c)混合物が(i)2,4−トルエンジアミンの多い固相(ここで、固相の少なくとも一部分は冷却面に結合している)、および(ii)2,6−トルエンジアミンの多い液相の形態にあるように、混合物の温度を核生成温度から65〜70℃の範囲内の温度に徐々に低下させること、
d)好ましくは、冷却面に結合した固体から2,6−トルエンジアミンのの多い液相を切ることにより、これらの相を互に分離すること、
e)不純物が液体として固体から「発汗する」ように、d)の分離後に残留している固相の少なくとも一部分を緩徐に加熱すること、および
f)好ましくは、固体から、液体もしくは「汗」を、それらが生成すると即座に連続的に切ることにより、本質的にこれらの液体もしくは「汗」が生成すると即座に、固体からこれらの液体もしくは「汗」を分離すること。
【0008】
必須ではないが、通常実施されるもう1種の段階はf)の完了後残留する固体を回収することである。好ましくは、このような回収は全操作を実施する装置(具体的にはメルト晶析装置)内に残留している固体を溶融し、装置から溶融固体を切ることにより実施される。これらの精製固体を回収する代りに、装置のデザインに応じて、装置中にある間に、適当な試薬と固体を反応させて、3,5−ジ(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンのようなもう他の所望の生成物をインサイチューで生成させ、次にそれを装置から回収することも可能であり得る。
【0009】
具体的には、f)の完了後に残留している精製固体は約96〜99%の2,4−TDA、約1%までの2,5−TDAを含有し、残りがある場合には2,6−TDAである。「汗」の組成は最適には工程への最初の供給物の組成、例えば、2,4−TDA約80%および2,6−TDA約20%、もしくは2,4−TDA約65%および2,6−TDA約35%、に近い。
【0010】
具体的にはc)で生成した2,6−トルエンジアミンの多い液相は2,6−トルエンジアミン36〜49%、場合によっては2,5−トルエンジアミン約1%までを含んで成り、そして本質的に100%までの残りのすべてが2,4−トルエンジアミンである。好ましい組成物においては、組成物の45〜49%が2,6−トルエンジアミンである。このような新規の有用な組成物は本発明のまだ更なる態様を構成する。
【0011】
所望の場合には、分離された「汗」は回収され、少なくとも2,4−TDAおよび2,6−TDAを含んで成るトルエンジアミン異性体の混合物の更なる装填と共にa)に再循環される。
【0012】
本発明の著しく有利な特徴のなかには、一対の著しく有用な生成物を本発明の方法により同時に生成することができる点がある。第1に、その方法は96〜99%の純度をもつ2,4−TDAの良好な収率での回収を可能にする。現在知られている限り、商業的に実際的な先行技術の方法は実質的により大きい資本出費を伴わずにこれを達成する能力をもたない。第2に、本方法において生成した2,6−トルエンジアミンの多い液相は3,5−ジメチルチオ−2,6−トルエンジアミンおよび3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミンより成る混合物の調製のための特に望ましい出発材料であることが発見された。これら後者の混合物はイソシアネートプレポリマーとともに硬化剤として使用されると、非常に望ましい熱−機械的特性を有するポリウレタンポリマーの生成を可能にする。
【0013】
本発明の更なる他の態様および特徴物は以下の説明および付記の請求項から更に明白になるであろう。
【0014】
[発明の更に詳細な説明]
参照の容易性のために、m−TDAの略語は少なくとも2,4−TDAおよび2,6−TDAを含むトルエンジアミン異性体の混合物を表わす。
【0015】
本発明は少なくとも1種の他のTDA異性体を含有する混合物からの2,4−TDAの回収に適用できる。2,4−TDAは本発明の方法で処理された混合物の少なくとも約60%を構成することが望ましい。本方法の原料としての使用のために好ましい異性体混合物はAir Products and Chemicals,Inc.,から市販され、2,4−TDA79〜81%、2,6−TDA19〜21%および2,5−TDA最大1.0%より成る。本発明の方法の原料としての使用に有用なもう1種の製品は2,4−TDA約65%および2,6−TDA約35%より成る。後者の製品は比較的高価格で主として欧州で販売されている。
【0016】
本発明の特徴物は好ましい態様において、それが2種の非常に望ましい最終製品の製造を可能にする点である。より具体的には、1種のそのような製品は少なくとも約96%の、そして好ましくは、少なくとも約98%の純度の2,4−TDAである。共生成物は2,6−トルエンジアミン36〜49%、場合によっては、2,5−トルエンジアミン約1%までを含んで成り、本質的に100%までの残留物の全てが2,4−トルエンジアミンである、新規のTDA混合物である。好ましい共生成物は混合物の45〜49%が2,6−トルエンジアミンであるものである。前記のように、2,4−TDAは3,5−ジ(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンの合成の中間体として特に有用である。本発明により利用可能にされた高純度の2,4−TDA製品から3,5−ジ(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンを製造するために使用することができる適当な工程条件は米国特許第4,760,188号明細書に開示されている。本発明により利用可能にされた高純度の2,4−TDA製品から製造された3,5−ジ(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンはあるタイプの成形操作に有利な、遅いポリウレタンゲル/硬化時間を有する。2,6−TDAの多い共生成混合物はまたポリウレタンにより早いゲル/硬化時間およびより大きい構造安定度を与えることができるジ(メチルチオ)トルエンジアミン混合物を生成させるのに有用である。この場合には、本発明の2,6−TDAの多い共生成物混合物をこれらのジ(メチルチオ)トルエンジアミン混合物に転化させるために、米国特許第4,982,002号明細書に記載の接触工程を使用することが望ましい。
【0017】
本発明の実施における使用に適した様々なメルト晶析装置が市販されている。これらの晶析装置は連続晶析装置および流下薄膜型晶析装置を含む。使用することができる1種の動力学的晶析ユニットはSulzer−Chem Tech.により製造された流下薄膜型晶析装置である。しかし、所望の場合には、本発明の方法を実施するための装置を特別に設計して製造することができる。メルト晶析装置の設計および製造に関する更なる詳細については、Gilbert J.Sloan and Andrew R.McGhie,Techniques of Melt Crystallization,John Wiley&Sons,copyright 1988,特に399〜421ページを参照されたい。
【0018】
処理される混合物中の不純物の性質および含量が核生成温度にいくらかの変動を引き起こすことがあるが、2,4−トルエンジアミンの核生成温度は約90℃の近辺にある。
【0019】
メルト析出において最も重要なものは、結晶格子の形成にかかる時間である。有機結晶は具体的には、3×E−4cm/s未満の速度で等温的に成長することが報告されている(Sloan,1988)。この結晶化速度は固体/液体の界面の溶融熱の放出により制御され、結晶格子の厚さが更なる析出を妨げる時に最終的に終結する。これらの新規に生成した結晶はインシュレーターとして働き、固体/液体界面における平衡をもたらす。更なる結晶を生成させるためには、温度を低下させ、熱の駆動力を生成させ、もう一度、新規の結晶形成により発生した溶融熱を放出させなければならない。
【0020】
所望の純度および厚さの結晶格子が形成された後に一定の温度に留めることは望ましくない。しかし、温度を低下させる前に、所望の純度の結晶格子が形成されるためには、一定の温度で適当な時間をかけることが本質的である。
【0021】
前記のように、段階b)は、a)からの混合物を、段階f)を実施後に残留している2,4−TDAの固体に少なくとも96%、そして好ましくは、少なくとも98%の純度を達成させるような核生成温度に維持することを伴なう。具体的には、これはa)からの混合物を0.25〜3時間の範囲内、そして好ましくは、0.75〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持することを伴なう。この時間中に、冷却面上に形成された結晶の結晶格子中に、増加した結晶の厚さが起こる傾向がある。
【0022】
ある与えられた供給材料および装置に対する最適な操作条件が前以て確定されていないあらゆる状況においては、使用される具体的な原料および装置のための1組の最適な操作条件を開発するために、幾つかのパイロット操作を実施することが望ましい。
【0023】
以下の実施例1〜5を構成する5件の実験中、3件は12〜14時間の結晶化時間を使用し、他方、残りの2件は8.0および10.6時間の結晶化時間を使用した。
【0024】
具体的なm−TDA原料の結晶化の特性がまだ確立されていない場合はいつでも、純粋な2,4−TDAおよび2,6−TDAから製造された異なる混合物の適当な割合を使用して予備の示差走査熱量測定(DSC)試験を実施することが望ましい。本試験の目的は、2,4−TDA結晶の最初の核生成が起こる上限温度を決定することである。便宜上、この温度は時々、本明細書中では2,4−トルエンジアミン核生成温度と称される。2,4−TDA79〜81%、2,6−TDA19〜21%および2,5−TDA最大1.0%より成る混合物の場合には、核生成の開始はDSCにより約90℃であると示された。従って、この具体的な組成範囲内の混合物に対しては、具体的には、使用された2,4−トルエンジアミンの核生成温度は約90±2℃である。
【0025】
2,4−TDAおよび2,6−TDAの混合物が固体を生成せずに液体として共存することができる最低温度が未知である場合は、これらの物質の溶融熱を決定するために、2,4−TDAおよび2,6−TDAの試薬等級の試料につき更なるDSC試験を実施することが望ましい。このデータはシュレーダー等式(Shroder Equation)を使用して液体/固体状態図を生成するために使用される。状態図の情報は2種のTDA異性体が液体として共存することができる最低温度および2,4−TDAの最低含量を計算するために使用される。状態図はまた理論収率および操作温度パラメーター算定に有用であり得る。
【0026】
2種のTDA異性体が液体として共存することができる最低温度および2,4−TDA含量は共融点として知られている。この方法で決定され、図6に示した2,4−TDAおよび2,6−TDAの状態図に基づいて、共融温度は68℃であり、対応する組成は2,4−TDA50%および2,6−TDA50%である。理論収率は60%と計算され、操作温度パラメーターは68℃から99℃であった。操作温度パラメーター範囲はそれに沿って、本質的に純粋な2,4−TDAが結晶化することができる冷却曲線である。
【0027】
この状態図は理想的な液相の動態の想定を使用して作成されたことに注目することは重要である。異性体の同量混合物は非理想的動態を示すことが報告されているので(Wales,1985)、前記の共融組成および温度からの幾らかの偏りが予測される。従って、これらの値は2,4−TDAの収率および結晶化温度の下限を最初に算定するために使用される。
【0028】
最高の純度の2,4−TDAを製造するために、2,4−TDAの結晶化が一旦完了後に、結晶から好ましくは、2,5−TDAおよび2,6−TDAの不純物を「発汗」させる。これは、メルト晶析装置の温度を徐々に上昇させ、液体不純物を即座に分離し、少なくとも重力の影響下で、そして場合によっては、低圧窒素パージの助けにより、固体から切るかもしくはそれを可能にさせることにより実施される。結晶化が最適な速度で進行した場合は、2,4−TDAの結晶は望ましくない異性体の不純物を排除するまで形成されるであろう。次に、汚染物は結晶格子中に捕捉されないので、不純物を融出する作業がより容易になる。
【0029】
2,4−TDAを含有するTDA異性体の具体的な原料混合物から製造された濃度の高い2,4−TDA生成物を発汗させるための傾斜率(ramp rate)が未知の場合にはいつでも、大規模操作の前に準備的な小規模の実験を実施することが望ましい。これらの試験の目的は結晶化した2,4−TDAの温度を発汗段階中に上昇される適した率を決定もしくは少なくとも算定することである。具体的には、毎分0.1〜0.2℃の範囲内の率が、以下の実施例に記載の操作の規模および装置の構造における2,4−/2,6−TDAの80/20混合物の発汗のために適する。
【0030】
概括的には、最初のメルトの温度から2,4−トルエンジアミンの核生成温度に温度を低下させる率(下方に傾斜した)、及び、発汗操作を使用する場合には、結晶化した、濃度の高められた2,4−TDA固体の温度が発汗操作中に上昇される率は好ましくは、均一もしくは実質的に均一である。言い換えると、温度は好ましくは、場合により、(i)一定のもしくは実質的に一定の直線状の率で、または(ii)一定のもしくは本質的に一定の階段的率のいずれかで低下もしくは上昇される。得られた結果に実質的な差異をもたらさないあらゆるこれらの率の変動もしくは率からの変動は本発明の範囲内にある。しかし、得られた結果に悪い影響を与える温度傾斜中の温度の広範な変動は回避しなければならない。
【0031】
操作規模、使用される具体的なメルト晶析装置のデザインおよび処理される出発TDA混合物の組成に応じて、生じる可能性がある操作上の困難を回避もしくは少なくとも最小化するために結晶化、発汗およびパージ時間を適当に制御することが望ましい。概括的には、より長い結晶化時間の使用は塞栓の問題を起こす可能性がある、過剰な局部的結晶形成を回避する傾向がある。操作の規模、メルト晶析装置のデザインおよび出発TDA混合物の組成により必要とされる変動に従い、6〜16時間の範囲内の結晶化時間が好ましい。反対に比較的短い発汗および不活性ガスパージ時間は概括的に、過剰な生成物の昇華による過剰な生成物の損失を回避する傾向がある。再度、操作の規模、メルト晶析装置のデザインおよび出発TDA混合物の組成により必要とされる変動に従い、3〜5時間の範囲内のパージ時間および3〜5時間の範囲内の発汗時間が好ましい。しかし、これらの範囲の1種もしくはそれ以上の逸脱はある与えられた状況下において必要もしくは忠告されるべきであると思われる時にはいつでも、許容でき、本発明の範囲内にあることを理解しなければならない。
【0032】
以下の実施例は本発明の実行を具体的に示す。しかし、これらの実施例は本明細書に記載の具体例に本発明の範囲を限定することを意図せず、限定すると解釈するべきでない。各実施例は2,4−TDAを更に精製するために、場合による、しかし好ましい発汗操作を使用している。
【0033】
実施例で使用されたメルト晶析装置は35インチ長で、4インチ直径の、ジャケット付きのガラス円筒である。円筒の下端は、すりガラスのストップコックにより調節される、狭い1/2インチのチューブに湾曲している。上端にはフランジが付き、ヘッドの中心に嵌合する24/40すりガラスを有する4−インチのガラスヘッドを支持している。低圧窒素ガスがそれをとおって流入することができるジャケットで覆われたガラスコイルが嵌合物中に挿入されている。上部のジャケット付きコイルおよび下方のジャケット付き円筒の双方が熱移動流体が流動する断熱銅配管により直列に接合されている。この熱移動流体はオペレーターによりプログラムすることができるコンピューター−制御浴により制御される。
【0034】
以下は実施例に記載の操作を実施する際に使用される一般的手順の説明である。これらの各操作の具体的な説明はそれぞれの実施例に示される。
【0035】
2,4−TDA79〜81%、2,6−TDA19〜21%および2,5−TDA最大1.0%より成る粉砕TDA(Air Products and Chemicals,Inc.)約2〜5キログラムをメルト晶析装置中に装填し、120℃で溶融した。次に90℃の核生成点の開始温度に温度を低下させ、そこで1〜3時間維持した。次に温度を65℃に下方傾斜させた実施例5を除いて、温度を70℃に下方傾斜させた。この傾斜時間は7〜14時間の範囲内で実施例毎に異なる。次に、窒素パージ適用を伴なって、6〜17時間にわたって温度を70℃(もしくは65℃)から106℃に上方傾斜させ、異性体の不純物を除去した。最終的に精製された2,4−TDA材料を120℃で溶融し、メルト晶析装置から切り、純度を分析した。各実験周期は約24時間継続した。発汗材料の試料は連続的に回収され、2〜15℃の間隔で秤量された。次にこれらの試料を2,4−TDA、2,5−TDAおよび2,6−TDA質量百分率についてH−NMRにより分析した。各実験に対する操作パラメーターを以下の実施例に与える。表1は各実験の追加の詳細を提供し、そこで得られた結果を要約する。表2は発汗操作中に得られたデータを要約する。各実施例の主要な結果はそれぞれ図1〜5にグラフで表わす。
【0036】
【実施例】
(実施例1)
結晶化パラメーター:
1)溶融温度、120℃
2)下方温度傾斜、120℃から90℃、溶融温度に到達直後に開始
3)90℃で3時間維持
4)14時間にわたり90℃から70℃に低下
発汗パラメーター:
1)窒素パージ適用
2)70℃で7時間維持
3)母液を切った後週末中70℃で休ませる
4)実験室が停電(月曜日の4:46a.m.)、温度50.7℃に低下
5)電力復旧(月曜日の10:12a.m.)、温度即座に70℃に回復
6)9時間で70℃から106℃への上昇傾斜率で緩徐な発汗をプログラム
(1℃/15分)
7)70℃から106℃への上昇傾斜中試料を回収
8)窒素パージ停止
9)106℃のメルト晶析装置から最終2,4−TDA生成物を溶融、液体分を切る
(実施例2)
結晶化パラメーター:
1)溶融温度、130℃
2)下方温度傾斜、130℃から90℃、溶融温度に到達直後に開始
3)90℃で1時間維持
4)7時間にわたり90℃から70℃に低下
発汗パラメーター:
1)窒素パージ適用
2)70℃で5.5時間維持
3)9時間かけて70℃から106℃への上昇傾斜率で緩徐な発汗をプログラムした(1℃/15分)
4)70℃から106℃への上昇傾斜中に試料を採取
5)窒素パージ停止
6)106℃のメルト晶析装置から最終2,4−TDA生成物を溶融、液体分を切る
(実施例3)
結晶化パラメーター:
1)溶融温度、130℃
2)下方温度傾斜、130℃から90℃、溶融温度に到達直後に開始
3)90℃で1時間維持
4)7時間にわたり90℃から70℃に低下
5)2時間37分間、70℃に維持
発汗パラメーター:
1)窒素パージ適用
2)70℃で36分間維持
3)即座に72℃に傾斜し、2時間57分間、その温度で維持
4)4時間かけて72℃から108℃への上昇傾斜率で急速な発汗をプログラムした(2℃/15分)
5)72℃から108℃への上昇傾斜中試料を採取
6)窒素パージ停止
7)130℃のメルト晶析装置から最終2,4−TDA生成物を溶融、液体分を切る
(実施例4)
結晶化パラメーター:
1)溶融温度、123℃
2)下方温度傾斜、123℃から90℃、溶融温度に到達直後に開始
3)90℃で1時間維持
4)14時間にわたり90℃から70℃に低下
発汗パラメーター:
1)窒素パージ適用
2)70℃で1時間35分間維持
3)4.5時間にわたり70℃から106℃への上昇傾斜率で急速な発汗をプログラム(2℃/15分)
4)70℃から106℃への上昇傾斜中に試料を採取
5)窒素パージ停止
6)125℃のメルト晶析装置から最終2,4−TDA生成物を溶融、液体分を切る
(実施例5)
結晶化パラメーター:
1)溶融温度、125℃
2)下方温度傾斜、125℃から90℃、溶融温度に到達直後に開始
3)90℃で1時間維持
4)14時間にわたり90℃から65℃に低下
発汗パラメーター:
1)窒素パージ適用
2)65℃で1時間54分間維持
3)5時間7分間にわたり65℃から106℃への上方傾斜率で急速な発汗をプログラム(2℃/15分)
4)65℃から106℃への上昇傾斜中に試料を採取
5)窒素パージ停止
6)125℃のメルト晶析装置から最終2,4−TDA生成物を溶融、液体分を切る
【0037】
【表1】
Figure 2004508286
【0038】
【表2】
Figure 2004508286
【0039】
【表3】
Figure 2004508286
【0040】
実施例1〜4から見られるように、これらの操作は90℃から70℃への結晶化温度範囲を使用して実施した。この範囲は準備的DSC分析および図6に示された生成された状態図に基づいて選択された。実施例1〜4に使用された結晶化条件下で、理想的な動態を仮定すると、共融混合物の組成は2,4−TDA50%および2,6−TDA50%の予言された理論的組成に密接に匹敵するべきであった。しかし、H−NMRの結果は混合物が理想的な動態を示さなかったことを示した。実施例1〜4の共融組成物は2,4−TDA60%および2,6−TDA40%により近かった。より具体的には、理論的な共融組成物に組成が最も近くなった実施例1〜4中で形成された組成物は以下である、
実施例1−2,4−TDA57.3%、2,6−TDA41.4%および2,5 −TDA1.4%
実施例2−2,4−TDA62.7%、2,6−TDA36.4%および2,5 −TDA1.0%
実施例3−2,4−TDA61.2%、2,6−TDA37.6%および2,5 −TDA1.1%
実施例4−2,4−TDA61.0%、2,6−TDA37.8%および2,5 −TDA1.2%。
【0041】
使用した結晶化温度範囲が90℃から65℃であった実施例5においては、共融組成物に近似する組成物に対するH−NMRの結果は、共融組成物に近似する組成物が2,4−TDA56.8%、2,6−TDA41.9%および2,5−TDA1.3%を含有したことを示した。実施例1〜5それぞれにおいて、発汗操作後の2,4−TDA生成物は高い純度(96〜99%)であった。これらの結果は本発明が、発汗操作が含まれる全工程にに使用された条件の適当な制御により、高純度の2,4−TDA生成物並びに生成物の組成の範囲内の共融組成物に近似した組成物の双方を一度の操作で提供することを可能にすることを示す。
【0042】
前記実施例から、メルト晶析装置中の結晶の形成に対して、結晶化時間の差が重要であることを認めることができる。最短の結晶化時間(それぞれ8時間および10.6時間)が使用された実施例2および3において、結晶は使用したメルト晶析装置の中央に1個の固体塊として形成し、不純物を発汗させる努力を実施する時に重大な塞栓の問題を引き起こす傾向がある。これらの塞栓の問題は不純物を回収し塞栓物を除去することを試みることにより、共融温度においてより長い時間が費やされたことを意味する。
【0043】
それに対し、最長の結晶化時間(それぞれ、17時間、15時間および15時間)を使用した実施例1、4および5においては、結晶はメルト晶析装置の表面積に沿って、大きな、めざましい、褐色の羽形を形成した。結晶は約1インチ内側に延伸し、残りの2−インチ直径の隙間は不純物の多い液体TDA物質で充填された。これらの実験における不純物の除去は短い結晶化時間による不純物の除去よりもはるかに容易であった。完全に不在であるとは言えないが、塞栓は著しく減少し、15−ワットの熱銃の適用は頻繁でなく、時々であった。従って比較的短時間の結晶化時間は全体的収率および純度に有意な影響を与えなかったが、工程操作を、使用された具体的なメルト晶析装置中で実施することができるであろう容易性に対しては影響を有した。
【0044】
操作期間中の昇華喪失を最少にするために、不純物を除去するために使用する窒素(もしくは他の不活性ガス)パージ時間を最少にすることが望ましい。これは実施例1および2を実施例3〜5と比較することにより示される。パージ時間を17および14.5時間から7.0〜7.5時間に短縮することにより、昇華喪失は有意に減少された。従って、少なくとも実施例中で使用されたような出発混合物を使用する時の最善の結果のためには、長い発汗およびパージ時間の使用を回避することが望ましい。
【0045】
実施例1〜5の結果は、1段階のメルト晶析装置がそこに使用された種類のTDAの異性体混合物を>95%純度の2,4−TDA生成物に分離するために商業的規模で適当であることを示す。本作業の規模のために、ここに報告された処理材料の質量当りの熱−移動面積の数値(すなわち0.2ft/lb)は24時間周期時間で適当であるように思われる。
【0046】
以下の請求項を含み本明細書に使用される、作用される物質に対する”the(その)”、”said(前記の)”および”such(そのような)”の用語は絶対物を構成しないことを理解されるであろう。例えば、”the”、”said”もしくは”such”の固体から”the”、”said”もしくは”such”の液体を分離もしくは液体分を切る時は、最後の1滴までの液体を固体から分離もしくは液体分を切らなければならないことを意味するわけではない。同様に、前段階からの”the”、”said”もしくは”such”の物質を加熱することは前段階からの最後の1滴までの物質を加熱しなければならないことを意味するわけではない。そうではなく、第1の例においては、利用可能な最初の量に対する分離もしくは液体分を切られる物質の量は、当業者の一人がこのような操作実施に関与された具体的な環境において、このような分離もしくは液体分を切ることを実施するであろう時に、合理的であるような量であろう。同様に、第2の例においては、大部分の場合には恐らく、前段階から利用可能なこれらすべての物資を加熱するであろうが、分析のためまたは何か他の理由もしくは目的のために前段階からの物質の一部を選択して引き出し、従って、加熱のために最初に利用可能であった物質の量より少量を加熱するかも知れない。このように、類似の意味の”the”、”said”および”such”等のような用語は、特にそれらが下記の請求項中に現れる可能性がある程度には、法律的な格式によってはなく通常の常識により読み、理解しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1〜5】
本発明の実施例1〜5で得られたそれぞれの結果のグラフによる表示である。
【図6】
2,4−トルエンジアミンおよび2,6−トルエンジアミンの状態図である。

Claims (31)

  1. 少なくとも2,4−トルエンジアミンおよび2,6−トルエンジアミンを含んで成り、混合物の60〜85重量%が2,4−トルエンジアミンであり、かつ混合物15〜40重量%が2,6−トルエンジアミンであるトルエンジアミン異性体の混合物から少なくとも約96重量%の純度の2,4−トルエンジアミンを分離する方法であって、
    A)異性体混合物を溶融し、次に混合物の温度を2,4−トルエンジアミンの核生成温度に低下させること、
    B)混合物が2,4−トルエンジアミンの多い固相および2,6−トルエンジアミンの多い液相の形態にあるように、混合物の温度を核生成温度から65〜70℃の範囲内の温度に徐々に低下させること、および
    C)これらの相を相互から分離すること、
    を含んで成る方法。
  2. B)における温度の前記の緩徐な低下を開始する前に、A)で生成した異性体混合物を結晶格子が形成されるのに十分な時間、核生成温度に維持する、請求項1の方法。
  3. 温度の前記の緩徐な低下を開始する前に、A)で生成した異性体混合物を0.25〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持する、請求項1の方法。
  4. B)において、温度が徐々に低下される期間が6〜16時間の範囲内にある、請求項1の方法。
  5. C)において分離を実施するために、液相を前記固相から切る、請求項1の方法。
  6. 2,6−トルエンジアミンの多い前記液相が36〜49重量%の2,6−トルエンジアミン、51〜63重量%の2,4−トルエンジアミンおよび約1重量%までの2,5−トルエンジアミンを含んで成る、請求項1の方法。
  7. 更に、
    D)不純物が液体として滴り落ちるもしくは「発汗する」ようにC)の分離後に残留している固相を緩徐に加熱すること、および
    E)精製された固体からそれらの液体もしくは「汗」を分離すること、
    を含んで成る、請求項1の方法。
  8. 更に、E)における分離後に残留している精製された固体を回収することを含んで成る、請求項7の方法。
  9. 前記精製固体が、96〜99重量%の範囲内の2,4−トルエンジアミン、約1重量%までの2,5−トルエンジアミン、及びもし存在する場合には本質的に2,6−トルエンジアミンより成る残量を含有する、請求項8の方法。
  10. 前記精製固体がそれらを溶融し、液体分を切り、それらの溶融固体を集めることにより回収される、請求項8の方法。
  11. E)における分離が固体から液体を切ることにより実施される、請求項7の方法。
  12. 液体分を切った後に残留している精製された固体を回収することを更に含んで成る、請求項11の方法。
  13. 前記精製固体がそれらを溶融し、液体分を切り、それらの溶融固体を集めることにより回収される、請求項12の方法。
  14. 集められた溶融固体が温度低下により再固化され、得られた1種もしくはそれ以上の固体が、96〜99重量%の範囲内の2,4−トルエンジアミン、約1重量%までの2,5−トルエンジアミン、及びもし存在する場合には本質的に2,6−トルエンジアミンより成る残量を含有する、請求項13の方法。
  15. 少なくとも2,4−トルエンジアミンおよび2,6−トルエンジアミンを含んで成り、混合物の60〜85重量%が2,4−トルエンジアミンであり、かつ混合物の15〜40重量%が2,6−トルエンジアミンであるトルエンジアミン異性体の混合物から2,4−トルエンジアミンを分離する方法であって、
    a)前記混合物を融解し、次に混合物の温度を2,4−トルエンジアミンの核生成温度に低下させること、
    b)混合物が2,4−トルエンジアミンの多い固相および2,6−トルエンジアミンの多い液相の形態にあるように、混合物の温度を核生成温度から、65〜70℃の範囲内の温度に徐々に低下させること、
    c)固相から液相を分離すること、
    d)追加の液体が生成するように固体の温度を65〜106℃の範囲内の温度に徐々に上昇させること、および
    e)固体中の2,4−トルエンジアミン含有量が更に増加するように、d)で生成した追加の液体を固体から分離すること、
    を含んで成る方法。
  16. 温度が前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物を、前記温度で形成される結晶格子の厚さを増加させるために十分な時間、核生成温度に維持する、請求項15の方法。
  17. 温度が前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物を0.25〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持する、請求項15の方法。
  18. 温度が前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物を0.75〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持する、請求項15の方法。
  19. b)において、温度を徐々に低下させる時間が6〜16時間の範囲内にある、請求項15の方法。
  20. c)における分離を実施するために液相を前記固相から切る、請求項15の方法。
  21. d)において、温度が上昇している時間の少なくとも実質的な時間中、固相が不活性雰囲気下に維持される、請求項15の方法。
  22. d)において、固体の温度が3〜5時間にわたり徐々に上昇される、請求項15の方法。
  23. b)における温度の前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物を前記温度で形成される結晶格子の厚さを増加させるのに十分な時間、核生成温度に維持し、かつb)において、温度が徐々に低下される時間が6〜16時間の範囲内にある、請求項15の方法。
  24. b)における温度の前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物を結晶格子が形成されるのに十分な時間、核生成温度に維持し、かつb)において、温度が徐々に低下される時間が6〜16時間の範囲内にある、請求項15の方法。
  25. 温度が前記の緩徐な低下を開始する前に、a)で生成した異性体混合物が1〜3時間の範囲内の時間、核生成温度に維持し、b)において、温度が徐々に低下される時間が6〜16時間の範囲内にあり、c)における分離を実施するために液相を前記固相から切り、そしてd)において、固体の温度が3〜5時間にわたり徐々に上昇される、請求項15の方法。
  26. e)で分離された追加の液体の少なくとも一部分が、少なくとも2,4−トルエンジアミンおよび2,6−トルエンジアミンを含んで成るトルエンジアミン異性体の混合物の更なる装填物と共に、a)に再循環される、請求項15〜25のいずれかの方法。
  27. 少なくとも2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミンおよび場合によっては少なくとも1種の他の異性体のトルエンジアミンを含んで成り、混合物の79〜81重量%が2,4−トルエンジアミンであり、かつ混合物の19〜21重量%が2,6−トルエンジアミンであるトルエンジアミン異性体の混合物から2,4−トルエンジアミンを分離する方法であって、
    a)前記混合物をメルト晶析装置中で溶融し、次にメルト晶析装置中の混合物の温度を90±2℃の核生成温度に低下させること、
    b)メルト晶析装置内の混合物を0.25〜3時間の範囲内の時間、前記核生成温度に維持すること、
    c)混合物が2,4−トルエンジアミンを多量含有する固相および2,6−トルエンジアミンを多量含有する液相の形態にあるように、12〜16時間の範囲内の時間にわたりメルト晶析装置内の混合物の温度を、b)における核生成温度から60〜70℃の範囲内の温度に徐々に低下させること、
    d)その内容物の温度を60〜70℃の範囲内に維持しながら、メルト晶析装置から液相を切ること、
    e)追加の液体が生成するように固体の温度を100〜106℃の範囲内の温度に5〜8時間の範囲内の時間にわたり徐々に上昇させながら、メルト晶析装置内で不活性雰囲気下で固相を維持し、そして2,4−トルエンジアミンが更に多くなった固体がメルト晶析装置内に残留するように、メルト晶析装置からこの液体を分離すること、および
    f)メルト晶析装置内に残留している固体を溶融し、これら溶融生成物を切ること、
    を含んで成る方法。
  28. d)でメルト晶析装置から切った前記液相が、少なくとも2,4−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミンおよび場合によっては、少なくとも1種の他の異性体のトルエンジアミンを含んで成る混合物の更なる装填物と共に、a)に再循環される、請求項27の方法。
  29. b)の混合物が0.75〜3時間の範囲内の時間、前記核生成温度でメルト晶析装置内に維持される、請求項27の方法。
  30. 36〜49重量%の2,6−トルエンジアミン、場合によっては約1重量%までの2,5−トルエンジアミンを含んで成り、そして本質的に100%までの残りすべてが2,4−トルエンジアミンである、トルエンジアミン組成物。
  31. 前記組成物の45〜49%が2,6−トルエンジアミンである、請求項30の組成物。
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