JPS62158233A - ビスフエノ−ルAのo,p’−異性体の分離方法 - Google Patents
ビスフエノ−ルAのo,p’−異性体の分離方法Info
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- JPS62158233A JPS62158233A JP61284439A JP28443986A JPS62158233A JP S62158233 A JPS62158233 A JP S62158233A JP 61284439 A JP61284439 A JP 61284439A JP 28443986 A JP28443986 A JP 28443986A JP S62158233 A JPS62158233 A JP S62158233A
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- mixture
- water
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- isomer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C39/00—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C39/12—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring polycyclic with no unsaturation outside the aromatic rings
- C07C39/15—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring polycyclic with no unsaturation outside the aromatic rings with all hydroxy groups on non-condensed rings, e.g. phenylphenol
- C07C39/16—Bis-(hydroxyphenyl) alkanes; Tris-(hydroxyphenyl)alkanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C37/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C37/68—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
- C07C37/70—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
- C07C37/84—Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by crystallisation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ビスフェノールAはエポキシ樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリスルホン樹脂および成る種のポリエステル樹脂
の製造に重要な市販の中間体である。ビスフェノールA
は難燃剤およびゴム化学品にも使用されている。ビスフ
ェノールAの3A Rは、1506F (65,6℃)
においてIIc/!で触媒したアセI−ンとフェノール
との縮合反応によって行うことができる。
脂、ポリスルホン樹脂および成る種のポリエステル樹脂
の製造に重要な市販の中間体である。ビスフェノールA
は難燃剤およびゴム化学品にも使用されている。ビスフ
ェノールAの3A Rは、1506F (65,6℃)
においてIIc/!で触媒したアセI−ンとフェノール
との縮合反応によって行うことができる。
ビスフェノールのp 、 p ’ −異性体ハo 、
p ’−異性体よりも商業上有利であり、そのため、
これら2種の異性体を分離するのが適切である。低濃度
o、p′−異性体に対する市場の期待は、より良好な分
離方法を要求してきた。現在のビスフェノールへの精製
方法には、米国特許第4 、354 、046号明細書
に記載されているようなトルエン中の湿ビスフェノール
溶液からの結晶化、米国特許第4.156.098号お
よび第2,791.616号各明細書に記載されている
ような付加(adductive)結晶化迷国特許第3
.493.622号および第3.207,795号各明
細書に記載されているような固体ビスフェノールの溶媒
浸出、米国特許第3.326.986号に記載されてい
る水湿潤溶融体の冷却による再結晶化、米国特許第4.
242.527号明細書に記載されているような各種有
機溶媒中の溶液の冷却による再結晶化、および米国特許
第3,919.330号および第4.192.955号
各明細書に記載されているような有機溶媒中のビスフェ
ノールの溶液に共溶媒(cosolvent) ヲ7J
nえることによる再結晶化がある。
p ’−異性体よりも商業上有利であり、そのため、
これら2種の異性体を分離するのが適切である。低濃度
o、p′−異性体に対する市場の期待は、より良好な分
離方法を要求してきた。現在のビスフェノールへの精製
方法には、米国特許第4 、354 、046号明細書
に記載されているようなトルエン中の湿ビスフェノール
溶液からの結晶化、米国特許第4.156.098号お
よび第2,791.616号各明細書に記載されている
ような付加(adductive)結晶化迷国特許第3
.493.622号および第3.207,795号各明
細書に記載されているような固体ビスフェノールの溶媒
浸出、米国特許第3.326.986号に記載されてい
る水湿潤溶融体の冷却による再結晶化、米国特許第4.
242.527号明細書に記載されているような各種有
機溶媒中の溶液の冷却による再結晶化、および米国特許
第3,919.330号および第4.192.955号
各明細書に記載されているような有機溶媒中のビスフェ
ノールの溶液に共溶媒(cosolvent) ヲ7J
nえることによる再結晶化がある。
本発明は、前記の各方法とは別異の原理、すなわち、共
沸蒸留による共溶媒の除去によるビスフェノールA異性
体の結晶化を利用する新規で予想外の分離方法を開示す
る。980℃もの高温におけるトルエン中のp、p’−
ビスフェノールの溶解度は僅か8.6重量%である。ビ
スフェノールの重量の10%に等しい量で水が存在する
と、80℃程度の低温でビスフェノールとトルエンとの
同量を含む安定な液体溶液の形成が可能である。この現
象は恐らく、少量の水によるビスフェノール凝固点効果
に関連する相剰的溶媒効果によるものである。すなわち
、o、p J−ビスフェノール中の10%の水はその凝
固点を108℃から70℃に降下させ、そしてp、p’
−ビスフェノール中の17%の水はその凝固点を157
℃から90℃に降下させる。水およびトルエン中のビス
フェノールの溶解度に関するこのデータは、共沸蒸留に
よって水を除去する際のビスフェノール/水/トルエン
の挙動に関する興味を刺激した。本発明はその興味につ
いての研究の成果であり、ビスフェノールAの主要異性
体の共沸蒸留による高収量1工程分離方法である。
沸蒸留による共溶媒の除去によるビスフェノールA異性
体の結晶化を利用する新規で予想外の分離方法を開示す
る。980℃もの高温におけるトルエン中のp、p’−
ビスフェノールの溶解度は僅か8.6重量%である。ビ
スフェノールの重量の10%に等しい量で水が存在する
と、80℃程度の低温でビスフェノールとトルエンとの
同量を含む安定な液体溶液の形成が可能である。この現
象は恐らく、少量の水によるビスフェノール凝固点効果
に関連する相剰的溶媒効果によるものである。すなわち
、o、p J−ビスフェノール中の10%の水はその凝
固点を108℃から70℃に降下させ、そしてp、p’
−ビスフェノール中の17%の水はその凝固点を157
℃から90℃に降下させる。水およびトルエン中のビス
フェノールの溶解度に関するこのデータは、共沸蒸留に
よって水を除去する際のビスフェノール/水/トルエン
の挙動に関する興味を刺激した。本発明はその興味につ
いての研究の成果であり、ビスフェノールAの主要異性
体の共沸蒸留による高収量1工程分離方法である。
本発明は、ビスフェノールAのp、p’−異性体からビ
スフェノールAのo、p′−異性体を分離する方法であ
って、(a)ビスフェノールAと水と前記ビスフェノー
ルAの有機溶媒とを混合し、(b)得られた混合物を6
8℃とビスフェノールAの融点との間に撹拌下で加熱し
くその際の圧力は、使用する温度下で水と有機溶媒とを
共沸比だけで蒸発させるのに充分なものであるものとす
る)、(c)形成される共沸蒸気を加熱混合物から除去
して、混合物の温度下の液体中で結晶化が開始するまで
混合物の液相の水の総体積を減少させ、(d)残りの混
合物を冷却して、結晶固体を混合物中に形成させ、(e
)混合物を64℃より低温に冷却する前に母液から結晶
固体を分離し、そして工程(a)に供給したビスフェノ
ールA中よりも少ないo、pL−異性体を含む固体生成
物を回収し、そして更に場合により、こうして回収され
た固体を、(f)結晶固体を溶媒で洗浄す、る工程、お
よび/または(g)結晶固体を乾燥する工程からなる群
から選んだ工程少なくとも1つで処理することを含んで
なる、前記の分離方法に関する。
スフェノールAのo、p′−異性体を分離する方法であ
って、(a)ビスフェノールAと水と前記ビスフェノー
ルAの有機溶媒とを混合し、(b)得られた混合物を6
8℃とビスフェノールAの融点との間に撹拌下で加熱し
くその際の圧力は、使用する温度下で水と有機溶媒とを
共沸比だけで蒸発させるのに充分なものであるものとす
る)、(c)形成される共沸蒸気を加熱混合物から除去
して、混合物の温度下の液体中で結晶化が開始するまで
混合物の液相の水の総体積を減少させ、(d)残りの混
合物を冷却して、結晶固体を混合物中に形成させ、(e
)混合物を64℃より低温に冷却する前に母液から結晶
固体を分離し、そして工程(a)に供給したビスフェノ
ールA中よりも少ないo、pL−異性体を含む固体生成
物を回収し、そして更に場合により、こうして回収され
た固体を、(f)結晶固体を溶媒で洗浄す、る工程、お
よび/または(g)結晶固体を乾燥する工程からなる群
から選んだ工程少なくとも1つで処理することを含んで
なる、前記の分離方法に関する。
ビスフェノールAの2種の主要な異性体は、新規で予想
外の結晶化技術によって分離される。ビスフェノールA
を水とトルエンとの混合物中に加熱によって溶解する。
外の結晶化技術によって分離される。ビスフェノールA
を水とトルエンとの混合物中に加熱によって溶解する。
水を共沸混合物として沸騰によって除去するに従って、
p、p’−異性体が優先的に晶出する。凝縮蒸気のトル
エン層は結晶化容器に還流することができる(必ずしも
必要ではない)。
p、p’−異性体が優先的に晶出する。凝縮蒸気のトル
エン層は結晶化容器に還流することができる(必ずしも
必要ではない)。
結晶化は、飽和溶液の冷却、主要溶媒の留去、または共
溶媒の添加による溶媒の性質の改変によって通常は実施
される。これとは異なり、本発明は共溶媒の除去によっ
て結晶化させる。本発明が開示する方法の主要な利点は
、不要なO+ p’−異性体からのp、p’−異性体の
分離がより良好なこと、および生成物収率がより大きい
ことである。本発明を使用するとビスフェノールAから
、pl−異性体および他の不純物を除去することによっ
て高品質のp、p’−異性体が生成される。o、 pr
−異性体ビスフエノール約3%を含有する供給原料につ
いて従来の単独工程実験室法で得られた最良の純度は、
生成物中の 、 pr−異性体0.09%であった。本
発明方法ではo、p′−異性体含量0.047%の材料
が生成され、より大きな成る結晶のO,pl−異性体含
量は僅か0.046%であり、冷却型結晶化に匹敵する
収率がある。
溶媒の添加による溶媒の性質の改変によって通常は実施
される。これとは異なり、本発明は共溶媒の除去によっ
て結晶化させる。本発明が開示する方法の主要な利点は
、不要なO+ p’−異性体からのp、p’−異性体の
分離がより良好なこと、および生成物収率がより大きい
ことである。本発明を使用するとビスフェノールAから
、pl−異性体および他の不純物を除去することによっ
て高品質のp、p’−異性体が生成される。o、 pr
−異性体ビスフエノール約3%を含有する供給原料につ
いて従来の単独工程実験室法で得られた最良の純度は、
生成物中の 、 pr−異性体0.09%であった。本
発明方法ではo、p′−異性体含量0.047%の材料
が生成され、より大きな成る結晶のO,pl−異性体含
量は僅か0.046%であり、冷却型結晶化に匹敵する
収率がある。
本発明方法を実施する別の利用は、最初の結晶化後の残
留母液を分離し、更に冷却し、そして母液から残留溶媒
を、留去することにより、O,pl−異性体ビスフェノ
ールに富む生成物を製造することである。本発明の1つ
の重要な工程は再結晶そ杵自体である。ビスフェノール
/溶媒/水混合物中の比較的少量の水を除去することに
より溶質ビスフェノールの結晶化を起こさせる。大気圧
下では水は85〜105℃で沸騰除去される。水の質量
は、最も好ましくは、使用するビスフェノールAの質量
は10〜20%であるべきである。水がそれより少ない
と溶解されるビスフェノールAの量が制限され、水がそ
れより多いとそれを留去するためにエネルギーの不要な
消費が生じる。
留母液を分離し、更に冷却し、そして母液から残留溶媒
を、留去することにより、O,pl−異性体ビスフェノ
ールに富む生成物を製造することである。本発明の1つ
の重要な工程は再結晶そ杵自体である。ビスフェノール
/溶媒/水混合物中の比較的少量の水を除去することに
より溶質ビスフェノールの結晶化を起こさせる。大気圧
下では水は85〜105℃で沸騰除去される。水の質量
は、最も好ましくは、使用するビスフェノールAの質量
は10〜20%であるべきである。水がそれより少ない
と溶解されるビスフェノールAの量が制限され、水がそ
れより多いとそれを留去するためにエネルギーの不要な
消費が生じる。
本発明方法が従来の方法よりも優れた改良された効率を
もつことを2つの側面から説明する。第1の側面は、温
度上昇に伴う溶媒選択性の改良である。表■は、温度変
化に伴う、2種の純粋な異性体の溶解度の変化を示すも
のである。このドライ型(drying type)結
晶化により、従来の冷却型結晶化におけるよりも高い温
度でp、p’−異性体ビスフェノールの沈殿が可能にな
る。
もつことを2つの側面から説明する。第1の側面は、温
度上昇に伴う溶媒選択性の改良である。表■は、温度変
化に伴う、2種の純粋な異性体の溶解度の変化を示すも
のである。このドライ型(drying type)結
晶化により、従来の冷却型結晶化におけるよりも高い温
度でp、p’−異性体ビスフェノールの沈殿が可能にな
る。
以下余白
、表−」−
各Jffl温度下におけるトルエン中のビスフェノール
AのO,pr−異性体およびp、p’−異性体の溶解度 45 14.11 0.847 16.
664 55.30 2.040 27
.1従来法よりも優れている本発明方法の改良された効
果を説明する第2の側面は、結晶化の際に存在する水の
割合に関するものである。従来の研究の結論によれば、
存在する水の量を減少させるとトルエンからの冷却型結
晶化の効率が改良される。
AのO,pr−異性体およびp、p’−異性体の溶解度 45 14.11 0.847 16.
664 55.30 2.040 27
.1従来法よりも優れている本発明方法の改良された効
果を説明する第2の側面は、結晶化の際に存在する水の
割合に関するものである。従来の研究の結論によれば、
存在する水の量を減少させるとトルエンからの冷却型結
晶化の効率が改良される。
本発明のドライ型結晶化によれば、冷却型結晶化よりも
低い濃度の水の存在下で異性体の分離が可能になる。水
分含量におけるこの差の効果は、晶出器内容物(cry
stallizer contents)の相挙動にお
いて観察することができる。この冷却型結晶化において
は、2種のほとんど同体積の液相が形成される。すなわ
ち、トルエンに冨む上相と湿ビスフェノールに冨む下相
である。冷却すると、湿ビスフェノールに冨む相中に結
晶が生成する。加熱し、そして続いて水を除去すると、
ビスフェノールはトルエンに冨む相に移動し、後には非
常に少量の水だけが残留し、これは蒸発が進行するにつ
れて除去される。温度上昇および水分含量の減少の影響
により、結晶がトルエン溶液から実際に析出する。
低い濃度の水の存在下で異性体の分離が可能になる。水
分含量におけるこの差の効果は、晶出器内容物(cry
stallizer contents)の相挙動にお
いて観察することができる。この冷却型結晶化において
は、2種のほとんど同体積の液相が形成される。すなわ
ち、トルエンに冨む上相と湿ビスフェノールに冨む下相
である。冷却すると、湿ビスフェノールに冨む相中に結
晶が生成する。加熱し、そして続いて水を除去すると、
ビスフェノールはトルエンに冨む相に移動し、後には非
常に少量の水だけが残留し、これは蒸発が進行するにつ
れて除去される。温度上昇および水分含量の減少の影響
により、結晶がトルエン溶液から実際に析出する。
前記の説明では溶媒としてトルエンを例示したが水と混
和しない他の有機溶媒を使用することができる。各種の
溶媒例えばクロロホルム、ベンゼン、キシレン、オルト
ジクロロベンゼン、二塩化エチレン、1,1.1−トリ
クロエタンおよび塩化メチレンをトルエンに代えること
ができる。溶媒のビスフェノールAに対する比は、1:
l〜3:lでいずれも良好に作用するが、好ましい比は
2:1である。より低い比率でも作用するが、純度を妥
協させる点がある。より高い比率では僅かに生成物純度
が良くなるかもしれないが全敗Mが犠牲になる。
和しない他の有機溶媒を使用することができる。各種の
溶媒例えばクロロホルム、ベンゼン、キシレン、オルト
ジクロロベンゼン、二塩化エチレン、1,1.1−トリ
クロエタンおよび塩化メチレンをトルエンに代えること
ができる。溶媒のビスフェノールAに対する比は、1:
l〜3:lでいずれも良好に作用するが、好ましい比は
2:1である。より低い比率でも作用するが、純度を妥
協させる点がある。より高い比率では僅かに生成物純度
が良くなるかもしれないが全敗Mが犠牲になる。
圧力の限定は正確に固定されたものではない。
下限としては、沸騰を68〜72℃の範囲の温度に低下
させそして固体ビスフェノールAが冷却によって晶出す
る点が予定される。上限としては、溶媒/水共沸混合物
を沸騰留去するのに必要な温度が、ビスフェノールAの
p、p’−異性体の融点である157℃を越える場合が
一般に予定される。本発明で使用する共沸蒸発速度は水
を2〜3時間で除去するようなものである。過剰の沸騰
速度は生成物純度の低下を招くことが予想される。
させそして固体ビスフェノールAが冷却によって晶出す
る点が予定される。上限としては、溶媒/水共沸混合物
を沸騰留去するのに必要な温度が、ビスフェノールAの
p、p’−異性体の融点である157℃を越える場合が
一般に予定される。本発明で使用する共沸蒸発速度は水
を2〜3時間で除去するようなものである。過剰の沸騰
速度は生成物純度の低下を招くことが予想される。
本発明方法により、濃縮湿潤ビスフェノールA/トルエ
ン溶液の共沸ドライイングによって高純度のビスフェノ
ールのp、p’−異性体を晶出させることができる。本
発明による新規で予想外の方法を使用すると、他の公知
の単独工程精製法と比較して、ビスフェノールのo、p
′−異性体含量が低下した生成物を得ることができる。
ン溶液の共沸ドライイングによって高純度のビスフェノ
ールのp、p’−異性体を晶出させることができる。本
発明による新規で予想外の方法を使用すると、他の公知
の単独工程精製法と比較して、ビスフェノールのo、p
′−異性体含量が低下した生成物を得ることができる。
本発明方法の別の利点は、従来使用されている方法より
も大きい結晶を2生成する能力が観察されることである
。従って、それ自体が良好な流動性をもつ大きな結晶の
取扱いが容易であるので、優れた取扱特性をもつ結晶生
成物の生成が可能になる。これらの大きな結晶は、ビス
フェノールO,pl−異性体の含量が低いことにより、
より純度の高いビスフェノールp、p’−異性体を含有
する。これは、恐らく、大きな結晶の長い寿命によるも
のである。すなわち、最も大きな結晶は最初に形成され
たものであり、従ってその生長はo、p′−異性体の濃
度がより低い母液から開始されたからである。表■は各
種結晶化方法における結晶寸法の分布を示すものである
。
も大きい結晶を2生成する能力が観察されることである
。従って、それ自体が良好な流動性をもつ大きな結晶の
取扱いが容易であるので、優れた取扱特性をもつ結晶生
成物の生成が可能になる。これらの大きな結晶は、ビス
フェノールO,pl−異性体の含量が低いことにより、
より純度の高いビスフェノールp、p’−異性体を含有
する。これは、恐らく、大きな結晶の長い寿命によるも
のである。すなわち、最も大きな結晶は最初に形成され
たものであり、従ってその生長はo、p′−異性体の濃
度がより低い母液から開始されたからである。表■は各
種結晶化方法における結晶寸法の分布を示すものである
。
以下余白
、表−」−
各種結晶化方法における結晶寸法の分布14(1,41
m) 0.3% 41.3χ 18.6χ 9
4.4χ30(0,6−璽) 4.8 38.
5 34.4 5.250(0,3am)
3B、9 9,5 36.9 0.2too(0
,15鶴) 48.7 4.9 5.5 0
.1140(0,106龍> 6.1 5.3
4.0 0.1200(0,075關’) 0
.8 0.5 0.6 なしPAN(0)
0.3 なし なし なし結晶寸法は
各ふるい上に残留する総試料の百分率で示した。
m) 0.3% 41.3χ 18.6χ 9
4.4χ30(0,6−璽) 4.8 38.
5 34.4 5.250(0,3am)
3B、9 9,5 36.9 0.2too(0
,15鶴) 48.7 4.9 5.5 0
.1140(0,106龍> 6.1 5.3
4.0 0.1200(0,075關’) 0
.8 0.5 0.6 なしPAN(0)
0.3 なし なし なし結晶寸法は
各ふるい上に残留する総試料の百分率で示した。
異性体結晶が生成する温度は、通常の冷却型結晶化より
も、本発明のドライ型結晶化の方が高温である。懸濁液
の有意の冷却を許す前の母液からの結晶の分離は生成物
高純度を維持するために必要である。なぜなら、冷却さ
れる際に低品質の追加的材料が母液から晶出するからで
ある。
も、本発明のドライ型結晶化の方が高温である。懸濁液
の有意の冷却を許す前の母液からの結晶の分離は生成物
高純度を維持するために必要である。なぜなら、冷却さ
れる際に低品質の追加的材料が母液から晶出するからで
ある。
以下、実施例によって本発明の具体的な態様を説明する
。
。
五−上
o、 p/−異性体3.1%を含有するビスフェノール
A400gと水40gとトルエン950gとをフラスコ
中で混合し、撹拌下で102℃に加熱した。
A400gと水40gとトルエン950gとをフラスコ
中で混合し、撹拌下で102℃に加熱した。
混合物から発生する蒸気をフラスコから除去して凝縮さ
せた。残留した混合物を75℃に冷却し、得られた固体
を真空濾過によって分離した。得られた固体をトルエン
200gで室温で洗うことにより残留母液を除去した。
せた。残留した混合物を75℃に冷却し、得られた固体
を真空濾過によって分離した。得られた固体をトルエン
200gで室温で洗うことにより残留母液を除去した。
次に、洗浄した固体を乾かし、分析した。重量は332
.1gであり、o、p′−異性体0.062%を含有し
ていた。p、p’−異性体ビスフェノールの出発原料に
対する最終収率は86.4%であった。最初の混合物か
らの母液を放置して徐々に25℃に冷却し、この冷却の
間に生成した固体から残留液体をデカンテーションした
。
.1gであり、o、p′−異性体0.062%を含有し
ていた。p、p’−異性体ビスフェノールの出発原料に
対する最終収率は86.4%であった。最初の混合物か
らの母液を放置して徐々に25℃に冷却し、この冷却の
間に生成した固体から残留液体をデカンテーションした
。
この2次回収固体はO,p l−異性体1.6%を含有
しており、液体は、p、p’−異性体よりも1.5倍多
いo、p′−異性体を含有していた。更に、供給原料中
のp、p’−異性体10.5%を示す、母液を更に冷却
することによって回収した2次固体は循環に適している
。この方法を使用すると、比較的大きな寸法の結晶(0
,2mmメツシュを45%が通過しない)を固体が形成
した。
しており、液体は、p、p’−異性体よりも1.5倍多
いo、p′−異性体を含有していた。更に、供給原料中
のp、p’−異性体10.5%を示す、母液を更に冷却
することによって回収した2次固体は循環に適している
。この方法を使用すると、比較的大きな寸法の結晶(0
,2mmメツシュを45%が通過しない)を固体が形成
した。
拠−1
p 、 p ’−n性体ビスフェノールからo、p’−
異性体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの
選択性をテストする目的で以下の操作を使用した。具体
的には、母液中に得られる最大o、 pr−異性体比を
測定した。1.000mffの三ツ首球状フラスコに、
櫂形攪拌機をもつ空気駆動攪拌モーターと、液相および
気相の温度を測定する温度計と、気相中の凝縮性物を還
流するよりもむしろ除去するための蒸留凝縮器とを設置
した。
異性体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの
選択性をテストする目的で以下の操作を使用した。具体
的には、母液中に得られる最大o、 pr−異性体比を
測定した。1.000mffの三ツ首球状フラスコに、
櫂形攪拌機をもつ空気駆動攪拌モーターと、液相および
気相の温度を測定する温度計と、気相中の凝縮性物を還
流するよりもむしろ除去するための蒸留凝縮器とを設置
した。
このフラスコ中に、o、 pL−異性体3.06%を含
有するビスフェノールA151gとトルエン151gと
脱イオン水21gとを装入し、98℃に加熱し、続いて
80℃に冷却した。ガラス管端部を真空に接続した装着
ガラスフィルターを使用して、得られた母液を除去した
。トルエン140gを加えて攪拌し、得られた固体を洗
浄した。次に、混合物を真空濾過し、固体を真空下で乾
燥した。除去した母液を放置して徐々に室温に冷却し、
この冷却の際に生成される固体材料から液体をデカンテ
ーションした。
有するビスフェノールA151gとトルエン151gと
脱イオン水21gとを装入し、98℃に加熱し、続いて
80℃に冷却した。ガラス管端部を真空に接続した装着
ガラスフィルターを使用して、得られた母液を除去した
。トルエン140gを加えて攪拌し、得られた固体を洗
浄した。次に、混合物を真空濾過し、固体を真空下で乾
燥した。除去した母液を放置して徐々に室温に冷却し、
この冷却の際に生成される固体材料から液体をデカンテ
ーションした。
加熱するとビスフェノールAが80〜82℃で融解され
たことが観察される。85℃において蒸気が凝縮器に流
れ始め、2つの液相を含む蒸留物が生成された。この混
合物は85〜86℃の範囲で留去された。温度が95.
5℃に達するまでは追加の蒸気は観察されなかった。そ
の温度では、95.5〜96.5℃において更に2相蒸
留物が頭上から得られた。この時に結晶が急速に現れた
。加熱を98℃まで続けたが蒸気はもはや観察されなか
った。結晶スラリーを80℃に冷却し、母液から除去し
た。冷却した母液は、p、p’−異性体ビスフェノール
4.2%とO,pr−異性体ビスフェノール7.4%と
を含有していた。回収した結晶固体の合計質量(冷却母
液から沈殿したものは除く)は129.1gであり、ビ
スフェノールAの出発原料に対して88%の収率であっ
た。
たことが観察される。85℃において蒸気が凝縮器に流
れ始め、2つの液相を含む蒸留物が生成された。この混
合物は85〜86℃の範囲で留去された。温度が95.
5℃に達するまでは追加の蒸気は観察されなかった。そ
の温度では、95.5〜96.5℃において更に2相蒸
留物が頭上から得られた。この時に結晶が急速に現れた
。加熱を98℃まで続けたが蒸気はもはや観察されなか
った。結晶スラリーを80℃に冷却し、母液から除去し
た。冷却した母液は、p、p’−異性体ビスフェノール
4.2%とO,pr−異性体ビスフェノール7.4%と
を含有していた。回収した結晶固体の合計質量(冷却母
液から沈殿したものは除く)は129.1gであり、ビ
スフェノールAの出発原料に対して88%の収率であっ
た。
炭−主
p、p’−異性体ビスフェノールからのo、p′−異性
体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの選択
性を更にテストする目的で、前記例2の操作を繰返した
。
体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの選択
性を更にテストする目的で、前記例2の操作を繰返した
。
o、 pr−異性体3.06%を含有するビスフェノー
ルA150gとトルエン510 gと脱イオン水15g
とを撹拌下で105℃に加熱した。得られた混合物を9
ビCに冷却し、真空濾過した。湿潤結晶の試料78gは
、トルエン234gによって室温下で10分間攪拌する
ことによって洗浄した。次に、結晶を真空濾過し、窒素
パージした真空オーブン中で一晩乾燥した。この試料は
、乾燥結晶67.7 g中にo、p′−異性体ビスフェ
ノール877.2ppmを含有していた。母液を放置し
て室温で一晩冷却し、更に結晶化した固体から母液液体
を除去した。母液液体はo、p′−異性体ビスフエノー
ル0.81%およびp、p’−異性体ビスフエノール0
.76%を含有し、一方、母液固体はO,pl−異性体
ビスフエノール0.77%およびp、p’−異性体ビス
フエノール25.97%を含有していた。
ルA150gとトルエン510 gと脱イオン水15g
とを撹拌下で105℃に加熱した。得られた混合物を9
ビCに冷却し、真空濾過した。湿潤結晶の試料78gは
、トルエン234gによって室温下で10分間攪拌する
ことによって洗浄した。次に、結晶を真空濾過し、窒素
パージした真空オーブン中で一晩乾燥した。この試料は
、乾燥結晶67.7 g中にo、p′−異性体ビスフェ
ノール877.2ppmを含有していた。母液を放置し
て室温で一晩冷却し、更に結晶化した固体から母液液体
を除去した。母液液体はo、p′−異性体ビスフエノー
ル0.81%およびp、p’−異性体ビスフエノール0
.76%を含有し、一方、母液固体はO,pl−異性体
ビスフエノール0.77%およびp、p’−異性体ビス
フエノール25.97%を含有していた。
温度の影響は例2におけるよりも幾分か明瞭さに欠けて
いた。蒸気は85〜101℃で観察された。
いた。蒸気は85〜101℃で観察された。
101〜105℃の範囲では、追加の蒸気は観察されな
かった。
かった。
廿り−1
p、p’−異性体ビスフェノールからのo、p′−異性
体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの選択
性を更にテストする目的で、前記例2の操作を繰返した
。
体ビスフェノールの分離に関するドライトルエンの選択
性を更にテストする目的で、前記例2の操作を繰返した
。
o、 p/−異性体30.6%を含有するビスフェノー
ルA400gと脱イオン水40.2gとトルエン933
gとを一緒に103℃に加熱し、一方で凝縮蒸気を除去
した。混合物を75℃に冷却し、真空濾過した。
ルA400gと脱イオン水40.2gとトルエン933
gとを一緒に103℃に加熱し、一方で凝縮蒸気を除去
した。混合物を75℃に冷却し、真空濾過した。
洗浄溶媒のビスフェノール結晶に対する比は例2の3/
1から0.5 / 1に低下させた。結晶342.9g
を収集し、テストした。結晶はo、p′−異性体860
ppmを含有していた。ビスフェノールAの出発供給原
料を基準とすれば、p、p’−異性体90.9%の収率
が得られた。長さ約ICTNの成る大きな結晶を単離し
、別に分析したところ、o、 pL−異性体濃度が僅か
に580ppmであることが分かった。
1から0.5 / 1に低下させた。結晶342.9g
を収集し、テストした。結晶はo、p′−異性体860
ppmを含有していた。ビスフェノールAの出発供給原
料を基準とすれば、p、p’−異性体90.9%の収率
が得られた。長さ約ICTNの成る大きな結晶を単離し
、別に分析したところ、o、 pL−異性体濃度が僅か
に580ppmであることが分かった。
母液を放置して室温で一晩冷却し、更に結晶化した固体
から母液液体を除去した。母液液体はo、p’−異性体
ビスフエノール1.45%およびp、p’−異性体ビス
フエノール0.69%を含有していたヵ トルエン/水の共沸混合物の沸騰を85℃から開始し、
85〜104℃の範囲を通して′m続した。収集した蒸
留物体積を本例の液体温度との関係で記録し、表■に示
した。収集した蒸留物水性相の体積フラクションは全温
度範囲に亘って16%で一定であった。結晶性混合物の
外観は約91℃においてかなり変化する。すなわち、2
つのほとんど同体積の液相から、非常に少量の透明水を
底部に含む、大きな透明有機相に変わる。最初の結晶核
は93.4℃で観察されたが、温度が96℃に達するま
では結晶数は非常に少なく、それ以後、多数の結晶が形
成された。
から母液液体を除去した。母液液体はo、p’−異性体
ビスフエノール1.45%およびp、p’−異性体ビス
フエノール0.69%を含有していたヵ トルエン/水の共沸混合物の沸騰を85℃から開始し、
85〜104℃の範囲を通して′m続した。収集した蒸
留物体積を本例の液体温度との関係で記録し、表■に示
した。収集した蒸留物水性相の体積フラクションは全温
度範囲に亘って16%で一定であった。結晶性混合物の
外観は約91℃においてかなり変化する。すなわち、2
つのほとんど同体積の液相から、非常に少量の透明水を
底部に含む、大きな透明有機相に変わる。最初の結晶核
は93.4℃で観察されたが、温度が96℃に達するま
では結晶数は非常に少なく、それ以後、多数の結晶が形
成された。
表−見
液体温度との関係で記録した、収集された蒸留物の体積
86.6 39 91.0 113 95.8
19787.4 56 91.8 119
97.0 20387.8 65 92.2
j21 9B、2 20588.0 69
92.8 128 99.8 208B8.2
78 93.4 134 100.4 21
488.6 ’al 94.6 135 1
01.4 215B9.0 85 95.6
145*温度は95℃を僅かに越えた。熱入力を下げる
とポット温度が95.6℃から95.0℃に低下した。
19787.4 56 91.8 119
97.0 20387.8 65 92.2
j21 9B、2 20588.0 69
92.8 128 99.8 208B8.2
78 93.4 134 100.4 21
488.6 ’al 94.6 135 1
01.4 215B9.0 85 95.6
145*温度は95℃を僅かに越えた。熱入力を下げる
とポット温度が95.6℃から95.0℃に低下した。
これによって混合物は一定温度で約25m1沸騰した。
生成物中に大きな結晶が存在することによる、ふるい分
析を試料56.6gについて実施した。
析を試料56.6gについて実施した。
結果を表■に示す。
表−立
結晶試料56.6gに関するふるい分析ふるい(メツシ
ュ) −一」L−一 % 1」ノ[31
人!!Σ6 4.4 7.
7 335020 16.9
29.9 85070 1
9.4 34.3 212325
14.8 26.2
45PAN 1.1
1.9 0f寸−5 p、p’−異性体ビスフェノールが優勢な最初の結晶化
の後で、母液中のo、p′−異性体ビスフェノール濃度
が高いことを説明する目的で、前記例2の操作を本例で
使用した。
ュ) −一」L−一 % 1」ノ[31
人!!Σ6 4.4 7.
7 335020 16.9
29.9 85070 1
9.4 34.3 212325
14.8 26.2
45PAN 1.1
1.9 0f寸−5 p、p’−異性体ビスフェノールが優勢な最初の結晶化
の後で、母液中のo、p′−異性体ビスフェノール濃度
が高いことを説明する目的で、前記例2の操作を本例で
使用した。
o、 pl−異性体2.6%を含有するビスフェノール
A5.0001bs(2,268kg)とトルエン5.
0OO1bs(2、268kg ) と水5QO1b
s (226,8kg)とを混合した。
A5.0001bs(2,268kg)とトルエン5.
0OO1bs(2、268kg ) と水5QO1b
s (226,8kg)とを混合した。
この混合物を105℃に加熱して優勢なp、p’−異性
体材料を晶出させ、続いて31℃に冷却した。
体材料を晶出させ、続いて31℃に冷却した。
母液を分離し、蒸発させて、O,pl−異性体43%お
よびp、p’−異性体17.4%を含む固体を回収した
。
よびp、p’−異性体17.4%を含む固体を回収した
。
■−工
本発明の連続操作を説明する目的で、o、p′−異性体
2.66%含有ビスフェノールAを、1/270.1比
のビスフェノールA/l−ルエン/水含有の供給原料中
で使用した。この混合物を、1時間当り晶出器1/2体
積に等しい体積流速で6時間連続的に供給した。供給タ
ンクを86℃に維持し、晶出器を104℃に維持した。
2.66%含有ビスフェノールAを、1/270.1比
のビスフェノールA/l−ルエン/水含有の供給原料中
で使用した。この混合物を、1時間当り晶出器1/2体
積に等しい体積流速で6時間連続的に供給した。供給タ
ンクを86℃に維持し、晶出器を104℃に維持した。
実験の終点で固体をサンプリングし、清浄トルエンでリ
ンスしたところo、 pr−異性体ビスフェノール47
5ppmを含有することが分かった。
ンスしたところo、 pr−異性体ビスフェノール47
5ppmを含有することが分かった。
以上、本発明を好ましい態様に関して説明したが、本発
明の範囲から逸脱しない限り、本発明の他の態様も本発
明の技術的範囲に包含されるものである。
明の範囲から逸脱しない限り、本発明の他の態様も本発
明の技術的範囲に包含されるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ビスフェノールAのp、p′−異性体からビスフェ
ノールAのo、p′−異性体を分離する方法であって、 (a)ビスフェノールAと水とビスフェノールAの有機
溶媒とを混合し、 (b)得られた混合物を68℃とビスフェノールAの融
点との間に撹拌下で加熱し、その際の圧力は、使用する
温度下で水と有機溶媒とを共沸比だけで蒸発させるのに
充分なものであるものとし、(c)形成される共沸蒸気
を加熱混合物から除去して、混合物の温度下で液体中で
結晶化が開始するまで混合物の液相の水の総体積を減少
させ、(d)残りの混合物を冷却して、結晶固体を混合
物中に形成させ、 (e)混合物を64℃より低温に冷却する前に母液から
結晶固体を分離し、そして 工程(a)で供給したビスフェノールA中よりも少ない
o、p′−異性体を含む固体生成物を回収し、そして更
に場合により、こうして回収された固体を、 (f)結晶固体を溶媒で洗浄する工程、および/または (g)結晶固体を乾燥する工程 からなる群から選んだ工程少なくとも1つで処理するこ
とを含んでなる、前記の分離方法。 2、前記の溶媒が、水と非混和性の任意の有機溶媒であ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、前記の溶媒を、クロロホルム、ベンゼン、トルエン
、キシレン、オルトジクロロベンゼン、二塩化エチレン
、1、1、1−トリクロロエタンおよび塩化メチレンか
らなる群から選ぶ特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、加熱温度が85℃〜105℃の範囲である特許請求
の範囲第1項記載の方法。 5、水の質量がビスフェノールAの質量の10〜20%
である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、溶媒対ビスフェノールAの重量比が1/1〜3/1
である特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、溶媒対ビスフェノールAの重量比が2/1である特
許請求の範囲第1項記載の方法。 8、固体を分離する前に混合物を少なくとも75℃に冷
却する特許請求の範囲第1項記載の方法。 9、加熱速度が、2〜3時間で水を除去するのに充分な
ものである特許請求の範囲第1項記載の方法。 10、(a)固体から回収した分離母液液体を更に冷却
し、 (b)冷却液体から結晶化固体を更に収集し、そして (c)これらの更に結晶化した固体を除去する各工程を
更に含む特許請求の範囲第1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US814814 | 1985-12-30 | ||
US06/814,814 US4638102A (en) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | Recrystallization of bisphenol A by azeotropically drying the solvent |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158233A true JPS62158233A (ja) | 1987-07-14 |
JP2515765B2 JP2515765B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=25216067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61284439A Expired - Lifetime JP2515765B2 (ja) | 1985-12-30 | 1986-12-01 | ビスフエノ−ルAのo,p▲’▼−異性体の分離方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4638102A (ja) |
EP (1) | EP0229357B1 (ja) |
JP (1) | JP2515765B2 (ja) |
KR (1) | KR950003116B1 (ja) |
AU (1) | AU593018B2 (ja) |
BR (1) | BR8606002A (ja) |
CA (1) | CA1250002A (ja) |
DE (1) | DE3678815D1 (ja) |
ES (1) | ES2021585B3 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006052174A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Teijin Chem Ltd | 廃芳香族ポリカーボネートから芳香族ジヒドロキシ化合物を得る方法 |
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JP3973239B2 (ja) * | 1995-04-06 | 2007-09-12 | 日本ジーイープラスチックス株式会社 | ジヒドロキシ化合物混合物および重合体 |
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DE102007001427A1 (de) * | 2007-01-09 | 2008-07-10 | Bayer Materialscience Ag | Kristallisationsverfahren zur Herstellung von Bisphenol A |
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-
1985
- 1985-12-30 US US06/814,814 patent/US4638102A/en not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-09-17 AU AU62983/86A patent/AU593018B2/en not_active Ceased
- 1986-09-17 CA CA000518340A patent/CA1250002A/en not_active Expired
- 1986-11-18 BR BR8606002A patent/BR8606002A/pt unknown
- 1986-12-01 JP JP61284439A patent/JP2515765B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-18 DE DE8686117676T patent/DE3678815D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-12-18 EP EP86117676A patent/EP0229357B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-18 ES ES86117676T patent/ES2021585B3/es not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-29 KR KR1019860011432A patent/KR950003116B1/ko not_active IP Right Cessation
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AU593018B2 (en) | 1990-02-01 |
CA1250002A (en) | 1989-02-14 |
BR8606002A (pt) | 1987-09-15 |
KR950003116B1 (ko) | 1995-04-01 |
KR870005949A (ko) | 1987-07-08 |
AU6298386A (en) | 1987-07-02 |
JP2515765B2 (ja) | 1996-07-10 |
EP0229357A1 (en) | 1987-07-22 |
US4638102A (en) | 1987-01-20 |
EP0229357B1 (en) | 1991-04-17 |
ES2021585B3 (es) | 1991-11-16 |
DE3678815D1 (de) | 1991-05-23 |
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