JP2004506571A - 複数パネルのエアバッグ、及び該エアバッグの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(関連出願の相互参照)
本出願は、2000年8月18日に出願された米国特許出願番号第09/640,682号の部分継続出願であり、当該出願は参考として本明細書に含まれる。
【0002】
(技術分野)
本発明は、膨張性保護クッションに関するもので、車両、鉄道車両、乗用車、飛行機などの輸送車両等の中にいる乗員の正面もしくは側面衝突に特に有用なクッション構造を提供する。本発明はまた、本発明のエアバッグクッションを含むモジュール、及び/又は車両等の全体の拘束システムに関する。本発明にかかるクッションを製造する工程もしくは方法も提供される。
【0003】
(背景技術)
本出願は、2000年2月1日に付与された共有にかかる米国特許第6,019,390号に関連しており、当該特許は参考として本明細書に含まれる。
【0004】
米国特許第6,019,390号に記載されているように、乗員輸送用車両等に使用される膨張性保護クッションは、比較的複雑な受動拘束システムの構成部品である。これらシステムの主な要素は:衝撃感知システム、点火システム、火薬材料、取付装置、システム収納容器、および膨張性保護クッションである。衝撃を感知すると火薬に点火され、前記クッションを満たすガスが爆発的に放出されてクッションを展開状態とし、この展開が人体の前方移動の衝撃を吸収して、ガスの迅速な排出によりそのエネルギを放散させることが可能である。これら一連の事象の全ての手順が約100ミリ秒以内に起こる。展開していない状態では、前記クッションは、ステアリングコラムやダッシュボードの中もしくはその周辺、ドアの中、または前席の背部に収納され、保護すべき搭乗者もしくは対象に近接した場所に配置される。
【0005】
エアバッグシステムと通称される膨張性クッションシステムは、これまで車両等の運転者および搭乗者の双方を保護するために使用されていた。運転者を保護するためのシステムは、通常は車両等のステアリングコラム中に装着され、運転者に向かって真直ぐに展開可能なクッション構造を利用していた。これら運転者側のクッションは、運転者とステアリングコラムとの間のかなり狭い決まった領域で作用することから、通常は比較的単純な構造のものとなる。このような構造の一例は、Nelsen氏ほかに1996年7月9日に付与された米国特許第5,533,755号に開示されており、この特許の教示内容は参考として本明細書に含まれる。
【0006】
正面または側面衝突に対して搭乗者を保護するために使用される膨張性クッションは、搭乗者の位置がはっきり定まらず、かつ衝突する際に、搭乗者と搭乗者がぶつかる可能性のある車両表面との間に比較的大きな距離が存在し得るため、一般的にはより複雑な構造でなければならない。このような状況下で使用される従来のクッションは、Bisho氏に1996年5月28日に付与された米国特許第5,520,416号;Krickl氏に1995年10月3日に付与された米国特許第5,454,594号;Hawthorn氏ほかに1995年6月13日に付与された米国特許第5,423,273号;Yamaji氏ほかに1994年5月31日に付与された米国特許第5,316,337号;Wehner氏ほかに1994年5月10日に付与された米国特許第5,310,216号;Watanabe氏ほかに1992年2月25日に付与された米国特許第5,090,729号;Wallner氏ほかに1992年2月11日に付与された米国特許第5,087,071号;Backhaus氏に1990年7月31日に付与された米国特許4,944,529号;およびBuchner氏ほかに1974年2月19日に付与された米国特許3,792,873号に開示されており、これら特許のすべては参考として本明細書に含まれる。
【0007】
商業的に使用されている拘束クッションの多くは、ポリエステル、6ナイロンまたは6−6ナイロンポリマーなどの材料からなるマルチフィラメント合成糸を用いた織編物(woven fabric)材料から形成される。これらに使用される代表的な織布は、Bloch氏に1990年5月1日に付与された米国特許第4,921,735号;Krummheuer氏ほかに1992年3月3日に付与された米国特許第5,093,163号;Menzel氏ほかに1992年5月5日に付与された米国特許第5,110,666号;Swoboda氏ほかに1993年8月17日に付与された米国特許第5,236,775号;Sollars, Jr.氏ほかに1994年1月11日に付与された米国特許第5,277,230号;Krummheuer氏ほかに1994年10月18日に付与された米国特許5,356,680号;Krummheuer氏ほかに1995年12月26日に付与された米国特許5,477,890号;Krummheuer氏ほかに1996年4月16日に付与された米国特許5,508,073号;Bowen氏ほかに1996年4月2日に付与された米国特許5,503,197号;およびBowen氏ほかに1998年1月6日に付与された米国特許5,704,402号に開示されており、これらはすべて参考として本明細書に含まれる。
【0008】
理解されるであろうが、クッション構造の通気性は、衝突事象に続く膨張およびその後の迅速な収縮の速度を決定する際の重要な要素である。クッション全体の通気性を制御するため、クッションの異なる領域で異なる材料を使用することが望ましい。このように、クッションの構成に幾つもの織布パネルを使用することは、有用なデザイン特性となり得る。また、クッション構造に複数の織布パネルを使用することにより比較的複雑な3次元の幾何学形状の開発が可能となり、これは、全身用クッションが望まれる搭乗者側に適用されるクッションの形成に有用である。複数の織布パネルの使用は、通気性の取扱いおよび幾何学的デザインにおいては幾つかの利点を提供するものの、搭載者側の拘束クッションに用いる複数の織布パネルの使用では、複数の曲線の継ぎ目によって異なる幾何学的形状を有する複数のパネルを組み立てることが従来から必要とされた。
【0009】
理解されるであろうが、基材から複数のパネル構造を裁断する際の重要な考慮点は、これらのパネルを緊密に嵌め込んで一定の面積から裁断し得るパネル数を最大にできることである。クッションのパネルを作る異なった幾何学形状の数を最小にし、そして外周形状をほぼ直線的な幾何学形状にすることが、一般的に基材から裁断されるパネルの数を多くできることが知られている。一般に直線的な形状を有するパネルを使用することで、ほぼ直線的な継ぎ目を用いてパネルを互いにつなぐことができたり、あるいはジャガード若しくはドビー織機を使用する織り工程の間にほとんどが形成可能になるなどの付加的な利点を有する。
【0010】
(発明の開示)
本発明は、2つのボデーパネル区分と、1つのセンターパネル区分とから構成され得る搭乗者側のエアバッグ構造を提供する。各区分は、1つ以上のパネルもしくは切片から作られ得る。両ボデーパネル区分は相互に及びセンターパネルに、幾つかのほぼ平坦で真直ぐな継ぎ目で継ぎ合わされる。このように、本発明により形成されたエアバッグ構造は、材料を極めて有効に使用し、複雑な曲線の縫い合わせ作業をほとんどすることなく製作され得る。この結果、本発明は現状の技術に対して有用な利点を備えたものとなる。
【0011】
上述した観点から、本発明の一般的な目的は、非常に効率的で容易に製造される膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0012】
本発明のより具体的な目的は、1つもしくはそれ以上のボデーパネル区分と、1つのセンターパネルもしくは区分とから製造される膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。各パネル区分は、1つよりも多いパネル又は切片により作ることができる。
【0013】
本発明の更なる目的は、一連のほぼ真直ぐで平坦な継ぎ目によって相互につながれる複数のパネル区分及び/又は複数のパネルから製造される膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、ほぼ完成したクッションが織機上で形成されるよう、ジャカードもしくはドビー織機によって編まれ、一体に継ぎ合わされる複数の織布パネルから製造される膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0015】
本発明の更に追加の目的は、1枚のシート材料全体に亘って緊密に配置され得る2つの基本的な幾何学形状を備え、これによって裁断及び縫製作業の際に良好な材料使用を促進するパネル区分から製造される膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0016】
本発明の更に他の目的は、クッションの全体の通気特性を最適化できるよう、異なる通気特性を示す複数の材料パネルから作られる、容易に製造可能な膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0017】
本発明の更に追加の目的は、被覆材料及び非被覆材料のパネルの組合せから形成される、容易に製造可能な膨張性乗員拘束クッションを提供することにある。
【0018】
本発明の他の目的は、簡単で構造的に有利なデザインを持つ、低価格の膨張性拘束クッションの製造方法を提供することにある。
【0019】
本発明の更に他の目的は、少なくとも70%をほぼ真直ぐな継ぎ目によって継ぎ合わされる、1つもしくはそれ以上のパネルもしくは区分からなるエアバッグを提供することにある。
【0020】
本発明が意図するこれらの、そしてその他の目的を達成するため、本明細書で実施され広範に記述されるように、本発明は、最も好ましい実施の形態において、対応する横方向の境界端末に沿ってほぼ真直ぐな2つの継ぎ目によって相互に継ぎ合わされる、ほぼ同様の幾何学形状をした2つのボデーパネル区分を含んでいる車両等の拘束システムに使用するエアバッグクッションを提供している。前記ボデーパネルの相互に継ぎ合わされていない境界区域は、一連のほぼ真直ぐな継ぎ目で四辺形のセンターパネルの周囲に継ぎ合わされ、これによって膨張性クッション構造を形成する。
【0021】
本発明の追加となる目的および利点の一部を以下に記載するが、一部はこの記載からも明らかであり、あるいは本発明の実施により明らかになろう。上述した一般的記載と、後述の好ましい実施の形態の詳細な記載との双方は、例示および説明目的のみであって、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲をいかなる意味においても限定するものと理解してはならない。
【0022】
本明細書に含まれ、その一部を構成する添付された図面は、本発明の幾つかの好ましいと考えられる実施の形態を示しており、詳細な説明と共に本発明の原理を説明する役割を果たすものである。
【0023】
(好ましい実施の形態)
ここで、添付された図面に例示された本発明の好ましいと思われる実施の態様を詳細に説明する。いかなる意味においても、本発明を、以下に説明され及び図示された実施の形態に限定する意図がないことは理解されるべきである。反対に、添付の請求の範囲により明らかにされる本発明の真の精神および範疇に含まれ得る全ての代替、変更、均等なものは、ここに包含されることが意図されている。
【0024】
各図面を通じて、同一の構成部品に対しては同一の符号を付している。図1は、衝突の際に車両乗員をダッシュパネル16、ウィンドシールド18、その他の内部表面に当たらないよう保護する、インフレータ12と共に使用される膨張性拘束クッション10を示している。理解されるように、この膨張性拘束クッション10は、正面衝撃用のセンターパネルもしくは区分20と、この正面衝撃用センターパネルにつながれてそこから延び、インフレータ12と流体導通する2つのボデーパネル区分22、24を含んでいる。
【0025】
図2には、正面衝撃用センターパネル20とボデーパネル区分22、24との間の接合関係を構築するために使用する好ましい継ぎ目構造を示している。図示のように、ボデーパネル区分22、24は、ほぼ真直ぐのボデー継ぎ目26によって相互に継ぎ合わされている。図2には1つのボデー継ぎ目26しか描かれていないが、本実施の形態では、拘束クッション10の反対側にも、ボデーパネル22、24の長さ方向に沿って同様な継ぎ目が配置されていることは理解されよう。図2に表示された好ましい実施の形態では、正面衝撃パネル20は、図示のようにボデーパネル区分22、24のつながれていない端末に、好ましくは幾つかのほぼ真直ぐな正面継ぎ目27によって継ぎ合わされる。この継ぎ合わせ作業が完了すると、衝突時にこれらの継ぎ目が内側となるよう、好ましくはこの膨張性拘束クッション10は裏返しにされる。さらに、図2に示すアセンブリの形態では比較的直線状の箱型形状となっているが、このクッション10が一旦裏返しにされると、その形状は図1に示すようなほぼ丸みを帯びた形になる傾向がある。
【0026】
ここでいう継ぎ目、もしくは継ぎ合わせ作業に関して、従来の縫い合わせによるつなぎだけではなく、例示目的であって限定はしないが、織込み継ぎ目、接着継ぎ目、溶着継ぎ目、超音波継ぎ目、その他当業者に周知である適切な手法が含まれることは理解されよう。このように、従来の縫製継ぎ目が好ましいとは思われるものの、本発明はこれには限定されない。
【0027】
図3A〜3Cは、本発明にかかる第1の好ましい実施の形態の膨張性拘束クッション10のボデーパネル区分22、24と、正面衝撃センターパネルもしくは区分20とを示している。図示のように、各ボデーパネル区分22、24は、第1の終末部「A」と第2の終末部「B」とが境界となる、ほぼ真直ぐな上部境界端末28、30を含んだ概略ダイアモンド形状を示している。各ボデーパネル区分22、24はまた、好ましくは第1のほぼ真直ぐな横境界端末34、38と、第2のほぼ真直ぐな横境界端末36、40とを含んでいる。各ボデーパネル区分22、24はさらに、図示のように好ましくは上部境界端末28、30の前記第1の終末部と第1の横境界端末34、38との間に延びている第1のほぼ真直ぐな中間境界端末42、44を含んでいる。第2のほぼ真直ぐな中間境界端末46、48は、好ましくは各ボデーパネル区分の上部境界端末28、30の前記第2の終末部と第2の横境界端末36、40とをつないでいる。
【0028】
図3Cに示すように、正面衝撃センターパネル20は、好ましくは図示のような4本のほぼ真直ぐな境界端末52、54、56、58を含む直線で囲まれた幾何学形状をしている。衝撃センターパネル20は、境界端末部間の交点がほぼ直角となる正方形もしくは矩形であることが好ましい。長さ寸法が幅寸法よりもかなり長くなる長尺形状の非正方形の幾何学形状の使用も想定されている。このような形状では、長さ寸法が幅寸法よりも少なくとも10パーセントは長く、より好ましくは幅寸法よりも少なくとも20パーセントは長く、最も好ましくは幅寸法より少なくとも30パーセントは長い。しかしながら、この長さ寸法は、以上に明示した最少の値よりもはるかに大きなものとすることができ、実際、広範な領域をカバーするには幅寸法の数倍にすることも可能であることは理解されよう。
【0029】
正面衝撃センターパネル20と各ボデーパネル区分22、24が形成される材料の構成は、各々が相互に類似するものであっても非類似のものであってもよい。これら各パネルは、単なる例示であって限定ではないが、織編物、ニット製織布、不織布、フィルム、およびこれらの組み合わせを含む多数の材料から形成され得る。織編物が好ましく、平織りまたはパナマ織りのような密織りの構成から形成される織編物が特に好ましい。このような織編物は、ポリエステル、6ナイロンおよび6−6ナイロンといったポリアミド、または当業者には周知の他の好適な材料から形成され得る。良好な折り畳み性を必要とするバッグにとっては、約1〜4デニール/フィラメントよりも大きくない規格のフィラメント当たりのデニールとなる比較的低いマルチフィラメント糸が特に望ましい。
【0030】
基材から予め裁断されたパネル区分20、22、24を縫い合わせてクッションが形成され、正面衝撃センターパネル20に織編物が使用される場合には、このようなパネルは好ましくは、その境界端末が縦糸及び横糸方向にほぼ平行となるよう織布から裁断されることが好ましい。同様に、ボデーパネル区分22、24の形成に織編物が使用される場合には、上部境界端末28、30が縦糸もしくは横糸のいずれかの方向にほぼ平行になるよう裁断することが好ましい。
【0031】
実際の適用時には、線密度が約40デニールから約1200デニールの合成糸から形成される織編物が、本発明にかかるクッション10を形成するのに有用であると考えられる。線密度が約315〜約840の糸から形成される織布が特に有用であると考えられ、線密度が約400〜約650の範囲の糸から形成される織布が最も有用であると考えられる。
【0032】
各パネル20、22、24は、同じ材料から形成され得るが、異なる材料及び/又は構成からも形成され得る。例示目的であって限定はされないものの、ボデーパネル区分22、24のいずれか一方もしくは双方は、平方フィートあたり約5CFMまたはそれ以上の高い通気性の非被覆の織布から形成することができ、一方センターパネル20は、織布を横切る0.5インチの水の差圧で測定した場合に、好ましくは平方フィートあたり約3CFMまたはそれより小さい通気性の被覆もしくは非被覆の織布から形成される。通気量が平方フィートあたり約1〜3CFMの織布が、ボデーパネルもしくはセンターパネル区分のいずれにも所望され得る。非被覆の状態で2CFM未満、好ましくは1CFM未満の通気性を有する織布が所望され得る。織布が約100ポンドまでの範囲の2軸応力を受けたときに通気量が実質的に約2倍よりも大きくはならない2CFM未満の通気性を有する織布が特に好ましい。流体ジェット織機により形成される上記のような特性を示す織布が最も好ましいと思われる。
【0033】
1つまたは複数の材料のパネルに被覆が施される場合には、ネオプレン、シリコンウレタンまたは分散ポリアミドが好ましい。織布の重量を最小にして折り畳み性を高めるには、平方ヤードあたり0.6オンス以下、より好ましくは平方ヤードあたり0.4オンス以下、および最も好ましくは平方ヤードあたり0.3オンス以下の乾燥付加重量(dry add on weight)を有する分散ポリアミドなどの被覆が特に好ましい。もちろん、被覆の利用の他にも、異なる織り密度、及び/又はカレンダリングのような当業者にとって周知の仕上げ処理を含んだ織布の使用により、各種パネルの異なる特性が実現され得ることは理解されよう。
【0034】
本発明にかかる拘束クッション10の主要パネル区分20、22、24に関して表示し、説明してきたが、このようなクッション10は、当業者にとって周知である形状規定テザー、ガス通気穴、マウス補強材等といった追加の部品を更に含み得ることは理解されよう。
【0035】
本発明にかかるクッション10の組立てと構成とは、図2、図3A〜3Cを参照することで最も良く理解される。本発明の好ましい実施では、対応する横境界端末34、38及び36、40に沿ってほぼ真直ぐなボデー継ぎ目26が施されている。正面衝撃センターパネル20は、2つの対向する境界端末52、54に沿って、ボデーパネル区分22、24のほぼ真直ぐな上部境界端末28、30につなぎ合わされる。中間境界端末42、44、46、48は、センターパネル20の残余の境界端末56、58に沿ってつなぎ合わされて閉鎖構造が形成される。図示された好ましい実施の形態では、センターパネル20の合計の周囲長さは、ボデーパネル区分の上部境界端末34、38と中間境界端末42、44、46、48との合計の長さにほぼ等しい。このように対応する長さの区域の使用は、余分な材料から生ずる大きなしわの発生を生ずることなく、ほぼ真直ぐな継ぎ目を使用して完全な閉鎖部の形成を可能にする。最も好ましい実施の形態では、センターパネルの上部及び下部境界端末52、54は、ボデーパネル区分の上部境界端末36、40にほぼ等しい長さとなり、前記ボデーパネル区分の第1のほぼ真直ぐな中間境界端末42、44は、その合計が前記センターパネルの第1の横境界端末56とほぼ等しい長さであり、前記ボデーパネル区分の第2のほぼ真直ぐな中間境界端末46、48は、その合計が前記センターパネルの第2の横境界端末58とほぼ等しい長さである。
【0036】
理解されるように、前記の好ましい幾何学形状は、図2に示すようなボデー継ぎ目26と正面継ぎ目27とを形成する一連の平坦な直線状の継ぎ合わせ作業により、閉鎖されたクッションの形成を可能にしている。このような平坦で真直ぐな継ぎ合わせ作業は、一般に製造工程の効率化を大いに促進させる。加えて、この構造の材料として織編物が使用される場合は、各正面の継ぎ目27は、センターパネル20の主要な織り糸方向に沿ったものとなり、これによってクッションの正面衝撃領域により優れた安定性を付加する。
【0037】
図4A〜4Cには、正面衝撃センターパネルもしくは区分120と、これに対応するボデーパネル区分122、124を示しており、これはトップ搭載の構造においてダッシュパネルを取り囲むのに所望されるような弓形の拡大された形状を有するクッションの形成に使用される。このトップ搭載とは、クッションが乗員に真直ぐに対向する位置からではなく、ダッシュパネルの上面(トップ)から展開する場合をいう。理解されるように、図4A〜4Cに示すパネル区分を備えた拘束クッションの構成とアセンブリとは、図3A〜3Cに関する上述の説明とほぼ同様である。しかしながら、図示のように、トップ搭載構造のインフレータを収納するよう、マウス形成開口部が調整される。
【0038】
図5A〜5Cには、延長された形状を有するクッション要求の適用に使用される正面衝撃センターパネルもしくは区分220と、これに対応するボデーパネル区分222、224を示している。例示目的であって限定はされないが、このような適用では、乗員の頭部と胴部に対する完全な正面衝撃保護もしくは側面衝撃保護が含まれ得る。図示のように、本実施の形態では、ボデーパネル区分222、224は、かなり長い上部境界端末228、230に特徴があり、センターパネル220はこれに相応して上部及び下部の境界端末252、254に沿ってかなりの長さを有する。理解されるように、この長さは、横境界端末258、258に沿った幅の2倍以上の長さである。再度、この構成はこれまでの構成に関して述べたものと同様であり、すなわち、対応する第1の横境界端末234、238が継ぎ合わされ;対応する第2の横境界端末236、240が継ぎ合わされ;センターパネルの上部及び下部境界端末252、254がボデーパネル区分の上部境界端末228、230に継ぎ合わされ;ボデーパネル区分の第1の中間境界端末242、244がセンターパネルの第1の横境界端末256に継ぎ合わされ;ボデーパネル区分の第2の横境界端末246、248がセンターパネル220の残余の横境界端末258に継ぎ合わされる。
【0039】
理解されるように、この結果得られた前記延長されたクッション構造は、膨張制限継ぎ目もしくはテザーを適用することによって、個々の突出部もしくはチャンバに区分することができる。理解されるように、このような複数の突出部を含めることは、衝突時において異なる挙動を示す身体の異なる部分を保護するのに好ましい。例示目的であって限定はされないが、上方の突出部は頭部の保護に、下方の突出部は膝の保護に使用され得る。このような複数の突出部を構成する好ましい継ぎ目構造が、本願出願人にかかる継続中の出願第08/969,823号に開示されており、その内容は参考として本明細書に含まれる。
【0040】
図6A〜6Dには、本発明の更に他の実施の形態を示しており、直線で囲まれたセンターパネル又は区分320と、2つのボデーパネル区分322、324が含まれる。図示のように本実施の形態のボデーパネル区分は、比較的長く、ほぼ真直ぐの上部境界端末328、330と、この上部境界端末に対してほぼ直角に配置された中間境界端末342、344、346、348を含むことを特徴とする。
【0041】
本実施の形態にかかるクッション・アセンブリは、これまでの実施の形態のものとやや異なり、クッション構造310を囲むため、ボデーパネル区分322、324が対応する横境界端末334、338及び336、340に沿って、さらに対応する中間境界端末342、344及び346、348に沿って継ぎ合わされる。ボデーパネル区分の上部境界端末328、348は丸められ、センターパネル20の周囲に継ぎ合わされる。したがって、第1のボデーパネル区分322の上部境界端末328は、センターパネルの上部境界端末352とその各横端末の半分にまたがる十分な長さである。同様にして、第2のボデーパネル区分の上部境界端末330は、センターパネル320の残余の周囲を囲むに十分な長さである。
【0042】
両ボデーパネルの中間境界端末に沿った継ぎ目の導入は、図6Dに示すように、中間境界端末に沿って形成される継ぎ目ライン364、366によってほぼ二分される横方向に展開した三角形区域360、362により、衝突の際にエアバッグのボデーを構造のほぼ正面に強制的に維持する効果があることが判明した。
【0043】
これまでの説明では、個々の織布パネル20、22、24を所望材料のシートから裁断し、これらの切片を上述したように一体に継ぎ合わせることによって本発明にかかるクッションを製造することに主眼をおいていたが、本発明は更に、いわゆる「織機上」でのクッションの製造をも想定している。このような製造には、好ましくは当業者に周知であるジャカードもしくはドビー織機の使用が含まれる。理解されるように、これらの織機は、複数の層の織布の形取りと継ぎ合わせとを単一の作業で行うことができる。加えてこれらの機械は、織布の異なる領域の織込み密度もしくはカバー率を調整するようプログラムすることができる。このため、本発明にかかるクッションは、部分的もしくは全てがこれらの織機上で製造することができ、これによってその後の縫製作業を大幅に低減し、もしくは省略することができる。
【0044】
理解されるように、図示される各好ましい実施の形態では、マウス開口部は、前記横境界端末の末端下方の領域に留めることができる。良く知られているように、このようなマウス開口部は、補強層が加えられ、もしくは加えられることなくインフレータ12につながれる。
【0045】
図3A〜B、5A〜B、6A〜Bに示すような対称形の直線ダブルピークのマウス形成開口部、及び図4Bに示す弓形トップ搭載用マウス開口部に加え、本発明には多数の異なるマウス構造の適用が想定されている。例示目的のみで限定はされないが、図7には、これまで説明したボデーパネル区分22、24に類似するものの、第1のピーク462、第2のピーク464を含む非対称形のダブルピークのマウス構造を有するボデーパネル区分422が示されている。理解されるように、このような構造を備えたボデーパネル区分が使用されると、インフレータ12は、マウス補強層が加えられ、もしくは加えられることなく両ピークの間に収納される。
【0046】
図7Bには、他の好ましいマウス構造が示されており、ここではボデーパネル区分22、24に類似するものの各パネル区分にある2つの傾斜タブ部566、568からなるマウス形成構造を含んだボデーパネル区分522が示されている。これらのタブ部は、上述したクッションの製造の後、この両者の間に形成される凹み部に収納されるインフレータの周囲に配置され得る。
【0047】
図7Cには、さらに他のマウス形成構造が示されており、ここでは各ボデーパネル区分622は、その下部で図示のように端末が箱型タブ672となっている。理解されるように、このような箱型タブは、インフレータを簡単にかつ有効に取り巻くよう使用され得る。
【0048】
図8には、正面衝撃センターパネル20と、ボデーパネル区分22、24との間の継ぎ合わせ部分を形成する際に使用される、好ましい継ぎ合わせ構造を示している。各区分22、24は、複数のパネルもしくは切片22A、22B、24A、24Bから作られている。図示のように、ボデーパネル区分22、24は、ほぼ真直ぐなボデー継ぎ目26によって相互に継ぎ合わされている。ボデーパネル22A、22B及び24A、24Bは、ほぼ真直ぐなボデーパネル継ぎ目25によって相互に継ぎ合わされている。図8にはこのようなボデー継ぎ目26、ボデーパネル継ぎ目25が1つずつしか描かれていないが、本好ましい実施の形態では、同様な継ぎ目がこの拘束クッション10の反対側で、ボデーパネル区分22、24とボデーパネル22B、24Bの長さ方向に沿って同様に配置されていることは理解されよう。図8に示される本実施の形態では、正面衝撃パネル20は、ボデーパネル区分22、24の継ぎ合わされていない端末に対し、好ましくは図示のようなほぼ真直ぐな一連の正面継ぎ目27によって継ぎ合わされる。継ぎ合わせ工程が完了すると、好ましくはこの膨張性拘束クッション10は、膨張の際にはこれらの継ぎ目が内側となるよう裏返しにされる。さらに、図8に示すアセンブリの形状は比較的直線的な箱型形状となっているが、このクッション10が一旦裏返されると、その形状は図1に示すようなほぼ丸みを帯びた形となる傾向にある。
【0049】
各ボデーパネル区分22、24が、それぞれ2つのパネルもくしは切片22A、22B及び24A、24Bによって構成されるよう示されているが、各区分は、1つもしくはそれ以上の切片から作り得ることが想定されている。これらの切片は、真直ぐな継ぎ目で継ぎ合わされることが好ましい。
【0050】
図9A〜9Cには、本発明にかかる膨張性拘束クッション10の、第1の好ましい実施の形態のボデーパネル区分22、24(複数のパネルもしくは切片22A、22B、24A、24B)と、正面衝撃センターパネルもしくは区分20とを示している。図示のように、各ボデーパネル区分22、24は、第1の終末部「A」と第2の終末部「B」とを境界とするほぼ真直ぐな上部境界端末28、30を含んだ、概略ダイアモンド形状を示している。各ボデーパネル区分22、24はまた、好ましくは第1のほぼ真直ぐな横境界端末34、38と、第2のほぼ真直ぐな横境界端末36、40とを含んでいる。各ボデーパネル区分22、24はさらに、図示のように好ましくは上部境界端末28、30の前記第1の終末部と第1の横境界端末34、38との間に延びている第1のほぼ真直ぐな中間境界端末42、44を含んでいる。第2のほぼ真直ぐな中間境界端末46、48は、好ましくは各ボデーパネル区分の上部境界端末28、30の前記第2の終末部と第2の横境界端末36、40とをつないでいる。
【0051】
図9Cに示すように、正面衝撃センターパネル20は、図示のように、好ましくは4本のほぼ真直ぐな境界端末52、54、56、58を含む直線で囲まれた幾何学形状をしている。衝撃センターパネル20は、好ましくは境界端末部の交点がほぼ直角となる正方形もしくは矩形である。長さ寸法が幅寸法よりもかなり長い長尺形状の非正方形の幾何学形状の使用も想定され得る。このような形状では、前記長さ寸法は幅寸法よりも少なくとも10パーセント長く、より好ましくは幅寸法よりも少なくとも20パーセント長く、最も好ましくは幅寸法より少なくとも30パーセント長い。しかしながら、この長さ寸法は、以上に明示した最少の値よりもはるかに大きなものとすることができ、実際、広範な領域をカバーするには幅寸法の数倍にすることも可能なことは理解されよう。
【0052】
図9A〜9Cの正面衝撃センターパネル20と各ボデーパネル区分22、24が形成される材料の構成は、各々が相互に類似するものであっても非類似のものであってもよい。これら各パネルは、単なる例示であって限定ではないが、織編物、ニット製織布、不織布、フィルム、およびこれらの組み合わせを含む多数の材料から形成され得る。織編物が好ましく、平織りまたはパナマ織りのような密織りの構成から形成される織編物が特に好ましい。このような織編物は、ポリエステル、6ナイロンおよび6−6ナイロンといったポリアミド、または当業者には周知の他の好適な材料から形成され得る。良好な折り畳み性を必要とするバッグにとっては、約1〜4デニール/フィラメントよりも大きくない規格のフィラメント当たりのデニールとなる比較的低いマルチフィラメント糸が特に望ましい。
【0053】
基材から予め裁断されたパネル区分20、22、24を縫い合わせてクッションが形成され、正面衝撃センターパネル20に織編物が使用される場合には、このようなパネルは好ましくは、その境界端末が縦糸及び横糸の方向にほぼ平行となるよう織布から裁断されることが好ましい。同様に、ボデーパネル区分22、24を形成するのに織編物が使用される場合には、上部境界端末28、30が、縦糸もしくは横糸方向のいずれかとほぼ平行になるように裁断することが好ましい。
【0054】
実際の適用時には、線密度が約40デニールから約1200デニールの合成糸から形成される織編物が、本発明にかかるクッション10を形成するのに有用であると考えられる。線密度が約315〜約840の糸から形成される織布が特に有用であると考えられ、線密度が約400〜約650の範囲の糸から形成される織布が最も有用であると考えられる。
【0055】
各パネル20、22、24は、同じ材料から形成され得るが、異なる材料及び/又は構成からも形成され得る。例示目的であって限定はされないものの、ボデーパネル区分22、24のいずれか一方もしくは双方は、平方フィートあたり約5CFMまたはそれ以上の高い通気性の非被覆の織布から形成することができ、一方センターパネル20は、織布を横切る0.5インチの水の差圧で測定した場合に好ましくは平方フィートあたり約3CFMまたはそれより小さい通気性の被覆されたもしくは非被覆の織布から形成される。通気量が平方フィートあたり約1〜3CFMの織布が、ボデーパネルもしくはセンターパネル区分のいずれにも所望され得る。非被覆の状態で2CFM未満、好ましくは1CFM未満の通気性を有する織布が所望され得る。織布が約100ポンドまでの範囲の2軸応力を受けたときに通気量が実質的に約2倍よりも大きくならない2CFM未満の通気性を有する織布が特に好ましい。流体ジェット織機により形成される上記のような特性を示す織布が最も好ましいと思われる。
【0056】
1つまたは複数の材料のパネルに被覆が施される場合には、ネオプレン、シリコンウレタンまたは分散ポリアミドが好ましい。織布の重量を最小にして折り畳み性を高めるには、平方ヤードあたり0.6オンス以下、より好ましくは平方ヤードあたり0.4オンス以下、および最も好ましくは平方ヤードあたり0.3オンス以下の乾燥付加重量(dry add on weight)を有する分散ポリアミドなどの被覆が特に好ましい。もちろん、被覆の利用の他にも、異なる織り密度、及び/又はカレンダリングのような当業者にとって周知の仕上げ処理を含んだ織布の使用により、各種パネルの異なる特性が実現され得ることは理解されよう。
【0057】
本発明にかかる拘束クッション10の主要パネル区分20、22、24に関して表示し、説明してきたが、このようなクッション10は、当業者にとって周知である形状規定テザー、ガス通気孔、マウス補強材等といった追加の部品を更に含み得ることは理解されよう。
【0058】
本発明にかかるクッション10の組立てと構成とは、図8、図9A〜9Cを参照することで最も良く理解される。本発明の好ましい実施では、パネル22A、22B、並びに24A、24Bの向かい合った端末に沿ってほぼ真直ぐなボデーパネル継ぎ目が施される。対応する横境界端末34、38及び36、40に沿っては、ボデー継ぎ目26が施される。正面衝撃センターパネル20は、ボデーパネル区分22、24のほぼ真直ぐな上部境界端末28、30に対して、2つの対向する境界端末52、54に沿って継ぎ合わされる。中間境界端末42、44、46、48は、センターパネル20の残余の境界端末56、58に沿って継ぎ合わされて閉鎖構造が形成される。図示された好ましい実施の形態では、センターパネル20の合計の周囲の長さは、ボデーパネル区分の上部境界端末34、38と中間境界端末42、44、46、48との合計の長さにほぼ等しい。このように対応する長さの区域の使用は、余分な材料から生ずる大きなしわの発生を生ずることなく、ほぼ真直ぐな継ぎ目を使用した完全な閉鎖部の形成を可能にする。最も好ましい実施の形態では、センターパネルの上部及び下部境界端末52、54は、ボデーパネル区分の上部境界端末36、40にほぼ等しい長さとなり、前記ボデーパネル区分の第1のほぼ真直ぐな中間境界端末42、44は、その合計が前記センターパネルの第1の横境界端末56とほぼ等しい長さであり、前記ボデーパネル区分の第2のほぼ真直ぐな中間境界端末46、48は、その合計が前記センターパネルの第2の横境界端末58とほぼ等しい長さである。
【0059】
理解されるように、前記の好ましい幾何学形状は、図8に示すようなボデー継ぎ目26と正面継ぎ目27とを形成する一連の平坦で真直ぐな継ぎ合わせの作業によって閉鎖されたクッションの形成を可能にする。このような平坦で真直ぐな継ぎ合わせ作業は、一般に製造工程の効率化を大いに促進させる。加えて、この構造の材料として織編物が選択された場合、各正面の継ぎ目27は、センターパネル20の主要な織り糸方向に沿ったものとなり、これによってクッションの正面衝撃領域により優れた安定性を付加する。
【0060】
図10A〜10Cには、正面衝撃センターパネルもしくは区分120と、これに対応した複数のパネルもしくは切片122A、122B、124A、124Bから作られるボデーパネル区分122、124を示しており、これはトップ搭載の構造においてダッシュパネルを取り囲むのに所望されるような弓形の拡大された形状を有するクッションの形成に使用される。このトップ搭載とは、クッションが乗員に真直ぐ対向する位置からではなく、ダッシュパネルの上面(トップ)から展開する場合をいう。理解されるように、図10A〜10Cに示すパネル区分を備えたこの拘束クッションの構造と組立ては、図9A〜9Cに関する上述の説明と同様である。しかしながら、図示のように、トップ搭載構造のインフレータを収納するよう、マウス形成開口部が調整される。
【0061】
図11A〜11Cには、延長された形状を有するクッション要求の適用に使用される正面衝撃センターパネルもしくは区分220と、これに対応した複数のパネルもしくは切片222A、222B、224A、224Bから作られるボデーパネル区分222、224を示している。例示目的であって限定はされないが、このような適用には、乗員の頭部及び胴部に対する完全な正面衝突保護もしくは側面衝突保護が含まれ得る。図示のように、本実施の形態では、ボデーパネル区分222、224は、かなり長い上部境界端末228、230に特徴があり、センターパネル220はこれに相応して上部及び下部境界端末252、254に沿ってかなりの長さを有する。理解されるように、この長い寸法は、横境界端末256、258に沿って測定した幅の2倍以上となる。再度、この構成はこれまでの構成に関して述べたものと同様であり、すなわち、複数のパネル222A、222B及び224A、224Bが継ぎ合わされ、その後、対応する第1の横境界端末234、238が継ぎ合わされ;対応する第2の横境界端末236、240が継ぎ合わされ;センターパネルの上部及び下部境界端末252、254がボデーパネル区分の上部境界端末228、230に継ぎ合わされ;ボデーパネル区分の第1の中間境界端末242、244がセンターパネルの第1の横境界端末256に継ぎ合わされ;ボデーパネル区分の第2の横境界端末246、248がセンターパネル220の残余の横境界端末258につなぎ合わされる。
【0062】
理解されるように、この結果得られた前記延長されたクッションの構造は、膨張制限継ぎ目もしくはテザーを適用することによって、個々の突出部もしくはチャンバに区分することができる。理解されるように、このような複数の突出部を含めることは、衝突時において異なる挙動を示す身体の異なる部分を保護するのに好ましい。例示目的であって限定はされないが、上方の突出部は頭部の保護に、下方の突出部は膝の保護に使用され得る。このような突出部を構成する好ましい継ぎ目構造が、本願出願人にかかる継続中の出願第08/969,823号に開示されており、その内容は参考として本明細書に含まれる。
【0063】
図12A〜12Dには、本発明の更に他の実施の形態を示しており、直線で囲まれたセンターパネル又は区分320と、複数のパネルもしくは切片322A、322B、324A、324Bから作られる2つのボデーパネル区分322、324が含まれる。図示のように、本実施の形態のボデーパネル区分は、比較的長く、ほぼ真直ぐの上部境界端末328、330と、この上部境界端末に対してほぼ直角に配置された中間境界端末342、344、346、348を含むことを特徴とする。
【0064】
本実施の形態にかかるクッションアセンブリは、これまでの実施の形態のものとやや異なり、クッション構造310を囲むため、パネル322A、322B、及び324A、324Bがその向かい合った端末に沿って継ぎ合わされ、その後、ボデーパネル区分322、324が対応する横境界端末334、338及び336、340に沿って、さらに対応する中間境界端末342、344及び346、348に沿って継ぎ合わされる。ボデーパネル区分の上部境界端末328、348は丸められ、センターパネル20の周囲に継ぎ合わされる。したがって、第1のボデーパネル区分322の上部境界端末328は、センターパネルの上部境界端末352とその各横端末の半分にまたがる十分な長さである。同様にして、第2のボデーパネル区分の上部境界端末330は、センターパネル320の残余の周辺を囲むに十分な長さである。
【0065】
両ボデーパネルの中間境界端末に沿った継ぎ目の導入は、図12Dに示すように、中間境界端末に沿って形成された継ぎ目ライン364、366によってほぼ二分される横方向に展開した三角形区域360、362により、衝突の際にエアバッグのボデーを構造のほぼ正面に強制的に維持する効果があることが判明した。
【0066】
理解されるように、図示される各好ましい実施の形態では、マウス開口部は、前記横境界端末の末端下方の領域に留めることができる。良く知られているように、このようなマウス開口部は、補強層が加えられ、もしくは加えられることなくインフレータ12につながれる。
【0067】
図9A〜9B、11A〜11B、12A〜12Bに示すような対称形の直線ダブルピークのマウス形成開口部、及び図10Bに示す弓形のトップ搭載用マウス開口部に加え、本発明には多数の異なるマウス構造の適用が想定されている。例示目的のみで限定はされないが、図13Aには、これまで説明したボデーパネル区分22、24に類似するが、第1のピーク462、第2のピーク464を含む非対称のダブルピークのマウス構造を有するボデーパネル区分422(複数のパネルもしくは切片422A、422Bからなる)が示されている。理解されるように、このような構造を備えたボデーパネル区分が使用されると、インフレータ12は、マウス補強層が加えられ、もしくは加えられることなく両ピークの間に収納される。
【0068】
図13Bには他の好ましいマウス構造が示されており、ここではボデーパネル区分22、24に類似するものの各パネル区分にある2つの傾斜タブ部566、568からなるマウス形成構造を含んだボデーパネル区分522(複数のパネルもしくは区画522A、522Bからなる)が示されている。これらのタブ部は、上述したクッションの製造の後、この両者の間に形成される凹み部に収納されるインフレータの周囲に配置され得る。
【0069】
図13Cには、さらに他のマウス形成構造が示されており、ここでは各ボデーパネル区分622(複数のパネルもしくは切片622A、622Bからなる)は、その下部で図示のように端末が箱型タブ672となっている。理解されるように、このような箱型タブは、インフレータを簡単にかつ有効に取り巻くよう使用され得る。
【0070】
各ボデーパネル区分が、1つ又は2つのパネルもくしは切片によって構成されるよう示されているが、各区分は、1つもしくはそれ以上の切片から作り得ることが想定されている。これらの切片は、真直ぐな継ぎ目で継ぎ合わされることが好ましい。
【0071】
図14A〜14Cには、センター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル区分702、704、706からなる他の構造を示しており、前記トップパネルは、本発明にかかる膨張性拘束クッションの正面衝撃パネルもしくは区分として働く。ボデー及び底部の区分704、706は、パネル区分706が底部ではなくボデー構造のトップを形成するよう使用されるため、一般にボデーパネル区分と称することができる。センターパネル区分702もまた、正面もしくは前面パネル区分と称することができる。
【0072】
図14A〜14Cに示す実施の形態のエアバッグは、以下のステップによってパネル702、704、706を取付けることにより製造される:
1. マウスもしくは通気穴の周囲に、例えば予め設けられた調整穴を使用することによって補強パッチを位置合せし、これを固定するために継ぎ目を縫う。
2. (3、5)を(3’、5’)に継ぎ合わせる。
3. (4、6)を(4’、6’)に継ぎ合わせる。
4. (5、7、8、6)を(5’’、7’’、8’’、6’’)に継ぎ合わせる。
【0073】
図15A〜15Cには、センター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル802、804、806からなるさらに他の構造を示しており、前記トップパネルは、本発明にかかる膨張性拘束クッションの正面衝撃パネルとして働く。ボデー及び底部の区分804、806は、パネル区分806が底部ではなくボデー構造のトップを形成するよう使用されるため、一般にボデーパネル区分と称することができる。センターパネル区分802もまた、正面もしくは前面パネル区分と称することができる。
【0074】
図15A〜15Cに示す複数のパネル区分は、エアバッグを形成するよう以下のステップによって相互に取付けられ、もしくは製造される:
1. マウスもしくは通気穴の周囲に、例えば予め設けられた調整穴を使用することによって補強パッチを位置合せし、これを固定するために継ぎ目を縫う。
2. (3、5)を(3’、5’)に継ぎ合わせる。
3. (4、6)を(4’、6’)に継ぎ合わせる。
4. (5、7、8、6)を(5’’、7’’、8’’、6’’)に継ぎ合わせる。
【0075】
図16A〜16Cにおいて、各パネル区分702、704、706は、それぞれ702Aと702B、704Aと704B、706Aと706Bの複数の区分のパネルで形成されている。各パネル区分が2つのパネルもしくは切片によって形成されるよう表示されているが、これらは2つもしくはそれ以上のパネルで形成され得ることは理解されよう。
【0076】
図16A〜16Cに示す区分のパネルからエアバッグを製造する際には、パネル区分を継ぎ合わせる前に、これらの複数の区分のパネルを継ぎ合わせることが好ましい。区分のパネルは、これら各区分のパネルの隣接した、もしくは向かい合った端末に沿う継ぎ目によって継ぎ合わされる。
【0077】
図17A〜17Cにおいて、トップ、センター、底部の各パネル区分802、804、806は、それぞれ802Aと802B、804A〜804F、806Aと806Bの複数の区分のパネルで形成されるよう示している。図16A〜16Cに示すパネルと同様、図17A〜17Cに示すパネルは、パネル区分の継ぎ合わせ、接続、取り付けの前に継ぎ合わせることが好ましい。
【0078】
図18A〜18Dには、トップパネル区分902、センターもしくはボデーパネル区分904、ループポケット又はインフレータ取付けパネル区分906及び908からなる更に他の構造を示している。各パネル区分902、904、906、908は、以下のステップによって相互に継ぎ合わされ、エアバッグが形成される:
1. 例えば予め設けられた位置合せ穴を使用することによって補強パッチと通気穴を位置合せし、前記補強材を固定するために継ぎ目を縫う。
2. (3、5)を(3’、5’)に結合もしくは継ぎ合わせる。
3. (1’、2’)を(1’’、2’’)に継ぎ合わせる。
4. (4を4’’に、6を6’’に)継ぎ合わせて円錐構造を完成する。
5. (7、8)を(7’’、8’’)に、(4、6)を(4’’、6’’)に縫い合わせて正面パネルを取り付ける。
【0079】
図19A〜19Dにおいて、各パネル区分902、904、906、908は、それぞれ902Aと902B、904A〜904D、906Aと906B、908Aと908Bの複数の区分のパネルで形成されるよう示している。これらのパネルからエアバッグを製造するには、パネル区分を継ぎ合わせ、取付け、結合する前に、これらの各区分のパネルをその隣接する、もしくは向かい合った端末に沿って継ぎ合せることが好ましい。
【0080】
例えば図18A〜18D、19A〜19Dにおいて、パネルもしくはパネル区分は、少なくとも約50%、好ましくは少なくとも60%もしくはそれ以上、より好ましくは少なくとも70%もしくはそれ以上のほぼ直線の継ぎ目により継ぎ合わされることが好ましい。
【0081】
さらに、例えば図7A〜7C、13A〜13C、18A〜18D、19A〜19Dにおいて、これらのパネルもしくは区分は、インフレータ用のループポケットを含む三次元ボデー構造を形成するよう継ぎ合わせることができる。
【0082】
例えば図2、3A〜3C、6A〜6C、8、9A〜9D、14A〜14D、16A〜16Cにおいて、これらのパネルもしくは区分は、インフレータ取付け用のプラスチックロッドもしくは金属リングを受け入れるよう構成された三次元ボデー構造を形成するように継ぎ合わせることができる。
【0083】
さらに、例えば図18A〜18Dにおいて、これらのパネルもしくは区分は、インフレータ取付け用の平坦なマウスなどの開口部を残すように継ぎ合わせることができる。
【0084】
本発明の特定の実施の態様を図示し説明してきたが、変更が可能であることは明瞭であり、本発明の原理にしたがった他の実施の形態が当業者に実施可能なことは疑いのないことであるため、本発明がこれらの特定の実施の形態に限定されないことは理解されるべきである。したがって、本願の特許請求の範囲に記載された真の精神および範囲に含まれる、本発明の特徴を含むあらゆる変更および他の実施の形態が本件の特許請求の範囲に包含されることが想定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】搭乗員とダッシュパネルとの間に展開した、本発明の膨張性クッションを示す切断図である。
【図2】本発明にかかる、継ぎ目が外部に見られるクッションの正面から見た斜視図であり、ここで「正面」とは、保護すべき乗員もしくは対象物が衝突する側のクッション部分をいう。
【図3A−3C】本発明にかかる第1の好ましい実施の形態のクッションのボデーパネル区分とセンターパネルとを示す図である。
【図4A−4C】本発明にかかる第2の好ましい実施の形態の、延長された曲線形状が深さ要求を満たす状態に使用されるクッションのボデーパネル区分とセンターパネルとを示す図である。
【図5A−5C】本発明にかかる第3の好ましい実施の形態の、身体全体もしくは側面衝突への適用に所望される大幅な延長領域をカバーするために使用されるクッションのボデーパネル区分とセンターパネルとを示す図である。
【図6A−6C】本発明にかかる第4の好ましい実施の形態の、保護すべき人もしくは乗員により衝撃を受ける拡大された正面側の表面を提供するクッションのボデーパネル区分とセンターパネルとを示す図である。
【図6D】図6A〜6Cに示すセンターパネルとボデーパネル区分とが継ぎ合わされた状態を示す正面図である。
【図7A−7C】本発明にかかるクッションに使用される、各種の好ましいマウス形状を示す図である。
【図8】本発明にかかる他の実施の形態の、継ぎ目が外部に見られるクッションの正面から見た斜視図であり、ここで「正面」とは、保護すべき乗員もしくは対象物が衝突する側のクッション部分をいう。
【図9A−9C】図8及び本発明にかかる他の好ましい実施の形態のクッションのボデーパネル区分とセンターパネルとを示す図である。
【図10A−10C】本発明にかかる他の好ましい実施の形態の、延長された曲線形状が所望の深さ要求を満たす状況で使用されるクッションのボデーパネル区分の複数のパネルとセンターパネルとを示す図である。
【図11A−11C】本発明にかかる更に他の好ましい実施の形態の、身体全体又は側面衝突への適用に所望される大幅に延長された領域をカバーするクッションのボデーパネル区分の複数のパネルとセンターパネルとを示す図である。
【図12A−12C】本発明にかかる他の好ましい実施の形態の、保護すべき人もしくは乗員により衝突される拡大された正面側の表面を提供するクッションのボデーパネル区分の複数のパネルとセンターパネルとを示す図である。
【図12D】図12A〜12Cに示すセンターパネルとボデーパネルとが継ぎ合わされた状態を示す正面図である。
【図13A−13C】本発明にかかるクッションに使用される、各種の好ましいマウス形状を示す図である。
【図14A−14C】本発明にかかる他の実施の形態のセンター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル区分を示す図である。
【図15A−15C】本発明にかかる更に他の実施の形態のセンター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル区分を示す図である。
【図16A−16C】他の実施の形態にかかる図14A〜14Cのセンター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル区分の複数のパネルを示す図である。
【図17A−17C】他の実施の形態にかかる図15A〜15Cのセンター、ボデー(トップ及び2つの側面)、底部の各パネル区分の複数のパネルを示す図である。
【図18A−18D】インフレータを保持するループポケットを備えた、本発明にかかる他の実施の形態の各パネル区分を示す図である。
【図19A−19D】本発明の更に他の実施の形態にかかる図18A〜18Dのパネル区分の複数のパネルを示す図である。
【符号の説明】
10.膨張性拘束クッション、 12.インフレータ、 16.ダッシュパネル、 18.ウィンドシールド、 20.正面衝撃センターパネル(区分)、 22、24.ボデーパネル(区分)、 25.ボデーパネル継ぎ目、 26.ボデー継ぎ目、 27.正面継ぎ目、 28、30.上部境界端末、 34、38.第1の横境界端末、 36、40.第2の横境界端末、 42、44.第1の中間境界端末、 46、48.第2の中間境界端末、 52、54、56、58.境界端末(以上は100番台〜900番台も同じ。)、364、366.継ぎ目ライン、 360、362.三角形区域、 462.第1のピーク、 464.第2のピーク、 566、568.傾斜タブ部、 672.箱型タブ、 702、802.センターパネル区分、 704、804.ボデー(トップ及び2つの側面)パネル区分、 706、806.底部パネル区分、 902.トップパネル区分、 904.センターもしくはボデーパネル区分、 906、908.ループポケット又はインフレータ取付けパネル区分。
Claims (67)
- 車両等の拘束システムに使用する簡略化されたエアバッグクッションであって:
少なくともいずれか一方のボデーパネル区分が、ほぼ真直ぐな継ぎ目によって一体に継ぎ合わされるよう形成された複数のパネルから構成されている、第1のボデーパネル区分及び第2のボデーパネル区分と、
第1の終末部と第2の終末部とを有するほぼ真直ぐな上部境界端末と、
ほぼ真直ぐな第1の横境界端末と、
ほぼ真直ぐな第2の横境界端末と、
前記第1の横境界端末と前記上部境界端末の前記第1の終末部との間をつないで延びる、ほぼ真直ぐな第1の中間境界端末と、
前記第2の横境界端末と前記上部境界端末の前記第2の終末部との間に延びる、ほぼ真直ぐな第2の中間境界端末と、
第1のほぼ真直ぐな境界端末、第2のほぼ真直ぐな境界端末、第3のほぼ真直ぐな境界端末、第4のほぼ真直ぐな境界端末によって囲まれた第3のパネル区分とから構成され;
前記第1及び第2のボデーパネル区分の内の少なくとも1つの前記複数のパネルが、それぞれの向かい合った端末に沿って一体に継ぎ合わされて前記第1及び第2のボデーパネル区分の少なくともいずれか1つを形成し、
前記第1及び第2のボデーパネル区分が対応する横境界端末に沿って一体に縫い合わされ、前記第1及び第2のボデーパネル区分が丸められて前記センターパネルの周囲を囲う関係となって膨張可能な構造を形成するよう、前記第3のパネルがその全周を一連のほぼ真直ぐな継ぎ目によって前記第1及び第2のボデーパネル区分に継ぎ合わされているクッション。 - 前記第3のパネル区分がセンターパネルであり、ほぼ正方形である、請求項1に記載のクッション。
- 前記第3のパネル区分がセンターパネルであり、長さ寸法が幅寸法よりも長い長尺の矩形形状である、請求項1に記載のクッション。
- 前記長さ寸法が前記幅寸法よりも少なくとも30%長い、請求項3に記載のクッション。
- 前記長さ寸法が前記幅寸法よりも少なくとも2倍長い、請求項4に記載のクッション。
- 前記第1、第2、第3のパネル区分のそれぞれが織編物から構成されている、請求項1に記載のクッション。
- 前記第1のボデーパネル区分を構成する前記織編物が、前記第3のパネル区分を構成する前記織布とは異なる通気特性を示す、請求項6に記載のクッション。
- 前記第1のボデーパネル区分を構成する前記織編物が非被覆織布で、前記第3のパネル区分を構成する前記織編物が被覆織布である、請求項6に記載のクッション。
- 前記被覆織布が、平方ヤード当たり約0.4オンス以下の乾燥付加重量を有する、ポリアミド又はウレタン等の分散ポリマで被覆されている、請求項8に記載のクッション。
- 前記第1のボデーパネル区分、第2のボデーパネル区分、第3のパネル区分の少なくとも1つを構成する前記織布が、複数の多フィラメント合成糸から織られており、当該合成糸を形成する前記フィラメントが、フィラメント当たり約4デニール以下の線密度である特徴を有する、請求項6に記載のクッション。
- 当該多フィラメント合成糸が、約840デニール以下の線密度である特徴を有する、請求項10に記載のクッション。
- 前記第1のボデーパネル区分を構成する前記織編物が非被覆織布であり、前記第2のボデーパネル区分を構成する前記織編物が非被覆織布であり、前記第3のパネル区分を構成する前記織編物が非被覆織布である、請求項6に記載のクッション。
- 前記第3のパネル区分を構成する織編物が、0.5インチの水の差圧で平方フィート当たり1〜3立方フィートの通気性の織布であることを特徴とする、請求項6に記載のクッション。
- 前記第1と第2の中間境界端末が、前記上部境界端末と約90°の角度で交差する、請求項1に記載のクッション。
- 前記第1と第2の中間境界端末が、前記上部境界端末と約90°より大きな角度で交差する、請求項1に記載のクッション。
- 前記第1及び第2のボデーパネル区分のそれぞれが、複数のパネルから作られている、請求項1に記載のクッション。
- 車両等の拘束システムにおいて、請求項1に記載のクッションを含むことからなる改善。
- エアバッグモジュールにおいて、請求項1に記載のクッションを含むことからなる改善。
- 図9A−9Dの少なくとも1つに表示されたパネル区分から構成されているエアバッグクッション。
- 少なくとも3つのパネル区分を有し、少なくとも1つのパネル区分が少なくとも2つのパネルを有している、請求項19に記載のエアバッグクッション。
- 車両等の拘束システムに使用される簡略化されたエアバッグであって:
少なくとも2つのボデーパネル区分と1つのセンターパネル区分とから構成され、前記ボデーパネル区分の少なくとも1つが複数のパネルから構成され、前記複数のボデーパネル区分が、継ぎ合わされてボデー構造となるよう形成され、前記ボデー構造が三次元構造となるよう更に前記センターパネルに継ぎ合わされるよう形成されているクッション。 - 前記三次元構造が、インフレータ取付け用のループポケットを含んでいる、請求項21に記載のクッション。
- 前記構造が、プラスチックロッド又は金属リングを受け入れるよう形成されている、請求項21に記載のクッション。
- 前記構造が、インフレータ取付け用の平坦なマウスを含んでいる、請求項21に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分が結合継ぎ目によって一体に継ぎ合わされ、少なくとも前記結合継ぎ目の70%がほぼ真直ぐである、請求項21に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分が結合継ぎ目によって一体に継ぎ合わされ、少なくとも前記結合継ぎ目の60%がほぼ真直ぐである、請求項21に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分が結合継ぎ目によって一体に継ぎ合わされ、少なくとも前記結合継ぎ目の50%がほぼ真直ぐである、請求項21に記載のクッション。
- 車両等の拘束システムに使用される簡略化されたエアバッグであって:
少なくとも2つのボデーパネル区分と1つのセンターパネル区分とから構成され、少なくとも1つのボデーパネル区分の面積が他のボデーパネル区分の面積よりも広く、前記複数のボデーパネル区分が一体に継ぎ合わされてボデー構造となるよう形成され、前記ボデー構造が三次元構造となるよう更に前記センターパネルと一体に継ぎ合わされるよう形成されているクッション。 - 前記構造が、インフレータ取付け用のループポケットを含んでいる、請求項25に記載のクッション。
- 前記構造が、プラスチックロッド又は金属リングを受け入れるよう形成されている、請求項25に記載のクッション。
- 前記構造が、インフレータ取付け用の平坦なマウスを含んでいる、請求項25に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分の周囲の少なくとも70%が、ほぼ真直ぐな継ぎ目によって一体に継ぎ合わされている、請求項25に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分の周囲の少なくとも60%が、ほぼ真直ぐな継ぎ目によって一体に継ぎ合わされている、請求項25に記載のクッション。
- 前記複数のパネル区分の周囲の少なくとも50%が、ほぼ真直ぐな継ぎ目によって一体に継ぎ合わされている、請求項25に記載のクッション。
- 車両等の拘束システムに使用される簡略化されたエアバッグであって:
少なくとも2つのボデーパネル区分と1つのセンターパネル区分とから構成され、少なくとも1つのボデーパネル区分がエアバッグのトップ又は底部から構成され、
前記エアバッグのトップ又は底部分の少なくとも1つが、ボデー構造を形成するために一体に継ぎ合わされるよう形成され、このボデー構造が三次元構造を形成するよう更に前記センターパネル区分に継ぎ合わされるよう形成された、前記エアバッグの少なくとも1つのサイド部分から構成されているクッション。 - 前記構造が、インフレータ取付け用のループポケットを含んでいる、請求項35に記載のクッション。
- 前記構造が、プラスチックロッド又は金属リングを受け入れるよう形成されている、請求項35に記載のクッション。
- 前記構造が、インフレータ取付け用の平坦なマウスを含んでいる、請求項35に記載のクッション。
- 前記前記複数の区分を継ぎ合わせる継ぎ目の少なくとも約70%がほぼ真直ぐである、請求項35に記載のクッション。
- 前記前記複数の区分を継ぎ合わせる継ぎ目の少なくとも約60%がほぼ真直ぐである、請求項35に記載のクッション。
- 前記前記複数の区分を継ぎ合わせる継ぎ目の少なくとも約50%がほぼ真直ぐである、請求項35に記載のクッション。
- 正面部材と、少なくとも第1及び第2のボデー区域を有するボデー部材とから構成されるエアバッグにおいて、
前記第1のボデー区域が、前記正面部材の周囲の少なくとも50%と継ぎ合わされ、前記第2のボデー区域が、前記正面部材の周囲の多くとも50%と継ぎ合わされるエアバッグ。 - 前記第1のボデー区域が、前記正面部材の周囲の50%以上と継ぎ合わされ、前記第2のボデー区域が、前記正面部材の周囲の50%以下と継ぎ合わされる、請求項42に記載のエアバッグ。
- 前記エアバッグが円錐状のボデーを有している、請求項42に記載のエアバッグ。
- 前記エアバッグがピラミッド状のボデーを有している、請求項42に記載のエアバッグ。
- 前記エアバッグが角柱状のボデーを有している、請求項42に記載のエアバッグ。
- 正面部材と、少なくとも第1及び第2のボデー区域を有するボデー部材とから構成されるエアバッグにおいて、
前記第1のボデー区域が、前記正面部材の周囲の50%以上と継ぎ合わされ、前記第2のボデー区域が、前記正面部材の周囲の50%以下と継ぎ合わされるエアバッグ。 - 前記エアバッグが円錐状のボデーを有している、請求項47に記載のエアバッグ。
- 前記エアバッグがピラミッド状のボデーを有している、請求項47に記載のエアバッグ。
- 前記エアバッグが角柱状のボデーを有している、請求項47に記載のエアバッグ。
- 少なくとも1つの正面パネルと、少なくとも1つのボデーパネルとを含む複数パネルのエアバッグであって、円錐状、ピラミッド状、角柱状の少なくともいずれか1つの形状のボデーを有しているエアバッグ。
- 前記エアバッグが、少なくとも2つのボデーパネルを含んでいる、請求項51のエアバッグ。
- 前記複数のボデーパネルの各々がほぼ同一形状である、請求項52のエアバッグ。
- 前記複数のボデーパネルの各々が非類似である、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、少なくとも前記ボデーのトップを形成する、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーのトップ及び少なくとも1つの側面を形成する、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーのトップ及び両方の側面を形成する、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの少なくとも底部を形成する、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの少なくとも底部と1つの側面とを形成する、請求項52のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの底部及び両方の側面を形成する、請求項52のエアバッグ。
- 少なくとも第1及び第2のボデー区域を有する正面部材と、少なくとも第1及び第2のボデー区域を有するボデー部材とを備えたエアバッグであって、前記第1のボデー区域が前記正面部材の周囲の少なくとも50%と継ぎ合わされ、前記第2のボデー区域が前記正面部材の周囲の多くとも50%と継ぎ合わされるエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーのトップの少なくとも一部を形成する、請求項61のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーのトップの少なくとも一部と1つの側面の少なくとも一部とを形成する、請求項61のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーのトップの少なくとも一部と両側面の少なくとも一部とを形成する、請求項61のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの底部の少なくとも一部を形成する、請求項61のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの底部の少なくとも一部と1つの側面の少なくとも一部とを形成する、請求項61のエアバッグ。
- 前記ボデーパネルの1つが、前記ボデーの底部の少なくとも一部と両側面の少なくとも一部とを形成する、請求項61のエアバッグ。
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