JP3370257B2 - エアバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法 - Google Patents
エアバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法Info
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Description
エアバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法に係り、特に
車両の助手席用エアバッグ装置に好適なエアバッグ装置
用袋体及び袋体の製造方法に関する。
ローブボックス上方のインストルメントパネルの裏側等
に設置されており、インフレータからのガスの圧力によ
って助手席の乗員側へ膨張展開して、車両急減速時の慣
性力によって車両前方へ移動する乗員の身体の運動エネ
ルギーを吸収するための袋体が折り畳み状態で収容され
ている。
車幅方向両端部を形成する台形状の右端側布部と左端側
布部、及び幅方向両端部が右端側布部と左端側布部の各
々の周端部へ縫合されて袋体の外周部を形成する外周布
部等の複数の布部によって膨張展開状態でインフレータ
側(すなわち、反乗員側)へ向けて収束した略四角錐形
状となるように形成されている。また、右端側布部及び
左端側布部の形状を、乗員側端部の一部に乗員側へ向け
て凹状の凹部を形成した略ハート形状として、膨張展開
時に右端側布部及び左端側布部の各凹部に外周布部の凹
部へ縫合された部分を引っ張らせて外周布部の部分的な
膨張を抑制することで、袋体の上下部が中央部よりも早
期に膨張するように袋体の膨張形状を制御することもで
きる。
成の袋体では、右端側布部、左端側布部、及び外周布部
等、袋体を構成するパーツ(布部)の数が多く、しか
も、これらのパーツを熟練を要する立体縫製によって縫
合しなければならない。このため、袋体の製造コストの
低減が困難であった。
下部の早期膨張を確保できる等の所望の膨張形状に制御
でき、しかも、製造が容易でコストの安価なエアバッグ
装置用袋体及び袋体の製造方法を得ることが目的であ
る。
グ装置用袋体は、シートの一部に気体を導入するための
接続用開口である導入口を設けた取付側シート部と、取
付側シート部における導入口の両側に、対称的に配設さ
れ、導入口の近くから周端部にかけて広がる襞状に折り
縮めて、取付側シート部の両端部に形成した折り縮め部
と、取付側シート部における折り縮め部が折り縮められ
た状態のままの周端部に、これに対応するシートの伸直
状態の周端部を結合することにより袋体を構成する乗員
側シート部と、を有することを特徴とする。
内圧の上昇と共に取付側シート部が膨張し、両側の各折
り縮め部が最も反乗員側に位置するように湾曲したくの
字状に変形され、折り縮め部が乗員側シート部の両端部
の一部を引っ張る。この張力によって乗員側シート部の
中間部分の膨張が抑制されるため、乗員側シート部の中
間部分の不必要な張り出しを制限でき、乗員側シート部
の上下部が早期に膨張して、乗員との広い接触面積が得
られる。 すなわち、この袋体の膨張展開状態で、袋体に
おける導入口に対し対称的に設けられた折り縮め部を通
る周部分が、他の部分より凹んだ状態に膨らむことによ
って、袋体全体を横側面ハート形に膨らませることがで
きる。
ら周端部にかけて広がる襞状に折り縮めるだけで形成で
きる。さらに、この折り縮め部を折り縮められた状態に
したままの取付側シート部の周端部に、乗員側シート部
の伸直状態の周端部を結合するだけで容易に袋体を作る
ことができる。このように、基本的には取付側シート部
と乗員側シート部の2枚のパーツでよいため、部品コス
トを大幅に削減できる。しかも、周端部を単純に平面結
合するだけでよいため、結合に要する工数も削減でき、
この意味でもコストを大幅に削減できる。
シートの一部に気体を導入するための接続用開口である
導入口を設けた取付側シート部と、取付側シート部にお
ける導入口の両側に、対称的に配設され、導入口の近く
から周端にかけてV字状に広がるよう切欠し、この切欠
部分のV字状に対向する対辺を合致させて結合して構成
された膨張形状調整部と、膨張形状調整部を設けた取付
側シート部の周端部に、これに対応するシートの周端部
を結合することにより袋体を構成する乗員側シート部
と、を有することを特徴とする。
の袋体の膨張展開状態で、袋体における導入口に対し対
称的に設けられた膨張形状調整部を通る周部分が、他の
部分より凹んだ状態に膨らむことによって、袋体全体を
横側面ハート形に膨らませることができる。
欠して、結合するだけで容易に作ることができる。
態に係るエアバッグ装置用袋体10(以下、単に「袋体
10」と称する)を適用した助手席用エアバッグ装置1
2が断面図によって示されている。
バッグ装置12は、乗員側(すなわち、図6の矢印Z方
向)へ向けて凹の矩形平皿状のベースプレート14を備
えている。このベースプレート14は、車両の助手席前
方の所定の位置、例えば、車両のグローブボックスの上
方のインストルメントパネル(いずれも図示省略)の裏
側に配置されており、連結部材16を介してボルト等の
固定手段によって車両の内部に設けられた補強部材(図
示省略)へ固定され、車両へ一体的に固定されている。
また、このベースプレート14の中央部には円孔18が
形成されており、略円柱形状のインフレータ20の乗員
側(すなわち、図6の矢印Z方向)の半分が貫通配置さ
れている。
は、インフレータ20の半径方向外側へ向けて延出され
たフランジ部22が形成されており、フランジ部22が
ボルト等の固定手段(図示省略)によってベースプレー
ト14へ固定されている。
置、雷管、伝爆材、ガス発生材、及びフィルタ等の各部
材(何れも図示省略)が収容されている。このインフレ
ータ20は、車両が急減速状態になると、車体に取り付
けられ、インフレータ20の反乗員側に設けられたコー
ド24を介して起動装置に連結された加速度センサ(図
示省略)からの信号によって起動装置が作動して雷管を
発火させ、伝爆材を介してガス発生材を燃焼させて大量
のガスを発生させる。さらに、フィルタによってガスを
冷却すると共に破片等を除去し、インフレータ20の外
周面に形成されている複数のガス孔26からガスを外部
へ放出するようになっている。
り畳み状態の袋体10がインフレータ20を乗員側から
覆うように配置されている。
ち、反乗員側)からの分解斜視図が示されており、図2
には袋体10を組み付けた(縫合した)状態の斜視図が
示されている(なお、図1及び図2はいずれも折り畳ま
ないで展開させた状態での斜視図である)。また、図4
には袋体10を膨張させた状態での斜視図が示されてお
り、図5には袋体10を膨張させた状態での側面図が示
されている。
は、車両に設置された状態で膨張した場合に助手席の乗
員と対向する表側布部32と、表側布部32の反乗員側
に設けられた裏側布部34とによって構成されている。
図1、更に詳細には図3に示されるように表側布部32
は略矩形状とされており、図2に示されるように周端部
36が裏側布部34の周端部38へ縫合により固着され
ている。
4も略矩形状とされている。ここで、裏側布部34の幅
寸法(図1乃至図4の矢印X方向の寸法)は表側布部3
2の幅寸法と略同一であるが、縦寸法(図1乃至図5の
矢印Y方向の寸法)は表側布部32の縦寸法よりも長く
設定されている。また、図1及び図2に示されるよう
に、裏側布部34の幅方向中央部で且つ縦方向中央部よ
りも僅かに一端側(すなわち、図3の矢印Y方向側)に
はリング状の補強布40が縫合によって固着されてお
り、さらに、この補強布40及び裏側布部34の補強布
40が固着された部分には、円形の導入口42が形成さ
れている。図6に示されるように、この導入口42には
インフレータ20の乗員側部分が挿入され、この状態で
導入口42の周縁部がベースプレート14とリング状の
取付部材28とによって挟まれた状態でボルト等の固定
手段(図示省略)によってベースプレート14へ固定さ
れる。これによって、ガス孔26を介してガスが袋体1
0の内部へ放出されると、ガスの圧力により折畳状態の
袋体10が膨張される。さらに、裏側布部34の縦方向
中央部のやや上方で且つ幅方向両端側には空気孔50、
52が形成されている。
向中央部よりも僅かに一端側(すなわち、図3の矢印Y
方向側)には、襞状の折り縮め部54が形成されてお
り、この折り縮め部54によって、裏側布部34の縦寸
法が表側布部32の縦寸法に適合するように調整されて
いる。ここで、図2及び図4に示されるように、折り縮
め部54は単に折り縮められているだけではなく、折り
縮められた状態のまま、伸直状態の表側布部32の周端
部36へ縫合により固着されている。
乗員側にはカバー56が設けられている。このカバー5
6は、樹脂材によって反乗員側が開口した略箱状に形成
されており、側壁58の反乗員側端部に形成された係合
溝60へベースプレート14の側壁部15が入り込むと
共に、ベースプレート14の乗員側に配置された締結部
材62の係合部64が側壁58に形成された係合溝66
へ係合した状態でベースプレート14と締結部材62と
がボルト等の固定手段によって固定されることでカバー
56とベースプレート14とが一体とされる。
肉厚の薄い脆弱部70が形成されており、インフレータ
20からのガスによって膨張する袋体10の圧力によっ
て脆弱部70が破断し、底部68が乗員側へ展開するよ
うになっている。これによって、袋体10が助手席の乗
員の前方で膨張できる。
の形態の作用について説明する。上述したように、本袋
体10は表側布部32と裏側布部34とによって構成さ
れる。図3に示されるように、表側布部32と裏側布部
34は幅寸法が略等しい略矩形状であるが、裏側布部3
4の縦寸法が表側布部32の縦寸法よりも長い。また、
裏側布部34には、インフレータ20が挿入される導入
口42や空気孔50、52が予め形成され、さらに、補
強布40が導入口42の周囲へ縫合により固着される。
34の縦寸法が表側布部32の縦寸法と同一となるま
で、裏側布部34の導入口42の幅方向両側方を縦方向
に数回折り縮めて裏側布部34の幅方向両端部に折り縮
め部54を形成する。
部32と裏側布部34の双方を重ね合わせ、表側布部3
2の周端部36と裏側布部34の周端部38を縫合し、
表側布部32と裏側布部34を一体とする。ここで、裏
側布部34に形成された折り縮め部54は、折り縮めら
れたままの状態で表側布部32の周端部36へ縫合して
固着される。
口42から表側布部32を引っ張り出して、袋体10を
反転させる。
の圧力を上昇させて袋体10を膨張させると、本来では
表側布部32よりも縦寸法の長い裏側布部34の折り縮
め部54よりも中央寄り(すなわち、幅方向内側)の部
分が膨張展開するため、図5に示されるように、裏側布
部34の折り縮め部54よりも中央寄りの部分が表側布
部32とは逆側へ向けて張り出す。これによって、本袋
体10は、多数のパーツ(布部)を立体縫製することに
よって形成された従来の袋体と同様に略四角錐形状に膨
張展開される。
上下方向中間部に配置されているので、袋体10の内圧
の上昇と共に表側布部32の中央部分が乗員側(すなわ
ち、図5の矢印Z方向)へ膨張して張り出そうとする
が、折り縮め部54が最も反乗員側に位置するように湾
曲した「く」字状に裏側布部34の幅方向両端部が変形
され、折り縮め部54が表側布部32の幅方向両端部の
一部(すなわち、折り縮め部54へ縫合された部分)を
図5及び図6の矢印A方向へ引っ張る。この張力によっ
て表側布部32の縦方向中間部分の膨張が抑制されるた
め、表側布部32の縦方向中間部分の不必要な張り出し
を制限でき、表側布部32の上下部が早期に膨張して、
乗員との広い接触面積が得られる。
的には表側布部32と裏側布部34の2枚のパーツでよ
いため、部品コストを大幅に削減できる。しかも、周端
部36、38を単純に平面縫合するだけでよいため、縫
製に要する工数も削減でき、この意味でもコストを大幅
に削減できる。
2の縦方向中間部の乗員側への張り出しを抑制するため
に裏側布部34の幅方向両端部の縦方向中間部に折り縮
め部54を形成した構成であったが、折り縮め部54を
形成する場所は裏側布部34の幅方向両端部に限るもの
ではなく、車両の仕様、特に、着座状態での乗員の頭部
の位置等を考慮する場合には、裏側布部34の周端部の
他の位置に折り縮め部54を形成したり、或いは、折り
縮め部54を表側布部32に形成してもよい。
且つ幅方向中間部に折り縮め部54を形成すると、膨張
展開状態での表側布部32の幅方向中間部の乗員側への
張り出しを抑制でき、表側布部32の車幅方向両端側を
早期に膨張させることができる。
成すると、膨張展開時には表側布部32の折り縮め部5
4よりも中央寄りの部分が乗員側へ張り出すように湾曲
する。このため、例えば、表側布部32の幅方向両端部
の縦方向両端側(すなわち、膨張展開状態における車両
上下方向の上端側及び下端側)にそれぞれ折り縮め部5
4を形成すると、表側布部32の縦方向両端側が部分的
に張り出し、相対的に縦方向中間部が凹んだ凹形状とな
る。
2の周端部36或いは裏側布部34の周端部38へ形成
することによって、袋体10の膨張展開形状を所望の形
状に制御できる。
2と裏側布部34の2枚の布を使用したが、例えば、表
側布部32の縦寸法と裏側布部34の縦寸法とを合わせ
た長さの縦寸法を有する1枚の布を所定の位置で折り畳
み、この折り畳み部分を境とする一方を表側布部32、
他方を裏側布部34としてもよい。この場合には、基本
的に1枚のパーツで袋体を形成できるため、部品コスト
を更に削減でき、しかも、折り畳み部分は縫合しなくて
もよいため、縫合糸の消費量をも軽減できる。
2実施の形態について、図7〜図12によって説明す
る。図7に示すように、この袋体10は、インフレータ
20に取り付ける側の一方の取付側シート部(裏側布
部)80と、他方の乗員側シート部(表側布部)82と
が一体となって1個の袋となるように構成されている。
に円形開口を穿設し、その周囲にリング状補強材を縫合
固着して、インフレータ20を挿入するための導入口4
2が穿設されている。さらに、取付側シート部80に
は、その導入口42の近くに2個の空気孔50、52が
形成されている。
箇所に膨張形状調整部84が設けられている。この膨張
形状調整部84を作るには、図8に例示するように、平
面略六角形で、その4個の角部を丸めた展開形状に形成
した取付側シート部80のシート素材を用意し、これの
導入口42の周囲近くから端を発するよう2個のV字状
の切欠部86を導入口42に対し、対称的に穿設する。
この2個の切欠部86は、それぞれ導入口42の直径方
向で、かつ相対向する2つの側辺80Aに平行な方向へ
延出するよう構成されるとともに、V字状の切欠部86
の角頂部が導入口42の近くにあって、これよりそれぞ
れ近接する各側辺80B、80Cに向けてV字状に広が
って開放されるよう穿設されている。なお、このV字状
切欠部86の一対の対辺86A、86Bの狭角は、袋体
10の膨張展開時の形状に対応して適宜定める。
その各々の切欠部86のV字状に対向する対辺86A、
86Bを合致させた状態で気密を保つよう縫合する等の
結合手段で結合し、図9に例示する如く構成する。この
図9に示す取付側シート部80は、図示する成品状態で
平面投影形状が四偶の角を丸めた矩形状となるよう構成
され、かつ乗員側シート部82と別体として構成されて
いる。
開した状態の形状が、取付側シート部80の展開時の平
面投影形状と同形に形成されている。
ト部82とは、それらの周端部を合致させた状態で気密
を保つよう縫合する等の結合手段で結合し、図7、及び
図11に示す如き1個の袋状に構成されている。
素材によって、取付側シート部80と、乗員側シート部
82とを構成することができる。この場合には、取付側
シート部80の2つの側辺80Aのうち、いずれか一方
に一体に連続する乗員側シート部82を形成したシート
素材を用いる。そして、このシート素材の取付側シート
部80と、乗員側シート部82との接続部分を折り曲
げ、これらの残りの取付側シート部80における側辺8
0A、及び各側辺80B、80Cとの3辺対応部分を合
致させた状態で気密を保つよう縫合する等の結合手段で
結合し、図7、及び図11に示す如き1個の袋状に構成
しても良い。
側シート部82との3辺を結合すれば良いので、この結
合の手間を一部省略でき、しかもこの結合加工前におい
ても、取付側シート部80と乗員側シート部82とを一
体のシート素材として、取り扱えるので、これらを別々
に扱うのに比べ、その取り扱いを容易にできる。
ける袋体10は、その導入口42部分に装着されたイン
フレータ20から袋体10の内部にガスが充填される
と、この袋体10の取付側シート部80が略四角錐状に
膨らみ、この取付側シート部80における膨張形状調整
部84を設けた部分と、この部分に結合された乗員側シ
ート部82の部分との脹らみ方が、これらの他の部分の
膨らみ方よりも、小さくなるよう抑制される。
に、袋体10は、膨張展開して横側面形状が略ハート形
状となる。
0における取付側シート部80のシート素材を、図8に
実線で示す如く六形形状に構成する例について説明した
が、これに限られるものではなく、このシート素材の平
面展開形状を図8に2点鎖線80Dで示す如く矩形状に
しても良い。さらにまた図8に3点鎖線80E、80F
で示す如く2個の辺80E、80Fが導入口42側へ入
り込むように凹まされた六角形状に形成しても良い。
体10を構成した場合には、取付側シート部80の導入
口42の外周から各辺80D、80E、80Fまでの距
離がより短くなるので、この袋体10を膨張展開したと
きの横側面ハート形状の凹みをより窪ませた形状とする
ことができる。
ート部80に設けることに限られるものではなく、乗員
側シート部82に設け、又はこれら両者に設けても良
く、さらに単数又は複数設けて所望の膨張展開形状に設
定するようにしても良い。
てガスを発生するインフレータ20で膨張させるだけで
なく、ガスボンベ等から気体を袋体10内に導入するこ
とによって膨張させるようにしても良い。この場合に
は、取付側シート部80の導入口42にガスボンベ等に
連通する通気管を接続するよう構成する。
2の直径方向(導入口42の中心に対する放射線方向)
に沿って形状するばかりでなく、これと直交する方向に
構成しても良く、さらに袋体10の一部を切除するよう
開口して、その開口の半分づつの周囲を結合することに
より、又は、袋体10の一部を重畳し、その合わせ目を
結合することにより、この袋体10の表皮の一部を縮め
るように構成しても良い。
した以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施
の形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
樹脂製シート素材、その他可撓性を有する厚膜等で構成
できるものであり、本明細書中でシートと言ったときに
は、これらを含むものと定義する。
アバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法によれば、2枚
以下のパーツで袋体を形成することができ、しかも、従
来では熟練を要していた縫合等の固着工程が極めて容易
となるため、コストを大幅に削減できる。
用袋体の分解斜視図である。
用袋体を組み付けた(縫合した)状態での図1に対応し
た斜視図である。
布部の斜視図である。
用袋体の膨張展開状態での斜視図である。
用袋体の膨張展開状態での側面図である。
用袋体を適用した助手席用エアバッグ装置の構成を示す
断面図である。
用袋体の全体を示す斜視図である。
用袋体における、取付側シート部の膨張形状調整部を縫
合する前の状態を示す平面図である。
用袋体を示す分解斜視図である。
置用袋体の他の構成例を示す分解斜視図である。
置用袋体の膨張展開状態を取付側シート部の側から見た
ところを示す斜視図である。
置用袋体の膨張展開状態を乗員側シート部の側から見た
ところを示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートの一部に気体を導入するための接
続用開口である導入口を設けた取付側シート部と、 前記取付側シート部における前記導入口の両側に、対称
的に配設され、前記導入口の近くから周端部にかけて広
がる襞状に折り縮めて、前記取付側シート部の両端部に
形成した折り縮め部と、 前記取付側シート部における前記折り縮め部が折り縮め
られた状態のままの周端部に、これに対応するシートの
伸直状態の周端部を結合することにより袋体を構成する
乗員側シート部と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置用袋体。 - 【請求項2】 シートの一部に気体を導入するための接
続用開口である導入口を設けた取付側シート部と、 前記取付側シート部における前記導入口の両側に、対称
的に配設され、前記導入口の近くから周端にかけてV字
状に広がるよう切欠し、この切欠部分のV字状に対向す
る対辺を合致させて結合して構成された膨張形状調整部
と、 前記膨張形状調整部を設けた前記取付側シート部の周端
部に、これに対応するシートの周端部を結合することに
より袋体を構成する乗員側シート部と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置用袋体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18369097A JP3370257B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-07-09 | エアバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法 |
DE19807850A DE19807850A1 (de) | 1997-02-25 | 1998-02-25 | Luftsackkörper für einen Airbag und Verfahren zur Herstellung des Luftsackkörpers |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4108397 | 1997-02-25 | ||
JP9-41083 | 1997-02-25 | ||
JP18369097A JP3370257B2 (ja) | 1997-02-25 | 1997-07-09 | エアバッグ装置用袋体及び袋体の製造方法 |
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JPH10297402A JPH10297402A (ja) | 1998-11-10 |
JP3370257B2 true JP3370257B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=26380623
Family Applications (1)
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