JP3362627B2 - エアバッグ装置用バッグの折り畳み方法 - Google Patents

エアバッグ装置用バッグの折り畳み方法

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JP3362627B2
JP3362627B2 JP03817297A JP3817297A JP3362627B2 JP 3362627 B2 JP3362627 B2 JP 3362627B2 JP 03817297 A JP03817297 A JP 03817297A JP 3817297 A JP3817297 A JP 3817297A JP 3362627 B2 JP3362627 B2 JP 3362627B2
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    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み状態で装
置本体内に格納されると共に車両前部への所定の高荷重
作用時に噴出されるガスが流入されることにより展開し
て乗員側へ向けて膨出されるエアバッグ装置用バッグの
折り畳み方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、エアバッグ装置のバッグの折り畳み方法を工夫する
ことにより、車両前部への所定の高荷重作用時における
バッグの展開性能を向上させて、乗員保護性能を向上さ
せようとする試みがなされている。この種のバッグ折り
畳み方法の開示例として特開平7−277125号公報
を挙げることができ、以下この公報に開示されたバッグ
折り畳み方法について簡単に説明する。
【0003】図8には、運転席用エアバッグ装置のバッ
グ250の折り畳み手順が示されている。なお、バッグ
250は、各々円形に裁断された二枚の基布の周縁部を
縫着することにより構成されている。
【0004】まず、図8(A)に示される如く、バッグ
250が平面展張状態とされる。次いで、図8(B)に
示される如く、中心線Xと平行な折り返し線252で、
バッグ下部254が折り返される。次いで、図8(C)
に示される如く、中心線Xと平行な折り返し線256
で、バッグ下部254の先端部258が反対側へ折り返
される。次いで、図8(D)に示される如く、中心線X
と平行な折り返し線260で、バッグ下部254の先端
側が同方向へ折り返される。さらに、中心線X上の折り
返し線261で、バッグ下部254の先端側が同方向へ
折り返される。これにより、図8(E)に示される如
く、下部折り畳み部262が形成される。次いで、バッ
グ上部264についても、上記と同様の手順で折り返さ
れる。これにより、図8(F)に示される如く、上部折
り畳み部266が下部折り畳み部262に対してX線対
称となるように形成される。
【0005】次に、図8(G)に示される如く、中心線
Yと平行な折り返し線268で、バッグ右側部270が
折り返される。次いで、図8(H)に示される如く、中
心線Yと平行な折り返し線272で、バッグ右側部27
0の先端部274が反対側へ折り返される。次いで、図
8(I)に示される如く、中心線Yと平行な折り返し線
276で、バッグ右側部270の先端側が同方向へ折り
返される。次いで、図8(J)に示される如く、中心線
Yと平行な折り返し線278で、更にバッグ右側部27
0の先端側が同方向へ折り返される。これにより、右側
折り畳み部280が形成される。次いで、バッグ左側部
282についても、上記と同様の手順で折り返される。
これにより、図8(K)に示される如く、左側折り畳み
部284が右側折り畳み部280に対してY線対称とな
るように形成される。
【0006】すなわち、上記折り畳み方法では、最初に
中心線Xを基準にしてバッグ250を上下方向に折り返
して帯状の下部折り畳み部262及び上部折り畳み部2
66を形成し、次に中心線Yを基準にしてバッグ250
を左右方向に折り返して平面視で矩形状の右側折り畳み
部280及び左側折り畳み部284を形成する。この
際、前者及び後者のいずれにおいても、二回目以降は同
方向へ折り込んでいく。これにより、バッグ250が膨
張する際には、最初に右側折り畳み部280及び左側折
り畳み部284が左右方向へ展開し、続いて下部折り畳
み部262及び上部折り畳み部266が上下方向へ展開
し、その後にバッグ250全体が乗員側へ膨らんでい
く。従って、膨出初期の時点でバッグ250が左右方向
及び上下方向に展開するというものである。
【0007】このようなバッグ250の折り畳み方ひい
ては膨出初期におけるバッグ250の展開のさせ方も、
乗員保護性能の観点からすれば、それなりの効果が得ら
れるものと思われる。
【0008】しかしながら、上記構成による場合、最初
に右側折り畳み部280及び左側折り畳み部284が左
右方向へ展開し、続いて下部折り畳み部262及び上部
折り畳み部266が上下方向へ展開することから、バッ
グ250が展開するに際して一方の展開(上下方向への
展開)が他方の展開(左右方向への展開)に依存するこ
とになる。このような依存性を断ち切って、膨出初期の
段階でバッグを上下方向及び左右方向の双方へ同時に展
開させることができれば、最適なバッグ展開状態が得ら
れ、乗員保護性能をより一層向上させることができるも
のと思われる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、膨出初期の段
階でバッグを最適な展開状態とすることができるエアバ
ッグ装置用バッグの折り畳み方法を得ることが目的であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ステアリングホイールのハブに固定されると共に取
付座面を構成する矩形平板状の単一のベース部を備えた
高強度のベースプレートと、このベースプレートの乗員
側に所定の間隔をあけて配設されると共に乗員と対向す
る頂壁部に所定値以上のバッグ膨張圧が作用することに
より破断する破断部が形成されたホイールパッドと、ベ
ースプレートのベース部に固定されると共に車両前部へ
の所定の高荷重作用時にガスを噴出するインフレータ
と、ベースプレートとホイールパッドとによって構成さ
れる空間部内に折り畳み状態で格納されると共にベース
部に固定されかつインフレータから噴出されたガスが流
入されることにより展開して乗員側へ向けて膨出される
バッグと、このバッグの開口の周縁部をベースプレート
のベース部に固定するリングプレートと、を含んで構成
されたエアバッグ装置に適用されるエアバッグ装置用バ
ッグの折り畳み方法であって、各々略円形に裁断されか
つ周縁部が固着された二枚の基布を含んで構成されるバ
ッグを平面展開する第1工程と、平面視での形状が四角
形となるように、第1工程で平面展開されたバッグの周
縁部を90度間隔となる四箇所から中心側へ折り返す第
2工程と、平面視での形状が前記四角形よりも小さい四
角形となるように、第2工程で折り返されたバッグの四
つの頂角部を複数回折り畳む第3工程と、を有し、さら
に、前記第2工程におけるバッグの四つの周縁部は、当
該バッグのステアリングホイールへの搭載状態において
反乗員側へ折り返されており、しかも、当該反乗員側へ
折り返された部分の略円弧状の端縁は、前記ベースプレ
ートのベース部との間に当該ベース部の板厚方向に挟持
されている、ことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明に係るエアバッグ装
置用バッグの折り畳み方法は、請求項1記載の発明にお
いて、前記第2工程を経たバッグは、ステアリングホイ
ールへの搭載状態において、一方の対角線上に位置する
一方の一対の頂角部が左右方向に位置されており、他方
の対角線上に位置する他方の一対の頂角部が上下方向に
位置されている、ことを特徴としている。請求項3記載
の本発明に係るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記第
3工程は、第2工程で折り返されることにより形成され
た四角形状のバッグの対向する二つの頂角部を中心側へ
更に折り返した後に当該折り返し方向と反対方向へ複数
回折り畳み、次いでこの状態のバッグを裏返した後に残
りの二つの頂角部を中心側へそのまま折り畳むことによ
り、平面視での形状が前記四角形よりも小さい四角形に
する工程である、ことを特徴としている。請求項4記載
の本発明に係るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記第
3工程は、第2工程で折り返されることにより形成され
た四角形状のバッグの対向する二つの頂角部を中心側へ
そのまま複数回折り畳み、次いでこの状態のバッグを裏
返した後に当該折り畳み部分を折り返し、その後この状
態のバッグを再び裏返した後に残りの二つの頂角部を中
心側へそのまま複数回折り畳むことにより、平面視での
形状が前記四角形よりも小さい四角形にする工程であ
る、ことを特徴としている。請求項5記載の本発明に係
るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法は、請求項1
又は請求項2記載の発明において、前記第3工程は、第
2工程で折り返されることにより形成された四角形状の
バッグの対向する二つの頂角部を中心側へそのまま複数
回折り畳み、次いでこの状態のバッグを裏返した後に当
該折り畳み部分を折り返し、その後残りの二つの頂角部
を中心側へ折り返した後に当該折り返し方向と反対方向
へ複数回折り畳むことにより、平面視での形状が前記四
角形よりも小さい四角形にする工程である、ことを特徴
としている。請求項6記載の本発明に係るエアバッグ装
置用バッグの折り畳み方法は、請求項1又は請求項2記
載の発明において、前記第3工程は、第2工程で折り返
されることにより形成された四角形状のバッグの対向す
る二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次
いでこの状態のバッグを裏返し、その後残りの二つの頂
角部を中心側へ折り返した後に当該折り返し方向と反対
方向へ複数回折り畳むことにより、平面視での形状が前
記四角形よりも小さい四角形にする工程である、ことを
特徴としている。請求項7記載の本発明に係るエアバッ
グ装置用バッグの折り畳み方法は、請求項1又は請求項
2記載の発明において、前記第3工程は、第2工程で折
り返されることにより形成された四角形状のバッグの対
向する二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳
み、次いで残りの二つの頂角部を中心側へそのまま複数
回折り畳むことにより、平面視での形状が前記四角形よ
りも小さい四角形にする工程である、ことを特徴として
いる。
【0012】請求項1記載の本発明によれば、まず、第
1工程によって、各々略円形に裁断されかつ周縁部が固
着された二枚の基布を含んで構成されるバッグが平面展
開される。次いで、第2工程によって、第1工程で平面
展開されたバッグの周縁部が90度間隔となる四箇所か
ら中心側へ折り返される。これにより、バッグの平面視
での形状が四角形とされる。次いで、第3工程によっ
て、第2工程で折り返されたバッグの四つの頂角部が複
数回折り畳まれる。これにより、バッグの平面視での形
状が、第2工程で形成された四角形よりも小さい四角形
とされる。
【0013】ここで、本発明では、第3工程において、
第2工程を経ることによって平面視での形状が四角形と
されたバッグの四つの頂角部を、各々独立に複数回折り
畳むことができるので、或る一つの頂角部を折り畳む際
に、先に隣の頂角部から折り畳まれた部分を重複して折
り込んでしまうのを完全に回避又は極力回避することが
できる。換言すれば、各頂角部からの折り畳み部分が相
互に干渉することなく又は殆ど干渉することなく、バッ
グを折り畳むことができる。従って、車両前部への所定
の高荷重作用時にバッグ内へガスが流入されて展開する
際(折り畳みが解かれる際)の依存性を断つことができ
る。その結果、本発明に係る折り畳み方法によって折り
畳まれたバッグは、膨出初期の段階から四つの頂角部か
らの折り畳み部分がそれぞれ独立に並行して展開してい
くことになる。従って、膨出初期の段階でバッグは上下
方向及び左右方向の双方に同時に展開される。さらに、
本発明では、第2工程におけるバッグの四つの周縁部が
当該バッグのステアリングホイールへの搭載状態におい
て反乗員側へ折り返されているため、このバッグをステ
アリングホイールへ搭載したときに、当該反乗員側へ折
り返された四つの周縁部の略円弧状の端縁を、ステアリ
ングホイールのハブに固定されると共にバッグが固定さ
れるベースプレートのベース部(取付座面を構成する矩
形平板状の単一の部分)との間に当該ベース部の板厚方
向に挟持することができる。このため、ベースプレート
のベース部との間に挟持された前記端縁の折りが解けに
くくなる。従って、バッグの膨出初期の形状が乗員側か
ら見て平面的になる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、第2工程
を経たバッグは平面視での形状が四角形を成しており、
当該バッグがステアリングホイールへ搭載された状態で
は、バッグの一方の対角線上に位置する一方の一対の頂
角部が左右方向に位置されており、他方の対角線上に位
置する他方の一対の頂角部が上下方向に位置されている
ので、バッグの膨出初期の段階で、一方の一対の頂角部
にあっては上下方向へ又他方の一対の頂角部にあっては
左右方向へ同時に展開される。以下、請求項3乃至請求
項7に記載された本発明の作用を説明するが、第2工程
までは、前述した請求項1に記載された本発明と同様で
あるため、その説明は省略する。請求項3記載の本発明
によれば、第2工程で折り返されることにより形成され
た四角形状のバッグは、第3工程において、以下の如く
して折り畳まれる。すなわち、まず、バッグの対向する
二つの頂角部が中心側へ更に折り返される。次いで、当
該折り返された部分が折り返し方向と反対方向へ複数回
折り畳まれる。次いで、この状態のバッグが裏返され
る。その後、残りの二つの頂角部が中心側へそのまま折
り畳まれる。これにより、第2工程を経ることによって
四角形に形成されたバッグは、更に小さい四角形に折り
畳まれる。請求項4記載の本発明によれば、第2工程で
折り返されることにより形成された四角形状のバッグ
は、第3工程において、以下の如くして折り畳まれる。
すなわち、まず、バッグの対向する二つの頂角部が中心
側へそのまま複数回折り畳まれる。次いで、この状態の
バッグが裏返された後、当該折り畳み部分が折り返され
る。次いで、この状態のバッグが再び裏返される。その
後、残りの二つの頂角部が中心側へそのまま複数回折り
畳まれる。これにより、第2工程を経ることによって四
角形に形成されたバッグは、更に小さい四角形に折り畳
まれる。請求項5記載の本発明によれば、第2工程で折
り返されることにより形成された四角形状のバッグは、
第3工程において、以下の如くして折り畳まれる。すな
わち、まず、バッグの対向する二つの頂角部が中心側へ
そのまま複数回折り畳まれる。次いで、この状態のバッ
グが裏返された後、当該折り畳み部分が折り返される。
その後、残りの二つの頂角部が中心側へ折り返された
後、当該折り返し方向と反対方向へ複数回折り畳まれ
る。これにより、第2工程を経ることによって四角形に
形成されたバッグは、更に小さい四角形に折り畳まれ
る。請求項6記載の本発明によれば、第2工程で折り返
されることにより形成された四角形状のバッグは、第3
工程において、以下の如くして折り畳まれる。すなわ
ち、まず、バッグの対向する二つの頂角部が中心側へそ
のまま複数回折り畳まれる。次いで、この状態のバッグ
が裏返される。その後、残りの二つの頂角部が中心側へ
折り返された後に、当該折り返し方向と反対方向へ複数
回折り畳まれる。これにより、第2工程を経ることによ
って四角形に形成されたバッグは、更に小さい四角形に
折り畳まれる。請求項7記載の本発明によれば、第2工
程で折り返されることにより形成された四角形状のバッ
グは、第3工程において、以下の如くして折り畳まれ
る。すなわち、まず、バッグの対向する二つの頂角部が
中心側へそのまま複数回折り畳まれる。次いで、残りの
二つの頂角部が中心側へそのまま複数回折り畳まれる。
これにより、第2工程を経ることによって四角形に形成
されたバッグは、更に小さい四角形に折り畳まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図1〜図3を用いて本発明の第
1実施形態について説明する。
【0016】図2には、本実施形態に係るエアバッグ装
置10の横断面構造が示されている。この図に示される
ように、本実施形態に係るエアバッグ装置10は、四本
スポークタイプのステアリングホイール12の中央部に
配設されている。
【0017】エアバッグ装置10は、ステアリングホイ
ール12の芯金14のハブ14Aに固定される高強度の
ベースプレート16を備えている。ベースプレート16
は、取付座面を構成する矩形平板状のベース部16A
と、このベース部16Aの端縁から乗員側へ屈曲された
後に反乗員側へ再び折り返されることにより形成された
取付部16Bと、を含んで構成されている。
【0018】このベースプレート16の乗員側には、所
定の間隔をあけて樹脂製のホイールパッド18が配設さ
れている。ホイールパッド18は、乗員と対向する頂壁
部18Aと、この頂壁部18Aの周縁部から反乗員側へ
屈曲された側壁部18Bと、を備えている。頂壁部18
Aには、乗員側から観て略H形状に形成されかつ所定値
以上のバッグ膨張圧が作用することにより破断する薄肉
部20が形成されている。また、側壁部18Bには、イ
ンサート成形により金属製又は樹脂製のインサートプレ
ート22が埋設されている。なお、インサートプレート
22の一部は、側壁部18Bから反乗員側へ突出されて
取付用の脚部22Aとされている。このインサートプレ
ート22の脚部22Aをベースプレート16の取付部1
6Bに密着させ、この状態で図示しない固定具(ボルト
・ナットやリベット等)によって両者が締結されること
により、ホイールパッド18がベースプレート16に固
定されている。
【0019】上述したベースプレート16におけるベー
ス部16Aの中央部には比較的大径の貫通孔が形成され
ており、この貫通孔内へはガス噴出手段として機能する
扁平円柱形状のインフレータ24の乗員側半分がハブ1
4A側から挿入されている。より具体的に説明すると、
インフレータ24は、軸心部に乗員側へ向けて膨出され
た膨出部26Aを備えた有底略円筒状のロアケース26
に、有底円筒状に形成されたアッパケース28を被嵌さ
せ、この状態で両者の合わせ目を溶接することによりそ
の外郭が構成されている。
【0020】ロアケース26の膨出部26Aの底部中央
には、着火剤30が配設されている。さらに、アッパケ
ース28における着火剤30の直上には伝火剤32が配
設されており、この伝火剤32の周囲には燃焼すること
により大量のガスを発生するガス発生剤34が封入され
ている。また、アッパケース28の周壁部には複数のガ
ス噴出孔36が等間隔で形成されており、このガス噴出
孔36の内側には燃焼後のガス発生剤の砕片を除去する
ためのスクリーン38が配設されている。さらに、この
スクリーン38とガス発生剤34との間のガス噴出経路
には、ガス冷却用の複数のクーラント40が配設されて
いる。
【0021】また、上述したロアケース26の膨出部2
6A内には、略円柱形に形成されたセンサ42が配設さ
れている。センサ42の内部構成の一例について触れる
と、センサ42は、上下に分割可能な樹脂製のセンサボ
ディーと、このセンサボディー内に揺動可能に軸支され
たトリガシャフトと、このトリガシャフトの先端部に当
接状態で配置されかつ車両前部への所定の高荷重作用時
(即ち、車両急減速時)に慣性移動するボールと、トリ
ガシャフトにおけるボールと反対側の端部に当接されか
つ付勢力でトリガシャフトを介してボールを慣性移動方
向と反対方向へ押圧するバイパスピンと、トリガシャフ
トに係止されかつトリガシャフトが揺動されることによ
り係止状態が解除されて付勢力で着火剤30を刺突する
ファイアリングピンと、によって構成されている。な
お、本実施形態では、上記の如くインフレータ24を機
械着火式で作動させる例を示したが、これに限らず、電
気着火式でインフレータを作動させる構成を採ってもよ
い。
【0022】上述したベースプレート16とホイールパ
ッド18とによって構成される空間部内には、折り畳み
状態のバッグ44が格納されている。バッグ44は、後
述する如くインフレータ24のアッパケース28を挿入
させるための円形の開口52(図1(A)参照)を備え
ており、この開口52の内側周縁部にはリングプレート
46が配設されている。リングプレート46にはスタッ
ドボルト(図示省略)が溶着されており、このスタッド
ボルトがバッグ44の開口52の周縁部に形成されたボ
ルト挿通孔54(図1(A)参照)、ベースプレート1
6のベース部16Aに形成されたボルト挿通孔(図示省
略)、及びアッパケース28のフランジ28Aに形成さ
れたボルト挿通孔(図示省略)をそれぞれ貫通した状態
でナット(図示省略)が螺合されることにより、バッグ
44の開口52の周縁部がベースプレート16のベース
部16Aに固定されている。
【0023】
【0024】次に、図1を用いて、上述したバッグ44
の折り畳み方について説明する。まず、図1(A)に示
されるように、各々円形に裁断されかつ周縁部が縫着さ
れた二枚の基布48、50を含んで構成されるバッグ4
4を平面展開状態とする。なお、一方の基布(組付状態
で反乗員側に位置される方の基布)48の中央部には、
前述したインフレータ24のアッパケース28を挿入さ
せるための円形の開口52が形成されており、又その周
囲にはリングプレート46から突出されるスタッドボル
トを挿通させるためのボルト挿通孔54が形成されてい
る。さらに、基布48の上縁側には、乗員当接時にバッ
グ内圧を低下させるための一対のベントホール56が形
成されている。なお、この工程が、請求項1記載の「第
1工程」に相当する。
【0025】次に、図1(B)に示されるように、平面
展開されたバッグ44の周縁部を90度間隔となる四箇
所から中心側へ折り返す(以下、折り返された各周縁部
を「第1周縁部58」、「第2周縁部60」、「第3周
縁部62」、「第4周縁部64」と称す)。具体的に
は、最初に、互いに対向する第1周縁部58及び第3周
縁部62が、折り返し線aを折り目として中心側へかつ
同方向(即ち、バッグ44の車両搭載状態において反乗
員側となる方向)へ折り返される。続いて、残りの第2
周縁部60及び第4周縁部64が、折り返し線bを折り
目として中心側へかつ同方向(即ち、バッグ44の車両
搭載状態において反乗員側となる方向)へ折り返され
る。これにより、バッグ44の平面視での形状が四角形
(正方形)とされる。なお、ここまでの工程が、請求項
1記載の「第2工程」に相当する。その後、図1(C)
に示されるように、平面視で四角形とされたバッグ44
を裏返す。なお、第2工程によって折り畳まれたバッグ
44の車両搭載状態におけるステアリングホイール12
に対する位置関係は、図3に二点鎖線で示した如くであ
る。
【0026】次に、図1(D)に示されるように、四角
形に折り畳まれかつ裏返されたバッグ44の第1頂角部
66を、折り返し線cを折り目として中心側へ折り返
す。次いで、図1(E)に示されるように、折り返し線
cを折り目として折り返した第1頂角部66を、先の折
り返し方向と反対方向である折り返し線cへ向けてロー
ル状に折り畳む。これにより、第1ロール部74が形成
される。次いで、図1(F)に示されるように、第1頂
角部66に対して対角線上に位置される第3頂角部70
についても、同様にしてロール状に折り畳む。これによ
り、第1ロール部74に対して平行な第3ロール部78
が形成される。次いで、図1(G)に示されるように、
第1ロール部74及び第3ロール部78が形成されたバ
ッグ44を再び裏返す。次いで、図1(H)に示される
ように、裏返されたバッグ44の第2頂角部68及び第
4頂角部72についても、同様にしてロール状に折り畳
む。これにより、互いに平行に配置された第2ロール部
76及び第4ロール部80が形成される(図1(I)の
断面図参照)。その結果、バッグ44の平面視での形状
が、前述した第2工程で形成された四角形(正方形;図
1(B)参照)よりも更に小さい四角形(正方形;図1
(H)参照)とされる。なお、ここまでの工程が、請求
項1記載の「第3工程」に相当する。
【0027】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。車両前部への所定の高荷重作用時(車両急
減速時)になると、この状態がセンサ42によって検出
される。このため、図示しないファイアリングピンが付
勢力で着火剤30を刺突し、これを着火させる。これに
より、火炎が伝火剤32を介してガス発生剤34に伝播
され、当該ガス発生剤34を燃焼させる。その結果、大
量のガスが発生し、当該ガスはクーラント40で冷却さ
れかつスクリーン38で砕片の除去がなされた後に、ガ
ス噴出孔36からバッグ44内へと流入される。このた
め、バッグ44が膨張し、その膨張圧が所定値以上にな
るとホイールパッド18の頂壁部18Aが薄肉部20に
沿って破断されて展開される。これにより、バッグ44
が運転席に着座する乗員側へ向けて膨出され、ステアリ
ングホイール12と乗員との間に介在される。
【0028】ここで、本実施形態では、バッグ44を上
述した折り畳み方で折り畳んでいるため、以下の作用並
びに効果が得られる。すなわち、本実施形態では、第3
工程において、第2工程を経ることによって平面視での
形状が四角形とされたバッグ44の四つの第1頂角部6
6乃至第4頂角部72を各々独立にロール状に折り畳む
構成としたので、或る一つの頂角部(例えば、第4頂角
部72)をロール状に折り畳む際に、隣の頂角部(即
ち、第1頂角部66又は第3頂角部70)から折り畳ま
れた部分(第1ロール部74又は第3ロール部78)の
端部を重複して折り込んでしまうのを完全に回避するこ
とができる。換言すれば、各第1頂角部66乃至第4頂
角部72からの折り畳み部分(第1ロール部74乃至第
4ロール部80)が相互に干渉することなく、バッグ4
4を折り畳むことができる。
【0029】これにより、本実施形態によれば、従来構
造の問題点とされたバッグ44内へガスが流入されて展
開する際(折り畳みが解かれる際)の依存性(ある折り
畳み部分が展開しないと、次の折り畳み部分が展開する
ことができないという性質)を断つことができる。従っ
て、本実施形態に係る折り畳み方法によって折り畳まれ
たバッグ44は、膨出初期の段階から、第1ロール部7
4乃至第4ロール部80がそれぞれ独立に並行して展開
していくことになる。つまり、膨出初期の段階で、第1
ロール部74及び第3ロール部78にあっては上下方向
へ又第2ロール部76及び第4ロール部80にあっては
左右方向へ同時に展開される。その結果、本実施形態に
よれば、膨出初期の段階でバッグ44を最適な展開状態
とすることができる。
【0030】また、本実施形態によれば、図1(B)、
(C)等から判るように、第1工程乃至第3工程を経て
折り畳まれたバッグ44をベースプレート16に固定し
た際に、第2工程によって折り返された部分(第1周縁
部58乃至第4周縁部64)の端縁58A、60A、6
2A、64Aをベースプレート16のベース部16Aと
の間に挟持することができる。このため、ベース部16
Aとの間に挟持された前記端縁58A、60A、62
A、64Aの折りが解けにくくなる。従って、バッグ4
4の膨出初期の形状が乗員側から見て平面的になり、こ
の点からもバッグ44を最適な展開形状(展開状態)と
することができる。
【0031】まず、図4(A)に示されるように、各々
円形に裁断されかつ周縁部が縫着された二枚の基布10
0、102を含んで構成されるバッグ104を平面展開
状態とする。なお、この工程が、請求項1記載の「第1
工程」に相当する。
【0032】次に、図4(B)に示されるように、平面
展開されたバッグ104の周縁部を90度間隔となる四
箇所から中心側へ折り返す。具体的には、最初に、互い
に対向する第1周縁部106及び第3周縁部110が、
折り返し線aを折り目として中心側へかつ同方向へ折り
返される。続いて、残りの第2周縁部108及び第4周
縁部112が、折り返し線bを折り目として中心側へか
つ同方向へ折り返される。これにより、バッグ104の
平面視での形状が四角形(正方形)とされる。なお、こ
こまでの工程が、請求項1記載の「第2工程」に相当す
る。
【0033】次に、図4(C)、(D)に示されるよう
に、平面視で四角形に折り畳まれたバッグ104の第2
頂角部116及び第4頂角部120を中心側へかつ互い
に接近する方向へロール状に折り畳む。これにより、互
いに平行な第2ロール部124及び第4ロール部128
が形成される。次いで、図4(E)、(F)に示される
ように、第2ロール部124及び第4ロール部128が
形成されたバッグ104を裏返すと共に、折り返し線d
を折り目として第2ロール部124及び第4ロール部1
28を折り返す。次いで、図4(G)に示される如くバ
ッグ104を再び裏返した後、図4(H)に示される如
く第1頂角部114を中心側へロール状に折り畳む。こ
れにより、第2ロール部124及び第4ロール部128
に直交するかたちで第1ロール部122が形成される。
次いで、第3頂角部118についても、同様にしてロー
ル状に折り畳む。これにより、図4(I)、(J)に示
されるように、第1ロール部122に対して平行な第3
ロール部126が形成される。その結果、バッグ104
の平面視での形状が、前述した第2工程で形成された四
角形(正方形;図4(B)参照)よりも更に小さい四角
形(正方形;図4(I)参照)とされる。なお、図4
(J’)に示される如く、第1ロール部122及び第3
ロール部126を形成する際に、一回分の蛇腹部分を備
えた最終形状となるようにしてもよい。また、ここまで
の工程が、請求項1記載の「第3工程」に相当する。
【0034】上述した折り畳み方によっても、バッグ1
04の四つの第1頂角部114乃至第4頂角部120を
各々独立にロール状に折り畳む点で前述した第1実施形
態と共通するため、第1ロール部122乃至第4ロール
部128が相互に干渉することがなく、バッグ104が
展開する際の依存性を断つことができる。従って、膨出
初期の段階から、第1ロール部122乃至第4ロール部
128を上下方向及び左右方向の双方へ同時に展開させ
ることができる。その結果、本実施形態によっても、膨
出初期の段階でバッグ104を最適な展開状態とするこ
とができる。 〔第3実施形態〕次に、図5を用いて本発明の第3実施
形態について説明する。
【0035】まず、図5(A)に示されるように、各々
円形に裁断されかつ周縁部が縫着された二枚の基布13
0、132を含んで構成されるバッグ134を平面展開
状態とする。なお、この工程が、請求項1記載の「第1
工程」に相当する。
【0036】次に、図5(B)に示されるように、平面
展開されたバッグ134の周縁部を90度間隔となる四
箇所から中心側へ折り返す。具体的には、最初に、互い
に対向する第1周縁部136及び第3周縁部140が、
折り返し線aを折り目として中心側へかつ同方向へ折り
返される。続いて、残りの第2周縁部138及び第4周
縁部142が、折り返し線bを折り目として中心側へか
つ同方向へ折り返される。これにより、バッグ134の
平面視での形状が四角形(正方形)とされる。なお、こ
こまでの工程が、請求項1記載の「第2工程」に相当す
る。
【0037】次に、図5(C)に示されるように、平面
視で四角形に折り畳まれたバッグ134の第2頂角部1
46及び第4頂角部150を中心側へかつ互いに接近す
る方向へロール状に折り畳んで、互いに平行な第2ロー
ル部154及び第4ロール部158を形成する。次い
で、図5(D)に示されるように、第2ロール部154
及び第4ロール部158が形成されたバッグ134を裏
返すと共に、折り返し線dを折り目として第2ロール部
154及び第4ロール部158を折り返す。次いで、図
5(E)に示されるように、バッグ134を裏返すこと
なく、第1頂角部144をそのまま折り返し線eを折り
目として中心側へ折り返す。次いで、図5(F)に示さ
れるように、折り返された第1頂角部144の先端部を
反対側(即ち、折り返し線e側)へロール状に折り畳
む。これにより、第1ロール部152が、第2ロール部
154と第4ロール部158との端部間に形成される。
次いで、図5(G)に示されるように、第3頂角部14
8についても、同様にして折り返した後にロール状に折
り畳む。これにより、第1ロール部152に対して平行
な第3ロール部156が形成される。その結果、バッグ
134の平面視での形状が、前述した第2工程で形成さ
れた四角形(正方形;図5(B)参照)よりも更に小さ
い四角形(正方形;図5(G)参照)とされる。なお、
ここまでの工程が、請求項1記載の「第3工程」に相当
する。
【0038】上述した折り畳み方によっても、バッグ1
34の四つの第1頂角部144乃至第4頂角部150を
各々独立にロール状に折り畳む点で前述した第1実施形
態と共通するため、第1ロール部152乃至第4ロール
部158が相互に干渉することがなく、バッグ134が
展開する際の依存性を断つことができる。従って、膨出
初期の段階から、第1ロール部152乃至第4ロール部
158を上下方向及び左右方向の双方へ同時に展開させ
ることができる。その結果、本実施形態によっても、膨
出初期の段階でバッグ134を最適な展開状態とするこ
とができる。 〔第4実施形態〕次に、図6を用いて本発明の第4実施
形態について説明する。
【0039】まず、図6(A)に示されるように、各々
円形に裁断されかつ周縁部が縫着された二枚の基布16
0、162を含んで構成されるバッグ164を平面展開
状態とする。なお、この工程が、請求項1記載の「第1
工程」に相当する。
【0040】次に、図6(B)に示されるように、平面
展開されたバッグ164の周縁部を90度間隔となる四
箇所から中心側へ折り返す。具体的には、最初に、互い
に対向する第1周縁部166及び第3周縁部170が、
折り返し線aを折り目として中心側へかつ同方向へ折り
返される。続いて、残りの第2周縁部168及び第4周
縁部172が、折り返し線bを折り目として中心側へか
つ同方向へ折り返される。これにより、バッグ164の
平面視での形状が四角形(正方形)とされる。なお、こ
こまでの工程が、請求項1記載の「第2工程」に相当す
る。
【0041】次に、図6(C)に示されるように、平面
視で四角形に折り畳まれたバッグ164の第2頂角部1
76及び第4頂角部180を中心側へかつ互いに接近す
る方向へロール状に折り畳んで、互いに平行な第2ロー
ル部184及び第4ロール部188を形成する。次い
で、図6(D)に示されるように、第2ロール部184
及び第4ロール部188が形成されたバッグ164をそ
のまま裏返す。次いで、図6(E)に示されるように、
バッグ164の第1頂角部174を折り返し線eを折り
目として中心側へ折り返す。次いで、図6(F)に示さ
れるように、折り返された第1頂角部174の先端部を
反対側(即ち、折り返し線e側)へロール状に折り畳
む。これにより、第1ロール部182が、第2ロール部
184及び第4ロール部188が形成された側と反対側
に形成される。次いで、図6(G)に示されるように、
第3頂角部178についても、同様にして折り返した後
にロール状に折り畳む。これにより、第1ロール部18
2に対して平行な第3ロール部186が形成される。そ
の結果、バッグ164の平面視での形状が、前述した第
2工程で形成された四角形(正方形;図6(B)参照)
よりも更に小さい四角形(正方形;図6(G)参照)と
される。なお、ここまでの工程が、請求項1記載の「第
3工程」に相当する。
【0042】上述した折り畳み方によっても、バッグ1
64の四つの第1頂角部174乃至第4頂角部180を
各々独立にロール状に折り畳む点で前述した第1実施形
態と共通するため、第1ロール部182乃至第4ロール
部188が相互に干渉することがなく、バッグ164が
展開する際の依存性を断つことができる。従って、膨出
初期の段階から、第1ロール部182乃至第4ロール部
188を上下方向及び左右方向の双方へ同時に展開させ
ることができる。その結果、本実施形態によっても、膨
出初期の段階でバッグ164を最適な展開状態とするこ
とができる。 〔第5実施形態〕次に、図7を用いて本発明の第5実施
形態について説明する。
【0043】まず、図7(A)に示されるように、各々
円形に裁断されかつ周縁部が縫着された二枚の基布20
0、202を含んで構成されるバッグ204を平面展開
状態とする。なお、この工程が、請求項1記載の「第1
工程」に相当する。
【0044】次に、図7(B)に示されるように、平面
展開されたバッグ204の周縁部を90度間隔となる四
箇所から中心側へ折り返す。具体的には、最初に、互い
に対向する第1周縁部206及び第3周縁部210が、
折り返し線aを折り目として中心側へかつ同方向へ折り
返される。続いて、残りの第2周縁部208及び第4周
縁部212が、折り返し線bを折り目として中心側へか
つ同方向へ折り返される。これにより、バッグ204の
平面視での形状が四角形(正方形)とされる。なお、こ
こまでの工程が、請求項1記載の「第2工程」に相当す
る。
【0045】次に、図7(C)に示されるように、平面
視で四角形に折り畳まれたバッグ204の第2頂角部2
16及び第4頂角部220を中心側へかつ互いに接近す
る方向へロール状に折り畳んで、互いに平行な第2ロー
ル部224及び第4ロール部228を形成する。次い
で、図7(D)に示されるように、第1頂角部214及
び第3頂角部218についても、同様にしてそのまま中
心側へかつ互いに接近する方向へロール状に折り畳む。
これにより、互いに平行とされた第1ロール部222及
び第3ロール部226が、第2ロール部224と第4ロ
ール部228との端部間に形成される。その結果、バッ
グ204の平面視での形状が、前述した第2工程で形成
された四角形(正方形;図7(B)参照)よりも更に小
さい四角形(正方形;図7(D)参照)とされる。ここ
までの工程が、請求項1記載の「第3工程」に相当す
る。
【0046】上述した折り畳み方によっても、バッグ2
04の四つの第1頂角部214乃至第4頂角部220を
各々独立にロール状に折り畳む点で前述した第1実施形
態と共通するため、第1ロール部222乃至第4ロール
部228が相互に干渉することがなく、バッグ204が
展開する際の依存性を断つことができる。従って、膨出
初期の段階から、第1ロール部222乃至第4ロール部
228を上下方向及び左右方向の双方へ同時に展開させ
ることができる。その結果、本実施形態によっても、膨
出初期の段階でバッグ204を最適な展開状態とするこ
とができる。
【0047】なお、前述した第1実施形態では、バッグ
44の第1頂角部66乃至第4頂角部72をそれぞれロ
ール状に折り畳んだが、これに限らず、第1頂角部66
乃至第4頂角部72をそれぞれ蛇腹状に折り畳むように
してもよいし、ロール折りと蛇腹折りとをを組み合わせ
てもよい。要は、第1頂角部66乃至第4頂角部72を
それぞれ独立に複数回折り畳む構成であればよい。な
お、他の実施形態についても、同様のことがいえる。
【0048】また、前述した第1実施形態では、第1ロ
ール部74乃至第4ロール部80を相互に干渉すること
なく折り畳んだが、これらの第1ロール部74乃至第4
ロール部80が独立に並行して展開する際の抵抗になら
ない程度であれば、若干相互に干渉して折り畳むことと
なっても差し支えない。例えば、図1(D)に示される
第1頂角部66の折り返し線cを開口52に更に近い位
置に設定すれば、最終的に第2ロール部76及び第4ロ
ール部80を形成すべくロール状に折り畳んだ際に、最
終巻き込み時において先に形成された第1ロール部74
及び第3ロール部78の各端部を若干巻き込んでいくこ
とになるが、その程度であれば、本発明から得られる作
用、効果に影響はない。よって、この程度の相互干渉は
許容され、請求項1に記載された本発明の技術的思想の
範疇に含まれる。なお、他の実施形態についても、同様
のことがいえる。
【0049】さらに、前述した第1実施形態では、第1
周縁部58乃至第4周縁部64をすべて同方向へ折り返
したが、これに限らず、例えば、第1周縁部58及び第
3周縁部62の折り返し方向と第2周縁部60及び第4
周縁部64の折り返し方向とを逆方向にしてもよく、平
面展開した状態からバッグ44の周縁部を90度間隔と
なる四箇所から中心側へ折り返した結果として平面視で
の形状が四角形となればそれでよい。なお、他の実施形
態についても、同様のことがいえる。また、前述した第
1実施形態において説明したバッグの折り畳み方法(図
1参照)が請求項3に係る発明に対応しており、第2実
施形態において説明したバッグの折り畳み方法(図4参
照)が請求項4に係る発明に対応しており、第3実施形
態において説明したバッグの折り畳み方法(図5参照)
が請求項5に係る発明に対応しており、第4実施形態に
おいて説明したバッグの折り畳み方法(図6参照)が請
求項6に係る発明に対応しており、第5実施形態におい
て説明したバッグの折り畳み方法(図7参照)が請求項
7に係る発明に対応している。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法は、各
々略円形に裁断されかつ周縁部が固着された二枚の基布
を含んで構成されるバッグを平面展開する第1工程と、
平面視での形状が四角形となるように、第1工程で平面
展開されたバッグの周縁部を90度間隔となる四箇所か
ら中心側へ折り返す第2工程と、平面視での形状が前記
四角形よりも小さい四角形となるように、第2工程で折
り返されたバッグの四つの頂角部を複数回折り畳む第3
工程と、を有するので、膨出初期の段階でバッグを上下
方向及び左右方向の双方に同時に展開させることがで
き、その結果、膨出初期の段階でバッグを最適な展開状
態とすることができるという優れた効果を有する。さら
に、請求項1記載の本発明に係るエアバッグ装置用バッ
グの折り畳み方法は、第2工程におけるバッグの四つの
周縁部が当該バッグのステアリングホイールへの搭載状
態において反乗員側へ折り返され、当該反乗員側へ折り
返された四つの周縁部の略円弧状の端縁を、ベースプレ
ートのベース部との間に挟持したので、バッグの膨出初
期の形状を乗員側から見て平面的にすることができ、こ
の点からもバッグを最適な展開形状(展開状態)とする
ことができるという優れた効果を有する。
【0051】また、請求項2記載の本発明に係るエアバ
ッグ装置用バッグの折り畳み方法は、請求項1記載の発
明において、第2工程を経たバッグは、ステアリングホ
イールへの搭載状態において、一方の対角線上に位置す
る一方の一対の頂角部が左右方向に位置されており、他
方の対角線上に位置する他方の一対の頂角部が上下方向
に位置されているため、バッグの膨出初期の段階におい
て四つの頂角部を上下左右へ同時に展開させることがで
き、その結果、膨出初期の段階でバッグを最適な展開状
態とすることができるという優れた効果を有する。さら
に、請求項3記載の本発明に係るエアバッグ装置用バッ
グの折り畳み方法は、請求項1又は請求項2に記載の発
明において、第3工程を、第2工程で折り返されること
により形成された四角形状のバッグの対向する二つの頂
角部を中心側へ更に折り返した後に当該折り返し方向と
反対方向へ複数回折り畳み、次いでこの状態のバッグを
裏返した後に残りの二つの頂角部を中心側へそのまま折
り畳むことにより、平面視での形状が前記四角形よりも
小さい四角形にする工程としたので、膨出初期の段階で
バッグを最適な展開状態とすることができるという優れ
た効果を有する。また、請求項4記載の本発明に係るエ
アバッグ装置用バッグの折り畳み方法は、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、第3工程を、第2工程
で折り返されることにより形成された四角形状のバッグ
の対向する二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り
畳み、次いでこの状態のバッグを裏返した後に当該折り
畳み部分を折り返し、その後この状態のバッグを再び裏
返した後に残りの二つの頂角部を中心側へそのまま複数
回折り畳むことにより、平面視での形状が前記四角形よ
りも小さい四角形にする工程としたので、膨出初期の段
階でバッグを最適な展開状態とすることができるという
優れた効果を有する。さらに、請求項5記載の本発明に
係るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法は、請求項
1又は請求項2に記載の発明において、第3工程を、第
2工程で折り返されることにより形成された四角形状の
バッグの対向する二つの頂角部を中心側へそのまま複数
回折り畳み、次いでこの状態のバッグを裏返した後に当
該折り畳み部分を折り返し、その後残りの二つの頂角部
を中心側へ折り返した後に当該折り返し方向と反対方向
へ複数回折り畳むことにより、平面視での形状が前記四
角形よりも小さい四角形にする工程としたので、膨出初
期の段階でバッグを最適な展開状態とすることができる
という優れた効果を有する。また、請求項6記載の本発
明に係るエアバッグ装置用バッグの折り畳み方法は、請
求項1又は請求項2に記載の発明において、第3工程
を、第2工程で折り返されることにより形成された四角
形状のバッグの対向する二つの頂角部を中心側へそのま
ま複数回折り畳み、次いでこの状態のバッグを裏返し、
その後残りの二つの頂角部を中心側へ折り返した後に当
該折り返し方向と反対方向へ複数回折り畳むことによ
り、平面視での形状が前記四角形よりも小さい四角形に
する工程としたので、膨出初期の段階でバッグを最適な
展開状態とすることができるという優れた効果を有す
る。さらに、請求項7記載の本発明に係るエアバッグ装
置用バッグの折り畳み方法は、請求項1又は請求項2に
記載の発明において、第3工程を、第2工程で折り返さ
れることにより形成された四角形状のバッグの対向する
二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次い
で残りの二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳
むことにより、平面視での形状が前記四角形よりも小さ
い四角形にする工程としたので、膨出初期の段階でバッ
グを最適な展開状態とすることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るバッグの折り畳み方を示す
工程図である。
【図2】図1に示される折り畳み方によって折り畳まれ
たバッグを備えたエアバッグ装置を示す横断面図であ
る。
【図3】第2工程によって折り畳まれたバッグの車両搭
載状態におけるステアリングホイールに対する位置関係
を示す説明図である。
【図4】第2実施形態に係るバッグの折り畳み方を示す
工程図である。
【図5】第3実施形態に係るバッグの折り畳み方を示す
工程図である。
【図6】第4実施形態に係るバッグの折り畳み方を示す
工程図である。
【図7】第5実施形態に係るバッグの折り畳み方を示す
工程図である。
【図8】従来例に係るバッグの折り畳み方を示す工程図
である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 16 ベースプレート(装置本体) 18 ホイールパッド(装置本体) 22 インサートプレート(装置本体) 24 インフレータ 44 バッグ 48 基布 50 基布 58 第1周縁部 60 第2周縁部 62 第3周縁部 64 第4周縁部 66 第1頂角部 68 第2頂角部 70 第3頂角部 72 第4頂角部 100 基布 102 基布 104 バッグ 106 第1周縁部 108 第2周縁部 110 第3周縁部 112 第4周縁部 114 第1頂角部 116 第2頂角部 118 第3頂角部 120 第4頂角部 130 基布 132 基布 134 バッグ 136 第1周縁部 138 第2周縁部 140 第3周縁部 142 第4周縁部 144 第1頂角部 146 第2頂角部 148 第3頂角部 150 第4頂角部 160 基布 162 基布 164 バッグ 166 第1周縁部 168 第2周縁部 170 第3周縁部 172 第4周縁部 174 第1頂角部 176 第2頂角部 178 第3頂角部 180 第4頂角部 200 基布 202 基布 204 バッグ 206 第1周縁部 208 第2周縁部 210 第3周縁部 212 第4周縁部 214 第1頂角部 216 第2頂角部 218 第3頂角部 220 第4頂角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールのハブに固定され
    ると共に取付座面を構成する矩形平板状の単一のベース
    部を備えた高強度のベースプレートと、このベースプレ
    ートの乗員側に所定の間隔をあけて配設されると共に乗
    員と対向する頂壁部に所定値以上のバッグ膨張圧が作用
    することにより破断する破断部が形成されたホイールパ
    ッドと、ベースプレートのベース部に固定されると共に
    車両前部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するイン
    フレータと、ベースプレートとホイールパッドとによっ
    て構成される空間部内に折り畳み状態で格納されると共
    ベース部に固定されかつインフレータから噴出された
    ガスが流入されることにより展開して乗員側へ向けて膨
    出されるバッグと、このバッグの開口の周縁部をベース
    プレートのベース部に固定するリングプレートと、を含
    んで構成されたエアバッグ装置に適用されるエアバッグ
    装置用バッグの折り畳み方法であって、 各々略円形に裁断されかつ周縁部が固着された二枚の基
    布を含んで構成されるバッグを平面展開する第1工程
    と、 平面視での形状が四角形となるように、第1工程で平面
    展開されたバッグの周縁部を90度間隔となる四箇所か
    ら中心側へ折り返す第2工程と、 平面視での形状が前記四角形よりも小さい四角形となる
    ように、第2工程で折り返されたバッグの四つの頂角部
    を複数回折り畳む第3工程と、 を有し、 さらに、前記第2工程におけるバッグの四つの周縁部
    は、当該バッグのステアリングホイールへの搭載状態に
    おいて反乗員側へ折り返されており、 しかも、当該反乗員側へ折り返された部分の略円弧状の
    端縁は、前記ベースプレートのベース部との間に当該ベ
    ース部の板厚方向に挟持されている、 ことを特徴とするエアバッグ装置用バッグの折り畳み方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2工程を経たバッグは、ステアリ
    ングホイールへの搭載状態において、一方の対角線上に
    位置する一方の一対の頂角部が左右方向に位置されてお
    り、他方の対角線上に位置する他方の一対の頂角部が上
    下方向に位置されている、 ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置用バッ
    グの折り畳み方法。
  3. 【請求項3】 前記第3工程は、第2工程で折り返され
    ることにより形成された四角形状のバッグの対向する二
    つの頂角部を中心側へ更に折り返した後に当該折り返し
    方向と反対方向へ複数回折り畳み、次いでこの状態のバ
    ッグを裏返した後に残りの二つの頂角部を中心側へその
    まま折り畳むことにより、平面視での形状が前記四角形
    よりも小さい四角形にする工程である、ことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のエアバッグ装置用バッグ
    の折り 畳み方法。
  4. 【請求項4】 前記第3工程は、第2工程で折り返され
    ることにより形成された四角形状のバッグの対向する二
    つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次いで
    この状態のバッグを裏返した後に当該折り畳み部分を折
    り返し、その後この状態のバッグを再び裏返した後に残
    りの二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳むこ
    とにより、平面視での形状が前記四角形よりも小さい四
    角形にする工程である、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
    グ装置用バッグの折り畳み方法。
  5. 【請求項5】 前記第3工程は、第2工程で折り返され
    ることにより形成された四角形状のバッグの対向する二
    つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次いで
    この状態のバッグを裏返した後に当該折り畳み部分を折
    り返し、その後残りの二つの頂角部を中心側へ折り返し
    た後に当該折り返し方向と反対方向へ複数回折り畳むこ
    とにより、平面視での形状が前記四角形よりも小さい四
    角形にする工程である、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
    グ装置用バッグの折り畳み方法。
  6. 【請求項6】 前記第3工程は、第2工程で折り返され
    ることにより形成された四角形状のバッグの対向する二
    つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次いで
    この状態のバッグを裏返し、その後残りの二つの頂角部
    を中心側へ折り返した後に当該折り返し方向と反対方向
    へ複数回折り畳むことにより、平面視での形状が前記四
    角形よりも小さい四角形にする工程である、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
    グ装置用バッグの折り畳み方法。
  7. 【請求項7】 前記第3工程は、第2工程で折り返され
    ることにより形成された四角形状のバッグの対向する二
    つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳み、次いで
    残りの二つの頂角部を中心側へそのまま複数回折り畳む
    ことにより、平面視での形状が前記四角形よりも小さい
    四角形にする工程である、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッ
    グ装置用バッグの折り畳み方法。
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