JP2004503427A - パーキングブレーキ - Google Patents
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Abstract
この発明は、パーキングブレーキに関し、これはレバー保持部(5)に回動可能に配置されるブレーキ作動レバー(3)と;ブレーキ作動レバー(3)の変位の間にケーブルに張力をかけるカップリングユニット(19)と、ブレーキ作動レバーをパーキング位置に保持するためのパーキング装置(21,22)と、レバー保持部(5)に回動可能に連接され、かつブレーキ作動レバー(3)に継手により接続され、かつブレーキケーブルのためのカップリングユニット(19)を有する戻りレバー(13)とを含む。この発明にしたがうと、パーキングブレーキはブレーキ作動レバー(3)とケーブル引張力との転送比率の向上をもたらすことにより達成され、その態様は微細なアセンブリの意味においてコストがかかるものではなく、よってレバー保持部(5)は2つの平坦側部(8)を備えたハウジング(5)として設計され、戻りレバー(13)およびブレーキ作動レバー(3)はハウジング(5)の平坦側部(8)の間で連接される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のための、請求項1のプリアンブルに記載のパーキングブレーキに関し、これは、レバーホルダに継手態様で配置されるブレーキ作動レバーと、ブレーキ作動レバーの変位の間にブレーキケーブルに張力をかけるカップリングユニットと、ブレーキ作動レバーをロック位置に保持するためのロック装置と、レバーホルダに回動可能に連接し、かつブレーキ作動レバーに継手態様で接続され、かつブレーキケーブルに対するカップリングユニットを有する偏向レバーとを含む。
【0002】
【従来の技術】
パーキングブレーキ、特に自動車のための足で操作するパーキングブレーキは、実務から公知であるが、これはたとえばペダルを備えて設計されるブレーキ作動レバーが作動されると、対応の引張力をパーキングブレーキのブレーキシューに作用させて引き、これにより後者に張力がかかるものである。これらのパーキングブレーキの1つの不利点は、一方ではペダルのレバーアームと、他方ではブレーキ作動レバーのボディ固定連接点からのブレーキケーブルの連接の距離とが、好ましくないレバー比(約1対2)を規定することであり、よって実務においては、ブレーキケーブルの第1の部分と第2の部分との間に、作用する引張力の約4倍のステップアップをもたらす引張り部材を設置しなければならない。そのような引張り部材は問題を呈するが、これは概してブレーキライニングの摩耗のためのブレーキケーブルの調節が、ブレーキケーブルの一部においてしか可能ではなく、よって調節は不十分にしかなされ得ないからである。さらに、これらの部品はブレーキケーブルの設置を困難にするが、それはブレーキケーブルがこれらから離れてしか導かれず、よって搭載により費用がかかるからである。さらに、そのような引張り部材は、材料欠陥および搭載誤差に対する弱点を常に呈する。
【0003】
DE−A−28 05 192は、手動で作動可能なパーキングブレーキを示すが、これはブレーキ作動レバーがレバーホルダに回動軸を中心として配置され、さらに中間レバーがブレーキ作動レバーに継手態様で配置され、中間リンクの他端は本質的に三角形の偏向レバーの1つの角に連接態様で結合され、この偏向レバーはさらなる角でレバーホルダに連接し、かつ第3の角はブレーキリンケージとの結合の可能性を提供する。ブレーキ作動レバーに設けられた爪は、レバーホルダの固定外周歯刻みとの協働により、パーキングブレーキをロックすることを可能にする。公知のパーキングブレーキは、比較的大きな構築スペースが必要であるという不利点を有するが、これは中間リンクと偏向レバーとの間のリンク接続点の回動円(pivoting circle)がブレーキ作動レバーの連接を越えて回動しなければならず、さらに連接および偏向レバーおよびブレーキ作動レバーが同じレバーホルダ上に互いに隣接して設けられねばならないからである。さらに、さまざまなレバーの材料は、それらの連接領域においてそれぞれの回動可能部分の片側横方向搭載により生じるモーメントからの保護もなされるが、連接点とピン材料とは片側にのみ設けられるためにこれらは適切な強度で製作されなければならない。しかしながら、中間レバーおよび偏向レバーのこの設計は、両側での搭載が不可能である。
【0004】
DE−A−196 25 804は、ブレーキ作動レバーがレバーホルダの連接点に回動可能に配置され、偏向レバーへの継手接続に対する支持点(bearing point)が設けられるパーキングブレーキを記載する。偏向レバーは本質的に三角形の構成を有し、その第1の角には支持点が設けられ、その第2の角にはケーブルアウトレットが配置される。偏向レバーの第3の角は、へこみを有するレバーホルダプロファイルに沿って走行可能なローラに対する支持点として設計される。このローリングの結果、パーキングブレーキの作動抵抗は増加し、さらに、好ましい伝達比は規定されない。パーキングブレーキの部品はレバーホルダの片側に配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、小型の構造と併せて、ブレーキ作動レバーとケーブルアウトレットとの間の伝達比を高い費用対効果で向上させる、請求項1のプリアンブルに記載のパーキングブレーキを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
最初に述べたパーキングブレーキにおいてこの目的は、この発明にしたがった、レバーホルダが2つの平坦な側部を備えたハウジングとして設計され、ブレーキ作動レバーがハウジングの平坦な側部の間で連接し、かつ偏向レバーがハウジングの平坦な側部の間で連接する、請求項1の特徴により達成される。
【0007】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、偏向レバーを備えることにより好ましい伝達比を可能にするが、この偏向レバーはレバーホルダに対して回動可能であり、かつブレーキ作動レバーに継手態様で接続され、偏向レバーはブレーキケーブルのためのカップリングユニットを有する(ケーブルアウトレット)。ブレーキ作動レバーの偏向レバーへの継手接続は、好ましい伝達比を規定し、これによりブレーキケーブルへの付加的な引張り部材なしにブレーキケーブルを作動することが可能になる。
【0008】
便宜的に、ブレーキ作動レバーは、これに継手態様で配置される中間レバーを介して偏向レバーに接続され、中間レバーはまた偏向レバーに対しても継手態様で接続される。この構成により、ブレーキ作動レバーと偏向レバーとの間の継手接続は、2つの継手接続にされ、2つの部分のレバーホルダ上のそれぞれの連接を中心とした回動の間の、互いに対する関係における2つの部分の位置のより複雑な相対的変化が可能となる。その結果、中間レバーが配置される継手は、レバーホルダ上の2つのレバーの連接を中心とした異なった曲率半径にしたがって回動でき、同時に偏向レバーに対する連接点の選択により、伝達比における向上が達成される。ブレーキ作動レバーと偏向レバーとは、よって互いに係合するよう設計されても良く、それにより特にコンパクトな構造ユニットをもたらし、かつレバーが相互に互いを越えて回動することを可能にする。
【0009】
好ましくは、偏向レバーは端部境界において歯付き四分円を有し、この場合ロック爪はレバーホルダに継手態様で配置される。その結果、偏向レバーの変位により、パーキングブレーキは、よってブレーキ作動レバーもまた、ロック位置に保持され、かつ、偏向レバー上の歯付き四分円の配置のために、伝達比のために後者の範囲は小さい。したがって、少ない数の歯刻みの歯で、パーキングブレーキのパーキング位置をロックすることが可能である。
【0010】
便宜的に、ロック歯は、爪ばねによって、歯付き四分円の方向にプレストレスを加えられ、爪ばねのプレストレスは、押しボタンの作動または爪リンケージを引くことにより取消してパーキング位置を解除することができる。爪ばねは、たとえばねじりばねとして設計され、その一方の脚はレバーホルダに配置され、他方の脚は係合ノーズを有するロック爪の爪に対向するレバーアーム上に配置される。
【0011】
偏向レバーは、有利にブレーキ作動レバーをレバーホルダに接続する継手を越えて回動し、この目的で偏向レバーには有利に長孔または窪みが設けられており、この相対的な運動を可能にする。長孔は、直線の範囲(extent)または曲線の輪郭のいずれかを有し、長孔の構成は便宜的にはブレーキ作動レバーおよび偏向レバーの継手接続から生じる。長孔を備えることは有利であり、特に、結果として偏向レバーの強度はほとんど減じられることはなく、伝達比に重要である力伝達は、クリティカルな曲げモーメントを生じさせることなく生じ得る。
【0012】
この発明にしたがったパーキングブレーキにおいては、レバーホルダは2つの平坦な側部を備えたハウジングの態様で設計され、偏向レバーおよびブレーキ作動レバーはレバーホルダの平坦な側部の間の空間で連接される。レバーホルダを形成するハウジングは選択的に、パーキングブレーキが手操作パーキングブレーキとして設計されるならば橋梁の態様でボディ上に、またはパーキングブレーキが足操作パーキングブレーキとして設計されるならば、たとえば運転者側の自動車のAピラーの延長部に横方向に留められる。2つの平坦な側部を備えたハウジングとしての設計は、利用可能なスペースに応じて搭載可能であるコンパクトな構成を有利に提供する。
【0013】
好ましくは、ハウジングはオリフィスを有し、これは狭窄側の領域に配置され、かつ少なくとも部分的にブレーキ作動レバーを通過させ、便宜的にはまた、ブレーキ作動レバーが作動された場合に回動してハウジングから出る偏向レバーまたは偏向レバーの一部をも通過させる。
【0014】
偏向レバーもまた、便宜的には、2つの平坦な側部を備えた受容器の態様で設計され、受容器の2つの平坦な側部の各々は窪みを有し、ブレーキ作動レバーをレバーホルダに接続する継手がここを通過し、2つの平坦な側部における窪みは有利には長孔として設計される。受容器の1つの狭窄側は、ブレーキ作動レバーを通過させ、ブレーキ作動レバーはさらに、受容器内でレバーホルダと連接する。歯付き四分円もまた、受容器として設計される偏向レバーの2つの平坦な側部の間で、外向きに配向される歯刻みを備えて配置され得、この場合受容器は有利にはそれ自体に向かって曲げられたシートメタル圧延部分として設計され、中に歯付き四分円をクランピングして保持する。
【0015】
上述の実施例においては、中間レバーが提供される場合であっても、有利に回動可能な部品がハウジング内に入れ子状にすることが可能であり、その態様は、ブレーキ作動レバー、偏向レバーおよび中間レバーが一方が他方の中に係合するよう設計されるものであり、よって非常にコンパクトな態様で配置される。この入れ子状の設計により、部品は互いを越えて回動して高いレバー比を達成することができ、かつ、この目的で互いに重なり合う回動経路の外に部品を配置する必要はない。移動されたレバーがハウジング内の部品の連接を越える領域に、適切な穿孔を設けてもよい。入れ子状構成としての構造は、比較的薄い壁厚にもかかわらず、ハウジングとレバーとの両方に高度な安定性をもたらす。さらに、両側での部品の連接は、作動の間に生じるモーメントに対する好ましい保護をもたらし、連接点に作用する力は2つの側に対応して分配される。
【0016】
この発明にしたがったパーキングブレーキの別の好ましい実施例は、ブレーキ作動レバー、偏向レバー、およびレバーホルダ内の中間レバーを一方が他方の中に係合することなく配置することに備え、これにより、複雑な入れ子、および相互の回動のためのフリーカットに対する必要性が有利になくなる。この場合、ブレーキケーブルに対するカップリングユニットを装備する偏向レバーは、レバーホルダに配置される中間レバーを介してブレーキ作動レバーに結合され、中間レバーはブレーキ作動レバーが作動した場合に偏向レバーに引張り運動を転送し、これをレバーホルダ上のその連接を中心としてブレーキ作動レバーまたはその連接方向に回動させる。ブレーキ作動レバーを固定するロック装置が解放された場合に、偏向レバーはブレーキケーブルの戻り力の下で中間レバーを介してブレーキ作動レバーをその初期位置に引き戻す。
【0017】
好ましくは、この場合、ブレーキ起動レバーは中間部品を介して中間レバーに継手態様で接続され、中間部品は、一方では中間レバーとの連接を担持し、他方ではブレーキ作動レバーとともにレバーホルダに連接され、さらに、歯付き四分円を実現し、これによりブレーキ作動レバーがレバーホルダに配置される爪に対して固定される。この場合、歯付き四分円を有する中間部品の剛性を増し重量を減らすために中央領域に穿孔を設けて、中間部品の残りの部分は中実に製作してもよく、こうしてブレーキ作動レバーと中間部品との間の良好な力伝達が可能になる。ブレーキ作動レバーと中間部品との間で剛性接続を得るために、これらの2つの部品をリベット締めなどによって互いに対して結合することが可能であり、さらに、両方の部品を同じ主継手を中心としてレバーホルダに連接することが可能である。
【0018】
この場合、偏向レバーは非常にコンパクトな設計を有するが、これはその範囲が連接が設けられる3つの端部によって制限されているからである。すなわち、三角形偏向レバーの1つの端部において、そのレバーホルダ上の連接が提供されており、第2の端部において、ブレーキ作動レバーとの接続のための中間レバーとの連接が提供され、第3の端部において、ブレーキケーブルに対するカップリングユニットが提供される。ここでも、ブレーキケーブルに作用する好ましい伝達比が生じるが、これはさまざまな連接間の中心距離が、それ以外の点ではコンパクトなレバーホルダにおいて提供されるからである。
【0019】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、小形の構造と併せて、ブレーキケーブルに対するブレーキ作動レバーの5から11倍の間の、好ましくは8から10倍の間のステップアップを達成する。従来と同様に、ブレーキケーブル領域にブレーキブースタ部材が設けられてもよいが、有利にはこれはもはや必要ではない。特に、自動車パーキングブレーキに好適なダイメンションを有し、ブレーキ増強器を必要としない、伝達比が確立され得ることを理解されたい。ステップアップの量は、レバーの継手間の距離の便利な選択により得られる。
【0020】
好ましくは、カップリングユニットは、たとえばWO−A−98 57 832から公知である、ブレーキケーブルのための調節装置を含み、この調節装置により、パーキングブレーキは退行される(deposed)かまたは作動させずに、明確な温度差に応じて、しかしながら特にブレーキライニングの摩耗に応じて、パーキングブレーキを解放した後の任意の時間でブレーキケーブルを強く緊張させるためにばね力によってブレーキケーブルは調節される。
【0021】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、押しボタンがロック爪の解放機能を作動するハンドルを備えた手操作のパーキングブレーキとして設計されても、ブレーキ作動レバーにペダルが設けられ、引張り機構によりロック爪の解放が実現される足操作パーキングブレーキとして設計されてもよい。
【0022】
この発明のさらなる利点および特徴は、以下の説明およびサブクレームから得られるであろう。
【0023】
この発明を、添付の図面を参照して、この発明にしたがったパーキングブレーキの好ましい例示的な実施例により、以下により詳細に説明する。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1から図4に示すパーキングブレーキは、足操作パーキングブレーキ1であり、これはペダル2が押し下げられることにより、ペダル2を担持するブレーキ作動レバー3を、パーキングブレーキのハウジング5として設計されるレバーホルダ上の、ブレーキ作動レバーの連接4を中心として変位させる。ハウジング5は、自動車のAピラーの近傍に、ボディーに固定されて留められ、よってたとえば、自動車運転者の左足によって操作可能である。ハウジング5の延長部6はブレーキケーブルのケーシングとしての役割を果たすが、該ブレーキケーブルは軸7によって示され自動車のホイールのブレーキ(図示せず)との接続をもたらす。
【0025】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5は、シートメタル圧延部品であり、これは図1に示されるシート平面と並行に、2つの平坦な側部8を有し、それらの間にブレーキ作動レバー3の連接4および以下により詳細に説明されるさらなる部品が配置される。図1の参照符号9によって示される狭窄側には、ハウジング5が開放して設計されるが、これはブレーキ作動レバー3およびさらなる部品の通過を可能にするためである。これに代えて、視覚的な理由から、ハウジング5はさらなる部材は通過させずブレーキ作動レバー3だけを通過させるための、より大きな設計を有することも可能である。ハウジング5のさらなる延長部は、参照符号10によって示され、パーキングブレーキ1に対するトリガ装置を案内する役割を果たす。
【0026】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5内には、連接12を介して回動可能に接続される偏向レバー13があり、これは回転継手14を介して中間レバー15に接続され、該中間レバー15はさらなる継手16を介してブレーキ作動レバー3の17で示される突出部に接続される。さらに、偏向レバー13は長孔18を有し、ここをレバーホルダ5をブレーキ作動レバー3に接続する回転継手4が通過し、偏向レバー13が継手4を越えて回動することを可能にする。偏向レバーは、図1の最も外側であるその左端に、19で示されるケーブルアウトレットを有し、これは、偏向レバー13の連接12に対して、ブレーキ作動レバー3の継手接続4とは反対側に配置される。カップリングユニットを規定するケーブルアウトレット19は、ブレーキケーブル7に対する調節装置20を含み、該調節装置は、ばね力にしたがって、ブレーキケーブル7を、ばねとスライドとを介して張力をかける態様で設計され、スライドはブレーキ作動レバー3の変位の結果としてブレーキケーブル7に引張応力が伝達された場合にラッチ装置を介して固定される。ケーブルアウトレット19の反対側に場所決めされる偏向レバー13の端部に配置されるのは歯付き四分円21であり、これはたとえばスタンピングまたは鍛造から製作され、偏向レバー13に固定的に接続される。
【0027】
偏向レバー13は2つの平坦側部13aを備えた受容器として製作され、長孔18は両方の平坦側部13aに設けられる。これらはシートメタル圧延部品として製作され、歯付き四分円21を、たとえば、リベット締めにより、または2つの平坦側部13aの間に歯付き四分円21が押込まれた場合に、保持する。受容器として設計される偏向レバー13の2つの平坦側部13aの間に、受容器13のオリフィス13bとして設計される長手方向端部に沿って導入されるのは、ブレーキ作動レバー3のペダル2から離れた方であって突出部17を有する端部と、さらに中間レバー15と、最後に中間レバー15を2つのレバー3、13に接続する継手14、16とである。図1の継手14、16の中心を通る線III−IIIに沿った断面は3つのレバーの互いに対する関係を示し、中間レバー15はここでも平坦側部を備えた中空部品としてシートメタル圧延部品などとして設計される。
【0028】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5内には、ロック爪22が回転継手23を介して回動可能に該レバーホルダに接続され、ロック爪22の短いレバーアーム22aは係合ノーズ24を有し、これは歯刻み21の静止(rest)部分にに配置され、該静止部分は歯付き四分円21の実歯26に先行する。対照的に、図2に従うと、係合ノーズ24は歯付き四分円21の2つの歯26の間で係合する。レバー22aに抗する一方の脚とハウジング5に抗する他方の足とで支持されるねじりばね(図示せず)は、ロック爪22に歯付き四分円21の方向にプレストレスを与えるが、ばねのプレストレスに抗して図1にしたがうと反時計回りにロック爪22に張力をかけて歯26を越え、2つの歯の間に設けられた谷間に係合して、係合ノーズ24はねじりばねのプレストレス下で該谷間に係合される。
【0029】
ロック爪22の長レバー22bの領域に配置されるのは、トリガ装置11であって、これは回転継手26を介してハウジング5に接続されるリンケージ25を有し、回転継手26はさらにその上にドライバ27が設けられ、これはトリガ装置11が作動された場合に、ロック爪の長レバー22bをねじりばねのプレストレスに抗して変位させ、それにより係合ノーズ24は歯付き四分円21の歯刻みから係合解除され、よって偏向レバー13がその回転継手12を中心として回動することが可能になる。図2に示すように、パーキング位置から開始して、一方ではこれはブレーキケーブル7によって伝達される張力を介して起こり、しかしながら他方では、ばね(図示せず)もまた提供され、これはレバーホルダ5に抗して偏向レバー13にプレストレスを与え、こうして偏向レバー13の完全な戻り運動をもたらす。この場合、継手4は同時に限界点を規定するが、長孔18の、または継手4の領域における損傷を防ぐために、さらなるストップを設けることも可能である。
【0030】
トリガ装置11は、押しボタンの作動またはレバーを引くことにより、選択的にトリガされ得るが、圧縮力または引張力は作動ユニットにしたがってドライバ27に伝達される。
【0031】
図3には、図1の線III−IIIに沿った断面が示され、継手14および16は理解の妨げにならぬよう、それらの軸で示される。レバーホルダ5、偏向レバー13および中間レバー15が中空サンドイッチ状要素として形成され、断面は2つの平坦側部を通って延在するのがわかるであろう。さらに、偏向レバー13はオリフィス13bの反対側に位置決めされる狭窄側の曲げ部分13cを介して平坦側部13aを部分的に互いに接続することがわかるであろう。最後に、図3に部分破断で示されるブレーキ作動レバー3の突出部17は、中間レバー15によって囲まれる、中央に突出する部分であることがわかるであろう。最後に、断面線III−IIIの後に、レバーホルダ5のノッチまたはビーズ5aがハウジング5に向けられ、そのシートメタル材料の両側から突出し、偏向レバー13の平坦側部13aに抗する支持接触をもたらし、よって偏向レバー13を横方向に案内することがわかるであろう。継手4(隠れている)の軸は4によって示される。
【0032】
図1の関連の断面線IV−IVが、ここでも軸のみで示される継手4および16の中央点を通って延在する図4を参照すると、中間レバー15がブレーキ作動レバー3の突出部17を両側で囲み、突出部17はブレーキ作動レバー3の約半分の厚みを有し、ブレーキ作動レバー3から中央方向に延在することがわかるであろう。さらに、受容器を規定する偏向レバー13はその2つの平坦側部13aでブレーキ作動レバー3の同様に平坦な外面に抗して支持し、こうしてこれを横方向に案内する。ブレーキ作動レバー3とレバーホルダ5の連接4は、孔18の領域に形成されるが、その態様はシートがレバーホルダ5の平坦側部から内側に曲げられ、平坦側部13aのメタルシートの延長部内に移動されるものである。長孔18は、ハウジング5の内側に向けられた平坦側部が偏向レバー13と、後者がブレーキ作動レバー3の作動によって継手軸4に対して変位された場合に、接触しない態様で設計される。最後に、継手14の隠れている軸もまた、図4に破線によって示される。
【0033】
一方では、継手4の軸と16の軸との間の距離が、他方では継手16の軸と4の軸との間の距離が、また、最後に、継手14の軸と12の軸との間の距離が、ブレーキ作動レバー3が偏向レバー13上に直接配置された場合よりも、継手12の軸とケーブルアウトレット19の軸との距離が他のレバーアームを規定することを考慮に入れると、実質的に高い伝達比を規定することがわかるであろう。こうして、軸中心距離の好適な選択、約1:8.5の伝達比がこの好ましい実施例において得られ、この利点の結果、ブレーキケーブル7に引張り部材を配置する必要がなく、したがってブレーキケーブル7のための調節装置20は直接ケーブルアウトレット19に配置され得る。よって繊細なケーブル調節装置20は、徘徊する動物、たとえばテンなどが接近する場所から外れて配置されるが、修理の場合には、たとえばハウジング5のスイングアップ(swing−up)平坦面を介して、容易にアクセス可能である。
【0034】
次いで、パーキングブレーキ1は、以下のように機能する。
その解放または退行位置において、足操作パーキングブレーキ1は図1に示される位置にある。ロック爪22の係合ノーズ24は、静止スペース25に配置され、調節装置20は、そのばねの力によって、ブレーキケーブル7を調節する。ブレーキ作動レバー3が次いでペダル2が押し下げられることによりその連接4を中心として回転すると、調節装置20のロック機構がブレーキケーブル7をセット位置にロックし、継手16は延長部17を介して連接4を中心としてこれから離れて回動し、中間レバー15はこの回動運動をその連接14を介して偏向レバー13へ伝達し、その結果これは同様にその継手12を中心としてレバーホルダ5に対して回動運動を行なう。同時に、偏向レバー13の狭窄側13bは下向きに変位されてハウジング5のオリフィス9から現れ、歯付き四分円21は同じ角度を通って軸12を中心として回動し、その結果ロック爪22は荷重をかけるばね力に抗して、歯付き四分円21の刃刻み26を越えて係合する。ペダル2への圧力、よってブレーキ作動レバー13への圧力が終了すると、ロック爪22の係合ノーズ24はその歯刻み25との連動によって、図2に示すように偏向レバー13をその回動位置に保持し、図2は他の側面部において、下側9のハウジング5から突出する偏向レバー13の部品と、中間レバー15の部品をも示す。
【0035】
図2に示される、足操作パーキングブレーキ1がパーキング位置に保持される位置から開始して図1に示される最初の位置に戻るために、リンケージ15に接続されるレバー(図示せず)が引かれ、その結果ドライバ27はロック爪22の長レバーアーム22bをそのばねのプレストレスに抗して変位させ、係合ノーズ24を歯刻み26から係合解除させ、その結果ばね(図示せず)およびブレーキケーブル7に荷重する力は、偏向レバー13を回動させてその初期の位置に戻し、中間レバー15とブレーキ作動レバー3とは、図1に示されるそれらの初期の位置に急激に戻る。空気圧ばねなどの手段により、この急激な運動を緩やかな運動に弱めることも可能である。
【0036】
図5に示される、この発明にしたがったパーキングブレーキ1’のさらなる例示的な実施例は、本質的に上述のパーキングブレーキ1と同様の構成要素を有し、よって部品が機能的に同一である限り同じ参照符号を簡略化のために用い、相違点のみを以下に詳細に説明する。
【0037】
パーキングブレーキ1’は同様にブレーキ作動レバー3を有し、これはペダル2を設けられ、かつこれは連接4を介してハウジングとして設計されるレバーホルダ5に接続される。ブレーキ作動レバー3に固定されるのは、中間部品30であり、これは歯付き四分円21を端部に設けられ、同様に主支持(main bearing)4でレバーホルダ5に連接する。中間部品30のブレーキ作動レバー3への留めは、リベット締め接続31を介して行なわれ、これは歯付き四分円21の近傍に配置され、さらに、連接4の近傍に設けられ得る。中間部品30は、重量を減じるためにその中央領域に穿孔を設けられる。
【0038】
ブレーキ作動レバー3の突出部17に配置されブレーキ作動レバー3の外部に配置される連接4から離れて、中間部品30は継手14を設けられ、これは中間部品30とブレーキ作動レバー3とを中間リンク15に接続し、その他方端は継手16の領域で偏向レバー13に接続される。
【0039】
偏向レバー13は、本質的に三角形の設計を有し、連接12を介してレバーホルダ5に接続され、連接12と継手16とは偏向レバー13の異なった角に配置される。偏向レバー13の第3の角には、ブレーキケーブル7のための19によって示すケーブルアウトレットがあり、ブレーキケーブル7はこの例示的な実施例においては調節装置なしに設計される。それでも調節装置はこのポイントで連接されてもよいことに留意されたい。ブレーキ作動レバー3の作動の結果としての中間レバー15の引張応力下で、三角形偏向レバー13が連接12を中心としてブレーキ作動レバー3の突出部17の方向に回動し、かつ、同時に、ブレーキケーブル7のためのケーブルアウトレット19として設計されるカップリングユニットは、連接12からの距離に対応する半径を中心として回動し、その結果、ケーブルブレーキのブレーキシュー、または当てはまるならば、ブレーキシリンダが対応して作用される。
【0040】
先に述べた例示的な実施例とは対照的に、長孔18はもはや必要ではないが、これは2つの部品が互いに対して回動可能に運動可能だからであり、すなわち、中間部品を装着された30ブレーキ作動レバー3と偏向レバー13とは、互いに触れることなく、互いを越えて回動することが可能である。対応して、偏向レバー13の連接12と16との間の一方端は内側に凹状に設計される一方で、ブレーキ作動レバー3の突出部17は凸状に突出して設計され、ブレーキ作動レバー3が作動している場合であっても偏向レバー13を越えて回転する。
【0041】
パーキングブレーキ1’が特に有利である点は、ブレーキ作動レバー3がプラスチックで製作され得る一方、中間部品30およびその上に形成される歯付き四分円21は鋼で形成されることができ、よって嵩が大きい部分は比較的軽量の材料から製造することができ、歯刻み21および連接14および4の両方の領域から高い応力に晒される中間部品30は対応して強く耐性のある材料から製造されることである。鋼部品に代えて、セラミック材料またはアルミニウムまたはマグネシウムに類似した材料からなる部品も、考えられる。連接4の領域と連接14の領域との両方が中間部品30によって形成されるので、ペダル2と連接4との間の長いレバーにもかかわらず、高いトルクが連接14を介して中間レバー15に伝達される。
【0042】
この発明を継手4、16、14、12の規定された軸中心距離に関連して上に説明した。この発明にしたがって、軸中心距離は、規定された伝達比を設定するために異なって配置されてもよいことを理解されたく、また、さらに好ましい伝達比を得るために、さらなる中間レバー15が設けられるか、またはこれは完全になくされてもよいことを理解されたい。
【0043】
この発明は、例示のために、足操作パーキングブレーキ1、1’に関連してより詳細に上に説明した。この発明にしたがったパーキングブレーキは手操作パーキングブレーキとして設計されてもよく、その場合ブレーキ作動レバー3にはハンドルが設けられ、これには好ましくはロック爪22を解放するためのリンケージ25を作動するための解放ボタンが設けられ、この場合ケーブルアウトレット19は偏向レバー13の上に設けられ、その態様は、偏向レバー13が、ブレーキケーブル7のアウトレットのために公知の態様で運転者席と助手席との間にレバーホルダ5を設置するのに対応して好適である位置を有するものであることを理解されたい。
【0044】
この発明は、関連のブレーキシューへの伝達部材としてのブレーキケーブルを参照して上に説明した。リンケージ部分または調節装置が付加的に設けられてもよいことを理解されたい。さらに、ブレーキケーブルは全体がリンケージまたはブレーキシリンダへの水圧コネクションとして設計されてもよいことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にしたがったパーキングブレーキの好ましい例示的な実施例の側面図である。
【図2】作動状態の、図1のパーキングブレーキの別の側面からの側面図である。
【図3】線III−IIIに沿った、図1および図2からのパーキングブレーキの断面図である。
【図4】線IV−IVに沿った、図1および図3からのパーキングブレーキの断面図である。
【図5】この発明にしたがったパーキングブレーキのさらなる好ましい例示的な実施例の側面図である。
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のための、請求項1のプリアンブルに記載のパーキングブレーキに関し、これは、レバーホルダに継手態様で配置されるブレーキ作動レバーと、ブレーキ作動レバーの変位の間にブレーキケーブルに張力をかけるカップリングユニットと、ブレーキ作動レバーをロック位置に保持するためのロック装置と、レバーホルダに回動可能に連接し、かつブレーキ作動レバーに継手態様で接続され、かつブレーキケーブルに対するカップリングユニットを有する偏向レバーとを含む。
【0002】
【従来の技術】
パーキングブレーキ、特に自動車のための足で操作するパーキングブレーキは、実務から公知であるが、これはたとえばペダルを備えて設計されるブレーキ作動レバーが作動されると、対応の引張力をパーキングブレーキのブレーキシューに作用させて引き、これにより後者に張力がかかるものである。これらのパーキングブレーキの1つの不利点は、一方ではペダルのレバーアームと、他方ではブレーキ作動レバーのボディ固定連接点からのブレーキケーブルの連接の距離とが、好ましくないレバー比(約1対2)を規定することであり、よって実務においては、ブレーキケーブルの第1の部分と第2の部分との間に、作用する引張力の約4倍のステップアップをもたらす引張り部材を設置しなければならない。そのような引張り部材は問題を呈するが、これは概してブレーキライニングの摩耗のためのブレーキケーブルの調節が、ブレーキケーブルの一部においてしか可能ではなく、よって調節は不十分にしかなされ得ないからである。さらに、これらの部品はブレーキケーブルの設置を困難にするが、それはブレーキケーブルがこれらから離れてしか導かれず、よって搭載により費用がかかるからである。さらに、そのような引張り部材は、材料欠陥および搭載誤差に対する弱点を常に呈する。
【0003】
DE−A−28 05 192は、手動で作動可能なパーキングブレーキを示すが、これはブレーキ作動レバーがレバーホルダに回動軸を中心として配置され、さらに中間レバーがブレーキ作動レバーに継手態様で配置され、中間リンクの他端は本質的に三角形の偏向レバーの1つの角に連接態様で結合され、この偏向レバーはさらなる角でレバーホルダに連接し、かつ第3の角はブレーキリンケージとの結合の可能性を提供する。ブレーキ作動レバーに設けられた爪は、レバーホルダの固定外周歯刻みとの協働により、パーキングブレーキをロックすることを可能にする。公知のパーキングブレーキは、比較的大きな構築スペースが必要であるという不利点を有するが、これは中間リンクと偏向レバーとの間のリンク接続点の回動円(pivoting circle)がブレーキ作動レバーの連接を越えて回動しなければならず、さらに連接および偏向レバーおよびブレーキ作動レバーが同じレバーホルダ上に互いに隣接して設けられねばならないからである。さらに、さまざまなレバーの材料は、それらの連接領域においてそれぞれの回動可能部分の片側横方向搭載により生じるモーメントからの保護もなされるが、連接点とピン材料とは片側にのみ設けられるためにこれらは適切な強度で製作されなければならない。しかしながら、中間レバーおよび偏向レバーのこの設計は、両側での搭載が不可能である。
【0004】
DE−A−196 25 804は、ブレーキ作動レバーがレバーホルダの連接点に回動可能に配置され、偏向レバーへの継手接続に対する支持点(bearing point)が設けられるパーキングブレーキを記載する。偏向レバーは本質的に三角形の構成を有し、その第1の角には支持点が設けられ、その第2の角にはケーブルアウトレットが配置される。偏向レバーの第3の角は、へこみを有するレバーホルダプロファイルに沿って走行可能なローラに対する支持点として設計される。このローリングの結果、パーキングブレーキの作動抵抗は増加し、さらに、好ましい伝達比は規定されない。パーキングブレーキの部品はレバーホルダの片側に配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、小型の構造と併せて、ブレーキ作動レバーとケーブルアウトレットとの間の伝達比を高い費用対効果で向上させる、請求項1のプリアンブルに記載のパーキングブレーキを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
最初に述べたパーキングブレーキにおいてこの目的は、この発明にしたがった、レバーホルダが2つの平坦な側部を備えたハウジングとして設計され、ブレーキ作動レバーがハウジングの平坦な側部の間で連接し、かつ偏向レバーがハウジングの平坦な側部の間で連接する、請求項1の特徴により達成される。
【0007】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、偏向レバーを備えることにより好ましい伝達比を可能にするが、この偏向レバーはレバーホルダに対して回動可能であり、かつブレーキ作動レバーに継手態様で接続され、偏向レバーはブレーキケーブルのためのカップリングユニットを有する(ケーブルアウトレット)。ブレーキ作動レバーの偏向レバーへの継手接続は、好ましい伝達比を規定し、これによりブレーキケーブルへの付加的な引張り部材なしにブレーキケーブルを作動することが可能になる。
【0008】
便宜的に、ブレーキ作動レバーは、これに継手態様で配置される中間レバーを介して偏向レバーに接続され、中間レバーはまた偏向レバーに対しても継手態様で接続される。この構成により、ブレーキ作動レバーと偏向レバーとの間の継手接続は、2つの継手接続にされ、2つの部分のレバーホルダ上のそれぞれの連接を中心とした回動の間の、互いに対する関係における2つの部分の位置のより複雑な相対的変化が可能となる。その結果、中間レバーが配置される継手は、レバーホルダ上の2つのレバーの連接を中心とした異なった曲率半径にしたがって回動でき、同時に偏向レバーに対する連接点の選択により、伝達比における向上が達成される。ブレーキ作動レバーと偏向レバーとは、よって互いに係合するよう設計されても良く、それにより特にコンパクトな構造ユニットをもたらし、かつレバーが相互に互いを越えて回動することを可能にする。
【0009】
好ましくは、偏向レバーは端部境界において歯付き四分円を有し、この場合ロック爪はレバーホルダに継手態様で配置される。その結果、偏向レバーの変位により、パーキングブレーキは、よってブレーキ作動レバーもまた、ロック位置に保持され、かつ、偏向レバー上の歯付き四分円の配置のために、伝達比のために後者の範囲は小さい。したがって、少ない数の歯刻みの歯で、パーキングブレーキのパーキング位置をロックすることが可能である。
【0010】
便宜的に、ロック歯は、爪ばねによって、歯付き四分円の方向にプレストレスを加えられ、爪ばねのプレストレスは、押しボタンの作動または爪リンケージを引くことにより取消してパーキング位置を解除することができる。爪ばねは、たとえばねじりばねとして設計され、その一方の脚はレバーホルダに配置され、他方の脚は係合ノーズを有するロック爪の爪に対向するレバーアーム上に配置される。
【0011】
偏向レバーは、有利にブレーキ作動レバーをレバーホルダに接続する継手を越えて回動し、この目的で偏向レバーには有利に長孔または窪みが設けられており、この相対的な運動を可能にする。長孔は、直線の範囲(extent)または曲線の輪郭のいずれかを有し、長孔の構成は便宜的にはブレーキ作動レバーおよび偏向レバーの継手接続から生じる。長孔を備えることは有利であり、特に、結果として偏向レバーの強度はほとんど減じられることはなく、伝達比に重要である力伝達は、クリティカルな曲げモーメントを生じさせることなく生じ得る。
【0012】
この発明にしたがったパーキングブレーキにおいては、レバーホルダは2つの平坦な側部を備えたハウジングの態様で設計され、偏向レバーおよびブレーキ作動レバーはレバーホルダの平坦な側部の間の空間で連接される。レバーホルダを形成するハウジングは選択的に、パーキングブレーキが手操作パーキングブレーキとして設計されるならば橋梁の態様でボディ上に、またはパーキングブレーキが足操作パーキングブレーキとして設計されるならば、たとえば運転者側の自動車のAピラーの延長部に横方向に留められる。2つの平坦な側部を備えたハウジングとしての設計は、利用可能なスペースに応じて搭載可能であるコンパクトな構成を有利に提供する。
【0013】
好ましくは、ハウジングはオリフィスを有し、これは狭窄側の領域に配置され、かつ少なくとも部分的にブレーキ作動レバーを通過させ、便宜的にはまた、ブレーキ作動レバーが作動された場合に回動してハウジングから出る偏向レバーまたは偏向レバーの一部をも通過させる。
【0014】
偏向レバーもまた、便宜的には、2つの平坦な側部を備えた受容器の態様で設計され、受容器の2つの平坦な側部の各々は窪みを有し、ブレーキ作動レバーをレバーホルダに接続する継手がここを通過し、2つの平坦な側部における窪みは有利には長孔として設計される。受容器の1つの狭窄側は、ブレーキ作動レバーを通過させ、ブレーキ作動レバーはさらに、受容器内でレバーホルダと連接する。歯付き四分円もまた、受容器として設計される偏向レバーの2つの平坦な側部の間で、外向きに配向される歯刻みを備えて配置され得、この場合受容器は有利にはそれ自体に向かって曲げられたシートメタル圧延部分として設計され、中に歯付き四分円をクランピングして保持する。
【0015】
上述の実施例においては、中間レバーが提供される場合であっても、有利に回動可能な部品がハウジング内に入れ子状にすることが可能であり、その態様は、ブレーキ作動レバー、偏向レバーおよび中間レバーが一方が他方の中に係合するよう設計されるものであり、よって非常にコンパクトな態様で配置される。この入れ子状の設計により、部品は互いを越えて回動して高いレバー比を達成することができ、かつ、この目的で互いに重なり合う回動経路の外に部品を配置する必要はない。移動されたレバーがハウジング内の部品の連接を越える領域に、適切な穿孔を設けてもよい。入れ子状構成としての構造は、比較的薄い壁厚にもかかわらず、ハウジングとレバーとの両方に高度な安定性をもたらす。さらに、両側での部品の連接は、作動の間に生じるモーメントに対する好ましい保護をもたらし、連接点に作用する力は2つの側に対応して分配される。
【0016】
この発明にしたがったパーキングブレーキの別の好ましい実施例は、ブレーキ作動レバー、偏向レバー、およびレバーホルダ内の中間レバーを一方が他方の中に係合することなく配置することに備え、これにより、複雑な入れ子、および相互の回動のためのフリーカットに対する必要性が有利になくなる。この場合、ブレーキケーブルに対するカップリングユニットを装備する偏向レバーは、レバーホルダに配置される中間レバーを介してブレーキ作動レバーに結合され、中間レバーはブレーキ作動レバーが作動した場合に偏向レバーに引張り運動を転送し、これをレバーホルダ上のその連接を中心としてブレーキ作動レバーまたはその連接方向に回動させる。ブレーキ作動レバーを固定するロック装置が解放された場合に、偏向レバーはブレーキケーブルの戻り力の下で中間レバーを介してブレーキ作動レバーをその初期位置に引き戻す。
【0017】
好ましくは、この場合、ブレーキ起動レバーは中間部品を介して中間レバーに継手態様で接続され、中間部品は、一方では中間レバーとの連接を担持し、他方ではブレーキ作動レバーとともにレバーホルダに連接され、さらに、歯付き四分円を実現し、これによりブレーキ作動レバーがレバーホルダに配置される爪に対して固定される。この場合、歯付き四分円を有する中間部品の剛性を増し重量を減らすために中央領域に穿孔を設けて、中間部品の残りの部分は中実に製作してもよく、こうしてブレーキ作動レバーと中間部品との間の良好な力伝達が可能になる。ブレーキ作動レバーと中間部品との間で剛性接続を得るために、これらの2つの部品をリベット締めなどによって互いに対して結合することが可能であり、さらに、両方の部品を同じ主継手を中心としてレバーホルダに連接することが可能である。
【0018】
この場合、偏向レバーは非常にコンパクトな設計を有するが、これはその範囲が連接が設けられる3つの端部によって制限されているからである。すなわち、三角形偏向レバーの1つの端部において、そのレバーホルダ上の連接が提供されており、第2の端部において、ブレーキ作動レバーとの接続のための中間レバーとの連接が提供され、第3の端部において、ブレーキケーブルに対するカップリングユニットが提供される。ここでも、ブレーキケーブルに作用する好ましい伝達比が生じるが、これはさまざまな連接間の中心距離が、それ以外の点ではコンパクトなレバーホルダにおいて提供されるからである。
【0019】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、小形の構造と併せて、ブレーキケーブルに対するブレーキ作動レバーの5から11倍の間の、好ましくは8から10倍の間のステップアップを達成する。従来と同様に、ブレーキケーブル領域にブレーキブースタ部材が設けられてもよいが、有利にはこれはもはや必要ではない。特に、自動車パーキングブレーキに好適なダイメンションを有し、ブレーキ増強器を必要としない、伝達比が確立され得ることを理解されたい。ステップアップの量は、レバーの継手間の距離の便利な選択により得られる。
【0020】
好ましくは、カップリングユニットは、たとえばWO−A−98 57 832から公知である、ブレーキケーブルのための調節装置を含み、この調節装置により、パーキングブレーキは退行される(deposed)かまたは作動させずに、明確な温度差に応じて、しかしながら特にブレーキライニングの摩耗に応じて、パーキングブレーキを解放した後の任意の時間でブレーキケーブルを強く緊張させるためにばね力によってブレーキケーブルは調節される。
【0021】
この発明にしたがったパーキングブレーキは、押しボタンがロック爪の解放機能を作動するハンドルを備えた手操作のパーキングブレーキとして設計されても、ブレーキ作動レバーにペダルが設けられ、引張り機構によりロック爪の解放が実現される足操作パーキングブレーキとして設計されてもよい。
【0022】
この発明のさらなる利点および特徴は、以下の説明およびサブクレームから得られるであろう。
【0023】
この発明を、添付の図面を参照して、この発明にしたがったパーキングブレーキの好ましい例示的な実施例により、以下により詳細に説明する。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1から図4に示すパーキングブレーキは、足操作パーキングブレーキ1であり、これはペダル2が押し下げられることにより、ペダル2を担持するブレーキ作動レバー3を、パーキングブレーキのハウジング5として設計されるレバーホルダ上の、ブレーキ作動レバーの連接4を中心として変位させる。ハウジング5は、自動車のAピラーの近傍に、ボディーに固定されて留められ、よってたとえば、自動車運転者の左足によって操作可能である。ハウジング5の延長部6はブレーキケーブルのケーシングとしての役割を果たすが、該ブレーキケーブルは軸7によって示され自動車のホイールのブレーキ(図示せず)との接続をもたらす。
【0025】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5は、シートメタル圧延部品であり、これは図1に示されるシート平面と並行に、2つの平坦な側部8を有し、それらの間にブレーキ作動レバー3の連接4および以下により詳細に説明されるさらなる部品が配置される。図1の参照符号9によって示される狭窄側には、ハウジング5が開放して設計されるが、これはブレーキ作動レバー3およびさらなる部品の通過を可能にするためである。これに代えて、視覚的な理由から、ハウジング5はさらなる部材は通過させずブレーキ作動レバー3だけを通過させるための、より大きな設計を有することも可能である。ハウジング5のさらなる延長部は、参照符号10によって示され、パーキングブレーキ1に対するトリガ装置を案内する役割を果たす。
【0026】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5内には、連接12を介して回動可能に接続される偏向レバー13があり、これは回転継手14を介して中間レバー15に接続され、該中間レバー15はさらなる継手16を介してブレーキ作動レバー3の17で示される突出部に接続される。さらに、偏向レバー13は長孔18を有し、ここをレバーホルダ5をブレーキ作動レバー3に接続する回転継手4が通過し、偏向レバー13が継手4を越えて回動することを可能にする。偏向レバーは、図1の最も外側であるその左端に、19で示されるケーブルアウトレットを有し、これは、偏向レバー13の連接12に対して、ブレーキ作動レバー3の継手接続4とは反対側に配置される。カップリングユニットを規定するケーブルアウトレット19は、ブレーキケーブル7に対する調節装置20を含み、該調節装置は、ばね力にしたがって、ブレーキケーブル7を、ばねとスライドとを介して張力をかける態様で設計され、スライドはブレーキ作動レバー3の変位の結果としてブレーキケーブル7に引張応力が伝達された場合にラッチ装置を介して固定される。ケーブルアウトレット19の反対側に場所決めされる偏向レバー13の端部に配置されるのは歯付き四分円21であり、これはたとえばスタンピングまたは鍛造から製作され、偏向レバー13に固定的に接続される。
【0027】
偏向レバー13は2つの平坦側部13aを備えた受容器として製作され、長孔18は両方の平坦側部13aに設けられる。これらはシートメタル圧延部品として製作され、歯付き四分円21を、たとえば、リベット締めにより、または2つの平坦側部13aの間に歯付き四分円21が押込まれた場合に、保持する。受容器として設計される偏向レバー13の2つの平坦側部13aの間に、受容器13のオリフィス13bとして設計される長手方向端部に沿って導入されるのは、ブレーキ作動レバー3のペダル2から離れた方であって突出部17を有する端部と、さらに中間レバー15と、最後に中間レバー15を2つのレバー3、13に接続する継手14、16とである。図1の継手14、16の中心を通る線III−IIIに沿った断面は3つのレバーの互いに対する関係を示し、中間レバー15はここでも平坦側部を備えた中空部品としてシートメタル圧延部品などとして設計される。
【0028】
ハウジングとして設計されるレバーホルダ5内には、ロック爪22が回転継手23を介して回動可能に該レバーホルダに接続され、ロック爪22の短いレバーアーム22aは係合ノーズ24を有し、これは歯刻み21の静止(rest)部分にに配置され、該静止部分は歯付き四分円21の実歯26に先行する。対照的に、図2に従うと、係合ノーズ24は歯付き四分円21の2つの歯26の間で係合する。レバー22aに抗する一方の脚とハウジング5に抗する他方の足とで支持されるねじりばね(図示せず)は、ロック爪22に歯付き四分円21の方向にプレストレスを与えるが、ばねのプレストレスに抗して図1にしたがうと反時計回りにロック爪22に張力をかけて歯26を越え、2つの歯の間に設けられた谷間に係合して、係合ノーズ24はねじりばねのプレストレス下で該谷間に係合される。
【0029】
ロック爪22の長レバー22bの領域に配置されるのは、トリガ装置11であって、これは回転継手26を介してハウジング5に接続されるリンケージ25を有し、回転継手26はさらにその上にドライバ27が設けられ、これはトリガ装置11が作動された場合に、ロック爪の長レバー22bをねじりばねのプレストレスに抗して変位させ、それにより係合ノーズ24は歯付き四分円21の歯刻みから係合解除され、よって偏向レバー13がその回転継手12を中心として回動することが可能になる。図2に示すように、パーキング位置から開始して、一方ではこれはブレーキケーブル7によって伝達される張力を介して起こり、しかしながら他方では、ばね(図示せず)もまた提供され、これはレバーホルダ5に抗して偏向レバー13にプレストレスを与え、こうして偏向レバー13の完全な戻り運動をもたらす。この場合、継手4は同時に限界点を規定するが、長孔18の、または継手4の領域における損傷を防ぐために、さらなるストップを設けることも可能である。
【0030】
トリガ装置11は、押しボタンの作動またはレバーを引くことにより、選択的にトリガされ得るが、圧縮力または引張力は作動ユニットにしたがってドライバ27に伝達される。
【0031】
図3には、図1の線III−IIIに沿った断面が示され、継手14および16は理解の妨げにならぬよう、それらの軸で示される。レバーホルダ5、偏向レバー13および中間レバー15が中空サンドイッチ状要素として形成され、断面は2つの平坦側部を通って延在するのがわかるであろう。さらに、偏向レバー13はオリフィス13bの反対側に位置決めされる狭窄側の曲げ部分13cを介して平坦側部13aを部分的に互いに接続することがわかるであろう。最後に、図3に部分破断で示されるブレーキ作動レバー3の突出部17は、中間レバー15によって囲まれる、中央に突出する部分であることがわかるであろう。最後に、断面線III−IIIの後に、レバーホルダ5のノッチまたはビーズ5aがハウジング5に向けられ、そのシートメタル材料の両側から突出し、偏向レバー13の平坦側部13aに抗する支持接触をもたらし、よって偏向レバー13を横方向に案内することがわかるであろう。継手4(隠れている)の軸は4によって示される。
【0032】
図1の関連の断面線IV−IVが、ここでも軸のみで示される継手4および16の中央点を通って延在する図4を参照すると、中間レバー15がブレーキ作動レバー3の突出部17を両側で囲み、突出部17はブレーキ作動レバー3の約半分の厚みを有し、ブレーキ作動レバー3から中央方向に延在することがわかるであろう。さらに、受容器を規定する偏向レバー13はその2つの平坦側部13aでブレーキ作動レバー3の同様に平坦な外面に抗して支持し、こうしてこれを横方向に案内する。ブレーキ作動レバー3とレバーホルダ5の連接4は、孔18の領域に形成されるが、その態様はシートがレバーホルダ5の平坦側部から内側に曲げられ、平坦側部13aのメタルシートの延長部内に移動されるものである。長孔18は、ハウジング5の内側に向けられた平坦側部が偏向レバー13と、後者がブレーキ作動レバー3の作動によって継手軸4に対して変位された場合に、接触しない態様で設計される。最後に、継手14の隠れている軸もまた、図4に破線によって示される。
【0033】
一方では、継手4の軸と16の軸との間の距離が、他方では継手16の軸と4の軸との間の距離が、また、最後に、継手14の軸と12の軸との間の距離が、ブレーキ作動レバー3が偏向レバー13上に直接配置された場合よりも、継手12の軸とケーブルアウトレット19の軸との距離が他のレバーアームを規定することを考慮に入れると、実質的に高い伝達比を規定することがわかるであろう。こうして、軸中心距離の好適な選択、約1:8.5の伝達比がこの好ましい実施例において得られ、この利点の結果、ブレーキケーブル7に引張り部材を配置する必要がなく、したがってブレーキケーブル7のための調節装置20は直接ケーブルアウトレット19に配置され得る。よって繊細なケーブル調節装置20は、徘徊する動物、たとえばテンなどが接近する場所から外れて配置されるが、修理の場合には、たとえばハウジング5のスイングアップ(swing−up)平坦面を介して、容易にアクセス可能である。
【0034】
次いで、パーキングブレーキ1は、以下のように機能する。
その解放または退行位置において、足操作パーキングブレーキ1は図1に示される位置にある。ロック爪22の係合ノーズ24は、静止スペース25に配置され、調節装置20は、そのばねの力によって、ブレーキケーブル7を調節する。ブレーキ作動レバー3が次いでペダル2が押し下げられることによりその連接4を中心として回転すると、調節装置20のロック機構がブレーキケーブル7をセット位置にロックし、継手16は延長部17を介して連接4を中心としてこれから離れて回動し、中間レバー15はこの回動運動をその連接14を介して偏向レバー13へ伝達し、その結果これは同様にその継手12を中心としてレバーホルダ5に対して回動運動を行なう。同時に、偏向レバー13の狭窄側13bは下向きに変位されてハウジング5のオリフィス9から現れ、歯付き四分円21は同じ角度を通って軸12を中心として回動し、その結果ロック爪22は荷重をかけるばね力に抗して、歯付き四分円21の刃刻み26を越えて係合する。ペダル2への圧力、よってブレーキ作動レバー13への圧力が終了すると、ロック爪22の係合ノーズ24はその歯刻み25との連動によって、図2に示すように偏向レバー13をその回動位置に保持し、図2は他の側面部において、下側9のハウジング5から突出する偏向レバー13の部品と、中間レバー15の部品をも示す。
【0035】
図2に示される、足操作パーキングブレーキ1がパーキング位置に保持される位置から開始して図1に示される最初の位置に戻るために、リンケージ15に接続されるレバー(図示せず)が引かれ、その結果ドライバ27はロック爪22の長レバーアーム22bをそのばねのプレストレスに抗して変位させ、係合ノーズ24を歯刻み26から係合解除させ、その結果ばね(図示せず)およびブレーキケーブル7に荷重する力は、偏向レバー13を回動させてその初期の位置に戻し、中間レバー15とブレーキ作動レバー3とは、図1に示されるそれらの初期の位置に急激に戻る。空気圧ばねなどの手段により、この急激な運動を緩やかな運動に弱めることも可能である。
【0036】
図5に示される、この発明にしたがったパーキングブレーキ1’のさらなる例示的な実施例は、本質的に上述のパーキングブレーキ1と同様の構成要素を有し、よって部品が機能的に同一である限り同じ参照符号を簡略化のために用い、相違点のみを以下に詳細に説明する。
【0037】
パーキングブレーキ1’は同様にブレーキ作動レバー3を有し、これはペダル2を設けられ、かつこれは連接4を介してハウジングとして設計されるレバーホルダ5に接続される。ブレーキ作動レバー3に固定されるのは、中間部品30であり、これは歯付き四分円21を端部に設けられ、同様に主支持(main bearing)4でレバーホルダ5に連接する。中間部品30のブレーキ作動レバー3への留めは、リベット締め接続31を介して行なわれ、これは歯付き四分円21の近傍に配置され、さらに、連接4の近傍に設けられ得る。中間部品30は、重量を減じるためにその中央領域に穿孔を設けられる。
【0038】
ブレーキ作動レバー3の突出部17に配置されブレーキ作動レバー3の外部に配置される連接4から離れて、中間部品30は継手14を設けられ、これは中間部品30とブレーキ作動レバー3とを中間リンク15に接続し、その他方端は継手16の領域で偏向レバー13に接続される。
【0039】
偏向レバー13は、本質的に三角形の設計を有し、連接12を介してレバーホルダ5に接続され、連接12と継手16とは偏向レバー13の異なった角に配置される。偏向レバー13の第3の角には、ブレーキケーブル7のための19によって示すケーブルアウトレットがあり、ブレーキケーブル7はこの例示的な実施例においては調節装置なしに設計される。それでも調節装置はこのポイントで連接されてもよいことに留意されたい。ブレーキ作動レバー3の作動の結果としての中間レバー15の引張応力下で、三角形偏向レバー13が連接12を中心としてブレーキ作動レバー3の突出部17の方向に回動し、かつ、同時に、ブレーキケーブル7のためのケーブルアウトレット19として設計されるカップリングユニットは、連接12からの距離に対応する半径を中心として回動し、その結果、ケーブルブレーキのブレーキシュー、または当てはまるならば、ブレーキシリンダが対応して作用される。
【0040】
先に述べた例示的な実施例とは対照的に、長孔18はもはや必要ではないが、これは2つの部品が互いに対して回動可能に運動可能だからであり、すなわち、中間部品を装着された30ブレーキ作動レバー3と偏向レバー13とは、互いに触れることなく、互いを越えて回動することが可能である。対応して、偏向レバー13の連接12と16との間の一方端は内側に凹状に設計される一方で、ブレーキ作動レバー3の突出部17は凸状に突出して設計され、ブレーキ作動レバー3が作動している場合であっても偏向レバー13を越えて回転する。
【0041】
パーキングブレーキ1’が特に有利である点は、ブレーキ作動レバー3がプラスチックで製作され得る一方、中間部品30およびその上に形成される歯付き四分円21は鋼で形成されることができ、よって嵩が大きい部分は比較的軽量の材料から製造することができ、歯刻み21および連接14および4の両方の領域から高い応力に晒される中間部品30は対応して強く耐性のある材料から製造されることである。鋼部品に代えて、セラミック材料またはアルミニウムまたはマグネシウムに類似した材料からなる部品も、考えられる。連接4の領域と連接14の領域との両方が中間部品30によって形成されるので、ペダル2と連接4との間の長いレバーにもかかわらず、高いトルクが連接14を介して中間レバー15に伝達される。
【0042】
この発明を継手4、16、14、12の規定された軸中心距離に関連して上に説明した。この発明にしたがって、軸中心距離は、規定された伝達比を設定するために異なって配置されてもよいことを理解されたく、また、さらに好ましい伝達比を得るために、さらなる中間レバー15が設けられるか、またはこれは完全になくされてもよいことを理解されたい。
【0043】
この発明は、例示のために、足操作パーキングブレーキ1、1’に関連してより詳細に上に説明した。この発明にしたがったパーキングブレーキは手操作パーキングブレーキとして設計されてもよく、その場合ブレーキ作動レバー3にはハンドルが設けられ、これには好ましくはロック爪22を解放するためのリンケージ25を作動するための解放ボタンが設けられ、この場合ケーブルアウトレット19は偏向レバー13の上に設けられ、その態様は、偏向レバー13が、ブレーキケーブル7のアウトレットのために公知の態様で運転者席と助手席との間にレバーホルダ5を設置するのに対応して好適である位置を有するものであることを理解されたい。
【0044】
この発明は、関連のブレーキシューへの伝達部材としてのブレーキケーブルを参照して上に説明した。リンケージ部分または調節装置が付加的に設けられてもよいことを理解されたい。さらに、ブレーキケーブルは全体がリンケージまたはブレーキシリンダへの水圧コネクションとして設計されてもよいことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にしたがったパーキングブレーキの好ましい例示的な実施例の側面図である。
【図2】作動状態の、図1のパーキングブレーキの別の側面からの側面図である。
【図3】線III−IIIに沿った、図1および図2からのパーキングブレーキの断面図である。
【図4】線IV−IVに沿った、図1および図3からのパーキングブレーキの断面図である。
【図5】この発明にしたがったパーキングブレーキのさらなる好ましい例示的な実施例の側面図である。
Claims (22)
- 車両のためのパーキングブレーキであって、
継手態様でレバーホルダ(5)上に配置されるブレーキ作動レバー(3)と、
ブレーキ作動レバー(3)の変位の間にブレーキケーブル(7)に張力をかけるカップリングユニット(19)と、
ブレーキ作動レバー(3)をロック位置に保持するためのロック装置(21,22)と、
レバーホルダ(5)に回動可能に連接され、かつブレーキ作動レバー(3)に継手態様で接続され、かつブレーキケーブルのためのカップリングユニット(19)を有する偏向レバー(13)とを含み、
レバーホルダは2つの平坦側部(8)を備えたハウジング(5)として設計され、
偏向レバー(13)およびブレーキ作動レバー(3)はハウジング(5)の平坦側部(8)の間で連接されることを特徴とする、パーキングブレーキ。 - ブレーキ作動レバー(3)と偏向レバー(13)との継手接続は、両端で継手態様で配置される中間レバー(15)を介して行なわれることを特徴とする、請求項1に記載のパーキングブレーキ。
- レバーホルダのハウジング(5)は、平坦側部(8)に直交して、偏向レバー(13)とブレーキ作動レバー(3)とを通過させるために設計されるオリフィス(9)を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のパーキングブレーキ。
- 偏向レバー(13)は、レバーホルダ(5)をブレーキ作動レバー(3)に接続する継手(4)を越えて回動することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 偏向レバーは、2つの平坦側部(13a)を備えた受容器(13)の態様で設計され、受容器(13)の平坦側部(13a)の各々には窪み(18)が形成され、ここをブレーキ作動レバー(3)をレバーホルダ(5)に接続する継手(4)が通過することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- ブレーキ作動レバー(3)は、ブレーキ作動レバー(3)に剛性を持って保持される中間部品(30)を介して中間レバー(15)に接続されることを特徴とする、請求項2に記載のパーキングブレーキ。
- 中間部品(30)は、歯刻みを有し、連接(16)を介して中間レバー(15)が連接される四分円(21)であることを特徴とする、請求項6に記載のパーキングブレーキ。
- 中間部品(30)は、ブレーキ作動レバー(3)に剛性を持って接続され、これとともに連接(4)を介してレバーホルダ(5)に搭載されることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のパーキングブレーキ。
- 中間部品(30)は、リベット締め(31)によってブレーキ作動レバー(3)に留められることを特徴とする、請求項6から請求項8のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 偏向レバー(13)は、ブレーキ作動レバー(3)の作動の間にブレーキ作動レバー(3)の突出部(17)の方向に、レバーホルダ(5)における連接(12)を中心として回動運動を行なうことを特徴とする、請求項6から請求項9のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 偏向レバー(13)は、本質的に三角形の構成を有し、各角は、それぞれ連接に配置され、その1つ(12)はレバーホルダ(5)を備えた連接であり、別の1つ(14)は中間レバー(15)を備えた連接であり、第3のものはカップリングユニット(19)を備えた連接であることを特徴とする、請求項6から請求項10のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 中間レバー(15)は、本質的に張力がかけられることを特徴とする、請求項6から請求項11のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 偏向レバー(13)は、レバーホルダ(5)との継手接続とは反対の境界に歯付き四分円(21)を有し、ロック爪(22)はレバーホルダ(5)に継手態様で配置され、歯付き四分円(21)とロック爪(22)とはロック装置を規定することを特徴とする、請求項1から請求項12のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- 歯付き四分円(21)は、偏向レバー(13)の2つの平坦側部(13a)の間に、外向きに配向されて配置されることを特徴とする、請求項5および請求項13に記載のパーキングブレーキ。
- ロック爪(22)にプレストレスを与えるための爪ばねは、歯付き四分円(21)の方向に設けられることを特徴とする、請求項7または請求項13または請求項14に記載のパーキングブレーキ。
- ロック爪(22)は、歯付き四分円(21)の歯刻み(26)に面する短レバー(22a)上に、係合ノーズ(24)を有し、これは歯刻み(26)と係合した場合に、ブレーキ作動レバー(3)を引き位置に固定することを特徴とする、請求項13から請求項15のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- ロック爪(22)は、シートメタル圧延部品として設計されることを特徴とする、請求項13から請求項16のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- トリガ装置(11)は、ロック装置(21,22)を解放するために設けられることを特徴とする、請求項1から請求項17のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- ブレーキ作動レバー(3)のブレーキケーブル(7)に対するステップアップは、5倍から11倍の間であることを特徴とする、請求項1から請求項18のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- カップリングユニット(19)は、ブレーキケーブル(7)に対する調節装置(20)を含むことを特徴とする、請求項1から請求項19のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- ブレーキ作動レバー(3)は、ハンドルを備えて製作される手操作パーキングブレーキとして設計されることを特徴とする、請求項1から請求項20のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
- ブレーキ作動レバー(3)は、ペダル(2)を備えて製作される足操作パーキングブレーキ(1)として設計されることを特徴とする、請求項1から請求項20のいずれかに記載のパーキングブレーキ。
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