JPH07205776A - ブレーキペダル装置 - Google Patents

ブレーキペダル装置

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JPH07205776A
JPH07205776A JP711994A JP711994A JPH07205776A JP H07205776 A JPH07205776 A JP H07205776A JP 711994 A JP711994 A JP 711994A JP 711994 A JP711994 A JP 711994A JP H07205776 A JPH07205776 A JP H07205776A
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brake pedal
stroke
pedal
brake
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は車両用ブレーキ装置に関し、ペダル
ストロークが少ない領域ではストロークコントロール
を、ペダルストロークが大きい領域では踏力コントロー
ルを実現することを目的とする。 【構成】 中間部において回動支軸16に回動自在に支
持されるレバー部12とレバー部12の一端に固定され
るペダル14とでブレーキペダル10を構成する。レバ
ー部12の他端を連結リンク20の一端に連結し、連結
リンク20の他端を回動リンク24の一端に連結する。
回動リンク24の中間部を、回動支軸26により回動自
在に支持すると共に、その他端をブレーキブースタ32
のプッシュロッド30に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキペダル装置に
係り、特に車両用ブレーキ装置においてブレーキペダル
のペダルストロークに対するレバー比の特性を適当に設
定して、優れた操作フィーリングを実現するのに適した
ブレーキペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ブレーキ装置の特性は、その入力
機構であるブレーキペダル装置の特性に大きく影響され
る。すなわち、ブレーキペダル装置のレバー比を大きく
設定すれば、マスタシリンダを押圧する操作力伝達部材
であるプッシュロッドに対して、ブレーキペダルに加え
られた踏力を大きく倍力して伝達することができる。一
方、レバー比を小さく設定すれば、踏力の倍力能力は低
下する反面、プッシュロッドに大きなストローク変化を
与えることができる。
【0003】従って、ブレーキペダル装置のレバー比を
大きく設定した車両用ブレーキ装置においては、僅かな
踏力で大きな制動力を得ることができる反面ブレーキ操
作の際に比較的大きなペダルストロークが必要となり、
制動力をストロークコントロールするのに適した特性と
なる。
【0004】また、ブレーキペダル装置のレバー比を小
さく設定した車両用ブレーキ装置においては、比較的大
きな踏力が必要となる反面、僅かなペダルストロークで
大きく制動力を変化させることができ、制動力を踏力コ
ントロールするのに適した特性となる。
【0005】ところで、車両用ブレーキ装置において
は、必ずしも全ての状況下で均一の特性を有することが
適切ではなく、ブレーキペダルのペダルストロークに応
じてその特性を変化させることにより、ブレーキ操作に
対する操作フィーリングを向上させることが可能であ
る。
【0006】上記の特性に着目したブレーキペダル装置
としては、例えば実開昭57−109058号公報に記
載される装置が公知である。このブレーキペダル装置
は、ペダルストロークが小さい領域ではレバー比が小さ
く、すなわちペダルストローク変化に対するプッシュロ
ッドのストローク変化が大きくなるように、一方ペダル
ストロークが大きい領域ではレバー比が大きく、すなわ
ちペダルストローク変化に対するプッシュロッドのスト
ローク変化が小さくなるように構成したものである。
【0007】かかる構成によれば、ブレーキ操作初期に
おけるペダルストロークの軽減が図れると共に、ブレー
キペダルが大きく踏み込まれてプッシュロッドに加わる
反力が大きくなるにつれて、有効に踏力の軽減を図るこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用ブレ
ーキの操作性について考慮した場合、制動力が小さい領
域においてはストロークコントロールにより制動力が調
整でき、また制動力が大きい領域では踏力コントロール
により制動力が調整できることが望ましい。
【0009】しかしながら、上記従来のブレーキペダル
装置の特性は、この要求特性と全く反対の特性を示すも
のである。このため、上記従来のペダル装置は、車両用
ブレーキ装置の応答性向上、及び省力化の実現等には有
効であるものの、運転者にとっての操作性を考慮した場
合適正な操作フィーリングを実現できるものではなかっ
た。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキペダルと一体に動作するブレーキレバ
ーと、ブレーキ機構の入力軸に対して有効ストロークを
与える回転リンクとを、ペダルストロークに応じて揺動
して実質的なレバー比を変更する連結リンクで連結する
ことにより、ペダルストロークに対するレバー比の設定
自由度の向上を図り、これにより上記の課題を解決する
ブレーキペダル装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、中間部に
おいて回動自在に支持されるレバー部の一端にペダルを
備えてなるブレーキペダルと、中間部において回転自在
に支持されると共に、一端が操作力伝達部材に連結され
る回動リンクと、前記ブレーキペダルの他端と前記回動
リンクの他端とを連結して揺動する連結リンクとからな
るブレーキペダル装置により達成される。
【0012】
【作用】本発明に係るブレーキペダル装置において、前
記ブレーキペダルに踏力が加えられると、該踏力は前記
ブレーキペダルを回動させると共に前記レバー部のレバ
ー比に従って該ブレーキペダルの他端に伝達される。
【0013】このようにして前記ブレーキペダルの他端
に伝達された力は、前記連結リンクを介して前記回動リ
ンクに伝達される。前記回動リンクは、自身を回転させ
ながら、自己のレバー比に従って、伝達された力をその
一端に連結される前記プッシュッロッドに伝達する。
【0014】この際、前記ブッシュロッドに伝達される
力の向きは、前記回動リンクの回動角により変動し、ま
た、前記回動リンクの回転に伴って操作力伝達部材は揺
動する。このため、前記回動リンクの回動支軸と前記操
作力伝達部材との間に形成されるモーメント長は前記回
動リンクの回転に伴って、すなわち前記ブレーキペダル
のペダルストロークに伴って変動する。
【0015】ところで、前記ブレーキペダルと前記回動
リンクとを連結する連結リンクは、その姿勢が揺動され
ることに応じて前記ブレーキペダルと前記回動リンクと
の間の力の伝達状況を変化させる。すなわち、前記連結
リンクの姿勢によっては、前記ブレーキペダルに生じた
変位が減少されて、または増加されて前記回動リンクに
伝達される。
【0016】また、前記連結リンクの姿勢は、前記ブレ
ーキペダル及び前記回動リンクに規制され、ペダルスト
ロークの変化に従って変化する。このような前記ブレー
キペダルの変位に対する前記回動リンクの変位特性の変
化は、実質的には入力ストロークに対して生ずる出力ス
トロークの特性変化にほかならず、ブレーキペダル装置
全体としてのレバー比が変化することと等価である。
【0017】従って、ペダルストロークに対する前記連
結リンクの姿勢変化を適切に調整すれば、当該ブレーキ
ペダル装置のレバー比とペダルストロークとの関係、す
なわちペダルストロークの変化に対するレバー比の変化
率が適当に調整されることになる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるブレーキペ
ダル装置の全体構成図を示す。同図においてブレーキペ
ダル10は、レバー部12の一端にペダル14を備える
と共に、中間部において回動支軸16により回動自在に
支持されている。
【0019】ブレーキペダル10の他端は、回動自在に
構成された連結部18を介して連結リンク20に連結さ
れている。また、連結リンク20は、同じく回動自在に
構成された連結部22を介して回動リンク24に連結さ
れている。
【0020】回動リンク24は、中間部において回動支
軸26により回動自在に支持されると共に、その他端が
回動自在に構成された連結部28を介して前記した操作
力伝達部材に相当するプッシュロッド30に連結されて
いる。
【0021】プッシュロッド30は、車両のブレーキ装
置においてブレーキ油圧を発生するマスタシリンダ(図
示せず)に対して運転者の踏力を倍力して伝えるブレー
キブースタ32の入力軸を構成しており、ブレーキブー
スタ30に対して所定の範囲内で揺動可能に設けられて
いる。
【0022】従って、本実施例のブレーキペダル装置を
備えるブレーキ装置においては、プッシュロッド30の
水平方向変位量と同等のストローク、及びプッシュロッ
ド30に伝達された外力の水平方向成分に応じた推力
が、マスタシリンダのメインピストンに与えられること
になる。
【0023】ところで、図1に示すブレーキペダル装置
は、ブレーキペダル10と連結リンク20及び回動リン
ク24との干渉を避けるため、また全体の体格をコンパ
クトにまとめるためブレーキペダル10、及び回動リン
ク24に所定の屈曲を与えているが、リンク機構として
捕らえる場合には、ブレーキペダル10を図1中に実線
で示す長さL1 ,R1 の部材(以下、単にL1 ,R1
称す)に、連結リンク20を長さRmの部材(以下Rm
と称す)に、回動リンク24を長さR2 ,L2の部材
(以下R2 ,L2 と称す)に、またプッシュロッド30
を長さLB の部材(以下LB と称す)にそれぞれ置き換
えたものと等価である。
【0024】更に、ペダル14に加えられた踏力が如何
にしてブレーキブースタ32に伝達されるかを解析する
に際しては、ブレーキペダル10に相当するL1
1 、及び回動リンクに相当するR2 ,L2 は、常に一
定の角度さえ保たれていればその角度は如何なる角度で
も等価である。
【0025】このため、図1に示すブレーキペダル装置
は、図2に示す如くモデル化して表すことができる。
尚、図2に示す解析モデルは、ブレーキペダル10の一
部に相当するR1 ,連結リンク20に相当するRm,回
動リンク24の一部に相当するR2 それぞれの相互関
係、及び回動リンク24の一部に相当するL2 ,プッシ
ュロッド30に相当するLB それぞれの相互関係につい
ては図1に示すブレーキペダル装置の関係をそのまま再
現している。
【0026】また、同図において実線で示すL1
1 ,Rm,R2 ,L2 ,LB は、ペダルストロークS
P が“0”、すなわち非制動状態を表し、同図において
一点鎖線で示すL1 ,R1 ,Rm,R2 ,L2 ,L
B は、ペダル14が適当にストロークした状態を示す。
【0027】ところで、本実施例のブレーキペダル装置
は、ブレーキペダル10を操作するに際し、ペダルスト
ロークSP が比較的小さい領域ではストロークコントロ
ールによる制動力調整を、またペダルストロークSP
比較的大きい領域では踏力コントロールによる制動力調
整を実現すべく構成した点に特徴を有している。
【0028】つまり、本実施例のブレーキペダル装置に
おいては、後述の如くペダルストロークSP が比較的小
さい領域においては、ブレーキブースタ32に対する有
効モーメント長である出力側モーメント長に対する入力
側モーメント長の比であるレバー比RP が大きく、ペダ
ルストロークSP が増加するに伴ってレバー比RP が小
さく変化する。
【0029】この場合、ブレーキ操作初期においてはペ
ダルストロークSP が大きく減少されてプッシュロッド
30の水平方向ストローク(以下、有効ストロークと称
す)SB に変換されるため、ストロークコントロール性
に優れた特性が実現され、一方ペダル14が十分に踏み
込まれた領域では、ペダルストロークSP がさほど減少
されずに有効ストロークSB に変換され、僅かなペダル
ストロークSP 変化が大きな制動力変化を生ぜしめるた
め、踏力コントロール性に優れた特性が実現される。
【0030】ところで、ペダルストロークSP の増加に
伴ってレバー比RP を増大させる機構としては、図3に
示すブレーキペダル装置が従来より公知であるが、本実
施例のブレーキペダル装置は、図3に示す従来の装置に
比べても、車両用ブレーキ装置として理想的な特性を実
現できるという特長を備えている。
【0031】以下、本実施例のブレーキペダル装置特有
の効果を説明するに先立って、対比のため図3に示すブ
レーキペダル装置の構成及び動作について説明する。
【0032】図3に示すブレーキペダル装置において
は、ブレーキペダル40が、レバー部42とその一端に
連結されたペダル44とで構成される。レバー部42の
他端は、車体側に固定される回動支軸46により回動自
在に支持される。また、レバー部42の中間部には、回
動自在に構成された連結部48を介してプッシュロッド
50が連結されている。
【0033】プッシュロッド50は、ブレーキブースタ
(図示せず)の入力軸を構成し、ペダル44に加えられ
た踏力に応じた推力をブレーキブースタに伝達する。こ
こで、プッシュロッド50は、ブレーキブースタに対し
て上下方向に揺動可能に設けられている。従って、ブレ
ーキペダル40が回動し、それに伴って連結部48が変
位すると、プッシュロッド50の他端は有効ストローク
B を伴って水平方向にストロークする。
【0034】この場合、図3に示すブレーキペダル装置
についても、ブレーキペダル40を長さL1 ,L2 の部
材に置き換え、またプッシュロッド50を長さLB の部
材と置き換えることにより、図3中に実線、及び一点鎖
線で示す解析モデルを想定することができる。
【0035】ここで、図3においては、部材L2 が水平
方向となす角をθ0 、部材LB が水平方向となす角をθ
B 、回動支軸と部材LB のブレーキブースタ側端部との
垂直距離をLhとし、また部材L1 の作動角、すなわち
ブレーキペダル10の作動角をθ1 として表している。
【0036】図3に示す如く各パラメータを定義した場
合、ブレーキペダル装置の入力側モーメント長は、ペダ
ル44と回動支軸46とを距離、すなわちL1 となる。
一方、ブレーキペダル装置の出力側モーメント長、すな
わちブレーキペダル40の回動に際して水平方向の力が
作用する点(図2中に破線で示す如く回動支軸46から
垂線を下ろした際に部材LB と交わる点)と回動支軸4
6との距離は、初期設定値θ0 、L2 、作動角θ1 、及
び部材LB が水平方向となす角θB の関数として、L2
sin(θ0 +θ1 +θB )/cos θB と表すことができ
る。
【0037】従って、図3に示すブレーキレバー装置に
おいては、出力側モーメント長に対する入力側モーメン
ト長の比であるレバー比RP は、以下の如く表すことが
できる。
【0038】
【数1】
【0039】ところで、上記(1)式中θB は、初期設
定値Lh、θ0 、及び作動角θ1 を用いて以下の如く表
すことができる。
【0040】 θB = sin-1{(Lh−L2 sin(θ0 +θ1 ))/LB } ・・・(2) また、作動角θ1 は、ペダルストロークSP と、初期設
定値L1 の関数として以下の如く表すことができる。
【0041】 θ1 =SP /L1 ・・・(3) 従って、上記(1)式に示すレバー比RP は、ペダルス
トロークSP のみをパラメータとする関数として、以下
の如く表すことができる。
【0042】
【数2】
【0043】尚、この際、プッシュロッド50の先端の
変位量である有効ストロークSB は、θB が変化したこ
とに伴う部材LB の水平方向成分の変化量と連結部48
の水平方向変位量との和として求めることができ、以下
の如くペダルストロークSPの関数として表すことがで
きる。
【0044】 SB =√{LB 2 −(Lh−L2 sin(θ0 +SP /L1 ))2 } −√{LB 2 −(Lh−L2 sinθ0 2 } +L2 cosθ0 −cos(θ0 +SP /L1 ) ・・・(5) このように、図3に示すブレーキペダル装置において
は、そのレバー比RP 、及び有効ストロークSB を、共
にペダルストロークSP の関数として把握することがで
きる。ここで、ペダルストロークSP に対するレバー比
P の変化率を大きくするためには、図3、及び上記
(4)式より、プッシュロッド50の揺動角を大きくす
ることが有効であることは明らかである。
【0045】しかし、プッシュロッド50の揺動角につ
いては、ブレーキブースタに対して許容し得るこじりの
範囲内に収める必要があり、これを回避するためにはブ
レーキブースタをブレーキペダル装置から大きく離間さ
せる必要が生じる。図4は、かかる点を考慮して上記図
3に示すブレーキペダル装置を設計した例を示したもの
である。
【0046】この場合、ブレーキペダル装置としてのレ
バー比RP とペダルストロークSPとの関係は、図5中
に破線で示す如くペダルストロークSP の増加に伴って
レバー比RP が低下する傾向となり、ブレーキ装置とし
てはペダルストロークSP が小さい領域ではストローク
コントロール性に優れ、ペダルストロークSP が大きい
領域では踏力コントロール性に優れた特性を得ることが
できる。
【0047】しかしながら、上記図3、及び図4に示す
従来構成のブレーキペダル装置は、ペダルストロークS
P に対するレバー比RP の変化率を調整することができ
ず、またプッシュロッド50の揺動角の変化率はペダル
ストロークSP が小さい領域ほど大きく成らざるを得な
いことから、図5に示すようにアイドル領域におけるレ
バー比RP の変化率が実用域におけるレバー比RP の変
化率に勝る特性を示す。
【0048】かかる特性によれば、実用域において適切
にストロークコントロールと踏力コントロールとを実現
しようとすれば、いわゆるあそびの領域であるアイドル
領域においてレバー比RP を急激に変化させざるを得
ず、ひいては僅かな誤差によりアイドルストロークを増
加させることになり、良好な操作フィーリングを得るこ
とが困難であった。
【0049】本実施例のブレーキペダル装置は、上記の
課題をも解決して優れた操作フィーリングを実現すべく
発明されたものであり、ペダルストロークSP の増加に
伴ってレバー比RP が低下し、かつペダルストロークS
P が極めて小さいアイドル領域においては、実用域に比
べてレバー比RP の変化率が小さくなるように構成した
ものである。
【0050】以下、上記図2に示す解析モデルを参照し
て、本実施例のブレーキペダル装置の動作について説明
する。
【0051】図2においては、回動支軸26に相当する
点をA点、回動支軸16に相当する点をB点として表し
ている。また、A点とB点とを結ぶ直線(以下、単にA
Bと称す)に対して非制動時において部材R1 がなす角
をθm1(符号は負とする)、部材R2 が成す角をθ
m2(符号は負とする)、また、部材L2 が水平方向とな
す角をθ0 として表している。
【0052】また、ペダル14のストロークに伴って変
動するパラメータとしては、部材L 1 すなわちブレーキ
ペダル10の作動角をθ1 、それに伴う部材L2 の回動
角、すなわち回動リンク24の回動角をθ2 、部材Rm
が水平方向となす角をθF と表している。
【0053】図2の如く設定されたブレーキペダル装置
において、部材L1 に微小角dθ1の回動が生じた場
合、その回動は部材R1 により伝達されて部材Rmを軸
方向に変位させる。この際、部材Rmに対するモーメン
ト長は、Rmと回動支軸16との距離、すなわち図2中
1 で示す距離と等距離であり、部材Rmの微小変位量
dαは、dα=M1 ・dθ1 と表すことができる。
【0054】一方、部材Rmに微小変位dαが生じる
と、その変位は部材Rmと回動支軸26との距離、すな
わち図2中M2 で示す距離をモーメント長として部材L
2 に伝達され、当該部材L2 、及び部材R2 に微小回動
角dθ2 を生ぜしめることになる。
【0055】ここで、部材R2 の連結部22は、部材R
mに規制されているため、その変位量は上記したdαと
等しく、従ってM1 ・dθ1 =M2 ・dθ2 、すなわち
dθ 2 =(M1 /M2 )・dθ1 が成立することにな
る。つまり、本実施例においては、ブレーキペダル10
に入力した作動角dθ1 がM1 /M2 倍されて回動リン
ク24に伝達される。
【0056】このことは、上記図3に示す如く入力側と
出力側とで作動角が等しい装置においては、L1 の入力
モーメント長に対してペダルストロークSP を与えると
出力側に回動角SP /L1 が生ずるのに対し、本実施例
においては回動角(M1 /M 2 )・SP /L1 が生ずる
ことを意味する。
【0057】かかる現象は、部材Rmの作用で生ずるも
のであるが、本来L1 の長さに設定されている入力側モ
ーメント長L1 がL1 ・(M2 /M1 )であると擬制す
れば、本実施例のブレーキペダル装置を入力側作動角と
出力側回動角とが等しい装置として扱うことができる。
【0058】一方、回動リンク24に相当する部材L2
とプッシュロッドに相当する部材L B との位置関係で決
定する出力側モーメント長は、上記図3に示す従来の装
置と同様に、図2中破線で示す回動支軸26を通る垂線
が部材LB と交わる点と、回動支軸26との距離として
把握すれば足り、部材LB が水平方向となす角をθB
すれば、L2 sin(θ0 +θ1 +θB )/cos θB と表す
ことができる。
【0059】ここで、θB については、上記(2)式と
同様に、θB = sin-1{(Lh−L 2 sin(θ0
θ2 ))/LB }として表すことができることから、本
実施例のブレーキペダル装置のレバー比RP は、結局次
式の如く表すことができる。
【0060】
【数3】
【0061】従って、上記図6中、θ2 、及びM2 /M
1 をペダルストロークSP の関数として表すことができ
れば、本実施例のブレーキペダル装置についてレバー比
PをペダルストロークSP の関数として把握すること
が可能となる。
【0062】ところで、図2において、A点、及びB点
から部材Rmの延長線とABとの交点までの距離をそれ
ぞれm2 ,m1 と定義すると、m2 /m1 =M2 /M1
が成立することは明らかである。
【0063】この際、m1 は、初期設定値であるR1
θm1、及びパラメータであるθ1 、θF を用いて以下の
如く表すことができる。
【0064】 m1 =R1 cos(θm1+θ1 )−R1 sin(θm1+θ1 ) tanθF ・・(7) 更に、上記(7)式中、θF については、図2中、初期
設定値であるAB、θ m2、及びパラメータであるθ2
用いて以下の如く表すことができる。
【0065】
【数4】
【0066】この場合、θ1 はペダルストロークSP
関数(θ1 =SP /L1 )として把握することができる
ため、θ2 をペダルストロークSP の関数として把握す
ることができれば、m1 をペダルストロークSP の関数
として演算することができる。また、m1 を演算するこ
とができれば、その結果を用いてm2 =AB−m1 なる
演算式によりm2 を求めることが可能であり、従ってm
2 /m1 、すなわち上記(6)式中、M2 /M1 をペダ
ルストロークSP の関数として把握することが可能とな
る。
【0067】ところで、本実施例のブレーキペダル装置
においては、部材R1 の連結部18と部材R2 の連結部
22との距離が、常にRmに維持されており、これがブ
レーキペダル10と回動リンク24との間の拘束条件と
なっている。すなわち、ペダルストロークSP の変化に
伴って変動するθ1 、及びθ2 は、常に以下に示す関係
を満たしつつ変動する。
【0068】 Rm2 ={R2 sin(θm2+θ2 )−R1 sin(θm1+θ1 )}2 +{AB−R2 cos(θm2+θ2 )−R1 cos(θm1+θ1 )}2 ・・(9) この式を(θm2+θ2 )について整理すると、次式の如
き二次方程式が得られる。
【0069】 a・cos(θm2+θ2 2 +b・cos(θm2+θ2 )}+c=0 ・・(10) 但し、式中、a,b,cは以下に示す係数とする。
【0070】
【数5】
【0071】これを解くと、次式の如くθ2 をθ1 の関
数として捕らえることができ、従って、θ2 をペダルス
トロークSP の関数として捕らえることが可能となり、
上記(6)式に示すレバー比RP をペダルストロークS
P の関数として表すことが可能となる。
【0072】 cos(θm2+θ2 )={−b±√(b2 −4ac)}/(2a) ・・(11) 従って、(θm1+θ1 )≦0のとき、 θm2+θ2 = cos-1{(−b+√(b2 −4ac)/
(2a)} (θm1+θ1 )>0のとき、 θm2+θ2 = cos-1{(−b−√(b2 −4ac)/
(2a)} 図5中に実線で示す曲線は、上記関係式に基づいて、本
実施例のブレーキペダル装置におけるレバー比RP とペ
ダルストロークSP との関係を演算した結果である。同
図から明らかなように、本実施例のブレーキペダル装置
のレバー比RPは、上記図3、図4に示す従来のブレー
キペダル装置に比べてアイドル領域で緩やかに、実用域
において急激にその値を変化させ、ブレーキペダル装置
として理想的な特性を示している。
【0073】以下、表1に、ペダルストロークSP が0
〜100mmにおいて0.366%/mmの可変率を実現す
る本実施例装置の各部の寸法を例示し、また表2に、当
該実施例装置と上記図4に示す従来の装置の0〜20mm
をアイドル領域、20〜80を実用領域と仮定した場合
における性能比較結果を示す。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】このように、本実施例のブレーキペダル装
置が、従来の装置に比べて優れた特性を示すのは、上記
したM2 /M1 、すなわちm2 /m1 が、アイドル領域
終了位置近傍において最大となるように構成されている
からである。
【0077】つまり、本実施例のブレーキペダル装置に
おいては、ブレーキペダル10が非制動状態からアイド
ル領域終了域に向けてストロークする過程では、連結部
材22の作用に関する限りレバー比RP が増加する。そ
して、ブレーキペダル10がアイドル領域終了位置を通
過すると、以後連結リンク20はレバー比RP の低下を
助長するように機能する。
【0078】この結果、回動リンク24、及びプッシュ
ロッド30の作用により、ペダルストロークSP の増加
に伴ってレバー比RP が低下することと併せて、ブレー
キペダル装置全体としては、ペダルストロークSP の増
加に伴ってレバー比RP が低下し、かつその変化率がア
イドル領域終了位置近傍で最小となる特性、すなわち本
実施例のブレーキペダル装置特有の特性が実現されるこ
とになる。
【0079】ところで、本実施例のブレーキペダル装置
においては、プッシュロッド30の揺動を抑制するた
め、図1に示すように部材L2 とプッシュロッド30と
の角度が実用域において90°付近となるように、例え
ば非制動時において70°程度となるように構成してい
る。
【0080】このため、上記表1に示すように、プッシ
ュロッド30の揺動角についても従来の装置に比べて低
減することができ、装置の信頼性向上に資することがで
きる。また、プッシュロッド30の揺動角抑制について
有利であること等の理由により、同表1に示すように、
プッシュロッド30の先端からブレーキペダル10の回
動支軸16までの距離LX を従来の装置に比べて画期的
に短縮することができる。このため、本実施例のブレー
キペダル装置によれば、従来の装置に比べて優れた搭載
性を実現することができる。
【0081】図6は、上記図3に示すブレーキペダル装
置において、本実施例の装置と同様にプッシュロッド3
0先端からブレーキペダルの回動支軸までの距離LX
65mmに設定した場合の解析モデルであり、以下に示す
表3は、LX 以外の各諸元を適当に設定してなる〜
の仕様につき、特性を演算した結果を示す。
【0082】
【表3】
【0083】この場合、車両のレッグスペースを確保す
るため、実際には上記表2中、仕様以外は実現性がな
い。また、仕様については実用域において可変率が
0.18%/mm程度しか確保することができない。実用
上、レバー比RP の可変率は0.3%/mm程度は必要で
あることから、実質的に上記図3に示す構成ではLX
65mmを実現することができず、この意味で本実施例の
ブレーキペダル装置は、その搭載スペース上厳しい制約
が課される場合に特に有効である。
【0084】ところで、上記実施例に示すブレーキペダ
ル装置は、走行中に操作することを前提としたブレーキ
ペダル装置であるが、本発明に係るブレーキペダル装置
は、かかる装置のみでなく、パーキングブレーキ用のブ
レーキペダル装置に適用することもできる。
【0085】パーキングブレーキ用のブレーキペダル装
置においては、コントロール性が不問である代わりに短
い操作ストロークで、かつ軽い踏力で十分な制動力を発
生させ得ることが要求される。従って、ペダルストロー
クに対するレバー比の特性としては、反力が小さい小ス
トローク領域においてレバー比が小さく、反力の大きな
大ストローク領域においてレバー比が高いのが好適であ
る。
【0086】これに対して、本発明に係るブレーキペダ
ル装置は、連結リンクの揺動状態を適当に設定すること
により、レバー比の特性を比較的自由に設定でき、上記
の要求を満たすブレーキレバー装置を実現することも可
能であることから、優れた特性を有するパーキングブレ
ーキ用ブレーキペダル装置を実現することができる。
【0087】図7は、本発明の他の実施例として、上記
の特性を満たすべく設計したブレーキペダル装置の全体
構成図を示す。同図に示すブレーキペダル装置は、ペダ
ル62から回動支軸64までの距離L1 が240mm、回
動支軸64から連結部66までの距離R1 が50mmに構
成されたブレーキペダル60を操作することにより、前
記した操作力伝達部材に相当するケーブル68に所望の
ストロークを与える機構である。
【0088】ここで、本実施例においては、ブレーキペ
ダル60の連結部66には、その有効長さRmが20mm
の連結リンク70が連結されている。また、連結リンク
70の他端は、連結部72を介して、回動支軸74まで
の距離R2 が60mmである回転リンク76が連結されて
いる。また、この連結部72には、ケーブル68も連結
されている。従って、回動支軸74からケーブル72の
先端までの距離であるL1 も、R2 と同様60mmとな
る。
【0089】尚、図7に示すブレーキペダル装置は、比
制動時におけるケーブル68の長さLB を120mm、回
動支軸74からケーブル68までの垂直距離Lhを57
mm、回動支軸64、74間距離ABを100mmに設定
し、かつθm1,θ0 の初期設定角を、それぞれ−50
°,80°に設定している。
【0090】上記の設計によれば、ペダルストローク1
20mmに対してケーブルストローク23.57mmを確保
することができ、かつ図8中に実線で示すように、ペダ
ルストロークが大きくなるにつれてレバー比が高くなる
特性を得ることができる。尚、その具体的数値について
以下、表4に示す
【0091】
【表4】
【0092】図8中、破線で示す特性は、ペダルストロ
ーク120mmに対して23.57mmのケーブルストロー
クを得るために、レバー比を5.09に固定して設定し
た場合の特性を示すものであるが、両特性を比較した場
合、明らかに本実施例のブレーキペダル装置の方が、大
ペダルストローク領域、すなわち反力の大きな領域にお
いて高いレバー比を実現していることが判る。
【0093】このため、図7に示すパーキングブレーキ
用ブレーキペダル装置によれば、従来一般に用いられて
いた装置に比べて短いペダルストロークで、かつ軽い踏
力で、十分な制動力を確保することが可能である。
【0094】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ペダルス
トロークに対するレバー比特性の設定を、比較的高い自
由度のもとに行うことができる。このため、例えば運転
中に操作するブレーキペダル装置においては、比較的制
動力の小さい領域ではストロークコントロールにより、
また比較的制動力の大きい領域では踏力コントロールに
より制動力を操作することができる。
【0095】また、パーキングブレーキ用ブレーキペダ
ル装置の如く、短いペダルストロークで、かつ軽い踏力
で十分は制動力を発生させる必要がある場合には、かか
る特性に適合した適切なレバー比特性を実現することが
できる。
【0096】このように、本発明に係るブレーキペダル
装置は、従来のブレーキペダル装置に比べて特性設定の
自由度が高く、要求される特性を的確に再現して優れた
操作フィーリングを実現することができるという特長を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるブレーキペダル装置の
全体構成図である。
【図2】本実施例のブレーキペダル装置の動作を説明す
るための図である。
【図3】従来のブレーキペダル装置の全体構成図であ
る。
【図4】従来のブレーキペダル装置において要求特性を
満たすために必要な体格を表す図である。
【図5】本実施例及び従来のブレーキペダル装置のペダ
ルストロークとレバー比との関係を表す図である。
【図6】従来のブレーキペダル装置で本実施例のブレー
キペダル装置と同様の搭載性を得るための構成例を表す
図である。
【図7】本発明の他の実施例であるブレーキペダル装置
の全体構成図である。
【図8】本実施例のブレーキペダル装置のペダルストロ
ークとレバー比との関係を表す図である。
【符号の説明】
10,60 ブレーキペダル 12 レバー部 14,62 ペダル 16,26,64,74 回動支軸 18,22,28,66,72 連結部 20,70 連結リンク 24,76 回動リンク 30 プッシュロッド 32 ブレーキブースタ L1 ,R1 ,Rm,R2 ,L2 ,LB 部材 68 ケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部において回動自在に支持されるレ
    バー部の一端にペダルを備えてなるブレーキペダルと、 中間部において回転自在に支持されると共に、一端が操
    作力伝達部材に連結される回動リンクと、 前記ブレーキペダルの他端と前記回動リンクの他端とを
    連結して揺動する連結リンクとからなることを特徴とす
    るブレーキペダル装置。
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