JP2004500382A5

JP2004500382A5 -

Info

Publication number: JP2004500382A5
Application number: JP2001559838A
Authority: JP
Filing date: 2001-01-12
Publication date: 2007-10-11
Anticipated expiration: 2021-01-12

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】式：
【化１】

［式中、
Xは酸素（-O-）、硫黄（-S-）、カルボニル（-CO-）、メチレン（-CH₂-）、または-NH-であり、
Yは-(CH₂)_n-（式中、nは1〜5の整数である）であるか、シスまたはトランスの-C＝C-であり、
R₁はハロゲン、トリフルオロメチル、炭素数1〜6のアルキル、または炭素数3〜7のシクロアルキルであり、
R₂およびR₃は同じであるかまたは相異なって、水素、ハロゲン、炭素数1〜4のアルキル、または炭素数3〜6のシクロアルキルであり、R₂およびR₃の少なくとも一方は水素以外であるものとし、
R₄は水素または低級アルキルであり、
R₅は水素または低級アルキルであり、
R₆はカルボン酸またはそのエステルもしくはプロドラッグであり、
R₇は水素またはアルカノイルもしくはアロイル基または生物変換を受けて遊離のフェノール構造（R₇＝H）を生成することができる他の基である］
の化合物（その全立体異性体を含む）、そのプロドラッグ、またはその医薬的に許容できる塩。
【請求項２】 Xが酸素である請求項１に記載の化合物。
【請求項３】 R₅が水素である請求項２に記載の化合物。
【請求項４】 R₁がイソプロピルである請求項３に記載の化合物。
【請求項５】 R₂およびR₃がそれぞれ独立してハロゲンである請求項３に記載の化合物。
【請求項６】 R₂およびR₃がそれぞれ独立してアルキル基である請求項３に記載の化合物。
【請求項７】 R₂およびR₃の一方がハロゲンであり、他方がアルキル基である請求項３に記載の化合物。
【請求項８】 R₂およびR₃の一方がハロゲンであり、他方が水素である請求項３に記載の化合物。
【請求項９】 R₂およびR₃の一方がアルキルであり、他方が水素である請求項３に記載の化合物。
【請求項１０】 R₂およびR₃が独立してCl、Br、メチルまたはエチルである請求項３に記載の化合物。
【請求項１１】 R₄が水素である請求項３に記載の化合物。
【請求項１２】 R₄がメチルである請求項３に記載の化合物。
【請求項１３】 Yが-(CH₂)_n-（式中、nは1または2である）である請求項３に記載の化合物。
【請求項１４】 Yがシス-エチレンまたはトランス-エチレンである請求項３に記載の化合物。
【請求項１５】以下の構造を有する請求項３に記載の化合物またはそのアルキルエステル。
【化２】

【請求項１６】以下の構造を有する請求項１に記載の化合物またはそのアルキルエステル。
【化３】

【請求項１７】以下の構造を有する請求項１に記載の化合物またはそのアルキルエステル。
【化４】

【請求項１８】以下の構造を有する請求項１に記載の化合物。
【化５】

【請求項１９】
【化６】

である請求項１に記載の化合物。
【請求項２０】請求項１に記載の化合物を含む、代謝機能障害に関係する疾患またはT₃の調節を受ける遺伝子の発現に依存する疾患の予防、抑制または治療剤。
【請求項２１】代謝機能障害に関係する疾患またはT₃の調節を受ける遺伝子の発現に依存する疾患が肥満、高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症、うつ病、骨粗鬆症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫、甲状腺癌、緑内障、心不整脈、うっ血性心不全、または皮膚障害もしくは皮膚疾患である請求項２０に記載の予防、抑制または治療剤。
【請求項２２】有効量の請求項１に記載の化合物またはその医薬的に許容できる塩を医薬的に許容できる担体と共に含む医薬組成物。
【請求項２３】皮膚障害または皮膚疾患が皮膚萎縮、レーザー剥皮術（laser resurfacing）によって起こる術後紫斑、ケロイド、皮膚線条、セルライト、肌荒れ、化学線皮膚損傷、扁平苔癬、魚鱗症、アクネ、乾癬、デルニエ（Dernier's）病、湿疹、アトピー性皮膚炎、塩素ざ瘡、粃糠疹、または皮膚瘢痕である請求項２１に記載の予防、抑制または治療剤。
【請求項２４】請求項１の化合物およびレチノイドまたはビタミンD類縁体の併用による皮膚障害または皮膚疾患の治療剤。
【請求項２５】請求項１に記載の化合物と脂質低下剤、抗糖尿病薬、抗うつ剤、骨吸収阻害剤、食欲抑制剤および/または抗肥満薬との組合わせ医薬。
【請求項２６】脂質低下剤がチアゾリジンジオン、MTP阻害剤、スクアレンシンテターゼ阻害剤、HMG-CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ACAT阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、回腸Na^＋/胆汁酸共輸送体阻害剤、胆汁酸遮蔽剤および/またはニコチン酸もしくはその誘導体である請求項２５に記載の組合わせ医薬。
【請求項２７】脂質低下剤がプラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチンまたはセリバスタチンである請求項２５に記載の組合わせ医薬。
【請求項２８】前記化合物が脂質低下剤または抗糖尿病薬に対して約0.01：1〜約300：1の重量比で存在する請求項２５に記載の組合わせ医薬。
【請求項２９】抗糖尿病薬がビグアニド、スルホニル尿素、グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジンジオン、インスリン抵抗性改善薬、グルカゴン様ペプチド-1（GLP-1）またはインスリンである請求項２５に記載の組合わせ医薬。
【請求項３０】抗糖尿病薬がメトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロロプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、トログリタゾン、ピオグリタゾン、ロジグリタゾンおよび/またはインスリンである請求項２９に記載の組合わせ医薬。