JP2004359096A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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- B60C11/0041—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
Abstract
【課題】タイヤ内部で発生した熱を速やかに放出し、ランフラット走行時の耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部1にベルト層9A,9Bを埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルト幅Wに対して0.7Wの位置と1.2Wの位置との間のベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いる。サイドウォール部2におけるカーカス層4Aとインナーライナー層7との間には、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層8を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】トレッド部1にベルト層9A,9Bを埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルト幅Wに対して0.7Wの位置と1.2Wの位置との間のベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いる。サイドウォール部2におけるカーカス層4Aとインナーライナー層7との間には、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層8を配置する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランフラット性能を付与するためのサイド補強ゴム層を備える場合に好適な空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、ランフラット走行時の耐久性を向上するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サイドウォール部に断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置し、該サイド補強ゴム層の剛性に基づいてランフラット走行を可能にした空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
ところが、サイドウォール部に断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合、ランフラット走行時にサイド補強ゴム層が大きく発熱するため、その発熱に起因してカーカス層やサイド補強ゴム層に強度低下を起こし破壊に至ることがある。その対策として、サイド補強ゴム層には低発熱性のゴム組成物が使用されているが、蓄熱による耐久性の低下は避けられなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−351307号公報
【特許文献2】
特開2000−52724号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、タイヤ内部で発生した熱を速やかに放出し、耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
本発明の更なる目的は、ランフラット走行時の耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にベルト層を埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いたことを特徴とするものである。
【0008】
ランフラット走行時においては、トレッド部にバックリング現象が起き、主としてショルダー部(ベルトエッジ埋設領域)が接地することになるが、上記のようにベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材に熱伝導性ゴム組成物を用いることにより、タイヤ内部で発生した熱が路面に逃げ易くなり、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。また、ベルトエッジ埋設領域は最も壊れやすい部位であるが、その部位の熱伝導率を高めることにより、ランフラット走行時でなくても、高速走行時や高負荷走行時に発生する熱が効果的に放出されるため、通常走行時の耐久性も大幅に向上することができる。
【0009】
更に、空気入りタイヤでは一般にベルトエッジ埋設領域におけるゴム部分が厚くなるが、上記のようにベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、加硫時の熱の伝わりが良くなるため、加硫時間を短縮し、空気入りタイヤの生産性を向上することができる。
【0010】
熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材としては、キャップトレッドゴム層、アンダートレッドゴム層、ベルト層、ベルト層のエッジ部に介在するベルト層間ゴム層、ベルト層のエッジ部を覆うベルトカバー層、ベルト層のエッジ部とカーカス層との間に介在するベルト下部ゴム層のうち少なくとも1つを選択することができる。
【0011】
熱伝導性ゴム組成物は、上記物性を得るために、少なくとも1種類のゴムの合計100重量部に対して、アセチレンを原料とするカーボンブラックを10〜100重量部配合したものであることが好ましい。但し、アセチレンを原料とするカーボンブラックの替わりに、黒鉛を用いることも可能である。アセチレンを原料とするカーボンブラックは、熱伝導性が良好であると共に、黒鉛に比べて補強性に優れている。
【0012】
本発明は、サイドウォール部におけるカーカス層とインナーライナー層との間に、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合に好適である。断面三日月形状のサイド補強ゴム層を備えた空気入りタイヤは、サイドウォール部が非常に厚くなるためランフラット走行時に熱が溜まり易いが、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を大きくすることで、サイドウォール部で発生した熱を速やかに路面に放出し、カーカス層やサイド補強ゴム層の強度低下を抑制し、ランフラット走行時の耐久性を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明を適用する空気入りタイヤを例示するものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間には、2層のカーカス層4A,4Bが装架されている。これらカーカス層4A,4Bはいずれもビード部3に配置されたビードコア5の周りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。また、ビードコア5の外周側にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4A,4Bの本体部分と巻き上げ部分との間に挟み込まれている。
【0015】
サイドウォール部2において、最内側のカーカス層4Aとインナーライナー層7との間には、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層8が配置されている。サイド補強ゴム層8はタイヤ剛性を補強するものであるが、低発熱性のゴム組成物から構成することが好ましい。このサイド補強ゴム層8の存在により、カーカス層4A,4Bはサイドウォール部2の厚さ方向の中心付近に位置している。
【0016】
一方、トレッド部1におけるカーカス層4A,4Bの外周側には、2層のベルト層9A,9Bが埋設されている。これらベルト層9A,9Bは補強コードがタイヤ周方向に対して傾斜し、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。更に、ベルト層9A,9Bの外周側には、補強コードをタイヤ周方向に対して実質的に0°で連続的に巻き付けてなるベルトカバー層10が埋設されている。このベルトカバー層10はベルトエッジ部において2層に積層されている。
【0017】
なお、11Aはキャップトレッドゴム層、11Bはアンダートレッドゴム層、12はサイドウォールゴム層、13はリムクッションゴム層、14は有機繊維コードをゴム被覆してなるフィニッシング層、16はベルト層間ゴム層、17はベルト下部ゴム層である。
【0018】
上記空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材には、熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上、より好ましくは0.33〜1.0kcal/mh℃である熱伝導性ゴム組成物を用いるようにする。熱伝導性ゴム組成物を適用するタイヤ構成部材としては、キャップトレッドゴム層11A、アンダートレッドゴム層11B、ベルト層9A,9B、ベルト層間ゴム層16、ベルトカバー層10、ベルト下部ゴム層17のうち少なくとも1つを選択すれば良い。
【0019】
ベルトエッジ埋設領域とは、図1に示すように、カーカスラインに沿って測定される寸法において、タイヤ中心線から最も広いベルト層のエッジまでのベルト幅をWとしたとき、タイヤ中心線から0.7Wの位置と1.2Wの位置との間の領域である。このように規定されるベルトエッジ埋設領域において、ベルト幅Wの10%以上の範囲に熱伝導性ゴム組成物を配置することが必要である。
【0020】
図2〜図8はそれぞれ熱伝導性ゴム組成物の適用例を示すものである。図2において、キャップトレッドゴム層11Aは熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物はキャップトレッドゴム層11Aの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図3において、アンダートレッドゴム層11Bは熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物はアンダートレッドゴム層11Bの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。
【0021】
図4において、ベルト層9A,9Bのコートコンパウンドには熱伝導性ゴム組成物が使用されている。熱伝導性ゴム組成物はベルト層9A,9Bの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図5において、ベルト層9A,9Bのエッジ部に介在するベルト層間ゴム層16は熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物からなるベルト層間ゴム層16の幅は、前述したベルト幅Wの10%以上にすることが必要である。
【0022】
図6において、ベルトカバー層10のコートコンパウンドには熱伝導性ゴム組成物が使用されている。熱伝導性ゴム組成物はベルトカバー層10の全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図7において、最内側のベルト層9Aのエッジ部と最外側のカーカス層4Bとの間に介在するベルト下部ゴム層17は熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物からなるベルト下部ゴム層17の幅は、前述したベルト幅Wの10%以上にすることが必要である。
【0023】
図8において、ベルト層9A,9B、ベルトカバー層10、ベルト層間ゴム層16、ベルト下部ゴム層17にはそれぞれ熱伝導性ゴム組成物が使用されている。このようにベルトエッジ埋設領域に位置する複数のタイヤ構成部材に対して同時に熱伝導性ゴム組成物を用いることが可能である。
【0024】
上記ランフラット性能を有する空気入りタイヤでは、ランフラット走行時にトレッド部1がタイヤ内側に窪んで所謂バックリング現象が起き、主としてベルトエッジ埋設領域が接地することになるが、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材の熱伝導率を大きくすることにより、ランフラット走行時にサイドウォール部2で発生した熱を速やかに路面に放出することができる。その結果、カーカス層4A,4Bやサイド補強ゴム層8の強度低下を抑制し、ランフラット走行距離を大幅に延ばすことができる。ここで、熱伝導率が0.30kcal/mh℃未満であると熱の拡散が不十分になる。
【0025】
また、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、高速走行時や高負荷走行時に発生する熱を効果的に放出することが可能になるので、通常走行時の耐久性も大幅に向上することができる。
【0026】
更に、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、加硫時の熱の伝わりが良くなるため、加硫時間を短縮し、空気入りタイヤの生産性を向上することができる。
【0027】
上記熱伝導性ゴム組成物には、少なくとも1種類のゴムの合計100重量部に対して、アセチレンを原料とするカーボンブラック(以下、アセチレンブラックと称す。)を10〜100重量部配合すると良い。アセチレンブラックの配合量が10重量部未満であると熱伝導率を高める効果が少なく、逆に100重量部を超えるとゴム硬度が高くなり過ぎたり、損失正接tanδが高くなり過ぎて、タイヤ故障や転がり抵抗の増加に繋がる。
【0028】
熱伝導性ゴム組成物に用いるゴムは、特に限定されるものではなく、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化SBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、ブチルゴム(IIR)などを挙げることができる。勿論、熱伝導性ゴム組成物には、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤などの配合剤を必要に応じて添加することが可能である。
【0029】
【実施例】
タイヤサイズ235/45ZR17で、ランフラット性能を付与するためのサイド補強ゴム層を備えた空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材に用いるゴム組成物を種々異ならせた基準例及び実施例1〜7のタイヤをそれぞれ製作した。ゴム組成物の配合は表1の通りである。
【0030】
【表1】
【0031】
これら試験タイヤについて、下記の試験方法によりランフラット耐久性を評価し、その結果を表2に示した。
【0032】
ランフラット耐久性:
各試験タイヤをリムサイズ17×8JJのホイールに組み付け、後輪駆動で排気量2.5リットルの試験車の前輪右側に装着した。空気圧230kPaにて楕円形の周回コースを90km/hの速度で2周予備走行を行い、その後、バルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で90km/hの速度で反時計回りに走行し、テストドライバーがタイヤ故障による異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。評価結果は、基準例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどランフラット耐久性が優れていることを意味する。
【0033】
【表2】
【0034】
この表2から判るように、実施例1のタイヤは、キャップトレッドゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例2のタイヤは、アンダートレッドゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例3のタイヤは、ベルト層のコートコンパウンドにアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例4のタイヤは、ベルト層間ゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。
【0035】
実施例5のタイヤは、ベルトカバー層のコートコンパウンドにアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例6のタイヤは、ベルト下部ゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例7のタイヤは、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材のうちキャップトレッドゴム層とアンダートレッドゴム層を除く他の部材にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が顕著になっていた。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トレッド部にベルト層を埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いたから、タイヤ内部で発生した熱を速やかに放出し、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。特に、サイドウォール部におけるカーカス層とインナーライナー層との間に、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合、ランフラット走行時の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する空気入りタイヤを例示する子午線半断面図である。
【図2】本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4A,4B カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 インナーライナー層
8 サイド補強ゴム層
9A,9B ベルト層
10 ベルトカバー層
11A キャップトレッドゴム層
11B アンダートレッドゴム層
12 サイドウォールゴム層
13 リムクッションゴム層
14 フィニッシング層
16 ベルト層間ゴム層
17 ベルト下部ゴム層
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランフラット性能を付与するためのサイド補強ゴム層を備える場合に好適な空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、ランフラット走行時の耐久性を向上するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サイドウォール部に断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置し、該サイド補強ゴム層の剛性に基づいてランフラット走行を可能にした空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
ところが、サイドウォール部に断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合、ランフラット走行時にサイド補強ゴム層が大きく発熱するため、その発熱に起因してカーカス層やサイド補強ゴム層に強度低下を起こし破壊に至ることがある。その対策として、サイド補強ゴム層には低発熱性のゴム組成物が使用されているが、蓄熱による耐久性の低下は避けられなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−351307号公報
【特許文献2】
特開2000−52724号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、タイヤ内部で発生した熱を速やかに放出し、耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
本発明の更なる目的は、ランフラット走行時の耐久性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にベルト層を埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いたことを特徴とするものである。
【0008】
ランフラット走行時においては、トレッド部にバックリング現象が起き、主としてショルダー部(ベルトエッジ埋設領域)が接地することになるが、上記のようにベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材に熱伝導性ゴム組成物を用いることにより、タイヤ内部で発生した熱が路面に逃げ易くなり、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。また、ベルトエッジ埋設領域は最も壊れやすい部位であるが、その部位の熱伝導率を高めることにより、ランフラット走行時でなくても、高速走行時や高負荷走行時に発生する熱が効果的に放出されるため、通常走行時の耐久性も大幅に向上することができる。
【0009】
更に、空気入りタイヤでは一般にベルトエッジ埋設領域におけるゴム部分が厚くなるが、上記のようにベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、加硫時の熱の伝わりが良くなるため、加硫時間を短縮し、空気入りタイヤの生産性を向上することができる。
【0010】
熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材としては、キャップトレッドゴム層、アンダートレッドゴム層、ベルト層、ベルト層のエッジ部に介在するベルト層間ゴム層、ベルト層のエッジ部を覆うベルトカバー層、ベルト層のエッジ部とカーカス層との間に介在するベルト下部ゴム層のうち少なくとも1つを選択することができる。
【0011】
熱伝導性ゴム組成物は、上記物性を得るために、少なくとも1種類のゴムの合計100重量部に対して、アセチレンを原料とするカーボンブラックを10〜100重量部配合したものであることが好ましい。但し、アセチレンを原料とするカーボンブラックの替わりに、黒鉛を用いることも可能である。アセチレンを原料とするカーボンブラックは、熱伝導性が良好であると共に、黒鉛に比べて補強性に優れている。
【0012】
本発明は、サイドウォール部におけるカーカス層とインナーライナー層との間に、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合に好適である。断面三日月形状のサイド補強ゴム層を備えた空気入りタイヤは、サイドウォール部が非常に厚くなるためランフラット走行時に熱が溜まり易いが、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を大きくすることで、サイドウォール部で発生した熱を速やかに路面に放出し、カーカス層やサイド補強ゴム層の強度低下を抑制し、ランフラット走行時の耐久性を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明を適用する空気入りタイヤを例示するものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間には、2層のカーカス層4A,4Bが装架されている。これらカーカス層4A,4Bはいずれもビード部3に配置されたビードコア5の周りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。また、ビードコア5の外周側にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4A,4Bの本体部分と巻き上げ部分との間に挟み込まれている。
【0015】
サイドウォール部2において、最内側のカーカス層4Aとインナーライナー層7との間には、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層8が配置されている。サイド補強ゴム層8はタイヤ剛性を補強するものであるが、低発熱性のゴム組成物から構成することが好ましい。このサイド補強ゴム層8の存在により、カーカス層4A,4Bはサイドウォール部2の厚さ方向の中心付近に位置している。
【0016】
一方、トレッド部1におけるカーカス層4A,4Bの外周側には、2層のベルト層9A,9Bが埋設されている。これらベルト層9A,9Bは補強コードがタイヤ周方向に対して傾斜し、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。更に、ベルト層9A,9Bの外周側には、補強コードをタイヤ周方向に対して実質的に0°で連続的に巻き付けてなるベルトカバー層10が埋設されている。このベルトカバー層10はベルトエッジ部において2層に積層されている。
【0017】
なお、11Aはキャップトレッドゴム層、11Bはアンダートレッドゴム層、12はサイドウォールゴム層、13はリムクッションゴム層、14は有機繊維コードをゴム被覆してなるフィニッシング層、16はベルト層間ゴム層、17はベルト下部ゴム層である。
【0018】
上記空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材には、熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上、より好ましくは0.33〜1.0kcal/mh℃である熱伝導性ゴム組成物を用いるようにする。熱伝導性ゴム組成物を適用するタイヤ構成部材としては、キャップトレッドゴム層11A、アンダートレッドゴム層11B、ベルト層9A,9B、ベルト層間ゴム層16、ベルトカバー層10、ベルト下部ゴム層17のうち少なくとも1つを選択すれば良い。
【0019】
ベルトエッジ埋設領域とは、図1に示すように、カーカスラインに沿って測定される寸法において、タイヤ中心線から最も広いベルト層のエッジまでのベルト幅をWとしたとき、タイヤ中心線から0.7Wの位置と1.2Wの位置との間の領域である。このように規定されるベルトエッジ埋設領域において、ベルト幅Wの10%以上の範囲に熱伝導性ゴム組成物を配置することが必要である。
【0020】
図2〜図8はそれぞれ熱伝導性ゴム組成物の適用例を示すものである。図2において、キャップトレッドゴム層11Aは熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物はキャップトレッドゴム層11Aの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図3において、アンダートレッドゴム層11Bは熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物はアンダートレッドゴム層11Bの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。
【0021】
図4において、ベルト層9A,9Bのコートコンパウンドには熱伝導性ゴム組成物が使用されている。熱伝導性ゴム組成物はベルト層9A,9Bの全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図5において、ベルト層9A,9Bのエッジ部に介在するベルト層間ゴム層16は熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物からなるベルト層間ゴム層16の幅は、前述したベルト幅Wの10%以上にすることが必要である。
【0022】
図6において、ベルトカバー層10のコートコンパウンドには熱伝導性ゴム組成物が使用されている。熱伝導性ゴム組成物はベルトカバー層10の全体に適用しても良く、ベルトエッジ埋設領域だけに適用しても良い。図7において、最内側のベルト層9Aのエッジ部と最外側のカーカス層4Bとの間に介在するベルト下部ゴム層17は熱伝導性ゴム組成物から構成されている。熱伝導性ゴム組成物からなるベルト下部ゴム層17の幅は、前述したベルト幅Wの10%以上にすることが必要である。
【0023】
図8において、ベルト層9A,9B、ベルトカバー層10、ベルト層間ゴム層16、ベルト下部ゴム層17にはそれぞれ熱伝導性ゴム組成物が使用されている。このようにベルトエッジ埋設領域に位置する複数のタイヤ構成部材に対して同時に熱伝導性ゴム組成物を用いることが可能である。
【0024】
上記ランフラット性能を有する空気入りタイヤでは、ランフラット走行時にトレッド部1がタイヤ内側に窪んで所謂バックリング現象が起き、主としてベルトエッジ埋設領域が接地することになるが、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材の熱伝導率を大きくすることにより、ランフラット走行時にサイドウォール部2で発生した熱を速やかに路面に放出することができる。その結果、カーカス層4A,4Bやサイド補強ゴム層8の強度低下を抑制し、ランフラット走行距離を大幅に延ばすことができる。ここで、熱伝導率が0.30kcal/mh℃未満であると熱の拡散が不十分になる。
【0025】
また、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、高速走行時や高負荷走行時に発生する熱を効果的に放出することが可能になるので、通常走行時の耐久性も大幅に向上することができる。
【0026】
更に、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材の熱伝導率を高くすると、加硫時の熱の伝わりが良くなるため、加硫時間を短縮し、空気入りタイヤの生産性を向上することができる。
【0027】
上記熱伝導性ゴム組成物には、少なくとも1種類のゴムの合計100重量部に対して、アセチレンを原料とするカーボンブラック(以下、アセチレンブラックと称す。)を10〜100重量部配合すると良い。アセチレンブラックの配合量が10重量部未満であると熱伝導率を高める効果が少なく、逆に100重量部を超えるとゴム硬度が高くなり過ぎたり、損失正接tanδが高くなり過ぎて、タイヤ故障や転がり抵抗の増加に繋がる。
【0028】
熱伝導性ゴム組成物に用いるゴムは、特に限定されるものではなく、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化SBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、ブチルゴム(IIR)などを挙げることができる。勿論、熱伝導性ゴム組成物には、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤などの配合剤を必要に応じて添加することが可能である。
【0029】
【実施例】
タイヤサイズ235/45ZR17で、ランフラット性能を付与するためのサイド補強ゴム層を備えた空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材に用いるゴム組成物を種々異ならせた基準例及び実施例1〜7のタイヤをそれぞれ製作した。ゴム組成物の配合は表1の通りである。
【0030】
【表1】
【0031】
これら試験タイヤについて、下記の試験方法によりランフラット耐久性を評価し、その結果を表2に示した。
【0032】
ランフラット耐久性:
各試験タイヤをリムサイズ17×8JJのホイールに組み付け、後輪駆動で排気量2.5リットルの試験車の前輪右側に装着した。空気圧230kPaにて楕円形の周回コースを90km/hの速度で2周予備走行を行い、その後、バルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で90km/hの速度で反時計回りに走行し、テストドライバーがタイヤ故障による異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。評価結果は、基準例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどランフラット耐久性が優れていることを意味する。
【0033】
【表2】
【0034】
この表2から判るように、実施例1のタイヤは、キャップトレッドゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例2のタイヤは、アンダートレッドゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例3のタイヤは、ベルト層のコートコンパウンドにアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例4のタイヤは、ベルト層間ゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。
【0035】
実施例5のタイヤは、ベルトカバー層のコートコンパウンドにアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例6のタイヤは、ベルト下部ゴム層にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が得られた。実施例7のタイヤは、ベルトエッジ埋設領域に位置するタイヤ構成部材のうちキャップトレッドゴム層とアンダートレッドゴム層を除く他の部材にアセチレンブラック配合のゴム組成物を用いているため、ランフラット耐久性の改善効果が顕著になっていた。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、トレッド部にベルト層を埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いたから、タイヤ内部で発生した熱を速やかに放出し、空気入りタイヤの耐久性を向上することができる。特に、サイドウォール部におけるカーカス層とインナーライナー層との間に、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した場合、ランフラット走行時の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する空気入りタイヤを例示する子午線半断面図である。
【図2】本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4A,4B カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 インナーライナー層
8 サイド補強ゴム層
9A,9B ベルト層
10 ベルトカバー層
11A キャップトレッドゴム層
11B アンダートレッドゴム層
12 サイドウォールゴム層
13 リムクッションゴム層
14 フィニッシング層
16 ベルト層間ゴム層
17 ベルト下部ゴム層
Claims (9)
- トレッド部にベルト層を埋設した空気入りタイヤにおいて、ベルトエッジ埋設領域に位置する少なくとも1つのタイヤ構成部材に熱伝導率が0.3kcal/mh℃以上である熱伝導性ゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、キャップトレッドゴム層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、アンダートレッドゴム層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、ベルト層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、ベルト層のエッジ部に介在するベルト層間ゴム層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、ベルト層のエッジ部を覆うベルトカバー層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物を用いるタイヤ構成部材が、ベルト層のエッジ部とカーカス層との間に介在するベルト下部ゴム層を含む請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記熱伝導性ゴム組成物が、少なくとも1種類のゴムの合計100重量部に対して、アセチレンを原料とするカーボンブラックを10〜100重量部配合してなる請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- サイドウォール部におけるカーカス層とインナーライナー層との間に、ランフラット性能を付与するための断面三日月形状のサイド補強ゴム層を配置した請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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