JP2004357417A - スイッチング電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷及び無負荷のときに低損失となり、起動時及び負荷急変時等にスイッチ素子等に過大電流が流れないスイッチング電源を提供する。
【解決手段】スイッチ素子のオンオフにより入力電圧が印加され、出力となる電圧を誘起する磁性素子と、前記オンオフで生ずる電流の検出器と、前記出力と所定の電圧との差からなる電流指令値及び前記検出器の出力を入力し、前記スイッチ素子のターンオフのトリガを出力するコンパレータと、を備えるスイッチング電源において、前記検出器の出力に前記電流指令値の下限より低い電圧を印加するオフセット回路を備えることを特徴とするスイッチング電源。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低スタンバイ電力・低コスト・簡便・高信頼を図るのスイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチング電源は、立ち上がりブランキング回路を備えるものである(例えば、特許文献1参照。)。その詳細について、図5を用いて説明する。図5は、従来のスイッチング電源を示す構成図である。
【0003】
同図において、共通電位COM及び共通電位GNDをスイッチング電源の共通電位とする。また、入力電圧Vinと磁性素子であるトランスT1の一次巻線N1とスイッチ素子Q1と検出器である抵抗R6と直列に接続する。そして、スイッチ素子Q1のオンオフにより入力電圧VinがトランスT1に印加される。
【0004】
また、トランスT1の二次巻線N2はダイオードD41に接続し、ダイオードD41はコンデンサC42に接続し、コンデンサC42は負荷(図示せず)に接続する。そして、二次巻線N2に誘起する電圧は、ダイオードD41で整流され、コンデンサC42で平滑され、出力電圧Voutとなる。出力電圧Vout及び負荷電流Ioは負荷に電力を供給する。
【0005】
さらに、トランスT1の補助巻線NbはダイオードD7に接続し、ダイオードD7はコンデンサC13に接続し、コンデンサC13は制御回路11に接続する。そして、補助巻線Nbに誘起する電圧は、ダイオードD7で整流され、コンデンサC13で平滑され、正電源Vccとなり、制御回路11に電力を供給する。
【0006】
また、出力電圧Voutは、抵抗R74を介して、エラーアンプU71の反転入力端に接続する。エラーアンプU71の非反転入力端は基準電圧Vrefに接続する。また、エラーアンプU71の出力端とエラーアンプの反転入力端との間にコンデンサC71を接続する。さらにまた、エラーアンプU71の出力はフォトカプラPC1及び抵抗R71を介して電流指令値FBとなり、制御回路11に接続する。そして、出力電圧Voutと基準電圧Vrefとの差は電流指令値FBを生成し、制御回路11にフィードバックされる。また、抵抗R74及びコンデンサC71並びに抵抗R71は系の応答特性を設定する。
【0007】
さらに、抵抗R6は、抵抗R15及びコンデンサC24からなる低域フィルタを介して制御回路11に接続する。なお、スイッチ素子Q1のターンオンのときに発生するサージが小さいときは、抵抗R15及びコンデンサC24からなる低域フィルタは省略してもよい。
【0008】
そして、抵抗R6には、スイッチ素子Q1のオンオフで生ずる電流に比例した電圧V3が発生する。即ち、抵抗R6には一次巻線N1の電流に比例した電圧V3が発生する。また、抵抗R6にはスイッチ素子Q1の電流に比例した電圧V3が発生する。そしてまた、電圧V3は、抵抗R15及びコンデンサC24を介して電圧V4となる。
【0009】
また、制御回路11の駆動信号OUTはスイッチ素子Q1に接続する。そして、スイッチ素子Q1のオンオフが制御される。
【0010】
さらにまた、制御回路11の構成について詳しく説明する。電流指令値FBは、コンパレータU3の非反転入力端に接続する。そして、電流指令値FBは電流源I1でプルアップし、フォトカプラPC1のフォトトランジスタを介して共通電位COMに接続する。また、電圧V4は、立ち上がりブランキング回路U5を介して電圧V5となり、コンパレータU3の非反転入力端に接続する。さらに、コンパレータU3の出力はフリップフロップU4のリセット端に接続する。
【0011】
また、発振器U2の出力である電圧V1はフリップフロップU4のセット端とオア回路G1の入力とに接続する。さらに、フロップフロップU4の反転出力である電圧V2はオア回路G1の入力に接続する。また、オア回路G1の出力はインバータG2を介して駆動信号OUTとなり、スイッチ素子Q1に接続する。
【0012】
このような、図5の従来例の動作について図6を用いて説明する。図6は、図5の従来例の動作波形である。
【0013】
図6(a)は発振器の出力である電圧V1の波形であり、図6(b)はフリップフロップU4の反転出力である電圧V2の波形であり、図6(c)は駆動信号OUTの波形であり、図6(d)は抵抗R6に発生する電圧V3の波形であり、図6(e)は低域フィルタの出力である電圧V4の波形であり、図6(f)は立ち上がりブランキング回路U5の出力である電圧V5の波形である。
【0014】
まず、電圧V1がハイレベルのときは、オア回路G1の出力はハイレベルとなり、インバータG2の出力はロウレベルとなり、スイッチ素子Q1はオフとなる。また、フリップフロップU4のセット端はハイレベルとなり、フリップフロップU4の反転出力NQはロウレベルとなる。
【0015】
次に、電圧V1がハイレベルからロウレベルへ変化したときは、フリップフロップU4の反転出力NQはロウレベルを保持しているため、オア回路G1の出力はロウレベルとなり、インバータG2の出力はハイレベルとなり、スイッチ素子Q1はターンオンする。
【0016】
そして、一次巻線N1及びスイッチ素子Q1の電流はランプ状に上昇し、電圧V3はランプ状に上昇する。また、スイッチ素子Q1のターンオンのときに電圧V3にはサージが発生する。
【0017】
さらに、電圧V4及び電圧V5は、電圧V3と同様に、ランプ状に上昇する。また、電圧V4の波形は電圧V3の波形に有ったサージが抑制される。さらにまた、電圧V5の波形は、電圧V4の波形からスイッチ素子Q1のターンオン後の期間tAの範囲が削除される。なお、期間tAは立ち上がりブランキング回路U5で所定の値に設定される。
【0018】
さらにその次に、電圧V5が電流指令値FBまで達すると、コンパレータU3の出力はロウレベルからハイレベルへ変化し、フリップフロップU4のリセット端はハイレベルとなり、フリップフロップU4の反転出力はハイレベルとなり、オア回路G1の出力はハイレベルとなり、インバータG2の出力はロウレベルとなり、スイッチ素子Q1はターンオフする。即ち、コンパレータU3はスイッチ素子Q1のターンオフのトリガを出力する。
【0019】
そして、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも大きいときは、電流指令値FBは減少し、電圧V5が電流指令値FBまで達する期間が減少し、スイッチ素子Q1のオン期間は減少し、時比率(デューティ)は減少し、二次巻線N2に誘起する電圧は減少し、出力電圧Voutは減少する。
【0020】
また、出力電圧Voutが基準電圧Vrefよりも小さいときは、電流指令値FBは増加し、電圧V5が電流指令値FBまで達する期間が増加し、スイッチ素子Q1のオン期間は増加し、時比率(デューティ)は増加し、二次巻線N2に誘起する電圧は増加し、出力電圧Voutは増加する。
【0021】
このようにして、出力電圧Voutは所定の電圧(基準電圧Vref)で安定となる。そして、図5の従来例はいわゆる電流モードで動作する。
【0022】
さらに、図5の従来例において負荷が小さくなると、スイッチ素子Q1のオン期間は減少する。しかしながら、上述の動作の説明から明らかなように、スイッチ素子Q1のオン期間は期間tAよりも小さくなることができない。このため、例えば無負荷のときは、間欠動作となる。
【0023】
軽負荷及び無負荷のときの間欠動作を詳しく説明する。
まず、期間tAの最小パルス幅でスイッチ素子Q1はオンオフすると、出力電圧Vouは上昇し、電流指令値FBは低下し、コンパレータU3の出力はハイレベルで飽和し、フリップフロップU4の反転出力はハイレベルで飽和し、オア回路G1の出力はハイレベルで飽和し、駆動信号OUTはロウレベルで飽和し、スイッチ素子Q1はオフを保持する。
【0024】
次に、出力電圧Voutが低下すると、電流指令値FBは上昇し、コンパレータU3の出力はハイレベル及びロウレベルとなり、フリップフロップU4の反転出力はハイレベル及びロウレベルとなり、オア回路G1の出力はハイレベル又はロウレベルとなり、駆動信号OUTはハイレベル又はロウレベルとなり、スイッチ素子Q1はオンオフする。
【0025】
このようにして、図5の従来例は、軽負荷及び無負荷のときに間欠動作をする。そして、期間tAを大きく設定すると、軽負荷及び無負荷のときの間欠動作の周期が長くなり低損失の特性となる。
【0026】
また、従来のスイッチング電源において、電圧IS(検出器の出力)に電圧を印加する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、本発明は特許文献2等とは目的、構成において異なる上に、この構成に基づく作用及び効果が異なる。
【0027】
【特許文献1】
特開平8−98534号公報
【特許文献2】
特開平9−140130号公報
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような図5の従来例は、期間tA中に一次巻線N1及びスイッチ素子Q1に過大電流が流れてしまうという課題がある。即ち、図5の従来例の期間tAは不感帯でありスイッチ素子Q1はオフできず、信頼性が低下するという課題がある。
【0029】
そして、図5の従来例は、期間tAを大きく設定すると、軽負荷及び無負荷のときに低損失となるが、起動時及び負荷急変時等に一次巻線N1及びスイッチ素子Q1に過大電流が流れて故障することがあった。即ち、図5の従来例における期間tAの設定にはトレードオフがあった。
【0030】
本発明の目的は、以上説明した課題を解決するものであり、軽負荷及び無負荷のときに低損失となり、起動時及び負荷急変時等にスイッチ素子等に過大電流が流れないスイッチング電源を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本発明は、次の通りである。
(1)スイッチ素子のオンオフにより入力電圧が印加され、出力となる電圧を誘起する磁性素子と、前記オンオフで生ずる電流の検出器と、前記出力と所定の電圧との差からなる電流指令値及び前記検出器の出力を入力し、前記スイッチ素子のターンオフのトリガを出力するコンパレータと、を備えるスイッチング電源において、前記検出器の出力に前記電流指令値の下限より低い電圧を印加するオフセット回路を備えることを特徴とするスイッチング電源。
(2)前記検出器と前記コンパレータとの間に接続され、前記検出器の出力の前記スイッチ素子Q1のターンオンのときに発生するサージに相当する部分が前記電流指令値の下限より低い電圧となる低域フィルタを備えることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(3)前記磁性素子は前記オフセット回路を形成する補助巻線を備えることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(4)前記オフセット回路の調整手段を備えることを特徴とする(1)記載のスイッチング電源。
(5)スイッチ素子のオンオフにより入力電圧が印加され、出力となる電圧を誘起する磁性素子と、前記オンオフで生ずる電流の検出器と、前記出力と所定の電圧との差からなる電流指令値及び前記検出器の出力を入力し、前記スイッチ素子のターンオフのトリガを出力するコンパレータと、を備えるスイッチング電源において、前記電流指令値の下限の設定手段を備えることを特徴とするスイッチング電源。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、図1に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係るスイッチング電源の一実施例を示す構成図である。なお、図5の従来例と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0033】
図1の実施例の特徴は、補助巻線Nb、コンデンサC22、抵抗R26及び抵抗R33等で形成するオフセット回路を備える点にある。
【0034】
詳しくは、トランスT1の補助巻線NbにダイオードD8を接続し、ダイオードD8にコンデンサC22を接続する。そして、補助巻線Nbに誘起する電圧は、ダイオードD8で整流され、コンデンサC22で平滑され、負電源VBとなる。また、負電源VBには入力電圧Vinに相関のある電圧が発生する。
【0035】
さらに、電流指令値FBの下限は共通電位COMである。そして、負電源VBは共通電位COMよりも低い。また、負電源VBは、抵抗R26を介して、コンパレータU3の非反転入力端である電圧ISに接続する。そして、電圧ISは抵抗R33でプルダウンする。
【0036】
即ち、磁性素子であるトランスT1は負電源VBを生成する補助巻線Nbを備える。また、抵抗R26及び抵抗R33は、負電源VBがコンパレータU3に生成するオフセットの調整手段として作用する。抵抗R26を小さくし、抵抗R33を大きくするとオフセットは大きくなり、抵抗R26を大きくし、抵抗R33を小さくするとオフセットは小さくなる。このように、オフセットは所定の値に設定可能である。
【0037】
そしてまた、検出器の出力である電圧V3は、抵抗R15及びコンデンサC24を介して電圧ISとなり、コンパレータU3の非反転入力端に接続する。なお、図1の実施例の制御回路10の構成は、図5の従来例の制御回路11の構成において立ち上がりブランキング回路U5を省略したものとする。
【0038】
このような、図1の従来例の動作について図2を用いて説明する。図2は、図1の実施例の動作波形である。図2の動作波形は、図6の動作波形に対応している。
【0039】
図1(a)は発振器の出力である電圧V1の波形であり、図1(b)はフリップフロップU4の反転出力である電圧V2の波形であり、図1(c)は駆動信号OUTの波形であり、図1(d)は抵抗R6に発生する電圧V3の波形であり、図1(e)は低域フィルタの出力である電圧ISの波形である。
【0040】
図1の実施例の動作は、図5の従来例と同様になり、出力電圧Voutは所定の電圧(基準電圧Vref)で安定となる。
【0041】
さらに、図1の実施例において負荷が小さくなると、スイッチ素子Q1のオン期間は減少する。しかしながら、電流指令値FBは負の値をとらず、正の値のみで作用するため、スイッチ素子Q1のターンオンから電圧ISがゼロに達するまでの期間tBは、スイッチ素子Q1の最小オン期間となる。
【0042】
そして、図1の実施例は、図5の従来例と同様に、軽負荷及び無負荷のときに間欠動作をする。また、期間tAを大きく設定すると、軽負荷及び無負荷のときの間欠動作の周期が長くなり低損失にできる。
【0043】
さらに、図1の実施例の期間tBは不感帯ではないため、期間tB中に一次巻線N1及びスイッチ素子Q1に過大電流が流れたときに、好適にスイッチ素子をオフすることができる。したがって、起動時及び負荷急変時等に好適な特性となる。
【0044】
詳しくは、一次巻線N1及びスイッチ素子Q1に過大電流が流れたときは、電圧V3が上昇し、電圧ISが上昇し、コンパレータU3の出力はロウレベルからハイレベルへ変化し、フリップフロップU4のリセット端はハイレベルとなり、フリップフロップU4の反転出力はハイレベルとなり、オア回路G1の出力はハイレベルとなり、インバータG2の出力はロウレベルとなり、スイッチ素子Q1はターンオフする。
【0045】
このように、図1の実施例における期間tBの設定にはトレードオフがない。
【0046】
また、前述の例では、制御回路10を集積回路で形成する場合、コンパレータU3の非反転入力端(電圧IS)がゼロ以下となって、ラッチアップとなる可能性があるが、これを抑制する回路を付加してもよい。具体的には、例えば、カソードにコンパレータU3の非反転入力端を接続し、アノードに共通電位を接続する保護ダイオード(図示せず)を付加する。
【0047】
さらに、抵抗R15及びコンデンサC24からなる低域フィルタは、電圧ISのスイッチ素子Q1のターンオンのときに発生するサージに相当する部分が電流指令値FBの下限であるゼロより低い電圧となるようにすると、動作が安定となり好適である。
【0048】
即ち、抵抗R15及びコンデンサC24の定数を電圧ISのスイッチ素子Q1のターンオンのときに発生するサージに相当する部分がゼロより低い電圧となるようにするとよい。
【0049】
さらに、図3は本発明に係るスイッチング電源の他の実施例を示す構成図である。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0050】
図3の実施例の特徴は、電流指令値FBの下限の設定手段である抵抗R90を備える点にある。
【0051】
詳しくは、制御回路10のコンパレータU3の反転入力端(電流指令値FB)とフォトカプラPC1との間に抵抗R90を接続する。
【0052】
また、図3の実施例は、図1の実施例におけるダイオードD8、コンデンサC22、抵抗R26及び抵抗R33を削除する。
【0053】
このような、図3の従来例の動作について図4を用いて説明する。図4は、図3の実施例の動作波形である。図4の動作波形は、図2の動作波形に対応し、同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0054】
電圧ISは正の値を有する。また、電流指令値FBは、下限値thよりも低くならない。そして、下限値thは電流源I1の値と抵抗R90の値との積になる。
【0055】
そして、図3の実施例の動作は、図1の実施例と同様に、出力電圧Voutは所定の電圧(基準電圧Vref)で安定となる。
【0056】
さらに、図3の実施例において負荷が小さくなると、スイッチ素子Q1のオン期間は減少する。しかしながら、電流指令値FBは下限値th以下とならないため、スイッチ素子Q1のターンオンから電圧ISがゼロに達するまでの期間tCは、スイッチ素子Q1の最小オン期間となる。
【0057】
そして、図3の実施例は、図1の実施例と同様に、軽負荷及び無負荷のときに間欠動作をする。また、期間tCを大きく設定すると、軽負荷及び無負荷のときの間欠動作の周期が長くなり低損失にできる。
【0058】
さらに、図3の実施例は、図1の実施例と同様に、期間tC中に一次巻線N1及びスイッチ素子Q1に過大電流が流れたときに、好適にスイッチ素子をオフすることができる。したがって、起動時及び負荷急変時等に好適な特性となる。
【0059】
また、前述の例では、検出器は抵抗であったが、これとは別に、検出器はカレントトランスであっても同様の効果がある。
【0060】
さらに、前述の例では、検出器は一次巻線N1及びスイッチ素子Q1の電流を検出するものであったが、これとは別に、検出器は二次巻線の電流等を検出するものであっても同様の効果がある。
【0061】
このように、本発明は、前述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲で更に多くの変更及び変形を含むものである。
【0062】
【発明の効果】
以上のことにより、本発明によれば、軽負荷及び無負荷のときに低損失となり、起動時及び負荷急変時等に一次巻線及びスイッチ素子に過大電流が流れない好適なスイッチング電源を提供できる。
【0063】
また、低スタンバイ電力・低コスト・簡便なスイッチング電源を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例の動作波形である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】図3の実施例の動作波形である。
【図5】従来のスイッチング電源を示す構成図である。
【図6】図5の従来例の動作波形である。
【符号の説明】
C22 コンデンサ
C24 コンデンサ(低域フィルタの一部)
D8 ダイオード
Q1 スイッチ素子
R6 抵抗(検出器)
R15 抵抗(低域フィルタの一部)
R26,R33 抵抗(調整手段)
T1 トランス(磁性素子)
Nb 補助巻線
U3 コンパレータ
U5 立ち上がりブランキング回路
U71 エラーアンプ
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
COM,GND 共通電位
VB 負電源
FB 電流指令値
th 下限値

Claims (5)

  1. スイッチ素子のオンオフにより入力電圧が印加され、出力となる電圧を誘起する磁性素子と、
    前記オンオフで生ずる電流の検出器と、
    前記出力と所定の電圧との差からなる電流指令値及び前記検出器の出力を入力し、前記スイッチ素子のターンオフのトリガを出力するコンパレータと、
    を備えるスイッチング電源において、
    前記検出器の出力に前記電流指令値の下限より低い電圧を印加するオフセット回路を備えることを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記検出器と前記コンパレータとの間に接続され、前記検出器の出力の前記スイッチ素子Q1のターンオンのときに発生するサージに相当する部分が前記電流指令値の下限より低い電圧となる低域フィルタを備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  3. 前記磁性素子は前記オフセット回路を形成する補助巻線を備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  4. 前記オフセット回路の調整手段を備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  5. スイッチ素子のオンオフにより入力電圧が印加され、出力となる電圧を誘起する磁性素子と、
    前記オンオフで生ずる電流の検出器と、
    前記出力と所定の電圧との差からなる電流指令値及び前記検出器の出力を入力し、前記スイッチ素子のターンオフのトリガを出力するコンパレータと、
    を備えるスイッチング電源において、
    前記電流指令値の下限の設定手段を備えることを特徴とするスイッチング電源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT508107A1 (de) * 2009-03-10 2010-10-15 Siemens Ag Oesterreich Durchflusswandler mit stromregelung
JP2013240157A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Rohm Co Ltd 電源装置、車載機器、車両

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