JP2004347850A - 光ケーブルの仮接続補強材及びこれを用いた仮接続方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】剛性を有する2枚の外板材9と、外板材9の内面に取り付けた弾力性を有する内板材11と、内板材11の各側縁11aを連結するヒンジ10と、内板材11に光コード1、テープ心線2の光ファイバ3,4を挟み、かつ光ファイバ3,4を強固に押圧し得るように外板材9の外面に取り付けた締付け具12と、を備え、光コード1、テープ心線2を用いて接続試験する際に、測定器7側の測定用光コード1と被測定用光テープ心線2とを仮接続するときに使用する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルの接続試験技術に係り、特に測定器側の測定用光ケーブルと被測定用光ケーブルとを仮接続する光ケーブルの仮接続補強材及びこれを用いた仮接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ケーブルを接続試験する際、測定器側の測定用光ケーブルの光ファイバと被測定用光ケーブルの光ファイバとを接続する方法については種々の方法が提案されている。例えば、熱収縮補強スリーブによる接続、光ケーブル簡易突き合わせ器による仮接続又は融着接続機による仮接続方法等がある。光ケーブルの心線数が多い場合は、熱収縮補強スリーブによる接続方法が適している。一方、光ケーブルの心線数が少ない場合は、光ケーブル簡易突き合わせ器による仮接続又は融着接続機による仮接続が効率的であるとされている。
【0003】
例えば、熱収縮補強スリーブによる接続方法は、図7と図8に示すように、測定用光コード1と被測定光テープ心線2の光ファイバ3,4について予め融着接続して固定しておき、この光ファイバ3,4の融着接続部は熱収縮補強スリーブ5により固定して接続する方法である。
【0004】
この熱収縮補強スリーブ5による接続方法では、図9(a),(b),(c)と図10に示すように、測定用光コード1から露出させた光ファイバ3を、被測定用光テープ心線2の光ファイバ4とを融着接続した部分に熱収縮補強スリーブ5を取り付け、熱収縮処理して接続部分を補強している。測定用光コード1にはコネクタ6を介して測定器7に接続している。その後、光コード14の接続試験が終了したら、熱収縮補強スリーブ5を挟んで両側の光コード1、光テープ心線2を切断していた(図9(c)の「×」で表示した部分)。この熱収縮補強スリーブ5は、切断した光ファイバ3,4と共に廃棄していた。
【0005】
光ケーブル簡易突き合わせ器による仮接続方法は、測定用光コードと被測定光テープ心線とを光ケーブル簡易突き合わせ器により仮接続する方法である。測定用光コード側は固定しておき,被測定光ケーブルを光テープ心線単位で仮接続し替えるようになっている。
【0006】
また、融着接続機による仮接続方法は、測定用光コードと被測定光テープ心線とを融着接続機により仮接続する方法である。なお、放電による接続は無理に行う必要がない。例えば、測定用光コード側は固定しておき,被測定光ケーブルを光テープ心線単位で仮接続し替えるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、熱収縮補強スリーブ5による接続試験方法では、主に心線数が多い光ケーブル14について使用されることが多く、この熱収縮補強スリーブ5が使い捨てとなるために、心線数が多数のときは作業コストに大きな損失が発生するという問題を有していた。
【0008】
また、熱収縮補強スリーブ5は、融着部分の1本1本毎に取り付け作業が必要であるために、光コード1、光テープ心線2の本数が多く、かつ接続個所が多いときはその接続作業に長時間を要するという問題を有していた。
【0009】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、光ケーブルの光ファイバの融着接続部分を簡単な構造の部材で固定することで、この融着接続部分を容易に補強することができ、かつ何度でも使用することができる光ケーブルの仮接続補強材及びこれを用いた仮接続方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の仮接続補強材によれば、光ケーブル(14)について接続試験する際に、測定器(7)側の測定用光コード(1)の光ファイバ(3)と被測定用光テープ心線(2)の光ファイバ(4)とを接続し、該接続部分を補強する仮接続補強材(8)であって、剛性を有する2枚の外板材(9)と、前記外板材(9)の内面に取り付けた弾力性を有する内板材(11)と、前記内板材(11)の各側縁(11a)を連結するヒンジ(10)と、前記内板材(11)に前記光コード(1)、光テープ心線(2)の光ファイバ(3,4)を挟み、かつ該光ファイバ(3,4)を強固に押圧し得るように前記外板材(9)に取り付けた締付け具と、を備えた、ことを特徴とする光ケーブルの仮接続補強材が提供される。
前記内板材(11)の各側縁(11a)を連結するヒンジ(10)に代えて、前記外板材(9)の各側縁を連結するようにヒンジを取り付けることも可能である。
【0011】
前記外板材(9)は、前記光ファイバ(3,4)の接続方向と同方向に長い長方形状を有し、かつ前記内板材(11)も該外板材(9)と略同大同形状を有するものであるものが好ましい。前記内板材(11)を、片側の外板材(9)の内面に張り付け、又は両側の外板材(9)の内面にそれぞれ張り付けることができる。前記内板材に、前記光ファイバ(3,4)の位置決めとなる溝を形成する。
【0012】
前記締付け具(12)は、一方の外板材(9)の開閉側にベルト状部材(12a)を取り付け、該ベルト状部材(12a)の先端部を、他方の外板材(9)の表面に着脱自在に係合し得るように構成したものである。
【0013】
また、前記締付け具(15)は、一方の外板材(9)の開閉側の端縁に他方の外板材(9)に向けて取り付けた舌片部材(15a)と、該舌片部材(15a)に設けた嵌合凹部(15b)と、他方の外板材(9)の端縁に設けた該嵌合凹部(15b)に嵌脱自在になる嵌合凸部(15c)とから成るものである。
【0014】
上記構成の仮接続補強材では、外板材(9)の外面に取り付けた締付け具(12)により、外周から外板材(9)を強固に締め付けることにより、この外板材(9)の内面に取り付けた弾力性を有する内板材(11)が、光コード(1)、光テープ心線(2)の光ファイバ(3,4)を強固に押圧固定することができる。そこで、その光ファイバ(3,4)のズレを防止して、断線するおそれを回避することができる。
【0015】
この仮接続補強材(8)は再利用することができるので、次のケーブル敷設工事にも利用できる。また、多数の光コード(1)、光テープ心線(2)を同時に仮接続補強材(8)で押圧固定することにより、同時に複数の光コード(1),光テープ心線(2)を固定することができる。
【0016】
前記内板材(11)に、前記光ファイバ(3,4)の位置決めとなる溝を形成することにより、隣接する光ファイバ(3,4)同士の接触を防止することができる。そこで、1個の仮接続補強材(8)に多数の光コード(1)、光テープ心線(2)を固定することができる。
【0017】
本発明の仮接続方法によれば、光ケーブル(14)について接続試験する際に、測定器(7)側の測定用光コード(1)と被測定用光テープ心線(2)とを仮接続する方法であって、接続しようとする光コード(1)と光テープ心線(2)の端末の外被を剥ぎ取り、かつ介在物を除去し、前記測定用光コード(1)から露出させた光ファイバ(3)と、前記被測定用光テープ心線(2)の光ファイバ(4)とを接続し、前記光ファイバ(3,4)同士の接続部分に、該接続部分を補強するために弾力性を有する部材から成る仮接続補強材(8)を用いて押圧固定し、前記光ケーブル(14)の接続試験が終了したら、前記仮接続補強材(8)を取り外す、ことを特徴とする仮接続補強材を用いた光ケーブルの仮接続方法が提供される。
【0018】
複数本の光コード(1)と光テープ心線(2)を仮接続補強材(8)で押圧固定することができる。前記光ケーブル(14)の接続試験の終了後に、前記仮接続補強材(8)を取り外し、接続した光ファイバ(3,4)のみを切断する。
【0019】
上記構成の仮接続方法では、接続しようとする光コード(1)と光テープ心線(2)の端末の外被を剥ぎ取り、かつ介在物を除去し、露出させた光ファイバ(3,4)同士を接続し、この光ファイバ(3,4)同士の接続部分に、該接続部分を補強するために弾力性を有する部材から成る仮接続補強材(8)を押圧固定し、前記光ケーブル(14)の接続試験が終了したら、この仮接続補強材(8)を取り外すことにより、従来は1本1本取り付けていた熱収縮補強スリーブが不要になる。そこで、従来における1本1本の熱収縮補強スリーブの熱収縮させる処理工程が不必要になり、補強作業の処理時間を極端に短縮することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の光ケーブルの仮接続補強材及びこれを用いた仮接続方法の実施の形態を示すものであり、(a)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟む状態の説明側面図、(b)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図、(c)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図である。図2は仮接続補強材の外板材の締付け具を閉じる状態を示す斜視図である。図3は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態を示す斜視図である。
本発明の仮接続補強材8は、2枚の外板材9と、外板材9の内面に取り付けた弾力性を有する内板材11と、この内板材11の各側縁11aを連結するヒンジ10とからなるものである。仮接続補強材8の内板材11に光コード1と光テープ心線2との融着接続した光ファイバ3,4を挟み、かつこの光ファイバ3,4の融着接続部分を強固に押圧し得るように締付け具12を外板材9の外面に巻き付けるように取り付けたものである。
【0021】
外板材9は、光コード1の光ファイバ3と光テープ心線2の光ファイバ4の接続方向と同方向に長い長方形状を有し、かつ内板材11も外板材9と略同大同形状を有するものが好ましい。例えば、光ファイバ3,4の融着接続部分と光コード1と光テープ心線2の外皮部分を共に挟み込むことができる程度の大きさがあれば十分である。また、アクリル板等のある程度の剛性を有するものが好ましい。但し、これらの大きさと剛性を有するものであれば、その素材と寸法は限定されないことは勿論である。
【0022】
内板材11は、光コード1と光テープ心線2の光ファイバ3,4の融着接続部分を直接挟み込む部分であるために、ある程度の摩擦力を有する弾力性素材である。例えば、ゴム又は軟性合成樹脂を使用することが好ましい。更に、図示例では、長方形状の1枚の内板材11を折曲げ、この折曲げ部分をヒンジ10として機能させている(図1参照)。しかし、このような構成に限定されず、2枚の内板材11の各側縁11aにヒンジ10を取り付ける構成でもよいことは勿論である。また、図示例ではヒンジ10を内板材11の側縁11aに形成した構成について説明しているが、逆に外板材9の各側縁を連結するようにヒンジ(図示していない)を構成することも可能である。
この内板材11の押圧面には更に摩擦力を高めるために細かい凹凸面(図示していない。)を形成することができる。
【0023】
内板材11は、両側の外板材9の内面にそれぞれ張り付けることが好ましい。但し、片側の外板材9の内面のみに内板材11を張り付けることも可能である。
【0024】
また、内板材に光コード1と光テープ心線2の光ファイバ3,4の融着接続部分の位置決めとなる溝(図示していない)を形成することにより、隣接する光ファイバ3,4同士の接触を防止することができる。更に、光ファイバ3,4の融着接続部分が嵌り込むように細長い凹部(図示していない)を形成することにより、隣接する光ファイバ3,4同士の接触防止と共に、長手方向へのズレも防止することができる。
【0025】
締付け具12は、1枚の外板材9の開閉側にベルト状部材12aを取り付け、このベルト状部材12aの先端部を、他の外板材9の表面に巻き付けたベルト状部材12aの後端部に着脱自在に係合し得るように構成したものである。このベルト状部材12aの着脱自在に係合し得る係合部材13は、例えば多数のループ状の素材を面状に配置したものに、多数のフック状の素材を面状に配置したものを引っ掛けるように構成したものである。
【0026】
この仮接続補強材8では、外板材9の締付け具12により、外周から外板材9を巻き付けるように強固に締め付けることができるので、この外板材9の内面の内板材11が、光コード1と光テープ心線2の光ファイバ3,4を強固に押圧固定することができる。また、多数の光コード1と光テープ心線2を同時に仮接続補強材8で押圧固定することにより、同時に複数の光コード1と光テープ心線2を固定することができる。
【0027】
図4は締付け具の他の実施の形態を示すものであり、(a)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟む状態の説明側面図、(b)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図、(c)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図である。
この実施の形態の締付け具15は、いわゆる「はとめ式」というもので、一方の外板材9の開閉側の端縁に舌片部材15aを他方の外板材9に向けて取り付け、この他方の外板材9に端縁には、この舌片部材15aに設けた嵌合凹部15bに嵌脱自在になる嵌合凸部15cを設け、この舌片部材15aを他方の外板材9の嵌合凸部15cに向けて嵌合させれば、2枚の外板材9を強固に固定するようになっている。2枚の外板材9を開けるときは、舌片部材15aの先端を嵌合凸部15cから離すように持って容易に開けることができるようになっている。なお、締付け具については、上述したような構成の締付け具12、15の他に、「ボタンで留める構成のもの」や、「紐・針金等で固縛する構成のもの」を用いることも可能であり、締付け具の構成はこれらに限定されるものではなく他の構成の締付け具を用いることができる。
【0028】
図5は本発明の光ケーブルの仮接続方法を示すものであり、(a)は光ケーブルの光ファイバを融着接続した状態の説明図、(b)は仮接続補強材を装着した状態の拡大説明図、(c)は接続試験が終了して仮接続補強材を取り外して光ファイバを切断して廃棄する状態の拡大説明図である。図6は本発明の光ケーブルの仮接続方法の概要図である。
上述した仮接続補強材8を用いて測定器7側の測定用光コード1と被測定用光テープ心線2とを仮接続するときは、先ず、接続しようとする光コード1と光テープ心線2の端末の外被を剥ぎ取り、かつ介在物を除去し、測定用光コード1から露出させた光ファイバ3と、被測定用光テープ心線2の光ファイバ4とを接続する。この光ファイバ3と光ファイバ4との接続は融着接続とする。
【0029】
次に、この光ファイバ3,4同士の接続部分に仮接続補強材8を押圧固定して補強が完了する。この状態で測定器7を用いて種々の光ケーブル14の接続試験を実施する。この接続試験が終了したら仮接続補強材8を取り外し、接続した光ファイバ3,4のみを切断する(図5の「×」で表示した部分)。この仮接続補強材8は次のケーブル敷設工事で再利用できる。これにより従来は1本1本取り付けていた熱収縮補強スリーブ5が不要になる。
【0030】
なお、本発明は、光コード1と光テープ心線2の光ファイバ3,4の融着接続部分を仮接続するときに押圧固定し、光ケーブル14の接続試験が終了したら容易に取り外し、再利用することができる構成であれば、上述したような2枚の外板材9(内板材11)とを押圧するように取り付けた締付け具12、15から成る仮接続補強材8の構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の光ケーブルの仮接続補強材は、光ケーブルの光ファイバについて剛性を有する外板材と弾力性を有する内板材と強固に締め付けるように押圧固定することで、光ファイバのズレを防止して、断線するおそれを回避することができる。仮接続補強材は、多数の光ケーブルを同時に仮接続補強材で押圧固定することにより、隣接する光ファイバ同士の接触を防止することができる。
【0032】
特に、この仮接続補強材は再利用することができるので、次のケーブル敷設工事にも利用できるので費用の削減に寄与する。
【0033】
本発明の光ケーブルの仮接続方法は、接続しようとする光ケーブルの光ファイバの接続部分に仮接続補強材を押圧固定して補強することにより、容易に補強作業が完了し、かつ光ケーブルの接続試験が終了したらこの仮接続補強材を取り外すことにより、補強作業の処理時間を極端に短縮することができる、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブルの仮接続補強材及びこれを用いた仮接続方法の実施の形態を示すものであり、(a)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟む状態の説明側面図、(b)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図、(c)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図である。
【図2】仮接続補強材の外板材の締付け具を閉じる状態を示す斜視図である。
【図3】仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態を示す斜視図である。
【図4】締付け具の他の実施の形態を示すものであり、(a)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟む状態の説明側面図、(b)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図、(c)は仮接続補強材に光ケーブルの光ファイバを挟んだ状態の説明側面図である。
【図5】本発明の光ケーブルの仮接続方法を示すものであり、(a)は光ケーブルの光ファイバを融着接続した状態の説明図、(b)は仮接続補強材を装着した状態の拡大説明図、(c)は接続試験が終了して仮接続補強材を取り外して光ファイバを切断して廃棄する状態の拡大説明図である。
【図6】本発明の光ケーブルの仮接続方法の概要図である。
【図7】従来の熱収縮補強スリーブを用いて光ファイバを接続する状態を示す斜視図である。
【図8】従来の熱収縮補強スリーブを用いて光ケーブルとコネクタとを接続する状態を示す正面図である。
【図9】従来の熱収縮補強スリーブによる光ケーブルの仮接続方法を示すものであり、(a)は光ケーブルの光ファイバを融着接続した状態の説明図、(b)は熱収縮補強スリーブで接続した状態の拡大説明図、(c)は接続試験が終了して光ファイバを切断して、熱収縮補強スリーブと光ファイバを廃棄する状態の拡大説明図である。
【図10】従来の熱収縮補強スリーブによる光ケーブルの仮接続方法の概要図である。
【符号の説明】
1 測定用光コード
2 被測定用光テープ心線
3 光ファイバ(測定用光コード)
4 光ファイバ(被測定用光テープ心線)
5 熱収縮補強スリーブ
5 コネクタ
7 測定器
8 仮接続補強材
9 外板材
9a 外板材の側縁
10 ヒンジ
11 内板材
11a 内板材の側縁
12 締付け具
12a ベルト状部材
13 係合部材
14 光ケーブル
15 締付け具
15a 舌片部材
15b 嵌合凹部
15c 嵌合凸部
Claims (11)
- 光ケーブル(14)について接続試験する際に、測定器(7)側の測定用光コード(1)の光ファイバ(3)と被測定用光テープ心線(2)の光ファイバ(4)とを接続し、該接続部分を補強する仮接続補強材(8)であって、
剛性を有する2枚の外板材(9)と、
前記外板材(9)の内面に取り付けた弾力性を有する内板材(11)と、
前記内板材(11)の各側縁(11a)を連結するヒンジ(10)と、
前記内板材(11)に前記光コード(1)、光テープ心線(2)の光ファイバ(3,4)を挟み、かつ該光ファイバ(3,4)を強固に押圧し得るように前記外板材(9)に取り付けた締付け具と、
を備えた、ことを特徴とする光ケーブルの仮接続補強材。 - 光ケーブル(14)について接続試験する際に、測定器(7)側の測定用光コード(1)の光ファイバ(3)と被測定用光テープ心線(2)の光ファイバ(4)とを接続し、該接続部分を補強する仮接続補強材(8)であって、
剛性を有する2枚の外板材(9)と、
前記外板材(9)の各側縁を連結するヒンジと、
前記外板材(9)の内面に取り付けた弾力性を有する内板材(11)と、
前記内板材(11)に前記光コード(1)、光テープ心線(2)の光ファイバ(3,4)を挟み、かつ該光ファイバ(3,4)を強固に押圧し得るように前記外板材(9)に取り付けた締付け具と、
を備えた、ことを特徴とする光ケーブルの仮接続補強材。 - 前記外板材(9)は、前記光ファイバ(3,4)の接続方向と同方向に長い長方形状を有し、かつ前記内板材(11)も該外板材(9)と略同大同形状を有するものである、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 前記内板材(11)を、片側の外板材(9)の内面に張り付けた、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 前記内板材(11)を、両側の外板材(9)の内面にそれぞれ張り付けた、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 前記内板材に、前記光ファイバ(3,4)の位置決めとなる溝を形成した、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 前記締付け具(12)は、一方の外板材(9)の開閉側にベルト状部材(12a)を取り付け、該ベルト状部材(12a)の先端部を、他方の外板材(9)の表面に着脱自在に係合し得るように構成したものである、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 前記締付け具(15)は、一方の外板材(9)の開閉側の端縁に他方の外板材(9)に向けて取り付けた舌片部材(15a)と、該舌片部材(15a)に設けた嵌合凹部(15b)と、他方の外板材(9)の端縁に設けた、該嵌合凹部(15b)に嵌脱自在になる嵌合凸部(15c)とから成るものである、ことを特徴とする請求項1又は2の光ケーブルの仮接続補強材。
- 光ケーブル(14)について接続試験する際に、測定器(7)側の測定用光コード(1)と被測定用光テープ心線(2)とを仮接続する方法であって、
接続しようとする光コード(1)と光テープ心線(2)の端末の外被を剥ぎ取り、かつ介在物を除去し、
前記測定用光コード(1)から露出させた光ファイバ(3)と、前記被測定用光テープ心線(2)の光ファイバ(4)とを接続し、
前記光ファイバ(3,4)同士の接続部分に、該接続部分を補強するために弾力性を有する部材から成る仮接続補強材(8)を用いて押圧固定し、
前記光ケーブル(14)の接続試験が終了したら、前記仮接続補強材(8)を取り外す、
ことを特徴とする仮接続補強材を用いた光ケーブルの仮接続方法。 - 複数本の光コード(1)と光テープ心線(2)を仮接続補強材(8)で押圧固定する、ことを特徴とする請求項9の仮接続補強材を用いた光ケーブルの仮接続方法。
- 前記光ケーブル(14)の接続試験の終了後に、前記仮接続補強材(8)を取り外し、接続した光ファイバ(3,4)のみを切断する、ことを特徴とする請求項9の仮接続補強材を用いた光ケーブルの仮接続方法。
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