JPH10186180A - 多心光コネクタ - Google Patents
多心光コネクタInfo
- Publication number
- JPH10186180A JPH10186180A JP34504296A JP34504296A JPH10186180A JP H10186180 A JPH10186180 A JP H10186180A JP 34504296 A JP34504296 A JP 34504296A JP 34504296 A JP34504296 A JP 34504296A JP H10186180 A JPH10186180 A JP H10186180A
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- JP
- Japan
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- heat
- strength member
- optical fiber
- shrinkable tube
- optical connector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】多心光コネクタの抗張力体固定において、接着
剤を使わず、工程が簡単で、短時間で固定を行う。 【解決手段】抗張力体7を固定するハウジング後部4に
周期的構造の凸凹ののこぎり状部19を設ける。抗張力
体7をこの上におおい、抗張力体7の上に熱収縮チュー
ブA61をかぶせ熱を加えて収縮させる。さらに、抗張
力体7の残りを折り返えし収縮チューブB62をかぶせ
熱を加えて収縮させることにより、抗張力体7のハウジ
への完全な固定を行う。
剤を使わず、工程が簡単で、短時間で固定を行う。 【解決手段】抗張力体7を固定するハウジング後部4に
周期的構造の凸凹ののこぎり状部19を設ける。抗張力
体7をこの上におおい、抗張力体7の上に熱収縮チュー
ブA61をかぶせ熱を加えて収縮させる。さらに、抗張
力体7の残りを折り返えし収縮チューブB62をかぶせ
熱を加えて収縮させることにより、抗張力体7のハウジ
への完全な固定を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多心光コネクタに関
し、特に光通信に用いる多心光コネクタに関する。
し、特に光通信に用いる多心光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、光ファイバ素線,光ファ
イバ心線,抗張力体及び軟質性素材の外被より構成され
ている。光ファイバ線はさらに光が透過する光ファイバ
素線とそれを保護する被覆より成り立っている。一般的
に光ファイバ素線が石英又はガラスの場合、長距離の光
ファイバを製作しようとするとそれ自体では傷が付きや
すく又そのために破損しやすくなる。そのために、光フ
ァイバ素線の周囲に保護するための被覆をして光ファイ
バ心線とし、さらに光ファイバ心線の周囲に抗張力体を
配置してから軟質性素材の被覆をかぶせる。この抗張力
体は引張り強度を増大させると共に、光ファイバに掛か
る歪を緩和させる。例えば、デュポン社から販売されて
いるケブラ(アラミド繊維)は非常に滑らかで、その中
で光ファイバ心線はスムーズに動ける。このため、熱膨
張などによる外被の伸縮の影響を受けにくくなってい
る。
イバ心線,抗張力体及び軟質性素材の外被より構成され
ている。光ファイバ線はさらに光が透過する光ファイバ
素線とそれを保護する被覆より成り立っている。一般的
に光ファイバ素線が石英又はガラスの場合、長距離の光
ファイバを製作しようとするとそれ自体では傷が付きや
すく又そのために破損しやすくなる。そのために、光フ
ァイバ素線の周囲に保護するための被覆をして光ファイ
バ心線とし、さらに光ファイバ心線の周囲に抗張力体を
配置してから軟質性素材の被覆をかぶせる。この抗張力
体は引張り強度を増大させると共に、光ファイバに掛か
る歪を緩和させる。例えば、デュポン社から販売されて
いるケブラ(アラミド繊維)は非常に滑らかで、その中
で光ファイバ心線はスムーズに動ける。このため、熱膨
張などによる外被の伸縮の影響を受けにくくなってい
る。
【0003】光コネクタは、光ファイバの端末に取り付
けられる。基本構成は、光ファイバ心線の先端に取り付
けられ、ファイバ素線の位置合せを行うフェルールとハ
ウジングと抗張力体固定部材とハウジングの中にフェル
ールと一所に収納されてフェルールを一定の圧力で押圧
するスプリングと外被の一部を含めて光コネクタを保護
するゴムチューブとから成る。この中で抗張力体固定部
は、従来一般的には内部リングと外部リングに分かれ、
抗張力体をこの2部材の間にははさみ接着剤で固定する
かかしめて固定していた。また別の例としては特開昭6
2−92902がある。図4は特開昭62−92902
の実施例を示したものである。これは光コネクタではな
いが、電気光学部品に光ファイバを取り付ける上で抗張
力体106の取り付け構造を示したものである。部品外
囲器104の一部から伸びた管状延伸部101には光フ
ァイバ素線102がむき出された光ファイバ心線103
の一部が挿入されている。接着剤105は管状延伸部1
01の内側及び外側に塗布されている。抗張力体106
の先端は管状延伸部101の外側に広げられている。熱
収縮チューブ107は管状延伸部101上の抗張力体1
06と外被108の一部までを包っている。熱を掛けら
れた熱収縮チューブ107は抗張力体106を管状延伸
部101に密着させ、接着剤105により光ファイバ心
線103,管状延伸部101,抗張力体106及び熱収
縮チューブ107は一体固定される。
けられる。基本構成は、光ファイバ心線の先端に取り付
けられ、ファイバ素線の位置合せを行うフェルールとハ
ウジングと抗張力体固定部材とハウジングの中にフェル
ールと一所に収納されてフェルールを一定の圧力で押圧
するスプリングと外被の一部を含めて光コネクタを保護
するゴムチューブとから成る。この中で抗張力体固定部
は、従来一般的には内部リングと外部リングに分かれ、
抗張力体をこの2部材の間にははさみ接着剤で固定する
かかしめて固定していた。また別の例としては特開昭6
2−92902がある。図4は特開昭62−92902
の実施例を示したものである。これは光コネクタではな
いが、電気光学部品に光ファイバを取り付ける上で抗張
力体106の取り付け構造を示したものである。部品外
囲器104の一部から伸びた管状延伸部101には光フ
ァイバ素線102がむき出された光ファイバ心線103
の一部が挿入されている。接着剤105は管状延伸部1
01の内側及び外側に塗布されている。抗張力体106
の先端は管状延伸部101の外側に広げられている。熱
収縮チューブ107は管状延伸部101上の抗張力体1
06と外被108の一部までを包っている。熱を掛けら
れた熱収縮チューブ107は抗張力体106を管状延伸
部101に密着させ、接着剤105により光ファイバ心
線103,管状延伸部101,抗張力体106及び熱収
縮チューブ107は一体固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の第1の問
題点は、接着剤を使うことである。接着剤の使用に当っ
ては、混合,脱泡,塗布そして硬化と工程が多く作業時
間が長い。また混合では主剤と硬化剤の量の変動で未硬
化になったり塗布の仕方で、接着剤がはみ出したりまた
一部未接着の部分が出たりして不安定要素が多い。
題点は、接着剤を使うことである。接着剤の使用に当っ
ては、混合,脱泡,塗布そして硬化と工程が多く作業時
間が長い。また混合では主剤と硬化剤の量の変動で未硬
化になったり塗布の仕方で、接着剤がはみ出したりまた
一部未接着の部分が出たりして不安定要素が多い。
【0005】従来の技術の第2の問題点は、接着剤で管
状延伸部101と光ファイバ心線103と抗張力体10
6を全て一括固定してしまうことである。光コネクタの
場合、光ファイバ心線の先端についたファイバ位置合せ
のフェルール部材が互いに接触したとき、フェルール部
材同志が押し合いハウジング内に挿入されたばねによ
り、ハウジング内にて若干引っ込む構造になっている。
このため、特開昭62−92902のようにハウジング
と光ファイバ心線103と抗張力体106とが一括固定
されていると、光ファイバ心線103はハウジング内で
曲がってしまい光損失の要因となってしまと共に曲りに
よる恒常的な歪みがファイバ破損を起こす可能性もあり
信頼性を損う原因ともなりうる。
状延伸部101と光ファイバ心線103と抗張力体10
6を全て一括固定してしまうことである。光コネクタの
場合、光ファイバ心線の先端についたファイバ位置合せ
のフェルール部材が互いに接触したとき、フェルール部
材同志が押し合いハウジング内に挿入されたばねによ
り、ハウジング内にて若干引っ込む構造になっている。
このため、特開昭62−92902のようにハウジング
と光ファイバ心線103と抗張力体106とが一括固定
されていると、光ファイバ心線103はハウジング内で
曲がってしまい光損失の要因となってしまと共に曲りに
よる恒常的な歪みがファイバ破損を起こす可能性もあり
信頼性を損う原因ともなりうる。
【0006】本発明の目的は、多心光コネクタにおい
て、抗張力体をハウジングに作業性が簡単で短時間で固
定でき、ある一定の引張り強度を有すると共に、光ファ
イバ心線と抗張力体は一体化せず、抗張力体中で光ファ
イバ心線が自由に動けるようにすることによって光ファ
イバに歪を起さず信頼性を高めることにある。
て、抗張力体をハウジングに作業性が簡単で短時間で固
定でき、ある一定の引張り強度を有すると共に、光ファ
イバ心線と抗張力体は一体化せず、抗張力体中で光ファ
イバ心線が自由に動けるようにすることによって光ファ
イバに歪を起さず信頼性を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多心光コネクタ
は、先端にフェルールのついた光ファイバ心線とその周
囲を囲んだ抗張力体と、さらにその周囲を保護する外被
と、内部空洞部を有するハウジングと、2つの熱収縮チ
ューブを含み、前記ハウジングの後部に周期構造を持つ
のこぎり状部の凸凹が形成され、こののこぎり状部の上
に前記外被から出ている前記抗張力体の一部が配置され
その上に第1の熱収縮チューブが配置され残った前記抗
張力体が折り返えされてその上から第2の熱収縮チュー
ブが配置され前記2つの熱収縮チューブが加熱収縮状態
にあることを特徴とする。
は、先端にフェルールのついた光ファイバ心線とその周
囲を囲んだ抗張力体と、さらにその周囲を保護する外被
と、内部空洞部を有するハウジングと、2つの熱収縮チ
ューブを含み、前記ハウジングの後部に周期構造を持つ
のこぎり状部の凸凹が形成され、こののこぎり状部の上
に前記外被から出ている前記抗張力体の一部が配置され
その上に第1の熱収縮チューブが配置され残った前記抗
張力体が折り返えされてその上から第2の熱収縮チュー
ブが配置され前記2つの熱収縮チューブが加熱収縮状態
にあることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の第1の実施の形態の多心光
コネクタの斜視図、図2は図1の断面図である。本発明
の第1の実施の形態の多心光コネクタは図1及び図2に
示すように、フェルール1とハウジング前部2と、イジ
ェクタ3と、ハウジング後部4と、抗張力体保持部5と
熱収縮チューブA61と熱収縮チューブB62からなる
熱収縮チューブ6と、抗張力体7と、コード保護チュー
ブ8と、光ファイバコード9と、イジェクタ用ばね10
と、フェルール用ばね11とよって構成されている。
コネクタの斜視図、図2は図1の断面図である。本発明
の第1の実施の形態の多心光コネクタは図1及び図2に
示すように、フェルール1とハウジング前部2と、イジ
ェクタ3と、ハウジング後部4と、抗張力体保持部5と
熱収縮チューブA61と熱収縮チューブB62からなる
熱収縮チューブ6と、抗張力体7と、コード保護チュー
ブ8と、光ファイバコード9と、イジェクタ用ばね10
と、フェルール用ばね11とよって構成されている。
【0010】次に本発明の第1の実施の形態の多心光コ
ネクタの形成方法について説明する。まず、コード保護
チューブ8、熱収縮チューブB62、熱収縮チューブA
61を光ファイバコード9に挿入する。次に、光ファイ
バコード9の外被14を切断し抗張力体7と光ファイバ
心線13をむき出す。抗張力体7は、一般にデュポン社
のケブラ(アラミド繊維)のようなものがあるが、柔軟
な合成繊維が多数本から成っており非常に強い引張り力
をもっている。この抗張力体7も組み立てに必要な長さ
に切断する。光ファイバ心線13の先端部から光ファイ
バ素線12をむき出しフェルール用ばね11を入れてか
らフェルール1を装着する。この時点でフェルール1の
端面は研磨される。次に、空洞部15にフェルール1と
フェルール用ばね11が入いるように、また、イジェク
タ3とイジェクタ用ばね10も組み込みハウジング前部
2と、ハウジング後部4をはめ合わせる。この時、抗張
力体7は抗張力体保持部5の周囲に出しておく。
ネクタの形成方法について説明する。まず、コード保護
チューブ8、熱収縮チューブB62、熱収縮チューブA
61を光ファイバコード9に挿入する。次に、光ファイ
バコード9の外被14を切断し抗張力体7と光ファイバ
心線13をむき出す。抗張力体7は、一般にデュポン社
のケブラ(アラミド繊維)のようなものがあるが、柔軟
な合成繊維が多数本から成っており非常に強い引張り力
をもっている。この抗張力体7も組み立てに必要な長さ
に切断する。光ファイバ心線13の先端部から光ファイ
バ素線12をむき出しフェルール用ばね11を入れてか
らフェルール1を装着する。この時点でフェルール1の
端面は研磨される。次に、空洞部15にフェルール1と
フェルール用ばね11が入いるように、また、イジェク
タ3とイジェクタ用ばね10も組み込みハウジング前部
2と、ハウジング後部4をはめ合わせる。この時、抗張
力体7は抗張力体保持部5の周囲に出しておく。
【0011】あらかじめ、光ファイバコード9に挿入し
ておいた2つの収縮チューブの内、まず、熱収縮チュー
ブA61を抗張力体保持部5上に配する。この時点で熱
収縮チューブに熱を加えて収縮させ、抗張力体7を抗張
力体保持部5に固定する。次に、抗張力体7の先端部の
残りを折り返し、抗張力体保持部5にそわして、もう1
つの熱収縮チューブB62をその上に配置する。そし
て、熱を加え収縮させて残りの抗張力体7も抗張力体保
持部5に固定する。最後にコード保護チューブ8(軟質
性材料がよい)を抗張力体保持部5にかぶせ組立てが完
了する。
ておいた2つの収縮チューブの内、まず、熱収縮チュー
ブA61を抗張力体保持部5上に配する。この時点で熱
収縮チューブに熱を加えて収縮させ、抗張力体7を抗張
力体保持部5に固定する。次に、抗張力体7の先端部の
残りを折り返し、抗張力体保持部5にそわして、もう1
つの熱収縮チューブB62をその上に配置する。そし
て、熱を加え収縮させて残りの抗張力体7も抗張力体保
持部5に固定する。最後にコード保護チューブ8(軟質
性材料がよい)を抗張力体保持部5にかぶせ組立てが完
了する。
【0012】抗張力体7は非常にすべり性が良く、滑ら
かな面に熱収縮チューブで固定した程度では抗張力体7
は抜けてしまう。そこで、抗張力体保持部5をのこぎり
状部19を設ける。このようにすることで、抗張力体7
の引張りに対して強度を増す。さらに抗張力体7を折り
返し、熱収縮チューブB62で固定することで、抗張力
体7の折り返し部で、引張り力が反転し熱収縮チューブ
A61の端部に引っ掛かり、熱収縮チューブが破壊され
ない限り抗張力体7は抜けることはない。なお、ハウジ
ング後部4及び抗張力体保持部5はプラスチックモール
ドで一体成形されるが、抗張力体保持部5ののこぎり状
部19の表面を荒しシボ加工にすること、また熱収縮チ
ューブA61,B62としては硬質熱収縮チューブを使
うことが望ましい。
かな面に熱収縮チューブで固定した程度では抗張力体7
は抜けてしまう。そこで、抗張力体保持部5をのこぎり
状部19を設ける。このようにすることで、抗張力体7
の引張りに対して強度を増す。さらに抗張力体7を折り
返し、熱収縮チューブB62で固定することで、抗張力
体7の折り返し部で、引張り力が反転し熱収縮チューブ
A61の端部に引っ掛かり、熱収縮チューブが破壊され
ない限り抗張力体7は抜けることはない。なお、ハウジ
ング後部4及び抗張力体保持部5はプラスチックモール
ドで一体成形されるが、抗張力体保持部5ののこぎり状
部19の表面を荒しシボ加工にすること、また熱収縮チ
ューブA61,B62としては硬質熱収縮チューブを使
うことが望ましい。
【0013】図3は本発明の第2の実施の形態の多心光
コネクタの断面図である。本発明の第2の実施の形態の
多心光コネクタは図3に示すように、ハウジング後部4
にあらかじめ、輪ゴム17を入れておく。抗張力体7は
多数本の繊維より成っており、抗張力体先端部18をま
とめて折り返すのはなかなか難しい。そこで、輪ゴム1
7を後方にずらすことにより、抗張力体先端部18をき
れいにまとめてそろえて折り返すことができる。この
後、熱収縮チューブB62を抗張力体保持部5上に配置
し、その後は第1の実施の形態の多心光コネクタと同じ
工程で組み立てる。第2の実施の形態の多心光コネクタ
においては、抗張力体保持部5に矩形状部16を設けて
いる。矩形状の場合、角が直角になるので、のこぎり状
よりも引っ掛かりが良くなると考えられる。
コネクタの断面図である。本発明の第2の実施の形態の
多心光コネクタは図3に示すように、ハウジング後部4
にあらかじめ、輪ゴム17を入れておく。抗張力体7は
多数本の繊維より成っており、抗張力体先端部18をま
とめて折り返すのはなかなか難しい。そこで、輪ゴム1
7を後方にずらすことにより、抗張力体先端部18をき
れいにまとめてそろえて折り返すことができる。この
後、熱収縮チューブB62を抗張力体保持部5上に配置
し、その後は第1の実施の形態の多心光コネクタと同じ
工程で組み立てる。第2の実施の形態の多心光コネクタ
においては、抗張力体保持部5に矩形状部16を設けて
いる。矩形状の場合、角が直角になるので、のこぎり状
よりも引っ掛かりが良くなると考えられる。
【0014】
【発明の効果】第1の効果は、作業工程が少なく、短時
間で組み立てができ、しかも安定な固定ができるという
ことである。その理由は、従来例として、熱収縮チュー
ブをかぶせ接着剤で固定するという方法は、接着剤の混
合,脱泡,塗布に時間が掛かり、かつ接着剤は前述した
ように安定な固定に対して問題があるが、本発明は熱収
縮チューブのみを使うので熱を掛けるだけで作業が完了
すると共に、抗張力体保持部に周期構造を設け、熱収縮
チューブを2重にすることで抗張力体を強固に保持でき
るからである。
間で組み立てができ、しかも安定な固定ができるという
ことである。その理由は、従来例として、熱収縮チュー
ブをかぶせ接着剤で固定するという方法は、接着剤の混
合,脱泡,塗布に時間が掛かり、かつ接着剤は前述した
ように安定な固定に対して問題があるが、本発明は熱収
縮チューブのみを使うので熱を掛けるだけで作業が完了
すると共に、抗張力体保持部に周期構造を設け、熱収縮
チューブを2重にすることで抗張力体を強固に保持でき
るからである。
【0015】第2の効果は、光損失を発生させず光ファ
イバの破損の可能性もないということである。その理由
は、従来例のように、抗張力体とハウジングとファイバ
心線を一括固定せず、ファイバ心線が抗張力体内で自由
に動ける構造になっているため、歪が生じないからであ
る。
イバの破損の可能性もないということである。その理由
は、従来例のように、抗張力体とハウジングとファイバ
心線を一括固定せず、ファイバ心線が抗張力体内で自由
に動ける構造になっているため、歪が生じないからであ
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態の多心光コネクタの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の多心光コネクタの
断面図である。
断面図である。
【図4】従来の多心光コネクタの抗張力体固定構造の一
例の断面図である。
例の断面図である。
1 フェルール 2 ハウジング前部 3 イジェクタ 4 ハウジング後部 5 抗張力体保持部 6 熱収縮チューブ 61 熱収縮チューブA 62 熱収縮チューブB 7 抗張力体 8 コード保護チューブ 9 光ファイバコード 10 イジェクタ用ばね 11 フェルール用ばね 12 光ファイバ素線 13 光ファイバ心線 14 外被 15 空洞部 16 矩形状部 17 輪ゴム 18 抗張力体先端部 19 のこぎり状部 101 管状延伸部 102 光ファイバ素線 103 光ファイバ心線 104 部品外囲器 105 接着剤 106 抗張力体 107 熱収縮チューブ 108 外被
Claims (3)
- 【請求項1】 先端にフェルールのついた光ファイバ心
線と、この光ファイバ心線の周囲を囲んだ抗張力体と、
この抗張力体の周囲を保護する外被と、内部空洞部を有
するハウジング前部と、抗張力体保持部を有するハウジ
ング後部と、前記抗張力体保持部に周期構造を持つのこ
ぎり状部の凹凸が形成されこののこぎり状部の上に前記
外被から出ている前記抗張力体の一部が配置されこの抗
張力体の上に第1の熱収縮チューブが配置され残った前
記抗張力体が折り返されてこの抗張力体上に第2の熱収
縮チューブが配置され、前記第1の熱収縮チューブと前
記第2の熱収縮チューブが熱収縮されていることを特徴
とする多心光コネクタ。 - 【請求項2】 前記熱収縮チューブが硬質熱収縮チュー
ブであることを特徴とする請求項1記載の多心光コネク
タ。 - 【請求項3】 前記のこぎり状部の表面が粗面であるこ
とを特徴とする請求項1記載の多心光コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34504296A JP2937155B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 多心光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34504296A JP2937155B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 多心光コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10186180A true JPH10186180A (ja) | 1998-07-14 |
JP2937155B2 JP2937155B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=18373902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34504296A Expired - Lifetime JP2937155B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 多心光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2937155B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6565261B1 (en) | 1999-02-22 | 2003-05-20 | Seiko Instruments Inc. | Optical fiber connector |
JP2008225461A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-09-25 | Fujikura Ltd | コネクタ付き光ファイバケーブルおよび光コネクタ、ならびに光コネクタの組立方法 |
US8550728B2 (en) | 2007-02-13 | 2013-10-08 | Fujikura Ltd. | Method connecting optical fiber of optical connector with optical transmission element, connector-attached optical transmission element, optical connector, and assembling method of optical connector |
CN105240638A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-01-13 | 成都长江热缩材料有限公司 | 限位齿防脱型热缩套管用管套 |
CN105299343A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-02-03 | 成都长江热缩材料有限公司 | 热缩套管防脱落型连接管套 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34504296A patent/JP2937155B2/ja not_active Expired - Lifetime
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