JP2005024921A - 融着接続補強装置及び補強方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】融着接続した後の光ファイバテープ心線1a〜1dの融着接続部4を保護部材5で覆って加熱処理する加熱機構11と、融着接続部4の両側を把持する把持機構12a,12bとを備えた融着接続補強装置であって、把持機構12a,12bは複数の光ファイバテープ心線1a〜1dを互いに異なる角度で把持する2以上の把持面を備える。把持面は、ハ字状の2面で形成するのが好ましい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多心の光ファイバテープ心線を融着接続した後、融着接続部を保護部材により補強する融着接続補強装置と補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバの融着接続は、接続端のファイバ被覆部を除去して、露出されたガラスの裸ファイバ部の突合せ端部を加熱溶融して融着することにより行なわれる。ファイバ被覆部が除去され、融着接続された裸ファイバ部は、機械的な強度が弱いため保護部材により補強される。この保護部材は、通常、加熱により径方向に収縮する熱収縮チューブ内に補強棒を添えて、熱溶融性の接着樹脂からなる熱溶融性チューブを収納して構成されている。
【0003】
図5は、一般的な融着接続部の補強方法を示す図で、図中、1は光ファイバテープ心線(テープ心線)、2は裸ファイバ部、3はファイバ被覆部、4は融着接続部、5は保護部材、6は熱収縮チューブ、7は熱溶融性チューブ、8は補強棒、9は加熱台、10はヒータ、11は加熱機構を示す。
【0004】
図5おいて、複数本の光ファイバを平行に並べて共通被覆で一体化された光ファイバテープ心線1(以下、単にテープ心線という)は、接続端のファイバ被覆部3を除去して裸ファイバ部2を露出させ、先端を突き合わせてアーク放電等により融着接続される。保護部材5は、裸ファイバ部2の両側のファイバ被覆部3の所定範囲を覆う長さを有し、熱収縮チューブ6内に、ホットメルト接着樹脂系の熱溶融性チューブ7とステンレスまたはガラス、セラミック等の補強棒8を収納して構成される。
【0005】
熱溶融性チューブ7は、例えば、楕円状にされて多数の光ファイバが一列に並んで収納されるような形状と大きさを有し、補強棒8は、例えば、半円柱状のものが用いられ、その平坦面に光ファイバが一列に並べられる程度の太さのものが用いられる。そして、融着接続されたテープ心線1は、熱溶融性チューブ7内に、融着接続部4が中央に位置するように挿入され、加熱台9とヒータ10等で構成される加熱機構11により加熱される。この加熱により、熱溶融性チューブ7が軟化溶融されるとともに、熱収縮チューブ6が内径方向に収縮・縮径される。
【0006】
熱収縮チューブ6の収縮・縮径により、加熱溶融された熱溶融性チューブ7は、熱収縮チューブ6内の空間部分を埋めるようにして、裸ファイバ部2の周囲を補強棒8とともに覆う。熱収縮チューブ6および溶融された熱溶融性チューブ7が硬化すると、裸ファイバ部2両側のファイバ被覆部の一部を含めて、融着接続部4を所定の範囲にわたって保護、補強する。
【0007】
また、融着接続された2本のテープ心線を1つの保護部材で同時に補強する方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。前記の特許文献1においては、2本の4心テープ心線が断面矩形又は平板状の補強棒を挟んで、テープ心線毎に用意された熱溶融性チューブ内に個別に挿入され、上記と同様に融着接続部を所定の範囲にわたって保護、補強する。また、保護部材5で融着接続部を保護する際に、テープ心線1に一定の張力を加えて加熱することも開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−297243号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
融着接続されるテープ心線1が、例えば、24心のように心数が多くなると、互いに融着接続する一方が24心の光ファイバテープ心線で、他方が12心のテープ心線を2本使用することがある。また、互いに融着接続する双方に、12心のテープ心線を2本平行に並べ、24心となるようにして一括融着接続することがある。多心の一括融着接続では、全光ファイバの長さを揃え、一列にしてアーク放電等を用いて同時に融着される。この後、融着接続された状態を維持して、融着接続部を上述のチューブ状の保護部材で覆い、保護・補強が行なわれる。
【0010】
この場合、融着接続された多数の光ファイバは一列に並べられており、特許文献1のように2本のテープ心線を、180°向きを異ならせて保護部材に挿入することは容易でなく、一方の側が1本のテープ心線で形成されている場合は、実質上不可能である。このため、複数本のテープ心線を平行に並べて一括融着接続した後の補強は、図5で説明したように、光ファイバを平行一列に保った状態で保護部材に挿入し加熱処理される。
【0011】
図6は、この場合における問題点を説明する図で、図中、1a〜1dはテープ心線、12a,12bは把持機構を示し、その他の符号は図5で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。テープ心線1a,1bのペアと1c,1dのペアを、互いに平行に並べて融着接続した後、その融着接続部を補強する場合、2本のテープ心線1aと1b、並びに、1cと1dとは、融着時と同様に多数の光ファイバが平行一列に並ぶようにして保護部材5に、挿入されるものとする。
【0012】
2本のテープ心線1aと1bは、図6の左側の把持機構12aにより平行に並べて把持され、これと接続される相手方のテープ心線1cと1dは、右側の把持機構12bにより同様に平行に並べて把持される。平行に並べられたテープ心線1a,1b及び1c,1dは、図6(C−イ)に示すように一列状態で保護部材5内に挿入され、加熱機構11により加熱される。
【0013】
加熱機構11による加熱により、保護部材5が収縮・縮径される。この保護部材5の縮径により、図6(C−ロ)に示すように、保護部材5内では並列状態にある2本のテープ心線1aと1b(1cと1dも同様)は、互いに内側に寄せられて上下に分かれて重なり部分Yを生じる。テープ心線が1本で形成されている場合は、このような重なりは生じないが、テープ心線1aと1bのように並べて使用する場合は、把持機構の把持力は十分でなく、すべりを生じやすいことも原因している。保護部材5内で生じる重なり部分Yは、ファイバ被覆が除去された融着接続部の近傍の裸ファイバ部分が直接接触して、微細な傷を生じ断線を起こす可能性がある。
【0014】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、複数本の光ファイバテープ心線を平行に並べて融着接続された融着接続部を保護部材で補強するに際して、光ファイバ同士に重なりが生じない融着接続補強装置及び補強方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による融着接続補強装置は、融着接続した後の光ファイバテープ心線の融着接続部を保護部材で覆って加熱処理する加熱機構と、融着接続部の両側を把持する把持機構とを備えた融着接続補強装置であって、把持機構は複数の光ファイバテープ心線を互いに異なる角度で把持する2以上の把持面を備え、例えば、把持面はハ字状の2面で形成される。
【0016】
また、本発明による融着接続補強方法は、光ファイバテープ心線を融着接続した後、融着接続部の両側を把持機構で把持し、融着接続部を覆う保護部材を加熱機構により加熱処理する融着接続補強方法であって、光ファイバテープ心線を異なる角度の2以上の把持面を備える把持機構により把持させて、加熱処理するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2により本発明の実施形態の概略を説明する。図1(A)は本発明による融着接続補強装置の概略を示す平面図、図1(B)は同正面図、図1(C)は同側面図、図2(A),(B)は本発明の作用を説明する図である。図中、1a〜1dはテープ心線、2は裸ファイバ部、3はファイバ被覆部、4は融着接続部、5は保護部材、6は熱収縮チューブ、6’は縮径チューブ、7は熱溶融性チューブ、7’は溶融接着樹脂、8は補強棒、9は加熱台、10はヒータ、11は加熱機構、12a,12bは把持機構、13は加熱機構固定台、14は把持機構固定台、15は係合ピンを示す。
【0018】
本発明の対象とされる融着接続光ファイバは、少なくとも2本の光ファイバテープ心線(以下、単にテープ心線という)を平行一列に並べ、一括融着された状態のものである。なお、互いに接続される一方の側で、2本以上のテープ心線が用いていればよく、相手側は一体化されている1本のテープ心線であってもよく、また、単心線を複数本並べただけのものであってもよい。
【0019】
図1(A)に示すように、融着接続は、テープ心線1a〜1dの端部のファイバ被覆部3を除去して裸ファイバ部2を露出させ、これらの接続端部を突き合せた後、アーク放電等により接続端同士を一括して溶融し融着することにより形成される。融着接続部4は、他の部分と比べて機械的に弱くなっていることから、補強が行なわれる。この補強は、融着接続部4の近傍の裸ファイバ部2とファイバ被覆部3の一部を含めて、スリーブ状の保護部材5で覆い、保護部材5を加熱機構11で従来と同様に加熱収縮させることにより行なわれる。そして、保護部材5は、予めテープ心線上に挿通させておき、融着接続後に融着接続部4が中央になるように位置させ、補強装置の加熱機構11上に載置する。このとき、光ファイバが加熱中に動いたり、曲げられた状態で補強されないように、両側に配置した把持機構12aと12bにより把持固定する。
【0020】
図1(B)に示すように、把持機構12aと12bは、加熱機構11を支持する加熱機構固定台13の両側に設けられた把持機構固定台14上に設置される。なお、把持機構12aと12bの少なくとも一方、あるいは把持機構固定台14と共に、光ファイバの軸方向に移動可能として、従来と同様に融着接続部に所定の張力が付与されるように構成するようにしてもよい。また、把持機構12a,12bは、係合ピン15やねじ等により着脱可能に取付けられ、テープ心線の種別、使用本数の変更等に対応できるように交換可能に構成しておくのが好ましい。
【0021】
本発明では、図1(C)に示すように、テープ心線1a〜1dを把持するに際して、隣り合うテープ心線が互いに異なる方向に傾斜するように把持する。具体的な把持機構12a12bについては後述するが、例えば、融着接続されたテープ心線1aと1b(並びに1cと1d)は、ハの字になるように傾斜させて把持固定する。
【0022】
図2(A―イ)は、融着接続されたテープ心線1aと1b(並びに1cと1d)を、ハの字にして保護部材5に挿入し、加熱収縮させたときの状態を示す。保護部材5は、熱収縮チューブ6内に、ホットメルト接着樹脂系の熱溶融性チューブ7とステンレスまたはガラス、セラミック等の補強棒8を収納して構成される。熱溶融性チューブ7は、例えば、楕円状にされてハ字状に並べられた2本のテープ心線1aと1bが挿入されるような形状と大きさで形成され、補強棒8は、例えば、半円柱状のものが用いられる。融着接続されたテープ心線1aと1b(並びに1cと1d)は、熱溶融性チューブ7内に、融着接続部4が中央に位置するように挿入し、加熱機構11により加熱する。
【0023】
加熱機構11の加熱により、図2(A―ロ)に示すように、熱収縮チューブ6が内径方向に収縮・縮径されて縮径チューブ6’となるとともに、熱溶融性チューブ7は軟化溶融されて、縮径チューブ6’内の隙間部分を埋める溶融接着樹脂7’となる。テープ心線1a,1b(又は1c、1d)は、融着接続部分とともにハの字を維持した状態で、縮径チューブ6’内に溶融接着樹脂7’により接着一体化される。すなわち、図6(C)で説明したような、重なりを生じることなく保護・補強することができる。
【0024】
図2(B)は他の実施例を示す図で、3本のテープ心線を使用する例を説明するものである。この場合、図2(A)の例と同様に、3本のテープ心線は、把持機構での把持面の角度が異なる(この場合台形状に把持)ように把持させ、図2(B―イ)に示すように、この把持状態で保護部材5に挿入する。保護部材5は、熱収縮チューブ6内に、ホットメルト接着樹脂系の熱溶融性チューブ7と補強棒8を収納して構成される。熱溶融性チューブ7は、例えば、楕円状にされて台形状に並べられた3本のテープ心線が挿入されるような形状と大きさで形成され、補強棒8は、例えば、半円柱状のものを用いる。融着接続されたテープ心線は、台形状のまま熱溶融性チューブ7内に、融着接続部4が中央に位置するように挿入し、加熱機構11により加熱する。
【0025】
加熱機構11の加熱により、図2(B―ロ)に示すように、熱収縮チューブ6が内径方向に収縮・縮径されて縮径チューブ6’となるとともに、熱溶融性チューブ7は軟化溶融されて、縮径チューブ6’内の隙間部分を埋める溶融接着樹脂7’となる。テープ心線は、融着接続部分とともに台形状の配列を維持した状態で、縮径チューブ6’内に溶融接着樹脂7’により接着一体化される。すなわち、この場合も、テープ心線間で裸ファイバ同士が重なりを生じることなく保護・補強することができる。
【0026】
図3及び図4は把持機構12a,12bの具体例を説明する図である。図3は把持機構の斜視図、図4(A)はクランプ解放状態の側面図、図4(B)はクランプ閉状態の側面図を示す。図中、20はクランプブロック、20aは凹溝、20bは支持片、20cは軸支孔、20dはガイド片、21はクランプベース、21a,21bはテープ心線の把持面、22はクランプ蓋、22a,22bはクランプ面、23はクランプ軸、24は弾性部材、25a,25bはマグネット、26はクランプレバーを示す。
【0027】
把持機構12a,12bは左右対称で、図には左側の把持機構12aを示してある。把持機構12aは、クランプブロック20にクランプベース21を配置し、クランプ蓋22をクランプ軸23により枢着して構成される。クランプブロック20は、中央にクランプベース21を配置する凹溝20aを有し、該凹溝20aの一方の側には軸支孔20cを形成するための1対の支持片20bを一体に設け、反体側にはガイド片20dを一体に設けて構成される。また、クランプブロック20の上面には、マグネット25a,25bを埋め込んで、クランプ蓋22を吸着により閉じるようにしている。
【0028】
クランプベース21は、クランプブロック20の凹溝20aに、ネジ等の固着手段により組み付けられる。クランプベース21の上面は、テープ心線を固定する把持面とされる部分で、例えば、2つの把持面21aと21bを山形、又は、ハの字形になるように形成される。テープ心線が3本使用される場合は、3つの把持面が得られるように、図2(B)に対応するような台形の把持面で形成される。この把持面21a,21bは、複数本のテープ心線を並べて把持する際に、平面で一列に並ばないように各把持面毎に異なる角度となるように形成される。
【0029】
クランプ蓋22は、クランプベース21の把持面21a,21bに適合するクランプ面22a,22bをV字状、又は、逆ハの字状になるように形成し、クランプ軸23によりクランプブロック20の支持片20b間に枢着される。クランプ面22a,22bには、ゴム等の弾性部材24が貼り付けられ、テープ心線に傷を付けることなくクランプできるようにされる。なお、この弾性部材24は、クランプベース21の把持面21a,21b側に設けてもよく、双方に設けてもよい。
【0030】
以上のような構成で、図4(A)のクランプ蓋22を開いた状態にして、クランプベース21の把持面21a,21bにテープ心線1a,1bを載置する。次いで、図4(B)に示すようにクランプ蓋22を閉じることにより、弾性部材24で把持面21a,21b上のテープ心線1a,1bを押圧して把持固定する。クランプ蓋22は、上面に取付け固定されたL字状のクランプレバー26を掴んで開閉される。クランプ蓋22は、クランプブロック20に埋設されたマグネット25a,25bにより閉状態を保持するが、マグネット25a,25bは、クランプ蓋22側に埋設してもよい。また、マグネットによる固着に代えて、スプリングで付勢された係合手段やネジ等を用いた他の固定手段を用いることもできる。
【0031】
上述の把持機構によれば、テープ心線1a,1bは、互いに反対方向への傾斜角度を有する把持面21a,21bによる楔作用と弾性部材24による摩擦接触も加わって、大きな把持力で把持固定することができる。これにより、テープ心線1a,1bが保護部材の縮径により、内側への応力を受けたとしても、把持面上でテープ心線1a,1bがずれるのを阻止して、裸ファイバ同士が接触するのを防ぐことができる。また、テープ心線1a,1bを把持面21a,21bに倣わせて載置した後、単一構造のクランプ蓋22を閉じるだけの操作により簡単に固定でき、また、取外しもクランプレバー26を引くだけで簡単に行なうことができる。なお、この把持機構は、図1(B)に示したように、把持機構固定台14に交換可能に取付けられ、テープ心線の心数、使用本数等により、適宜変更できるように構成しておくのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】
上述したとおり、本発明によれば、複数本の光ファイバテープ心線を平行に並べて融着接続された融着接続部を保護部材で補強するに際して、保護部材の収縮により光ファイバ同士が互いに接触するのを防止することができ、断線発生等が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融着接続補強装置の概略を説明する図である。
【図2】本発明による融着接続補強装置の作用を説明する図である。
【図3】本発明による融着接続補強装置の具体例を説明する図である。
【図4】本発明による融着接続補強装置の具体例の動作状態を説明する図である。
【図5】従来の技術を説明する図である。
【図6】従来の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1,1a〜1d…光ファイバテープ心線(テープ心線)、2…裸ファイバ部、3…ファイバ被覆部、4…融着接続部、5…保護部材、6…熱収縮チューブ、6’…縮径チューブ、7…熱溶融性チューブ、7’…溶融接着樹脂、8…補強棒、9…加熱台、10…ヒータ、11…加熱機構、12a,12b…把持機構、13…加熱機構固定台、14…把持機構固定台、15…係合ピン、20…クランプブロック、20a…凹溝、20b…支持片、20c…軸支孔、20d…ガイド片、21…クランプベース、21a,21b…テープ心線の把持面、22…クランプ蓋、22a,22b…クランプ面、23…クランプ軸、24…弾性部材、25a,25b…マグネット、26…クランプレバー。
Claims (5)
- 融着接続した後の光ファイバテープ心線の融着接続部を保護部材で覆って加熱処理する加熱機構と、融着接続部の両側を把持する把持機構とを備えた融着接続補強装置であって、前記把持機構は複数の光ファイバテープ心線を互いに異なる角度で把持する2以上の把持面を備えていることを特徴とする融着接続補強装置。
- 前記把持面がハ字状の2面で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の融着接続補強装置。
- 前記把持面に置かれた前記光ファイバテープ心線を、一体形成されたクランプ蓋により把持固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の融着接続補強装置。
- 前記把持機構は、着脱可能な手段により交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の融着接続補強装置。
- 光ファイバテープ心線を融着接続した後、融着接続部の両側を把持機構で把持し、融着接続部を覆う保護部材を加熱機構により加熱処理する融着接続補強方法であって、前記光ファイバテープ心線を異なる角度の2以上の把持面を備える把持機構により把持させて、加熱処理することを特徴とする融着接続補強方法。
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