JP4701139B2 - 融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置及び融着光ファイバの搬送方法 - Google Patents

融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置及び融着光ファイバの搬送方法 Download PDF

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Description

この発明は、光ファイバ搬送治具に関し、特に融着接続装置で融着接続した後の光ファイバを、断線せず、かつ簡単に前記融着接続装置の接続位置から加熱器などの補強加熱位置まで搬送する光ファイバ搬送治具に関する。
従来、1対ないしは複数対の光ファイバが融着接続装置で融着接続された後に、この融着接続した光ファイバは、融着接続部を熱収縮チューブで被覆補強するために熱収縮チューブを加熱するための加熱器へ搬送する必要がある。光ファイバの融着接続部は被覆がなく、機械的に脆弱な状態であり、外力による曲げ・引張りなどで破断する恐れがある。したがって、融着接続直後の光ファイバはその状態のまま、ねじれや伸びなどの外力を与えることなく、加熱器へ搬送する必要がある。
そのために、従来の光ファイバ搬送治具においては、例えば特許文献1および特許文献2では、光ファイバを融着接続した後に、融着接続部の両側のファイバ被覆部を把持する一対で1組をなすクランプが、2つの垂直バーと1つの水平バーからなるコ字状の連結アームの両側、つまり2つの垂直バーの先端部に設けられており、しかも、前記一対のクランプは、融着接続装置の両脇の外側に配置するように構成されている。
また、特許文献3では、搬送用アームが融着接続装置に回転可能に設けられており、搬送用アームの両端には融着接続部の両側の光ファイバを把持する1対で1組をなす把持具が設けられている。前記1組の把持具は融着接続装置の両脇の外側に配置されている。なお、融着接続装置には、融着融着部を熱収縮性のチューブで補強するための補強装置が備えられている。したがって、融着接続装置で融着接続された光ファイバは、融着接続部の両側を搬送用アームの両端の把持具でクランプされた後に、搬送用アームを回転して前記融着接続部が補強装置へ移動されるものである。
特開2003−337247号公報 特開平8−194126号公報 特開平4−134403号公報
ところで、従来の光ファイバ搬送治具においては、特許文献1および特許文献2のいずれにおいても、融着接続部の両側の光ファイバを把持する1対で1組をなすクランプや把持具が、連結アームや搬送用アームの両端側に一体的に設けられているので、例えば一対のクランプを結ぶ線は光ファイバの延長線上に位置する必要があるので、一対のクランプで光ファイバを把持する際にコ字状の連結アームの両側の垂直バーが邪魔にならないようにするために、一対のクランプを結ぶ線が連結アームの両側の垂直バーを結ぶ面上からずれる必要がある。そのために、連結アームの垂直バーを下部側で屈曲させるという複雑な形状となる。特許文献3の搬送用アームにおいても同様であり、上記の連結アームの垂直バーに該当する部分が2つの回動アームの組合せからなるリンク機構となっている。
しかも、一対のクランプや把持具は、融着接続装置の両脇の外側に配置するように構成されているので、連結アームや搬送用アームが長くなるために大型であり、扱い方が容易ではないという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明の融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置であって、前記融着接続装置は、1対ないしは複数対の光ファイバの先端側の裸ファイバを互いに付き合わせて位置決めする突合せ部と、前記突合せ部の両側で、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する一対の接続用ホルダと、を有し、前記光ファイバ搬送治具は、前記1対の接続用ホルダの各々の外側に着脱自在に設けられ、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する1対の延長用ホルダと、前記1対の延長用ホルダを一体的に把持固定すべく前記1対の延長用ホルダの各々に着脱自在なホルダ把持部を備えた連結アームと、を有し、前記1対の延長用ホルダを前記1対の接続用ホルダに連結して、前記1対ないしは複数対の光ファイバを、前記1対の接続用ホルダと前記1対の延長用ホルダとにより把持して、前記突合せ部で突き合わされた一対の裸ファイバが融着接続され、前記1対の接続用ホルダを開放すると共に、前記1対の接続用ホルダから前記1対の延長用ホルダを分離して、前記1対の延長用ホルダに融着接続された1つないし複数の光ファイバを把持したまま、前記1対の延長用ホルダを前記ホルダ把持部に連結し、前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、前記連結アームで搬送することを特徴とする。
また、この発明の融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置は、前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、融着接続された部分を熱収縮チューブで被覆補強するために加熱器まで前記連結アームで搬送することを特徴とする。
また、この発明の融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置は、前記光ファイバ搬送治具において、前記ホルダ把持部が、前記延長用ホルダを磁力で吸着する構成であることが好ましい。
この発明の融着光ファイバの搬送方法は、融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置で、1対ないしは複数対の光ファイバを融着して搬送する融着光ファイバの搬送方法であって、前記融着接続装置は、1対ないしは複数対の光ファイバの先端側の裸ファイバを互いに付き合わせて位置決めする突合せ部と、前記突合せ部の両側で、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する一対の接続用ホルダと、を有し、前記光ファイバ搬送治具は、前記1対の接続用ホルダの各々の外側に着脱自在に設けられ、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する1対の延長用ホルダと、前記1対の延長用ホルダを一体的に把持固定すべく前記1対の延長用ホルダの各々に着脱自在なホルダ把持部を備えた連結アームと、を有し、前記1対の延長用ホルダを前記1対の接続用ホルダに連結して、前記1対ないしは複数対の光ファイバを、前記1対の接続用ホルダと前記1対の延長用ホルダとにより把持して、前記突合せ部で突き合わされた一対の裸ファイバを融着接続する工程と、前記1対の接続用ホルダを開放すると共に、前記1対の接続用ホルダから前記1対の延長用ホルダを分離して、前記1対の延長用ホルダに融着接続された1つないし複数の光ファイバを把持したまま、前記1対の延長用ホルダを前記ホルダ把持部に連結する工程と、前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、前記連結アームで搬送する工程と、を備えることを特徴とする。
この発明の融着光ファイバの搬送方法において、前記連結アームで搬送する工程は、前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、融着接続された部分を熱収縮チューブで被覆補強するために加熱器まで前記連結アームで搬送することを特徴とする。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、融着接続前には、着脱容易な延長用ホルダを1組あらたに準備し、その各々を一対の接続用ホルダの外側に隣接して配置させた上で両側の光ファイバを接続用ホルダと延長用ホルダで把持する。あるいは、光ファイバの融着接続後に、前記1組の延長用ホルダを一対の接続用ホルダの外側に隣接して配置させてから、両側の光ファイバを延長用ホルダで把持する。上記のいずれの場合も、光ファイバの融着接続後には、両側の光ファイバが接続用ホルダと延長用ホルダで把持された状態とする。
その後、接続用ホルダから光ファイバを開放し、連結アームの両端部のホルダ把持部を前記1組の延長用ホルダに一時的に固着することで、光ファイバを把持し直すことが無いために、融着接続直後の光ファイバの状態を保ったまま、前記光ファイバにねじれ、伸びなどの外力を与えず、断線することなく、容易に後工程の加熱器へ搬送できる。
また、一対の延長用ホルダが一対の接続用ホルダの外側に配置されており、この延長用ホルダによって把持された光フアィバが連結アームにより搬送されるので、一対の延長用ホルダ間の距離が長くなるために、後工程の加熱器の幅(長手方向)が長いものであっても、光ファィバを加熱器にセットできる。しかも、一対の延長用ホルダは、融着接続装置の両脇の外側に配置されるものではないので、連結アームが小型化されるために扱い方が容易であり、簡単に搬送できる。
また、光ファイバ搬送治具の構成部材は、一対の延長用ホルダと連結アームだけでコンパクトであるので、大きな作業スペースを必要としない。しかも、一対の延長用ホルダと連結アームが着脱自在であるので、光ファイバの融着接続時には連結アームを一対の延長用ホルダから外すことができるため、従来のように連結アームが邪魔になることがない。連結アームを簡単な形状にできる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照するに、この実施の形態に係る光ファイバ搬送治具1は、1対ないしは複数対の光ファイバが融着接続装置3で融着接続された後に、この融着接続した光ファイバが、前記融着接続部を図示しない熱収縮チューブで被覆補強するために前記熱収縮チューブを加熱するための加熱器などの補強加熱位置へ搬送するためのものである。
なお、この実施の形態では、光ファイバとしては光ファイバ心線5が用いられており、光ファイバ心線5の先端側は被覆が除去されて光ファイバ素線7とされ、この光ファイバ素線7の先端側の被覆が除去され口出しされて裸光ファイバ9がむき出しになっている。
融着接続装置3は、一対又は複数対をなす光ファイバ心線5の先端側の裸光ファイバ9を互いに突合わせるために位置決めする複数の突合わせ用V溝11を備えた突合わせ部13と、この突合わせ部13の両側で前記複数対をなす光ファイバ心線5をそれぞれ位置決めして把持する一対の接続用ホルダ15が図2において左右に設けられている。
上記の突合わせ部13はほぼ四角形状のブロックで、このブロックの図2において左右方向のほぼ中央には幅方向(図2において上下方向)に向けて横溝17が設けられている。
さらに、突合わせ部13には、図2に示されているように、横溝17の両側のブロック上面に前後方向(図2において左右方向)に向けて上記の裸光ファイバ9を位置決めすべく収めるために設けた複数の突合わせ用V溝11が設けられている。なお、両側のブロックの上面の互いに対向する各V溝11の中心は、一直線上に配置されている。
また、横溝17の図2において上下方向の両側には突合わせ部13で互いに突き合わされた裸光ファイバ9を融着して接続するための光ファイバ溶融手段としての放電電極19が設けられている。
また、上記の各接続用ホルダ15は、複数本の光ファイバ心線5を載置すると共に前記各光ファイバ心線5を被覆除去した複数本の光ファイバ素線7をまとめる構造を有したベース部21と、このベース部21に載置された複数本の光ファイバ心線5並びに光ファイバ素線7を押さえるためのクランプ部23とからなる。なお、ベース部21の表面にはマグネット25が埋設されており、クランプ部23が磁性体で作製されている。したがって、クランプ部23を閉じると、クランプ部23がマグネット25により強い力で吸着されることになる。
また、上記の光ファイバ搬送治具1としては、前記1対の接続用ホルダ15の各々の外側に隣接して設けられ、かつ前記複数の光ファイバ心線5を把持するための1対の延長用ホルダ27と、この1対の延長用ホルダ27を同時に一体的に把持固定すべく着脱自在に設けた連結アーム29と、から構成されている。
なお、上記の1対の延長用ホルダ27は前記1対の接続用ホルダ15の各々の外側の所定位置に配置できる構成であればよいのであるが、接続用ホルダ15を所定位置に位置決め容易にするという点で、各延長用ホルダ27がそれぞれ各接続用ホルダ15に着脱自在であることが望ましい。
より詳しくは、上記の各延長用ホルダ27は、複数本の光ファイバ心線5を載置する構造を有したベース部31と、このベース部31に載置された複数本の光ファイバ心線5を押さえるためのクランプ部33とからなる。なお、ベース部31の表面にはマグネット35が埋設されており、クランプ部33が磁性体で作製されている。したがって、クランプ部33を閉じると、クランプ部33がマグネット35により強い力で吸着されることになる。
また、延長用ホルダ27と接続用ホルダ15との連結機構としては、図示していないが、例えば、接続用ホルダ15のベース部21と延長用ホルダ27のベース部31の接触面には、一方の面に2つの位置決め用穴部を設け、かつ他方の面に前記位置決め用穴部に挿脱可能なボールプランジャなどの係合機構を設けることにより、互いに着脱可能に位置決め可能とする。
さらに、延長用ホルダ27のベース部31には、前記接続用ホルダ15のベース部21との接触面に磁力をON、OFFできる図示しないマグネットが設けられ、かつ接続用ホルダ15のベース部21の全体あるいは前記マグネットに接触する一部を磁性体とすることができる。あるいは、接続用ホルダ15のベース部21の幅方向の両側面に、例えばフック等の係止部を設け、この係止部に係合してクランプするクランプ機構を延長用ホルダ27のベース部31に設けることができるが、これらの連結機構に限定されず、その他の構成であっても構わない。
また、連結アーム29は、水平方向(図1において左右方向)に延伸したハンドル部37と、このハンドル部37の両端にコ字状となるように垂直方向(図1において上下方向)に一体的に固定したホルダ支持部39と、前記各ホルダ支持部39の下端に設けたホルダ把持部41であって上記の各延長用ホルダ27を把持して連結固定し、かつ解放する着脱自在なホルダ把持部41と、から構成されている。
なお、上記のホルダ把持部41としては、例えば前記各延長用ホルダ27のクランプ部33の全体あるいは一部を磁性体とし、クランプ部33を吸着する磁力をON、OFFできるマグネットとすることができる。あるいは、ベース部31の幅方向の両側面に、例えばフック等の係止部を設け、この係止部に係合してクランプするクランプ機構をホルダ把持部41とすることができるが、これらの機構に限定されず、その他の構成であっても構わない。
次に、上記構成による光ファイバ搬送治具1の作用について説明する。
図3(A)〜(E)を併せて参照するに、図3(A)から図3(B)に示されているように、融着接続装置3の左右1対の接続用ホルダ15の各々の外側に隣接して延長用ホルダ27を連結すると、図2の平面図のようになる。先端側を被覆除去して光ファイバ素線7とした複数本の光ファイバ心線5が、左右1対の接続用ホルダ15のベース部21と延長用ホルダ27のベース部31に載置され、クランプ部23とクランプ部33により複数本の光ファイバ心線5並びに光ファイバ素線7がクランプされる。
この固定された状態で、図示しない専用工具を用いて、接続用ホルダ15の端面から図3(B)の中央の突合わせ部13へ突出している複数本の各光ファイバ素線7の先端部の被覆層が除去されて裸光ファイバ9に口出しされ、裸光ファイバ9は図示しないクリーバにて所定の長さで切断される。
以上のように、複数本の光ファイバ心線5と光ファイバ素線7の部分が接続用ホルダ15と延長用ホルダ27で保持され、裸光ファイバ9が口出しされた状態で、図2および図3(B)に示されているように融着接続装置31の図2において左右位置にセットされる際に、各裸光ファイバ9が突合わせ部13の各突合わせ用V溝11に載置されて位置決めされる。次いで、各裸光ファイバ9は互いに突き合わされて放電電極19により一括して融着接続される。
上記の融着接続後、図3(C)に示されているように、左右1対の接続用ホルダ15のクランプ部23を開放し、左右1対の延長用ホルダ27のみを連結アーム29のホルダ把持部41に連結固定する。
次いで、図3(D)に示されているように、接続用ホルダ15と延長用ホルダ27を分離させ、作業者が連結アーム29のハンドル部37をつかんで持ち上げることにより、連結アーム29と一体となった一対の延長用ホルダ27によって把持された光ファイバ心線5が搬送されることとなる。したがって、一対の延長用ホルダ27でクランプされた光ファイバ心線5は、融着接続装置31で融着接続された状態を保ったまま、複数本の光ファイバ心線5並びに裸光ファイバ9にねじれ、伸びなどの外力を与えず、断線することなく、図3(E)に示されているように、容易に後工程の加熱器43へ搬送できる。なお、加熱器43は、融着接続部を熱収縮チュープで被覆補強するために前記熱収縮チューブを加熱する装置である。
なお、前述した実施の形態の光ファイバ搬送治具1による光ファイバ搬送方法では、光ファイバ心線5を融着接続前に、一対の延長用ホルダ27が1対の接続用ホルダ15の外側に隣接して配置され、光ファイバ心線5が接続用ホルダ15と延長用ホルダ27でクランプされてから融着接続しているが、別の方法としては、光ファイバ心線5を融着接続後に、一対の延長用ホルダ27を1対の接続用ホルダ15の外側に隣接して配置し、次いで前記光ファイバ心線5を延長用ホルダ27でクランプしてから1対の接続用ホルダ15の光ファイバ心線5を開放し、連結アーム29で延長用ホルダ27で把持された光ファイバ心線5を搬送しても良い。
なお、前述した実施の形態の光ファイバ搬送治具1では、光ファイバ心線5が弛まないように光ファイバ心線5にテンションをかける機構がついて無いが、これは、融着接続後に融着接続装置3にて光ファイバ心線5にテンションをかけてある状態で連結アーム29に延長用ホルダ27を固定しているからである。
また、融着接続装置3にて光ファイバ心線5にテンションをかける機構がついて無くても、光ファイバ搬送治具1に光ファイバ心線5にテンションをかける機構を設けることにより、連結アーム29に延長用ホルダ27を固定してから、光ファイバ心線5にテンションを与える方法でも、同様の効果を得ることができる。
以上のことから、光ファイバ搬送治具1の一対の延長用ホルダ27は一対の接続用ホルダ15の外側に位置されるゆえに、連結アーム29と一体となった一対の延長用ホルダ27の間はある程度の距離があるので、加熱器43の幅(長手方向の寸法)が長いものであっても、裸光ファイバ9の部分を加熱器43にセットすることが可能である。しかも、一対の延長用ホルダ27は、融着接続装置3の両脇の外側に配置されるものではないので、連結アーム29は小型化されるために扱い方が容易である。
ちなみに、図4(A)、(B)の比較例に示されているように、融着接続装置3の一対の接続用ホルダ15を融着接続装置3から着脱可能にし、前記一対の接続用ホルダ15を着脱可能な連結アーム45(比較例)を設けるとしたら、一対の接続用ホルダ15の間の距離は左右の光ファイバ心線5の口出し長さで、搬送可能な加熱器43の幅(長手方向)が決まってしまうので、この連結アーム45では、図4(B)に示されているように、幅(長手方向)の長い加熱器43には搬送不可能となる。
また、融着接続直後の裸光ファイバ9の融着接続部は、被覆がないので機械的に脆弱な状態であり、外力による曲げ・引張りなどで破断する恐れがあるが、融着接続前に光ファイバ心線5が左右一対の接続用ホルダ15と延長用ホルダ27にクランプされ、融着接続後には前記光ファイバ心線5をクランプし直すことが無く、かつ前記一対の延長用ホルダ27によって把持された光ファイバ心線5が連結アーム29で同時に一体化されてからそのままの状態で後工程へ搬送されるので、裸光ファイバ9は応力、捻じれ等の外力によって断線する恐れが無くなる。
また、光ファイバ搬送治具1の構成部材は、一対の延長用ホルダ27と連結アーム29だけでコンパクトになっているので、作業スペースを大きくとらなくてすむ。しかも、一対の延長用ホルダ27と連結アーム29がホルダ把持部41を介して着脱自在であるので、融着接続時には連結アーム29を一対の延長用ホルダ27から外すことができるので、従来のようにコ字状の連結アーム29の両側のホルダ支持部39が邪魔になることがない。したがって、連結アーム29の両側のホルダ支持部39の下端にホルダ把持部41を設けることができるので、簡単な形状にできる。
この発明の実施の形態の光ファイバ搬送治具及び融着接続装置の概略的な正面図である。 図1の矢視II−II線における融着接続装置の平面図である。 (A)〜(E)は、この発明の実施の形態の光ファイバ搬送治具を用いた動作を示す概略的な工程説明図である。 光ファイバ搬送治具の比較例を示す概略的な正面図である。
符号の説明
1 光ファイバ搬送治具
3 融着接続装置
5 光ファイバ心線(光ファイバ)
9 裸光ファイバ
11 V溝
13 突合わせ部
15 接続用ホルダ
19 放電電極
21 ベース部
23 クランプ部
27 延長用ホルダ
29 連結アーム
31 ベース部
33 クランプ部
37 ハンドル部
39 ホルダ支持部
41 ホルダ把持部
43 加熱器

Claims (5)

  1. 融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置であって、
    前記融着接続装置は、1対ないしは複数対の光ファイバの先端側の裸ファイバを互いに付き合わせて位置決めする突合せ部と、前記突合せ部の両側で、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する一対の接続用ホルダと、を有し、
    前記光ファイバ搬送治具は、前記1対の接続用ホルダの各々の外側に着脱自在に設けられ、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する1対の延長用ホルダと、前記1対の延長用ホルダを一体的に把持固定すべく前記1対の延長用ホルダの各々に着脱自在なホルダ把持部を備えた連結アームと、を有し、
    前記1対の延長用ホルダを前記1対の接続用ホルダに連結して、前記1対ないしは複数対の光ファイバを、前記1対の接続用ホルダと前記1対の延長用ホルダとにより把持して、前記突合せ部で突き合わされた一対の裸ファイバが融着接続され、
    前記1対の接続用ホルダを開放すると共に、前記1対の接続用ホルダから前記1対の延長用ホルダを分離して、前記1対の延長用ホルダに融着接続された1つないし複数の光ファイバを把持したまま、前記1対の延長用ホルダを前記ホルダ把持部に連結し、
    前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、前記連結アームで搬送することを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置であって、
    前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、融着接続された部分を熱収縮チューブで被覆補強するために加熱器まで前記連結アームで搬送することを特徴とする装置。
  3. 請求項1または2に記載の融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置であって、
    前記ホルダ把持部が、前記延長用ホルダを磁力で吸着する構成であることを特徴とする装置
  4. 融着接続装置と光ファイバ搬送治具とを備えた装置で、1対ないしは複数対の光ファイバを融着して搬送する融着光ファイバの搬送方法であって、
    前記融着接続装置は、1対ないしは複数対の光ファイバの先端側の裸ファイバを互いに付き合わせて位置決めする突合せ部と、前記突合せ部の両側で、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する一対の接続用ホルダと、を有し、
    前記光ファイバ搬送治具は、前記1対の接続用ホルダの各々の外側に着脱自在に設けられ、前記1対ないしは複数対の光ファイバを把持する1対の延長用ホルダと、前記1対の延長用ホルダを一体的に把持固定すべく前記1対の延長用ホルダの各々に着脱自在なホルダ把持部を備えた連結アームと、を有し、
    前記1対の延長用ホルダを前記1対の接続用ホルダに連結して、前記1対ないしは複数対の光ファイバを、前記1対の接続用ホルダと前記1対の延長用ホルダとにより把持して、前記突合せ部で突き合わされた一対の裸ファイバを融着接続する工程と、
    前記1対の接続用ホルダを開放すると共に、前記1対の接続用ホルダから前記1対の延長用ホルダを分離して、前記1対の延長用ホルダに融着接続された1つないし複数の光ファイバを把持したまま、前記1対の延長用ホルダを前記ホルダ把持部に連結する工程と、
    前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、前記連結アームで搬送する工程と、
    を備えることを特徴とする融着光ファイバの搬送方法。
  5. 請求項4に記載の融着光ファイバの搬送方法であって、
    前記連結アームで搬送する工程は、前記1対の延長用ホルダで把持され、前記融着接続された1つないし複数の光ファイバを、融着接続された部分を熱収縮チューブで被覆補強するために加熱器まで前記連結アームで搬送することを特徴とする融着光ファイバの搬送方法。
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