JP2004347821A - 露光装置、収差低減方法及び光学部材調整機構 - Google Patents

露光装置、収差低減方法及び光学部材調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性の向上と共に変動する収差を補正して所望の解像度を得ることができる露光装置、収差低減方法及び光学部材調整機構を提供する。
【解決手段】光学部材を支持する支持機構であって、前記光学部材を支持する第1支持部材と、該第1支持部材と弾性部材を介して連結される第2支持部材と、前記弾性部材に力を加える加力手段とを有し、前記加力手段により前記弾性部材に力を加えることにより、前記光学部材の位置及び/又は姿勢を調整することが可能であることを特徴とする支持機構を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、露光装置に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などの被処理体を投影露光する露光装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器の小型化及び薄型化の要請から、電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要求はますます高くなっている。例えば、マスクパターンに対するデザインルールは、ライン・アンド・スペース(L&S)0.1μm以下の寸法像を広範囲に形成することが要求され、今後は更に80nm以下の回路パターン形成に移行することが予想される。L&Sは、露光においてラインとスペースの幅が等しい状態でウエハ上に投影された像であり、露光の解像度(正確に転写できる最小寸法)を示す尺度である。
【0003】
半導体製造用の代表的な露光装置である投影露光装置は、レチクル上に描画された回路パターンからの回折光をウエハの上に干渉させて結像させる投影光学系を備えている。高解像度を得るためには、光源の波長を短くすること、及び、投影光学系の開口数(NA)を上げることが有効であり、同時に投影光学系の収差を極めて小さく抑えなくてはならない。
【0004】
投影光学系は、レチクルからの回折光を結像させる光学系(以下、「結像光学系」とする。)を鏡筒内に有する。結像光学系を構成するレンズが光軸に対して偏心していると、一点に結像するべき光線が一点に収束せずに片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲などの収差を生じる。かかる収差を補正するために、収差(の量)に応じて光軸に対して傾けた(即ち、光軸に対して傾斜角度を有する)結像に寄与しないレンズで構成される光学系(以下、「収差除去光学系」とする。)を更に鏡筒内に組み込んで、投影光学系は構成されている。なお、収差除去光学系は、収差(の量)によってレンズの位置や姿勢(傾斜角度)を決定し、かかる決定に従う位置や姿勢でレンズを固定するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の収差除去光学系の組み込みは、光軸に対して傾けたレンズの傾斜角度を固定しているために、温度変化のような環境変化や露光熱による結像光学系のレンズの変形(膨張)等によって生じる光軸からの偏心、即ち、ダイナミックに変動する片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲などの収差に対応することができないという問題を有している。また、非点収差や縦横倍率差などを補正するために結像光学系を構成するレンズを光軸回りに回転させたり、光軸方向に駆動させたりするが、かかる回転及び/又は駆動も光軸からの偏心を発生させてしまう場合がある。従って、片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲などの収差を十分に補正することができず、所望の解像度を得ることができない。
【0006】
また、収差(の量)によって決定、固定されたレンズの傾斜角度を維持したまま鏡筒内に収差除去光学系を組み込む作業は、組み込み誤差などが生じるために非常に困難である。更に、収差除去光学系のレンズの傾斜角度を変更する場合には、投影光学系の鏡筒から収差除去光学系を取り出し、レンズの傾斜角度を変更して再度組み込む作業が必要であるため作業性が悪い。
【0007】
そこで、本発明は、作業性の向上と共に変動する収差を補正して所望の解像度を得ることができる露光装置、収差低減方法及び光学部材調整機構を提供することを例示的目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての支持機構は、光学部材を支持する支持機構であって、前記光学部材を支持する第1支持部材と、該第1支持部材と弾性部材を介して連結される第2支持部材と、前記弾性部材に力を加える加力手段とを有し、前記加力手段により前記弾性部材に力を加えることにより、前記光学部材の位置及び/又は姿勢を調整することが可能であることを特徴としている。また、光学部材を支持する支持機構であって、前記光学部材を支持する第1支持部材と、該第1支持部材と弾性部材を介して連結される第2支持部材と、前記弾性部材に力を加える加力手段とを有し、前記加力手段により前記弾性部材に力を加えることにより、前記第1支持部材と前記第2支持部材との相対的な位置を変化させることが可能であることを特徴としている。
【0009】
ここで、前記弾性部材が、前記光学部材の半径方向に弾性変形したり、前記弾性部材が、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りに弾性変形したりすると望ましい。さらには、前記弾性部材が、実質的に、前記光学部材の半径方向と、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りにしか弾性変形しないことが望ましい。
【0010】
また、前記加力手段が、前記弾性部材に対して力を加える位置、大きさを調整可能であると良い。
【0011】
また、前記弾性部材は、第1弾性部と第2弾性部とを有しており、前記加力手段が前記弾性部材に対して力を加える第1部位は、前記第1支持部材に対して前記第1弾性部を介して連結されており、前記第2支持部材に対して前記第2弾性部を介して連結されていることが望ましい。ここで、前記第1弾性部及び前記第2弾性部が、前記光学部材の半径方向に弾性変形したり、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りに弾性変形したりすることが望ましい。さらには、前記第1弾性部及び前記第2弾性部が、実質的に、前記光学部材の半径方向と、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りにしか弾性変形しないと尚望ましい。
【0012】
また、前記第1弾性部と前記第2弾性部は、それぞれ板ばねを有していると尚良い。また、前記第1部位は、前記第1弾性部と前記第2弾性部とを連結する梁であると良い。また、前記加力手段は、前記第1部位の中央部から前記光学部材の光軸方向にずれた位置に力を加えるように構成するのが望ましい。また、前記弾性部材は、前記第1支持部材の外周に、略等間隔に3つ配置されていることが望ましい。さらに、前記加力手段は、前記光学部材の光軸方向に移動可能であると尚良い。
【0013】
本発明のさらに別の側面としての露光装置は、レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理体に投影する投影光学系と、前記投影光学系に設けられて、前記被処理体上に生じる前記投影光学系の収差を除去するためのレンズと、前記レンズの光軸に対する傾斜角度を調整する調整機構と、前記被処理体上に生じる前記投影光学系の収差を測定する測定部と、前記測定部の測定に基づいて、前記調整機構を制御する制御部とを有することを特徴とする。かかる露光装置によれば、測定部が測定する収差に応じて投影光学系に設けられた収差を除去するためのレンズの光軸に対する傾斜角度を調整し、収差を低減させることができる。前記調整機構は、前記光学部材に弾性力を印加する弾性部材と、前記弾性部材を押圧する押圧部材とを有するように構成するとよい。前記収差は、片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲のうち少なくとも一を含む。
【0014】
本発明の別の側面としての収差低減方法は、レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理体に投影し、光軸に対する傾斜角度を調整することが可能な収差を除去するためのレンズを有する光学系の収差を低減する方法であって、前記被処理体において、当該被処理体に生じる前記光学系の収差を測定するステップと、前記測定ステップで測定した前記収差が許容値の範囲内であるか判断するステップと、前記収差が前記許容値の範囲外である場合に、当該収差が低減するように、前記レンズの前記光軸に対する傾斜角度を算出するステップと、前記算出ステップで算出した前記傾斜角度に基づいて、前記光軸に対して前記レンズを傾斜させるステップとを有することを特徴とする。かかる収差低減方法によれば、測定した収差が低減するように、収差を除去するためのレンズの光軸に対する傾斜角度を算出し、かかる傾斜角度となるようにレンズを傾けることで、収差を低減させることができる。前記測定ステップで測定した前記収差が許容値の範囲内になるまで、前記測定ステップ、前記算出ステップ及び傾斜ステップを繰り返すステップを更に有することを特徴とする。これにより、発生する収差を常に許容値の範囲内にすることができる。前記算出ステップは、前記レンズの前記光軸に対する傾斜角度と前記収差との関係を定めるデータベースを参照することによって前記傾斜角度を算出してもよい。
【0015】
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とする。上述の露光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサー、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
【0016】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な露光装置100及び調整機構(支持機構)200について説明する。ここで、図1は、本発明の例示的な露光装置100の概略ブロック図である。露光装置100は、図1に示すように、照明装置110と、レチクル120と、投影光学系130と、プレート140と、測定部150と、制御部160とを有する。
【0018】
露光装置100は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でレチクル120に形成された回路パターンをプレート140に露光する投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」は、レチクルに対してウエハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウエハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウエハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。「ステップ・アンド・リピート方式」は、ウエハの一括露光ごとにウエハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する露光方法である。
【0019】
照明装置110は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル120を照明し、光源部112と、照明光学系114とを有する。
【0020】
光源部112は、例えば、光源として、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約153nmのFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、YAGレーザーを使用してもよいし、その光源の個数も限定されない。また、EUV光源等を用いてもよい。例えば、独立に動作する2個の固定レーザーを使用すれば固定レーザー間相互のコヒーレンスはなく、コヒーレンスに起因するスペックルはかなり低減する。さらにスペックルを低減するために光学系を直線的又は回転的に揺動させてもよい。また、光源部112にレーザーが使用される場合、レーザー光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部112に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
【0021】
照明光学系114は、レチクル120を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。照明光学系114は、軸上光、軸外光を問わずに使用することができる。ライトインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーター等を含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
【0022】
レチクル120は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル120から発せられた回折光は、投影光学系130を通りプレート140上に投影される。レチクル120とプレート140は、光学的に共役の関係にある。本実施形態の露光装置100はスキャナーであるため、レチクル120とプレート140を縮小倍率比の速度比でスキャン(走査)することによりレチクル120のパターンをプレート140上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル120とプレート140を静止させた状態で露光が行われる。
【0023】
投影光学系130は、レチクル120に形成された回路パターンをプレート140に投影し、結像光学系132と、収差除去光学系134と、調整機構200とを有する。
【0024】
結像光学系132は、レチクル120からの光束をプレート140上に結像する光学系である。結像光学系132は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
【0025】
収差除去光学系134は、結像光学系132を構成するレンズ素子や回折光学素子が光軸から偏心することでプレート140上に生じる収差を補正するための光学系である。レンズ素子や回折光学素子が光軸から偏心することでプレート140上に生じる収差は、片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲などがある。収差除去光学系134は、プレート上に生じる投影光学系130の収差を除去するためのレンズLで構成される。レンズLは、光束の結像には寄与せず、補正したい収差の数だけ、例えば、片ぼけ及びディストーションを補正したい場合は2つ必要となる。なお、収差除去光学系134のレンズLは、後述する調整機構200によって光軸に対して傾けること(即ち、光軸に対して傾斜角度を有すること)が可能に、且つ、傾斜角度を調整可能に構成されている。
【0026】
調整機構200は、収差除去光学系134のレンズLの光軸に対する傾斜角度を調整する。調整機構200は、図2に示されるように、支持部材210と、弾性部材220と、押圧部材230と、鏡筒240とを有する。図2は、本発明の調整機構200の一例を示す概略斜視図である。
【0027】
支持部材210は、レンズLの円周に亘ってレンズLを支持する。支持部材210は、光軸を中心とするリング状部材であり、実質的にレンズLの線膨張率と等しい線膨張率を有する材料から構成される。例えば、レンズLが石英レンズの場合には、支持部材210は、スパーインバー材を使用する。かかる構成により、温度環境変動時に、線膨張率の違いから生じるレンズLと支持部材210の相対変位により、レンズLが支持部材210を介して外力を受けて変形したり、ストレスがかかったりすることを防止することができる。
【0028】
弾性部材220は、支持部材210の外周部の3箇所に120°ピッチの等間隔に設けられ、支持部210に弾性力を印加する。本実施例において、弾性部材220は、図3及び図4に示すように、第1の板バネ222と、第2の板バネ224とにより構成される。図3は、図2に示す弾性部材220の拡大斜視図、図4は、図1に示す破線A−A´における調整機構200のモデル断面図である。但し、図4は、説明を分かりやすくするために、破線A−A´を直線と観念していることを理解されたい。
【0029】
図3及び図4を参照するに、第1の板バネ222は、レンズLの半径方向に屈曲可能(弾性定数k1を有する)であり、支持部材210及び第2の板バネ224と接続する。第1の板バネ222は、第2の板バネ224から印加される第2の弾性力F2から第1の弾性力F1を生成し、支持部材210に第1の弾性力F1を印加する。ここで、第1の板バネ222と第2の板バネ224とは一体的に設けても構わない。
【0030】
第2の板バネ224は、レンズLの半径方向に屈曲可能(弾性定数k2を有する)であり、第1の板バネ224及び後述する押圧部材230と接続する。第2の板バネ224は、押圧部材230から印加される押圧力Fから第2の弾性力F2を生成し、第1の板バネ222に第2の弾性力F2を印加する。ここで、230は押圧部材と記載したが、勿論押す力に限らず引っ張る力であっても構わない。単に力を加える部材として加力部材(加力手段)と記載しても構わない。勿論この押圧部材は、下記の224aに所定の力を印加する部材であっても良いし、下記の224aに所定の変位を与える部材であっても良い。
【0031】
押圧部材230は、弾性部材230に接続し、弾性部材230に押圧力を印加する。本実施形態において、押圧部材230は、マイクロメータで構成され、鏡筒240に設けられた挿入孔242に挿入、設置されており、マイクロメータヘッド先端部の球状部232は、第2の板バネ224の径方向(横方向)には中央部、光軸方向(縦方向)には偏心可能な領域224aに接触し、押圧可能である。マイクロメータは、鏡筒240の外部より10μm以下の分解能で押し込み量を調節することができる。
【0032】
鏡筒240は、弾性部材230を介して支持部材220を支えると共に、押圧部材230が挿入される挿入孔242を有する。鏡筒240は、間隔調整用の図示しないスペーサーを挟んで複数ユニットが光軸方向に積み上げられる。
【0033】
ここで、図4を参照して、調整機構200の動作について説明する。まず、鏡筒240の外部から押圧部材230を押圧する(即ち、マイクロメータの押し込む)ことにより、第2の板バネ224に押圧力Fを印加する。押圧力Fを印加された第2の板バネ224は、レンズLの半径方向に変形するが、押圧部材240が光軸方向に偏心して領域224aに接触しているため、押圧力Fも偏心して印加され、第2の板バネ224は、(支持部材210もしくは光学部材Lの)接線軸周りに回転するように捩れる。従って、第2の板バネ224が印加された押圧力Fから生成された第2の弾性力F2も第1の板バネ222に対して偏心して印加される。第2の弾性力F2が印加された第1の板バネ222は、レンズLの半径方向に変形するが、第2の板バネ224と同様に、第2の弾性力F2が偏心して印加されているので、接線軸周りに回転するように捩れる。従って、第1の板バネ222が印加された押圧力F2から生成された第1の弾性力F1が支持部材210に対して斜め方向から印加されることとなり、支持部210に支持されたレンズLが傾くことになる。
【0034】
計算(FEM)によれば、本実施形態の構成では、押圧部材230(即ち、マイクロメータ)の押し込み量を10μmとすると約1秒、レンズLを傾けることが可能であり、実験によってほぼ計算通りの性能を確認した。
【0035】
また、120°ピッチの等間隔で3箇所に配置された押圧部材230の押し込み量を合成することにより、レンズLを任意の方向に所望の傾斜角度を有するように調整することが可能である。
【0036】
例えば、投影光学系130の収差除去光学系134内の2枚のレンズについて調整機構200を採用することにより、2枚のレンズを所定量傾けることで所望の傾斜角度を有することが可能となり、結像光学系132を構成するレンズが光軸に対して偏心することで生じる片ぼけ、ディストーション及び像面湾曲のうち2つの収差を低減することができる。なお、3つの収差を低減させたいならば、収差除去光学系134内の3枚のレンズについて調整機構200を採用すればよい。
【0037】
更に、3箇所の押圧部材230を第2の板バネ224の光軸方向に偏心していない(径方向及び光軸方向共に中央部となる)領域224aに接続し、押圧部材230の押し込み量を等量とすることにより、レンズを傾かせることなく、光軸方向にシフト(偏心)させることも可能である。
【0038】
なお、押圧部材230の押し込みにより生じるレンズの横ずれは、傾きに対して非常に微量である。しかし、調整機構200を搭載したレンズが横ずれした場合の収差変動が、光学性能上許容できない場合は、図5に示すように、第1の板バネ222と第2の板バネ224との間の中央部に梁226を形成する。即ち、梁226によって第1の板バネ222及び第2の板バネ224が捩れる際の回転の中心が固定され、レンズを横ずれさせることなく所望の傾斜角度に調整することが可能である。ここで、図5は、梁226を形成した場合の弾性部材220を示す概略断面図である。
【0039】
従って、調整機構200は、鏡筒240外部から押圧部材230を押し込むことにより、弾性部材220を介して収差除去光学系134のレンズLを所望の傾斜角度に調整することができるので、作業性を向上させながら、変動する収差を補正することができる。
【0040】
以下、図6及び図7を参照して、調整機構200の変形例である調整機構200Aについて説明する。調整機構200Aは、調整機構200と比べて押圧部材230Aに関して異なる。なお、調整機構200と同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図6は、図2に示す調整機構200の変形例である調整機構200Aの概略斜視図、図7は、図6に示す破線円Bにおける押圧部材230Aの拡大斜視図である。
【0041】
調整機構200Aは、調整機構200と同様、収差除去光学系134のレンズLの光軸に対する傾斜角度を調整する。調整機構200Aは、図6に示されるように、支持部材210と、弾性部材220と、押圧部材230Aと、鏡筒240とを有する。
【0042】
図7を参照するに、調整機構200Aにおいて、押圧部材230Aは、シャフトとして構成されている。押圧部材230Aとしてのシャフトの一端232Aは、第2の板バネ224の径方向(横方向)には中央部、光軸方向(縦方向)には偏心した位置に形成された雌ネジ部224cに係合し、レンズLの半径方向に並進可能となっている。シャフトの他端234Aは、鏡筒240の側面に設けられた雌ネジ部240dに係合している。シャフトの他端234Aには、鏡筒240の外側からドライバーなどで調整するためのスリ割り形状が加工されている。
【0043】
第2の板バネ224の雌ネジ部224c及び鏡筒240の雌ネジ部240dとそれぞれ係合するシャフトの一端232Aに形成されたネジ部と他端234Aに形成されたネジ部のピッチは異なっている。従って、シャフトを一回転することで、両ピッチの差分だけ、第2の板バネ224をレンズLの半径方向に押し込むことが可能であり、第2の板バネ224(弾性部材220)に押圧力を印加する。
【0044】
更に、シャフトの他端234Aが係合する鏡筒240の雌ネジ部240dをレンズLの半径方向に変位可能なバネ部材244に設けることで、シャフトの回転による第2の板バネ224(弾性部材220)の変形量を、より高分解能に調整することができる。
【0045】
調整機構200Aは、鏡筒240の雌ネジ部240dを回転することで、押圧部材230Aであるシャフトを回転させて、レンズLの半径方向に押し込み、弾性部材220に押圧力を印加する。この際、シャフトの一端232Aが弾性部材220に対して光軸方向に偏心して接続しているために、弾性部材220に印加される押圧力も偏心して印加される。なお、調整機構200Aの詳しい動作は、上述した調整機構200と同様であるのでここでは省略する。
【0046】
再び、図1に戻って、プレート140は、ウエハや液晶基板などの被処理体でありフォトレジストが塗布されている。フォトレジスト塗布工程は、前処理と、密着性向上剤塗布処理と、フォトレジスト塗布処理と、プリベーク処理とを含む。前処理は、洗浄、乾燥などを含む。密着性向上剤塗布処理は、フォトレジストと下地との密着性を高めるための表面改質(即ち、界面活性剤塗布による疎水性化)処理であり、HMDS(Hexamethyl−disilazane)などの有機膜をコート又は蒸気処理する。プリベークは、ベーキング(焼成)工程であるが現像後のそれよりもソフトであり、溶剤を除去する。
【0047】
ステージ145は、プレート140を支持する。ステージ145は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ステージ145は、リニアモーターを利用してXY方向にプレート140を移動することができる。レチクル120とプレート140は、例えば、同期走査され、ステージ145と図示しないレチクルステージの位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ステージ145は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、レチクルステージ及び投影光学系130は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
【0048】
測定部150は、例えば、波面測定装置によって構成され、プレート140上に生じる投影光学系130の収差(例えば、片ぼけ、ディストーション、像面湾曲など)を測定する。測定部150は、制御部160と接続しており、検出したプレート140上に生じる収差を制御部150に送信する。
【0049】
制御部160は、調整機構200及び測定部150と接続している。制御部160は、測定部150から送信されるプレート140上に生じる投影光学系130の収差が許容値の範囲内にあるか判断し、かかる収差が許容値の範囲内になるように、収差除去光学系134のレンズLの光軸に対する傾斜角度を算出する。また、制御部160は、算出したレンズLの光軸に対する傾斜角度に従って、調節機構200を制御する。
【0050】
本実施形態では、収差除去光学系134が、片ぼけ及びディストーションを補正するために、レンズLx及びレンズLyとで構成される場合を例に、レンズLx及びレンズLyの光軸に対する傾斜角度の算出方法を例に説明する。レンズLx及びレンズLyを光軸に対して傾斜させることで変動する収差の種類及び量は、レンズLx及びLyの材料、形状、配置位置などによって異なる。そこで、予め、以下の表1に示すような、レンズLの光軸に対する傾斜角度と収差との関係を定めるデータベースを用意する。
【0051】
【表1】
Figure 2004347821
【0052】
表1を参照するに、レンズLxを光軸に対して1秒傾斜させると片ぼけはaだけ変動し、ディストーションは−bだけ変動する。同様に、レンズLyを光軸に対して1秒傾斜させると片ぼけはa/2だけ変動し、ディストーションはbだけする。従って、レンズLx及びレンズLyを1秒ずつ傾斜させると、片ぼけはa+a/2=3a/2、ディストーションは−b+b=0だけ変動することになる。即ち、設定された片ぼけ、ディストーションそれぞれの許容値の範囲内を満たすように、レンズLx及びレンズLyの傾斜角度を組み合わせて算出する。例えば、片ぼけの許容値がa、ディストーションの許容値が0であるならば、レンズLx及びレンズLyを共に2/3秒傾斜させればよい。
【0053】
以下、図8を参照して、上述の露光装置100を利用した収差低減方法1000を説明する。収差低減方法1000は、プレート140上に生じる投影光学系130の収差、特に、レンズが光軸から偏心することに起因する収差を収差除去光学系134のレンズを傾けて低減するものである。図8は、本発明の収差低減方法1000を説明するためのフローチャートである。
【0054】
まず、測定部150がプレート140において、プレート140に生じる投影光学系130の収差を測定する(ステップ1002)。測定部130が測定した収差は制御部160に送信され、制御部160は、受信した測定された収差が許容値の範囲内であるか判断する(ステップ1004)。測定された収差が許容値の範囲外である場合、制御部160は、収差を低減するように、収差除去光学系134のレンズの光軸に対する傾斜角度を算出する(ステップ1006)。更に、制御部160は、算出した傾斜角度に基づいて調整機構200を制御し、収差除去光学系134のレンズを傾ける(ステップ1008)。なお、ステップ1002で測定した収差が許容値の範囲内になるまで、ステップ1002以下を繰り返す。これにより、プレート140上に生じる投影光学系130の収差を低減させて、所望の解像度を得ることができる。
【0055】
露光において、光源部112から発せられた光束は、照明光学系114によりレチクル120を、例えば、ケーラー照明する。レチクル120を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系130によりプレート140に結像される。露光装置100が使用する投影光学系130は、調整機構200によって収差を低減させることができるので、高いスループットで経済性よく従来よりも高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
【0056】
次に、図9及び図10を参照して、上述の露光装置100を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図9は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いてリソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷される。
【0057】
図10は、ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置100によってマスクの回路パターンをウエハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。
【0058】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本発明の調整機構は、照明光学系にも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
本発明の露光装置、収差低減方法及び光学部材調整機構によれば、作業性の向上と共に変動する収差を補正して所望の解像度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例示的な露光装置の概略ブロック図である。
【図2】本発明の調整機構の一例を示す概略斜視図である。
【図3】図2に示す弾性部材の拡大斜視図である。
【図4】図1に示す破線A−A´における調整機構のモデル断面図である。
【図5】梁を形成した場合の弾性部材を示す概略断面図である。
【図6】図2に示す調整機構の変形例である調整機構の概略斜視図である。
【図7】図6に示す破線円Bにおける押圧部材の拡大斜視図である。
【図8】本発明の収差低減方法を説明するためのフローチャートである。
【図9】デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。
【図10】ステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
100 露光装置
110 照明装置
120 レチクル
130 投影光学系
134 収差除去光学系
140 プレート
150 測定部
160 制御部
200 調整機構
210 支持部材
220 弾性部材
222 第1の板バネ
224 第2の板バネ
226 梁
230 押圧部材
240 鏡筒
242 挿入孔

Claims (20)

  1. 光学部材を支持する支持機構であって、
    前記光学部材を支持する第1支持部材と、
    該第1支持部材と弾性部材を介して連結される第2支持部材と、
    前記弾性部材に力を加える加力手段とを有し、
    前記加力手段により前記弾性部材に力を加えることにより、前記光学部材の位置及び/又は姿勢を調整することが可能であることを特徴とする支持機構。
  2. 光学部材を支持する支持機構であって、
    前記光学部材を支持する第1支持部材と、
    該第1支持部材と弾性部材を介して連結される第2支持部材と、
    前記弾性部材に力を加える加力手段とを有し、
    前記加力手段により前記弾性部材に力を加えることにより、前記第1支持部材と前記第2支持部材との相対的な位置を変化させることが可能であることを特徴とする支持機構。
  3. 前記弾性部材が、前記光学部材の半径方向に弾性変形することを特徴とする請求項1又は2記載の支持機構。
  4. 前記弾性部材が、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りに弾性変形することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の支持機構。
  5. 前記弾性部材が、実質的に、前記光学部材の半径方向と、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りにしか弾性変形しないことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の支持機構。
  6. 前記加力手段が、前記弾性部材に対して力を加える位置、大きさを調整可能であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の支持機構。
  7. 前記弾性部材は、第1弾性部と第2弾性部とを有しており、前記加力手段が前記弾性部材に対して力を加える第1部位は、前記第1支持部材に対して前記第1弾性部を介して連結されており、前記第2支持部材に対して前記第2弾性部を介して連結されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の支持機構。
  8. 前記第1弾性部及び前記第2弾性部が、前記光学部材の半径方向に弾性変形することを特徴とする請求項7記載の支持機構。
  9. 前記第1弾性部及び前記第2弾性部が、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りに弾性変形することを特徴とする請求項7又は8記載の支持機構。
  10. 前記第1弾性部及び前記第2弾性部が、実質的に、前記光学部材の半径方向と、前記光学部材の半径方向及び前記光学部材の光軸方向の両者に垂直な回転軸回りにしか弾性変形しないことを特徴とする請求項7乃至9のうちいずれか一項記載の支持機構。
  11. 前記第1弾性部と前記第2弾性部は、それぞれ板ばねを有していることを特徴とする請求項7乃至10のうちいずれか一項記載の支持機構。
  12. 前記第1部位は、前記第1弾性部と前記第2弾性部とを連結する梁であることを特徴とする請求項7乃至11のうちいずれか一項記載の支持機構。
  13. 前記加力手段は、前記第1部位の中央部から前記光学部材の光軸方向にずれた位置に力を加えることを特徴とする請求項7乃至12のうちいずれか一項記載の支持機構。
  14. 前記弾性部材は、前記第1支持部材の外周に、略等間隔に3つ配置されていることを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか一項記載の支持機構。
  15. 前記加力手段は、前記光学部材の光軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1乃至14のうちいずれか一項記載の支持機構。
  16. 少なくとも1つの光学部材と、該少なくとも1つの光学部材を支持する、請求項1乃至15のうちいずれか一項記載の支持機構とを有することを特徴とする光学系。
  17. 請求項16記載の光学系を有し、レチクル又はマスクに形成されたパターンを被露光体上に投影することを特徴とする露光装置。
  18. レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理体に投影する投影光学系と、
    前記被処理体上に生じる前記投影光学系の収差を測定する測定部と、
    前記測定部の測定に基づいて、前記光学部材の位置及び/又は姿勢を制御する制御部とを有することを特徴とする請求項17記載の露光装置。
  19. 請求項17又は18記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
  20. レチクル又はマスクに形成されたパターンを被処理体に投影し、光軸に対する傾斜角度を調整することが可能な収差を除去するためのレンズを有する光学系の収差を低減する方法であって、
    前記被処理体において、当該被処理体に生じる前記光学系の収差を測定するステップと、
    前記測定ステップで測定した前記収差が許容値の範囲内であるか判断するステップと、
    前記収差が前記許容値の範囲外である場合に、当該収差が低減するように、前記レンズの前記光軸に対する傾斜角度を算出するステップと、
    前記算出ステップで算出した前記傾斜角度に基づいて、前記光軸に対して前記レンズを傾斜させるステップとを有することを特徴とする収差低減方法。
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