JP2004346314A - マスターバッチペレット混合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組成むらのない均一な成形物を得ることができる高比重マスターバッチペレットと低比重マスターバッチペレットとの混合物を提供すること。
【解決手段】 比重1.8〜3.5を有する高比重マスターバッチペレット群(A)と、比重0.5〜1.6を有する低比重マスターバッチペレット群(B)との混合物であって、前記高比重マスターバッチペレット群(A)は、第1種から第m種までのm種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記低比重マスターバッチペレット群(B)は、第1種から第n種までのn種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記高比重マスターバッチペレット群(A)と前記低比重マスターバッチペレット群(B)とが、下式(1)を満足するマスターバッチペレット混合物。
【数1】
Figure 2004346314

【選択図】 なし






Description

本発明は、高比重のマスターバッチペレットと低比重のマスターバッチペレットとの混合物に関し、さらに詳しくは、マスターバッチペレット混合物を成形機に供給する際に、ペレットが分離することなく均一な混合状態を維持して、安定に供給することができ、組成むらのない均一な成形物を得ることのできるマスターバッチペレット混合物に関するものである。
樹脂材料に染料、顔料、添加剤等の配合剤を添加混合する際に、まず少量の樹脂材料に配合剤の全量を加えてよく分散混合した高濃度のものを調整し、これに大量の樹脂材料を加えて目的の濃度のものを得る方法が行われている。この方法では、分散混合が短時間で行え、工程の管理も容易になるなどの利点がある。この高濃度配合物をマスターバッチという。前記樹脂材料として熱可塑性樹脂を用いた場合、熱可塑性樹脂中に配合剤を高濃度に添加混合して、均一に混練したペレット状のマスターバッチが知られている。なお、本発明では、マスターバッチを目的の濃度に調整する樹脂を被添加樹脂とする。
マスターバッチペレットの使用方法としては、成形機に供給する前に、予めマスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとをタンブラー型ミキサー等の混合機により混合した後、その混合物を成形機に供給する方法が一般的である。
前記マスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとの混合物の成形機への供給方法としては、自然落下式、空気輸送式等がある。ここで問題となるのが、ペレットの混合物を成形機へ供給する際、輸送距離や方法によっては、混合されたペレットが分離して不均一となり、その結果として成形物に組成むらが生じ、均一な色や機能をもった製品が生産できなくなることである。従来、このペレットの分離を防止する方法としては、すべてのペレットの形状やサイズを同程度にする方法が一般的であった。
また、ペレットの分離を防止する別の方法として、マスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとを予め混合せずに、マスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとを、個別の供給機を用いて成形機に供給し、成形機の材料供給口の直前で、マスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとを混合する別供給機方式がある。この方法では、マスターバッチペレットと被添加樹脂ペレットとの混合が、成形機の材料供給口の直前で行われるので、ペレットの分離は抑制できる。
しかしながら、近年、成形物の高機能化が進み、それに伴い必要な添加剤を含有したマスターバッチの種類が増加している。また、多様な色相の成形物が要求されるようになり、その色相に必要な染料や顔料を含有したマスターバッチの種類も増加している。上記の別供給機方式では、マスターバッチの種類と同数の供給機が必要となるので、生産ラインを構築するための設備費が、非常に高くなる問題点がある。そこで、設備費を抑えるためには、供給機の数を減らすしかなく、前述の通り、複数のマスターバッチペレット及び被添加樹脂ペレットをミキサー等で均一に混合し、このペレットの混合物を成形機に供給せざるを得ないのが実情である。
前述のとおり、数種類のマスターバッチペレットを混合すると、形状、サイズ、比重等の相違や静電気の影響により、ペレット同士が分離して不均一となる問題がある。特に、比重差の大きいマスターバッチペレット同士を混合した場合、ペレット同士の分離がより顕著になり、大きな問題となっている。形状の相違や静電気が原因の分離に関しては、形状及びサイズの調整や帯電防止剤の添加等により、ある程度防止することができる。しかしながら、マスターバッチペレットの比重は、添加する添加剤、染料、顔料等によって異なる。このため、数種類のマスターバッチペレットの比重をすべて同一にすることは困難である。
これらの問題を解決するために、被添加樹脂ペレット1個当たりの平均重量(Wa)に対するマスターバッチペレット1個当たりの平均重量(Wb)のとの重量比(Wb/Wa)を0.45〜0.95に設定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この方法では、各ペレット1個当たりの平均重量を一定の範囲にする必要があり、平均重量を合わせるため、高比重のペレットはサイズを小さく、低比重のペレットはサイズを大きくする必要がある。このように、比重の異なるペレットごとでサイズが異なるため、ペレットの分離を充分に防止することができなかった。特に、高比重のペレットは、サイズが小さいため、ペレットの分離がより顕著になる問題があった。
また、数種類のマスターバッチペレットからなる混合物において、混合物中のペレットの見掛け比重の最大値と最小値との差を0.5g/cm以下に抑えたマスターバッチペレット混合物が提案されている。このように見掛け比重を調整するために、各ペレットに発泡剤や高比重充填材を添加する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この方法では、マスターバッチペレットに発泡剤を添加した場合、成形物表面のシルバーストリーク(発泡剤に残存するガスが、成形物と金型との間に入り込み、成形物表面に筋状の表面荒れが発生する現象)の発生や成形したフィルムの穴あき等の成形不良を生じる問題がある。一方、マスターバッチペレットに高比重充填材を添加した場合、高比重充填材には重金属を含んだものが多いため、環境問題等の観点から添加できる物質が限られるという問題がある。さらに、これらの発泡剤や高比重充填材の添加は、成形物の色相への影響があり、好ましいものではなかった。
さらに、マスターバッチペレット及び被添加樹脂ペレットをブレンダーやミキサーで混合せずに、定量供給装置に用いて成形機のスクリュー上部に直接供給する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、この方法で用いるペレットは、均一に成形機に供給するために、一定の範囲の形状及びサイズにした上で、ペレット間の比重差を小さくする必要があり、特に比重が大きい酸化チタンを添加したマスターバッチペレットは、ペレット間の比重差を小さくするために、マスターバッチ中の酸化チタンの含有量を50質量%程度に抑える必要があり、配合の自由度が損なわれるという問題があった。
特開平7−102155号公報 特開平7−216099号公報 特開平11−279282号公報
本発明が解決しようとする課題は、高比重のマスターバッチペレットと低比重のマスターバッチペレットとの混合物であっても、当該マスターバッチペレット混合物を成形機に供給する際に、ペレットが分離することなく均一な混合状態を維持して、安定に供給することができ、よって組成むらのない均一な成形物を得ることのできるマスターバッチペレット混合物を提供することである。
本発明らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、マスターバッチペレット混合物中の比重が異なるマスターバッチペレットを、高比重のものと低比重のものとに分け、マスターバッチペレットの細長さを表す値として、ペレットの高さを底面積で除した値を算出し、高比重のものと低比重のものとの間のこの値の差が一定の範囲にあれば、ペレットが分離することなく、安定して成形機に供給され、組成むらのない成形物を得ることのできることを見出した。
すなわち、本発明は、比重1.8〜3.5を有する高比重マスターバッチペレット群(A)と、比重0.5〜1.6を有する低比重マスターバッチペレット群(B)との混合物であって、前記高比重マスターバッチペレット群(A)は、第1種から第m種までのm種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記低比重マスターバッチペレット群(B)は、第1種から第n種までのn種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記高比重マスターバッチペレット群(A)と前記低比重マスターバッチペレット群(B)とが、下式(1)を満足すること特徴とするマスターバッチペレット混合物を提供するものである。
Figure 2004346314
式中の各記号は下記を意味する。
m:1〜10の整数
n:1〜10の整数
p:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する柱状マスターバッチペレットの種番号
q:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する柱状マスターバッチペレットの種番号
Hp:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する第p種の柱状マスターバッチペレットの高さ(mm)
Sp:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する第p種の柱状マスターバッチペレットの底面積(mm
Rp:高比重マスターバッチペレット群(A)の全質量に対する第p種の柱状マスターバッチペレットの質量の割合
Hq:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する第q種の柱状マスターバッチペレットの高さ(mm)
Sq:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する第q種の柱状マスターバッチペレットの底面積(mm
Rq:低比重マスターバッチペレット群(B)の全質量に対する第q種の柱状マスターバッチペレットの質量の割合
なお、前記マスターバッチペレットが直方体(四角柱)の場合は、該直方体の1つの頂点に接する3辺の中で、最も長い辺の長さを高さとし、残りの2辺が含まれる面を底面としてよい。
本発明のマスターバッチペレット混合物は、組成むらのない均一な成形物を得ることができる高比重のマスターバッチペレットと低比重のマスターバッチペレットとの混合物を提供できる。すなわち、本発明のマスターバッチペレット混合物は、高比重のマスターバッチペレットと低比重のマスターバッチペレットとの混合物であっても、当該マスターバッチペレット混合物を成形機に供給する際に、ペレットが分離することなく均一な混合状態を維持して、安定に供給することができ、よって組成むらのない均一な成形物を得ることができる。また上記の理由から、表面外観に優れたプラスチック成形物や成形物に組成むらを生じさせない調色マスターバッチペレットの製造原料として有用である。
さらに、本発明のマスターバッチペレット混合物は、マスターバッチに高比重の配合物を添加する場合においても、ペレットの比重を低減するため、高比重の配合物の添加量を低く抑える必要がない。このことから、配合の自由度を損なわれない利点を有する。また、高濃度のマスターバッチを用いることができるため、被添加樹脂へのマスターバッチの添加量を低減できる利点も有する。
本発明で用いられるマスターバッチは、熱可塑性樹脂に染料、顔料、添加剤等を高濃度で添加して分散させたものであって、柱状のペレットである。また、1種のマスターバッチ中に、複数の染料、顔料及び添加剤等が添加されていても構わない。なお、本発明において柱状とは、柱であればよく、円柱、四角柱、三角柱、多角柱等の様々な柱の意味を含んでいてもよい。好ましくは円柱及び四角柱である。
前記マスターバッチに用いられる熱可塑性樹脂は、被添加樹脂と同種又は被添加樹脂と相溶する樹脂が好ましく、また、常温において固体で、マスターバッチの加熱溶融時に熱分解、熱劣化を起こさないものが好ましい。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、ポリジシクロペンタジエン等のポリオレフィン樹脂;ポリ酢酸ビニル樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂;ポリアミド樹脂;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体等の共重合体;ポリ乳酸等の生分解性樹脂などが挙げられる。さらに、これら以外の樹脂であっても、添加剤の分散性が良好で、被添加樹脂との相容性がよいものであれば特に限定されるものではない。これら熱可塑性樹脂は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
また、マスターバッチと混合される被添加樹脂としては、上記のマスターバッチに用いられる熱可塑性樹脂として挙げたものを用いることができる。また、熱可塑性エラストマー、ABS−ポリカーボネート等のポリマーアロイ、ガラス繊維やタルクなどの体質顔料によって複合化された熱可塑性複合材料なども被添加樹脂として用いることができる。これらは単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
前記マスターバッチに添加される染料又は顔料には、染料、有機顔料及び無機顔料を特に制限なく用いることができる。染料としては、例えば、塩基性染料、酸性染料等の水溶性染料;アゾ系、ペリレン系等の油溶性染料;蛍光染料;電子デバイスに使用される機能性染料などが挙げられる。また、有機顔料としては、例えば、不溶性アゾ、縮合アゾ、金属錯塩アゾ、ベンズイミダゾロン等のアゾ系顔料;フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯塩系顔料、メチン・アゾメチン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料等の多環系顔料などが挙げられる。また、無機顔料としては、例えば、酸化チタン等のチタン系顔料;弁柄、黄色酸化鉄、鉄黒等の酸化鉄系顔料;コバルトブルー、チタンイエロー等の複合酸化物系顔料;黄鉛等のクロム酸塩系顔料;カドミウムイエロー等の硫化物系顔料;群青等の珪酸塩系顔料;カーボンブラックなどが挙げられる。さらに、蓄光顔料、蛍光顔料等の機能性顔料も挙げられる。これらの染料又は顔料は、マスターバッチに単独で添加しても、2種以上を併用して添加してもよい。
前記マスターバッチに添加される添加剤としては、体質顔料、充填剤、分散剤、酸化防止剤、光安定剤、スリップ剤、帯電防止剤、加工助剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、結晶核剤、発泡剤、抗菌剤、難燃剤などが挙げられる。これらの添加剤は、マスターバッチに単独で添加しても、2種以上を併用して添加してもよい。
本発明で用いられるマスターバッチペレットの製造方法としては、例えば、所望の色相や機能を発現できるように、熱可塑性樹脂、染料、顔料、各種添加剤等を混合した後、これらを溶融混練したものを、ダイス穴が約1〜5mm径で5〜30穴のダイスヘッドを備えた押出機からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型するストランドカット方式が挙げられる。また、前記マスターバッチペレットは、上記ストランドカット方式以外に、ホットカット方式又はシートカット法によっても製造することができる。熱可塑性樹脂と、染料、顔料、各種添加剤とを溶融混練する溶融混練機としては、特に制限はない。例えば、単軸押出機、二軸押出機等の連続押出機;バンバリーミキサー、ニーダー等のバッチ式混練機;三本ロールミル及び二本ロールミル等を用いることができる。賦形ができない混練機を用いた場合は、フィーダールーダー等の溶融混練物を単純に賦形する機械によって賦形して、前記マスターバッチペレットを製造することができる。
本発明に用いられる比重1.8〜3.5を有する高比重マスターバッチペレット群(A)を構成するマスターバッチペレットの例としては、以下のものが挙げられる。なお、以下に挙げた例以外のものでも、比重1.8〜3.5を有するものであれば、高比重マスターバッチペレット群(A)を構成しうる。
熱可塑性樹脂として低密度ポリエチレン(比重0.92)を用いた場合:65〜85質量%程度の酸化チタン(比重4.2)、65〜85質量%程度のチタンイエロー(比重4.5)、60〜80質量%程度の弁柄(比重5.2)を配合したマスターバッチペレット。
熱可塑性樹脂としてポリスチレン(比重1.05)を用いた場合:55〜85質量%程度の酸化チタン(比重4.2)、55〜85質量%程度のチタンイエロー(比重4.5)、50〜80質量%程度の弁柄(比重5.2)を配合したマスターバッチペレット。
熱可塑性樹脂としてポリカーボネート(比重1.19)を用いた場合:50〜85質量%程度の酸化チタン(比重4.2)、50〜85質量%程度のチタンイエロー(比重4.5)、45〜80質量%程度の弁柄(比重5.2)を配合したマスターバッチペレット。
熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレート(比重1.39)を用いた場合:35〜85質量%程度の酸化チタン(比重4.2)、35〜85質量%程度のチタンイエロー(比重4.5)、30〜80質量%程度の弁柄(比重5.2)を配合したマスターバッチペレット。
一方、本発明に用いられる比重0.5〜1.6を有する低比重マスターバッチペレット群(B)を構成するマスターバッチペレットの例としては、熱可塑性樹脂として、前記低密度ポリエチレン(比重0.92)、ポリスチレン(比重1.05)、ポリカーボネート(比重1.19)、ポリエチレンテレフタレート(比重1.39)のいずれかを用いて、有機顔料(比重1.6)又はカーボンブラック(比重1.8)を配合したものなどが挙げられる。なお、これらのマスターバッチペレットは、配合比率に関係なく低比重マスターバッチペレット群(B)を構成しうる。
本発明のマスターバッチペレット混合物に含まれる、少なくとも1種のマスターバッチペレットで構成される高比重マスターバッチペレット群(A)は、m種類、すなわち1〜10種類のマスターバッチペレットから任意に構成することができる。一方、少なくとも1種のマスターバッチペレットで構成される低比重マスターバッチペレット群(B)は、n種類、すなわち1〜10種類のマスターバッチペレットから任意に構成することができる。
また本発明では、高比重マスターバッチペレット群(A)と低比重マスターバッチペレット群(B)は、前記式(1)を満足すれば、どのような質量比であってもよいが、好ましくは、高比重マスターバッチペレット群(A):低比重マスターバッチペレット群(B)=10:90〜90:10(質量比)であり、より好ましくは、20:80〜80:20(質量比)である。
前記式(1)において、好ましくは、下式(2)の値は1.5〜13(mm−1)の範囲であり、かつ、下式(3)の値は0.5〜1.5(mm−1)の範囲である。
Figure 2004346314
前記式(1)において、好ましくは、前記高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する各柱状マスターバッチペレットの高さ(Hp)は2.0〜6.0mmの範囲であり、前記低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する各柱状マスターバッチペレットの高さ(Hq)は0.5〜3.0mmの範囲であり、かつ、これら各柱状マスターバッチペレットの底面積(Sp及びSq)はそれぞれ0.1〜2.3mmの範囲である。また、前記低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する各柱状マスターバッチペレットの高さ(Hq)のより好ましい範囲は、1.0〜1.5mmである。
本発明で用いるマスターバッチペレットを上記のような小さいサイズにすることにより、通常のサイズ(高さ:3mm、底面積:7mm程度)のマスターバッチペレットと比較して、成形物の組成むらをより低減することができる。また、上記のような小さいサイズにすることにより、ペレット1個当たりの質量が小さくなるので、計量精度を上げることができ、より精密な配合が可能となり、配合組成の自由度を高めることができる。
本発明のマスターバッチペレット混合物は、従来のマスターバッチペレットと同様に、被添加樹脂ペレットと混合して、成形機により成形物に加工することができる。成形方法は、目的とする成形物の形状により適宜選択できる。例えば、プラスチックフィルムラミネート積層体等を成形する場合には、インフレーション成形、Tダイ成形等を用いることができる。パイプや窓枠等を成形する場合には、形状を持ったダイス中に溶融樹脂を通過させることによって連続的な成形物を得る押出成形法を用いることができる。また、自動車バンパーやボトルキャップ等の複雑な形状を有する成形物を成形する場合には、開閉作動する成形型のキャビティ(金型)中に断続的に溶融樹脂を射出する射出成形法を用いることができる。ボトル容器や石油タンク等を成形する場合には、連続で押出された溶融樹脂を高圧空気でふくらませる中空成形法を用いることができる。
また、本発明のマスターバッチペレット混合物は、一般のマスターバッチの加工方法によって、1種類のマスターバッチに再加工することが出来る。このマスターバッチ再加工(「リペレット化」ともいう)に使用する混練機は、特に限定されるものではない。一度分散加工されたマスターバッチを、再度、混練することになるので、混練力が低い混練機であっても充分に使用できる。例えば、単軸押出機、二軸押出機等の連続押出機;バンバリーミキサー、ニーダー等のバッチ式混練機;三本ロールミル及び二本ロールミル等を用いることができる。賦形ができない混練機を用いた場合は、フィーダールーダー等の溶融混練物を単純に賦形する機械によって賦形して、前記マスターバッチペレットを製造することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の範囲に限定されるものではない。なお、調製例及び表1〜4中の「部」は、質量基準である。
<調製例1:酸化チタン含有マスターバッチペレットの調製>
酸化チタン(デュポン社製の「タイピュア R−103」)70部、低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)5部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)25部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を二軸押出機(ダイス径3.5mm)にて180℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(白1〜15)を得た。得られたマスターバッチペレット(白1〜15)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表1及び2に示す。
<調製例2:弁柄含有マスターバッチペレットの調製>
酸化鉄系顔料である弁柄(戸田弁柄社製の「120ED」)70部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)30部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕して弁柄カラーベースを作製した。作製した弁柄カラーベース57部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)43部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(茶1及び2)を得た。得られたマスターバッチペレット(茶1及び2)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表1及び2に示す。
<調製例3:キナクリドン系顔料含有マスターバッチペレットの調製>
キナクリドン系顔料(大日本インキ化学工業株式会社製の「ファーストゲンスーパーレッド500RS」)50部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)50部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕してキナクリドンカラーベースを作製した。作製したキナクリドンカラーベース60部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)40部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(赤1)を得た。得られたマスターバッチペレット(赤1)のペレットのサイズ及び比重は、表1及び2に示す。
<調製例4:カーボンブラック含有マスターバッチペレットの調製>
カーボンブラック顔料(三菱化学製の「MA−100」)30部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)70部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕してカーボンブラックカラーベースを作製した。作製したカーボンブラックカラーベース67部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)33部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(黒1)を得た。得られたマスターバッチペレット(黒1)のペレットのサイズ及び比重は、表1及び2に示す。
<調製例5:酸化チタン含有マスターバッチペレットの調製>
酸化チタン(デュポン社製の「タイピュアR−104」)70部、直鎖状低密度ポリエチレンパウダー(日本ユニカー社製の「NUCG−4371」)30部、酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部、ステアリン酸カルシウム(大日本インキ化学工業社製の「ステアリン酸カルシウム」)0.05部及び帯電防止剤(花王社製の「エレクトロストリッパーTS−2」)0.1部をファーレル型コンティニアスミキサーにて200℃で溶融混練した。この溶融混練したものを単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて200℃で、ダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(白16〜18)を得た。得られたマスターバッチペレット(白16〜18)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表3に示す。
<調製例6:フタロシアニン系有機顔料含有マスターバッチペレットの調製>
フタロシアニン系有機顔料であるシアニングリーン(大日本インキ化学工業社製の「ファーストゲンスーパーGREEN S」)55部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)45部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕してシアニングリーンカラーベースを作製した。作製したシアニングリーンカラーベース5.5部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)94.5部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(緑1)を得た。得られたマスターバッチペレット(緑1)のサイズ及び比重は、表3に示す。
<調製例7:イソインドリン系顔料含有のマスターバッチペレットの調製>
イソインドリン系顔料(クラリアント社製の「グラフトールイエローH2R」)50部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)50部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕してインドリンカラーベースを作製した。作製したイソインドリンカラーベース6部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「NUC−8009」)94部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(黄1)を得た。得られたマスターバッチペレット(黄1)のサイズ及び比重は、表3に示す。
<調製例8:酸化チタン含有マスターバッチペレットの調製>
酸化チタン(デュポン社製の「タイピュア R−103」)70部、ポリプロピレン(日本ポリオレフィン社製の「PMA60Z」)30部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1010」)0.1部を二軸押出機(ダイス径3.5mm)にて200℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(白19及び20)を得た。得られたマスターバッチペレット(白19及び20)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<調製例9:チタンイエロー顔料含有マスターバッチペレットの調製>
複合酸化物顔料であるチタンイエロー顔料(日本フェロー社製の「42−118A」)50部、低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)10部、パウダー状ポリプロピレン(三井住友ポリオレフィン社製の「J604P」)40部及び酸化防止剤(旭電化社製の「AO−80」)0.1部を二軸押出機(ダイス径4.0mm)にて180℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(黄2及び3)を得た。得られたマスターバッチペレット(黄2及び3)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<調製例10:カーボンブラック含有マスターバッチペレットの調製>
オイルファーネスカーボンブラック(三菱化学社製の「MA−100」)40部、低密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン社製の「ジェイレックスJF424S」)60部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1076」)1部をバンバリーミキサータイプの混練機で溶融混練した。この溶融混練したものをフィーダールーダータイプ賦形機を用いて、直径3mmの球形のカーボンブラックカラーベースを作製した。作製したカーボンブラックカラーベース50部及び低密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン社製の「JF424S」)50部を単軸押出機(T型ダイス:幅100mm×厚さ2.5mm)にて160℃で溶融混練した。この溶融混練したものをT型ダイスからシート状に吐出し、カーボンブラック含有した樹脂シートを得た。このシートをシートカット法により、カッターで裁断して、角柱状のマスターバッチ(黒2及び3)を得た。得られたマスターバッチペレット(黒2及び3)は、それぞれカッターを調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<調製例11:弁柄含有マスターバッチペレットの調製>
酸化鉄系顔料である弁柄(戸田弁柄社製の「120ED」)70部及び低分子量ポリエチレンワックス(三洋化成社製の「サンワックス161P」)30部をニーダーにて120℃で溶融混練した。この溶融混練したものを三本ロールミルでさらに混練後、冷却、粉砕して弁柄カラーベースを作製した。作製した弁柄カラーベース5.7部、ポリプロピレン(日本ポリオレフィン社製の「PMA60Z」)94.3部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1010」)0.1部を単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて200℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(茶3及び4)を得た。得られたマスターバッチペレット(茶3及び4)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<調製例12:酸化防止剤含有マスターバッチペレットの調製>
酸化防止剤(旭電化社製の「PEP−36」)10部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「PES−20」)90部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1010」)0.1部を二軸押出機(ダイス径3.5mm)にて150℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(酸化防止剤1及び2)を得た。得られたマスターバッチペレット(酸化防止剤1及び2)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<調製例13:光安定剤含有マスターバッチペレットの調製>
光安定剤(三共化成社製の「サノールLS−770」)10部、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製の「PES−20」)90部及び酸化防止剤(チバスペシャルティーケミカル社製の「イルガノックス1010」)0.1部を二軸押出機(ダイス径3.5mm)にて150℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴からストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、円柱状のマスターバッチペレット(光安定剤1及び2)を得た。得られたマスターバッチペレット(光安定剤1及び2)は、それぞれペレタイザーの速度を調整することにより、ペレットのサイズを変えた。それぞれのペレットのサイズ及び比重は、表4に示す。
<実施例1〜9及び比較例1〜7>
上記の各調製例で得られたマスターバッチペレットを表1及び2に示した配合量で配合したものをタンブラー型ミキサーで混合し、各マスターバッチペレット混合物を得た。
<実施例10、11及び比較例8>
上記の各調製例で得られたマスターバッチペレットを表3に示した配合量で配合したものをタンブラー型ミキサーで混合し、各マスターバッチペレット混合物を得た。
<実施例12及び比較例9、10>
上記の各調製例で得られたマスターバッチペレットを表4に示した配合量で配合したものをタンブラー型ミキサーで混合し、各マスターバッチペレット混合物を得た。
(1)実施例1〜9及び比較例1〜7の評価方法
(1−1)ペレット分離の評価用シートの作製
上記の実施例1〜9及び比較例1〜7で得られたマスターバッチペレット混合物を、容量式自動供給機(産業機電社製の「MBミニE型」)のホッパーに投入し、約1.5kg/時間の供給速度で運転した。次に、供給機より排出されたマスターバッチペレット混合物を供給開始10分後及び50分後に5分間それぞれ採取した。採取したマスターバッチペレット混合物を160℃に加熱した二本ロールミルで3分間混練し、180℃に加熱した圧縮成形機で厚さ1mmのシートで作製した。
(1−2)ペレット分離の評価
上記の供給10分後の試料で作製したシート及び供給50分後の試料で作製したシートの色度を、それぞれ分光色度計(ミノルタ社製の「CM−2002型」)で測定した。次に、供給10分後の試料で作製したシートの色度を標準として、供給50分後の試料で作製したシートの色度との色差ΔEを求めた。得られた色差ΔEの値から、以下の基準で評価し、ペレット分離の代用評価とした。
○:色差ΔEが2未満、×:色差ΔEが2以上
(2)実施例10、11及び比較例8の評価方法
(2−1)ペレット分離の評価用フィルムの作製
ロスインウェート式重量式自動供給機(産業機電社製の「F−250型」)を用いて、実施例10、11及び比較例8で得られたマスターバッチペレット混合物を0.5kg/時間の供給速度で、被添加樹脂である高密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン社製の「KFY51A」)を10kg/時間の供給速度で、インフレーション成形機(モダン社製、スクリュー径40mm)にそれぞれ供給した。インフレーションフィルム巻き取り機の速度を調整して、厚み30μm、幅30cmのフィルムを得た。また、評価用として、成形開始5分後、30分後、50分後のフィルムを採取した。
(2−2)ペレット分離の評価用
上記で得られた各フィルムの色度を分光色度計(ミノルタ社製の「CM−2002型」)で測定した。次に、成形開始5分後、30分後、50分後の各フィルムの色度の平均値と成形開始50分後のフィルムの色度との色差ΔEを求めた。得られた色差ΔEの値から、以下の基準で評価し、ペレット分離の代用評価とした。
○:色差ΔEが2未満、×:色差ΔEが2以上
(3)実施例12及び比較例9、10の評価方法
(3−1)ペレット分離の評価用成形物の作製
実施例12及び比較例9、10で得られたマスターバッチペレット混合物を、フルフライトスクリューを装着した単軸押出機(ダイス径3.0mm)にて200℃で溶融混練した。この溶融混練したものをダイス穴から約10kg/時間の吐出量でストランド状に吐出し、このストランドを水槽で冷却した後、ペレタイザーで切断、賦型し、高さ3.2mm、直径3.2mmの円柱状の調色マスターバッチペレットを得た。この際、調色マスターバッチペレットの作製開始後、10分、20分、30分、40分、50分の時点で、調色マスターバッチペレットを各100gずつ採取した。また、前記5点の各調色マスターバッチペレットから20gずつ取り出して、混合した物を標準調色マスターバッチペレットとした。
次に、上記で得られた調色マスターバッチペレットの作製開始50分後の調色マスターバッチペレット3部及びポリプロピレン(三井住友ポリオレフィン社製の「J604」)100部の混合物を用いて、射出成形機(三菱重工社製の「MSS50」)で、大きさが55×90×2mmの成形物を作製した。また、同様の操作で、上記で得られた標準調色マスターバッチペレット3部及びポリプロピレン(三井住友ポリオレフィン社製の「J604」)100部の混合物を用いた成形物も作製した。
(3−2)ペレット分離の評価
上記の調色マスターバッチペレットの作製開始50分後の調色マスターバッチペレットで作製した成形物及び標準調色マスターバッチペレットで作製した成形物の色度を、それぞれ分光色度計(ミノルタ社製の「CM−2002型」)で測定した。次に、標準調色マスターバッチペレットで作製した成形物の色度と調色マスターバッチペレットの作製開始50分後の調色マスターバッチペレットで作製した成形物の色度との色差ΔEを求めた。得られた色差ΔEの値から、以下の基準で評価し、ペレット分離の代用評価とした。
○:色差ΔEが2未満、×:色差ΔEが2以上
実施例1〜9の評価結果を表1に、比較例1〜7の評価結果を表2に示し、実施例10、11及び比較例8の評価結果を表3に示し、実施例12及び比較例9、10の評価結果を表4に示す。
Figure 2004346314
Figure 2004346314
Figure 2004346314
Figure 2004346314
表1〜4に記載した各マスターバッチペレットの配合量の下段のカッコ内の値は、各マスターバッチペレットの(Hp/Sp)×Rp又は(Hq/Sq)×Rqの値である。
表1の評価結果から、前記式(1)を満たす実施例1〜9のマスターバッチペレット混合物は、自動供給機により供給された際、色度の時間的変動が小さい。このことから、式(1)を満たすマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離がなく安定して成形機に供給でき、均一の組成を有する成形物が得られることが分かった。
表2の評価結果から、式(1)を満たさない比較例1〜7のマスターバッチペレット混合物は、自動供給機により供給された際、色度の時間的変動が大きい。このことから、式(1)を満たさないマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離を生じ、安定して成形機に供給できず、均一の組成を有する成形物が得られないことが分かった。
表3の評価結果から、式(1)を満たす実施例10及び11のマスターバッチペレット混合物を用いたフィルムは、成形時間による色度の変動が小さい。このことから、式(1)を満たすマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離がなく安定して成形機に供給でき、均一の組成を有するフィルムが得られることが分かった。
一方、前記式(1)を満たさない比較例8のマスターバッチペレット混合物を用いたフィルムは、成形時間による色度の変動が大きい。このことから、式(1)を満たさないマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離を生じ、安定して成形機に供給できず、均一の組成を有するフィルムが得られないことが分かった。
表4の評価結果から、前記式(1)を満たす実施例12のマスターバッチペレット混合物を用いて、混練力の弱いフルフライトスクリューを装着した単軸押出機で作製した調色マスターバッチペレットであっても、成形時間による色度の変動が小さい。このことから、式(1)を満たすマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離がなく安定して押出機に供給でき、均一の組成を有する調色マスターバッチペレットならびに成形物が得られることが分かった。
一方、式(1)を満たさない比較例9及び10のマスターバッチペレット混合物を用いて作製した調色マスターバッチペレットは、成形時間による色度の変動が大きい。このことから、式(1)を満たさないマスターバッチペレット混合物は、ペレットの分離を生じ、安定して押出機に供給できず、均一の組成を有する調色マスターバッチペレットならびに成形物が得られないことが分かった。






Claims (3)

  1. 比重1.8〜3.5を有する高比重マスターバッチペレット群(A)と、比重0.5〜1.6を有する低比重マスターバッチペレット群(B)との混合物であって、前記高比重マスターバッチペレット群(A)は、第1種から第m種までのm種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記低比重マスターバッチペレット群(B)は、第1種から第n種までのn種の比重の異なる柱状マスターバッチペレットで構成され、前記高比重マスターバッチペレット群(A)と前記低比重マスターバッチペレット群(B)とが、下式(1)を満足すること特徴とするマスターバッチペレット混合物。
    Figure 2004346314
    式中の各記号は下記を意味する。
    m:1〜10の整数
    n:1〜10の整数
    p:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する柱状マスターバッチペレットの種番号
    q:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する柱状マスターバッチペレットの種番号
    Hp:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する第p種の柱状マスターバッチペレットの高さ(mm)
    Sp:高比重マスターバッチペレット群(A)を構成する第p種の柱状マスターバッチペレットの底面積(mm
    Rp:高比重マスターバッチペレット群(A)の全質量に対する第p種の柱状マスターバッチペレットの質量の割合
    Hq:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する第q種の柱状マスターバッチペレットの高さ(mm)
    Sq:低比重マスターバッチペレット群(B)を構成する第q種の柱状マスターバッチペレットの底面積(mm
    Rq:低比重マスターバッチペレット群(B)の全質量に対する第q種の柱状マスターバッチペレットの質量の割合
  2. 下式(2)の値が1.5〜13(mm−1)の範囲にあり、かつ、下式(3)の値が0.5〜1.5(mm−1)の範囲にある請求項1記載のマスターバッチペレット混合物。
    Figure 2004346314
  3. 前記Hpが2.0〜6.0mmの範囲にあり、前記Hqが0.5〜3.0mmの範囲にあり、かつ、前記Sp及びSqがそれぞれ0.1〜2.3mmの範囲にある請求項1記載のマスターバッチペレット混合物。




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